株式会社ダイサンは、くさび緊結式足場「ビケ足場」を日本で初めて開発し、仮設足場業界のスタンダードを作り上げた企業だ。1975年に設立され、大阪を本拠地に全国展開を続けてきた。東証スタンダード市場に上場し、足場の施工サービスから建築金物・仮設機材の製造・販売まで一気通貫でカバーするビジネスモデルを構築している。

同社の事業は大きく「施工サービス事業」と「製商品販売事業」の2本柱で構成されている。全社売上の約7割を施工サービス事業が占めており、戸建建築・リフォーム・大規模改修など幅広い建設現場での仮設足場の組立・解体・レンタルを手がける。次世代足場「レボルト」をはじめ自社開発の製品群を持ち、メーカーとしての製品力と施工会社としての現場力を兼ね備えた存在だ。

転職市場においては、建設・不動産業界の技術職として希少な足場専門知識を持つ人材、または製造・営業・施工管理の経験者にとって関心の高い企業だ。社会インフラとしての建設業を足元から支える仕事に携わりたい方には、やりがいと安定性を両立できる選択肢として魅力的な企業といえる。

企業概要

項目内容
会社名株式会社ダイサン
設立1975年
代表取締役藤田 武敏
本社所在地大阪府大阪市中央区南本町2丁目6番12号
資本金1億円
従業員数536名(2026年7月時点・連結)
上場区分スタンダード市場(証券コード4750)
売上高111億3,900万円(2026年4月期実績)
平均年収非公開(建設・サービス業界の同規模帯として参考程度)
平均年齢非公開
勤続年数非公開
事業内容仮設足場の施工サービス・製商品製造販売・建築金物・レンタル

株式会社ダイサンは、くさび緊結式足場「ビケ足場」の先駆けとして半世紀近く業界をリードしてきた、大阪発祥の建設仮設機材メーカーだ。1975年の設立以来、戸建建築・マンション・大規模工事を問わず全国の建設現場に製品・施工を供給してきた。

2026年4月期決算では売上高111億3,900万円と前期比2.8%増の増収を達成したが、国内外での人的資本投資に伴う人件費増加により営業利益は前期比27.5%減の2億6,800万円となった。2027年4月期は売上高120億円(前期比7.7%増)・営業利益2億8,000万円(同4.1%増)を見通しており、人材育成投資を維持しながら業績回復を目指している段階だ。子会社5社を含むグループ体制で全国の施工サービス需要に対応している。

主な事業内容

ダイサンは施工サービスと製商品販売の2本柱で事業を展開し、全国の建設現場に仮設足場ソリューションを提供している。独自の製品開発力と全国施工網が同社の競争力の源泉だ。

施工サービス事業

売上全体の約7割を占める主力事業が施工サービスだ。戸建建築・マンション・商業施設・リフォーム工事など多様な建設現場に対して、くさび緊結式足場「ビケ足場」や次世代足場「レボルト」の組立・解体・レンタルを提供する。職長の指導のもと3人1組のチームが現場に入り、建物の形状・規模・工期に合わせた足場プランを設計・施工する。

施工事業は安定したストック型売上を生む構造を持っており、戸建住宅の外壁塗装・屋根修繕需要などリフォーム市場の拡大が追い風となっている。また建設業における安全基準の強化が進む中、信頼性の高い足場への需要は継続的に底堅い。人的資本投資として職長・施工スタッフの育成・処遇改善を積極的に進めており、現場力の強化が中長期的な競争力の根拠となっている。

製商品販売事業

自社開発の建築金物・仮設機材の製造・販売・レンタルを行う事業だ。主力製品である「ビケ足場」(くさび緊結式足場)は日本で最初に開発されたこの種の足場であり、業界標準として多くの建設会社・工務店に普及している。後継製品として開発した次世代足場「Le-volt(レボルト)」は、さらなる軽量化・組立効率化・安全性向上を実現しており、次世代の足場スタンダードとして市場拡大を進めている。

また監視用カメラの開発・販売・レンタル、電子機器の企画・開発・製造・販売・レンタル、コンピュータシステムおよびソフトウェアの企画・開発・販売なども手がけており、建設現場のデジタル化需要にも対応している。前期は前年の反動減で製商品販売事業は減収となったが、レボルトの普及促進により中長期的な回復を見込んでいる。

教育研修サービス

足場施工の専門人材育成を事業として行っている点もダイサンの特徴だ。足場組立作業主任者技能講習をはじめとする資格取得支援、職長教育など建設現場に必要な専門教育プログラムを開発・提供している。自社施工スタッフの育成はもちろん、業界全体の人材育成への貢献という社会的役割も担っている。

株式会社ダイサンの強み

強み1. 日本初のビケ足場開発による圧倒的ブランドカ

くさび緊結式足場「ビケ足場」を日本で初めて開発した先発優位は、数十年を経た現在でも業界内での強固なブランドとして機能している。「ビケ足場=ダイサン」というイメージが建設業界に定着しており、ゼネコン・工務店・リフォーム会社などへの営業においては他社には真似できないオリジナリティがある。転職者の観点では、業界トップクラスのシェアを誇る企業で専門技術を磨ける点は、市場価値向上につながりやすい。

強み2. 次世代足場「レボルト」による競合差別化

業界の次期スタンダードを目指して開発した「Le-volt(レボルト)」は、ビケ足場の後継として軽量化・効率化・安全性を大幅に向上させた製品だ。建設現場の高齢化・人手不足が深刻化する中、作業負荷を低減する次世代足場へのニーズは強く、先行者として市場を開拓できている。製品イノベーションを継続的に行える開発体制を社内に持つ点は、競合企業との差別化において重要な強みだ。

強み3. 製造と施工の一体型ビジネスモデル

製品メーカーとして足場を開発・製造しながら、施工会社として現場での組立・解体もグループで担う垂直統合型のビジネスモデルは、他の仮設機材メーカーや施工専業会社が真似しにくい優位性だ。製品改良のフィードバックを自社施工の現場から直接得られるため、製品開発サイクルが速く、現場ニーズに即した改良を継続できる。また施工品質のコントロールも自社内で行えるため、顧客への一貫した品質保証が可能だ。

強み4. 建設業界の構造的な安定需要

日本の住宅市場・リフォーム市場・インフラ修繕市場はいずれも底堅い需要を持ち、高経年化した建築物の外壁修繕需要は今後も継続的に発生することが見込まれる。足場は建設・修繕工事に必須の仮設材であり、景気変動の影響を受けにくいインフラ的な性格を持つ。また自然災害後の復旧工事需要も重要な市場であり、社会的な必要性の高いビジネス領域に属している。

強み5. 人材育成への積極的な投資

2026年4月期の減益の主因が「人的資本投資に伴う人件費増加」であったことは、短期的には利益を圧迫するが、中長期的には現場力の底上げにつながる経営判断だ。建設業では熟練技術者の高齢化による技術継承が業界共通の課題であり、育成投資を続ける企業は人材の安定確保において優位に立てる。転職者にとっては、「しっかり育ててもらえる」環境として安心感がある。

強み6. 全国展開する施工ネットワーク

大阪本社のもと全国に展開する施工ネットワークを持ち、北海道から九州まで広域の建設プロジェクトに対応できる体制を整えている。全国の有力工務店・ゼネコン・リフォーム会社との継続的な取引関係は、施工サービス事業の安定的な受注基盤となっている。

株式会社ダイサンの年収事情

株式会社ダイサンの平均年収については有価証券報告書での詳細な公開が限られているため、推計を交えながら解説する。建設業・サービス業の同規模帯企業(売上100億円超・従業員500名超)の水準を参考にすると、幹線的な目安として説明できる。

職種別の想定年収レンジ

職種想定年収レンジ
足場施工スタッフ(入社1〜3年目)300万〜400万円程度
足場職長・施工リーダー380万〜520万円程度
施工管理・現場管理400万〜560万円程度
営業(ルート営業・新規開拓)350万〜550万円程度
製品開発・技術設計400万〜600万円程度
管理部門(経理・人事等)350万〜500万円程度
部門長・マネージャークラス550万〜750万円程度

いずれも公開情報が限られているため推計値であり、実際の処遇は個人の経験・役職・勤務地によって大きく異なる。採用求人では月給29万円〜(ルート営業)や月給30万円〜(施工スタッフ)などの実績が見られる。

給与制度の特徴

施工現場スタッフは資格取得(足場組立作業主任者等)や現場リーダーへのキャリアアップによって給与が上昇する仕組みが基本だ。会社全体の業績連動賞与は限定的とみられるが、個人の技術習熟・資格保有・マネジメント実績に応じた評価が行われる。人的資本投資を強化中の時期であり、賃上げ・処遇改善が進んでいる段階にある。

年収を見る際の注意点

  • 公開されている平均年収データが少なく、実態の把握は転職エージェント等を通じた情報収集が有効
  • 施工現場職は歩合的な要素が加わる場合があり、案件量・稼働率によって変動する
  • 現場作業職と内勤・営業職では給与体系が異なる場合がある
  • 月給制のほかに各種手当(家賃補助等)が実質的な収入に影響する
  • 2026年4月期は人件費増強フェーズにあるため、将来的な水準向上の可能性がある

株式会社ダイサンの働き方・福利厚生

ダイサンは建設業・サービス業の特性に合わせた労働環境を整えている。施工現場職と内勤・営業職では働き方が大きく異なる点を理解しておくことが重要だ。

勤務時間・休日

内勤・営業職は週休2日制(土日)が基本で、年間休日は123日程度とされている。施工現場職は建設プロジェクトのスケジュールに合わせた勤務体系となるため、繁忙期と閑散期で稼働時間に差がある。現場の工程管理の改善が業界全体で進んでいるが、天候や施工の進捗状況によって変動する面がある。

リモートワーク

施工現場職については現場作業が基本のためリモートワークは馴染まない。内勤・営業職については職種・部署によってハイブリッド勤務の導入状況が異なるため、応募段階での確認が推奨される。

主な福利厚生

  • 社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
  • 退職金制度
  • 資格取得支援・手当(足場作業主任者・施工管理技士等)
  • 教育研修制度(社内・社外研修)
  • 家賃補助・住宅手当(求人によって設定あり)
  • 通勤交通費支給
  • 慶弔見舞金制度
  • 制服・作業服支給(現場職)
  • 社員持株会
  • 健康診断・定期検診
  • 各種安全衛生教育の実施

注意点

施工現場職は体力的な負荷が高く、屋外作業が中心となる。夏季の暑熱環境・冬季の寒冷環境での作業が求められるため、肉体的な適性が求められる。内勤・営業職への転換キャリアも存在するが、まず現場での技術習得を求める場合が多い。

株式会社ダイサンの社風・カルチャー

一言で表すなら「現場主義・ものづくりで業界を革新するパイオニア気質」

日本初のビケ足場を生み出した「業界に先んじて新しいものを作る」という創業以来のDNAが組織に根付いている。現場の声を製品開発に活かし、施工効率と安全性を常に向上させるという姿勢は、メーカーとしてのプライドの源でもある。現場で汗をかきながら課題を発見し、製品や施工方法で解決していくという実直な文化が特徴だ。

大阪本社という土地柄もあり、実利主義的でコミュニケーションが活発な風土がある。チームワークを重視し、現場では職長が若手を丁寧に指導するOJT文化が息づいている。人材育成への投資を強化しているフェーズにあり、若手人材の育成と定着を経営課題として重視している状況だ。

評価される人物像

  • 体力と向上心があり、現場での実務スキルを着実に積み上げられる人
  • チームワークを大切にし、職場全体の安全確保に責任感を持てる人
  • 資格取得や技術習得に対して積極的に取り組む人
  • 顧客(工務店・ゼネコン・施工主)との良好な関係を築ける人
  • 現場改善のアイデアを積極的に発信できる人

表面的なイメージと実態の差

「足場屋」というイメージから3K(きつい・汚い・危険)のイメージを持たれることがあるが、実態はビケ足場・レボルトという自社製品の普及を通じて業界の安全基準向上をリードしてきた、誇りある専門企業だ。現場は確かに体力的な負荷があるが、職長・施工管理・営業・開発など多様なキャリアパスが存在し、専門技術を軸にした中長期的な成長が描きやすい環境でもある。

株式会社ダイサンの転職難易度

難易度:C級(比較的チャレンジしやすい)

施工スタッフ・営業職については未経験からの採用実績もあり、業界経験がなくても意欲と体力があれば参入しやすい。一方で施工管理・製品開発・管理部門については業界経験や専門資格があるとより有利に働く。

理由1:現場職は意欲と体力が最大の選考基準

施工スタッフ(足場の組立・解体)については、特段の学歴・職歴を問わず、体力・意欲・チームワーク力を評価する採用が行われる場合がある。資格(足場組立作業主任者等)は入社後に取得するルートもあり、キャリアチェンジを検討している方にとって比較的参入しやすいポジションだ。

理由2:営業職は建設業界知識・ルート営業経験で差がつく

主要顧客である工務店・ゼネコン・リフォーム会社への法人営業が中心のため、建設・建材・住宅設備業界での営業経験があると選考で有利になる。顧客との長期関係を構築するルート営業スタイルが基本であり、信頼関係の構築力が評価の軸だ。

理由3:施工管理・製品開発は専門性が求められる

施工管理技士の資格保有者や、建設資材・機械の設計・開発経験者はより上位の条件で迎えられる可能性がある。製品開発職は機械設計・材料力学・品質管理の専門知識が求められるため、こうした経験を持つ人材は希少で選考も厳しい分、入社後のポジションも高めとなる。

株式会社ダイサンの主な募集職種

ダイサンでは主に以下のような職種での採用が行われている。

  • 足場施工スタッフ(ビケ足場・レボルトの組立・解体・運搬)
  • 施工管理(工程管理・安全管理・品質管理)
  • 足場メーカーのルート営業(工務店・ゼネコン・リフォーム会社への提案営業)
  • 機械・電気・電子製品法人営業(建材・仮設機材の法人販売)
  • 製品開発エンジニア(次世代足場・建築金物の設計・開発)
  • 品質管理担当(製品検査・規格対応)
  • 営業事務(受発注・見積・顧客対応)
  • 総務経理・財務事務(コーポレート管理部門)
  • 教育研修担当(社内外の施工技術研修・資格講習の企画・運営)
  • IT・システム担当(監視カメラシステム・電子機器の開発・サポート)

株式会社ダイサンに向いている人

タイプ1:ものづくりと現場に誇りを持てる人

自分が携わった足場が実際の建設現場で使われ、建物が出来上がっていく姿に充実感を覚えられる人には天職に近い仕事だ。日本の建設・住宅インフラを足元から支えているという実感が持てる仕事環境は、大きなやりがいの源になる。

タイプ2:体力に自信があり、技術を体で覚えていきたい人

現場での施工作業は体力的な負荷があるが、繰り返しの経験によって技術が身につく実践的な仕事だ。机上の理論より現場での経験から成長したいタイプの人に向いており、手に職をつけてキャリアを積んでいきたい人に適している。

タイプ3:業界を変えるチャレンジに関わりたい人

ビケ足場・レボルトという先駆的な製品で業界標準を作ってきた歴史を持つ企業で、次の革新を担いたいという意欲のある人には刺激的な環境だ。製品開発・営業・施工の各ポジションで「業界のスタンダードを作る」という体験が得られる。

タイプ4:大阪を拠点に安定した中堅企業でキャリアを築きたい人

東証スタンダード上場の中堅企業として安定した経営基盤を持ち、大阪本社での就業を希望する方に適した環境だ。建設業の構造的な需要安定性とあわせて、腰を据えてキャリアを積みたい人にフィットする。

タイプ5:人材育成・教育に関わりたい専門家

建設現場の安全教育・技術研修を事業として展開しているため、施工経験を活かして教育・研修分野でキャリアを広げたいベテランにとっても活躍の場がある。

株式会社ダイサンに向いていない人

批判ではなくミスマッチ防止のため、以下のタイプには合わない面があることを正直に伝えておく。

  • タイプ:屋外・体力作業が苦手な人 — 施工現場職は屋外での重労働が基本。夏の酷暑・冬の厳寒の中での作業もあり、体力的な適性は必須条件となる
  • タイプ:高年収を最優先にしている人 — 建設業の施工会社として年収水準は大手製造業・IT・金融と比較すると低め。ただし専門性の高い職長・管理職クラスは水準が上がる
  • タイプ:デスクワーク中心の働き方を希望する人 — 職種によっては現場への頻繁な出張・出向を求められる。完全な内勤を希望する場合はポジションが限られる
  • タイプ:最先端テクノロジー環境を求める人 — 監視カメラ・ITシステム等の事業もあるが、会社の中心は建設仮設材であり、最新IT技術の職場環境を期待すると乖離がある
  • タイプ:知名度・ブランド力を重視する人 — 業界内では著名な存在だが、一般的な知名度はそれほど高くない。内側からの達成感や実務経験に価値を見出せる人向けの職場だ

株式会社ダイサンの選考対策

戦略1:「なぜ建設仮設材・足場業界か」を明確に語る

建設業界は他業界からの転職者に対して「業界に興味を持った理由」を重視する傾向がある。「社会インフラとしての建設を支える仕事」「ものづくりに関わりたい」「現場技術を学びたい」など、自分なりの動機を具体的に語れるよう準備しておこう。表面的な動機では通過しにくい選考になりがちだ。

戦略2:ビケ足場・レボルトの特徴を予習する

面接前に「ビケ足場とは何か」「レボルトがどう違うのか」「建設業界における仮設足場の役割」を最低限理解しておくことが大切だ。公式サイトや業界情報を確認し、製品と業界の基本的な理解を示すことで、本気度と適性を伝えられる。

戦略3:安全意識を具体的にアピールする

足場業界では安全第一の文化が徹底されている。過去の職歴や生活の中で「安全・事故防止に気を配った経験」「ルールを守ってチームを守った経験」を具体的なエピソードとして語れると、選考官に刺さりやすい。建設業は労働災害への感度が特に高く、安全意識の高い人材を好む。

戦略4:チームワーク・コミュニケーション能力の実績を伝える

施工現場は3人1組を基本とするチーム作業が中心で、職長とメンバーの信頼関係が安全・品質に直結する。グループワーク・スポーツ・アルバイト・前職の経験など、チームで成果を上げた経験を具体的に語れると好印象を与えやすい。

戦略5:関連資格の取得計画を示す

足場組立作業主任者技能講習・施工管理技士など、業界で評価される資格の取得意欲を示すと将来性の高い人材として評価される。まだ資格を持っていない場合でも「入社後〇年以内に取得予定」など計画を語ることで、本気度と計画性をアピールできる。

戦略6:長期的な視点でのキャリアプランを示す

人材育成投資を強化中のフェーズにある同社は、長期的に活躍する意欲のある人材を歓迎する。「施工→職長→施工管理→営業」「現場→本社管理部門」など、自分なりのキャリアステップのイメージを語ることで、定着意欲と成長意欲を伝えよう。

株式会社ダイサンへの転職で評価されやすい経験

  • 建設現場での施工・作業経験(職種不問)
  • 足場の組立・解体・仮設機材の取り扱い経験
  • 足場組立作業主任者・とび・土工工事業などの関連資格
  • 建設施工管理技士(1級・2級)の資格保有
  • 工務店・ゼネコン・リフォーム会社でのルート営業経験
  • 建材・住宅設備・仮設機材の法人営業経験
  • 機械設計・機械加工・板金加工の経験(製品開発系)
  • 品質管理・品質保証の実務経験(製造業からの転職)
  • 安全衛生管理・KYK(危険予知活動)の実施経験
  • 物流・倉庫・在庫管理の実務経験(製商品サプライチェーン)
  • 顧客折衝・交渉・提案の実績ある営業経験
  • 教育研修の企画・実施経験(研修担当職への応募)
  • IT・電子機器の開発・保守経験(ITシステム担当への応募)
  • チームマネジメント・後輩育成の経験

特に評価されやすいのは、建設現場での施工経験と資格(足場組立作業主任者・施工管理技士)を持ち、なおかつ現場チームをまとめてきた職長・リーダー経験を持つ人材だ。現場で技術と人望の両方を培ってきたベテランは、ダイサンが最も必要としているキャリア像と一致しており、選考を有利に進めやすい。

まとめ

株式会社ダイサンは、日本初のビケ足場開発という先駆者の誇りを持ちながら、次世代足場「レボルト」で業界の未来を切り開き続けている建設仮設材の専門企業だ。売上高111億円・従業員536名というコンパクトながらも東証スタンダードに上場し、全国の建設現場を支えるインフラ的な役割を担っている。

転職先として考えたとき、年収水準や知名度は大手企業に劣るが、「日本の建設現場を足場から支える」という仕事の本質的なやりがいと、業界トップクラスの専門技術を身につけられる環境は、他では得られないものだ。特に建設業界でキャリアを積みたい人、体を使って働くことに充実感を感じる人、ものづくりの現場に近い環境を求める人にとって、真剣に検討する価値のある企業といえる。

2026年4月期は人材育成投資強化により一時的に利益が圧縮されているが、2027年4月期には売上120億円・営業利益回復を見通しており、長期的な成長への布石が打たれている段階だ。転職のタイミングとしては、成長再加速前の人材強化フェーズに飛び込む好機ともいえる。

ダイサンへの転職を検討される方は、まず公式サイトで製品・事業内容を確認し、可能であれば会社説明会や現場見学の機会を活用してほしい。転職エージェントを通じることで、最新の採用状況や現場の雰囲気・給与水準の実態についてより詳しい情報を得ることができる。