株式会社KYORITSUは、印刷・BPO・情報デジタルを軸とする東証スタンダード上場の持株会社です。2022年10月に共立印刷株式会社から持株会社体制へ移行し、グループ全体の経営戦略を担う存在として新たなスタートを切りました。長年の印刷技術・顧客基盤を活かしながら、デジタルトランスフォーメーションに対応したクロスメディアソリューションへ事業の重心を移しています。
転職市場においては、東証スタンダード上場企業としての財務基盤の安定性と、業界変革期における成長機会が同居する企業として位置づけられます。印刷業界出身者はもちろん、デジタルマーケティングやBPO・物流分野からのキャリアチェンジ先としても注目されるようになっています。
グループ中核の共立印刷は、出版印刷・商業印刷からDM物流・Web・映像制作まで一気通貫のサービスを提供しており、「印刷会社」という枠を超えた総合コミュニケーション企業としての色合いを強めています。本稿では、転職を検討する方に向けてKYORITSUグループの実態を詳しく解説します。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社名 | 株式会社KYORITSU(KYORITSU Co., Ltd.) |
| 証券コード・市場 | スタンダード市場(証券コード7795) |
| 業種 | その他製品 |
| 本社所在地 | 東京都板橋区清水町36番1号 |
| 設立 | 1981年5月1日 |
| 代表取締役 | 景山 豊 |
| 資本金 | 約33億7,000万円 |
| 連結売上高 | 約403億円(2025年3月期) |
| 連結従業員数 | 628名(2025年3月31日現在) |
| 平均年間給与 | 約620万円(2025年3月31日現在) |
| 主な事業 | 印刷メディア・情報デジタル・環境・BPO |
| グループ会社 | 共立印刷株式会社 ほか |
2022年10月の持株会社体制移行は、グループ経営の効率化と各子会社の自律的な経営を両立させるための戦略的な決断でした。持株会社としてのKYORITSUは、グループ全体の中長期戦略の立案・資本配分・ガバナンス体制の整備を担い、事業会社である共立印刷をはじめとする子会社が現場の業務執行に集中できる体制を構築しています。
転職者の視点では、持株会社体制への移行がグループ内のキャリアパスにも影響を与えています。従来は一つの会社の中でのジョブローテーションが主でしたが、現在はグループ各社間での異動・連携も増えており、多様な業務・事業セグメントを経験できる機会が生まれています。
主な事業内容
KYORITSUグループは、以下の4つの事業セグメントを柱として展開しています。
印刷メディア事業
書籍・雑誌・ガイドブック・フォトブック・地図・教科書・フリーペーパーなどの出版印刷と、チラシ・カタログ・店頭ツール・DM等の商業印刷を手がけます。長年の印刷技術とノウハウを基盤に、高品質な印刷物を安定供給しています。
印刷メディア事業は、デジタル化の波に押される中でも紙媒体の特性(手に取れる・記憶に残る・信頼感がある)を活かした受注を維持しています。特に出版社・行政・教育機関向けの印刷物は需要が底堅く、長年の取引実績が受注の安定性を支えています。
転職者にとっては、印刷工程全体の管理・品質管理・原価管理など、ものづくりの基礎を体系的に学べる環境があります。DTPや色彩管理などの専門スキルを持つ制作職はグループ内でも重宝され、長期的なキャリアを築けます。
情報デジタル事業
ダイレクトメール・Web・テレビ・新聞・通信販売・カタログなどを組み合わせたクロスメディア販促ソリューションを提供します。映像制作・Web制作・デジタルマーケティング支援まで幅広いサービスを展開しており、顧客の販促課題に統合的に対応できる点が強みです。
印刷会社がデジタルマーケティング支援を行うという組み合わせは、純粋なデジタルエージェンシーとは異なる強みを生み出しています。紙×デジタルの統合的な効果測定や、DM×ECの連携施策など、「オフライン起点でオンラインにつなぐ」ソリューションに独自性があります。
デジタルマーケティング職として入社することで、印刷メディアの知識を持ちながらデジタル施策を設計できる稀少なスキルセットを身につけられます。広告代理店やWebエージェンシー出身者がこの事業で新たな活躍の場を見つけているケースも増えています。
環境事業
生分解性プラスチックフィルムの製造など、サステナビリティを意識した事業を手がけています。環境負荷低減を意識した素材・製品の開発に取り組んでいます。
ESGへの企業の関心が高まる中、印刷関連の環境対応製品は今後の成長が期待される分野です。印刷業で培った素材・加工の知識を環境技術に応用するアプローチは、差別化された事業領域を切り開く可能性を持っています。
BPO事業
在庫管理から直送サービスまでの物流業務、購買履歴データを活用したDMサービス、全国小売店舗向けのPOP管理・空間プロデュースのアソートメント業務を提供します。印刷・物流のバックボーンを活かした高付加価値BPOが特徴です。
BPO事業は、印刷物の制作だけでなく「印刷物を活用して顧客のビジネスに貢献する」という付加価値型のビジネスモデルです。物流・在庫管理の経験者はこの分野で即戦力として活躍でき、印刷業界への知識がなくても参入しやすい職種が多い点が特徴です。
KYORITSUの強み
強み1. 印刷と物流・デジタルの一気通貫体制
企画・DTP制作から印刷・発送・デジタル施策まで、ワンストップで提供できる体制が最大の競合優位性です。印刷発注先を探す手間をなくし、顧客の業務効率化に直結します。
複数のベンダーに分散していた業務をKYORITSU一社に集約することで、顧客はコミュニケーションコストを削減できます。この一気通貫体制は顧客のLTVを高め、一度取引が始まると長期的なパートナー関係へと発展しやすい構造です。転職者にとっては、「印刷だけ」「デジタルだけ」ではなく、両方を横断した提案力を身につけられる環境があります。
強み2. 出版印刷における強固な顧客基盤
書籍・雑誌・コミックス等の出版印刷で積み上げてきた実績と信頼関係は、競合他社が容易に代替できない資産です。出版社との長期的なパートナーシップが安定した受注基盤を生み出しています。
出版印刷は品質・納期・機密性への要求が高く、取引先を切り替えるコストも大きいため、一度関係が構築されると長年にわたって継続しやすい特性があります。この安定した顧客基盤は業績の下振れを防ぐバッファとして機能しており、転職者が安心して長期的なキャリアを描ける土台になっています。
強み3. 持株会社体制によるグループ経営の効率化
2022年10月の持株会社移行により、グループ全体のガバナンス強化と各子会社の自律的な経営を両立しています。事業ポートフォリオの見直しや新規事業展開の意思決定スピードも向上しています。
グループ経営体制への移行は、単なる組織変更ではなく戦略的な進化のシグナルです。各事業会社が独自の強みを磨きながら、グループとしての相乗効果を最大化する方向に動いており、社員にとってもグループ内の異動・連携を通じたキャリアの幅の拡大が期待できます。
強み4. クロスメディア対応力
紙媒体とデジタルを組み合わせたマーケティング施策に対応できる点は、デジタル単体では完結しない顧客ニーズに応えられる強みです。特にDM×Webの組み合わせによる購買促進ソリューションは差別化要因となっています。
ターゲットリストの精度・印刷物のクリエイティブ品質・デジタル施策との連動設計をワンストップで提供できる企業は少なく、KYORITSUはこの領域でユニークなポジションを築いています。転職者がこの強みを活かした提案ができるようになれば、業界内での希少価値が高まります。
強み5. 環境対応製品の開発
生分解性素材など環境配慮型製品の開発に取り組んでおり、ESGを重視する企業顧客の需要に応えられる体制を整えています。印刷業界全体のサステナビリティ対応が求められる中、先行的な取り組みが競合差別化につながっています。
強み6. 東証スタンダード上場の財務基盤
売上高約403億円・資本金約34億円規模の中堅上場企業として、財務健全性と経営の透明性が確保されています。上場企業であることは、IRや開示情報の充実度合い・コンプライアンス体制の水準にも反映されており、求職者にとって情報収集しやすい環境です。
KYORITSUの年収事情
KYORITSUグループ(連結ベース)の平均年間給与は約620万円(2025年3月31日現在)とされており、印刷業界の中では標準的〜やや高い水準です。
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 想定年収レンジ(目安) |
|---|---|
| 営業職(若手〜中堅) | 450〜600万円程度 |
| 印刷営業(シニア) | 600〜750万円程度 |
| 制作・DTPオペレーター | 380〜500万円程度 |
| Webディレクター | 450〜620万円程度 |
| デジタルマーケティング職 | 480〜650万円程度 |
| BPO・物流スタッフ | 370〜500万円程度 |
| 管理部門(経理・人事等) | 450〜580万円程度 |
| 管理職・マネージャー | 600〜800万円程度 |
※上記はあくまで転職市場の一般的な推計であり、実際の提示額は経験・スキル・保有資格により異なります。
給与制度の特徴
給与体系は月額固定給+賞与の標準的な構成です。営業職では売上達成状況に応じたインセンティブが設定されることもあります。上場企業としての開示義務から、業績連動の賞与については有価証券報告書等で大まかな水準の把握が可能です。
印刷業界全体の平均年収は400万円台が相場とされる中、上場グループ企業として平均620万円という水準は業界内では高い部類に入ります。長期勤続によって着実に給与が積み上がる体系が根付いており、安定志向の転職者に適した報酬設計です。
年収を見る際の注意点
- 職種によって年収レンジの差が大きいため、応募職種ごとの条件を個別に確認する
- 制作・技術系職種は時間外労働を含む換算での実質年収と、基本給水準を分けて把握する
- 賞与は業績連動要素があるため、直近年度の業績・賞与実績をIR情報や面接で確認する
- 役職手当・家族手当・通勤手当など各種手当の詳細条件は内定通知前に確認する
- 印刷繁忙期(年度末・販促シーズン)の残業状況は職種によって異なるため事前に把握する
KYORITSUの働き方・福利厚生
勤務時間・残業 標準的な勤務時間は8時間前後で、印刷業の繁忙期(年度末や夏冬の販促シーズン前)は残業が増える傾向があります。ただし平常期はワークライフバランスが取りやすい環境とされており、フレックスタイム制の導入も進んでいます。
休日・休暇 年間休日はカレンダーに準じた形で取得可能です。有給休暇の取得率向上に向けた取り組みも進められており、長期休暇の取得もしやすい環境が整備されています。
リモートワーク フレックスタイム制の導入や業務効率化ツールの整備など、長時間労働の是正に向けた取り組みを進めています。職種によってはリモートワークが一部活用されている部門もありますが、印刷現場・物流拠点など出社が前提となる職種も多い点は確認が必要です。
勤務地 本社は東京都板橋区で、都内主要エリアや関東圏のクライアント先への訪問が中心です。BPO・物流部門では工場・倉庫勤務となる場合もあります。
福利厚生
- 社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
- 退職金制度(勤続3年以上)
- 住宅手当(一定条件あり)
- 財形貯蓄制度
- 慶弔見舞金制度
- 社員持株会
- 各種育児・介護支援制度
- 資格取得支援(業務関連資格)
- 健康診断・人間ドック補助
- 長期勤続表彰制度
注意点 印刷業の特性上、繁忙期の残業発生・土日対応は職種によって差があります。また物流・BPO部門では早番・遅番などシフト勤務が発生する場合もあるため、希望する働き方と照らし合わせた確認が必要です。
KYORITSUの社風・カルチャー
一言で表すなら「誠実なものづくり企業」
KYORITSUグループは、「ものづくり」の矜持を大切にしながら変革に挑む社風が特徴です。長年の印刷業で培われた品質へのこだわりと、クロスメディア・デジタルへの積極的な転換を両立しようとする姿勢が見られます。
評価される人物像
誠実で真面目、品質に対して妥協しない姿勢が社内で高く評価されます。また、既存の「印刷会社」という枠に縛られず、デジタルやBPOを取り込んで顧客の課題を解決しようとする提案力も求められます。職人気質の技術者と営業・マーケティング志向のメンバーが混在しており、相互の専門性を尊重する文化があります。中途入社者のインタビューや口コミ情報からは、「入社後のギャップは少ない」「真面目で誠実な人が多い」という声が聞かれます。
表面的なイメージと実態の差
「印刷会社」というイメージから古い体質を連想しがちですが、2022年の持株会社体制移行以降、グループ間の連携・ジョブローテーションの機会が増えており、キャリアの幅を広げやすい環境に変わりつつあります。一方で、印刷業界という成熟市場での事業運営上、変化のスピードはスタートアップに比べると緩やかです。急激な成長環境を求める方には物足りなさを感じるケースもあるようですが、腰を据えてスキルを磨きたい方には充実した環境が整っています。
KYORITSUの転職難易度
難易度:中程度(ポジション・スキルによって差がある)
KYORITSUへの転職難易度は、募集職種と応募者のバックグラウンドによって異なります。グループ全体での採用規模は大きくないため、求人が出た際の倍率はそれなりに高くなる可能性がありますが、特定のスキル・経験を持つ候補者には扉が開きやすい企業でもあります。
理由1:業界経験者が優遇される
営業職や制作職では、印刷・広告・デジタルマーケティング業界での経験者が優遇される傾向があります。特に情報デジタル事業やBPO事業の拡大に伴い、デジタルマーケティング・DM戦略・物流業務の経験者へのニーズが高まっています。業界未経験でも、ポテンシャル採用の枠がある場合はありますが、関連経験・スキルがあるほど選考を有利に進められます。
理由2:管理部門は上場企業水準の経験が問われる
管理部門(経理・人事・法務)については、上場企業としての管理水準が求められるため、類似規模の上場企業での実務経験が選考の通過率に影響します。東証上場企業の内部統制・開示対応を経験している人材は特に評価されます。
理由3:タイミングの問題
グループ全体での採用規模が大きくないため、希望する職種の求人が常に出ているわけではありません。採用情報は公式サイトや転職サイトをこまめにチェックし、希望職種の求人が出た際に素早く応募できる準備を整えておくことが重要です。転職エージェントを通じた非公開求人へのアクセスも有効な手段です。
KYORITSUの主な募集職種
KYORITSUグループでは、事業拡大に伴い複数の職種で中途採用を行っています。印刷・デジタル・BPOの3分野にわたる業務があるため、多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍できる環境です。
- 印刷営業・広告・メディア法人営業(出版社・広告代理店への提案営業)
- Webディレクター(クロスメディア施策のディレクション)
- データアナリスト(DM効果分析・マーケティングデータ活用)
- マーケティング戦略(クロスメディア販促企画)
- 情報システム担当(グループ情報インフラの管理・運用)
- 経理・財務事務(グループ会計・財務業務)
- 総務(グループ管理部門の業務全般)
- 生産・制作管理(印刷工程・スケジュール管理)
- BPO業務スタッフ(物流・DM・アソートメント業務)
KYORITSUに向いている人
タイプ1:印刷×デジタルを横断したいキャリア志向の人
印刷・広告・メディア業界での実務経験があり、デジタル領域にも興味を持っている方に最適です。KYORITSUは「紙の知見×デジタルの施策」を融合できる稀少な環境を提供しており、両方のスキルセットを持てる人材を重宝します。
タイプ2:安定した基盤でクロスメディアに挑みたい人
クロスメディア・OMOマーケティングに携わりたいが、スタートアップではなく安定した基盤の中でやりたい方に向いています。上場企業の財務安定性を持ちながら、変革の過程に関われるという点で、バランスを求める転職者に適した選択肢です。
タイプ3:ものづくりのこだわりを持ちつつ幅広く活躍したい人
ものづくりへのこだわりを持ちながら、幅広い顧客課題に対応できるやりがいを求める方に向いています。制作職であれば高品質な印刷物の生産を通じた誇り、営業職であれば多彩なソリューションを提案する達成感が得られます。
タイプ4:BPO・物流経験を印刷グループで活かしたい人
BPO・物流の経験を活かして、印刷グループの付加価値サービスに貢献したい方に向いています。既存の印刷業とBPO・物流を融合した事業開発は、この業界ならではのチャレンジです。
タイプ5:上場企業で着実にキャリアを積みたい人
東証スタンダード上場企業という安定した環境でキャリアを積みたい方に向いています。開示情報が整備された透明性の高い環境で、着実にスキルと実績を積み上げていくスタイルに向いています。
上場企業への転職では、入社前に有価証券報告書や決算短信でリアルな業績・経営課題を把握できるため、入社後のギャップを最小化しやすいという利点があります。KYORITSUの場合はIR資料が充実しており、事前の企業研究がしやすい環境です。
KYORITSUに向いていない人
批判ではなくミスマッチ防止のため、以下のタイプの方には向かない可能性があります。
- タイプ:急成長・急変化を求める人 — スタートアップ・ベンチャー的な急成長・急変化の環境を求める方には、安定成長型のカルチャーがフィットしない可能性がある
- タイプ:完全デジタルネイティブ志向の人 — 完全にデジタルネイティブな事業のみに関わりたい方には、紙・印刷との関わりが一定程度残る環境にギャップを感じる場合がある
- タイプ:グローバルキャリア志向の人 — グローバル展開や海外勤務を主なキャリア目標とする方には、同社の事業領域では機会が限られる
- タイプ:大手規模の組織・待遇を期待する人 — 大手印刷グループ(凸版印刷・大日本印刷クラス)と同等規模の組織・待遇を期待する方には規模感のギャップが生まれる
- タイプ:高速での昇進・年収アップを最優先とする人 — 安定型の評価制度のため、入社後短期間での大幅な昇給・昇進を最優先に考えている方には合わない可能性がある
KYORITSUの選考対策
企業・業界研究を徹底する
印刷業界のDX動向、クロスメディアマーケティングの基礎知識、KYORITSUの事業ポートフォリオを事前に理解しておくことが選考通過率を高めます。公式サイトの事業紹介ページに加え、IR資料(中期経営計画・決算説明資料)を読んでおくと、面接での質問に深みのある回答ができます。「なぜ印刷業界か」「なぜKYORITSUか」に対して、事業変革の文脈から答えられると説得力が増します。
書類選考の対策
印刷・広告・デジタルマーケティング・BPO・物流など、KYORITSUグループの事業に関連するキーワードが職歴に含まれているかが重視されます。具体的な成果数値(売上達成率・コスト削減額・案件規模)を記載するとアピール度が高まります。デジタルと紙の両方にまたがる業務経験は積極的に前面に出しましょう。
面接の対策
面接では、「なぜ印刷業界・KYORITSUか」という志望動機の深さが問われます。単に安定企業を探しているのではなく、グループの事業変革に関心を持っていることを伝えることが重要です。クロスメディアやDX推進への具体的な貢献イメージを話せると好印象です。また、長期的な就業意向を持っていることを自然な形で伝えることも、選考官への安心感につながります。
スキル・資格のアピール
デジタルマーケティング関連の資格(Google広告・Google Analytics等)、印刷業関連の技術資格、物流・BPO業務の経験があるとプラスになります。資格の有無以上に、「その資格・経験をKYORITSUでどう活かせるか」を具体的に語れることが重要です。
採用選考の一般的な流れ
一般的な選考フローは、書類選考 → 一次面接(人事・現場責任者)→ 二次面接(役員)→ 内定という流れが多いとされています。選考期間は2〜4週間程度が目安です。中途採用の場合は、現場部門の担当者との面接が重視されることが多く、「即戦力として何ができるか」を実務レベルで問われる場面があります。事前にKYORITSUグループの中期経営計画や直近の決算トピックを調べておき、志望動機と事業戦略を結びつけた回答ができると高評価につながります。
KYORITSUへの転職で評価されやすい経験
- 印刷会社・広告代理店での営業・制作・ディレクション経験
- DM企画・クロスメディア施策の設計・運用経験
- ECや通販業界でのマーケティング・物流業務経験
- BPO業務のオペレーション管理・改善経験
- デジタルコンテンツの制作(Web・映像)に関わった経験
- 上場企業での管理部門(経理・人事・法務)実務経験
- 顧客の販促課題に対する提案営業の実績
- データ分析・効果測定を活用したマーケティング改善の経験
- 印刷・制作工程の品質管理・スケジュール管理経験
- DTPソフト(InDesign・Illustrator等)の実務活用経験
- ESG・サステナビリティ関連施策の企画・推進経験
特に評価されやすいのは、印刷・DM業界での営業経験とデジタルマーケティングの知識を組み合わせて持つ人材です。KYORITSUのクロスメディア戦略を体現できるスキルセットは、書類選考・面接いずれの段階でも強いアピール材料になります。
印刷業界未経験であっても、広告代理店・Webエージェンシー・EC企業でのマーケティング経験者は情報デジタル事業やBPO事業において即戦力として評価されるケースがあります。自分の経験がKYORITSUのどの事業と親和性が高いかを整理したうえで応募先を絞ると、選考の通過率が高まります。
まとめ
KYORITSUは、100年以上の歴史を持つ印刷業の技術・顧客基盤を礎に、情報デジタル・BPO領域への事業転換を進める東証スタンダード上場のグループ企業です。2022年に持株会社体制へ移行し、グループ全体の経営効率化と新事業創出に取り組んでいます。
転職市場においては、「印刷×デジタル×物流」という複合的な強みを持つ企業であり、この分野に専門性を持つ方にとっては自身のスキルをフルに活かせる環境です。大手コングロマリットほどの規模ではないものの、上場企業としての安定性と、業界変革の最前線に立つやりがいを両立できる選択肢といえます。
転職を検討する際は、グループ各社の採用情報も含めて幅広く確認し、自分のキャリア志向に合う事業部門・職種を見極めることが重要です。キャリアコンサルタントへの相談と合わせて、IR資料で会社の中期計画・事業方針を事前に把握しておくと面接での説得力が増します。
「印刷業界は縮小産業」というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、KYORITSUはその変革の最前線に立ち、印刷資産を活かした新事業への転換を着実に進めています。変革期に在籍することで、事業転換の実際のプロセスを内側から学べるというキャリア上の稀少な経験を得られる点も、長期的なキャリア形成において見逃せない価値があります。
業界を問わず「安定と成長の両立」を求める転職者にとって、上場グループの傘の下でクロスメディアという成長領域に挑戦できるKYORITSUは、バランスのとれた魅力的な選択肢です。応募の際はグループ全体の採用情報を確認し、自分の強みが最も活きる事業部門・職種を見極めて応募することをお勧めします。
