溶接金網の国内最大手として130年超の歴史を持つトーアミは、東証スタンダード上場の中堅メーカーだ。日本のインフラ整備・建築工事を底支えする素材を専業で手掛けており、業界内での存在感は小さくない。転職先として注目する際には、「安定性」「技術の専門性」「全国展開の可能性」が評価軸になる。
同社は1887年の創業以来、溶接金網一筋でノウハウを積み重ねてきた。大量の注文をこなす生産能力と、材料調達から製品化まで一貫した自社体制が強みだ。競合が少ない市場で国内シェアトップを維持し続けているため、景気循環の波を受けながらも比較的安定した業績を維持している。
本記事では、これからトーアミへの転職を検討する方に向けて、事業の全体像から年収・選考対策まで詳しく解説する。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社トーアミ |
| 設立 | 1940年9月 |
| 創業 | 1887年(明治20年) |
| 代表者 | 代表取締役社長 北川芳仁 |
| 本社所在地 | 大阪府四條畷市中野新町10番20号 |
| 資本金 | 12億9,080万円 |
| 従業員数 | 227名(連結ベース) |
| 上場区分 | スタンダード市場(証券コード5973) |
| 売上高 | 約183億円(2025年3月期) |
| 平均年収 | 500万円台(推計) |
| 平均年齢 | 44歳程度 |
| 勤続年数 | 15年超(推計) |
| 事業内容 | 溶接金網の製造・販売、土木・建築工事施工 |
トーアミは、溶接金網(ワイヤーメッシュ)を中心とした土木・建築用資材の製造販売および工事施工を行う専業メーカーだ。上場している溶接金網専業メーカーとしては国内唯一の存在であり、その希少性が市場での独自ポジションを確立している。全国9拠点・14工場を展開し、需要地に近い体制で安定供給を実現している。
近年は国内公共工事の増加やインフラ老朽化対策の需要拡大を追い風に、安定した業績推移を維持している。またベトナムに生産拠点を設けており、コスト競争力の強化と海外市場開拓の双方を意識した展開が続いている。
主な事業内容
トーアミの事業は「溶接金網の製造・販売」を中核とし、そこから派生する工事施工・関連製品まで展開する一貫型のビジネスモデルだ。
溶接金網(ワイヤーメッシュ)とは、鉄線を縦横に一定間隔で配置し、交差点を電気溶接した網目状の製品だ。コンクリートのひび割れ防止・強度補強を目的として、道路・トンネル・ダム・橋梁・ビル基礎・工場床など、あらゆる構造物に用いられる。この素材なくして現代の建設工事は成立しないといっても過言ではない。
建設・土木向け溶接金網
もっとも主力となる事業領域。コンクリートスラブ・壁・床・屋根などへの補強材として、標準サイズから特注品まで幅広いラインアップを揃える。大規模な公共インフラ工事(道路・ダム・港湾)から民間の建築工事まで、用途に応じた製品設計で対応する。
材料の調達から成形・製品化まで自社一貫体制を持つため、品質管理が徹底されており、「トーアミの溶接金網」という信頼ブランドが業界内で確立している。転職者視点では、この品質ブランドに携わることで「インフラを支える素材メーカー出身」としての職歴になる。
コンクリート製品・鉄筋加工向け製品
プレキャストコンクリート製品(工場で事前に成形されたコンクリートブロック)や鉄筋コンクリート構造向けに特化した溶接金網製品を供給している。せん断補強筋など、構造設計に準拠した精密な仕様が求められる領域だ。
全国5工場で同一品質の製品を提供できる体制が整っており、大手ゼネコンやプレコン(プレキャストコンクリート)メーカーからの長期取引につながっている。
土木・建築工事施工
製品販売にとどまらず、溶接金網を用いた工事施工も手掛ける。全国に2社の施工会社が展開し、材料の供給から施工まで一括受注できる体制を整えている。施工まで手掛けることで付加価値を高め、競合との差別化を図っている。
海外事業(ベトナム)
トーアミはベトナムに生産拠点を設け、東南アジア市場への製品供給を行っている。労働コストの最適化と現地建設需要への対応が目的だ。海外展開の規模はまだ限定的だが、グローバルなキャリアを志向する転職者にとってはひとつのアピールポイントになり得る。
板ガラス用溶接金網・特殊用途製品
防火設備に必要な網入りガラスに使用される溶接金網も手掛ける。建設用途以外の特殊市場でも存在感を示しており、製品ポートフォリオの多角化が図られている。
株式会社トーアミの強み
強み1. 国内唯一の上場溶接金網専業メーカー
溶接金網を専業として上場しているメーカーは、国内ではトーアミだけだ。これは単なる事実以上の意味を持つ。専業であるがゆえに技術・ノウハウ・設備投資がすべて溶接金網に集中されており、高い製品品質と深い知見が蓄積されている。
転職者にとってのメリットは、「同分野でのリスクを分散させていない専業企業ゆえの技術的な深度」に触れられる点だ。素材・製造への深い理解を得たい技術系人材には特に魅力的な環境といえる。
強み2. 130年超の歴史と業界内信頼ブランド
1887年の創業から積み上げた実績と信頼は、簡単には模倣できない無形資産だ。大手ゼネコンや建設コンサルタントとの長期的な取引関係が構築されており、新規参入者がゼロから同等の信頼を獲得するには相当の時間を要する。
こうした歴史的なブランド力は、景気後退局面でも顧客離れが起きにくい「粘着性の高い顧客基盤」を生み出している。転職先の安定性を重視する方にとって、長期継続型の取引基盤は重要な評価ポイントだ。
強み3. 全国9拠点・14工場の分散生産体制
全国を網羅する生産・営業拠点は、顧客の「納期と品質」という要求に即応できる地理的優位性をもたらしている。輸送コストの低減にもつながり、コスト競争力の面でも地方の小規模メーカーに対して有利な立ち位置にある。
転職者視点では、全国各地の拠点があることで、ライフイベント(結婚・子育て・介護)に伴う転居が必要になったとしても、同一企業内での異動が可能なケースがある点も魅力だ。
強み4. 材料調達から製造・施工まで一貫した垂直統合体制
鉄線(素材)の調達から溶接金網の成形・品質検査・出荷、さらに現場施工まで、バリューチェーンを自社内で完結させている。これにより品質管理の徹底と、外部への依存リスクの低減が実現されている。
一貫体制は顧客への迅速な対応力にも直結しており、「仕様変更への柔軟な対応」「大量注文の受け入れ」などの場面で競合に対する差別化要素となっている。
強み5. 社会インフラ需要と連動した安定的な市場環境
道路・橋梁・トンネル・ダムなどの社会インフラ整備は、政府の財政出動と連動する市場だ。老朽化インフラの補修・更新需要が今後数十年にわたって継続することが予想されており、溶接金網の中長期的な需要は比較的見通しやすい。
加えて、建設業界の省力化・効率化の潮流の中で、プレキャストコンクリートの活用が進んでおり、これに必要な溶接金網の需要拡大が期待される。
強み6. ベトナム生産拠点による国際競争力の確保
東南アジアへの生産拠点の展開は、コスト競争力の維持と成長市場へのアクセスの双方を目指す戦略だ。国内の少子高齢化に伴う市場縮小リスクをヘッジしながら、海外需要を取り込む土台を整えつつある。
株式会社トーアミの年収事情
トーアミの年収水準は、建設資材・金属製品メーカーの中では標準的な水準に位置する。大手総合素材メーカーと比べると見劣りする面もあるが、専業メーカーとして安定した報酬体系を維持している。
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 想定年収レンジ |
|---|---|
| 営業(経験3〜5年) | 400万〜550万円 |
| 技術・生産管理(経験3〜5年) | 380万〜520万円 |
| 品質管理・検査 | 350万〜480万円 |
| 工場製造スタッフ | 300万〜420万円 |
| 経理・総務(管理部門) | 380万〜520万円 |
| 課長クラス(管理職) | 550万〜700万円 |
| 部長クラス | 700万〜900万円程度 |
※いずれも推計値。賞与・残業手当を含む。実際の条件は採用時の交渉・経験年数により変動する。
給与制度の特徴
トーアミは月給制を基本とし、夏季・冬季の賞与(ボーナス)が支給される標準的なメーカー型の給与体系だ。年次昇給制度があり、長期勤続によって着実に給与が上昇する傾向がある。平均勤続年数が15年超と長い点は、定着率の高さの表れであり、腰を据えてキャリアを築ける環境が整っているといえる。
製造現場では資格手当(高所作業・フォークリフトなど)が付与されるケースがある。技術系職種では、専門性を高めることで早期に昇給・昇進につながる可能性もある。
年収を見る際の注意点
- 有価証券報告書に記載の平均年収はあくまで「単体ベースの平均」であり、役員報酬や嘱託・パートは含まれないケースがある
- 残業代の比重が年収に影響するため、職種・部署によって実収入に差が出る場合がある
- 連結での従業員規模は限定的なため、大企業と同列での比較は注意が必要
- 賞与は業績連動のウエイトがあるため、公共工事の発注動向によって変動する可能性がある
株式会社トーアミの働き方・福利厚生
トーアミは製造業の特性上、工場勤務が中心となる職種も多い。ただし営業・管理職ではフレックスや在宅勤務の導入が一部で進んでいる。中堅メーカーとして、労働環境は整備された水準にあるといえる。
勤務時間・休日
- 所定労働時間:8時間(実際の勤務体系は職種・拠点により異なる)
- 年間休日:約115〜120日程度(土日祝・夏季・年末年始)
- 工場勤務は交替勤務となるケースがある
リモート・在宅勤務
- 製造・工場系職種はリモート対応が困難
- 本社管理部門・営業系職種では一部在宅勤務制度あり(詳細は採用窓口へ確認要)
主な福利厚生
- 各種社会保険(健康・厚生年金・雇用・労災)完備
- 退職金制度あり
- 財形貯蓄制度
- 社員持株会
- 慶弔見舞金制度
- 育児・介護休暇(法定準拠)
- 健康診断・人間ドック補助
- 社員食堂(拠点による)
- 資格取得支援(技術系資格・業務関連)
- 研修制度(OJT・OFF-JT)
注意点 工場・製造職は3交替勤務を伴う可能性があり、生活リズムに慣れが必要な場合がある。拠点によって設備や福利厚生水準に差があるため、希望拠点での確認が欠かせない。
株式会社トーアミの社風・カルチャー
一言で表すなら「堅実・実直な職人気質」
創業130年超のメーカーらしく、地に足のついた製品重視の文化が根付いている。派手な施策よりも品質と安定供給にこだわり、「モノを作って社会に貢献する」という製造業の王道を歩んできた企業だ。社内では経験年数や技能に対するリスペクトが強く、職人的な技術継承の文化が感じられる。
同時に、上場企業としてのコンプライアンス意識や情報開示への取り組みも着実に進んでいる。変化の速い業界ではないが、変えるべきことを着実に変えていくタイプの企業文化といえる。
評価される人物像
トーアミで活躍する人物像は「長期視点で物事を捉え、地道に成果を積み上げられる人」だ。溶接金網という専門性の高い素材を扱うため、製品への深い理解と顧客への誠実な対応が求められる。短期的な成果よりも、関係性を大切にした長期的な信頼構築を重んじる営業スタイルが合っている。
技術系では、工場現場に入り込んで改善提案ができる「現場志向」の人材が高く評価される傾向がある。管理部門では、コスト意識と丁寧な調整力を持つ人材が求められる。
表面的なイメージと実態の差
「地方の製造業メーカー」というイメージから、閉鎖的・保守的と思われがちだが、実際は全国展開・海外拠点も持つ中堅企業だ。業界シェアトップという自負もあり、技術開発への投資も継続的に行っている。「地味だが安定」という表現がもっとも実態に近いかもしれない。若い世代のキャリア志向が強い方には物足りなく感じる場面もあり得るが、専門性を深めたい人にとっては長期的な成長環境が整っている。
株式会社トーアミの転職難易度
難易度:B級(中程度)
国内最大手メーカーではあるが、規模が中堅企業(従業員227名)のため、大企業と比べると採用人数は少ない。また専業メーカーゆえに、求められる知識・適性も比較的明確だ。
知名度の面では一般消費者には馴染みが薄いが、建設・土木・インフラ業界でキャリアを築いてきた方には知られた企業だ。技術系職種は実務経験者が優遇される傾向が強い一方、営業・管理職では異業種からの転職でも素材・建材への関心と熱意があれば可能性がある。
理由1. 採用枠が限られており競争率は高め
従業員227名という規模のため、毎年の中途採用枠は限られる。求人が出た際には即座に応募することが重要で、「いつかそのうち」ではチャンスを逃す可能性が高い。
理由2. 専門知識のキャッチアップが必要
溶接金網・建設資材という特殊な専門分野への理解が必要だ。入社後に学べる部分はあるが、選考段階でも「なぜこの業界・製品なのか」を具体的に語れることが求められる。業界知識ゼロの状態で漠然と応募するより、業界構造や製品の社会的意義を事前に学んでから臨むほうが評価される。
理由3. 文化的フィットが重視される
長期勤続者が多い企業文化のため、採用では「長く活躍できる人物かどうか」を重視する傾向がある。短期的な転職繰り返しの経歴や、明らかに「ここはステップアップの踏み台」という姿勢は敬遠される。地道にモノを作り社会に貢献したい、という志向が自然に語れる人が高く評価される。
株式会社トーアミの主な募集職種
建設資材メーカーとして、技術・製造系の職種が中心となるが、全国展開ゆえに営業・管理系の採用もある。
- 営業職(建設資材・溶接金網の法人営業)
- 生産技術・製造管理(工場生産ラインの管理・改善)
- 品質管理・検査(製品品質の確認・工程管理)
- 設計・開発技術(溶接金網の設計・顧客仕様対応)
- 購買・調達(原材料調達・仕入先管理)
- 経理・財務事務(上場企業の経理業務・決算)
- 総務(コーポレート業務全般)
- 工場製造スタッフ(溶接・成形ラインの実務)
- 営業事務(受注処理・顧客対応サポート)
株式会社トーアミに向いている人
タイプ1. 専門性を深めてじっくり成長したい人
溶接金網という特定分野のエキスパートになることに価値を見出せる人。技術の探求と長期的な積み上げを楽しめる職人気質の方に向いている。
タイプ2. 社会インフラへの貢献にやりがいを感じる人
自分の仕事が橋・道路・建物という形で社会に残ることに意味を感じられる人。「縁の下の力持ち」的なポジションに誇りを持てる人が長く活躍している。
タイプ3. 安定した経営基盤の中でキャリアを築きたい人
景気に左右されにくい公共工事連動型のビジネスと、130年超のブランド力が合わさった安定基盤の中で着実にキャリアを積みたい人に向いている。
タイプ4. 全国各地で柔軟に働ける人
全国9拠点展開のため、転勤の可能性がある。逆に言えば、全国さまざまな地域で活躍したいという志向の人には選択肢が広がる環境だ。
タイプ5. 中堅メーカーで裁量を持ちたい人
大企業ほどの分業制がなく、一人ひとりが幅広い業務をカバーする必要がある。それを「裁量が大きい」「多様な経験ができる」と前向きに受け止められる人が活躍しやすい。
株式会社トーアミに向いていない人
批判ではなく、ミスマッチ防止のための情報として参考にしてほしい。
- タイプ: 高い給与水準を最優先したい人(業界相場は中程度)
- タイプ: 最先端IT・デジタル技術に携わりたい人(製造業のデジタル化は進行中だが限定的)
- タイプ: 数年ごとの転職をキャリア設計に組み込んでいる人(長期定着を重視する文化と合いにくい)
- タイプ: 都市部・本社勤務のみを希望する人(全国の製造拠点への転勤が前提の職種が多い)
- タイプ: 短期で高い成果報酬を求める人(インセンティブ型より年功的な安定型の報酬体系に近い)
株式会社トーアミの選考対策
選考対策1. 溶接金網・建設資材業界の基礎を押さえる
選考前に「溶接金網とは何か」「どのような場面で使われるか」「業界の市場構造は」という基礎知識をインプットしておくこと。公式サイトやIR資料(toami.co.jp/ir)に目を通し、製品ラインアップと用途を理解した上で面接に臨むのが最低限のマナーだ。
知識量そのものよりも、「興味を持って調べてきた」という姿勢が評価される。公共工事発注量・建設需要の動向などを自分の言葉で語れると、さらに印象が良くなる。
選考対策2. なぜ専業メーカー・なぜトーアミかを明確に語る
「大手ゼネコンではなくなぜ資材メーカーか」「なぜトーアミという会社に絞ったのか」という問いへの答えを準備しておく。「安定しているから」だけでは物足りない。「社会インフラの素材を専門に手掛ける希少な上場企業であり、プロとして深く関わりたい」という専門性へのこだわりを示せるとベターだ。
選考対策3. 長期貢献の意思を明確に伝える
勤続年数の長い社員が多い文化のため、採用側は「すぐ辞めそうな人」を警戒する。職歴で転職回数が多い場合は、各転職の理由と一貫したキャリア観を明確に説明できるよう準備が必要だ。「ここで長く成長したい」という意思を具体的な言葉で伝えることが大切。
選考対策4. 技術職は関連スキル・資格を整理する
生産管理・品質管理・設計などの技術職では、前職での具体的な業務内容(何のラインを管理したか、どんな改善を行ったか)をKPI・数値で語れる準備をしておく。溶接・金属加工・建材業界での経験があれば積極的にアピールしよう。
施工管理技士・品質管理検定・フォークリフト・玉掛けなどの資格があれば選考での評価ポイントになる。
選考対策5. 営業職は顧客との関係構築力を具体的に示す
建設資材の営業は、ゼネコン・建設会社・プレコンメーカーなどとの長期的な信頼関係が命だ。前職での顧客折衝・提案営業・長期取引の維持などの経験を、エピソードベースで語れるように準備する。数字(担当件数・売上規模・新規開拓実績など)も添えると説得力が増す。
選考対策6. 現場志向・コスト意識をアピール
製造業では「現場を大切にする姿勢」が評価される。工場現場への興味・改善提案への積極性・コスト意識などを面接の中で自然に示せると、製造業文化への適性が伝わりやすい。
株式会社トーアミへの転職で評価されやすい経験
- 建設資材・土木資材メーカーでの営業経験
- ゼネコン・建設会社・設備工事会社での購買・調達経験
- 金属製品・鉄鋼製品の製造・品質管理経験
- 工場ラインの生産管理・工程改善の実績
- プレコン(プレキャストコンクリート)関連業務経験
- 図面読解・設計補助の経験(CADを含む)
- 資材営業における建設・ゼネコン向けルート営業の経験
- 原材料調達・仕入先管理の経験
- 上場企業での経理・財務・IR業務経験(管理部門希望者)
- フォークリフト・玉掛け・クレーン等の現場系資格保有
- QC(品質管理)検定・ISO内部監査員資格の保有
- 工場内安全衛生管理・5S活動の推進経験
- 建設資材の積算・見積経験
特に評価されやすいのは、建設・土木向けの法人営業経験と、製造現場での品質管理・生産管理のリアルな経験だ。 同業他社や関連業界からの転職者は即戦力として歓迎されやすく、採用可能性が高まる傾向がある。
まとめ
株式会社トーアミは、溶接金網という国内で欠かせない建設素材を130年超にわたり供給し続けてきた、専業上場メーカーだ。国内唯一の溶接金網専業上場企業というポジションは、他に替えがなく、日本のインフラ整備が続く限り安定した需要基盤を持つ強固なビジネスモデルを示している。
転職先として見たとき、「年収水準は中堅レベルで大手には劣る」「社会インフラを下支えする使命感」「長く腰を据えて専門性を高められる環境」という特徴がある。派手さはないが、着実に社会に貢献し続ける企業で仕事をしたい方にとって、長期的なキャリア形成の舞台として魅力的な選択肢だ。
採用人数が多くないため、求人情報はこまめにチェックしておくことが大切だ。業界知識を事前に整え、「ここで長く貢献したい」という姿勢を具体的に伝えることが選考突破のカギになる。
建設・土木・インフラの現場を素材の側から支えたいという志向を持つ方は、ぜひトーアミへの転職を検討してみてほしい。職人的な技術文化と安定した経営基盤の中で、自分らしいキャリアを長期的に築ける環境がそこにある。
