ビジネスパーソンのスーツ・シャツをカスタムオーダーで提供し、テクノロジーでアパレル業界の購買体験を変革し続けているのが株式会社FABRIC TOKYOだ。「一度採寸したらオンラインで何度でもカスタム注文できる」という独自の「スマートオーダー」モデルは、オーダーウェアをよりカジュアルで身近な選択肢として広める試みだ。
2012年の創業以来、D2C(直接消費者へ販売)モデルでの事業拡大を図り、全国10店舗・約100名体制へと成長してきた。累計約33.5億円の資金調達を実現し、ポーラ・オルビスや小泉文明(メルカリ会長)なども出資者に名を連ねている。
転職市場では「IT企業でもあるアパレル会社」という唯一無二のポジションを持ち、エンジニアやデジタルマーケター、そしてファッション業界でテクノロジーを活用した仕事がしたい人材から注目されている。一方で財務状況やビジネスモデルの課題も正直に理解したうえで参画判断をすることが重要だ。
本記事では、FABRIC TOKYOへの転職を検討する方に向けて、事業の全体像から働き方・選考対策まで詳しく解説する。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社FABRIC TOKYO |
| 設立 | 2012年4月6日(旧社名:株式会社ライフスタイルデザイン、2018年3月1日に現社名へ変更) |
| 代表取締役 | 森雄一郎 |
| 本社 | 東京都渋谷区代々木1丁目24-10 TSビル2階(2025年7月移転) |
| 資本金 | 5,000万円(資本準備金含む) |
| 従業員数 | 約100名(2026年7月時点) |
| 上場区分 | 非上場 |
| 売上高 | 非公開(非上場のため。公式資料では「8年間で約30倍の売上成長」と記載) |
| 平均年収 | 約372万円(エン カイシャの評判掲載情報、2017〜2026年集計) |
| 平均年齢 | 32歳(口コミ情報ベース) |
| 主な事業 | カスタムオーダービジネスウェアブランド「FABRIC TOKYO」の企画・製造・販売(D2C) |
| 累計調達額 | 約33.5億円 |
FABRIC TOKYOは「カスタムウェアの民主化を通じて、服を、人生を、この世界をもっと楽しく」というビジョンのもと、2012年に創業された。代表の森雄一郎氏は1986年生まれ。25歳での起業という経歴のほか、メルカリ創業期(2013年)にも参画した経験を持つ連続起業家的な素顔を持つ。
財務面では、2023年1月期時点で当期純利益がマイナス9.71億円、純資産がマイナス14.04億円(債務超過)という状況が一次情報として確認されている。事業規模の拡大に伴う先行投資と競争環境の激化が影響していると思われるが、最新の財務状況は非公開のため不明だ。参画を検討する際には、この点も踏まえたリスク評価を行うことを推奨する。
主な事業内容
FABRIC TOKYOの事業は「カスタムオーダービジネスウェア」というコアコンセプトのもと、テクノロジーと実店舗を組み合わせた独自のD2Cモデルを展開している。
スマートオーダー(採寸×オンライン注文モデル)
FABRIC TOKYOの最大の強みは「スマートオーダー」と呼ばれる独自の購買フローだ。まず最寄りの店舗で専門スタッフによる採寸を行い、体型データを「カラダID」としてクラウドに登録する。その後は自宅からオンラインでシルエット・生地・ディテールをカスタマイズして注文できる。
一度採寸すればあとは何度でもオンラインで注文できるというモデルは、従来のオーダースーツが「毎回来店が必要で時間がかかる」という課題を解消した。年間リピート率44.5%という数値(業界平均30%程度と比較して高水準)は、このモデルの顧客定着力の強さを示している。
カラダID(体型データプラットフォーム)
「カラダID」は顧客の体型データをクラウドで管理する同社独自のプラットフォームだ。スーツ・シャツのサイズ情報を超えて、将来的には他のアパレルカテゴリや異業種との連携も視野に入れている。蓄積されたデータは製品設計・サプライチェーン最適化にも活用可能で、IT企業的な側面を持つ事業インフラだ。
カスタムビジネスウェアの企画・製造・販売
主力商品はオーダースーツ・オーダーシャツ・セットアップ・ビジネスカジュアルアイテム。セットアップ38,000円(税込)からというアクセシブルな価格帯でカスタムウェアを提供し、富裕層向けの高級テーラー市場とは異なる「ビジネスパーソン向けの日常使いのオーダー服」という市場を開拓してきた。
B2B・グローバル展開
2030年までに海外売上20%、2035年には50%を目標として掲げており、グローバル展開を中期戦略の柱に置いている。また、B2B領域での展開(工場向け知財提供・法人向けウェアソリューション)も検討されており、D2C単一モデルからの収益多角化を図る動きもある。
株式会社FABRIC TOKYOの強み
強み1. 「IT×アパレル」という希少なD2Cビジネスモデル
「ファッション企業」でも「IT企業」でもなく、その両方であることがFABRIC TOKYOの際立った特徴だ。体型データのクラウド管理・EC基盤の内製・データドリブンな商品設計という技術的な側面と、素材・縫製・スタイリングの品質というアパレル的な側面を融合している。こうした「IT×アパレル」の実践経験は、国内では同社でしか積めない希少な経験として市場価値が高い。
強み2. 採寸データ×リピートモデルによる顧客基盤の堅固さ
一度採寸したお客様が繰り返しオンラインで注文する「スマートオーダー」モデルは、高い顧客ロイヤリティを生む構造を持つ。年間リピート率44.5%という数値はD2Cアパレル業界でも際立っており、蓄積されたカラダIDのデータベースは競合他社が簡単には模倣できない参入障壁となっている。
強み3. 有力投資家・経営者の支持
ポーラ・オルビスグループ(上場企業)・小泉文明(メルカリ会長)・FFGベンチャービジネスパートナーズなど、ファッション業界と経営の両方を知る有力投資家・経営者からの出資を受けている。こうしたステークホルダーとの関係は、資金調達力だけでなく、業界知見・人脈という無形資産としても機能している。
強み4. ミッション・ビジョンの明確さとブランドとしての認知
「カスタムウェアの民主化」という明確なミッションは、若い人材のモチベーション源になりやすい。D2Cブランドとしての認知度も一定程度積み上がっており、採用広報・ブランドプレゼンスの面での競合優位がある。転職者にとっては「名前が通っているスタートアップ」という意味での市場での実績が、次のキャリアへの箔付けにもなる。
強み5. フレックスタイム制・年間125日休日という働き方の整備
スタートアップにしては珍しく、フレックスタイム制の導入や年間125日の休日確保、入社直後に有給10日付与といった働き方の制度が比較的整備されている。「チャレンジ休暇」(入社2年後に1ヶ月取得可能)など独自制度もあり、ライフステージの変化に合わせた働き方がしやすい環境が整っている。
強み6. 全国10店舗体制と実店舗×デジタルの融合経験
東京・大阪・名古屋・福岡など主要都市に10店舗を展開しており、「リアル接点×デジタル購買」の融合モデルを実際に運営する経験を積める。オムニチャネル戦略の実務経験は小売・EC業界での転職市場価値を高める要素になりうる。
株式会社FABRIC TOKYOの年収事情
エン カイシャの評判での集計(2017〜2026年)によると、FABRIC TOKYOの平均年収は約372万円とされている。これは国内スタートアップの中でも低め〜中程度の水準だ。求人票に掲載されたモデル年収では年齢・職種によって幅があり、以下のように想定される。
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 想定年収レンジ |
|---|---|
| エンジニア(フロント/バック) | 450万〜700万円程度 |
| データサイエンティスト・分析 | 500万〜750万円程度 |
| EC・デジタルマーケティング | 400万〜600万円程度 |
| 店舗スタッフ(販売・採寸) | 300万〜450万円程度 |
| マーチャンダイザー(MD) | 400万〜600万円程度 |
| プロダクトマネージャー | 500万〜800万円程度 |
| コーポレート(経理・人事等) | 350万〜550万円程度 |
求人票に記載されたモデル年収の参考値(2026年時点の掲載情報):25歳505〜533万円、30歳551〜606万円、35歳606〜688万円、40歳652〜734万円。これはあくまでモデルケースであり、実際の提示額は経験・スキルによって変動する。
給与制度の特徴
フレックスタイム制を採用しており、残業時間は月平均約22時間と口コミでは報告されている。賞与については公開情報での明確な記載が確認できない。チャレンジ休暇・自己投資手当(新卒1〜3万円/月)・通勤手当(上限3万円)・積立有給(最高50日)・社員持株会制度などの付帯制度が充実している点は、年収水準の補完要素として評価できる。
年収を見る際の注意点
- 公開されている平均年収(約372万円)は過去複数年の集計であり、職種・グレードの内訳は不明
- テクノロジー職種(エンジニア・PM等)はアパレル職種より高めの水準が見込まれる
- 非上場企業のため、IPO時の株式価値上昇という恩恵は現時点では不透明
- 財務状況(債務超過)を踏まえると、大幅な給与改善が短期的に実現する可能性は楽観視すべきではない
- 処遇詳細は選考・面談の場で直接確認することを強く推奨する
株式会社FABRIC TOKYOの働き方・福利厚生
勤務体系
フレックスタイム制を採用しており、業務に応じた柔軟な時間管理が可能だ。月残業時間は口コミ情報で平均約22時間と報告されており、スタートアップとしては比較的抑えられた水準だ。
リモートワーク
公開情報・口コミでリモートワーク対応についての明確な言及は確認できていない。実店舗を持つビジネスモデルの性質上、店舗スタッフは出社が前提。オフィス系職種のリモート対応については選考時に確認することを推奨する。
主な福利厚生・制度
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 勤務時間 | フレックスタイム制 |
| 年間休日 | 125日(完全週休二日制・土日祝) |
| 有給休暇 | 入社直後10日付与・積立有給最高50日 |
| チャレンジ休暇 | 入社2年後に1ヶ月取得可能 |
| 自己投資手当 | 新卒向け1〜3万円/月 |
| 通勤手当 | 上限3万円/月 |
| 社員持株会 | あり |
| 育児支援 | 育児休暇・時短勤務制度あり |
| 月残業時間 | 約22時間(口コミ情報ベース) |
| 社会保険 | 健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険 |
注意点
チャレンジ休暇や自己投資手当といったユニークな制度は魅力的だが、財務状況や組織規模からすると制度の実際の運用状況・取得実績については選考・面談時に確認しておくことが望ましい。リモートワーク・フレックスの実態も職種によって差がある可能性があるため、入社前の確認を怠らないようにしたい。
株式会社FABRIC TOKYOの社風・カルチャー
一言で表すなら「ファッション×テックの変革者集団」
FABRIC TOKYOを一言で表すなら「ファッション×テックの変革者集団」だ。アパレル業界の慣習に縛られず、テクノロジーを活用して購買体験・顧客体験を再設計しようとする気概が、組織全体に流れている。平均年齢32歳という若い集団で、スタートアップ的なスピード感と変化への柔軟性がカルチャーの核にある。
創業者の森雄一郎氏は「数字・業績へのコミット」を重視するスタイルを持ち、事業成長への情熱を社員に求める傾向がある。面接では3・5・10年後のキャリアビジョンについて具体的に問われることが多く、単なるルーティンワークではなく事業成長に主体的に関与したいという意識が問われる。
評価される人物像
- 数字・KPIへの責任感を持ち、成果コミットできる人
- ファッション×テクノロジーという掛け合わせに自分なりのビジョンを持っている人
- スタートアップのスピードと変化に適応できる柔軟性がある人
- 顧客体験の改善・サービスの進化に主体的に関与したい人
- 自社ブランドへの愛着とビジョンへの共感を持てる人
表面的なイメージと実態の差
「おしゃれな職場・ファッション業界」というイメージで入ると、実態との乖離を感じる可能性がある。FABRIC TOKYOはアパレルブランドであると同時に、テクノロジー会社・D2Cスタートアップでもある。データ分析・EC運営・システム開発といった「テック的な業務」が多く存在し、ファッションセンスよりも事業成長への貢献意欲と数字への感度が評価軸の中心になる。
また、財務的な課題を抱えるスタートアップとしての現実(不確実性・組織変化の多さ)も念頭に置くべきだ。安定志向の転職者にはやや合わない環境かもしれない。
株式会社FABRIC TOKYOの転職難易度
難易度:B〜A級(中〜やや高め)
FABRIC TOKYOの転職難易度は職種によって異なるが、総じて中〜やや高めの水準と評価できる。採用枠は年間を通じて一定数存在し、Green・Wantedly等での求人掲載も確認されているが、選考ではカルチャーフィットと事業成長への貢献意欲が重視されるため、スキルだけでは通過しないケースもある。
理由1. カルチャーフィット重視の選考プロセス
選考フローは中途の場合、一次面接→最終面接(経営層)という比較的シンプルな2ステップが基本だ。しかし各面接でのウエイトは重く、特に「なぜFABRIC TOKYOなのか」「事業成長にどう貢献するか」という問いへの回答の説得力が合否を大きく左右する。同社への理解と志望動機の深さが問われる。
理由2. テクノロジー職種は専門スキルが必須
エンジニア・データサイエンティスト・プロダクトマネージャーといったテック系職種では、実務スキルの証明が必須だ。ポートフォリオ・GitHub・過去の実装事例を具体的に示せることが前提条件となる。業界未経験でも熱意でカバーできるアパレル職種とは、評価軸が異なる点に注意が必要だ。
理由3. 財務状況・事業フェーズへの理解が求められる
2023年1月期時点での債務超過という財務状況をどう受け止めるかは、応募者の価値観次第だ。企業側からすれば、この状況を理解したうえで「それでも成長を信じて参画する」という強い意志を持つ人材を求めている。逆に安定重視の応募者はカルチャーフィットしないと判断されるリスクがある。
株式会社FABRIC TOKYOに向いている人
タイプ1. ファッション×テクノロジーの融合領域でキャリアを築きたい人
アパレル業界にテクノロジーで革命を起こしたいという志向を持つ人材にとって、FABRIC TOKYOはほぼ唯一の選択肢に近い環境だ。ECエンジニア・データ分析・デジタルマーケティングの経験者がアパレル事業に挑戦できる希少な場所として、スキルの掛け合わせでキャリアを差別化したい人に向いている。
タイプ2. D2Cスタートアップで事業成長に主体的に関わりたい人
大企業の一歯車ではなく、自分の仕事が数字・サービス改善に直結するD2Cスタートアップの醍醐味を求める人に向いている。少人数組織ならではのスピード感と意思決定の近さを好む人材にフィットする。
タイプ3. スタートアップでのキャリア形成を考えるビジネス人材
「メルカリ創業期メンバーが創業した会社」という文脈は、スタートアップ人材にとってある種の信頼性の担保になる。IPO経験者・有力投資家が関与する組織でのスタートアップ経験は、次のキャリアステップの箔付けとして機能する可能性がある。
タイプ4. グローバルD2Cブランドの立ち上げに関わりたい人
2030年以降の海外売上比率20〜50%という目標は、グローバルブランド展開への参加機会を意味する。海外EC・インバウンドマーケティング・海外サプライチェーンなどのグローバル経験を積みたい人材にとって、成長フェーズへの早期参画として価値がある。
タイプ5. ビジョン共感型で「服から人生を豊かにする」というテーマが好きな人
「カスタムウェアの民主化」というビジョンに純粋に共感できる人材は、社内での文化的なフィット感が高く、長期的に活躍しやすい。ファッションへの関心と事業成長への情熱が両立する人材が最も輝ける環境だ。
株式会社FABRIC TOKYOに向いていない人
批判ではなく、ミスマッチ防止のために正直に記載する。
タイプ:
- 財務的な安定・大企業並みの福利厚生を重視する人(債務超過という財務実態を踏まえると、給与・制度面での急激な充実は期待しにくい)
- ファッションへの関心よりも安定したIT/SaaS企業での技術的成長を求めるエンジニア(アパレルビジネスとの掛け合わせが価値の源泉であり、純粋な技術課題への挑戦という点では物足りない可能性がある)
- リモートワーク中心の働き方を強く望む人(実店舗を持つビジネスモデルの性質上、リモート対応には限界がある職種が多い)
- 短期でのIPOキャピタルゲインを主目的にしている人(上場見通しが不透明な現状では、ストックオプション目的の参画には慎重な判断が必要)
- 明確な事業モデルと強固な財務基盤を持つ成熟企業での安心感を優先する人
株式会社FABRIC TOKYOの選考対策
選考1. 「なぜFABRIC TOKYOか」を深く掘り下げる
面接での最大の山場は志望動機の深度だ。「D2Cに興味がある」「ファッション業界で働きたい」という表面的な回答では通過しない。同社のスマートオーダーモデル・カラダIDという独自技術の仕組みを理解したうえで、「なぜこのビジネスモデルがこれから重要になるのか」という市場視点のある志望動機を準備しよう。
選考2. 数字・業績へのコミット姿勢を具体的に示す
代表の森氏が「数字・業績コミット」を重視するカルチャーを持っていることは選考にも反映される。過去の職歴での数字改善・目標達成・KPI管理の具体エピソードを複数用意し、「成果にコミットできる人材」として印象づける準備が必要だ。
選考3. キャリアビジョンを3・5・10年スパンで語れるようにする
「3年後・5年後・10年後にどうなりたいか」は高い確率で問われる質問だ。単なるキャリアアップ志向ではなく、FABRIC TOKYOというステージを活かして自分がどう成長し、何を実現したいかを語れるよう準備する。ビジョンへの共感と自分のキャリアとの接点を論理的に繋げることがポイントだ。
選考4. テック系職種はポートフォリオ・実績を具体的に準備
エンジニア・データサイエンティスト・PM職では、実務スキルの可視化が合否を左右する。GitHubリポジトリ・過去プロジェクトの成果指標・担当機能の具体的な説明をまとめた資料を用意しておくと、面接での説得力が増す。EC・D2Cビジネスでの開発・分析経験があれば強くアピールしよう。
選考5. ファッションへの関心を自分の言葉で語る
新卒選考では「好きなファッションブランド3つ」を問われるケースもある。ファッションへの個人的な関心・スタイルの価値観を自分の言葉で語れることは、「ただのIT人材ではなくFABRIC TOKYOに合う人材」という印象形成につながる。テック人材の場合も、なぜアパレルD2Cというドメインを選んだかの説明が求められることを念頭に置いておこう。
選考6. 財務状況・事業リスクを理解したうえでの「それでも参画したい」の意志表明
債務超過という財務状況を把握したうえで応募する人材は、「本気度が高い」という評価につながる逆説的な効果がある。リスクを理解したうえでの参画意欲表明は、会社への信頼とビジョン共感の証として受け取られやすい。面接で財務や課題について触れることをためらわず、「それでも一緒にやりたい」という姿勢を示そう。
株式会社FABRIC TOKYOへの転職で評価されやすい経験
- D2C・EC事業(特にファッション・ライフスタイル領域)でのエンジニアリング・開発経験
- ECプラットフォーム(Shopify・Salesforce Commerce Cloud等)の運用・カスタマイズ経験
- データ分析・CRM・顧客ロイヤリティ向上施策の立案・実行経験
- デジタルマーケティング(SEO・SNS・メール・広告)でのD2C成長施策経験
- 実店舗×オンライン(オムニチャネル)のUX設計・顧客体験改善経験
- プロダクトマネジメント経験(特にコンシューマー向けアプリ・ECサービス)
- バックエンド・フロントエンドエンジニアとしての0→1・グロースフェーズの開発経験
- アパレル・ファッション業界でのMD・バイヤー・デザイン経験(テックへの関心を持つ人材)
- 海外ECブランドの日本展開、または日本ブランドの海外展開に関わった経験
- スタートアップでのビジネス開発・VC・PMF段階での資金調達支援経験
- 顧客インタビュー・ユーザーリサーチを活用したプロダクト改善経験
- 製造業・サプライチェーン管理の知識(OEM・縫製工場連携など)
特に評価されやすいのは「D2C×EC×データ分析のトライアングルを実務で回せるエンジニアまたはマーケター」 だ。FABRIC TOKYOが目指すスマートオーダーモデルの進化には、技術・マーケ・顧客データを一体で扱える人材が不可欠であり、この領域の経験を持つ人材は業界内でも希少かつ高評価につながりやすい。
まとめ
株式会社FABRIC TOKYOは「カスタムウェアの民主化」というミッションのもと、アパレルとテクノロジーを融合させた独自のD2Cモデルで市場を切り開いてきた会社だ。スマートオーダーとカラダIDという独自技術、全国10店舗・約100名体制のオペレーション、有力投資家・経営者との関係性は、同社の本気度を示している。
同時に、非上場かつ2023年1月期時点での債務超過という財務状況は、参画前に正直に理解すべきリスクだ。大企業の安定性とは一線を画すスタートアップの不確実性を受け入れたうえで、「それでもこのビジョンと共に歩みたい」という確固たる意志が求められる。
FABRIC TOKYOで働く最大の価値は、「IT×アパレル」という希少な掛け合わせの経験を積めること、そしてカスタムウェアという大きなテーマでの事業成長に関与できることだ。ファッションが好きで、テクノロジーで世界を変えたいという情熱を持つ人材にとって、同社は数少ない「両方ができる場所」として輝きを放っている。
次のキャリアステップとしてFABRIC TOKYOを検討する際は、自分のスキルとビジョンがどこで接点を持てるかを丁寧に言語化したうえで、選考に臨んでほしい。
references:
- label: "株式会社FABRIC TOKYO 公式コーポレートサイト" url: "https://corp.fabric-tokyo.com/"
- label: "FABRIC TOKYO - Wikipedia" url: "https://ja.wikipedia.org/wiki/FABRIC_TOKYO"
- label: "FABRIC TOKYO 会社紹介資料(Speaker Deck)" url: "https://speakerdeck.com/yuichirom/we-are-hiring"
- label: "STARTUP DB - FABRIC TOKYO" url: "https://startup-db.com/companies/gwlEZN8UN1EGvL2A"
- label: "PR TIMES - FABRIC TOKYO プレスリリース" url: "https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/13830"
