日本では循環器専門医の不足が深刻であり、不整脈・心房細動の診断に必要な長時間心電図検査の解析が医師の大きな負担となっている。24時間記録された膨大な心電図波形を人力でチェックすることは時間がかかるうえ、読み落としのリスクもある。この構造的課題に、AIというアプローチで切り込んでいるのが株式会社カルディオインテリジェンスだ。

カルディオインテリジェンスは2019年10月、医師とAIエンジニアが共同で創業したヘルステックスタートアップ。ディープラーニングを活用した長時間心電図解析ソフトウェア「SmartRobin AIシリーズ」を開発・販売しており、24時間分の心電図データを約3分で自動解析する。2026年2月時点で全国180超の医療機関に導入され、累積オーダー数は2万件を突破した。

薬機法の認証・承認を取得した「医療機器プログラム(SaMD)」として承認済みである点が、単なるAIツールとは一線を画す強みだ。2025〜2026年にシリーズBを完了し、新たにCEOを迎えた二頭体制へ移行するなど、海外展開フェーズに本格移行している。

本記事では、転職エージェントの視点からカルディオインテリジェンスの事業内容・強み・年収・社風・転職難易度を徹底的に分析する。ヘルステック・医療AIへのキャリア転換を検討している方に必要な情報をお届けする。

企業概要

項目内容
会社名株式会社カルディオインテリジェンス
設立2019年10月
代表取締役社長(創業者)田村 雄一
取締役CEO佐々木 栄和(2026年就任)
本社所在地東京都港区東麻布一丁目25番5号 VORT麻布イースト2階
資本金10億1,516万円(資本剰余金含む)
従業員数約22〜23名(2025〜2026年時点)
上場区分非上場(未上場)
売上高非公表
平均年収非公表
平均年齢30代・40代が全体の83%(2025年9月時点)
勤続年数非公表
事業内容AI医療機器プログラムの開発・製造・販売(心電図解析ソフトウェア)

カルディオインテリジェンスは、「世界中の患者さんが専門医水準の心臓病診断を受けられる世界を作る」というミッションを掲げるヘルステックスタートアップだ。創業者の田村雄一氏は「AIを活用して不整脈を非専門医でも解析・診断できるようにすることで、心臓病の診療を受けられない患者さんを世界からなくしたい」と語っており、この思想が製品開発・事業戦略の根幹に据えられている。

2022年2月にSmartRobin AIシリーズを上市して以来、着実に医療機関への導入を拡大。2026年2月時点で180超の医療機関・累積2万件超のオーダーという実績を積み上げた。シリーズBまでの累計調達総額は8.5億円超(公表分)で、今後の海外展開・新製品開発に向けた体制を構築している。

主な事業内容

カルディオインテリジェンスの事業は、AI医療機器プログラム(SaMD)の開発・販売に集中している。日本の薬機法に基づく認証・承認を取得した製品を軸に、医療機関向けSaaS型で提供するビジネスモデルだ。

SmartRobin AIシリーズ(長時間心電図解析ソフトウェア)

同社の主力製品。医療機器認証番号302AHBZX00026Z00を取得した薬機法認証済みの医療機器プログラムだ。ホルター心電計(長時間記録型心電計)で取得した24時間〜7日間分の心電図データをクラウドにアップロードするだけで、ディープラーニングが自動解析し心房細動を特定する。

従来、検査技師や医師が手作業で行っていた解析作業を約3分(24時間分)、7日間記録でも約20分に短縮した点が最大の革新だ。「2キロメートル分の心電図をAIが3分で解析する」という表現が同社の技術力をわかりやすく伝えている。同社独自の「ビートサークル表示」により、解析結果が医師にとって直感的に把握しやすい形で提供される。

SmartPAFin(発作性心房細動兆候検出ソフトウェア)

2025年3月に薬事承認を取得(医療機器承認番号30600BZX00277000)した第二の製品ライン。SmartRobinが「現在起きている心房細動」を検出するのに対し、SmartPAFinは「発作性心房細動の発作兆候」を検出することに特化している。発作性心房細動は症状が間欠的なため診断が難しく、見逃しリスクが高い疾患だった。SmartPAFinはその課題を解決するAI医療機器として位置づけられている。

医療機関向けクラウドSaaSモデル

クラウド経由でサービスを提供するSaaSモデルを採用しており、医療機関は機器発送後2〜3日以内に解析結果を受け取れる。導入のハードルが低く、サブスクリプション型の継続的な収益モデルが構築されている点が、医療機器メーカーとしては珍しい事業構造だ。

海外展開(将来の柱)

シリーズBを通じて調達した資金は、新製品開発と並行して「海外展開」に充てることが公表されている。2026年3月のシリーズBセカンドクローズ発表と同時に、ライフサイエンス業界25年の経歴を持つ佐々木栄和氏がCEOに就任し、創業者・田村氏との二頭体制を構築したのも、海外市場攻略を見据えた組織体制強化の一環だ。

株式会社カルディオインテリジェンスの強み

強み1. 薬機法承認取得済みの「本物の医療機器」としての信頼性

医療AI市場には多数の参入者があるが、日本の薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に基づく医療機器承認・認証を取得した製品は限られる。カルディオインテリジェンスはSmartRobinとSmartPAFinの2製品で薬機法の認証・承認を取得しており、「医療機器として公的に認められたAI」という確固たる立場を確立している。

この事実は医療機関からの信頼獲得に直結し、保険診療との連携可能性も開く。「薬事対応を外した速さ」を優先する競合とは、ターゲットとする医療機関の品質基準が根本的に異なる戦略だ。

強み2. 医師とAIエンジニアによる共同創業モデル

医療AI企業の失敗事例の多くに「臨床現場の実態を知らずに作られたシステム」という共通項がある。カルディオインテリジェンスは創業時点から医師とAIエンジニアが同じチームに在籍し、「現場の医師が実際に感じている課題」から製品開発を始めた点が根本的な差別化要因だ。

検査技師によるアノテーション(教師データへのラベル付け)を内製化し、学習データの品質を徹底して管理している。「良質な患者データ」という参入障壁を積み上げた結果、精度の高さが医療機関での評価につながっている。

強み3. 「必要最小限に絞った美しい特許網」による知財戦略

同社の知財戦略は特許庁のIP BASEでも取り上げられるほど独特だ。「取るべきものだけを取る」という方針のもと、経営陣全員が特許出願を事前にレビューする体制を持つ。「他社特許の回避」「コア技術・UI/UXの模倣防止」「協業・ライセンス基盤の構築」という3つの目的を明確にし、知的財産を事業戦略と一体化している。

この戦略により、不要なコストをかけずに事業を守り、将来的な提携・ライセンス収益の基盤を構築している。スタートアップでありながら知財ガバナンスが高い点は、上場・M&Aを見据えた組織の成熟度を示している。

強み4. 180超の医療機関・2万件超という実証された市場牽引力

2022年2月の上市から約4年で180超の医療機関への導入と累積2万件超のオーダーという実績は、製品の実力と営業体制の両方を証明している。病院・クリニックという信頼を重視する保守的な顧客に対して、これだけの速度で採用が進んでいるのは「SmartRobinが実際に役立っている」という臨床現場の評価があるからだ。

累積オーダーから算出した病気発見率が10%以上という数値は、「使えばわかる」という製品力の裏付けでもある。

強み5. シリーズBを達成し海外展開フェーズへの移行

2025年11月のシリーズBファーストクローズ(新日本科学リード)、2026年3月のシリーズBセカンドクローズ(オルトモスインベストメント)の完了により、調達総額(創業来累計)は8.5億円超(公表分)に達している。

このステージまで到達したヘルステックスタートアップが日本国内でも限られる中、グローバルな医療機器市場への進出フェーズにいる同社への転職は、「グローバルなヘルスケア市場での経験を積む」という点で稀有な機会を提供する。

強み6. 「ほっとするベンチャー」という独自のカルチャー

「ベンチャーでありながら大人」というカルチャーが特徴的だ。過度なプレッシャーや長時間残業を前提としない、「地に足を着けて課題に取り組む」という組織文化が育まれている。医療という人命に関わる事業の性質上、冷静な判断力と継続的な努力が重視される社風は、一定の生活の質を保ちながら医療AIの最前線で働きたい人にとって理想的な環境だ。

株式会社カルディオインテリジェンスの年収事情

年収の公式情報は非公表のため、業界水準と採用情報をもとに推計情報を提供する。医療機器・SaaS・スタートアップという3つの要素が交差する同社の給与水準は、一般的なWebスタートアップよりは保守的で、医療機器大手よりはフレキシブルという位置づけになりやすい。

職種別の想定年収レンジ

職種想定年収レンジ
ソフトウェアエンジニア(AI/ML)500〜800万円程度(推計)
ソフトウェアエンジニア(バックエンド/クラウド)450〜700万円程度(推計)
プロジェクトリーダー(開発系)500〜750万円程度(推計)
医療機器レギュラトリーアフェアーズ(薬事)500〜750万円程度(推計)
営業・セールスエンジニア(医療機関向け)400〜650万円程度(推計)
プロダクトマネージャー500〜750万円程度(推計)
グローバルビジネス開発500〜800万円程度(推計)

※上記は全て業界水準をもとにした推計であり、公式開示値ではない。実際の年収は経験・スキル・選考過程での交渉によって大きく変動する。

給与制度の特徴

シリーズBまで到達したスタートアップとして、固定給+ストックオプション(SO)の構成が一般的と推測される。固定給は業界標準に近い水準を目指しつつ、SOによるアップサイドで報酬設計するモデルだ。また、残業は少なめ、有給消化率が高いという情報があり、フルプライスの固定給ではなくても「働き方の質」込みで見ると合理的な選択になる可能性がある。

年収を見る際の注意点

  • 固定給の水準は選考を通じて個別交渉で確認する必要がある
  • ストックオプションの条件(付与数量・行使価格・ベスティング期間)は入社前に詳細確認を
  • 海外展開フェーズに移行しているため、今後の業績成長によってSOの価値が変動する
  • 30代・40代中心の組織構成のため、ポジションによっては中途採用での年収が現職と同等かやや下がる可能性がある

株式会社カルディオインテリジェンスの働き方・福利厚生

勤務時間・残業 残業は少なめという情報がある。医療機器という品質・規制対応が重視される業種であり、「急いで雑に作る」文化とは対極の丁寧な開発スタイルが組織に浸透している。

リモートワーク エンジニア職種を中心にリモートワーク導入の動きがある。ただし、医療機関への営業・導入支援など現場対応が必要なポジションは出社・外出が中心となる。

有給・休暇 有給消化率は高いと情報がある。産休取得実績もあり、ライフステージが変化する30代・40代が多い組織として、それに対応する休暇制度が整えられている。

福利厚生

  • 社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
  • 仕事用書籍購入補助
  • スキルアップ・資格取得支援制度
  • 産休・育休取得実績あり
  • 少数精鋭チームでの裁量ある業務環境
  • カジュアル面談の積極的な受け入れ

注意点 23名規模の組織であり、大企業のような社員食堂・住宅補助・充実した教育制度は期待しにくい。「制度の充実より仕事の質」という価値観の人に向いた環境だ。

株式会社カルディオインテリジェンスの社風・カルチャー

一言で表すなら「ほっとするベンチャー」

同社が自ら標榜する表現が「ほっとするベンチャー」だ。「ベンチャーでありながら大人」というカルチャーは、医療という人命に関わる事業の責任から自然に生まれてきたものでもある。急げばいい、大声で場を制圧すれば評価されるというガムシャラ文化とは対極で、「地に足を着けて課題に取り組む人が向く」と経営陣が公言している。

医師・AIエンジニア・薬事専門家・営業担当が混在する組織で、多様な価値観と専門性を持ちながら「患者さんのためになる製品を作る」という一点で方向性が揃っている点が同社のカルチャーの核心だ。

評価される人物像

課題に対して仮説を立て、データで検証し、粘り強く改善を繰り返せる人が評価される。「答えを出してから議論に参加する」スタイルよりも、「不確実でも手を動かして前進する」姿勢が合う環境だ。また、医療という保守的な産業に対して敬意を持ちつつ、AIという新技術を謙虚に適用しようとする態度が求められる。

医師・検査技師・医療事務など医療現場のスタッフとのコミュニケーションが発生するため、医療現場への共感力と丁寧なコミュニケーション能力が重視される。

表面的なイメージと実態の差

「医療AI企業」というとエリート感・スタートアップらしい激務・難解な医学知識が必要というイメージを持つ人も多い。しかし実態は、Webエンジニアが医療ドメインの知識をキャッチアップしながら活躍できる環境であり、医療経験のない技術者が参入しやすいスタートアップでもある。「医療知識がないと無理」ではなく、「技術者として貢献しながら医療を学ぶ」スタイルが許容される。

株式会社カルディオインテリジェンスの転職難易度

難易度:A級(高難易度)

23名規模のスタートアップであり、採用ポジション数は少ない。しかし、ワープスペースのような超専門技術が必須の領域ではなく、ソフトウェアエンジニア・薬事担当・営業エンジニアなど、スキルセットとしては「医療ドメイン外の人も参入できる」職種が存在するため、難易度はS級より一段下のA級と評価する。

理由1. 絶対的な採用枠の少なさ

23名規模では年間採用は数ポジションに限られる。公開求人の数が限られるため、求人が出たタイミングで応募できるかどうかが運命を左右する部分もある。長期的に会社をウォッチし、カジュアル面談を積極的に活用して早期接触することが有効な戦略だ。

理由2. 薬機法・医療機器規制への理解が加点要素

医療機器プログラム(SaMD)を扱う企業として、規制環境への理解は差別化要素になる。薬事規制・QMS(品質マネジメントシステム)・臨床評価などの知識を持つ人材は優遇される。なくても入れないわけではないが、学習意欲と習得スピードが問われる。

理由3. カルチャーフィットの選考ウェイトが高い

「ほっとするベンチャー」を標榜するカルチャーに合わない人を慎重に排除する傾向がある。医療という領域の社会性への共感と、丁寧に課題を解決するスタイルが求められるため、スピード重視・目立ちたい・権力志向というタイプは弾かれやすい。

株式会社カルディオインテリジェンスに向いている人

タイプ1. 医療に関わりたいが医師免許はないエンジニア

「医療に貢献したいが、医師・看護師にはなれない」という技術者にとって、医療AIスタートアップは数少ないルートの一つだ。エンジニアとしての専門性を活かしながら、医療という崇高な課題に向き合える環境は貴重だ。

タイプ2. 「ちゃんとした医療機器」を作ることに誇りを持てる人

薬機法承認取得済みの本物の医療機器として世に出る製品に関わることは、単なるSaaS開発では得られない緊張感と誇りをもたらす。「実際に患者さんの命に関わる製品を作っている」という実感を大切にできる人に向いた環境だ。

タイプ3. 丁寧に長く取り組みたい人

急成長・急変化のスタートアップより、「地に足を着けて着実に市場を開拓する」スタイルを好む人に向いている。医療機器の普及には時間がかかり、一つひとつの医療機関への信頼構築が積み重なっていく仕事だ。

タイプ4. 海外展開に自分のスキルを活かしたい人

シリーズBを完了し海外展開フェーズへ移行している今、英語でのコミュニケーション能力とグローバルな医療機器市場への関心を持つ人材は特に需要がある。

タイプ5. 医療×AIというキャリアで市場価値を高めたい人

医療AI・ヘルステックは今後10年で急成長が期待される分野であり、この領域での実績は転職市場での希少性を高める。将来的なキャリアパスとして医療AI専門家として独立・他ヘルステックへの転職・医療コンサルなど多様な選択肢が開ける。

株式会社カルディオインテリジェンスに向いていない人

批判ではなくミスマッチ防止のために記載する。以下の特性を持つ方にはカルディオインテリジェンスが向かない可能性がある。

  • タイプ:大きな組織の安定感・制度を重視する人 — 23名規模では大企業型の体制は望めない。HR・法務・総務などのバックオフィスも少人数で対応している
  • タイプ:短期間での急成長・スピード感を最優先する人 — 医療機器の規制対応・医療機関への丁寧な展開が必要なため、消費者向けアプリのような爆速は望めない
  • タイプ:医療への関心が薄く「AIが面白いから」だけで応募する人 — ドメインへの共感が薄いと、医療現場との対話で限界が出やすい
  • タイプ:チームより個人の裁量・孤立した作業を好む人 — 医師・薬事・エンジニア・営業が密に連携する組織文化で、協調性のある仕事スタイルが求められる
  • タイプ:固定給を最大化したい人 — スタートアップのためSOを除いた固定給は大企業水準を下回る可能性がある

株式会社カルディオインテリジェンスの選考対策

選考対策1. SmartRobinの製品体験を言葉で表現できるようにする

採用選考では「なぜSmartRobinが必要なのか」を理解しているかが必ず問われる。公式サイト・プレスリリース・IP BASEのインタビュー記事を通じて、製品の技術的な仕組み・競合優位性・医療現場での課題解決をしっかり理解した上で「自分がどう貢献できるか」を具体的に語れるよう準備する。

選考対策2. 薬機法・医療機器規制の基礎知識を習得する

SaMD(Software as a Medical Device)、薬機法認証・承認、QMS(品質マネジメントシステム)など、医療機器ソフトウェアに関わる規制の基本を理解しておくことが加点材料になる。深い専門知識より「入社後に学ぶ意志と基礎理解がある」ことを示すことが重要だ。

選考対策3. 医療への共感を具体的なエピソードで語る

「なぜ医療AIに関わりたいのか」は選考の核心的な質問だ。「技術が面白そう」よりも「医療の課題にAIを使って取り組みたい」という動機の深さが問われる。家族・知人の医療体験・医療現場に触れた経験など、具体的なエピソードをもとに動機を言語化しておくこと。

選考対策4. 少数精鋭チームでの貢献実績を数字で示す

カルディオインテリジェンスのような少数精鋭組織では、「チームを引っ張る力」よりも「自分でリソースを引き受けてやり切る力」が評価される。過去の業務で少ないリソース・予算・人数でどう成果を出したか、数値で示せる実績を準備する。

選考対策5. カジュアル面談で文化的フィットを確認し合う

「ほっとするベンチャー」という文化への適合性は双方にとって重要だ。カジュアル面談を積極的に活用し、実際の業務スタイル・チームの雰囲気・一日の流れなどをリアルに確認しておくことが、ミスマッチのリスクを下げる。また、面談で「医療への想い」を自然に語れる場として活用することで、選考前の好印象を作れる。

選考対策6. 海外展開フェーズへの貢献を示す

シリーズBを経て海外展開を本格化している現フェーズでは、英語でのコミュニケーション能力・グローバルな医療機器市場(FDA・CEマーキングなど)の基礎知識・海外との共同開発経験などが差別化要素になる。特にグローバルポジションへの応募では積極的にアピールすること。

株式会社カルディオインテリジェンスへの転職で評価されやすい経験

  • ディープラーニング・機械学習(特に時系列データ解析、信号処理)の開発経験
  • Python・JavaScript・クラウドインフラ(AWS/GCP)の実務経験
  • 医療機器ソフトウェア開発経験(ISO 13485・IEC 62304関連など)
  • SaaS型プロダクトの設計・開発・運用経験
  • 薬事(レギュラトリーアフェアーズ)・QMS構築・薬機法申請の経験
  • 心電図・循環器疾患に関する医療・医工学的知識
  • 医療機関・病院向け営業・導入支援・フィールドセールス経験
  • 医療IT・電子カルテ・医療機器メーカーでの開発経験
  • FDA・CEマーキングなど海外医療機器規制への知見
  • 英語での技術文書作成・海外顧客折衝経験
  • スタートアップでの0→1フェーズの製品開発・ローンチ経験
  • アノテーション・教師データ品質管理の経験
  • プロジェクトリーダーとして少人数チームを率いた経験

特に評価されやすいのは、「医療ドメインの知識を持ち、かつクラウドSaaS開発の実務経験があるエンジニア」と「医療機器薬事の実務経験者」だ。 両方を揃えている人材は市場でも希少であり、同社への転職可能性は高い。どちらか一方でも、もう一方を「学ぶ意志と速度」で補完できれば十分競争力がある。

まとめ

カルディオインテリジェンスは、「AI×医療×法規制」という難しい交差点で、着実に実績を積み上げてきたヘルステックスタートアップだ。薬機法承認取得・180超の医療機関導入・シリーズBまでの調達という三つの事実が、単なるアイデア段階のスタートアップとの本質的な違いを証明している。

転職市場における同社のポジションは「少数精鋭・高ミッション・中堅技術者向け」だ。大企業の安定感やスタートアップの爆速感とは異なるが、「患者さんの命に関わる製品を、ちゃんと作る」という誇りある仕事を継続的に積み上げられる環境は、他の多くのスタートアップにはないものだ。

今後のフェーズとして、海外展開・新製品上市・ビジネスの国際化が具体的なアジェンダとして動いており、この成長局面に乗るタイミングとしても2026年は節目だ。医療AIへの転職を考えている人に、最も現実的かつ誠実な選択肢の一つとして、カルディオインテリジェンスをお薦めする。

「医療をテクノロジーで変えたい」という想いを持ちながら、これまで違う業界で技術を磨いてきた人が、自分の力を最大限に発揮できる場所として、同社への転職は十分に検討する価値がある。