株式会社ユナイテッドアローズは、日本のセレクトショップ業態の中で最大手の地位を占め、国内外に300店舗超を展開するアパレル企業です。1989年の創業以来、「上質なファッションを、丁寧に提案する」という姿勢を一貫して守り続け、ブランド価値の高さでは業界随一との評価を受けています。
一方、2026年10月には持株会社体制への移行と「TABAYAホールディングス」への社名変更が予定されており、M&Aを含む多角化・グループ拡大という新局面に入ったばかりです。変化の転換点に差しかかった今、転職先として同社を検討する際は、現在の姿と今後の方向性を両方理解することが欠かせません。
本記事では人材エージェントの視点から、ユナイテッドアローズの事業内容・強み・年収・社風・転職難易度と選考対策まで、良い点と注意点の両面を整理して解説します。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS LTD.) |
| 設立 | 1989年10月2日 |
| 代表取締役社長 | 松崎 善則 |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区神宮前3-28-1 |
| 資本金 | 30億30百万円 |
| 従業員数 | 3,750名(2025年3月31日現在、連結) |
| 上場区分 | 東証プライム市場(証券コード:7606) |
| 連結売上高 | 約1,509億円(2025年3月期) |
| 連結営業利益 | 約79億円(2025年3月期) |
| 平均年収 | 約481万円(有価証券報告書ベース) |
| 平均年齢 | 35.5歳 |
| 平均勤続年数 | 9.9年 |
| 事業内容 | 紳士服・婦人服および雑貨等の企画・仕入・販売(セレクト編集型SPA事業) |
2025年3月期は連結売上高で前期比112.4%の約1,509億円、営業利益は前期比118.5%の約79億円を達成しており、業績は堅調に推移しています。2026年3月期も売上高約1,656億円(前期比109.8%)、営業利益約90億円を目標に掲げています。
主な事業内容
ユナイテッドアローズの事業の中核は「セレクト編集型SPA(製造小売)事業」です。国内外のブランド品を仕入れるセレクト機能と、オリジナル商品を企画・製造するSPA機能を組み合わせることで、単純な仕入れ販売と異なる独自の商品構成を実現しています。
UNITED ARROWS
同社のフラッグシップブランド。上質な素材と洗練されたスタイリングを特徴とし、感度の高い30〜50代の顧客を主なターゲットとします。国内外の有力デザイナーズブランドとオリジナル商品をミックスした「編集力」が強みです。2025年4月には原宿本店をリニューアルし、「TABAYA United Arrows」として日本の美意識・工芸・生活雑貨も取り込む新コンセプトを打ち出しました。
BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS(B&Y)
「美しさ」と「若々しさ」をテーマに、よりカジュアルかつエモーショナルな品揃えを展開するブランド。20〜30代の都市部在住の顧客を主体とし、インポートブランドとオリジナルアイテムを融合させた提案が支持を集めています。
UNITED ARROWS green label relaxing(GLR)
ファミリー層・ミドルマーケットに向けた価格帯のブランドで、全国に85店舗超を展開する量的にも重要なライン。百貨店・ショッピングモールへの出店が多く、同社の売上規模を下支えする存在です。
6(ROKU)
デザイナーズブランドとして展開するウィメンズライン。クリエイティビティと実用性を両立した提案で、ファッション感度の高い顧客から支持を得ています。
Steven Alan
2017年にユナイテッドアローズグループに参加したニューヨーク発のブランド。アメリカ的なカジュアルとエレガンスを融合したスタイルで、独立したブランドとして運営されています。
その他のブランド・レーベル
ATTISESSION、CITEN、H BEAUTY&YOUTH、conte、UNITED ARROWS LTD. OUTLETなど、グループ全体で30前後のブランド・レーベルを展開しています。2025年秋コレクションでは全38ブランドが集結する特設サイトを公開するなど、ポートフォリオの拡充が続いています。
オムニチャンネル・EC
公式通販サイト「UNITED ARROWS GLOBAL ONLINE」を軸としたEC展開にも注力しており、デジタルとリアル店舗を融合させたDX戦略を積極的に推進しています。2026年1月には中国・上海の中心部にも直営店を初出店する計画があり、グローバル展開も加速しています。
株式会社ユナイテッドアローズの強み
強み1. 36年以上にわたって培ってきたブランド価値と「編集力」
ユナイテッドアローズの最大の差別化要素は、セレクトショップとして36年以上磨き続けてきた「目利き力=編集力」です。海外の有力ブランドや国内の新進ブランドをいち早くピックアップし、オリジナル商品と組み合わせることで、他のセレクトショップや大手ファストファッションには真似できない独自の世界観を作り出しています。
顧客からの信頼が厚く、販売員一人ひとりが高い商品知識とスタイリング提案力を持つ「接客販売力」も同社の重要な強みです。松崎社長自身が「強みは販売力だ」と語っており、デジタル時代においても「人による提案」の価値を重視する方針が貫かれています。
強み2. 多層的なブランドポートフォリオによるリスク分散
ハイプライスの「UNITED ARROWS」からミドルマーケットの「green label relaxing」、ニッチなデザイナーズラインの「ROKU」まで、異なる価格帯・顧客層に対応したブランドを30以上保有しています。単一ブランドに依存しない多層的なポートフォリオにより、特定市場の変動リスクを分散できる構造になっています。
売上総利益率は2025年3月期で52.1%と2015年3月期以降の最高水準を記録しており、高粗利体質のビジネスモデルが安定した収益基盤を生んでいます。
強み3. セレクトショップ業界における最大手としての採用・調達力
業界最大手という立場は、人材採用・ブランドメーカーとの取引交渉・好立地の店舗確保などあらゆる面で有利に働きます。「ユナイテッドアローズで勤務した」というキャリアはアパレル業界内で高く評価されており、社員のマーケットバリューも相応に高まります。
ファッション感度の高い人材が集まる環境で、社内のスタイリスト・プレス・VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)担当など専門職のレベルも高く、互いに刺激し合える職場環境があります。
強み4. 東証プライム上場企業としての経営基盤の安定性
2002年の上場以来、アパレル業界の厳しい環境の中でも事業を継続させてきた実績があります。2025年3月期は増収増益を達成し、財務健全性も安定しています。平均勤続年数9.9年という数字は、業界水準と比較しても高く、長期就業が可能な環境であることを示しています。
育児休業復職率91.4%・くるみんマーク継続認定など、長期的に働きやすい制度整備も進んでいます。
強み5. 持株会社化・M&Aを通じた成長への積極投資姿勢
2026年10月の「TABAYAホールディングス」への移行は単なる組織変更ではなく、「M&Aを含む多角化」「グループ経営の高度化」を本格化させるための戦略的な布石です。松崎社長は「M&Aに積極姿勢」を明言しており、18年ぶりとなるM&Aを再開した同社は、ファッション以外の領域にも事業拡張を狙っています。
変化の入り口にいる今は、ある意味でキャリアチェンジや新しい役割に挑戦しやすいタイミングとも言えます。
株式会社ユナイテッドアローズの年収事情
有価証券報告書をベースにした平均年収は約481万円(平均年齢35.5歳、平均勤続年数9.9年)です。日本の全業種平均と比較すると標準的ですが、アパレル・小売業界の中では相対的に高い水準に位置します。
職種別・役職別の想定年収レンジ
| 職種・役職 | 想定年収の目安 |
|---|---|
| 販売スタッフ(入社初期) | 240万〜320万円 |
| 店長 | 400万〜550万円 |
| 本部スタッフ(MD・バイヤー・PR等) | 350万〜550万円 |
| 課長職クラス | 580万〜700万円 |
| 部長職クラス | 700万〜900万円 |
| 経営幹部 | 1,000万円超 |
※公開求人・採用情報・各種口コミをもとにした目安です。グレード・評価・職種によって実態は異なります。
給与制度の特徴
- 新卒初任給: 月22万4,000円(大学・大学院卒)
- グレード制(15段階): 年齢・年次に関わらず、グレードに応じた給与体系
- 昇給: 年1回(10月)
- 賞与: 年2回(6月・12月)、業績・評価に連動
- 昇格条件: 目標管理制度(半期ごとの評価)+行動評価+上長推薦が必要
年収を見る際の注意点
- 平均年収481万円は販売職から本部職まで含んだ全社平均です。販売職は低め、本部職は高めの傾向があります
- グレードが上がらないと給与は頭打ちになりやすく、昇格には試験と上長推薦の両方が必要です
- OpenWorkの待遇面の満足度スコアは平均的な水準であり、「頑張りに対して給与が上がりにくい」という口コミも一定数あります
- アパレル業界特有の繁閑があるため、サービス業としての残業管理・休日設定の実態を事前確認することをお勧めします
株式会社ユナイテッドアローズの働き方・福利厚生
勤務・休日
- 所定労働時間: シフト制(店舗)、コアタイムありのフレックス制(本部)
- 年間休日: 115〜120日(会社カレンダーによる)
- 有給休暇: 初年度10日〜
- 残業: 基本的に残業削減の方針はあるが、繁忙期(セール前後・連休前後)には延長が発生することも
主な福利厚生
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| 社会保険 | 健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険 完備 |
| 交通費 | 全額支給(上限10万円/月) |
| 社員割引 | グループ全店で自社商品の社員価格購入が可能(最大の特典と口コミでも高評価) |
| 家族割引 | 家族にも割引適用される制度あり |
| 企業年金 | 確定拠出年金制度(DC) |
| 前払退職金制度 | 一部を毎月の給与に上乗せする選択制 |
| 財形貯蓄制度 | あり |
| 従業員持株会 | あり |
| 育児・産休 | 産前産後休業・育児休業制度完備(復職率91.4%) |
| 時短勤務 | 育児中は小学6年生まで時短勤務の選択が可能 |
| 副業 | 職種・内容による(一部条件あり) |
働き方を見る際の注意点
ユナイテッドアローズの福利厚生で特に口コミ評価が高いのは「社員割引」です。グループ全店で社員価格での購入が可能で、特にオリジナルブランドの割引率が高く評価されています。ファッション好きの社員にとって実質的なインセンティブになっています。
一方、住宅手当については複数の口コミで「支給なし」「非常に限定的」という声があります。東京都心への通勤を前提とした生活費を自己負担する必要がある点は、給与水準と合わせて現実的に試算する必要があります。
販売職は立ち仕事・シフト制が前提であり、土日祝日の出勤・連休の勤務は基本的に想定内です。「規則正しいカレンダー通りの休日」を優先する人にとっては、リアル店舗での勤務は向きにくい面があります。
株式会社ユナイテッドアローズの社風・カルチャー
一言で表すなら「顧客への真摯な姿勢と審美眼を大切にする、品のある接客文化」
「すべてはお客様のために」という哲学が組織全体に深く浸透しており、接客・商品提案・店舗づくりのあらゆる場面で「顧客体験の質」を最優先にする文化があります。単に商品を売るのではなく、スタイリングの提案やブランドの文脈を含めた「価値のある買い物体験」を届けることへのこだわりが強い組織です。
新卒・中途を問わず、商品知識・ブランド知識・スタイリング力の習得が強く求められます。「ファッションが好き」というだけでなく、それを顧客価値に変換する提案力を磨き続けることへの意欲が必要です。
評価される人物像
- お客様の立場に立って物事を考えられる人
- 商品・ブランドに対して深い知識と愛着を持てる人
- 会社理念を自分の言葉で語れる人
- チームで協力しながら店舗・部署の目標を達成できる人
- 自分のスタイルを持ちながら、お客様のニーズを優先できる人
表面的なイメージと実態の差
「おしゃれな職場でファッションに囲まれて働ける」というイメージは正しい面もあるのですが、実態はかなりハードな接客業です。外見の身だしなみや着こなしに高い基準が求められ、クレーム対応・棚卸し・在庫管理・VMDなど地道な業務も多くあります。
販売スタッフから本部職へのキャリアパスは存在しますが、必ずしも全員に開かれているわけではなく、グレード昇格のプロセスを地道に積み重ねることが前提です。「華やかな職場」という印象だけで入社すると、現場業務の地道さにギャップを感じる可能性があります。
女性が多い職場でありながら、管理職・店長職には男性が多い傾向もかつては指摘されており、女性のキャリアアップの実態については面接段階で確認することをお勧めします。ただし、育児休業復職率91.4%・小学6年生まで時短勤務可能など制度面は整備されており、子育て中の社員が働きやすい環境づくりは進んでいます。
株式会社ユナイテッドアローズの転職難易度
難易度:中〜やや高め(職種・部署によって大きな差あり)
ファッション業界内での位置づけ
ユナイテッドアローズはアパレル・セレクトショップの中で「最も働きたい企業」の一つとして認知されており、求職者の志望度が高い分、競争率は自ずと高くなります。就活会議の採用倍率データでは約8.7倍と、小売り業界平均の5.8倍を上回っています。
職種別の難易度
| 職種 | 難易度 | 求められるもの |
|---|---|---|
| 販売スタッフ(新卒・未経験) | 中 | 接客適性・ファッションへの関心・コミュニケーション力 |
| 販売スタッフ(中途・経験者) | 中〜やや高め | 即戦力の接客スキル・ブランド知識 |
| バイヤー・MD | 高め | 商品企画・仕入れ・在庫管理の実務経験 |
| VMD(ビジュアルマーチャンダイジング) | 高め | 店舗演出・什器・空間デザインの実績 |
| PR・ブランドコミュニケーション | 高め | メディア対応・ブランド運営の経験 |
| EC・デジタルマーケティング | 中〜高め | ECプラットフォーム運用・データ分析経験 |
| コーポレート(人事・経理・法務等) | 中 | 各専門職の実務経験 |
中途採用で重視されること
中途採用は基本的に即戦力が前提です。「ファッションが好きです」という熱量だけでは選考を突破しにくく、これまでの経験を通じて「どんな結果を出せる人材か」が問われます。面接では会社理念への共感・顧客視点での考え方・実際の業務経験の具体性が重点的に評価されます。
株式会社ユナイテッドアローズに向いている人
1. ファッションを通じて顧客の人生を豊かにすることに喜びを感じる人
「服を売る」ではなく「着こなしの提案でお客様の生活を豊かにする」という視点を持てる人が最も活躍しやすい環境です。商品への深い愛着と、それを顧客価値に変換する提案力を同時に持てる人に向いています。
2. 長期的に一つの専門領域(ファッション)を深く磨きたい人
平均勤続年数9.9年という数字が示す通り、長く在籍して専門性を深める文化があります。「3〜5年ごとに業界を変える」よりも、「ファッション・小売の領域で着実にキャリアを積む」という志向性の人に向いています。
3. 安定した経営基盤の中で新しいフェーズに関わりたい人
東証プライム上場・36年超の実績という安定性を持ちながら、持株会社化・M&A・グローバル展開という新しい挑戦も始まっています。「ベンチャーのリスクは避けたいが、変化と成長にも関わりたい」という人には選択肢の一つになります。
4. アパレル業界でのキャリアを本格的に築きたい人(他業種からの転身含む)
「アパレル・ファッション業界で正社員として腰を据えて働きたい」という人にとって、業界最大手のユナイテッドアローズは理想的なスタート地点になり得ます。得られる知識・スキル・ブランド名は、その後のキャリア全体の資産になります。
5. チームの成果に貢献しながら自身も成長したい人
個人プレーよりもチームワークを重視するカルチャーがあります。「自分一人で全部やりたい」というより、「チームで目標を追いながら自分の得意分野を発揮したい」という人に向いています。
株式会社ユナイテッドアローズに向いていない人
向いていない人を正直に書くのはミスマッチを防ぐための情報です。企業を評価するためではありません。
- 土日祝日・連休を確実に休みたい人: 実店舗中心の業態では、繁忙期・週末の出勤は避けられません。カレンダー通りの休みを優先する人には構造的に合いません
- 立ち仕事・現場業務を避けたい人: 販売職はシフト制・立ち仕事が基本です。「おしゃれなオフィス勤務」のイメージで入社するとギャップが大きいです
- 短期間で高年収を目指したい人: 平均年収481万円という水準はIT・コンサルなどの他業種と比較すると低め。グレード制の中で段階的に上がる仕組みのため、急速な年収アップは難しい面があります
- ブランドや商品への深い関心がない人: 商品知識・スタイリング力の習得は必須であり、ファッションへの熱量がなければ日々のモチベーション維持が難しいです
- 組織の変化に対して安定性を強く求める人: 持株会社化・M&A・新規事業など、今後は変化が続くことが予想されます。「変化がなく安定した環境で働きたい」という人には注意が必要な局面です
- グレード昇格を待てない人: 給与の上昇には試験+上長推薦というプロセスが必要で、一定の年数・実績の積み上げが前提になります。短期的な給与改善には限界があります
株式会社ユナイテッドアローズの選考対策
1. 「なぜユナイテッドアローズでなければならないのか」を具体化する
「ファッションが好きです」「セレクトショップに憧れていました」という水準では、他の応募者との差がつきません。同社が扱うブランド・商品・スタイリングの世界観のどこに共感するのか、競合他社と比較してユナイテッドアローズを選ぶ理由を具体的に語れるようにしてください。
実際に店舗に足を運び、接客を受けてみることを強く推奨します。「〇〇店でスタッフの方にこう提案してもらい、ブランドの世界観に触れた」という体験は、志望動機の説得力を大きく高めます。
2. 「お客様のために」という視点で過去の経験を語る
面接では「これまでどんな経験をしてきたか」よりも「その経験を通じてお客様にどう貢献してきたか」が問われます。前職での成果を語る際も、「自分が何をしたか」ではなく「お客様・顧客にどんな価値を提供できたか」という視点で整理してください。
3. 商品・ブランドへの知識を準備する
同社の主要ブランド(UNITED ARROWS・BEAUTY&YOUTH・green label relaxing・ROKU等)の違い・ターゲット・価格帯・世界観を事前に理解しておくことは最低限の準備です。現在展開中のコレクション・最近のプレスリリース・公式SNSの内容も確認しておくと、面接での会話に深みが出ます。
4. 会社理念への共感を自分の言葉で語れるようにする
「すべてはお客様のために」「日本のよさ・美意識を届ける」というテーマへの共感は、採用担当者が重視するポイントです。抽象的な「共感しています」ではなく、具体的なエピソードや自身の価値観との接点を語れるよう準備してください。
5. キャリアビジョンとユナイテッドアローズをつなぐ
「5年後・10年後にどうなりたいか」という問いへの答えを準備し、そのビジョン実現においてユナイテッドアローズでの経験がどう位置づけられるのかを語れるようにしてください。単なる「御社で頑張ります」ではなく、具体的な目標と同社での成長経路をつなげられると高評価につながります。
6. 持株会社移行・新戦略についても把握しておく
2026年10月のTABAYAホールディングスへの移行・M&A戦略・グローバル展開(上海出店等)・新コンセプトストアへの転換など、直近の変化を理解した上で面接に臨むと「しっかりリサーチしている候補者」という印象を与えられます。IR資料や決算説明会資料はユナイテッドアローズの公式サイトから入手できます。
株式会社ユナイテッドアローズへの転職で評価されやすい経験
- アパレル・ファッション小売での販売・接客経験(セレクトショップ、百貨店、専門店)
- スタイリング・コーディネート提案の実績
- バイヤー・マーチャンダイザーとしての商品選定・仕入れ経験
- VMD・ストアプレゼンテーションの企画・実施経験
- プレス・ブランドコミュニケーションでのメディア対応経験
- ECサイト運営・デジタルマーケティング経験
- SNSアカウント運用・コンテンツ制作経験
- 在庫管理・売上分析・データを活用した販売改善の経験
- チームリーダー・店長補佐としての目標管理・マネジメント経験
- 異業種での顧客折衝・接客・サービス業の経験(ホテル・航空・飲食・美容など)
- 生産管理・品質管理経験(本部アパレル生産管理職志望者向け)
- コーポレート職(経理・人事・法務・IT)での実務経験
特に評価されやすいのは、「顧客一人ひとりのニーズに向き合い、商品知識を武器にした提案で購入・再来店につなげた経験」および「ブランドの世界観を自分の言葉で体現できる人材」です。
まとめ
株式会社ユナイテッドアローズは、36年以上にわたってセレクトショップ業態のトップに立ち続けた、業界を代表する企業です。「編集力」「接客販売力」「ブランドポートフォリオの多様性」という三つの軸で競争優位を維持しており、2025年3月期の業績は増収増益・粗利率は過去最高水準を記録しています。
平均勤続年数9.9年・育児休業復職率91.4%・社員割引を中心とした手厚い福利厚生など、安定して長く働ける環境としての実績も確かです。
一方で、2026年10月のTABAYAホールディングスへの移行に象徴されるように、同社は今大きな転換点にあります。M&A・グローバル展開・日本の美意識をテーマにした新事業など、既存のアパレル事業の枠を超えた動きが始まっており、どの方向に進むかはまだ流動的な部分もあります。
転職を検討する際は、「自分がファッションを通じて顧客に何を届けたいのか」という原点を大切にしながら、販売職か本部職か・どのブランドに関わりたいかという具体的な入社後のイメージを持って選考に臨んでください。
ファッションを愛し、顧客との丁寧な関係を積み重ねることに価値を見出せる人にとって、ユナイテッドアローズは日本のアパレル業界で最もキャリアを磨ける職場のひとつであることは間違いありません。
参照した主な情報源
- 株式会社ユナイテッドアローズ 公式サイト(united-arrows.co.jp)
- ユナイテッドアローズ IR情報・決算説明会資料・有価証券報告書(2025年3月期)
- ユナイテッドアローズ 採用サイト(recruit.united-arrows.co.jp)
- 日本経済新聞 企業情報・平均年収データ(nikkei.com)
- OpenWork 社員クチコミ(openwork.jp)
- エン カイシャの評判(en-hyouban.com)
- 転職会議(jobtalk.jp)
- fashionsnap.com「トップに聞く 2026・松崎善則社長インタビュー」
- WWDJAPAN「TABAYAホールディングスへの商号変更報道」
- IRbank.net(従業員数推移データ)
