「古本市場」でトレーディングカードや漫画を買い取ってもらった経験を持つ人は多いだろう。この「古本市場」を全国規模で展開するのが、岡山市に本社を置く株式会社テイツー(証券コード7610・東証スタンダード市場)だ。書籍・ゲーム・トレカ・ホビー・スマートフォンなどの買取と販売を一手に担うリユース専門チェーンとして、長年にわたって日本のリユース市場の成長を支えてきた。
近年のテイツーを語る上で欠かせないのが、トレーディングカードゲーム(TCG)ブームの恩恵だ。「遊戯王」「ポケモンカード」「ワンピースカード」など、プレミア価格で取引されるカードの需要急拡大を追い風に、同社は「トレカパーク」業態や「ふるいちトレカパーク」ブランドへの転換を加速している。2026年2月期の通期売上高は422億円(前年比15.8%増)、営業利益は51.1%増という大幅な増益を達成した。
転職先として見たとき、テイツーには「リユース業界の成長に乗れる」「店舗運営からEC・バイイングまで幅広い経験が積める」「店長職で年収500〜600万円台」という魅力がある。一方で、岡山本社の小売チェーンゆえ、全国への転勤可能性や小売業特有の働き方への理解も必要だ。
本記事では、テイツーへの転職を検討している方に向けて、事業内容・強み・年収・働き方・転職難易度・選考対策まで、転職エージェントの視点から詳しく解説する。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社テイツー |
| 創業 | 1989年10月 |
| 設立 | 1990年4月 |
| 代表取締役社長CEO | 藤原克治 |
| 本社所在地 | 岡山県岡山市南区豊浜町2番2号 |
| 資本金 | 1億円 |
| 従業員数 | 正社員364名・パート・アルバイト含む総勢2,315名(2026年2月現在) |
| 上場区分 | スタンダード市場(証券コード7610) |
| 売上高 | 約422億3,300万円(2026年2月期・連結) |
| 平均年収 | 非公開(店長クラス500〜600万円程度とされる) |
| 平均年齢 | 非公開 |
| 平均勤続年数 | 非公開 |
| 主な事業 | リユース品(書籍・ゲーム・トレカ・ホビー・スマートフォン等)の買取・販売 |
テイツーは「古本市場」「ふるいち」「トレカパーク」などの屋号でリユース品の買取・販売を行う専門チェーンだ。岡山を発祥とし、全国の大型ショッピングモールや路面店に出店展開している。リユース市場の成長、特に中古トレーディングカードの相場安定化とホビー需要の拡大が直近の業績を押し上げており、2026年2月期は過去最高水準の売上高422億円と営業利益前年比51.1%増を達成した。
中期経営計画では2029年2月期に売上500億円・営業利益25億円を目標に掲げており、店舗網の拡充とEC強化を両軸とした成長戦略を進めている。
主な事業内容
テイツーの事業はリユース品(中古品)の買取・販売を核とした「リユース小売事業」と、加盟店支援などの「店舗支援事業」から構成されている。業態の多様化と店舗フォーマットの進化が同社の特徴だ。
古本市場・ふるいち事業
同社の主力業態。「古本市場」は書籍・漫画をはじめ、家庭用ゲームソフト・ハード、CD・DVD、トレーディングカード、スマートフォンなどの買取と販売を行う大型リユース複合店だ。一方の「ふるいち」はより若年層・トレカ・ホビー層に特化した次世代フォーマットとして位置づけられており、店舗レイアウトや品揃えを最適化した形で展開されている。古本市場からふるいちへの業態転換も進んでいる。
トレカパーク・ふるいちトレカパーク事業
TCGブームを背景に急成長している注力業態。ポケモンカード・遊戯王・ワンピースカードなどのトレーディングカードに特化した専門店フォーマットで、一般的なリユース店よりも専門性の高いバイイングと陳列を行っている。「ふるいちトレカパーク日本橋店」のような旗艦型の店舗リニューアルも進めており、都市型の専門店展開が加速している。
ふるいちオンライン・EC事業
実店舗の補完として「ふるいちオンライン」でのEC販売も展開している。中古品のECは商品の状態や価格設定が複雑なため、実店舗の査定・在庫管理と連携したオペレーションが鍵となる。在宅での買取申込み・宅配買取サービスも拡充しており、店舗に足を運ばない顧客層へのリーチを強化している。
店舗支援事業
フランチャイズ加盟店や取引先店舗への経営支援・システム提供を行う事業も持っている。自社店舗の運営ノウハウや在庫管理システムをパッケージ化し、加盟店が安定的に事業運営できるよう支援している。この事業はリユース市場全体の底上げに貢献するとともに、テイツーのブランド影響力拡大にもつながっている。
スマートフォン・デジタル機器リユース事業
書籍・ゲーム・トレカに加えて、スマートフォンや小型デジタル機器の買取・販売も展開している。スマートフォンはリユース市場の中でも需要が安定しており、環境意識の高まりとコスト志向の強化を背景に中古スマートフォン市場は成長を続けている。同社の店舗でも常設コーナーとして展開しており、安定した集客ポイントになっている。
株式会社テイツーの強み
強み1. トレカ・ホビー特化業態への素早い転換力
テイツーの最も際立った強みの一つは、市場トレンドへの対応スピードだ。TCGブームの到来をいち早く察知し、「トレカパーク」「ふるいちトレカパーク」という専門業態を立ち上げて既存店の転換を進めた。一般的なリユース店がすべての品目を均等に扱う中、高単価・高回転のトレカに特化した売場作りは客単価と利益率の向上に直結している。転職者にとっては、変化する市場環境にダイナミックに適応する組織風土を持つ会社での実務経験は、小売業界でも高く評価される。
強み2. 全国179店舗の規模と安定した集客基盤
全国に広がる店舗網は、テイツーが地域ごとの買取・販売ニーズに対応できる体制の証だ。直営・子会社・FC合計で179店舗(2026年4月時点)という規模感は、メジャーなリユース複合店の中でも一定のプレゼンスを持つ。特に大型ショッピングモールへの出店拡大(累計45モール)により、ファミリー層や休日客の取り込みを強化している。リユース業界に転職したい人にとっては、全国規模の運営経験を積めるフィールドがある点が魅力だ。
強み3. リユース市場そのものの構造的成長
テイツーを支える最大の追い風は、リユース市場全体の成長だ。サステナビリティ意識の高まり、物価上昇による中古品需要の増加、トレーディングカードのコレクション・投資的価値の上昇など、複数の構造要因がリユース市場を後押ししている。市場が成長している業界にいること自体が、社員にとっては「やりがいと実績を積みやすい」環境を意味する。2029年まで売上500億円を目指す中期計画も、この市場成長に自信を持っているからこそ立てられた目標だ。
強み4. バイイング(査定・買取)ノウハウの蓄積
リユース業の競争力の源泉は「適切な価格で良いものを仕入れる」バイイング力にある。テイツーは約35年にわたる業歴の中で、書籍・ゲーム・トレカ・ホビー・スマートフォンそれぞれのカテゴリで買取価格の設定・商品の状態判定・相場分析のノウハウを蓄積してきた。特にトレカのような相場が変動しやすい商品のバイイングには高い専門性が必要で、このノウハウは競合他社が短期間で追いつくことができない強みだ。バイイングの専門家として成長したいという転職者には、学びが多い環境だ。
強み5. ECと店舗を組み合わせたオムニチャネル戦略
「ふるいちオンライン」を中心としたEC展開と実店舗の連携は、顧客の利便性を高めながら在庫の消化効率を上げるための重要な戦略だ。宅配買取サービスの拡充や、オンライン注文・店舗受取などの仕組みを整えることで、デジタルとリアルの両方で顧客接点を持てる体制を整えている。EC事業の成長は正社員スタッフのキャリアにとっても、「デジタル小売」の実務経験を積む機会になっている。
強み6. 住宅手当・引越費用支援など充実した転居サポート
全国展開の企業ゆえ、店長・エリアマネージャーとして転居を伴う異動がある一方、住宅手当(東京23区内5万1,000円等)や引越費用・敷金・礼金の全額会社負担など、転居をサポートする福利厚生が整っている。転居の負担を会社が実質的にカバーしてくれる環境は、全国で経験を積みたい人にとって大きな助けになる。
株式会社テイツーの年収事情
テイツーの公式な平均年収は非公開だが、店長職・店舗管理職を中心に年収500〜600万円台というレンジが口コミ・求人情報から推計される。小売業の平均と比べると標準的〜やや高め水準だ。
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 想定年収レンジ |
|---|---|
| 店舗スタッフ(正社員・一般) | 280〜380万円 |
| チーフ・副店長 | 380〜480万円 |
| 店長 | 500〜650万円 |
| エリアマネージャー | 550〜750万円 |
| バイイング担当 | 380〜550万円 |
| EC担当 | 350〜500万円 |
| 本部スタッフ(経営企画・マーケ等) | 400〜600万円 |
| 経理・財務 | 350〜520万円 |
| 採用・人事担当 | 350〜500万円 |
給与制度の特徴
月給制を基本とし、年2回の賞与が支給される。残業代は100%支給とされており、時間外労働への対価が適切に支払われる点は安心材料だ。店長クラスには毎月7万円の手当(役職手当等)が付与されるケースがあり、基本給に上乗せされる形で収入が安定する。住宅手当(東京23区内の場合5万1,000円)など、エリアによる生活費の差を補填する仕組みも整っている。
年収を見る際の注意点
- 店舗勤務は勤務地・エリアによって待遇差が生じる場合があるため、採用時に詳細を確認することが重要
- パート・アルバイトの比率が高い(正社員364名に対してパート等1,951名)ため、正社員採用と非正規採用では処遇が大きく異なる
- 店長職への昇進スピードは店舗の規模や自身の成長次第で変わるため、期待値のすり合わせが必要
- 業績が好調なため賞与が上乗せされる年もあるが、トレカ市場の相場変動など外部要因に影響を受けやすい面もある
株式会社テイツーの働き方・福利厚生
テイツーの働き方は、小売業・リユース業の特性上、シフト制・土日出勤が前提となるポジションが多い。一方で、残業代100%支給・有給取得推奨など、社員の働き方への配慮が見られる。
勤務時間・休日 店舗スタッフはシフト制が基本で、店舗の営業時間に合わせた勤務形態となる。土日祝に出勤する週もある一方で、代休や希望休制度を活用した休日確保が推奨されている。有給休暇の取得率90%を目指すという人事方針のもと、年に数回は4連休を取得できる社員が多いという。
リモートワーク 店舗勤務職はリモートワーク対応が難しい。本部(岡山・東京)での管理職・スタッフ職については一部テレワーク対応の可能性があるが、詳細は採用時に確認が必要だ。
福利厚生
- 社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
- 交通費規定支給
- 住宅手当(エリアに応じた支給、東京23区内5万1,000円)
- 引越費用・敷金・礼金全額会社負担(転居を伴う異動時)
- 残業代100%支給
- 賞与年2回(業績連動)
- 有給休暇(法定付与)
- 産前産後・育児休業制度
- 特別休暇(慶弔等)
- 健康診断
- 店舗スタッフ割引・社員特典(詳細は面接にて確認)
- 従業員持株会
注意点 全国展開のチェーン企業のため、キャリアアップに伴って転勤・転居の可能性がある。転居サポートは充実しているが、家庭の都合などで転居が難しい場合は採用面接時に事前に確認しておくことが重要だ。
株式会社テイツーの社風・カルチャー
一言で表すなら「カルチャーを愛する実務家集団」
テイツーの社風は、漫画・アニメ・ゲーム・トレカといったカルチャーに対する愛着と、リユースビジネスの実務に対するプロ意識が混在した組織文化だ。「好きなものを扱う仕事だから楽しい」という声と、「買取価格の判断・売り場管理には専門知識が必要」という現実が共存している。
口コミによれば、職場には主婦・学生・フリーターなど多様なバックグラウンドを持つ従業員が集まっており、漫画・アニメ・ゲームなどの共通の趣味を通じて良好な人間関係が築かれやすいという。一方で、繁忙期(トレカ新弾発売時・学校休暇シーズン等)は集客が増え、オペレーションが求められる場面もある。
評価される人物像
- リユース・中古品の価値に共感し、商品を大切に扱える人
- トレカ・ゲーム・漫画・ホビーなど扱う商品ジャンルへの知識・興味がある人
- 顧客の「売りたい」「探したい」という気持ちに寄り添える接客ができる人
- 数字(買取価格・売上・在庫回転率)に対してきちんと向き合える人
- 現場のオペレーションをしっかりこなしながら、チームをまとめられる人
表面的なイメージと実態の差
「リユース店はのんびりした職場」というイメージを持つ人もいるが、実態はトレカ相場の変動への対応、在庫の鮮度管理、買取査定の正確さなど、スピードと専門性を要求される仕事だ。特に「トレカパーク」業態ではカードの状態・レアリティ・相場を瞬時に判断するスキルが求められ、マニアックな知識が直接業績に影響する。楽しさと厳しさの両面を理解した上で入社することが、長期定着につながる。
株式会社テイツーの転職難易度
難易度:C級(標準)
テイツーの転職難易度は、他のリユース専門チェーンと比較すると標準的だ。特定の資格や高度な専門スキルは必須ではなく、「学歴不問・未経験者歓迎」の求人も多い。ただし、リユース商品への理解・接客スキル・数字への責任感という三点は採用において重視される。
未経験でも入社できる可能性はあるが、早期に活躍するためには商品知識(特にトレカ・ゲーム・漫画)と接客スキルが不可欠だ。中途採用では、他の小売・リユース企業での管理職経験者や、店長クラスでの実績を持つ人材が優遇される傾向がある。
理由1. 未経験歓迎枠があるが競争率は上昇中
リユース業界の注目度が高まるに従い、「好きなものを仕事にしたい」と考える応募者が増えている。未経験歓迎の枠はあるが、応募者数の増加により書類選考・面接でのスクリーニングはより丁寧に行われるようになっている。熱意だけでなく「なぜテイツーで働きたいのか」という具体的な理由が重要になってきた。
理由2. 店長候補職は実務経験が重要
店長候補・チーフ以上のポジションでは、前職での店舗管理・在庫管理・スタッフマネジメントの経験が選考に大きく影響する。特にリユース業界や小売業での管理職経験者には優先的な機会が与えられる傾向がある。即戦力として期待されるポジションでは、実績を数値で示せるかどうかが鍵になる。
理由3. 全国転勤の可否が採用条件に影響する
全国チェーンへの展開を続けるテイツーでは、管理職・エリアマネージャーとして採用されると転居を伴う異動が発生する可能性がある。転勤可能なこと(またはある程度のエリア柔軟性)が採用条件に含まれることがあり、転勤不可の場合は応募できる求人が限定されることがある。
株式会社テイツーの主な募集職種
テイツーの採用は店舗スタッフ(店長候補)を中心に、ECや本部スタッフのポジションも定期的に募集がある。
- 店舗スタッフ(店長候補):買取・販売・スタッフ管理・売り場作り
- バイイング担当:商品カテゴリごとの査定・買取価格設定・トレンド分析
- エリアマネージャー:複数店舗の管理・売上目標管理・人材育成
- ECサイト管理担当:ふるいちオンラインの商品登録・販促・運営
- 営業企画:新規出店計画・プロモーション企画
- 採用担当:新卒・中途の採用活動・会社説明会運営
- 経理・財務事務:店舗・本部の財務管理・IR支援
- 総務:オフィス管理・法務・契約管理
- 情報システム担当:店舗システム・ECシステムの運用管理
- 販売促進:広告・チラシ・SNS・キャンペーン企画
株式会社テイツーに向いている人
タイプ1. 漫画・ゲーム・トレカが好きでプロとして働きたい人
趣味で集めてきたカードや漫画の知識を、買取査定・売り場作り・顧客対応に活かしたいという人に最も向いている環境だ。好きなジャンルの商品を毎日触れながら、その価値を正しく見極めるプロフェッショナルとして成長できる。
タイプ2. 成長中のリユース市場でキャリアを積みたい人
リユース市場は国内外で拡大が続いており、5〜10年の長期スパンで見ても成長産業への参入チャンスが大きい。テイツーはその中でも中古トレカ・ホビーという成長領域に強みを持ち、市場の波に乗れている企業だ。業界の成長とともに自分のキャリアを伸ばしたい人には好機だ。
タイプ3. 現場を通じてマネジメントを学びたい人
店舗スタッフから店長・エリアマネージャーへというキャリアパスが比較的明確で、現場で結果を出しながらマネジメントを学べる環境だ。「人を育てる・チームをまとめる」という管理職としての経験を早期に積みたい人に向いている。
タイプ4. 数字に責任を持って働きたい人
買取価格の設定・在庫回転率・売上目標など、日常的に数値と向き合いながら仕事をする環境だ。「感覚的に仕事をする」より「データと相場を読んで意思決定する」スタイルが求められるため、数値管理が得意な人が活躍しやすい。
タイプ5. 接客を通じて地域に貢献したい人
リユース業は地域住民の「いらないものを換金したい」「安く欲しい商品を探したい」という生活ニーズに応える事業だ。顧客との直接的なやりとりを通じてありがとうを言われる仕事に価値を感じる人には、日々の業務が充実感につながりやすい。
株式会社テイツーに向いていない人
批判ではなくミスマッチ防止のため、以下に当てはまる場合は慎重に検討してほしい。
- タイプ:土日祝の休みを必ず確保したい人:小売業・店舗運営職は土日出勤が基本のため、土日祝が完全に休める職場を探している人には合わない可能性がある
- タイプ:転居・転勤が絶対にできない人:全国展開のチェーンゆえ、管理職以上では転居を伴う異動が発生することがある。地元や特定エリアのみでの勤務を強く希望する場合は、採用要件を事前に確認すること
- タイプ:デスクワーク中心の環境を希望する人:店舗勤務は立ち仕事・接客・商品の搬入・陳列など体を動かす業務が多い。オフィスワーク中心の環境を求める人には合わない場合がある
- タイプ:安定した高単価B2B営業を求める人:リユース小売はBtoCが中心のため、大型法人案件を担当したいという人には物足りなさを感じる可能性がある
- タイプ:特定カテゴリの専門性のみで働きたい人:現場では書籍・ゲーム・トレカ・スマートフォンなど複数カテゴリを横断的に担当することが多い。一つのカテゴリに特化したいと強く思う場合は、担当範囲について採用時に確認が必要だ
株式会社テイツーの選考対策
選考対策1. リユース業界のビジネスモデルを正確に理解する
リユース業の基本は「安く買い取って高く売る」だが、実際の収益構造は商品の状態管理・在庫回転・相場変動の吸収など多くの要素が絡み合っている。面接では「リユース業界の面白さ・難しさ」について自分なりの考えを語れるよう準備しておくことが重要だ。テイツーが公開しているIR資料・決算説明資料を読んで、会社の現状と戦略への理解を示せると印象が大きく変わる。
選考対策2. 取り扱い商品への知識・愛着を示す
書籍・漫画・ゲーム・トレカ・ホビーのいずれかに対して「こんな商品が好き」「こんな知識がある」というエピソードを持っておくことが、選考突破の大きな武器になる。特にトレカについては相場や人気カードの傾向を事前に調べておくと、バイイング関連のポジションでは即戦力として評価されやすい。
選考対策3. 顧客接客・サービス経験をアピールする
リユース店舗の第一線は顧客との接点で成り立っている。前職での接客・販売・コールセンター・カスタマーサクセスなどの経験は直接評価される。「お客様のニーズを聞き出し、満足してもらった経験」を具体的なエピソードとともに伝えることが重要だ。
選考対策4. 数値管理・目標達成の実績を準備する
店長・管理職候補の選考では、数値責任への意識が問われる。「売上目標を〇%達成した」「在庫回転率を改善した」「チームの生産性を向上させた」など、具体的な数値を含む実績を整理して話せるように準備する。単なる担当業務の説明ではなく「その結果どんな成果を出したか」まで語れることが大切だ。
選考対策5. 転居・転勤への対応可否を事前に整理する
全国展開の企業への転職では、転勤の可否が採用の前提条件になることがある。自分がどのエリアなら転居可能か、家庭の事情でどの範囲まで柔軟に対応できるかを事前に整理しておき、面接で明確に伝えられるようにしておくことが重要だ。
選考対策6. テイツーの中期成長戦略への共感を示す
2029年2月期に売上500億円・営業利益25億円を目指す中期目標に対して、「自分がどのように貢献できるか」という視点で志望動機を語ることが有効だ。例えば「トレカ専門業態の更なる拡大に際して、自分のカードゲーム知識と接客経験を活かせる」「EC事業の強化に向けてオンライン販売の経験を持ち込める」など、会社の方向性と自分のスキルを接続するメッセージが評価されやすい。
株式会社テイツーへの転職で評価されやすい経験
- 書籍・ゲーム・トレカ・ホビー等のリユース店舗での勤務経験
- 小売業・百貨店・専門店での店長・副店長・チーフの実績
- 買取・査定業務の実務経験(リユース・買取専門店等)
- トレーディングカードゲームの深い知識と相場感覚
- 複数スタッフをマネジメントした店舗管理・シフト管理の経験
- 在庫管理・棚卸・ロス管理の実務経験
- アパレル・雑貨・家電など異業種リユースでの経験(業種問わず)
- ECサイト(在庫登録・商品ページ作成・梱包・発送)の実務経験
- 顧客対応・クレーム処理の経験(BtoC接客全般)
- 採用・研修・教育など人材育成の実務経験
- チラシ・SNS・販促企画の実務経験
- 経理・財務・店舗会計の知識
- POSシステム・在庫管理システムの使用経験
- ショッピングモール出店経営・デベロッパー交渉の経験
特に評価されやすいのは、「リユース業界での買取・査定経験」と「店舗マネジメントの実績(数値で示せるもの)」を持つ人材だ。 トレカ・ゲームに精通した即戦力は採用の優先度が高く、希望条件での入社交渉がしやすくなる可能性がある。
まとめ
テイツーは、リユース市場の成長という確かな追い風を受けながら、中古トレカ・ホビーへの特化と全国店舗展開を加速させている企業だ。2026年2月期の売上422億円・営業利益51%増という実績は、同社の戦略が市場と合致していることの証明だ。
転職先として見たとき、「漫画・ゲーム・トレカが好きという情熱を仕事に活かしたい」「成長中のリユース市場でキャリアを積みたい」「現場から店長・エリアマネージャーへとキャリアアップしたい」という三つのいずれかに当てはまる人には、非常に魅力的な選択肢だ。
一方で、土日出勤や転居の可能性があること、現場での体力的な業務があることは、入社前に十分理解しておく必要がある。福利厚生(住宅手当・引越費用全額負担・残業代100%支給)は小売業の中でも整っており、長期的に腰を据えて働くための環境は整っていると言えるだろう。
2029年に向けた中期成長計画の真っ只中にあるテイツーに今加わることは、会社の成長フェーズに乗れる希少なタイミングでもある。リユース業界への転職を真剣に検討している方は、ぜひIR情報や採用情報を確認し、自分のスキルと会社の方向性がマッチするかどうかを判断してほしい。
