株式会社システムインテグレータは、ERP、ソフトウェア開発支援ツール、プロジェクト管理、AI外観検査、EC構築という多彩な独自パッケージ製品を擁するソフトウェアメーカーです。同社の最大の特徴は「自社で製品を企画・開発し、自社で販売する」一気通貫モデルにあります。受託開発やシステム運用を主軸とする一般的なSIerとは異なり、製品ライセンスとSaaSサブスクリプションが収益の中心に来るビジネス構造は、景気変動に左右されにくい安定性と高い利益率を生み出しています。
創業30年で従業員数270名前後というコンパクトな組織でありながら、東証スタンダード市場上場企業として堅実な業績を継続しています。転職検討者にとっては「少数精鋭で一人ひとりの仕事の幅が広い」「製品ブランドが明確で、転職後のキャリアストーリーが描きやすい」という点が魅力に映るケースが多く、エンジニアだけでなくプロダクトマーケターやコンサルタントとしての入社例も見られます。
SaaS化と生成AI活用を加速させる中で、製品開発・販売の両輪において採用ニーズが高まりつつあります。本記事では事業内容から年収・転職難易度まで、転職エージェント視点で詳しく解説します。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式社名 | 株式会社システムインテグレータ |
| 設立 | 1995年3月 |
| 代表取締役 | 引屋敷 智(代表取締役社長 CEO) |
| 本社所在地 | 埼玉県さいたま市中央区新都心11番地2 ランド・アクシス・タワー32階 |
| 資本金 | 3億6,771万円程度 |
| 従業員数 | 約270名(2026年時点) |
| 上場区分 | スタンダード市場(証券コード3826) |
| 売上高 | 約60億円前後(2026年2月期連結・推計) |
| 平均年収 | 650〜680万円程度(推計) |
| 平均年齢 | 非公開(30代後半〜40代前半程度と推計) |
| 勤続年数 | 非公開 |
| 事業内容 | パッケージソフトウェア・SaaSの企画開発・販売、ERP・開発支援ツール・PM・AI製品のコンサルティング |
同社は1995年創業以来、一貫して自社製品の開発・販売にフォーカスしてきた独立系のパッケージソフトウェアメーカーです。ERP分野では「GRANDIT」(完全統合型Web-ERP)を手がけ、開発支援ツール分野では「SI Object Browser」シリーズでDBA・テスト・プロジェクト管理を統合的にサポートします。
近年はAI領域にも本格参入し、外観検査AI「AISIA」シリーズを展開。製造業のQC工程自動化という旬の需要を取り込んでいます。さいたま市の高層ビルに本社を置き、アクセスの良い職場環境と洗練されたオフィスも特徴です。
主な事業内容
株式会社システムインテグレータの事業は、大きくObject Browser事業・ERP事業・AI事業・EC事業の4本柱で構成されています。各事業がパッケージ製品とSaaSの両形態で展開されている点が、収益モデルの安定性を高めています。
Object Browser事業(開発支援・PM・スキル判定)
「SI Object Browser」シリーズはDBA(データベースアクセスツール)から始まり、現在ではUML設計・テスト管理・プロジェクト管理(OBPM Neo)・プログラミングスキル判定(TOPSIC)まで展開しています。特にOBPM NeoはPMBOKに準拠した国内唯一の統合型プロジェクト管理ツールとして知られており、建設・IT・製造の現場管理に幅広く採用されています。
ソフトウェア開発を行う企業のほぼ全員がターゲットとなる汎用性の高さと、一度導入されると切り替えコストが高い「粘着性」が事業の安定収益を支えています。SaaS版への移行も進んでおり、サブスクリプション収益が拡大中です。
ERP事業(GRANDIT)
「GRANDIT」は完全統合型Web-ERPとして、中堅〜大手企業の基幹業務(販売管理・会計・生産管理・人事給与等)を一元管理するシステムです。同社は開発ベンダーとしてGRANDITコンソーシアムに参画しており、導入・保守コンサルティングまでを手がけます。
2027年2月期Q1はERP事業が特に好調で、売上・利益の成長を牽引しています。DX推進やレガシーシステム刷新の波を受けて引き合いが増加しており、ERP導入コンサルタントの採用ニーズが高まっています。
AI事業(AISIA)
「AISIA」シリーズはディープラーニングを活用した外観検査AIシステムです。製造業のQC(品質管理)工程において、従来の人手による目視検査をAIに置き換えるソリューションとして展開しています。学習データが少なくても精度を出せる点や、現場導入のしやすさを訴求しており、食品・電子部品・自動車部品など多業種での採用実績があります。
生成AI時代においても「現場の検査AI」という具体的ユースケースに特化することで差別化を図っており、今後の成長が最も期待される事業領域の一つです。
EC事業(SI Web Shopping)
「SI Web Shopping」はECサイト構築用パッケージです。BtoB・BtoC双方に対応しており、製造業や卸業のデジタル販売チャネル構築に活用されています。競合ECプラットフォームが増える中でも、既存顧客の保守・バージョンアップ需要が安定した収益を生み出しています。
株式会社システムインテグレータの強み
強み1. 自社製品4領域という広いポートフォリオ
ERPから開発支援ツール、AI、ECまで、異なるニーズに対応する独自製品を複数持つことで、特定製品の市況変化に左右されにくいポートフォリオを形成しています。一社内で複数のプロダクトを経験できる環境は、エンジニアやコンサルタントにとってキャリアの幅を広げる機会となります。転職者の視点では「一つの会社でSaaSプロダクトマネジメントとAIプロダクト開発の両方を経験できる」というユニークな環境が魅力です。
強み2. 少数精鋭・高利益率の自社開発モデル
受託開発型のSIerと異なり、自社製品の開発・販売に特化することで高い利益率を維持しています。従業員約270名という規模で東証上場を維持できるのも、ライセンス・SaaS収益というストック型のビジネスモデルが土台にあるためです。少数精鋭の組織では一人ひとりの裁量が大きく、若手でも責任ある仕事を任されやすい環境です。
強み3. OBPM Neoの「国内唯一」ポジション
PMBOKに準拠した統合型プロジェクト管理ツールとして国内唯一の存在感を誇るOBPM Neoは、競合が少なく価格競争に巻き込まれにくい製品です。建設・IT・製造業界でのプロジェクト管理ニーズは高く、特に建設業の2024年問題(残業規制)以降、工程管理デジタル化の需要が増しています。転職者には「替えの利かない製品を担当できる」というブランド価値があります。
強み4. プラチナくるみん認定・テレワーク先駆者百選
育児サポートの充実度を示すプラチナくるみん認定と、総務省テレワーク先駆者百選への選出は、中小・中堅規模の上場企業としては際立った実績です。リモートワーク制度(月8回の在宅勤務)の整備や育休取得率の高さは、特に子育て世代の転職者にとって大きな安心材料となります。
強み5. SaaS化・クラウド移行による収益安定化
従来のオンプレミス型パッケージ製品をSaaS/クラウド型へ移行する戦略は、一時的に売上認識タイミングが変わるものの、長期的なサブスクリプション収益という安定基盤を生み出します。既存顧客のクラウド移行需要と新規SaaS顧客獲得が重なる成長フェーズにあり、カスタマーサクセスやクラウドエンジニアの採用機会が増えています。
強み6. 生成AI・外観検査AIへの先行投資
AI外観検査(AISIA)への取り組みは2018年頃から開始しており、製造現場でのAI活用という文脈ではパイオニア的なポジションを確立しています。生成AIの台頭によってAIリテラシーの高い企業が注目される中、AIプロダクト開発の実績を持つことは採用力向上にも寄与しています。
株式会社システムインテグレータの年収事情
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 想定年収レンジ |
|---|---|
| ソフトウェアエンジニア(新卒〜3年) | 380〜480万円 |
| ソフトウェアエンジニア(中堅) | 500〜650万円 |
| シニアエンジニア・テックリード | 650〜800万円 |
| ERPコンサルタント(中堅) | 550〜700万円 |
| ERPコンサルタント(シニア) | 700〜900万円 |
| プロダクトマネージャー | 650〜850万円 |
| AIエンジニア | 600〜800万円 |
| 営業・マーケティング | 450〜650万円 |
| 管理職(課長相当) | 750〜950万円 |
※上記はキャリア系情報・口コミ等を参考にした推計。実際の提示額は経験・スキルにより変動します。
給与制度の特徴
同社は成果主義と年功序列をミックスした給与体系を採用しています。基本給に加え、賞与が年2回(夏・冬)支給される標準的な構成です。テック系スタートアップのような高いストックオプション報酬はないものの、東証上場企業として安定した賞与支給実績があります。
口コミでは「中小企業にしてはボーナスがしっかりしている(基本給の2.5〜3ヶ月程度)」という声が見られます。エンジニアの評価においては、製品知識の深さや顧客対応力が査定に影響しやすい傾向です。
年収を見る際の注意点
- 平均年収の数値は複数のデータソースによって異なる(616万円〜680万円程度の幅がある)。自身の職種・経験年数と比較することが重要
- 残業代は別途支給されるが、残業が常態化している職種と少ない職種で実態が異なる
- 製品コンサルタント系ポジションは経験次第でレンジ上限に届くケースもある
- 管理職になると年収帯が大きく上がる傾向があるが、ポストは限られる
株式会社システムインテグレータの働き方・福利厚生
同社は「プラチナくるみん」認定を受けており、ワークライフバランスへの取り組みは中堅IT企業の中でも高い水準にあります。総務省テレワーク先駆者百選への選出もあり、リモートワーク制度の整備は比較的早い段階から進んでいました。
勤務時間・休日
- 所定労働時間:8時間(休憩1時間)
- 完全週休2日制(土・日)、祝日休み
- 年間休日:120日前後
リモートワーク
- 月8回のリモートワーク勤務制度(在宅勤務)
- 職種・プロジェクト状況により頻度は変動する場合あり
福利厚生
- 各種社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
- 退職金制度(企業年金)
- 育児休業制度(プラチナくるみん認定レベルの取得実績)
- 介護休業制度
- 慶弔見舞金
- 健康診断・人間ドック補助
- 財形貯蓄制度
- 社員研修・資格取得支援
- フレックスタイム制(職種により適用)
- 交通費全額支給
- 社内表彰制度
注意点 コンサルタント職や製品営業職では顧客先常駐が発生することがあり、リモートワーク頻度が部署によって異なります。また、製品リリース前後はエンジニアの残業が一時的に増加する時期もあるため、事前に配属部署の実態を確認することを推奨します。
株式会社システムインテグレータの社風・カルチャー
一言で表すなら「製品愛に溢れる職人集団」
少人数で独自製品を磨き続けてきた同社には、自社プロダクトへの強いこだわりと誇りを持つ社員が多い傾向があります。大企業のように多数の部署が分散して関わるのではなく、一つの製品に密着して開発からサポートまでを担う職人気質な文化があります。
転職者の口コミでは「優しい人が多く、人間関係のトラブルは少ない」「落ち着いた雰囲気で働きやすい」という声が目立ちます。一方で、ベンチャー的なスピード感や積極的な社内競争を好む人には少しゆったりした印象を受ける場合もあります。
評価される人物像
- 自社製品を深く理解し、顧客課題と紐づけて提案できる人
- 特定分野(ERP・PM・AI)の専門知識を持ちながら、顧客コミュニケーションができる人
- 自律的に動き、少人数環境でも成果を出せる人
- 長期的に一つの製品・事業に向き合う粘り強さがある人
表面的なイメージと実態の差
「システムインテグレータ」という社名から、多数のSIプロジェクトを抱えるIT企業をイメージする方もいますが、実態は独自パッケージ製品を持つソフトウェアメーカーです。SI(システムインテグレーション)という業態名が社名になっているだけで、受託SIは主力ではありません。転職活動の際には「パッケージソフト開発・販売会社」として理解した上で選考に臨むことが重要です。
株式会社システムインテグレータの転職難易度
難易度:B級(中程度)
全体として書類選考の通過率は一般的な中堅IT企業水準と大きく変わりませんが、同社の製品知識や業界特性への理解度が選考で重視されます。特に中途採用では「即戦力性」と「製品・顧客領域への適合性」の両方を問われるため、キャリアの整合性が重要です。
大企業ほどの応募者数がいるわけではなく、ポジションによっては比較的応募が通りやすい場合もあります。ただし、ERPコンサルタントやAIエンジニアなどの専門職は要件が具体的で、経験が問われます。
理由1. 製品知識・業界経験が重視される
GRANDIT(ERP)やOBPM Neo(プロジェクト管理)など、同社製品は専門性が高く、導入コンサルタントには実務経験が求められます。ERP業界出身者やプロジェクト管理ツールの導入経験者は有利です。
理由2. 少数精鋭採用のため枠が少ない
従業員約270名の会社であるため、採用枠は大企業と比較して少なく、採用タイミングに左右される側面があります。公開求人に応じるだけでなく、エージェント経由での非公開求人情報の収集が有効です。
理由3. カルチャーフィットも重視
創業以来の自社製品志向・職人気質な文化への適合が問われます。過去の職歴が受託開発中心でも、製品開発・販売への強い動機や長期的なコミットを示せれば評価される場合があります。
株式会社システムインテグレータの主な募集職種
同社では製品開発・販売・コンサルタントの各領域で中途採用を行っています。技術系だけでなく、製品のマーケティングや営業企画でも採用機会があります。
- バックエンドエンジニア(パッケージ製品の機能開発・SaaS基盤構築)
- フロントエンドエンジニア(Webアプリケーション・SaaS画面開発)
- AIエンジニア(機械学習)(外観検査AI「AISIA」の研究・開発)
- ERPコンサルタント(GRANDIT導入支援・要件定義・プロジェクト推進)
- プロダクトマネージャー(各製品の企画・ロードマップ管理)
- QA・テストエンジニア(製品品質保証・テスト自動化)
- 社内SE(社内システム管理・DX推進)
- IT戦略企画(製品戦略・パートナー連携)
- セールス・マーケティング(製品の販売・プロモーション)
- PMO(プロジェクト管理支援・OBPM Neo関連)
株式会社システムインテグレータに向いている人
タイプ1. 製品を深く愛せるエンジニア
自分が関わった製品が世の中のユーザーに使われることに喜びを感じる人は、受託開発よりも自社製品開発の環境で輝く傾向があります。OBシリーズやGRANDITなど、すでに数十年以上の歴史がある製品を受け継ぎながら改善に取り組めるのは、こうした環境ならではです。
タイプ2. 顧客と長期関係を築けるコンサルタント
ERP導入は6か月〜2年以上の長期プロジェクトになることが多く、顧客と深くコミットしながら課題解決を進める仕事です。「短期で次々プロジェクトを渡り歩く」スタイルより、特定顧客と腰を据えて関わることが好きな人に向いています。
タイプ3. IT×製造業・建設業などの業種知識を持つ人
AIAIAは製造業向け、OBPM Neoは建設・IT向けなど、各製品に特定の産業バックグラウンドが関係しています。業種知識とITスキルを組み合わせて価値を提供したい人には、提案の幅が広がる環境です。
タイプ4. ワークライフバランスを重視する人
プラチナくるみん認定、テレワーク先駆者百選、リモートワーク制度など、同社の働き方への取り組みは中堅IT企業の中でも評価が高いです。スタートアップの急成長より安定した環境でキャリアを積みたい人に適しています。
タイプ5. 埼玉・首都圏で腰を落ち着けたい人
さいたま市新都心という、東京に近くかつ通勤が比較的ラクな立地は、長期勤務を考えたときのメリットが大きいです。東京の中心部にこだわらない人にとって、高層ビルの快適なオフィス環境と良好な交通アクセスは働き方の満足度につながります。
株式会社システムインテグレータに向いていない人
批判ではなく、入社後のミスマッチ防止のためお伝えします。
- タイプ: 最先端技術を追いかけることが目的の人——同社のプロダクトは成熟した製品も多く、最新フレームワークを次々と採用するベンチャー的な開発スタイルを求める人には物足りない可能性があります
- タイプ: 大組織のブランド・ネームバリューを重視する人——従業員270名規模の会社であり、大手IT企業のような組織規模やネームバリューは期待できません
- タイプ: スピード感のある組織変化を求める人——独立系の上場企業として安定した文化があるため、頻繁な組織再編や事業ピボットを楽しみたい人には向かない場合があります
- タイプ: コンサル系で年収1,000万円超を目指す人——製品ベンダーとしての給与水準はコンサルファームのファームレートと異なり、短期での高額報酬獲得は難しい傾向があります
- タイプ: 受託開発プロジェクトで多様な現場を渡り歩きたい人——自社製品ビジネスが中心のため、受託開発SIerのような「案件ごとに異なる技術・業界を経験する」働き方とは異なります
株式会社システムインテグレータの選考対策
選考戦略1. 製品への理解と志望動機の具体化
同社の選考で最も差がつくポイントは「なぜシステムインテグレータの製品なのか」という志望動機の具体性です。GRANDIT・OBPM Neo・AISIA・SI Web Shoppingについて事前に公式サイトや製品紹介ページを確認し、自分の経験・強みとの接点を言語化しておくことが必須です。
「SIerからパッケージメーカーへ」という転職軸を持つ場合は、なぜ受託開発から自社製品開発への転換を志したのか、具体的な動機を準備しておきましょう。
選考戦略2. 業種・技術領域の専門性をアピール
ERPコンサルタントであれば製造・流通・建設など特定業種の基幹業務への知見、AIエンジニアであれば画像認識・機械学習の実装経験など、ポジション固有の専門性が重視されます。経歴書では「何をどのような規模で・どの技術で・どんな成果を出したか」を数値込みで記述することが基本です。
選考戦略3. PMBOKやERP関連資格の取得
OBPM NeoはPMBOK準拠、GRANDITはERP製品であることから、PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)やERP関連資格(SAP認定コンサルタント等)の保有は評価されます。ただし、資格がなくても実務経験がある場合は自信を持ってアピールしましょう。
選考戦略4. ワークライフバランスへのスタンスを明確に
面接では「なぜシステムインテグレータを選んだか」という質問に、働き方・企業文化への共感も含めて答えるのが効果的です。プラチナくるみんやテレワーク制度への関心を示しつつ、長期的に成果を出したいというコミットメントを伝えることで、カルチャーフィットを示せます。
選考戦略5. 少数精鋭環境での自律性をアピール
大企業のような役割分担ではなく、一人が複数の役割を担う場面も多い中堅企業です。過去の職歴で「自分で課題を見つけ、周囲と協力して解決した経験」や「少人数チームでのリーダーシップ経験」を具体的に語れると高評価につながります。
選考戦略6. 製品ユーザー経験があれば積極的に活用
もし過去の職場でSI Object BrowserやOBPM Neo、GRANDITなどの同社製品を使用した経験があれば、面接で積極的に触れましょう。ユーザー目線のフィードバックは開発・コンサルのポジション双方で高く評価される可能性があります。
株式会社システムインテグレータへの転職で評価されやすい経験
- ERP導入プロジェクト経験(GRANDIT・SAP・Oracle等、製品不問)
- プロジェクト管理ツールの導入・活用・コンサルティング経験
- 機械学習・画像認識・AIの実装・製品化経験
- ECサイト構築・運用・カスタマイズの経験(B2B・B2C問わず)
- SaaSプロダクトの開発・リリース・グロース経験
- パッケージソフトウェアの開発・テスト・品質保証経験
- 製造業・建設業・流通業への情報システム提案・導入経験
- SQL・データベース設計・チューニングのスキル(Object Browserユーザー向け)
- 顧客企業のDX推進・業務改善コンサルティング経験
- アジャイル・スクラムの実践経験(SaaS移行に伴う開発プロセス改善)
- 技術営業・プリセールス経験(製品デモ・提案書作成)
- PMPや情報処理技術者(プロジェクトマネージャー試験等)の資格保有
特に評価されやすいのは、「業種専門知識+IT製品知識の掛け合わせ」を持つ人材です。 ERPであれば製造業の原価計算知識、AIであれば製造ラインのQC知見など、製品の対象業界における実務経験を持ち、それをITソリューションで解決できる人は、同社の少数精鋭採用で際立った競争力になります。
まとめ
株式会社システムインテグレータは、ERP・開発支援ツール・AI・EC構築という4つの独自パッケージ製品を武器に、30年以上にわたって成長してきた独立系ソフトウェアメーカーです。従業員約270名という中堅規模ながら東証スタンダード市場に上場し、SaaS移行と生成AI活用によって2026年度には大幅増収増益を実現しています。
転職者にとっての同社の魅力は「自分が開発に携わった製品が実際のビジネス現場で使われる喜び」と「少数精鋭での大きな裁量」にあります。受託SI的な細かい役割分担ではなく、エンジニアもコンサルタントも顧客の課題から製品の改善まで広くコミットできる環境は、「製品を愛して働きたい」という志向の強いエンジニアや、業種知識を持つITプロフェッショナルにとって理想的なステージとなりえます。
平均年収650〜680万円程度という水準は、大手IT企業と比較すると見劣りするケースもありますが、プラチナくるみんやテレワーク制度に代表される働きやすさ、製品への関与度の高さ、埼玉・首都圏という生活コストに見合った立地を総合的に評価すると、長期勤務のコストパフォーマンスは決して低くありません。
転職を検討する際は、まず同社の主要製品(GRANDIT・OBPM Neo・AISIA・SI Web Shopping)について公式サイトで理解を深め、自分のキャリアとどう接続できるかを整理してみてください。エージェント経由で求人状況・採用背景を確認しながら、計画的に選考に臨むことをお勧めします。
