「福利厚生でサラダが食べられる会社」——KOMPEITOのサービスを利用したことがある方なら、そんな印象を持っているかもしれません。オフィスに冷蔵庫や冷凍庫を設置し、サラダやお弁当などの健康的な食事を手頃な価格で提供する「OFFICE DE YASAI(オフィスでやさい)」は、いまや6,644社(2026年5月末時点)が導入する人気の福利厚生サービスに成長しました。

運営する株式会社KOMPEITOは、2012年設立のフードテックスタートアップです。2026年9月11日には東京証券取引所グロース市場への上場を予定しており(証券コード618A)、まさに成長の節目を迎えようとしています。月次売上は69か月連続で増収を続け、月額サブスクリプション型のストック収益モデルによって、2026年8月期第3四半期累計では黒字転換を果たしました。

転職市場においても、フードテック・SaaS・健康経営といったキーワードで関心を集めやすい企業です。ただし、急成長企業ならではの構造——単一事業への依存度の高さ、通期黒字化の実績がまだないこと、IPOの売出比率の高さ——も一次情報として開示されています。

この記事では、良い面だけでなく気になる点も一次情報ベースで正直に扱い、転職エージェントの視点から、KOMPEITOという会社の実像を多面的に解説していきます。

企業概要

まずは株式会社KOMPEITOの基本情報を整理します。

項目内容
会社名株式会社KOMPEITO(コンペイトウ)
設立2012年9月3日
代表取締役渡邉 瞬
本社所在地〒141-0031 東京都品川区西五反田2丁目28番5号 第2オークラビル5階
資本金1,456,600,788円(資本準備金含む)
従業員数単独184名・グループ209名(2026年6月30日時点)
上場区分東京証券取引所グロース市場(証券コード618A・2026年9月11日上場予定)
売上高55億7,687万円(2025年8月期)/70億4,800万円(2026年8月期3Q累計)
平均年収575万円
平均年齢34.2歳
平均勤続年数2.2年
主な事業設置型健康社食「OFFICE DE YASAI」・オフィス内プロモーション・次世代サラダ自販機

補足すると、KOMPEITOは2012年設立から約14年で東証グロース上場に至ったフードテック企業です。想定発行価格は1,560円、想定時価総額は約154.4億円と見込まれています。従業員の平均年齢は34.2歳、平均勤続年数は2.2年と、比較的若く、成長フェーズにある組織であることが数字からも読み取れます。設立から上場までの期間を考えると、事業拡大とともに人員も急速に増やしてきた企業だと言えるでしょう。

主な事業内容

KOMPEITOの事業は、主力の「OFFICE DE YASAI」を中心に、周辺サービスや新規領域へと広がっています。売上の95.4%(2026年8月期3Q時点)を主力事業が占める構造ですが、その周辺で多角的な取り組みが進んでいます。

OFFICE DE YASAI(オフィスでやさい)

同社の中核事業です。オフィスに冷蔵庫・冷凍庫を設置し、サラダやお弁当など健康的な食事を提供する福利厚生型の設置型社食サービスです。月額サブスクリプション型(ストック型)の収益モデルを採用しており、直近12か月平均の月次解約率は1.1%と低水準に抑えられています。

契約社数は6,644社(2026年5月末時点)で、そのうち約81%が従業員数100名以下の中小企業です。全国8拠点の配送網を通じてサービスを届けており、月約160品目という豊富なラインナップが特徴です。ARR(年間経常収益)は89.2億円、ARPU(1社あたり年間平均収益)は約134万円に達しています。

OFFICE DE MEDIA(オフィス内プロモーション)

設置した冷蔵庫や配送網という接点を活かした、オフィス内プロモーション事業です。数千社規模のオフィスというタッチポイントを、メーカーなどのプロモーションの場として提供する構想で、主力事業のインフラを二次的に収益化する取り組みと位置づけられます。

SALAD STAND(次世代サラダ自販機)

サラダを提供する次世代型の自動販売機事業です。オフィスに限らず、より幅広い場所で健康的な食事を提供するチャネル拡張の一環と考えられます。

M&A・海外展開

成長戦略の一環として、乳製品宅配業者の事業譲受を3件、給食事業者である株式会社優食の買収を実行しています。また2024年には米国現地法人を設立し、カリフォルニア州で「Lumeal」ブランドを展開中です。国内での基盤づくりと並行して、周辺領域の取り込みと海外進出を進めている段階です。

株式会社KOMPEITOの強み

転職を検討するうえで、その企業の競争優位を理解しておくことは重要です。KOMPEITOの強みを整理します。

強み1. ストック型ビジネスによる高い収益安定性

月額サブスクリプション型のストック収益モデルにより、月次売上は69か月連続で増収を続けています。直近12か月平均の月次解約率は1.1%と低く、一度契約した顧客が継続利用しやすい構造です。積み上げ型の収益は事業の予測可能性を高め、成長の再現性という点で大きな強みになっています。

強み2. 中小企業に強い独自ポジション

契約先の約81%が従業員数100名以下の中小企業です。競合とされるOKAN「オフィスおかん」が大企業向け中心、江崎グリコ「オフィスグリコ」が間食・飲料中心とされる中で、KOMPEITOは中小企業向けというポジションで独自の市場を築いています。手薄になりがちな中小企業の福利厚生ニーズを面で押さえている点は、差別化要因です。

強み3. 地方銀行・事業会社との強力な提携チャネル

地方銀行81行・事業会社189社を中心に、合計270社の営業提携先を持っています。特に提携金融機関による紹介活動は、有価証券届出書でも重要な成長戦略と位置づけられています。全国の中小企業に接点を持つ地銀ネットワークを営業チャネルとして活用できる点は、他社が容易に模倣しにくい強みです。

強み4. 圧倒的な品揃えとオペレーション

月約160品目という品揃えは、競合の約20品目とされる水準に対して大きく上回ります。豊富なメニューは飽きを防ぎ、継続利用の低い解約率にもつながっていると考えられます。全国8拠点の配送網を含む物流オペレーションが、この多品目提供を支えています。

強み5. 黒字転換を果たした事業モデルの成熟

長らく先行投資による赤字が続いていましたが、2026年8月期第3四半期累計で経常利益が黒字転換しました。売上総利益率65.8%、営業利益率9.5%(3Q時点)という数字は、事業モデルが収益フェーズに入りつつあることを示しています。成長と収益性を両立させ始めた点は、企業としての安定感につながります。

強み6. 健康経営という追い風の市場

健康経営やウェルビーイングへの関心が高まる中、企業が福利厚生に投資する流れは追い風です。社員の健康を手軽にサポートできるKOMPEITOのサービスは、この社会的トレンドと合致しており、市場そのものの拡大余地が大きい領域で事業を展開しています。

株式会社KOMPEITOの年収事情

転職を検討するうえで気になる年収について整理します。

有価証券届出書によると、提出会社の平均年収は575万円、平均年齢は34.2歳です(2026年6月30日時点)。若い組織であることを踏まえると、年齢に対しては相応の水準と言えます。

職種別の想定年収レンジ(推計)

以下は公開情報をもとにした推計であり、実際の金額は職種・等級・経験によって変動します。あくまで目安としてご覧ください。

職種想定年収レンジ(推計)
営業(フィールドセールス/インサイドセールス)400万〜650万円
カスタマーサクセス400万〜600万円
マーケティング450万〜700万円
コーポレート(管理部門)450万〜700万円
エンジニア・プロダクト500万〜800万円
マネジメント・管理職700万〜1,000万円

※上記はあくまで推計レンジです。全社平均年収575万円を基準に、一般的な職種別の傾向を加味した目安であり、実際の提示額を保証するものではありません。

給与制度

クチコミによると、評価は半年ごと(3月・9月)の360度評価と実績評価を組み合わせた制度が採用されているとされます。360度評価は上司だけでなく同僚や関係者からの多面的な評価を反映する仕組みで、成果とプロセスの両面が見られる傾向があると考えられます。成長企業らしく、実績が処遇に反映されやすい環境である可能性があります。

注意点

平均勤続年数が2.2年と短い点は、年収を考えるうえで留意が必要です。勤続年数が短い理由は成長企業ゆえの採用拡大による面もありますが、長期在籍を前提とした年功的な昇給を期待するより、成果を出して評価を積み上げていくスタイルの方が実態に近いと考えられます。また上場前後は制度が変化しやすいため、選考時に最新の給与テーブルや評価制度を確認することをおすすめします。

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株式会社KOMPEITOの働き方・福利厚生

働き方については、クチコミ情報が中心となるため、母数が限られる点に留意しながら見ていきます。

勤務時間・残業

OpenWorkの月間残業時間は28.3時間(母数3件)、転職会議では月間残業25時間(母数不明)とされています。いずれも母数が非常に少ないため参考値ですが、極端な長時間労働を示す数字ではありません。ただし、成長フェーズの企業では部署や時期によって繁閑差が出やすいため、選考時に配属予定部署の実態を確認しておくとよいでしょう。

リモートワーク

クチコミによると、リモート可・ハイブリッド勤務(オフィス50%/リモート50%程度)が多数とされています。物流やオペレーションが関わる事業のため職種による差はあると考えられますが、コーポレートやプロダクト系の職種では柔軟な働き方が可能な環境がある様子です。

福利厚生

自社サービスである「OFFICE DE YASAI」を社内でも利用できる可能性が高く、健康的な食事を身近に取れる環境は、この会社ならではの福利厚生と言えます。有給消化率はOpenWorkで94.1%(母数3件)と高めの数字が出ていますが、こちらも母数が極小のため参考程度に留めてください。

注意点

働き方に関するクチコミは、OpenWorkが回答数3件、エンカイシャの評判が7件と、いずれも母数が極めて小さい点に注意が必要です。OpenWork公式ページにも「回答数が少ないためスコアが低減化しています」との注記があります。数字を鵜呑みにせず、面接の場で実際の勤務実態を直接確認することを強くおすすめします。

株式会社KOMPEITOの社風・カルチャー

一言で表すなら

「急成長フェーズにある、若く変化の速い組織」です。設立から14年で東証グロース上場に至り、平均年齢34.2歳・平均勤続年数2.2年という数字が示すように、常に新しい人が加わり、事業とともに組織が拡大し続けている企業です。ストック型ビジネスで着実に積み上げてきた堅実さと、M&Aや海外進出に踏み込む挑戦的な姿勢の両面を持ち合わせています。

評価される人物像

成長企業では、決められた業務をこなすだけでなく、変化に前向きに対応し、自ら課題を見つけて動ける人が評価されやすい傾向があります。360度評価が採用されているとされる点からも、周囲と協働しながら成果を出せる人、多面的な信頼を積み上げられる人が力を発揮しやすい環境だと考えられます。上場前後の変化を楽しめるマインドも重要でしょう。

表面的なイメージと実態の差

「サラダを届けるおしゃれなフードテック企業」という表面的なイメージがあるかもしれませんが、実態は物流網の構築や中小企業向けの地道な営業、金融機関との提携開拓といった、泥臭いオペレーションに支えられたビジネスです。華やかなプロダクトの裏側には、全国8拠点の配送網と270社の提携チャネルを回す実務があります。この「地に足のついた実行力」こそがKOMPEITOの実態であり、そこに魅力を感じられるかどうかがフィット感を左右します。

株式会社KOMPEITOの気になる点・入社前に知っておきたいこと(事実ベース)

ここでは、良い面だけでなくネガティブに映りうる点も正直に、一次情報で裏取りした事実のみを取り上げます。転職判断は、こうした構造的なリスクも踏まえたうえで行うことが大切です。

主力事業への集中度が高い

有価証券届出書によると、2025年8月期(第13期)の売上構成比はOFFICE DE YASAI事業が95.4%を占め、事業が単一サービスに集中している構造が開示されています。単一事業への依存度が高いことは、その事業の環境変化が業績に直結しやすいことを意味します。(出典: 有価証券届出書 S100YW47

物流委託モデルと配送費用の上昇リスク

有価証券届出書「事業等のリスク」では、物流網の多くを委託モデルで構築していること、および物流の「2024年問題」を背景とした配送・物流費用の上昇傾向が事業リスクとして開示されています。設置型社食は配送が事業の生命線であるため、物流コストの動向は収益性に影響しうる要素です。(出典: 有価証券届出書 S100YW47

通期黒字化の実績がまだない

有価証券届出書によると、単体で第9期から第13期(2025年8月期)まで経常損失・当期純損失を計上しており、通期黒字化の実績はなく、黒字転換は2026年8月期第3四半期時点で確認されるにとどまることが開示されています。黒字転換は明るい兆しですが、通期での黒字定着はこれから証明される段階です。(出典: 有価証券届出書 S100YW47

IPOは売出中心で会社への資金流入は限定的

有価証券届出書によると、本IPOの内訳は公募50,000株・売出4,139,300株で、公募割合は約1.2%(売出約98.8%)にとどまり、新規発行による会社への資金流入は限定的であることが開示されています。売出人にはインキュベイトファンド、ニッセイ・キャピタル、JICベンチャー・グロース・ファンド等の投資事業組合が名を連ね、これらにはロックアップ期間(90日・180日・360日)が設定されていることも開示されています。既存VCのイグジット色が強いIPO構造である点は、株式面での判断材料になります。(出典: 有価証券届出書 S100YW47

M&Aに伴うのれんの減損リスク

有価証券届出書によると、乳製品宅配業者のM&A(事業譲受)3件および株式会社優食の完全子会社化を実行しており、「事業等のリスク」では買収対価として計上するのれん等について、期待収益が計画を下回った場合に減損が発生する可能性が開示されています。積極的なM&Aは成長ドライバーである一方、統合がうまくいかない場合のリスクも併存します。(出典: 有価証券届出書 S100YW47

海外事業はまだ立ち上げ段階

有価証券届出書によると、2024年に米国現地法人KOMPEITO USA Inc.を設立し、カリフォルニア州ロサンゼルスを中心に「Lumeal」ブランドを展開している段階で、同子会社の資本金は306千米ドルと開示されており、海外事業は成長戦略の柱の一つと位置付けられています。将来性がある一方、まだ黎明期であり成果はこれからという段階です。(出典: 有価証券届出書 S100YW47

クチコミの母数が極小である点

OpenWork公式ページによると、KOMPEITOの総合評価は3.25(回答数3件)で、同ページには「回答数が少ないためスコアが低減化しています」との注記が付されており、母数が極小である点に留意が必要です。ネット上の評価だけで会社を判断するには情報が不足しているため、面接での直接確認が欠かせません。(出典: OpenWork

株式会社KOMPEITOの転職難易度

難易度:B級(やや高め)

KOMPEITOの転職難易度は、職種によって差がありますが、総じて「やや高め」と評価します。上場を控えた成長企業として注目度が高く、フードテック・SaaS・健康経営といった人気テーマを扱うため、応募が集まりやすい環境にあると考えられます。一方で、事業拡大に伴う採用ニーズも旺盛なため、フィットする経験を持つ人にとっては十分にチャンスがある企業です。

理由1. 上場企業としての注目度と応募集中

2026年9月の東証グロース上場を控え、企業としての知名度・注目度が高まっています。上場は求職者にとって魅力的な要素であり、応募が集中しやすくなります。競争率が上がるという意味で、選考のハードルは相対的に高くなる傾向があります。

理由2. 成長フェーズゆえの即戦力志向

平均勤続年数2.2年という数字が示すように、事業拡大に合わせて人を増やしてきた企業です。急成長企業では、教育に時間をかけるより即戦力を求める傾向が強く、これまでの経験を事業にどう活かせるかを具体的に示せるかが問われます。

理由3. 職種による難易度の差

営業やカスタマーサクセスなど採用ニーズの大きい職種は門戸が比較的広い一方、マーケティングやプロダクト、コーポレートの専門職は募集枠が限られ、求められる専門性も高くなります。自分の職種の採用状況を見極めることが、難易度を正しく捉える鍵になります。

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株式会社KOMPEITOに向いている人

KOMPEITOで力を発揮しやすいのは、次のようなタイプの人です。

  • 成長フェーズの変化を楽しめる人:上場前後の変化が続く環境で、変化を前向きに受け止められる方に向いています。
  • ストック型ビジネスに面白さを感じる人:積み上げ型の収益モデルや解約率の改善といった、地道な数字と向き合う仕事にやりがいを見出せる方に合います。
  • 中小企業の課題解決に共感できる人:契約先の約81%が中小企業。中小企業の福利厚生・健康経営を支えることに意義を感じられる方に向いています。
  • オペレーションを泥臭く回せる人:物流や配送を含む実務を厭わず、地に足のついた実行力を発揮できる方が活躍しやすい環境です。
  • 健康・食・ウェルビーイングに関心がある人:自社サービスや事業ドメインそのものに共感できることは、モチベーションの源泉になります。

株式会社KOMPEITOに向いていない人

以下は批判ではなく、ミスマッチを防ぐための整理です。次のようなタイプの方は、入社後にギャップを感じる可能性があります。

  • タイプ1:安定した大企業の整った制度を求める人:上場前後で制度が変化しやすく、完成された仕組みを期待すると戸惑う場面があるかもしれません。
  • タイプ2:長期の年功的な昇給を前提にキャリアを描く人:平均勤続年数2.2年の成長企業では、成果ベースの評価が中心となる傾向があります。
  • タイプ3:単一事業への集中を不安に感じる人:売上の95.4%を主力事業が占める構造にリスクを感じる方は、慎重に検討したほうがよいでしょう。
  • タイプ4:明確な指示のもとで動きたい人:自ら課題を見つけて動くことが求められる環境のため、受け身の姿勢だと力を発揮しにくい可能性があります。
  • タイプ5:華やかなイメージだけで応募を考えている人:実態は物流や営業の地道な積み重ねが支える事業です。表面的なイメージとのギャップに注意が必要です。

株式会社KOMPEITOの選考対策

KOMPEITOの選考を受けるにあたって、押さえておきたいポイントを整理します。

対策1. ストック型ビジネスへの理解を示す

同社の成長を支えているのは、月次解約率1.1%という低さと69か月連続増収を実現するストック型モデルです。サブスクリプションビジネスの本質(継続率・LTV・チャーン改善など)を理解し、自分がそこにどう貢献できるかを語れると好印象です。

対策2. 事業ドメインへの共感を伝える

健康経営やウェルビーイングという社会的テーマ、そして中小企業の福利厚生を支えるという事業の意義に、自分の言葉で共感を示しましょう。なぜKOMPEITOなのかを、事業内容と結びつけて語れることが重要です。

対策3. 即戦力としての再現性を具体的に示す

成長企業は即戦力を求める傾向があります。前職での成果を、数字や具体的なエピソードを交えて示し、それをKOMPEITOでどう再現できるかまで踏み込んで説明できると説得力が増します。

対策4. 変化への適応力をアピールする

上場前後の変化、M&Aや海外展開といった動きの中で、柔軟に対応してきた経験があれば積極的に伝えましょう。360度評価が採用されているとされる点も踏まえ、周囲と協働しながら成果を出せる姿勢を示すことが有効です。

対策5. 事業リスクも理解したうえで志望する姿勢を見せる

単一事業依存や物流コストといった構造的な課題も開示されています。こうした点を理解したうえで、それでも成長に貢献したいという前向きな志望動機を持つことは、企業研究の深さを示すことにもつながります。

株式会社KOMPEITOへの転職で評価されやすい経験

KOMPEITOへの転職において、評価されやすいと考えられる経験を整理します。

  • SaaS・サブスクリプションビジネスでの営業やカスタマーサクセスの経験
  • 中小企業を対象とした法人営業の経験
  • 解約率(チャーン)改善やLTV最大化に取り組んだ経験
  • 金融機関・パートナー企業とのアライアンス・提携推進の経験
  • 物流・サプライチェーン・オペレーション設計の経験
  • フードテック・食品・飲料業界での実務経験
  • 健康経営・福利厚生関連サービスの企画や提案の経験
  • スタートアップ・成長企業での事業拡大フェーズを経験したこと
  • 上場準備(IPO準備)や上場企業でのコーポレート業務の経験
  • M&A・PMI(買収後統合)に関わった経験
  • データを活用した事業改善・KPIマネジメントの経験
  • 新規事業やチャネル開拓をゼロから立ち上げた経験
  • マーケティング(BtoBリード獲得・ブランディング)の実務経験
  • 海外事業・グローバル展開に関わった経験

特に評価されやすいのは、SaaS/サブスクリプションビジネスの成長を数字で牽引した経験と、中小企業向けの法人営業やパートナーアライアンスの経験です。 KOMPEITOのビジネスモデルとチャネル戦略の核心に直結するため、こうした経験を持つ方は選考で強みを発揮しやすいでしょう。

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まとめ

株式会社KOMPEITOは、設置型健康社食「OFFICE DE YASAI」を主力に、6,644社への導入・69か月連続増収を実現してきたフードテック企業です。月次解約率1.1%という低さに支えられたストック型ビジネスは高い収益安定性を持ち、2026年8月期第3四半期で黒字転換、そして2026年9月11日には東証グロース市場への上場を予定しています。健康経営という追い風の市場で、中小企業向けという独自ポジションと地方銀行を含む270社の提携チャネルを武器に成長を続けている点は、大きな魅力です。

一方で、一次情報として気になる点も開示されています。売上の95.4%を主力事業が占める単一事業依存、通期黒字化の実績がまだないこと、そして今回のIPOが売出中心(約98.8%)でVCのイグジット色が強い構造など、成長企業ならではのリスクは正直に押さえておくべきでしょう。物流委託モデルや配送費用の上昇、M&Aに伴うのれんの減損リスク、立ち上げ段階の海外事業といった論点も、有価証券届出書に記載されています。

とはいえ、これらは急成長スタートアップに共通する構造でもあり、むしろ「これから収益と組織を確立していくフェーズ」だからこそのチャンスとも捉えられます。ストック型ビジネスの成長を数字で牽引したい方、中小企業や健康・食の領域に共感できる方、変化を楽しみながら即戦力として貢献したい方にとっては、非常に手応えのある環境になりうる企業です。

転職を検討する際は、この記事で触れた良い面と気になる点の両方を踏まえ、面接の場で最新の制度・配属予定部署の実態・今後の事業戦略を直接確認することをおすすめします。クチコミの母数が小さい企業だからこそ、一次情報と自分の目で確かめる姿勢が、納得のいく意思決定につながるはずです。