クリエートメディック株式会社は、1974年に設立された医療機器メーカーです。シリコーン素材を活用したディスポーザブルカテーテルの製造・販売に特化し、泌尿器科や消化器科の医療現場で欠かせない製品を数多く提供しています。国内の使い捨て医療器具市場においてシリコーン製カテーテルのトップメーカーとして知られ、100種類以上のアイテムを取り揃えています。
転職市場においてクリエートメディックは、医療機器業界の中でも安定性が高い企業として評価されています。自己資本比率が80%を超える堅実な財務体質を維持しており、医療現場における需要の安定性も相まって、長期的なキャリア形成を目指す転職者にとって魅力的な選択肢となっています。
本稿では、転職エージェントの視点からクリエートメディックへの転職に必要な情報を網羅的に解説します。年収水準・働き方・社風・選考対策まで、実際の転職活動に役立つ情報をお届けします。
中途採用においても医療機器の製造・品質管理・営業といった職種で定期的に求人が発生しており、医療機器業界への転職を検討する方にとって候補企業のひとつとして検討する価値があります。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業名 | クリエートメディック株式会社 |
| 英語名 | CREATE MEDIC CO., LTD. |
| 上場区分 | スタンダード市場(証券コード5187) |
| 業種 | 精密機器 |
| 本社所在地 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-15 新横浜センタービル8階 |
| 設立 | 1974年8月 |
| 資本金 | 1,461百万円(2025年12月期) |
| 売上高 | 13,617百万円(2025年12月期) |
| 従業員数 | 1,010名(2025年12月期) |
| 代表取締役社長 | 今澤修 |
| 事業内容 | 医療用機器及び材料の研究・製造・販売 |
| 主要製品 | シリコーン製ディスポーザブルカテーテル・医療チューブ |
| 海外拠点 | 中国(大連)・ベトナム |
| 決算期 | 12月 |
クリエートメディックは設立から50年超にわたり、特定の医療器具カテゴリーに絞った専業戦略を貫いてきた企業です。「シリコーン製カテーテルのトップメーカー」という明確な立ち位置は、医療機関との長期的な信頼関係の礎となっており、安易な多角化をせず強みの深化を選択してきた経営方針が財務の安定にも直結しています。
転職者にとっては、「自分が開発・製造・販売に携わった製品が実際の医療現場で患者の生命や生活の質を支えている」という実感を持ちやすい環境が整っています。医療機器という分野の社会的意義の大きさと、専業メーカーならではの製品への深い専門性が、長期的なキャリア満足度につながりやすい企業といえます。
主な事業内容
クリエートメディックの事業の中核は、シリコーンラバーを主原材料とした医療用カテーテル・チューブ類の製造・販売です。使い捨て(ディスポーザブル)医療器具の専業メーカーとして、以下の分野に強みを持っています。
泌尿器科領域
導尿用シリコーンフォーリーカテーテルが主力製品です。シリコーン素材はラテックス(天然ゴム)に比べてアレルギーリスクが低く、長期留置にも適していることから、医療機関から高い評価を得ています。国内市場においてトップクラスのシェアを誇ります。
泌尿器科領域は入院患者の管理において不可欠な医療器具であり、需要の安定性が高い分野です。高齢化社会の進展に伴い、術後管理や慢性疾患対応での需要も増加傾向にあります。このカテゴリーでの圧倒的なシェアと製品の多様さが、クリエートメディックの事業基盤を支えています。
消化器科領域
腸閉塞(イレウス)の治療に使用されるイレウスチューブが代表製品です。腸内の内容物を減圧・排出するために用いられる医療専門器具で、こちらも国内主要シェアを持つとされています。
消化器科の治療に用いられる専門性の高い医療器具は、一般的に代替品の採用が難しく、医療機関との長期取引が成立しやすい特性があります。製品の取り扱いに習熟した医療スタッフが一定数いる現場では、慣れ親しんだブランドへの継続需要が生まれやすく、既存顧客の維持率が高いカテゴリーです。
在宅・介護領域
在宅医療や介護施設での使用に適した製品ラインナップを展開しています。高齢化社会の進展とともに需要が増加している成長分野です。
入院から在宅へという医療政策の流れを受け、在宅での医療処置に対応した器具の需要は年々拡大しています。訪問看護ステーションや在宅療養支援診療所との取引拡大は、同社にとって既存製品の新たな販路開拓にもつながっています。転職先としては、このセグメントを担当する営業職が成長の手応えを感じやすい領域です。
海外生産・グローバル展開
国内の工場に加えて中国大連とベトナムの海外拠点を活用したグローバルな生産体制を確立しています。国内では九州クリエートメディック株式会社もグループ会社として製造を担っています。
海外生産拠点の活用はコスト競争力の維持に貢献するとともに、アジア市場への販売展開にも役立っています。海外拠点との品質管理水準の統一という課題は常に存在しますが、この点に対応できる品質保証・生産技術の経験者は社内で高く評価される傾向があります。
クリエートメディックの強み
強み1. 特定医療領域でのトップシェアと高い参入障壁
シリコーン製フォーリーカテーテルとイレウスチューブという特定カテゴリーで国内トップシェアを維持しています。医療機器は薬事法(医薬品医療機器等法)による認証・承認が必要なため、新規参入が容易ではなく、既存メーカーとしての地位は安定しています。
転職者にとっての意味として、ニッチトップ企業への就職は「市場での安定した需要がある製品を扱う」という安心感につながります。急激な競合参入による業績悪化リスクが低い環境で働けることは、キャリアの安定性を重視する人にとって大きな魅力です。
強み2. 堅実な財務基盤
自己資本比率80%超という極めて高い財務健全性が特徴です。借入に頼らない自己資本中心の経営で、不況時にも安定した事業運営が可能な体制を維持しています。安定した配当も継続しており、長期的な経営の安定性が評価されています。
財務の健全性は従業員にとっても直接的なメリットをもたらします。業績悪化による急激なリストラや給与カットのリスクが低く、計画的な昇給や賞与支給が期待しやすい環境です。長期的な視点でのキャリア設計において「企業が安定して存続する」という前提を持てることは、非常に重要な要素です。
強み3. 医療ニーズの持続的成長
高齢化社会の進展に伴い、泌尿器・消化器系の医療処置の需要は増加傾向にあります。在宅医療や介護施設での利用も拡大しており、人口構造の変化が事業の追い風となっています。
日本の高齢化率は世界最高水準で推移しており、この構造的な変化は短期的に逆転しません。つまり、同社の主力製品が対応する医療需要は中長期的に増加し続ける見通しです。成長市場にいることは、営業職であれば目標達成の追い風になり、製造・品質管理職であれば仕事の量と充実度の維持につながります。
強み4. シリコーン素材技術の蓄積
創業以来50年以上にわたってシリコーン医療機器に特化した技術・知見を蓄積しています。素材選定から製造工程、品質管理まで一貫した専門性が競合との差別化要因になっています。
この長年の技術蓄積は、社内における専門知識の厚みとして転職者にも恩恵をもたらします。シリコーン医療機器の製造・品質管理・開発に必要なノウハウを体系的に学べる環境があり、業界内での市場価値を高めるキャリア資産として活用できます。
強み5. グローバルな生産・販売体制
中国大連・ベトナムに生産拠点を展開し、コスト競争力を保ちながら品質管理を行っています。海外販売も伸長しており、アジア市場でのプレゼンス強化が図られています。
グローバルな拠点を持つことは、国内製造業の中では差別化要素のひとつです。海外拠点との連携業務に携わる経験は、国際的なビジネス感覚やコミュニケーション能力の向上にもつながります。グローバル志向の転職者にとっては、中堅企業ながら海外業務に関与できるポジションが存在する点は評価できます。
強み6. ニッチ専業による収益安定性
幅広い製品展開よりも特定の医療器具カテゴリーに絞り込んだ専業戦略が功を奏しており、医療機関との長期的な取引関係の構築につながっています。
専業メーカーの社員は「自社の製品が何に使われ、なぜ選ばれているか」を深く理解できます。医療機関の担当者との信頼関係も、その専門性の深さゆえに構築しやすいため、営業職でも一定のやりがいを感じやすい環境です。
クリエートメディックの年収事情
クリエートメディックの平均年収は600〜627万円程度と報告されています(複数の転職情報サイトによる推計値)。医療機器業界全体の水準と比較すると標準的なレンジに位置しています。
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 想定年収レンジ(参考) |
|---|---|
| 医療機器営業(MR相当) | 450〜700万円 |
| 研究開発エンジニア | 450〜680万円 |
| 品質管理・品質保証 | 420〜650万円 |
| 製造技術・生産管理 | 400〜600万円 |
| 経理・財務 | 430〜680万円 |
| 人事・総務 | 400〜620万円 |
| 経営企画 | 500〜800万円 |
| 管理職(課長相当) | 700〜1,000万円 |
※上記は業界類似企業の水準および外部調査機関の推計を参考にした参考値です。実際の給与は個人の経験・評価・在籍年数によって大きく異なります。
給与制度の特徴
年代別の目安は以下のとおりです(外部調査機関の推計値)。25〜29歳で418万円程度、30〜34歳で481万円程度、35〜39歳で549万円程度、40〜45歳で586万円程度、50〜54歳で677万円程度とされています。役職別では、係長クラスで749万円程度、課長クラスで979万円程度、部長クラスで1,181万円程度とされています。
賞与(ボーナス)は平均で101万円程度と報告されており、年5.6ヶ月分という求人情報も確認されています。大手医療機器メーカーと比べると突出した水準とは言えませんが、中堅企業として安定的なベースが期待できます。
年収を見る際の注意点
- 上記の数値はあくまで推計・参考値であり、個人の評価・職種・在籍年数によって大きく異なる
- 医療機器営業のインセンティブ制度の有無や構成は採用選考の過程で必ず確認する
- 本社勤務か製造現場勤務かによって手当や実質収入が変わる場合がある
- 昇給・昇格の基準(年功序列か成果主義か)を面接で具体的に質問しておくことを推奨
- 管理職登用のタイムラインは企業規模や職種によって大きく異なるため、事前確認が重要
クリエートメディックの働き方・福利厚生
求人情報から確認できる働き方の特徴は以下のとおりです。
勤務形態
- 完全週休2日制(土・日)
- 年間休日127日
- リモートワーク可(職種による)
- フレックスタイム制度(職種による)
福利厚生(10項目以上)
- 住宅補助制度
- 通勤手当(実費支給)
- 退職金制度
- リロクラブ(宿泊・スポーツ・レジャー等の優待施設利用)
- 社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
- 健康診断(定期健診・人間ドック補助)
- 育児・介護休業制度
- 財形貯蓄制度
- 慶弔見舞金制度
- 資格取得支援・社内教育プログラム
年間休日127日は製造業の中では多い水準であり、医療機器製造という仕事の性質上、品質・安全に対する意識が高い職場環境が整えられています。リモートワーク導入も進んでおり、管理部門・事務系職種では柔軟な働き方が可能とされています。
注意点として、製造現場やラボ勤務の職種は業務上リモートワークが難しいケースもあります。また、品質管理や製造技術のポジションは特定の作業場所・設備が必要なため、出社前提が基本です。面接時に自分の希望する職種でのリモート可否・フレックス適用範囲を確認することをお勧めします。
クリエートメディックの社風・カルチャー
一言で表すなら「誠実・着実・専門職集団」
クリエートメディックの社風は「穏やかで波風の立たない職場」という評価が比較的多く見られます。長期勤続者が多く、社内は落ち着いた雰囲気が特徴とされています。医療機器という製品の性質から品質・安全に対して非常に厳格な文化が根付いており、「確認を怠らない」「記録を残す」「責任を持って仕事をやり遂げる」という姿勢が自然と身に付く環境です。
評価される人物像
医療現場への貢献に誠実に向き合い、品質への妥協を許さない姿勢を持った人材が評価されます。具体的には、業務プロセスをしっかり守りながらも改善提案を行える人、専門知識を継続的に深めようとする学習姿勢がある人、チームとの協調を重視しながら着実に成果を出せる人が評価される傾向があります。
口コミサイトには「穏やかな人が多い」「安定志向が強い」という声がある一方、「意思決定が保守的」「新しいことへの挑戦にサポートが薄い」という意見も見受けられます。大企業のような横断的な異動や多様なキャリアパスが豊富とは言えませんが、特定分野の専門性を深めるには適した環境といえます。
表面的なイメージと実態の差
「安定志向・変化が少ない」という印象を持たれがちですが、実際には中国・ベトナムへの海外生産拠点展開や在宅医療向け製品ラインの拡充など、変化への対応は着実に進んでいます。ただし大胆なピボットや急速な拡張よりも「着実な品質改善・ラインナップ拡充」というアプローチが基本です。変革志向の人にとっては物足りなく感じる局面がある一方、専門性を軸に腰を据えて働きたい人にとっては非常に居心地よい環境といえます。
クリエートメディックの転職難易度
難易度:中級(B〜B+)
クリエートメディックへの転職難易度は中程度と評価できます。医療機器業界の中でも採用対象が比較的明確な専業メーカーであり、関連経験者であれば書類通過率は高い傾向があります。一方で、少数精鋭の採用方針から定期的に大量採用を行う企業ではなく、タイミングと職種のマッチングが重要です。
選考フローは一般的に書類選考→一次面接(現場責任者)→二次面接(役員・経営層)というステップが多く、中途採用では即戦力性の高さが重視される傾向があります。医療機器業界の知識や、専門分野での実績をわかりやすく整理して臨むことが重要です。
理由1. 薬事・品質系経験者は追い風
医薬品医療機器等法(薬機法)への対応、QMS(品質マネジメントシステム)、ISO13485といった医療機器特有の規制・認証分野の実務経験者は、全体的に採用市場での評価が高い状況です。クリエートメディックでも同様に、薬事対応や品質保証の経験者は書類段階で高い通過率が期待できます。
理由2. 専門職は採用枠が限定的
経営企画・事業開発・情報システムなどの間接部門職種は、欠員補充が採用の主な契機であるため、求人発生のタイミングが読みにくいです。これらのポジションを希望する場合は、転職エージェントへの登録や企業の採用ページの定期チェックが重要です。
理由3. 医療業界経験・共感が問われる
書類・面接問わず「なぜ医療機器なのか」「医療現場への貢献に共感できるか」という点が選考軸のひとつです。異業種からの転職の場合でも、医療・ヘルスケア領域への関心の深さと、シリコーン素材や医療器具に関する基礎知識を事前に身に付けておくことで選考通過率は上がります。
クリエートメディックの主な募集職種
中途採用における主な募集職種の例を紹介します。実際の採用状況は時期によって変動するため、最新情報は公式採用ページでご確認ください。
- 医療機器法人営業(病院・クリニックへの製品提案・受注管理)
- 研究開発エンジニア(シリコーン医療機器の製品開発・改良)
- 品質管理担当(製品の品質保証・規格管理・薬事対応)
- 製造技術担当(生産プロセスの改善・生産管理)
- 経理・財務事務(財務諸表作成・決算業務)
- 人事企画(採用・労務・人事制度企画)
- 経営企画(中期計画策定・事業分析)
- 営業事務(受注処理・納品管理・顧客対応)
- 情報システム担当(社内ITシステムの運用・保守)
医療機器営業や研究開発・品質管理は比較的採用機会が多い職種です。医療機器の薬事規制に関する知識(QMS・ISO13485など)を持つ人材は特に評価されます。
クリエートメディックに向いている人
タイプ1. 医療現場への貢献にやりがいを感じる人
医療機器の製造・販売を通じて患者の生活の質や医療の安全に貢献することに価値を見いだせる人は、日々の業務のモチベーションを維持しやすい環境です。「自分が関わった製品が病院で使われている」という実感が、長期的なキャリア満足度につながります。
タイプ2. 専門性を深めてじっくり成長したい人
特定の医療器具カテゴリーに特化した専業メーカーのため、その分野における専門知識・技術を深く習得できる環境が整っています。広く浅くよりも「この領域のプロ」として成長したい人に向いています。品質管理・製造技術・研究開発のいずれも、深い専門性を育てるには適した職場です。
タイプ3. 品質・安全に誠実で責任感の強い人
医療機器は不良品が患者の命や健康に直結するため、品質への妥協を許さない文化が徹底されています。この厳格な品質文化に価値を感じ、一つひとつの作業を正確に丁実に遂行することにやりがいを感じる人は、組織での評価を得やすいです。
タイプ4. 安定した環境で長期キャリアを築きたい人
高い自己資本比率・安定した業界需要・穏やかな社風という三拍子が揃っており、長期的に同じ環境でキャリアを積みたい人には適した企業です。転職回数を抑えて一社で専門性を磨きたいというライフプランにも合致します。
タイプ5. 医療機器業界の知識・経験を活かしたい人
医療機器メーカーや医療関連業界での勤務経験を持つ人にとって、これまでの知識・人脈・経験が直接活かせる職場環境が整っています。異業種からの転職でも、ヘルスケア領域への関心と学習意欲があれば十分に活躍できます。
クリエートメディックに向いていない人
批判ではなくミスマッチ防止のため、以下の志向を持つ方には他の選択肢が適している場合があります。
タイプ:
- 急成長・急変化する環境や新規事業立ち上げに携わりたい人(スタートアップや事業会社の新規事業部門が適切)
- 高いインセンティブや外資系レベルの報酬を求める人(外資系医療機器メーカーや投資銀行が適切)
- 異動やジョブローテーションを通じて多様なキャリアを積みたい人(大手メーカーや総合商社が適切)
- 医療・ヘルスケア分野への関心が薄く、製品への共感が持てない人(業界の志望動機が問われるため選考段階で不利)
- 短期間で昇進・昇格を実現したいという強いキャリア志向の人(成果主義が強い外資や急成長ベンチャーが適切)
クリエートメディックの選考対策
志望動機の具体化(最重要)
書類選考および面接の両方において、「なぜ医療機器なのか」「なぜクリエートメディックなのか」を明確かつ具体的に伝えることが最重要です。「安定しているから」「医療に貢献したいから」という一般論では差別化になりません。「シリコーン製カテーテルが泌尿器科で果たしている役割の理解」「自社の強みと志望者の経験の接点」を具体的に語ることで選考通過率が上がります。
医療機器・ヘルスケア関連の業務経験や製品知識を具体的にアピールすることが重要であり、前職での実績・数字・担当した製品のカテゴリーを整理してから臨みましょう。
薬事・品質規制の基礎知識を事前に習得
薬事法(医薬品医療機器等法)やQMS(品質マネジメントシステム)、ISO13485などの医療機器規制に関する基礎知識があると面接で評価されやすいです。未経験者は事前に基本的な知識を調べておくことをお勧めします。また「シリコーン製カテーテルが現場でどう使われているか」「なぜ使い捨て医療器具が重要なのか」というビジネス・医療の両面からの理解を示すことで、入社意欲の真剣さをアピールできます。
具体的な実績・数値の準備
面接では前職での具体的な実績・数値、品質・コンプライアンスに対する姿勢、長期的なキャリアビジョン(腰を据えて働けるか)が確認される傾向があります。特に品質管理・製造技術・研究開発職については「どういうトラブルにどう対処したか」「どのプロセスを改善したか」といった事例を準備しておくと、面接での説得力が増します。
転職エージェントの活用
中途採用のポジションは公開求人に加え、非公開求人として流通していることもあります。医療機器業界に精通した転職エージェントを活用することで、非公開ポジションへのアクセスや面接対策の精度向上が期待できます。
クリエートメディックへの転職で評価されやすい経験
- 医療機器メーカーでの営業・製造・品質管理・研究開発の実務経験
- 薬事対応・薬機法・QMS・ISO13485に関わった業務経験
- MR(医薬情報担当者)や医療関連営業での顧客折衝経験
- 医療機関(病院・クリニック等)への製品提案・販売実績
- 製造業における生産技術・工程改善・品質保証の経験
- 管理部門(人事・経理・経営企画)での実績(管理職ポジション応募の場合)
- 中国・ベトナムなど海外拠点との連携や海外業務経験(グローバル職種の場合)
- 製薬・化学・精密機器など類似業種での技術・品質管理経験
- 在宅医療・介護事業者への営業・提案経験(在宅領域拡大に関連するポジションの場合)
- 医療現場(病院・クリニック・介護施設)での実務経験(医療知識の理解に有利)
- 生産管理・SCM(サプライチェーン管理)の実務経験
- デジタル化・IT推進に関わった経験(社内DX推進ポジションがある場合)
特に評価されやすいのは、医療機器の薬事規制(薬機法・QMS・ISO13485)と実際の製造プロセスの両方に精通した品質保証・製造技術系の経験者です。
未経験の場合でも、類似業種(製薬・化学・精密機器)での経験や、業務の性質が近い職種経験があれば転職の可能性は十分あります。入社後の研修制度を通じて医療機器の知識を習得する意欲があることを伝えることが重要です。
まとめ
クリエートメディック株式会社は、シリコーン製医療カテーテルという特定分野に特化したニッチトップ戦略で、50年以上の歴史と安定したポジションを確立した医療機器メーカーです。自己資本比率80%超の健全財務と、高齢化社会の追い風を受けた需要の安定性が長期的な魅力となっています。
転職先として考えると、安定した環境・専門性の深化・医療分野への貢献という点に価値を感じられる人に特に向いています。平均年収600万円台という水準は業界内で標準的ですが、年間127日の休日・リモートワーク可など働きやすさの面でも着実に改善が進んでいます。
医療機器業界を志望する転職者にとって、専業メーカーとして確固たるポジションを持つクリエートメディックは、腰を据えてキャリアを積む場として十分に検討する価値のある企業です。応募の際は医療機器規制への理解と、医療現場への貢献動機を明確にすることが選考突破のカギとなります。
