少子高齢化が加速する日本で、「終活」市場は静かに、しかし確実に拡大を続けている。その最前線に立つのが、株式会社ニチリョクだ。1966年の創業以来、墓地・納骨堂・葬祭という三つの柱でシニアライフをトータルサポートしてきた同社は、東証スタンダード市場に上場する老舗企業でありながら、自動搬送式納骨堂の販売代行を業界にいち早く導入するなど、革新的なサービスで存在感を発揮している。
近年は競争環境の変化や埋葬形態の多様化によって厳しい業績局面も経験したが、2026年3月期には売上高25億円・当期純利益1億2,000万円への黒字転換を計画しており、構造改革の成果が問われる正念場にある。転職市場においても、少子化の進む日本において成長が見込まれる「終活・葬祭サービス」分野での経験は、キャリアの安定性と社会貢献を同時に実現できると評価が高まっている。
本記事では、転職エージェントの視点からニチリョクの事業・強み・年収・社風・選考対策まで、転職検討者が本当に知りたい情報を詳しく解説する。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ニチリョク |
| 設立 | 1966年12月22日 |
| 代表取締役 | 渡邊 将志 |
| 本社所在地 | 東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館8階 |
| 資本金 | 19億4,074万円程度 |
| 従業員数 | 152名(2025年6月1日現在) |
| 上場区分 | スタンダード市場(証券コード7578) |
| 売上高 | 22億4,200万円(2025年3月期実績)/25億円(2026年3月期計画) |
| 平均年収 | 約454万円 |
| 平均年齢 | 44.8歳 |
| 平均勤続年数 | 5.8年 |
| 事業内容 | 墓地・納骨堂の建設・販売・運営管理、葬祭場の運営、石材製品の設計・製造・販売、仏壇・仏具の販売 |
ニチリョクは東京・神奈川・愛知・大阪・埼玉・千葉・京都に拠点を展開し、首都圏から関西圏まで広域でシニアライフ支援サービスを提供している。従業員数152名という小規模精鋭組織でありながら、東証スタンダード市場への上場を維持しており、管理体制・コンプライアンス面での信頼性は高い。
近年は事業構造の見直しを進めており、核となるお墓事業・葬祭事業の収益基盤強化と、終活サービスのデジタル活用を推進中だ。2025年3月期は競合激化と埋葬形態の多様化という外部環境の変化を受けて厳しい業績となったが、2026年3月期以降の回復軌道が注目されている。
主な事業内容
ニチリョクは「お葬式・お墓・終活」をキーワードに、人生の終幕に関わるサービスをワンストップで提供するシニアライフサポート企業だ。事業の核は「お墓事業」と「葬祭事業」の二本柱であり、これに関連サービスを組み合わせることで差別化を図っている。
お墓事業(屋外墓地・墓石販売)
伝統的な屋外墓地の区画販売から墓石の設計・施工までを一貫して手がけるのがお墓事業の基本だ。石材製品の設計・製造・販売・施工を自社グループで手がける体制を持ち、品質管理から施工後のアフターサービスまで責任を持って対応する。東京・神奈川・埼玉・千葉を中心とした首都圏エリアと、名古屋・京都・大阪の主要都市圏で霊園の紹介・販売営業を展開しており、長年の顧客ネットワークが競争優位の源となっている。
堂内陵墓(納骨堂)事業
ニチリョクが業界先駆者として注力してきたのが納骨堂事業だ。屋内施設で遺骨を安置する「堂内陵墓」は、都市部でのお墓不足問題への解決策として近年急速に需要が高まっている。同社は自動搬送式納骨堂の販売代行をいち早く手がけた実績を持ち、参拝者がICカードや操作パネルで自動的に遺骨が運ばれる最新型設備の案内営業を得意とする。屋外墓地と比べてアクセスしやすく、維持管理の手間が少ない点が現代のニーズに合致している。
葬祭事業(葬儀・家族葬・直葬)
24時間故人と面会可能な直葬・家族葬専門の葬儀施設「ラステル」の運営が葬祭事業の中心だ。家族葬の普及やコスト意識の高まりを背景に、シンプルで質の高い葬儀サービスへのニーズが増加しており、ニチリョクはこの変化にいち早く対応したサービス体制を構築している。葬儀から法要、お墓まで一貫してサポートできる体制は、遺族にとって大きな安心感につながっている。
終活サービス・関連商品
終活相談、改葬(お墓の引っ越し)に関わる業務請負、各種祭祀の企画・請負、葬祭に係る贈答品の販売、仏壇・仏具の販売なども手がける。「終活」という概念が社会に浸透するにつれ、生前にお墓や葬儀の準備をしておきたいというシニア層からの問い合わせが増加しており、関連商品・サービスのクロスセルによる収益機会が広がっている。
株式会社ニチリョクの強み
強み1. 終活ワンストップ体制
お墓の選定・購入から葬儀の手配、納骨、法要まで一社でサポートできる体制は、競合が少ない独自の強みだ。顧客にとって「何かあったときはニチリョクに相談すれば何でも解決してもらえる」という信頼関係が、リピートや口コミ紹介につながる。転職者視点では、一社の中でさまざまな終活サービスに携われるため、業界専門知識が幅広く身につくのも魅力だ。
強み2. 自動搬送式納骨堂の先駆者
自動搬送式納骨堂の販売代行を業界に先駆けて手がけた実績は、ブランド信頼性と営業ノウハウの蓄積という形で生きている。都市部での墓地不足が深刻化する中、最新型納骨堂は今後も需要拡大が期待されるカテゴリーだ。先行者としての顧客基盤と知見は、新規参入組にはない参入障壁となっている。
強み3. 広域ネットワークと拠点展開
東京・神奈川・埼玉・千葉・名古屋・大阪・京都に拠点を持つ広域展開体制は、首都圏だけでなく主要都市圏をカバーする営業力の源泉だ。地域ごとに異なる埋葬文化や価格帯に対応できる経験値が蓄積されており、顧客の多様なニーズに柔軟に対応できる。
強み4. 上場企業としての信頼性とガバナンス
東証スタンダード市場への上場維持は、財務開示・内部統制・コンプライアンス体制が一定水準以上であることの証だ。従業員152名という小規模組織でありながら、上場企業としての管理水準が求められる環境は、経営管理やIR経験を積みたいビジネスパーソンにとって貴重な職場となる。
強み5. 成長市場での事業基盤
日本の高齢化は今後数十年にわたって継続する見通しであり、葬祭・終活市場は構造的な成長が期待できる数少ない内需市場の一つだ。景気変動の影響を受けにくいディフェンシブな事業特性も、安定したキャリア形成を求める転職者には魅力的な要素となる。
強み6. 少人数ゆえの裁量と成長機会
従業員152名の小規模組織では、若手やキャリア入社者が早期から責任ある役割を担いやすい。大企業のように細分化されたロールに縛られず、営業・企画・顧客対応など複合的な業務経験を積める環境は、ジェネラリスト志向の転職者に向いている。
株式会社ニチリョクの年収事情
有価証券報告書ベースのデータによると、ニチリョクの平均年収は約454万円(平均年齢44.8歳・平均勤続年数5.8年)とされている。同規模の上場企業や業界平均と比較すると標準的な水準だが、役職・職種・勤続年数によって差が生じる。
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 想定年収レンジ |
|---|---|
| 営業(墓地・納骨堂担当) | 350〜500万円 |
| 葬祭ディレクター・葬儀担当 | 320〜460万円 |
| 営業マネージャー | 480〜650万円 |
| 経営企画・管理部門 | 400〜550万円 |
| 事務・管理スタッフ | 300〜400万円 |
| 石材施工・技術職 | 330〜480万円 |
※上記は業界水準・求人情報・類似規模企業のデータをもとにした推計値。実際の年収は経験・スキルにより変動する。
給与制度の特徴
営業職はインセンティブ(歩合)制度が設けられており、成果に応じた上乗せが期待できる。求人情報では「成約率&顧客貢献性が評価される」とあり、結果を出せる人ほど報酬が上がりやすい仕組みになっている。また、シニア・40代以降の活躍を積極的に打ち出しており、豊富な人生経験や顧客対応スキルが評価される職場文化がある。
年収を見る際の注意点
- 従業員数が少ないため、役職者の年収が平均値を引き上げている可能性がある
- 2025年3月期は業績不振により賞与水準が抑制された可能性がある(直近業績を確認すること)
- 黒字転換が実現した場合、2026年3月期以降の処遇改善も期待できる
- 面接では賞与の計算方法・評価サイクルを具体的に確認することを推奨する
- インセンティブ込みの年収は営業実績によって大きく変動するため、固定給と変動給の比率を必ず確認する
株式会社ニチリョクの働き方・福利厚生
勤務時間・休日 一般的な勤務時間は9時〜18時程度(職種・勤務地により異なる)。葬祭部門は365日対応のため、シフト制・交代勤務となる場合がある。年間休日は非公開情報が多いが、業種特性上、土日祝の出勤が発生するケースもある。
リモートワーク 現場対応が中心のビジネスモデルのため、フルリモートは難しいとみられる。管理部門・内勤ポジションでは部分的なリモート適用の可能性はあるが、詳細は採用時に確認が必要だ。
福利厚生
- 各種社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
- 交通費支給
- 退職金制度(詳細は要確認)
- 研修制度・資格取得支援(葬祭ディレクター資格など)
- 慶弔見舞金制度
- 健康診断
- 産前産後・育児休業制度
- 介護休業制度
- 昇給・賞与制度(業績連動)
- 制服支給(現場職)
- 社員旅行・社内イベント
注意点 葬祭・終活業界の性質上、夜間対応や休日出勤が発生することがある。精神的にタフさが求められる仕事でもあるため、遺族・高齢者との対話に抵抗がないこと、感情的に距離を保ちながら誠実に寄り添える人材が向いている。
株式会社ニチリョクの社風・カルチャー
一言で表すなら「誠実さと専門性を重んじる実務型文化」
ニチリョクの社風を一言で表すなら、「誠実さと専門性を重んじる実務型文化」だ。葬祭・終活というデリケートな場面に関わる仕事柄、派手さよりも誠実で丁寧な対応が求められる。顧客の人生の節目に関わるサービスである以上、「正確で誠実な対応」が第一義とされる組織文化が根付いている。
1966年創業という長い歴史を持ちながら、自動搬送式納骨堂の先駆的導入など変化への対応も積極的に行ってきた。伝統と革新を両立しようとする姿勢が、組織全体のカルチャーにも反映されている。
評価される人物像
- 顧客の悩みに真摯に向き合える人
- シニア層・ご高齢者との対話が自然にできる人
- 感情の波を落ち着かせながら業務を遂行できる人
- 地道な信頼構築を厭わない人
- 変化する市場環境に対して柔軟に対応できる人
表面的なイメージと実態の差
「お葬式・お墓の仕事は暗い、辛い」というイメージを持つ人は多いが、実態は「人の幸せな旅立ちをサポートする、社会的意義の高い仕事」という捉え方が社内では主流だ。遺族の方から「ありがとう」と言われる機会が多く、やりがいや達成感を感じやすい職場だという声も聞かれる。一方、業績悪化局面での組織の緊張感は否定できないため、現在の経営状況については率直に確認してから入社判断をすることが重要だ。
株式会社ニチリョクの転職難易度
難易度:3級(やや易しい〜標準)
大手・メガ企業と比べると選考のハードルは標準的〜やや低めで、専門知識よりも人柄・コミュニケーション力・業界への熱意が重視される傾向にある。ただし、業績回復フェーズのため採用枠は限定的であり、募集がある職種への競争は一定程度発生することが想定される。
理由1. 特定の学歴・資格不問のポジションが多い
墓地・納骨堂・葬祭サービスの営業職や現場対応職では、特定の学歴や資格よりも対人スキルや業界への適性が重視される。異業種からの転職者でも実務未経験から採用されるケースがあり、40代以降のキャリアチェンジを歓迎するポジションも存在する。
理由2. 業界のイメージ払拭が採用の課題
葬祭・終活業界への心理的な抵抗感を持つ求職者が少なくないため、業界への前向きな関心と「なぜこの仕事に携わりたいか」という動機が明確な人材は選考で高く評価される。裏を返せば、業界志望動機がしっかりしていれば他のスペックが多少低くても採用に至るチャンスがある。
理由3. 経営再建フェーズの即戦力ニーズ
2025年3月期の業績不振を経て、2026年3月期に黒字転換を目指す経営環境の中、即戦力として成果を出せる人材が求められている。営業経験者・マネジメント経験者・終活関連の知識保有者は優遇される可能性がある。
株式会社ニチリョクの主な募集職種
ニチリョクは、墓地・納骨堂・葬祭サービスの現場から管理部門まで幅広い職種で採用活動を行っている。小規模組織のため常時大量募集というわけではないが、事業の各フェーズに応じて多様なポジションが開かれる。
- 営業職(墓地・霊園担当) — 屋外霊園の区画・墓石販売。顧客への霊園案内から成約・アフターフォローまで担当
- 納骨堂営業(堂内陵墓担当) — 自動搬送式納骨堂の案内・成約営業。都市部ニーズへの対応が中心
- 葬祭ディレクター・葬儀担当 — 「ラステル」等の葬儀施設における遺族対応・式の進行管理
- 営業企画 — 営業戦略の立案・資料作成・データ分析を通じた営業組織の支援
- 経営企画 — 中期経営計画の策定・予実管理・経営層へのレポーティング
- 経理・財務事務 — 月次決算・支払い処理・上場企業としての財務報告業務
- 採用担当 — 新卒・中途採用のエントリー管理・面接調整・内定フォロー
- 総務 — 施設管理・備品調達・社内規程管理など全社バックオフィス業務
株式会社ニチリョクに向いている人
タイプ1. 人の人生の節目に寄り添いたい人
葬儀・お墓という仕事は、人が最も精神的に脆弱になる瞬間に関わるサービスだ。ただ物を売るのではなく、顧客の悩みや不安を受け止め、誠実に解決策を提案することに喜びを見出せる人に向いている。「誰かの役に立っている実感」がモチベーションになるタイプは特に適性が高い。
タイプ2. シニア・高齢者とのコミュニケーションが得意な人
終活サービスの主要顧客は50〜70代以上のシニア層だ。このターゲットに対して自然に敬意を持って接し、専門用語を使わず分かりやすく説明できる対話スキルを持つ人は、ニチリョクで高く評価される。
タイプ3. 変化への対応力がある人
経営再建フェーズの企業への転職は、安定した大企業とは異なり、業務プロセスや組織体制が変わりやすい環境に適応する力が求められる。「自分でルールを作る」ことに抵抗がなく、むしろそれを楽しめるタイプに向いている。
タイプ4. 地道な信頼構築を厭わない人
墓地・葬祭の購買はリピートサイクルが長く、短期間での大量成約より長期的な顧客関係構築が重要だ。即効性より継続性を重視した仕事の進め方が向いている人、紹介・口コミでのビジネス拡大に手応えを感じる人に適している。
タイプ5. 小規模組織でのキャリアアップを目指す人
152名という規模は、自分の仕事が組織全体に直結しやすい環境だ。「大企業の一部品ではなく、組織に自分の色を残したい」という志向を持つ人には、小規模上場企業ならではの裁量と成長機会が魅力的に映るだろう。
株式会社ニチリョクに向いていない人
批判ではなく、ミスマッチ防止のために向いていない人物像もお伝えする。
- タイプ:大手ブランド志向が強い人 — ニチリョクは従業員152名の中小規模企業。大手企業の知名度や福利厚生・研修制度の充実度を求める方には規模感が物足りない可能性がある
- タイプ:葬祭・終活業界に心理的抵抗がある人 — 遺族への対応や遺骨に触れる機会がある仕事柄、業界への抵抗感が拭えないままでは長期就業が難しい
- タイプ:短期的な高収入を最優先する人 — 経営再建フェーズのため、直近の賞与水準は控えめな可能性がある。短期的な年収最大化よりも長期的なキャリア形成を重視する人に向いている
- タイプ:テレワーク・フルリモートを希望する人 — 現場対応が中心のビジネスモデルのため、フルリモートでの就業は難しいとみられる
- タイプ:急成長スタートアップ志向の人 — 1966年創業の歴史ある企業文化を持つため、スピード感・カオス感を求める人とは文化的にミスマッチが生じやすい
株式会社ニチリョクの選考対策
選考1. 業界志望動機を具体的に言語化する
「なぜ葬祭・終活業界に転職したいのか」という動機は、選考の最重要ポイントだ。「お葬式やお墓に関わる仕事に興味があります」という表面的な答えではなく、個人の経験(家族の葬儀体験・祖父母の終活サポートなど)と結びつけて語れると説得力が増す。業界への前向きな姿勢を示すことが、他のスペックを補う最大の武器になる。
選考2. 顧客対応力・コミュニケーション事例を準備する
シニア層や遺族といった感情的・心理的にデリケートな状態の顧客への対応経験を具体的に語れると評価が高まる。前職での「難しいお客様対応を乗り越えた経験」「感謝された経験」などのエピソードを準備しておこう。
選考3. 経営状況の理解を示す
2025年3月期の業績不振と2026年3月期の黒字転換計画について把握し、「この状況だからこそ自分が貢献できること」を自分なりに語れると、選考官に真剣度が伝わる。IR情報を事前に確認しておくことは必須だ。
選考4. 多拠点対応への柔軟性を示す
東京・神奈川・愛知・大阪・埼玉・千葉・京都に拠点を持つ同社では、転勤や複数拠点への対応を求められる可能性がある。転居・出張への許容範囲をあらかじめ整理しておき、面接で聞かれた際に明確に答えられるよう準備しておこう。
選考5. 資格取得への積極性をアピールする
葬祭ディレクター資格や、終活アドバイザー・終活カウンセラーなどの民間資格は、業界への関心の高さを示す有効なシグナルだ。未取得でも「入社後に取得したい」と前向きに伝えるだけで印象が変わる。
選考6. 数字で語れる営業・成果経験を整理する
営業職への応募の場合、前職での「達成率」「受注件数」「顧客数の増加」など、定量的な成果を語れるように整理しておこう。小規模組織では一人ひとりへの期待値が高く、即戦力性をアピールすることが内定への近道だ。
株式会社ニチリョクへの転職で評価されやすい経験
- 不動産・保険・金融商品などの無形商材の営業経験
- シニア・高齢者向けサービスの提供経験(介護・医療・生命保険等)
- 冠婚葬祭業界での勤務経験(葬儀社・ブライダル・礼儀作法関連)
- 石材・建材・工務店等の職人・施工管理経験
- 小規模〜中規模企業でのバックオフィス全般経験(総務・経理・人事)
- 複数部門・拠点をまたぐコーディネーション経験
- 顧客ロイヤルティ向上・LTV改善に取り組んだ経験
- 経営管理・予実管理・取締役会資料作成経験(上場企業ならではの業務)
- 採用・人事企画の経験(小規模組織の採用は一人が多岐を担う)
- 地域コミュニティとの関係構築・渉外経験
- クレーム対応・顧客相談窓口での難易度の高いコミュニケーション経験
- 終活・相続・遺言に関する知識・資格
特に評価されやすいのは、シニア層との対話経験が豊富で、感情的に難しい場面でも誠実な対応を続けてきたことを具体的なエピソードで語れる人材だ。
まとめ
株式会社ニチリョクは、1966年創業の歴史と東証スタンダード上場という信頼性を持ちながら、自動搬送式納骨堂の先駆的導入など変化への対応も積極的に行うシニアライフサポート企業だ。お墓・納骨堂・葬祭というコアサービスに加え、終活全体をワンストップでサポートする体制は、急速に高齢化が進む日本社会においてますます重要な役割を担っていくことになる。
2025年3月期の業績不振から2026年3月期の黒字転換を目指す経営再建フェーズは、リスクと表裏一体ながら、変革に参画したい人材にとっては絶好のタイミングでもある。小規模精鋭組織の中で早期に責任ある役割を任せられ、上場企業としての高いガバナンス水準のもとで多様なスキルを磨けることは、中長期的なキャリア資産として大きな価値を持つ。
転職を検討する際は、IR情報や公式サイトを必ず事前に確認し、最新の経営状況を踏まえた上で判断することをお勧めする。また、業界への心理的な抵抗感が少なく、人の人生の節目に誠実に関わりたいという志向を持つ人であれば、ニチリョクは十分に魅力的な転職先候補となりうる。
葬祭・終活業界でのキャリアを真剣に考えるなら、まずは求人情報の確認と、可能であれば業界イベントや企業説明会への参加から第一歩を踏み出してみてほしい。人生の大切な瞬間に関わる、やりがいの高い仕事があなたを待っている。
