株式会社トラース・オン・プロダクト(TRaaS On Product Inc.)は、「モノとサービスを融合させたIoTソリューション」を軸に事業を展開する東証グロース上場企業だ。従業員数は25名程度と極めて小規模ながら、IoT機器の企画・設計・製造から、そのデータを活用するSaaSサービスの開発・運用まで一気通貫で手がける垂直統合体制が最大の特徴である。

「トラース(TRaaS)」という名称はThings as a Serviceの略称を想起させる造語で、IoTデバイスをサービスとして提供するというビジネスモデルを体現している。企業向けのAI省エネ・店舗DX・デジタルサイネージといった実用性の高い課題解決型製品を、大手ではカバーしきれない中小規模の案件にも対応しながら展開している。

転職先として検討する際に最初に理解しておくべきは、「25名規模の企業であること」と「業績変動が大きい成長途上フェーズにあること」だ。豊富な制度・大規模な組織を求める候補者には合わないが、少人数でビジネスを動かす経験を積みたい人材、IoT×AI×SaaSのものづくりに携わりたいエンジニアには独自の魅力がある。

企業概要

項目内容
会社名株式会社トラース・オン・プロダクト(TRaaS On Product Inc.)
設立1995年1月(アイ・ディー・ディーとして設立・2022年現社名へ商号変更)
代表取締役社長藤吉 英彦
本社所在地神奈川県横浜市西区北幸二丁目9-30 横浜西口加藤ビル2階
資本金約594百万円(2026年1月末現在)
従業員数25名(臨時従業員2名含む、2026年1月期)
上場区分東証グロース市場(証券コード:6696)
売上高約4.9億円(2026年1月期)
平均年収非公開(推計450〜600万円程度)
平均年齢約42.8歳(2026年1月期)
平均勤続年数約8.6年
事業内容IoT機器の設計・製造・販売、AI活用SaaS型サービス提供、テクニカルサービス

トラース・オン・プロダクトの前身は1995年に設立された「アイ・ディー・ディー株式会社」だ。長年にわたりIT機器関連事業を展開してきた経緯を持ち、2017年8月に東証マザーズ(現グロース)に上場した。IoT・AI・SaaSという方向への事業転換を反映する形で2022年に現社名へ変更し、現在の事業体制を確立している。

横浜市西区の横浜駅近くに本社を構え、IoT機器の設計・製造はパートナー工場を活用しながら、企画・設計・ソフトウェア・サービス提供を内製で行う体制をとっている。

主な事業内容

トラース・オン・プロダクトの事業は「TRaaS事業」「受注型Product事業」「テクニカルサービス事業」の3セグメントで構成される。IoT機器とデータ活用サービスを組み合わせるという統一したコンセプトのもと、業界特化型の製品展開が行われている。

製品開発からサービス運用まで内製化することで、外部ベンダーへの依存を最小限に抑えながら顧客への付加価値を高める戦略を取っている。特に月額課金型のSaaSモデルへの移行は、売上の安定性と収益性の改善を目指す方向性を示している。

TRaaS事業——AI活用SaaSソリューション

TRaaS事業は同社の成長エンジンとして位置づけられる中核事業だ。IoT機器から取得したデータをAIで解析し、企業・施設の課題解決につなげるSaaS型サービスを提供する。

主力製品「AIrux8(エアラックスエイト)」はAI電力削減ソリューションだ。施設内に人感センサ付きの集中コントローラ装置「Node(ノード)」を設置し、混雑状況・人員の有無などのデータを取得してAIが解析することで、空調・照明などの電力消費を最適化する。加賀電子など大手企業への導入実績を持ち、カーボンニュートラル・省エネへの社会的関心の高まりとともに需要が拡大している。

「店舗の星」は流通小売店舗向けのDX店舗活性プロダクトで、センサデータを活用した来店客の動線分析・滞留時間分析などを通じて店舗運営の改善を支援する。「CELDIS(セルディス)」はデジタルサイネージプラットフォームで、店舗・施設向けのコンテンツ配信管理を月額モデルで提供する。

受注型Product事業——IoT機器の設計・製造

受注型Product事業は、顧客の要件に合わせたIoT機器・電子機器のカスタム開発と製造を担う。STB(セットトップボックス)やウェアラブル端末「Cygnus2」などを手がけており、ハードウェア設計からソフトウェア実装、製造委託管理、アフターサポートまでの垂直統合で提供するのが強みだ。

大手企業では対応しにくい小ロット・カスタム案件に対応できる体制は、中小企業のIoT化ニーズを取り込む競争優位となっている。従来型のハードウェアビジネスからTRaaS事業(月額SaaS)への移行を進めており、長期的な収益安定性を目指す方向性が鮮明だ。

テクニカルサービス事業——システム受託・エンジニア派遣

テクニカルサービス事業は、IT系のシステム受託開発・IT保守サービス・エンジニア派遣を行う。連結子会社のアクスト東日本が加わることで事業規模が拡大している。純粋なSIer・IT系事業であり、自社製品ではなく顧客システムの構築・保守を担う事業セグメントだ。

株式会社トラース・オン・プロダクトの強み

強み1. IoT機器からSaaSまでの完全垂直統合体制

ハードウェア(センサ・コントローラ・STB等)の設計・製造から、データ収集基盤、AIアルゴリズム、SaaSプラットフォームの開発・運用まで一社完結で提供できる点が最大の差別化要素だ。複数のベンダーを調整しながらIoTソリューションを導入する場合と比べ、顧客にとっての窓口が一元化され、トラブル対応も迅速に行える。エンジニアにとっては、ハードウェアとソフトウェアの両方に関わるフルスタックな経験が積める環境を意味する。

強み2. 省エネ・カーボンニュートラル領域の社会的追い風

AI電力削減ソリューション「AIrux8」は、企業の脱炭素化・省エネ目標という社会的トレンドと直結している。電力コスト削減と環境目標の達成を同時に実現できるソリューションへの需要は中長期的に拡大が見込まれる。大手企業(加賀電子等)への導入実績が積み上がるにつれて、営業面でのリファレンスとしての価値も高まる。

強み3. 小ロット・カスタム対応という差別化ニッチ

大手電機メーカーが撤退・縮小する小ロット・カスタムのIoT機器製造領域は、規模の論理が働きにくいためニッチとして維持されやすい市場だ。中小企業のIoT化需要は依然大きく、対応できる企業が限られていることが参入障壁を形成している。専門性の高い受託案件に継続的に関わることで技術力と受注実績が蓄積され、競合との差別化が強化されていく構造だ。

強み4. 月額SaaSモデルへの移行による収益安定化への取り組み

従来のハードウェア単体販売から月額課金型のSaaSビジネスへの転換は、売上の予測可能性と利益率の改善をもたらす戦略的方向性だ。TRaaS事業の利益率は48%程度と他セグメントに比べても高く、この事業の比率が高まるほど財務体質が改善される。転職者にとっては「SaaSビジネスの立ち上がり期に関わる経験」という希少な経験が積める可能性がある。

強み5. 横浜駅至近という好立地

神奈川県横浜市西区(横浜駅徒歩圏内)という立地は、通勤利便性の観点で首都圏の広い範囲から人材を確保できるメリットを持つ。首都圏各所からのアクセスが良く、働く場所としての魅力を持つ。

株式会社トラース・オン・プロダクトの年収事情

トラース・オン・プロダクトの平均年収に関する公開情報は限られており、有価証券報告書ベースの明示的なデータは確認されていない。25名規模の中小テクノロジー企業としての特性から、年収水準は大手企業と比較して低め〜同程度の範囲にあると推計される。

推計として従業員の平均年収は450〜600万円程度と見られる。ただし職種・経験・スキルによる個人差が大きく、エンジニア職は相応の水準、管理・サポート職は低め傾向と考えるのが現実的だ。

職種別の想定年収レンジ

職種想定年収レンジ
IoTハードウェアエンジニア(若手)380〜500万円程度
IoTハードウェアエンジニア(中堅)500〜650万円程度
ソフトウェアエンジニア(組み込み・Web)450〜650万円程度
AIエンジニア・データサイエンティスト500〜750万円程度
技術営業・セールスエンジニア450〜650万円程度
プロジェクトマネージャー550〜750万円程度
管理・バックオフィス350〜500万円程度

※上記はあくまでも推計。実際の待遇は経験・スキル・交渉によって異なる。

給与制度の特徴

上場企業として基本的な給与制度は整備されていると見られる。中小規模の組織のため、貢献度・スキルに応じた個人評価の影響が相対的に大きく、大企業のような年次昇給ペースとは異なる可能性がある。25名規模であれば経営層との直接コミュニケーションも取りやすく、自身の市場価値と照らした交渉の余地も存在する。

年収を見る際の注意点

  • 公開データが限られるため、選考プロセスで具体的な待遇を確認することが重要
  • 業績変動が大きい企業のため、賞与・インセンティブの支払いが業績に連動する可能性が高い
  • 大手企業のような充実した福利厚生・退職金制度は期待しにくい
  • 月額SaaS型への移行が進むと将来的に給与水準が改善する可能性がある
  • ストックオプション等のエクイティ報酬については事前確認が必要

株式会社トラース・オン・プロダクトの働き方・福利厚生

トラース・オン・プロダクトは横浜市西区に本社を置き、上場企業として基本的な労務管理は整備されている。ただし25名規模の小規模組織のため、制度の充実度は大手企業と比較して限定的な面がある。

勤務時間・休日

  • 所定労働時間:8時間(休憩1時間含む)
  • 完全週休2日制(土日)、祝日
  • 年次有給休暇(法定通り付与)
  • 夏季・年末年始休暇

リモートワーク ハードウェア開発・製造管理に関わる業務は現場対応が基本となるが、ソフトウェア・SaaS開発やバックオフィス業務については、一部リモートワークの柔軟性がある可能性がある。具体的な方針は採用ポジションごとに確認が必要だ。

福利厚生

  • 各種社会保険(健康・厚生年金・雇用・労災)完備
  • 通勤交通費支給
  • 資格取得支援
  • 技術研修・外部セミナー参加支援
  • 健康診断(法定対応)
  • 社員持株会(上場企業として設定の可能性)
  • 横浜駅近くという立地による通勤利便性

注意点 25名規模の企業のため、大手企業が備えるような住宅補助・保養所・独自の社員食堂等は基本的に期待しにくい。制度の充実度よりも「IoT×AI×SaaS領域での実践経験」「自律的に動ける環境」「社会課題解決への参画」を重視できる候補者に向いた職場だ。

株式会社トラース・オン・プロダクトの社風・カルチャー

一言で表すなら「少数精鋭のものづくりベンチャー」

IoT機器の設計から運用サービスまで約25名でカバーする組織のカルチャーは、一人ひとりの役割範囲が広く、自律性と実行力が求められる環境だ。「誰かがやってくれる」という期待が成立しにくく、課題を自分ごととして引き受ける姿勢が自然に醸成される。

社名変更(2022年)以降はIoT×AI×SaaSという方向性が明確に打ち出されており、事業の軸が定まってきている。平均勤続年数が8.6年と比較的長い点は、組織への帰属意識の高さや、少数精鋭ならではの仕事の面白さが定着につながっていることを示唆する。

評価される人物像

  • ハードウェアとソフトウェアの両方に興味を持ち、境界を越えて動ける人
  • 顧客の課題から逆算して製品・サービスを設計できる課題解決思考を持つ人
  • 少数精鋭環境で広い責任範囲をカバーできる自律性・実行力がある人
  • IoT・AI・SaaS領域への強い関心と、継続的な学習意欲を持つ人
  • 変化する事業環境でも柔軟に対応できる適応力のある人

表面的なイメージと実態の差

「東証グロース上場企業」というと成長性の高い企業イメージがあるが、実態は売上5億円未満・従業員25名の小型テクノロジー企業だ。業績変動が大きく、黒字転換と赤字を繰り返すフェーズにある点は、短期的な安定を求める候補者の期待とは合わない可能性がある。一方で「事業転換の前線にいる」「SaaSビジネスの構築プロセスに関わる」という経験は、将来的なキャリアの幅を広げる可能性を秘めている。

株式会社トラース・オン・プロダクトの転職難易度

難易度:3級(専門技術と自律性を持つ人材への絞り込みがある中程度の難易度)

トラース・オン・プロダクトへの転職難易度は、採用ポジションの絶対数が少ないことと、IoT×AI×SaaSという専門領域の技術力が求められることから中程度以上に位置づけられる。

年間採用件数は一桁台に留まると推計され、希望するポジションが空いているかどうかのタイミング要因が大きい。少人数組織のため即戦力として機能できる専門性と、少数精鋭環境への適応力の両方が評価対象となる。

理由1. 採用枠の絶対数が少ない

25名規模の企業が年間に採用するのは数名程度と想定される。全ポジション合わせても求人が出るタイミングは限られており、「この会社で働きたい」という意志と、求人が出た際の素早いアクションが重要になる。

理由2. IoT×AI×SaaSの専門技術が要求される

ハードウェア設計(電子回路・組み込み)、ソフトウェア開発(組み込みOS・クラウド)、AIアルゴリズム応用、SaaSプラットフォーム構築など、複数の専門領域への理解が求められる。特定領域の高い専門性か、複数領域をまたがるフルスタックな経験が選考での差別化につながる。

理由3. 少数精鋭組織への適性

組織規模とカルチャーへの適合性も重視される。「指示を待って動く」「大企業の分業体制に慣れきっている」という候補者より、「自分で考えて動ける」「広い役割範囲をカバーできる」という人物像が求められる。

株式会社トラース・オン・プロダクトに向いている人

タイプ1. ハードウェアとソフトウェアの両方が得意なフルスタックエンジニア

IoT機器の設計から、そのデータを活用するソフトウェア・クラウドサービスまで一気通貫で関わりたいエンジニアにとって、垂直統合体制を持つトラース・オン・プロダクトは理想的な環境だ。組み込み系とクラウド系の両方の経験を深めたい人材に向いている。

タイプ2. SaaSビジネスの立ち上がり期に関わりたい人

月額課金型SaaSへの転換を進めるフェーズにある企業で、その構築・成長プロセスに当事者として関わる経験は、将来の起業・スタートアップ参画・製品マネジメントキャリアに活きる。「既に確立したビジネスの中に入る」よりも「新しいビジネスモデルを一緒に作る」ことに意義を見出せる人向けだ。

タイプ3. 省エネ・カーボンニュートラルの社会課題解決に関わりたい人

AIrux8が解決するのは「電力の無駄遣いを減らし、企業コスト削減と環境負荷低減を同時に実現する」という課題だ。SDGs・脱炭素という社会的テーマへの関心が高く、それをビジネスとして実現することに使命感を持てる人に響く。

タイプ4. 少数精鋭で自律的に仕事を進めたい人

大企業の分業体制・長い承認プロセスに疲れを感じており、「自分が考えたことをすぐに形にできる環境」を求める人。25名規模なら経営陣との距離も近く、意思決定スピードも速い。

タイプ5. 横浜・神奈川をベースにキャリアを積みたい人

横浜駅近くというアクセスの良い立地は、神奈川・東京南部在住者にとって通勤の利便性が高い。生活拠点を変えずに転職したいという候補者に物理的にマッチする。

株式会社トラース・オン・プロダクトに向いていない人

批判ではなくミスマッチ防止のため、以下のようなタイプには慎重な検討を勧める。

  • タイプ1. 大企業並みの財務安定性・福利厚生を前提とする人: 売上5億円未満・業績変動が大きい小型上場企業であり、大手企業が提供する安定した給与・充実した福利厚生制度との落差が大きい
  • タイプ2. 大規模な組織でキャリアの階段を着実に上りたい人: 25名規模のフラットな組織はマネジメントポジションが少なく、管理職としてのキャリアアップの選択肢は限定的だ
  • タイプ3. 明確な職種専門性(例:純粋なデータサイエンティスト・純粋なインフラエンジニア)のみを深めたい人: 少人数組織では役割の柔軟性が求められるため、1つの領域に特化したい人には合わない面がある
  • タイプ4. 短期間での高収入を優先する人: 業績連動の賞与比率が高い可能性があり、固定給ベースの高年収を期待する候補者にはフィットしない
  • タイプ5. 製品や事業の社会的意義よりも市場規模・成長スピードを重視する人: AIrux8・店舗の星等は現時点で市場浸透が途上段階にあり、大規模な市場を高速で席巻する事業とは性格が異なる

株式会社トラース・オン・プロダクトの選考対策

選考対策1. 主力3製品の機能・市場背景を理解する

AIrux8(AI電力削減)、店舗の星(小売DX)、CELDIS(デジタルサイネージ)という3製品について、公式サイトのプレスリリース・事例紹介を事前に読み込んでおくこと。「なぜこの製品が社会に必要か」「どんな顧客の課題を解決するか」を自分の言葉で説明できると選考での印象が大きく変わる。

選考対策2. IoT・組み込み・SaaS領域の技術理解を示す

ハードウェアとソフトウェアをまたぐIoTシステムの仕組み(センサ・コントローラ・クラウド連携・データ分析・UI提供という流れ)を概念レベルで理解していること。技術系ポジションであればより深い専門知識が要求されるため、自分の専門領域と関連技術の両方を整理しておくこと。

選考対策3. 少人数組織での自律的な働き経験をアピールする

「自分で優先順位をつけて動いた」「前例のない課題を自分で解決した」「限られたリソースで成果を出した」という経験は、25名規模の組織では高く評価される。大企業での経験を「少人数チームの文脈」に翻訳して提示できるか否かが重要だ。

選考対策4. 省エネ・カーボンニュートラル領域への関心を準備する

AIrux8の市場は省エネ・脱炭素という社会課題解決と直結している。この領域への関心がどこから来るのか、実際にどう関わっていきたいのかを具体的に語れることが文化フィットのシグナルとなる。形式的な「御社に興味があります」より、「なぜこの社会課題に関わりたいか」の説得力のある説明が求められる。

選考対策5. 財務状況を把握したうえで長期的な視点を示す

有価証券報告書・決算短信を読み、業績変動の実態と事業転換の方向性を理解しておくこと。「それでもなぜこの企業で働きたいのか」を長期視点で語れる候補者は、安定重視の受動的なキャリア志向ではないことを示せる。財務的なリスクを正しく理解していることを示せれば、経営者との率直な議論にもつながる。

選考対策6. 横浜・神奈川での長期的な就業意志を伝える

少人数組織では定着率・モチベーションの持続性も採用基準に含まれる。横浜拠点での就業をポジティブに捉えている理由、長期的に腰を据えて関わりたい意志を、根拠とともに伝えることが重要だ。

株式会社トラース・オン・プロダクトへの転職で評価されやすい経験

  • 組み込みシステム・IoT機器のハードウェア設計・回路設計の実務経験
  • 組み込みOSやファームウェアの開発経験(Linux・RTOS等)
  • センサデータ収集・分析システムの設計・開発経験
  • AIモデルの実装・チューニング・エッジAI展開の経験
  • クラウドサービス(AWS・Azure・GCP等)を活用したバックエンド開発経験
  • SaaSプロダクトの企画・開発・グロース経験(特に立ち上げフェーズ)
  • デジタルサイネージ・映像配信システムの開発経験
  • 省エネ・スマートビル・施設管理IoTシステムの設計・導入経験
  • BtoB製品営業・セールスエンジニアとしての顧客開拓経験
  • プロジェクトマネジメント(ハードウェア量産・ソフトウェア開発の両方を管理)の経験
  • 小ロット電子機器製造の外部工場管理・品質管理経験
  • スタートアップ・中小テクノロジー企業での幅広い業務経験
  • 技術的バックグラウンドを持つ営業・カスタマーサクセス経験
  • システム受託開発(SI)の上流工程(要件定義・基本設計)経験
  • データ分析・可視化ダッシュボード構築の経験

特に評価されやすいのは、「IoT機器のハードウェアとクラウドソフトウェアの両方を経験し、顧客の現場課題を製品・サービスに落とし込んだ実績を持つ、フルスタックに動ける中堅エンジニア・テクニカル人材」だ。 少人数で事業を動かせる実行力と、IoT×AI×SaaSという特定領域への深い関心を持つ候補者が最もフィットする。

まとめ

株式会社トラース・オン・プロダクトは、「IoT機器×AI×SaaS」という垂直統合モデルで社会課題解決を目指す少数精鋭のテクノロジー企業だ。AI電力削減「AIrux8」、小売DX「店舗の星」、デジタルサイネージ「CELDIS」という実用性の高い製品群を展開し、省エネ・カーボンニュートラルという社会的追い風を受けている。

財務面では業績変動が大きく、黒字転換と赤字を繰り返すフェーズにあることは正直に理解しておく必要がある。25名規模の組織に大手企業並みの安定性や福利厚生を求めることはできない。一方で、SaaSビジネスの構築前線に関わる機会、少人数で事業全体に関与できる経験、IoT×AI×SaaSという市場価値の高い技術スタックの習得という点では、他では得にくい経験が積める環境だ。

転職エージェントとして強調したいのは、「財務的な不確実性と、そこから得られる経験価値の両方を正しく評価して決断を下すこと」だ。どちらかを見落としたままでは、入社後のミスマッチにつながりやすい。

横浜を拠点に、IoT×AI×SaaSという次世代技術で社会課題の解決に本気で取り組みたいと考えるあなたにとって、トラース・オン・プロダクトは一考に値する選択肢だ。まずは公開されているIR資料と製品情報を深く読み込み、自分の描くキャリアとの重なりを冷静に評価してみてほしい。