東邦レマック株式会社は、東京都文京区湯島に本社を置く東証スタンダード上場の靴卸売会社だ。全国の問屋・小売店向けに婦人靴・紳士靴・スポーツシューズなどの卸売りを行うシューズ事業を主力とし、近年は不動産事業も展開している。1958年の設立から60年以上の歴史を持ち、チヨダ・しまむら・ジーフット等の大手流通チェーンとの取引実績を積み上げてきた。

同社の特徴は、アパレル・生活関連品の中でも靴という専門分野に特化した卸売事業を長年にわたって継続してきた点にある。靴の企画・開発から卸売り・販売まで一気通貫で手がける事業モデルを持ち、大手流通との安定的な取引関係が収益の土台となっている。

近年は主力のシューズ事業において市場環境の変化を受けながらも、不動産事業という収益の柱を加えることで事業ポートフォリオの多様化を進めている。規模としては従業員数74名(臨時10名含む)と小規模上場企業に分類されるが、東証スタンダードに上場し60年超の歴史を持つ安定した基盤が同社の強みだ。

本記事では、東邦レマックへの転職を検討しているキャリアチェンジ希望者に向け、事業内容・年収・働き方・転職難易度を転職エージェント目線で詳しく解説する。

企業概要

項目内容
正式社名東邦レマック株式会社(TOHO LAMAC CO., LTD.)
設立1958年7月
代表者代表取締役社長 笠井信義
本社所在地東京都文京区湯島三丁目42番6号
資本金9億6,100万円
従業員数単体74名(臨時10名含む)
上場区分スタンダード市場(証券コード7422)
売上高45億円程度(2025年12月期・単体)
平均年収483万円程度(単体・有価証券報告書ベース)
平均年齢44歳台
平均勤続年数20年台(単体)
事業内容靴卸売(シューズ事業)、不動産事業

東邦レマック株式会社は、1958年に設立された東証スタンダード上場の老舗靴卸売会社だ。会社名の「レマック」は設立当初から続く社名であり、長年にわたり靴業界の卸売りを専門とするニッチな上場企業として事業を継続してきた歴史を持つ。

2025年12月期の売上高は45億円程度(単体)であり、靴卸売業界における中堅規模の事業体だ。近年は主力のシューズ事業に加えて不動産事業を加え、収益基盤の多様化を進めている。平均勤続年数が20年台という数字は、同社が「一度入ると長く働く人が多い」安定した職場環境を持つことを示している。

主な事業内容

東邦レマックの事業は、「シューズ事業」と「不動産事業」の2セグメントで構成されている。長年にわたって靴卸売専業として事業を積み上げてきた歴史を持ちながら、近年は不動産事業を追加して収益の安定化を図っている。業種分類は「卸売業」であり、靴(フットウエア)の企画・仕入れ・卸売りが中核ビジネスだ。

転職者の視点からは、どちらの事業に携わるかによってキャリアの方向性・求められるスキルセットが異なるため、応募時点で自分が貢献できる領域を明確にしておくことが重要だ。

シューズ事業

シューズ事業は東邦レマックのコアビジネスだ。婦人靴・紳士靴・スポーツシューズ(ゴム靴・スニーカー等)など幅広いカテゴリの靴を企画・仕入れし、全国の問屋や小売店チェーン(チヨダ・しまむら・ジーフット等)に卸売りする形態を取っている。

単なる仕入れ・転売だけでなく、商品企画・プロダクト開発にも携わり「企画販売」機能を持っていることが特徴だ。市場のトレンドを読みながら自社で商品を企画・開発し、製造委託先で製造した商品を卸売りするビジネスモデルは、通常の卸売業に比べて高い付加価値を生み出す可能性を持っている。

ただし2025年12月期の業績では、婦人靴・ゴム・スニーカーカテゴリが苦戦し、シューズ事業全体の売上高は前年比で減少した。紳士靴は比較的堅調であったが、消費者の嗜好変化・市場競争激化への対応が引き続き課題となっている。

不動産事業

近年に参入した不動産事業は、賃貸物件の管理・運営を中心に収益を上げている。2025年12月期では賃貸売上の増加が見られたものの、再販売上の減少により事業全体としては前年比大幅減少となった。

シューズ事業の収益変動を補完する安定収益源としての役割が期待される事業だが、まだ発展途上にある。不動産業としての規模・実績はシューズ事業と比べると小さいため、同社の顔はあくまでも靴卸売業であるといえる。

商品企画・企画販売機能

東邦レマックが単なる中間流通業者と異なる点が、自社での商品企画機能を持っていることだ。市場のトレンド・顧客ニーズを分析し、オリジナルの靴商品を企画・開発する能力は、卸売業の中でも競争優位性を形成するユニークな強みといえる。商品企画に携わるバイヤー・マーチャンダイザー的な職能は、同社の中でも重要なポジションの一つだ。

東邦レマック株式会社の強み

強み1. 60年以上の靴卸売業としての専門性と業界知見

1958年の設立から60年以上にわたって靴卸売業に特化してきた歴史は、業界内での専門知識・ノウハウ・人脈の厚みを生み出している。靴業界特有の商習慣・流行サイクル・サプライチェーンの仕組みを熟知しており、新規参入企業が簡単には追いつけない「時間の蓄積」という参入障壁を持っている。

転職者にとっては、入社後に業界の深い知識を持つベテランから学べる環境があることを意味しており、靴・アパレル業界へのキャリアシフトを考えている人にとっては貴重な学びの場となり得る。

強み2. 大手流通チェーンとの安定的な取引関係

チヨダ・しまむら・ジーフットなど、日本を代表する靴・衣料小売チェーンとの取引関係を持つことは、東邦レマックの重要な収益基盤だ。大手小売チェーンへの定番取引先として認知されていることは、一度入ると継続的な発注関係につながりやすく、安定的な売上を確保する土台となる。

転職後の立場から見れば、これらの大手顧客との関係を維持・発展させていく役割を担う営業パーソンとして、知名度ある顧客と向き合う仕事ができる点は魅力の一つといえる。

強み3. 企画販売機能による付加価値創造

単純な仕入れ・転売だけでなく、自社での商品企画・開発機能を持つことが東邦レマックを一般的な卸売業者と差別化する強みだ。市場ニーズを先読みして商品を企画し、製造委託先でモノを作り、流通チェーンに提供するビジネスモデルは、プロダクトに関わる仕事がしたい人材にとって魅力的な環境を提供する。

商品の企画段階から販売戦略まで関わることができる規模感も、小型上場企業ならではの特徴であり「幅広く仕事に関われる」ことを求める転職者にアピールできる点だ。

強み4. 不動産事業による収益多様化の進展

シューズ市場が縮小傾向にある中で、不動産事業への参入は収益基盤の多様化という観点で重要な戦略的決断といえる。長期的には不動産事業からの安定賃料収入がシューズ事業の浮き沈みを補完する形になることが期待されており、経営の安定性向上につながる可能性がある。

強み5. 小規模上場企業ならではの個人の活躍機会

従業員74名という規模は、大企業に比べて個人が担う業務範囲が広く、一人ひとりの仕事の影響度が大きい環境を生み出す。「自分の仕事が会社の業績に直結する実感」を持ちやすい環境であり、大企業ではなかなか得られない経営に近い視座で仕事に取り組めるチャンスがある。

転職者にとっては、大企業でのスペシャリスト型キャリアとは異なる「ゼネラリスト的な成長機会」が期待できる点が魅力だ。

強み6. 20年超の長期勤続が示す働きやすい職場環境

平均勤続年数が20年を超えるという数字は、一度入社した社員が長期間働き続ける職場環境の良さを示す強い指標だ。離職率の低さは、人間関係・職場環境・処遇の安定性など多面的な要因が反映された結果であり、「腰を据えて長く働きたい」転職者にとって安心感を与えるシグナルといえる。

東邦レマック株式会社の年収事情

東邦レマックの平均年収は有価証券報告書ベースで483万円程度(単体・臨時社員除く)とされている。東証スタンダード上場の小型株企業としては標準的な水準であるが、大手総合商社や一般的な上場製造業の平均には及ばない水準だ。

一方で、平均勤続年数が20年を超えるという長期定着の実態は、給与以外の非金銭的な価値(働きやすさ・安定性・職場環境)が高いことを示唆している。年収の絶対額よりも「安定して長く働ける職場」を重視する人にとってはミスマッチが少ない可能性がある。

職種別の想定年収レンジ

職種想定年収レンジ
営業(若手・20代)300〜400万円程度
営業(中堅・30代)380〜500万円程度
商品企画・マーチャンダイザー380〜520万円程度
バイヤー(仕入れ担当)370〜490万円程度
不動産担当350〜470万円程度
管理部門(経理・総務)330〜460万円程度
管理職・マネージャー500〜650万円程度

※上記は公開情報をもとにした推計レンジ。実際の給与は入社時条件・経験・業績等により異なる。

給与制度の特徴

小型上場企業として、基本給を中心とした給与体系を取っているとみられる。大手商社のような高額インセンティブ制度よりも、安定した月給と年2回程度のボーナスが基本の構成と推察される。長期定着者が多い点から、勤続年数に応じた昇給が機能している可能性が高い。

商品企画・営業部門では、扱う商品の売上・ヒット率による貢献度が個人評価に影響する可能性もあるが、詳細は非公開とみられる。入社前の条件交渉時に具体的な昇給実績・賞与水準を確認しておくことが重要だ。

年収を見る際の注意点

  • 有価証券報告書記載の平均年収は臨時社員を除く74名の単体平均であり、個人差は大きい
  • 勤続年数が長い高齢社員が平均を引き上げている可能性があり、若手の実際の年収は平均を下回る場合もある
  • 靴卸売業界の収益性は市場トレンドに左右されやすく、業績連動ボーナスの変動幅に注意が必要
  • 住宅手当・通勤手当等の各種手当の有無が実質的な収入に影響する
  • 転職時の年収交渉では前職水準・保有資格・経験年数を軸に具体的に交渉することを推奨

東邦レマック株式会社の働き方・福利厚生

東京都文京区湯島に本社を持つ同社は、東京都心での勤務が基本となる。靴の卸売業という業種から、顧客(問屋・小売チェーン)への営業訪問・展示会・商品発表会対応など、外出を伴う業務が一定程度発生する環境といえる。

小型上場企業という規模から、リモートワーク制度は大手企業に比べると整備度に差がある可能性があるが、働き方改革の流れを受けた一定の制度整備は進んでいるとみられる。

福利厚生については、上場企業として標準的な制度が整備されているとみられる主な例は以下のとおりだ。

  • 各種社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)完備
  • 退職金制度(長期勤続率の高さから整備されている可能性が高い)
  • 各種手当(通勤手当・家族手当等)
  • 慶弔見舞金制度
  • 定期健康診断・各種健康管理支援
  • 年次有給休暇・特別休暇
  • 社員持株会(上場企業として設置の可能性)
  • OJT・社内研修制度

平均勤続年数20年超という実績が示すとおり、働き続けやすい環境が整備されている会社であるとみられる。ただし従業員数が少ない分、個人への業務集中が起こりやすい環境でもあるため、繁忙期の業務負荷については入社前に確認しておくことを推奨する。

東邦レマック株式会社の社風・カルチャー

一言で表すなら「業界を深く知る少数精鋭の老舗専門商」

東邦レマックの社風を一言で表すなら、「業界を深く知る少数精鋭の老舗専門商」という言葉がふさわしい。70名程度という少人数体制で60年以上にわたって靴業界に向き合い続けてきた歴史は、組織の中に「靴業界への深い愛着と専門性」を根付かせている。

大企業のような部門間の壁や複雑な承認フローは少なく、意思決定が早い環境が期待できる。少人数ゆえに一人ひとりの貢献が会社の結果に直結するため、「自分が会社を動かしている」という実感を持てる職場文化が醸成されているといえる。

評価される人物像

東邦レマックで評価されやすい人物像は、「靴・ファッション業界への興味・愛着があり、市場の変化に敏感に対応できる人材」だ。消費者の嗜好変化が速い靴市場では、トレンドを読む感性と素早い商品投入のサイクルが競争力に直結する。また、少人数組織での活躍には「何でも前向きに取り組む姿勢」と「チームへの貢献意識」が不可欠だ。長期勤続者が多い組織では、人間関係の安定性・誠実さも評価軸の一つになるとみられる。

表面的なイメージと実態の差

「小さな靴卸会社」というイメージから、変化が少なく地味な仕事と思われることがあるが、実際には市場トレンドを先読みする商品企画・大手流通への提案営業・不動産という異事業への参入など、変化への対応を常に求められる仕事が待っている。ただし、超大手企業と比べると組織的な育成制度・研修プログラムの充実度は限られる場合があるため、「制度が整った環境で体系的に学びたい」人には若干合わない側面もある。

東邦レマック株式会社の転職難易度

難易度:中〜高(3〜4級)

東邦レマックへの転職は、従業員数70名程度の小型上場企業という規模から採用枠が年間を通じて非常に限られており、タイミングとのマッチングが難しい点で難易度が高めと評価できる。業種が靴卸売業という非常にニッチな分野であるため、業界経験者が優先されやすい傾向があり、異業種からの転職者にとってはハードルが上がる。

一方で、知名度の高い大企業と比べて応募者数が集中しないため、適切な経験とコミットメントの高い志望動機を持つ候補者にとっては、選考倍率が絶対的に高いわけではない。

理由1. 採用枠が非常に限られている

年間の採用人数は数名程度と推察され、タイミングよく募集が発生した際に応募できるかどうかが大きく左右する。特定の職種・ポジションに空きが出た際に速やかに応募できるよう、定期的な求人情報のモニタリングが重要だ。

理由2. 靴・アパレル業界の専門知識が求められる

靴卸売業という専門分野では、業界特有の商習慣(シーズン商品・下代交渉・展示会ルーティン等)への理解や、靴・ファッション市場への感度が採用判断に影響する可能性が高い。業界未経験者がゼロから知識を習得して選考に臨む必要がある点で、難易度が高まる側面がある。

理由3. 少人数組織への適応を問われる

70名規模の少人数組織では、特定の個人への業務集中が起きやすく、大企業とは異なる仕事の進め方・コミュニケーション方法が求められる。「小さな組織でも自律的に動けるか」「業務の幅広さに対応できるか」という観点が選考で問われるため、大企業での専業スペシャリスト経験のみでは評価が難しい場合がある。

東邦レマック株式会社の主な募集職種

靴卸売業を主力とする東邦レマックでは、営業・商品企画・バイヤーなどシューズ事業に関わる職種と、管理部門での採用が主体となる。不動産事業の拡大に伴い、不動産関連職種の採用も発生し得る。

東邦レマック株式会社に向いている人

タイプ1. 靴・ファッション業界に深い興味・愛着がある人

靴という専門分野に対するリアルな興味・知識・感性を持っている人は、東邦レマックの仕事に強い動機を持って取り組める。「どんな靴が売れるか」「次のシーズントレンドはどこに向かうか」を日常的に考えることが苦にならない人に向いている環境だ。靴好き・スニーカー好き・ファッション感度が高い人には特に親和性が高い。

タイプ2. 少人数チームで幅広く活躍したい人

70名規模の少人数組織では、一人が担う仕事の幅が広く、組織の境界を超えて動く機会が多い。「自分の仕事領域を広げたい」「小さな組織で大きな裁量を持ちたい」という志向を持つ人に向いている。大企業での決められた役割分担に物足りなさを感じている人には特に相性がいい。

タイプ3. 腰を据えた長期雇用を望む人

平均勤続年数20年超という実績が示すとおり、同社は長期的に働き続ける人が多い環境だ。「一つの会社で長く働き、深く専門性を積み上げたい」という価値観を持つ人には、東邦レマックの落ち着いた職場環境はマッチしやすい。

タイプ4. 大手流通への提案仕事がしたい人

チヨダ・しまむら・ジーフット等、消費者が毎日のように利用する知名度の高い流通チェーンと取引できることは、特定の転職者にとって大きな魅力となる。「最終消費者に近い、人々の生活に直結する商品を扱いたい」というニーズを持つ人には向いている環境だ。

タイプ5. 商品企画・マーチャンダイジングのキャリアを深めたい人

シューズ事業の商品企画機能を持つ東邦レマックは、「何が売れるかを考えて商品をつくる」マーチャンダイザー・バイヤーとしてのキャリアを歩みたい人には実践的な経験を積める場所だ。小規模ゆえに企画の意思決定に近い位置で仕事ができるため、スキルの習得速度も高まりやすい。

東邦レマック株式会社に向いていない人

批判ではなくミスマッチ防止のため、以下のようなタイプには東邦レマックが最適ではない可能性がある。

  • タイプ:高年収を最優先とする人 — 平均年収483万円程度の水準は大企業・外資系と比べると低く、年収の大幅アップを目的とした転職先としては適さない可能性がある
  • タイプ:大規模プロジェクト・大人数チームでの仕事を好む人 — 70名規模の少人数組織では、大企業のような組織的な大型プロジェクト経験は得にくい環境だ
  • タイプ:IT・DX・テクノロジー領域のキャリアを積みたい人 — 靴卸売業が主体の同社は、IT・デジタル関連の先端的な業務機会は限られる
  • タイプ:短期間でのキャリアアップを強く志向する人 — 長期定着者が多く安定志向の組織であるため、急激な昇進・キャリアの飛躍を期待すると物足りなさを感じる場合がある
  • タイプ:靴・ファッション・小売業に関心が持てない人 — 業種へのリアルな興味がない状態で入社すると、日々の仕事への動機付けが維持しにくい可能性がある

東邦レマック株式会社の選考対策

1. 靴業界・フットウエア市場への理解を深める

選考前に靴業界の市場動向・主要プレイヤー・消費者トレンドについて学んでおくことが重要だ。スポーツシューズ市場の動向・インポートシューズの台頭・EC化率の変化・大手流通チェーンの戦略など、業界を取り巻く変化を自分の言葉で語れる準備をしておきたい。東邦レマックの事業セグメント(婦人靴・紳士靴・ゴム/スニーカー)についても事前に把握しておくことが望ましい。

2. 小型組織での自律的な働き方を示す経験を整理する

少人数組織での選考では、「自分から主体的に動いた経験」「幅広い役割を担った経験」「少ないリソースで成果を出した経験」が高く評価される傾向がある。過去の職歴から、自律的に判断して行動した具体的なエピソードを複数準備しておくことを推奨する。

3. 長期勤続の意思と入社動機の整合性を示す

平均勤続年数20年超の組織では、「すぐに辞めないか」という懸念が採用側に生まれやすい。転職回数が多い候補者は特に「なぜ今回は長く勤めるのか」「何が違うのか」を具体的に説明できる準備が必要だ。靴業界・東邦レマックを選ぶ積極的な理由と、長期的なキャリアビジョンを合わせて語ることで説得力が増す。

4. 大手流通との取引経験・接点を活かす

過去にチヨダ・しまむら・ジーフット・ドン・キホーテ等の大手流通チェーンとの取引経験がある場合は、面接で積極的にアピールすることを推奨する。顧客として見てきた視点だけでなく、取引先として対応してきた経験があれば、東邦レマックのビジネスに直接貢献できる知見として評価される可能性が高い。

5. 商品企画・マーチャンダイジングの感性を示す

商品企画・バイヤー職での選考では、「どんな靴が今後売れるか」「どの顧客層にどんな商品が必要か」というマーケット感覚を問われる可能性がある。実際の市場観察・競合商品の分析・ターゲット顧客像の設定など、具体的な商品提案の論理を面接の場で示せると評価が高まる。

6. 不動産事業での経験・資格を活かす

不動産事業の拡大に伴い不動産担当の採用が発生した場合は、宅地建物取引士の資格保有や不動産管理・賃貸仲介の実務経験が選考を有利に進める要素となる。東邦レマックの不動産事業はまだ発展途上にあるため、「成長段階の事業を一緒に育てたい」という意欲を示すことも有効だ。

東邦レマック株式会社への転職で評価されやすい経験

  • 靴・シューズの卸売・販売・小売に関わる業務経験
  • アパレル・ファッション業界での営業・バイヤー・マーチャンダイザー経験
  • 大手流通チェーン(GMS・SPAなど)向けの法人営業経験
  • 商品企画・OEM商品開発・製造委託先管理の経験
  • トレンド分析・マーケットリサーチに基づく商品提案の経験
  • 靴・アパレルメーカーでの商品開発・デザイン企画経験
  • 輸入商材の調達・仕入れ交渉経験(中国・東南アジア等)
  • 展示会・商談会の企画・運営経験(ファッション・生活雑貨系)
  • 小規模組織(〜100名程度)での幅広い業務対応経験
  • 不動産管理・賃貸仲介・不動産売買の実務経験(不動産担当志望者)
  • 宅地建物取引士資格の保有(不動産事業部門向け)
  • 上場企業での経理・財務・総務の実務経験(管理部門志望者)
  • 在庫管理・物流調整・サプライチェーン管理の経験

特に評価されやすいのは、靴・アパレル業界での商品企画・バイヤー・営業経験と、大手流通チェーンとの取引実績を持つ人材だ。靴という専門分野への強いこだわりと長期コミットメントの意思を示せる候補者が、東邦レマックの採用ターゲットに最も合致する。

まとめ

東邦レマック株式会社は、60年以上の歴史を持つ東証スタンダード上場の老舗靴卸売会社だ。シューズ事業を主軸に不動産事業を加えた2事業体制で、大手流通チェーンとの安定的な取引関係と、商品企画機能を持つことが他の卸売業者との差別化ポイントとなっている。

転職先としての東邦レマックの最大の特徴は、「長く・深く・少数精鋭で働く環境」という一言に集約できる。平均勤続年数20年超という事実が示すとおり、一度入社すると長期にわたって仕事に向き合えるフィット感がある職場だ。靴・ファッション業界への愛着と、小規模組織での活躍意欲を持つ人材にとって、東邦レマックは隠れたニッチな優良企業といえるかもしれない。

一方で、年収の絶対額・会社規模・採用枠の多さという観点では制約があるため、年収アップや大型プロジェクトへの参加を優先する転職者には向かない面もある。志望前に「靴業界・卸売業での長期的なキャリアを本当に希望するか」を自問自答したうえで、選考に臨むことを推奨する。

転職エージェントの立場からは、東邦レマックへの転職は「靴・ファッション業界の専門性とリアルな関心を持つ人材が、適切なタイミングと入社意欲を持って臨む選択肢」だと整理できる。市場環境の変化に対応しながら事業を継続してきた60年の歴史が証明する底力と、少人数ゆえの一人ひとりの貢献度の高さを魅力と感じる人には、東邦レマックへの転職を積極的に検討してほしい。