株式会社ラクスは、バックオフィス業務の効率化に特化した複数のSaaS(Software as a Service)プロダクトを展開する東証プライム上場(証券コード:3923)の成長SaaS企業です。2000年11月設立という比較的長い歴史を持ちながら、SaaS型ビジネスモデルへの転換と継続的なプロダクト拡充によって、上場SaaS企業の中でも注目度の高い存在となっています。本社は大阪市(中央区)に置かれていますが、東京拠点(新宿区)が実質的な事業・開発・採用の主要拠点として機能しています。

「楽楽精算」「楽楽明細」「楽楽販売」という主力プロダクト群は、中小・中堅企業のバックオフィス業務(経費精算・請求書発行・販売管理)の電子化・効率化を支援するSaaSとして、インボイス制度・電子帳簿保存法(電帳法)対応という法制度の波に乗って急拡大しています。SaaS特有の高粗利率(80%超)と月額課金による収益の安定性・積み上がりが、同社の成長性への期待を高めている要因です。

転職市場においてラクスは、特にSaaS業界へのキャリアシフトを検討している営業・マーケター・エンジニアから高い注目を集めています。インサイドセールスを中心とした営業モデルの確立・組織化されたCSチームの整備・プロダクト開発への継続的な投資という構造は、SaaS企業でキャリアを積みたい人材にとって魅力的な環境を提供しています。

企業概要

項目内容
会社名株式会社ラクス
英語名RAKUS Co., Ltd.
設立2000年11月
代表者代表取締役社長 中村崇則
本社大阪市中央区南本町2-1-1 本町ガーデンシティ(東京拠点:新宿区新宿)
資本金約11億円
従業員数約2,500名(連結、2024年3月期時点)
上場区分東証プライム市場(証券コード:3923)
売上高約270億円程度(2024年3月期)
平均年収推計530〜600万円(有報ベース)
平均年齢約29〜31歳程度(若い組織)
平均勤続年数3〜5年程度
事業内容バックオフィス向けSaaSプロダクトの開発・提供(楽楽精算・楽楽明細・楽楽販売ほか)・ITエンジニア派遣

ラクスは2000年設立当初、Webシステム開発・IT人材派遣事業からスタートしました。2009年に「楽楽精算」の提供を開始しSaaS事業へとシフトし、2013年には「楽楽明細」をリリース。2016年に東証マザーズ(現グロース)に上場、2021年に東証プライムへと格上げを果たしました。プロダクト拡充と同時に採用規模も急拡大しており、ここ数年で社員数が大幅に増加しています。

エンジニア・ビジネスの両軸で採用を継続しており、特にインサイドセールス・カスタマーサクセス・エンジニア職での大規模採用が続いています。SaaS業界に転職したい、バックオフィスDXの市場で働きたいという転職者にとって、規模感・成長性・上場企業の安定性をバランスよく持つ選択肢として位置づけられています。

主な事業内容

ラクスの事業は「クラウド事業(SaaS)」と「IT人材事業(エンジニア派遣)」の2本柱で構成されており、売上の大半はクラウド事業が占めます。クラウド事業の中では、各プロダクトが独立したビジネスユニット的な形で展開されており、営業・CS・開発がプロダクトを軸にチームを組んでいます。

バックオフィスDX市場は日本の中小・中堅企業のデジタル化ニーズと、法制度対応の義務化という外部要因が重なる構造的に成長しやすい市場です。ラクスが展開するプロダクトはいずれも「法制度対応が義務化された業務のデジタル化」という強い需要に直結しており、拡販余地が大きい状況が継続しています。

楽楽精算(経費精算SaaS)

ラクスの主力プロダクトであり、企業の経費精算業務を電子化・自動化するSaaSです。交通費精算・領収書のスキャン・承認ワークフロー・会計システム連携という一連の経費処理業務をペーパーレス化し、バックオフィスの工数を大幅に削減します。インボイス制度対応・電帳法対応というタイムリーな法制度要件をプロダクトに取り込み、中小・中堅企業からの需要が急拡大しています。

導入企業数は継続的に拡大しており、累計導入社数4,000社超を超えるとされています。法人向けSaaSとして月額課金モデルが収益の安定性を確保しており、解約率の低さがビジネスモデルとしての強みです。

楽楽明細(電子帳票・請求書発行SaaS)

請求書・納品書・支払通知書などの帳票をWeb上で発行・電子交付するSaaSです。受取先への郵送コストの削減・電帳法対応・ペーパーレス化という企業の課題を解決するプロダクトとして、電帳法施行以降の需要が急速に高まっています。楽楽精算と同様に中小・中堅企業を主な対象とし、シンプルな操作性・低価格・迅速な導入が差別化ポイントです。

楽楽販売(販売管理SaaS)

受注・発注・請求・在庫管理という販売管理業務全般を一元化するSaaSです。Excelや古い基幹システムに依存してきた中小企業の販売管理業務をクラウドに移行させるソリューションとして展開しています。楽楽精算・楽楽明細との連携が可能で、バックオフィス全体をラクスのSaaSで統合するクロスセル戦略の一環です。

配配メール・Rakumo(その他SaaS)

「配配メール」はビジネスメール一斉配信・メールマーケティングSaaSで、メルマガ・ステップメール・セグメント配信を支援するプロダクトです。「Rakumo」はGoogleワークスペース(旧G Suite)と連携したスケジュール・ワークフロー・勤怠管理ツールであり、Google環境を活用する企業向けのプロダクトです。

これらのプロダクトはバックオフィスDXという共通テーマのもとで相互補完的に展開されており、ラクスが「バックオフィスSaaSの総合ベンダー」として企業の複数の業務ニーズを一元的に満たす戦略を取っています。

IT人材事業(エンジニア派遣)

創業期から継続している事業として、SIer・IT企業へのエンジニア派遣事業も手掛けています。クラウド事業と比較すると売上比率・成長率は低いですが、エンジニア人材のネットワーク・採用基盤として機能しており、グループ内でのシナジーが生まれています。

ラクスの強み

強み1. 法制度の義務化という構造的な追い風

インボイス制度(2023年10月〜)・電子帳簿保存法の本格施行という法制度の変化は、「やりたいからやる」ではなく「やらなければならない」という強制力を持つ需要を生み出しました。楽楽精算・楽楽明細はこの法制度対応の義務化に直接合致するプロダクトであり、「法対応のために今すぐ導入する必要がある」という確実な需要が拡販の強力なドライバーとなっています。

このような法制度対応ニーズは景気変動に左右されにくく、プロダクト需要の安定性・持続性という点でビジネスモデルとして優位な特性です。

強み2. インサイドセールスに特化した高効率・低コストの営業モデル

ラクスの営業は訪問型のフィールドセールスではなく、電話・オンラインを中心としたインサイドセールスに特化した体制を構築しています。インサイドセールスは訪問コストが低く、高い架電数・商談数を維持しながら効率的に受注を積み上げることができる営業モデルです。

SaaS業界においてインサイドセールスは標準的になりつつありますが、ラクスはこのモデルの確立と組織化において先行者として蓄積したノウハウを持ちます。「ラクス出身のインサイドセールスパーソン」というキャリアは転職市場でも評価されており、同社でのキャリア構築が次の転職にも有利に働くと言われています。

強み3. SaaS粗利率80%超という高い収益構造

SaaSビジネスモデルの特性として、製品を一度開発すれば限界費用ほぼゼロで顧客に提供できるため、顧客数・ARRが積み上がるほど粗利率が向上します。ラクスのSaaS事業は80%超の粗利率を達成しており、成長とともに収益性が高まる構造が維持されています。

この高い収益性は、採用・プロダクト開発・マーケティングへの継続的な投資余力を生み出しており、同社の持続的な成長を支えています。

強み4. 複数プロダクトのクロスセルによる顧客単価向上

楽楽精算→楽楽明細→楽楽販売というプロダクト群を同一顧客に導入拡大できるクロスセル戦略は、既存顧客からの追加収益を拡大するうえで効果的です。一度导入した顧客との信頼関係を活用して、追加プロダクトの提案・導入拡大を促進するカスタマーサクセスの仕事はこの戦略の核心となっています。

転職者の視点では、カスタマーサクセス職として複数プロダクトのクロスセル・アップセルという高度な提案スキルを身につけられる環境です。

強み5. 東証プライム上場による信頼性と財務的安定性

2021年の東証プライム上場(マザーズからの市場変更)は、企業規模・ガバナンス・財務安定性の証明として機能しています。上場SaaS企業としての開示義務・監査体制が整備されており、転職候補者が財務状況・業績・成長性を正確に把握できる透明性があります。

スタートアップ未上場企業と比較した場合の安定性・信頼性は、転職者にとって重要な判断材料です。

強み6. 中小・中堅企業というターゲットの市場規模の大きさ

日本に存在する中小・中堅企業(従業員数100〜1,000名規模)は数十万社に上り、このセグメントの多くがバックオフィスDXの途上にあります。大企業向けSaaSが競合の多い環境と異なり、中小・中堅企業向けというターゲティングは競合が限定的で、開拓余地が大きい市場です。市場浸透率の向上という成長余地の大きさは、事業拡大への強いドライバーとなっています。

ラクスの年収事情

ラクスの年収は、有価証券報告書をもとにした推計で530〜600万円程度が全社平均とされています。平均年齢30代前半という若い組織であることを考慮すると、SaaS企業の中では競争力のある水準です。インサイドセールスをはじめとする営業職ではインセンティブが設定されており、成果次第で大きく年収を伸ばすことができます。マネージャー職・エンジニア上位職では700〜1,100万円のレンジに達するケースも多いとされています。

職種別の想定年収レンジ

職種想定年収レンジ
インサイドセールス(IS)400〜650万円
フィールドセールス(FS)・エンタープライズ営業500〜750万円
カスタマーサクセス(CS)450〜700万円
マーケティング500〜750万円
バックエンドエンジニア500〜850万円
フロントエンドエンジニア450〜750万円
QAエンジニア450〜700万円
プロダクトマネージャー(PM)600〜950万円
営業マネージャー700〜1,100万円
エンジニアリングマネージャー700〜1,100万円

給与制度の特徴

ラクスの給与体系は固定月給+業績評価賞与が基本です。営業職(IS・FS)では個人の受注件数・受注金額に連動したインセンティブが設定されており、高い成果を出すことで年収400万円台からスタートしても600〜700万円台に到達することも珍しくありません。

上場企業としてのストックオプション・RSU(制限付株式ユニット)といったエクイティ報酬の付与制度があり、管理職・エンジニア上位職を中心に付与実績があります。エクイティを含めた総報酬での評価が重要で、固定給の水準だけで比較するとメガSaaS(Salesforce・Sansanなど)より低く見える場合があります。

年収を見る際の注意点

  • 平均年齢が若いため全社平均年収は相対的に低めに出やすい点を考慮する
  • インセンティブ・エクイティ(ストックオプション・RSU)を含めた総報酬で比較することが重要
  • 同社株価の動向によってエクイティ価値は変動するため、固定給ベースの安定性も確認する
  • 職種・グレード別の給与テーブルは選考過程での確認が必要
  • 成長途上の上場SaaS企業としての報酬設計は変化が速く、最新情報の確認が重要

ラクスの働き方・福利厚生

勤務時間・休日制度

所定労働時間は1日8時間で、フレックスタイム制を全社的に採用しています。コアタイムは設定されている場合とされていない場合があり、部署・チームによって運用が異なります。年間休日は125日程度で、土日祝休みが基本です。有給休暇は取得推進が積極的に行われており、連続休暇取得を推奨する文化があります。

月間平均残業時間は職種・繁忙期によって異なりますが、20〜35時間程度が一般的です。インサイドセールス・CSは顧客との商談・対応がある時間帯の制約があるため、フレックスの自由度は限定的な側面もあります。

働く場所・リモートワーク

東京拠点(新宿区)が実質的な主要オフィスであり、エンジニア・プロダクト職のほか多くの職種が東京拠点勤務となっています。コロナ禍以降にリモートワーク制度が整備されており、エンジニア・マーケター・コーポレート職は週の大半をリモートで勤務できる体制が整っています。

インサイドセールスは電話・オンライン商談が主な業務形態のため、オフィス出社とリモートの両立が比較的しやすい職種です。大阪本社からも多くのメンバーがリモート勤務で東京の業務に参加しており、物理的な勤務場所の柔軟性がある企業です。

主な福利厚生

  • 各種社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
  • 交通費支給(上限設定あり)
  • 在宅勤務・リモートワーク制度(通信費補助あり)
  • フレックスタイム制度
  • 育児休業・産前産後休業制度
  • 育児短時間勤務
  • 介護休業制度
  • 健康診断・メンタルヘルスサポート
  • 書籍購入・学習費用補助
  • 資格取得支援・技術コミュニティ参加支援
  • ランチ補助・社内カフェ(一部拠点)
  • 慶弔見舞金制度
  • 確定拠出年金(DC)
  • ストックオプション・RSU(対象者への付与)

働き方を見る際の注意点

インサイドセールスは目標達成へのプレッシャーが強い職種であり、成果主義的な側面が強い環境です。「架電数・商談数・受注数」という定量目標が明確に設定されており、数字への向き合いがストレスになる人には合わない場合があります。また急成長中の組織として、制度・プロセス・マネジメントが整備途上の側面があり、変化に柔軟に対応できる人に向く職場です。

ラクスの社風・カルチャー

一言で表すなら「数字へのこだわりと成長意欲が同居する若い成長組織」

ラクスの社風を表すとすれば、「KPIへのこだわり・成長への高い意欲・SaaSビジネスへの誇り」という言葉が当てはまります。インサイドセールスを中心とした組織文化は数字ドリブンであり、週次・月次での目標管理・達成度確認・改善PDCAが当然の文化として根付いています。

一方で、「SaaSでバックオフィスDXを推進することで日本の中小企業を助けたい」という使命感も強く、単純なノルマ追及だけでなく顧客価値への誠実な向き合い方がカルチャーの根底にあります。平均年齢30歳前後という若い組織であり、若手がリーダーシップを発揮しやすいフラットな文化が特徴です。

評価される人物像

「数字で語れる・PDCAを高速に回せる・自律的に動ける」という3点が評価の中心軸です。特に営業・CS職では「SaaSのビジネス指標を深く理解し、個人・チームの成長に貢献できる人」が高く評価されます。エンジニア・PM職では技術力に加え「ユーザーの課題を自ら発見・解決するオーナーシップ」が重視されます。

「上から言われたことをやる」受け身の姿勢より、「課題を自ら見つけて提案・実行する」積極性が評価文化の基本にあります。

表面的なイメージと実態の差

「バックオフィスのシステム会社」というイメージから、地味・地道な印象を持つ転職者もいますが、実態はSaaS成長企業としての熱量と変化のスピード感に溢れた職場です。インサイドセールスの組織文化は活気があり、競争意識の高い若手が多い環境です。

一方で「SaaS成長企業だから自由で何でもできる」という幻想を持つと、組織的な目標管理・体制化されたプロセスという現実とのギャップが生じる場合があります。自由とは成果を出した上での自由であり、数字に対してシビアな評価が行われる環境です。

ラクスの転職難易度

難易度:B〜A級(標準〜やや高い)

ラクスへの転職は、職種によってB〜A級の難易度です。インサイドセールスは比較的ポテンシャル採用の幅が広くB級(未経験でも可能性あり)、フィールドセールス・CSはB〜A級(SaaS経験があると有利)、エンジニア・PMはA〜S級(技術力と経験が必須)という構造です。

SaaS業界全体で採用競争が激しい中、ラクスは「インサイドセールスの登竜門」として積極的に採用を継続しているため、営業職の間口は比較的広めです。ただし、採用基準として「成果主義への適応力・主体性・成長意欲」が厳しく問われます。

理由1. インサイドセールスはポテンシャル採用の幅がある

異業種からのSaaS営業転換を目指す人材に対して、「成長意欲・素直さ・コミュニケーション力」を軸としたポテンシャル採用が行われています。前職でのSaaS経験がなくても、他業種での法人営業・テレアポ経験などを評価軸に採用される事例があります。

理由2. SaaS指標への理解と「SaaS文化への適応力」が問われる

選考では「ARR・チャーン・MRR・NPS」といったSaaS事業の基本指標への理解が確認されます。また「数字にコミットする姿勢・高速PDCAを回す意欲・自律的な問題解決能力」という文化適応力が評価されるため、価値観・働き方のフィットが重要な判断軸です。

理由3. エンジニア・PM職は高い技術水準が前提

バックエンドエンジニア・プロダクトマネージャー職は、技術力・プロダクト設計経験の高い水準が前提となります。同職種では他の上場SaaS企業との採用競合が生じるため、技術的な実績・ポートフォリオ・設計思想の説明力が合否を左右します。

ラクスに向いている人

タイプ1. 数字で成果を出し、それをモチベーションにできる人

「受注件数○件達成・ARR○万円貢献」という定量指標に向き合い、達成感を感じられる人はラクスのインサイドセールス・CS文化にフィットします。数字への誠実さが評価と報酬に直結する環境は、成果主義を好む人に最適です。

タイプ2. SaaSビジネスモデルを深く理解したいキャリア形成中の人

ラクスはSaaS業界の中でも「営業体制・CS体制・プロダクト戦略」が体系的に整備されており、SaaSビジネスの動かし方を実践的に学べる環境として評価されています。「SaaS企業でのキャリアを積んで次のステップへ」という明確なキャリアビジョンを持つ人に向いています。

タイプ3. 日本の中小企業のDX推進に使命感を持てる人

「中小企業のバックオフィスを効率化する」という事業ミッションに共感できる人は、日々の業務から仕事の意義を感じやすいです。「大きなシステムではなく、身近な業務課題を解決するSaaS」という視点でやりがいを感じる人に向いています。

タイプ4. 変化と成長のスピードを楽しめる人

急成長中の上場SaaS企業として、組織・プロセス・制度が日々変化しています。変化を好機として捉え、自分自身も変化に適応しながら成長できる人にとって、ラクスは刺激的な環境です。

タイプ5. 若い組織の中でリーダーシップを早く発揮したい人

平均年齢30歳前後の若い組織では、成果を出した人が年次に関わらず早期にリーダー・マネージャーとして登用される機会があります。「早くチームを持ちたい・早く経営に近い仕事がしたい」という成長意欲を持つ人には、チャンスが多い環境です。

ラクスに向いていない人

批判ではなく、ミスマッチを防ぐために正直に記載します。

  • タイプ:定量目標・KPIプレッシャーに弱い人 インサイドセールスをはじめ、ラクスの営業・CS組織では明確な数値目標と定期的な進捗確認が行われます。数字に追われることがストレスになる人や、数値評価に違和感を持つ人には合わない文化です。
  • タイプ:安定・変化のない職場環境を求める人 成長企業として組織・制度・プロセスが頻繁に変わる環境です。「変わらない安定した業務フロー」を好む人には、変化の多さがストレスになる可能性があります。
  • タイプ:受け身の指示待ちスタイルで働きたい人 自律的な問題発見・提案・実行が求められる文化であり、「言われたことだけやる」姿勢では評価が上がりにくい組織です。自分から動くことへの抵抗がある人にはフラストレーションが生じやすいです。
  • タイプ:高年齢・年功序列的な処遇を期待する人 若い組織・成果主義的な文化であるため、年齢・年次による処遇の優遇は限定的です。年功的なキャリアアップを期待する人の価値観とは合わない場合があります。

ラクスの選考対策

選考対策1. SaaSの基本指標を理解し、面接で自然に使えるようにする

「ARR・MRR・チャーンレート・LTV・CAC・NPS」というSaaSビジネスの基本指標を理解した上で、「ラクスのプロダクトビジネスにおけるこれらの意味」を語れるようにしましょう。選考では「SaaS事業の動かし方を理解しているか」が評価されており、基本指標を自然に扱えることが最低条件です。

選考対策2. 楽楽精算・楽楽明細を実際に体験または深く研究する

ラクスの主力プロダクトを実際に触れる機会(デモ・トライアル申し込み等)があれば積極的に活用し、プロダクトの強み・使い勝手・改善点を語れるように準備しましょう。「なぜ楽楽精算がシェアを取れているのか」というビジネス的な理解も面接での説得力を高めます。

選考対策3. インサイドセールスの実践的な理解を深める

インサイドセールス職への応募では、「インバウンドリードの対応・アウトバウンド架電・商談設定・ナーチャリング」という一連のISプロセスを理解し、自分がどのように貢献できるかを語れることが重要です。前職での電話応対・顧客折衝・提案経験を「インサイドセールスの文脈で語り直す」準備が有効です。

選考対策4. 成果主義・数字へのコミットメントを具体的な過去実績で示す

「前職でどのような数値目標を設定され・どのように達成したか」という実績の語り方が評価されます。目標対比の達成率・具体的な数値・取り組んだ施策という構造で過去の実績を整理し、「数字にコミットできる人材」であることを示しましょう。

選考対策5. 「なぜラクスか」の志望動機をSaaS・バックオフィスDXと接続する

「SaaS業界に入りたい」という一般的な動機より、「バックオフィスDXという市場でラクスのプロダクトに携わることで○○を実現したい」という具体的な志望理由を語れることが評価されます。法制度の変化・中小企業の課題・ラクスの独自のポジションについての理解を示すことで志望動機の説得力が増します。

選考対策6. 自律的・主体的なエピソードを複数準備する

「上司・周囲の指示なしに自ら課題を発見・提案・実行した経験」「試行錯誤してPDCAを高速に回した経験」「チームや周囲を巻き込んで成果を出した経験」というエピソードが評価される選考です。自律性・主体性を示す具体的なエピソードをSTARメソッド(状況・課題・行動・結果)でまとめておきましょう。

ラクスへの転職で評価されやすい経験

  • BtoB SaaS企業での営業(インサイドセールス・フィールドセールス)経験
  • SaaS企業でのカスタマーサクセス・オンボーディング支援経験
  • 無形商材(SaaS・クラウドサービス・コンサルティング・保険等)の法人営業実績
  • 法人テレアポ・電話商談の実績(インサイドセールス未経験者でも評価)
  • CRM(Salesforce等)・MAツール(Marketo・HubSpot等)の活用経験
  • データ分析・KPI管理・BIツール活用の実務経験
  • バックエンドエンジニアとしてのRuby・Go・Javaなどの開発経験
  • フロントエンドエンジニアとしてのReact・Vue.jsなどのSPA開発経験
  • プロダクトマネージャーとしてのSaaSプロダクトの企画・優先順位付け経験
  • マーケティング(SEO・コンテンツマーケ・リード獲得・ABM)の実務経験
  • 経理・財務・購買・経費精算業務の実務経験(バックオフィス職での活用)
  • SaaS事業のARR成長・チャーン改善に貢献した具体的な実績
  • スタートアップ・成長企業での業務経験と変化への適応実績
  • 複数のステークホルダーを巻き込んだプロジェクト推進経験

特に評価されやすいのは、「SaaS企業でのインサイドセールス・カスタマーサクセスの実務実績を持ちSaaS指標に精通した人材」と「バックエンド・フロントエンドで実装経験を持ちプロダクト品質の向上に貢献できるエンジニア」であり、SaaS事業への深い理解と証明可能な成果の組み合わせが最も評価されます。

まとめ

株式会社ラクスは、バックオフィスDXというインボイス制度・電帳法対応という法制度の変化を追い風とする成長市場で、楽楽精算・楽楽明細・楽楽販売という主力SaaSを展開する東証プライム上場企業です。インサイドセールス特化の高効率営業モデル・SaaS粗利率80%超の収益構造・若い組織の高い成長意欲という三つの特徴が同社の競争力の源泉となっています。

転職先としてのラクスは、SaaS業界でキャリアを積みたいビジネスパーソン・バックオフィスDXの推進に関わりたい専門職・成長企業でスキルを磨きたいエンジニアにとって、有力な選択肢です。特にインサイドセールスの領域では比較的間口が広く、「SaaS業界への第一歩」として選ぶ転職者も多い企業です。

選考では「SaaS指標への理解・主体性・数字へのコミットメント・楽楽プロダクトへの理解」が評価の核心となります。過去実績を数値化し、SaaS事業の文脈で語り直すことと、プロダクトを実際に体験した上で選考に臨むことが合否を分ける重要な差異化要因です。バックオフィスDXという社会的に意義のある領域で、成長するSaaSビジネスの最前線に立ちたい方に、ラクスは間違いなく魅力的な選択肢です。