企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設立 | 1999年7月30日(当初の商号は「株式会社エンタテインメントプラス」、2015年1月に現社名へ変更) |
| 代表者 | 代表取締役 倉見尚也(執行役員会長)、代表取締役 渋谷学(執行役員社長)の2名による共同代表体制 |
| 本社 | 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー8階 |
| 資本金 | 9億7,250万円 |
| 従業員数 | 187名(2025年10月時点、マイナビ2027掲載データ) |
| 上場区分 | 非上場(証券コードなし) |
| 売上高 | 非公開(同社規定により非開示。公式の採用プラットフォームでも「非公開」と明記されている) |
| 平均年収 | 非公開(有価証券報告書等の開示義務がなく、具体的な公表データは確認できない) |
| 平均年齢 | 非公開(公表データなし) |
| 勤続年数 | 平均8.6年(2025年度、マイナビ2027掲載データ) |
| 事業内容 | チケット販売サイト「イープラス」運営、電子チケット「スマチケ」、動画配信「Streaming+」、総合エンタメメディア「SPICE」、アーティストエージェント・レーベル事業、公演・イベント企画制作 |
株主構成は株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントと株式会社クレディセゾンの2社で、2024年に資本構成の見直しが行われ、ソニー・ミュージックエンタテインメントの連結子会社になったことが同社沿革ページで公表されている。設立時はセゾングループとソニー系列企業の共同出資で始まった経緯があり、エンタメ資本とフィンテック資本という異色の組み合わせが現在まで続いている。
非上場企業であるため、売上高・利益・平均年収といった財務・人事データの多くは外部に開示されておらず、転職検討時に求人媒体や口コミサイトで見かける数字のうち出典が不明なものは参考程度にとどめるべきだろう。本記事でも公式に確認できなかった数値は「非公開」として扱う。
主な事業内容
イープラスの事業の中核は、会員数2,600万人超を抱えるチケット販売サイト「イープラス(e+)」の企画運営である。2000年のサービス開始以来、業界に先駆けて「プレオーダーシステム」「座席選択サービス」などを導入してきた実績があり、音楽・演劇・スポーツ・展覧会など幅広いジャンルのチケットを取り扱う国内最大級のプレイガイドの一つに数えられる。
近年はチケット販売という単一事業から、ITを軸にしたエンタテインメント体験全体への事業拡張を進めている。以下、公式サイト・採用情報で確認できる主要な事業領域を紹介する。
チケット販売事業
スマートフォン上で入場までを完結させる電子チケット「スマチケ」は、導入公演数が国内最大級とされる。公演主催者が自身でチケットを販売できるセルフ型システム「e+WEBオープンシステム」や、訪日外国人向けの「インバウンドチケット販売」も展開しており、チケット販売の形態を主催者側・購入者側それぞれに合わせて多様化させてきた点が特徴だ。
会員基盤に蓄積されたエンタメ嗜好データを活用したデータマーケティングも、同社が強みとして打ち出している領域である。
動画配信・メディア事業
2020年に開始した有料ストリーミングサービス「Streaming+」は、音楽・クラシック・舞台・トークイベントなどを毎日配信している。新型コロナウイルス感染拡大でライブ開催が制限された時期に立ち上げられたサービスで、現在もライブ・エンタテインメントの新しい視聴体験として継続提供されている。
また、エンタメ情報メディア「SPICE」や、展覧会・公演情報アプリ「チラシミュージアム」「チラシクラシック」などのメディア事業も手がけており、チケット販売にとどまらない情報発信の面も持つ。
エージェント・レーベル事業
アーティストとのエージェント契約や、クラシック音楽の新レーベル「NOVA Record」の運営など、チケット販売事業者という枠を超えてアーティストマネジメントやレーベル事業にも踏み出している。クラシック音楽祭「STAND UP! CLASSIC FESTIVAL」やHIPHOP系イベント「GO-AheadZ」など、自社主催のイベント・音楽フェスの企画制作も行っている。
エンタメDX・イノベーション
フェス向けアプリのリリースやイベント施設向けチケットソリューションの提供など、エンタメ業界全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する取り組みも進めている。チケット不正購入・高額転売対策として、大手チケット販売会社で初めてSMS認証の2段階確認を全面導入した実績もある。
株式会社イープラスの強み
強み1. 国内最大級の会員基盤とデータ
2,600万人を超える会員基盤は、チケット販売事業における大きな競争優位性だ。転職者にとっては、これだけの規模のユーザーデータやマーケティング施策に携われる点が、データ分析・マーケティング職にとって経験値を積みやすい環境といえる。
強み2. 業界に先駆けたサービス開発力
プレオーダーシステムや座席選択サービス、電子チケット「スマチケ」など、業界初・業界最大級の機能を継続的に生み出してきた開発の文化がある。エンタメ×ITの新規サービス企画に関わりたいエンジニア・企画職にとっては、裁量を持って新しい仕組みづくりに挑戦できる土壌があると考えられる。
強み3. ソニー・ミュージックエンタテインメント傘下という安定性
2024年の資本構成見直しにより、ソニー・ミュージックエンタテインメントの連結子会社となったことで、エンタメ業界内での資本的な後ろ盾が強まったと見られる。グループ内のアーティスト・レーベルとの連携余地があることは、エージェント・レーベル事業に携わる社員にとってはキャリアの幅を広げる材料になり得る。
強み4. 事業領域の多角化による社内異動の選択肢
チケット販売、動画配信、メディア、エージェント・レーベル、公演企画と複数の事業を社内に持つため、入社後にジョブローテーションや社内異動で複数領域の経験を積める可能性がある。マイナビの採用データでも「多角的な事業展開をしている」という特色が示されている。
強み5. 働きやすさに関する一定の制度整備
年間休日120日以上、完全週休2日制、フレックス制度、時短勤務制度、産休・育児休暇の取得実績ありといった制度がマイナビの採用データ上の特色として示されている。育児休業取得率は女性100%(2024年度)という開示もあり、両立支援の実績がある点は働き方を重視する転職者にとって確認しておきたい情報だ。
強み6. 長く働ける環境
平均勤続年数は8.6年(2025年度)で、エンタメ×IT業界の中では一定の定着性がうかがえる。新卒定着率も2025年度は100%(採用4名・離職0名)と公表されており、早期離職が少ない環境であることを示すデータの一つといえる。
株式会社イープラスの年収事情
イープラスは非上場企業であり、有価証券報告書のような法定開示義務がないため、平均年収の具体的な数値は公式には公表されていない。求人媒体や口コミサイトに掲載される年収情報は出典や算出根拠が不明なものが多く、本記事では一次情報で確認できない年収額の記載は行わない。転職活動の際は、応募先企業から提示される個別の条件提示・オファー面談で確認することが最も確実だ。
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 想定年収レンジ(応募検討時の確認推奨) |
|---|---|
| チケット企画営業 | 非公開(求人ごとの条件を個別確認) |
| システム開発・プロダクトマネージャー | 非公開(求人ごとの条件を個別確認) |
| マーケティング・データ分析 | 非公開(求人ごとの条件を個別確認) |
| アーティストマネージャー・エージェント業務 | 非公開(求人ごとの条件を個別確認) |
| 経営管理・経理財務 | 非公開(求人ごとの条件を個別確認) |
| サービスサポート | 非公開(求人ごとの条件を個別確認) |
公開求人(HRMOSの中途採用ページ等)でも給与レンジの明記はなく、職種名のみが掲載されている状態が確認時点の実情だ。したがって年収条件は選考プロセスの中で個別に確認する必要がある。
給与制度の特徴
マイナビの採用データでは、同社の特色の一つに「実力主義の給与体系・評価制度を導入」という記載がある。具体的な等級制度や評価サイクルの詳細は公表されていないため、選考が進んだ段階で評価制度・昇給の仕組みを面接官や人事に質問して確認することが望ましい。
年収を見る際の注意点
- 公式に平均年収のデータは開示されていないため、ネット上の年収情報は推測や個人の体験談に基づくものである可能性が高い
- 求人票に年収レンジが明記されていない場合は、選考の早い段階で条件面を確認しておく
- 非上場企業は業績変動が外部から把握しにくいため、給与制度の安定性は面接で直接質問するのが確実
- 中途採用の場合、前職の経験・スキルによって個別に条件が決まるケースが多いと考えられる
- 新卒・中途で給与テーブルが異なる可能性があるため、応募区分に応じて条件を確認する
株式会社イープラスの働き方・福利厚生
マイナビの採用データによれば、イープラスは「完全週休2日制」「年間休日120日以上」「フレックス制度あり」といった制度を有している。具体的な所定労働時間や月平均残業時間については、同データ上で「-(非公開)」となっており、公式な数値としては確認できていない。
リモートワーク
リモートワークに関する制度の詳細は公式情報として確認できなかった。チケット販売事業やイベント企画業務の性質上、全面的なフルリモートではなく、出社と在宅を組み合わせた働き方である可能性が考えられるが、確定的な情報ではないため選考時に確認することを推奨する。
福利厚生(公式情報で確認できた項目)
- 完全週休2日制
- 年間休日120日以上(マイナビ採用データの特色表示)
- フレックス制度あり
- 時短勤務制度あり
- 産休・育児休暇の取得実績あり
- 育児休業取得率:女性100%、男性0%(2024年度)
- 内定者研修・入社後研修・配属後研修・フォローアップ研修・階層別研修などの研修制度
- 自己啓発支援制度(業務上必要な英会話レッスン費用の一部会社負担)
- 役員及び管理的地位にある者に占める女性の割合:26.4%(53名中14名、2025年度)
- 平均勤続年数8.6年という定着性の高さ(長期就業を前提とした制度設計がうかがえる)
注意点
男性の育児休業取得率が0%(2024年度)と公表されている点は、男性社員の育休取得実績がまだ少ないことを示すデータであり、育児と仕事の両立を重視する男性転職者にとっては選考時に実態を確認しておきたいポイントだ。また月平均残業時間・有給休暇取得日数は非公開のため、ワークライフバランスの実態は面接や社員との対話で個別に確認することが望ましい。
株式会社イープラスの社風・カルチャー
一言で表すなら「エンタメ愛にITの実装力を掛け合わせる現場」
イープラスは「ライブ・エンタテインメントをもっと『いろんな人へ』もっと『身近に』もっと『楽しく』」を企業理念として掲げている。チケット販売という実務的な事業でありながら、業界初の機能開発を重ねてきた沿革からは、エンタメ業界への強い関心とIT実装力の両方を重視する社風がうかがえる。
評価される人物像
音楽・舞台・スポーツなどライブ・エンタテインメント領域への関心が高く、かつチケット販売やシステム開発といった実務を粘り強く進められる人材が評価されやすいと考えられる。マイナビの採用実績では音楽大学出身者(洗足学園音楽大学など)も採用対象になっており、エンタメ領域の素養を持つ人材を幅広く受け入れている様子がうかがえる。
表面的なイメージと実態の差
「チケットサイトの運営会社」というと一見シンプルな事業に見えるが、実際には電子チケット、動画配信、メディア、アーティストエージェント、イベント主催まで事業領域が広がっている。入社前のイメージよりも担当業務の幅が広い、あるいは異動によって担当事業が変わる可能性がある点は、選考時に確認しておくとよいだろう。
株式会社イープラスの転職難易度
難易度:B級
イープラスは非上場企業であり、新卒採用は大学・大学院から若干名規模(2024〜2026年で各4〜6名程度)、中途採用もHRMOSに掲載される求人は専門職中心の少数ポジションにとどまる。知名度の高いサービス「e+」を運営する企業である一方、採用人数自体は多くないため、応募先ポジションに合った経験・スキルを明確にアピールできるかが選考突破の鍵になると考えられる。
財務情報が非公開であることから企業規模の全体像をつかみにくい面はあるが、会員数2,600万人超・チケット販売国内最大級という事業規模、ソニー・ミュージックエンタテインメント傘下という資本的背景を踏まえると、エンタメ業界内では一定の知名度・安定性を持つ企業として位置づけられる。
理由1. 採用人数が少数
新卒・中途ともに公開されている採用人数・求人ポジション数は多くなく、特定の経験・スキルセットに合致する人材を狙って採用している可能性が高い。
理由2. 専門性の求められる職種が多い
公開求人にはアーティストマネージャー、チケット企画営業、プロダクトマネージャーなど、エンタメ業界特有の知識やチケッティングシステムの実務経験が求められる職種が目立つ。未経験からの応募よりも、関連業界での経験がある人材が優位になりやすいと考えられる。
理由3. 非上場企業ゆえの情報の非対称性
財務・人事データの多くが非公開であるため、応募者側が企業研究で得られる情報には限りがある。面接を通じて事業の実態や働き方を積極的に質問し、情報を補う姿勢が選考準備として重要になる。
20〜30代のキャリア相談(無料)→株式会社イープラスに向いている人
ライブ・エンタテインメント業界への関心が強い人
音楽・演劇・スポーツなどのライブエンタテインメントに強い関心を持ち、その業界をITの力で支えたいと考える人には適性があるだろう。
チケッティング・プラットフォームの実務経験がある人
チケット販売システムや予約システムの企画・開発・運用に携わった経験がある人は、スムーズに業務にキャッチアップできる可能性が高い。
エンタメ業界でのエージェント・企画制作経験がある人
アーティストマネジメントやイベント企画・制作の経験を持つ人は、エージェント・レーベル事業や公演企画の領域で強みを発揮しやすいと考えられる。
データ活用型のマーケティングに関心がある人
2,600万人超の会員データを活用したマーケティング業務に関心があり、データドリブンな企画提案ができる人には、裁量を持って取り組める環境があると見られる。
長期的にキャリアを積みたい人
平均勤続年数8.6年、新卒定着率100%(2025年度)といったデータからは、長く働く社員が多い環境であることがうかがえ、安定的に経験を積みたい人に向いている可能性がある。
株式会社イープラスに向いていない人
以下は批判ではなく、入社後のミスマッチを防ぐための客観的な情報整理である。
タイプ:
- 給与条件や企業の財務情報を事前に詳細に把握してから応募したい人(非上場のため開示情報が限られる)
- エンタメ業界特有の知識や経験がなく、未経験からの転職を強く希望する人(公開求人は専門性を求める職種が目立つ)
- フルリモート・完全在宅勤務を前提に働きたい人(リモート制度の詳細は公式に確認できておらず、出社を前提とした業務が一定あると考えられる)
- 男性の育児休業取得が当たり前の環境を重視する人(2024年度の男性育休取得率は0%と公表されている)
- 大規模な新卒・中途一括採用でキャリアをスタートしたい人(採用人数は少数規模にとどまる)
株式会社イープラスの選考対策
1. エンタメ業界への関心と理解を具体的に語る
なぜチケット販売・ライブエンタテインメント業界で働きたいのか、イープラスのどのサービス(e+、スマチケ、Streaming+など)に関心があるのかを、自身の経験や日頃の消費行動と結びつけて具体的に説明できるようにしておきたい。
2. 応募職種に直結する実務経験を整理する
チケット企画営業、プロダクトマネージャー、経営管理・経理財務など、公開求人の職種は専門性が明確なものが多い。自身の経験のうち、どの部分が応募職種に直結するのかを棚卸しし、具体的な実績・数値で語れるように準備しておくとよい。
3. 非公開情報は面接で積極的に質問する
給与レンジ、評価制度、リモートワークの実態など公式に開示されていない情報については、面接の場で率直に質問する姿勢が重要だ。質問の仕方次第で、企業研究への熱意や実務への理解度を示すこともできる。
4. グループとしての事業連携への理解を示す
2024年にソニー・ミュージックエンタテインメントの連結子会社となった背景を理解し、グループ内連携や今後の事業展開についても自分の考えを持っておくと、面接での対話に深みが出る。
5. サービス利用者としての一次体験を持っておく
実際にe+でチケットを購入した経験、スマチケを使った入場体験など、ユーザー視点での一次体験があれば、サービス改善の提案や志望理由に具体性を持たせやすい。
株式会社イープラスへの転職で評価されやすい経験
- チケット販売・予約システムの企画・開発・運用経験
- 大規模会員基盤を活用したデータマーケティングの実務経験
- アーティストマネジメント・エージェント業務の経験
- 音楽・演劇・スポーツ等のイベント企画・制作の実務経験
- ライブ配信・動画ストリーミングサービスの企画・運営経験
- Webメディア・コンテンツ編集の実務経験
- 決済・不正検知システムに関する知見(チケット不正転売対策など)
- toC向けアプリ・プロダクトマネジメントの経験
- 経営管理・経理財務のバックオフィス実務経験
- カスタマーサポート・サービスサポート業務の経験
- インバウンド(訪日外国人)向けサービス企画の経験
- セキュリティインシデント対応・情報管理の実務経験
- グローバル企業・大規模会員基盤を持つ事業会社での勤務経験
- フェス・音楽イベントなど現場運営の経験
特に評価されやすいのは、チケッティング・予約システムの実務知見と、大規模会員基盤を活用したデータ活用・マーケティングの経験を併せ持つ人材である。
20〜30代のキャリア相談(無料)→よくある質問
転職検討者からよく聞かれる疑問を、本記事で確認した一次情報の範囲で整理する。推測で答えられない項目は「非公開」「要確認」と明記している。
Q1. イープラスは上場企業ですか?
いいえ、非上場企業です。証券コードはなく、有価証券報告書のような法定開示義務もないため、売上高・平均年収などの財務数値は公式には公表されていません。株主はソニー・ミュージックエンタテインメントとクレディセゾンの2社で、2024年の資本構成見直しによりソニー・ミュージックエンタテインメントの連結子会社となっています。
Q2. 平均年収はどのくらいですか?
公式に確認できる平均年収データはありません。求人媒体や口コミサイトに掲載される年収情報は出典が不明なものが多く、本記事では推測値を記載していません。マイナビの採用データでは「実力主義の給与体系・評価制度」という特色は示されているものの、等級や具体的なレンジは非公開です。応募先企業からの個別の条件提示・オファー面談で確認するのが確実です。
Q3. リモートワークはできますか?
公式情報として制度の詳細は確認できませんでした。チケット販売事業やイベント企画業務の性質上、出社と在宅を組み合わせた働き方である可能性はありますが、断定できる情報はないため、選考段階で直接確認することを推奨します。
Q4. 中途採用の難易度はどの程度ですか?
HRMOSに掲載される中途求人は専門職中心の少数ポジションにとどまり、新卒採用も2024〜2026年で各4〜6名程度と規模は大きくありません。未経験からの応募よりも、チケッティング・マーケティング・エンタメ業界関連の実務経験を持つ人材が優位になりやすいと考えられます。
Q5. 2026年に発生した情報漏えい事案はどのような内容ですか?
2026年9月、電子チケット「スマチケ」の払戻し情報管理システムに対する不正アクセスにより、最大1,463件の個人情報漏えいが発生したことを同社が公式プレスリリースで公表・謝罪しています。詳細な経緯や対象範囲は同社の公式発表(本記事のreferences参照)で確認できます。応募前にはこうしたガバナンス姿勢に関する公表情報も一度目を通しておくとよいでしょう。
Q6. 働き方・福利厚生で特に確認しておきたい点は?
公表データでは、完全週休2日制・年間休日120日以上・フレックス制度・時短勤務制度などが整っている一方、育児休業取得率は女性100%に対し男性0%(2024年度)となっています。男性の育休取得実績を重視する人は、選考時に実態を直接質問して確認することをおすすめします。月平均残業時間・有給休暇取得日数も非公開のため、同様に面接の場で確認するのが確実です。
Q7. どのような人がイープラスの選考で評価されやすいですか?
音楽・演劇・スポーツなどライブ・エンタテインメント領域への関心が強く、かつチケッティングシステムの実務経験やデータマーケティング、アーティストマネジメントなど専門性のある経験を持つ人が評価されやすいと考えられます。公開求人の職種が専門職中心であることから、未経験からの応募よりも関連業界での実務経験を具体的な実績とともに語れる人の方が選考を通過しやすい傾向があります。
いずれの疑問も、最終的には公式サイト・採用プラットフォームの開示情報を起点としつつ、非公開部分は選考プロセスの中で直接確認する姿勢が実務的な対策になる。
数値が確認できない項目を「わからない」で終わらせず、面接でどう質問するかまで準備しておくことが、情報が限られた非上場企業への応募では特に重要になる。
まとめ
株式会社イープラスは、会員数2,600万人超を抱える国内最大級のチケットプラットフォーム「e+」を運営する企業であり、電子チケット・動画配信・メディア・アーティストエージェントまで事業領域を広げてきたエンタメ×IT企業である。2024年にソニー・ミュージックエンタテインメントの連結子会社となり、クレディセゾンとともに資本面を支える体制となっている。
一方で非上場企業であるため、売上高や平均年収といった財務・人事データの多くは非公開であり、転職検討時に外部から得られる情報には限界がある。2026年9月に公表された「スマチケ」関連システムへの不正アクセスによる情報漏えい事案のように、同社自身が公式に開示している事実は、応募前のリスク評価の材料として押さえておきたい。
採用人数自体は多くないものの、専門性の高い職種を中心に継続的に採用活動を行っており、エンタメ業界への関心とチケッティング・マーケティング・エージェント業務などの実務経験を持つ人材には、裁量を持って働ける環境が期待できる。
転職を検討する際は、公式サイトや採用プラットフォームで確認できる情報を土台にしつつ、非公開となっている条件面・働き方については面接の場で率直に質問し、納得できる形で意思決定を進めてほしい。ライブ・エンタテインメントの未来を支える仕事に関心がある人にとって、検討に値する選択肢の一つだろう。
