下水道のU字溝、公園のタイル舗装、住宅外構のブロック——日常の風景に溶け込んだコンクリート製品の多くは、専門メーカーの手によって丁寧に作られている。香川県さぬき市を拠点とする日本興業株式会社(東証スタンダード上場・証券コード5279)は、まさにそうした「日常に溶け込んだインフラ」を製造・供給し続けてきた老舗のコンクリート二次製品メーカーだ。

1956年の創業以来、同社は四国を地盤としながら土木資材・景観資材・エクステリアという3つのセグメントで事業を展開。連結売上高は約163億円規模(2025年3月期)に達し、四国・西日本での認知度は高い。近年は低炭素型コンクリート「Necoコンクリート®」など、環境技術への取り組みでも注目を集めている。

日本興業はコンクリート製品メーカーの中でも、景観・エクステリア領域に積極的に展開している点が特徴的だ。公共工事向けの実用品だけでなく、街並みの美観を形成するデザイン性の高い製品も手がける「インテグレートカンパニー」を自認する。

本記事では転職エージェントの視点から、日本興業の事業内容・強み・年収・働き方・転職難易度を体系的に解説する。四国・西日本の安定企業への転職を検討する方に、一つの確かな選択肢として届けたい。

企業概要

項目内容
会社名日本興業株式会社
設立1956年8月10日(香川ブロック工業株式会社として設立、1969年に現社名へ変更)
代表取締役代表取締役会長:菊池富士夫 / 代表取締役社長:菊池健二
本社所在地香川県さぬき市志度4614番地13
資本金20億1,900万円
従業員数連結411名 / 単体311名
上場区分スタンダード市場(証券コード5279)
売上高約163億円(2025年3月期・連結)
平均年収約553万円
平均年齢43.9歳
平均勤続年数11.6年
事業内容コンクリート二次製品の製造・販売(土木資材・景観資材・エクステリア)、付帯輸送・工事請負

日本興業株式会社は、英語名称をNIHON KOGYO CO., LTD.と称する。東証スタンダード市場に上場しており、決算期は3月末日。コンクリート製品のインテグレートカンパニーを自称し、土木用途から景観・エクステリアまで幅広い製品ラインナップを持つ。

グループは連結子会社3社を持ち、香川県さぬき市の本社工場を中心に製造・販売・物流体制を構築している。近年は透水タイプの舗装材、擬石ファニチュア製品、低炭素型コンクリートなど、環境・景観に配慮した高付加価値製品の拡充に力を入れている。

主な事業内容

日本興業の事業は「土木資材事業」「景観資材事業」「エクステリア事業」の3セグメントで構成されている。コンクリート二次製品の製造・販売を基盤としながら、製品カテゴリーに応じた専門性を各セグメントで展開している。

コンクリート製品の製造から販売・物流・施工支援までを一体化した体制により、公共工事・民間工事双方の需要に対応している。景観・エクステリア分野への展開は、実用品に留まらないデザイン性・環境性を製品に付加し、市場における差別化を実現している。

土木資材事業

同社の売上基盤を支えるコア事業。U字溝・L型擁壁・ボックスカルバートなど、道路・排水・農業用水路に使用されるコンクリート製品を製造・販売している。公共工事の受注に連動した需要構造であり、地方自治体・建設会社が主な顧客となる。

四国・西日本を中心とした公共インフラ整備の需要を継続的に取り込みながら、老朽化した下水道・排水インフラの更新需要も取り込んでいる。地域の建設業者との長期的な取引関係が強固な受注基盤を形成している。

景観資材事業

公園・歩道・商業施設等の景観形成に使用される製品を手がけるセグメント。透水性インターロッキングブロック、タイル状舗装材、擬石ファニチュア(ベンチ・花壇等)など、デザイン性・環境性を兼ね備えた製品群を展開している。

「透水タイプの舗装材」は都市型浸水対策・ヒートアイランド対策として注目される製品で、同社の成長ドライバーの一つだ。自治体・建設会社・ランドスケープ設計事務所などが顧客となる。近年は売上増傾向が続いており、同社の中でも注力が続くセグメントだ。

エクステリア事業

住宅・施設の外構に使用されるコンクリート製品群を扱うセグメント。ブロック塀・花壇・縁石などの住宅外構部材を製造・販売している。住宅建設需要と連動した事業だが、ガーデニング需要・DIY需要とも親和性があり、一般消費者層へのアプローチも行っている。

ホームセンターや建材流通業者を通じた販路展開が行われており、土木・景観の両事業とは異なる流通チャネルを活用している。住宅市場の動向に左右される面はあるが、景観資材との相乗効果が期待されるセグメントだ。

日本興業株式会社の強み

強み1. 70年の業歴が生む製品信頼と顧客基盤

1956年創業から70年近くにわたって四国・西日本の建設現場に製品を供給してきた実績は、単なる「歴史」以上の意味を持つ。自治体・ゼネコン・建設会社との長期的な信頼関係は、価格競争だけでは揺らがない強固な商流を形成している。

新規参入が難しい建設資材市場において、「長年の取引実績と信頼」は最強の参入障壁だ。転職者にとっても、安定した顧客基盤を持つ企業は経営リスクが低く、長期的に働ける環境として評価できる。

強み2. 土木・景観・エクステリアの3軸分散

単一製品・単一市場への依存度が高い専業メーカーと異なり、日本興業は3つの事業セグメントに分散した収益構造を持つ。公共工事(土木)・景観整備(景観)・住宅外構(エクステリア)という異なる需要サイクルを持つ3軸が、景気変動に対するバッファーとして機能している。

景観資材事業は成長トレンドが続いており、土木資材の成熟安定と組み合わせることで、全社的なバランスの取れた成長が可能な事業ポートフォリオだ。

強み3. 低炭素型コンクリート「Necoコンクリート®」による環境優位性

脱炭素・カーボンニュートラルが建設業界でも重要課題となる中、同社は低炭素型コンクリート「Necoコンクリート®」を用いた製品の製造・販売を展開している。環境配慮型製品は公共調達での優遇・民間企業のサプライチェーン排出削減要求に応えるものとして、市場での差別化要因になる。

環境技術への先行投資は、今後の建設資材市場における競争優位を高める戦略的な選択だ。転職者にとっても「環境に貢献する仕事」として自己紹介できることは、やりがいの面でも有利に働く。

強み4. 東証スタンダード上場による信頼性と透明性

上場企業として財務情報を公開し、コーポレートガバナンス体制を整備している。求職者にとっては、有価証券報告書を通じて財務健全性を事前確認できることが大きなメリットだ。内部統制・コンプライアンス体制が整った環境で働けることも、長期的なキャリア形成の安心感につながる。

強み5. 四国・西日本における地域密着の強固な販売網

本社が香川県さぬき市に所在し、四国を中心とした西日本に強固な販売ネットワークを持つ。地域の建設業者・自治体との長年の関係は、単純な製品スペックの比較では測れない信頼資産だ。地域No.1クラスの存在感は、地元就職・定住を望む求職者にとっても魅力的だ。

強み6. 景観・デザイン製品で差別化を図るポジショニング

汎用品だけでなく、デザイン性の高い景観製品・擬石ファニチュアなどに展開していることで、価格競争に巻き込まれにくいポジションを確立しつつある。「コンクリートのデザイン」という領域は競合が少なく、付加価値勝負の市場として収益性向上が期待できる。

日本興業株式会社の年収事情

職種別の想定年収レンジ

職種想定年収レンジ
製造技術職(入社3〜5年)330〜420万円程度
製造技術職(中堅・主任クラス)420〜530万円程度
土木・建設資材営業(入社3〜5年)350〜450万円程度
土木・建設資材営業(マネージャー)450〜600万円程度
品質管理・開発技術職400〜550万円程度
景観資材・エクステリア営業360〜500万円程度
管理系(経理・人事・総務)350〜500万円程度
課長・部長クラス560〜780万円程度

※公開情報・業界水準を基にした推計値。個人の経験・評価・役職によって変動する。

給与制度の特徴

日本興業の平均年収は約553万円(平均年齢43.9歳)とされており、東証スタンダード上場の製造業として標準的な水準だ。四国・西日本の地域相場と比較すると競争力のある給与水準といえる。

上場企業としての人事制度整備が進んでおり、等級・職種別の体系的な給与テーブルが構築されていると推察される。コンクリート技士・コンクリート主任技士・土木施工管理技士などの専門資格取得が給与上昇に直結するケースが多い。

年収を見る際の注意点

  • 売上高は直近で成長傾向にあるが(2026年3月期中間で前年同期比21.0%増)、市況変動・公共工事の受注状況によって業績は変動する
  • 平均年収は単体ベースの数字であり、グループ全体の平均とは異なる場合がある
  • 地域(香川県さぬき市)の物価水準を考慮すると、実質的な生活水準は都市部の同額以上とも評価できる
  • 管理職昇格・資格取得による年収ステップアップが主なアップルールと見られる
  • 詳細な給与条件は選考過程での個別交渉・確認が最も確実

日本興業株式会社の働き方・福利厚生

勤務時間・休日 製造業の特性上、工場勤務者は交代制・シフト制の場合がある。営業・管理部門は標準的なオフィス勤務体制が中心。年間休日は業界標準水準と見られるが、工場操業カレンダーに準じる場合がある。完全週休2日制(土日祝休み)が基本と推察されるが、製造部門は繁忙期の休日出勤が発生することもある。

リモートワーク 製造現場・工事現場への立会い業務が多い性質上、完全リモートワークよりも出社・現場訪問が中心のワークスタイルが基本となる。管理系・企画系の一部業務では在宅勤務の部分的な導入が進んでいる可能性があるが、物理的な製造業務は出社必須だ。

主な福利厚生・制度

  • 各種社会保険完備(健康・厚生年金・雇用・労災)
  • 退職金制度
  • 社員持株会
  • 資格取得支援(コンクリート技士・コンクリート主任技士・土木施工管理技士等)
  • 通勤手当支給
  • 制服・作業服支給(製造・現場勤務者)
  • 各種慶弔見舞金
  • 産前産後・育児休業制度
  • 住宅関連補助(詳細は個別確認が必要)
  • 社内研修・OJT制度
  • 法定有給休暇の確実な取得(上場企業として)
  • 健康診断・各種検診制度

注意点 香川県さぬき市が本社であり、四国・西日本が主要勤務エリアとなる。転勤の有無・範囲については採用選考時に確認が必要だ。工場勤務では安全確保のための服装・ルールへの遵守が求められる。

日本興業株式会社の社風・カルチャー

一言で表すなら「地域密着の誠実なものづくり」

70年近い歴史を持つ四国の老舗企業として、地域との絆・誠実なものづくりを重んじる社風だ。技術力と品質への真摯な向き合いが企業文化の核心にあり、派手さよりも「堅実に社会に貢献する」価値観が組織に根付いている。

代表取締役に会長・社長の2名が就く体制(菊池一族が中心)は、創業家色が残る地方上場企業の特徴だ。ファミリービジネスらしい凝集力と、上場企業としてのガバナンス整備が共存している組織ともいえる。

評価される人物像

  • コンクリート製品・建設資材への専門的関心を持つ人
  • 地元・地域に根ざして長期的に働くことを重視する人
  • 技術品質・安全管理に妥協しない誠実な仕事スタイルの人
  • 顧客(自治体・建設会社)との長期的な関係構築を大切にする人
  • 景観・環境への感受性を持ち、製品の社会的意義を語れる人

表面的なイメージと実態の差

「コンクリートメーカー」と聞くと重工業的なイメージを持たれがちだが、日本興業は景観・デザイン分野でのポジショニングを強化しており、製品の見た目・環境性にも高いこだわりを持つ。公園や商業施設の美観を形成する製品を手がける「クリエイティブな側面」もある企業だ。

また、環境技術(Necoコンクリート®)への積極投資は、「地道なものづくり企業」に留まらないイノベーション志向も示している。

日本興業株式会社の転職難易度

難易度:C級(中程度)

四国・西日本に根付いた地場優良企業として安定した経営基盤を持つ一方、採用人数は大企業ほど多くない。業界経験者は採用可能性が高いが、地域(香川県さぬき市)への転居を伴う場合は候補者が限られるため、逆にチャンスが広がる面もある。

欠員補充・部門強化を目的とした中途採用が中心と見られる。業界知識・技術資格・地域定着意志の3点セットがあれば、採用確率は大幅に上昇する。

理由1. 地域特化による候補者の自然な絞り込み

香川県さぬき市が本社であることから、四国在住者・四国Uターン希望者・四国へのIターン希望者が主なターゲットになる。都市部の競合する候補者が少ないぶん、地域への定住意志が強い求職者には有利な選考環境となる場合がある。

理由2. 業界経験者・有資格者が圧倒的に優遇される

コンクリート製品・建設資材・土木の専門経験と、コンクリート技士・土木施工管理技士などの資格は強力なアピール材料だ。技術系人材の供給が限られる地方では、即戦力の有資格者は特に歓迎される。

理由3. 長期定着を重視した慎重な採用

平均勤続年数11.6年という数字は、同社が長く働く人材を育ててきた証だ。採用においても「長期的に貢献してもらえる人材か」というフィルタリングが行われる傾向があり、短期的な転職履歴が多い候補者には丁寧な説明が求められる。

日本興業株式会社の主な募集職種

コンクリート二次製品の製造・販売・環境技術開発という事業特性から、製造技術・品質管理・営業が主な採用カテゴリーとなる。

  • 製造エンジニア・工場技術職(コンクリート製品の製造工程管理・品質管理)
  • 品質管理コンサルタント(JIS規格・社内品質基準の維持・管理)
  • 土木法人営業(自治体・建設会社への土木資材提案営業)
  • 景観資材営業(公共・民間向け景観製品の提案・販売)
  • エクステリア営業(住宅外構製品の流通・販売店向け営業)
  • 研究開発・技術開発職(低炭素コンクリート等の新製品開発)
  • 経理・財務事務(上場企業の財務・IR関連業務)
  • 総務(人事・労務・コンプライアンス全般)
  • 物流・配送管理(製品の出荷・輸送・在庫管理)
  • 施工管理・技術サポート(現場の施工技術支援・品質確認)

日本興業株式会社に向いている人

タイプ1. 四国・西日本に根ざして働きたい人

地元・四国で安定した就労を実現したい人、あるいは四国へのUターン・Iターンを検討する人にとって、東証スタンダード上場の地域優良企業は理想的な選択肢だ。香川県を本拠地に、地域に貢献する製品を作り続ける企業文化は、地元志向が強い人に刺さるだろう。

タイプ2. コンクリート・建設資材の専門家としてキャリアを深めたい人

コンクリート技士・土木施工管理技士など専門資格を活かしながら、キャリアを深めたいと考える技術者には格好の環境だ。製造・品質・技術開発まで幅広い専門領域で活躍できる余地があり、資格取得支援制度もある。

タイプ3. 環境・サステナビリティに関心を持つ技術者

低炭素型コンクリート「Necoコンクリート®」など、環境配慮型製品の開発・製造に携わりたい技術者にとって、先進的な取り組みを進める日本興業は注目すべき選択肢だ。脱炭素時代の建設資材メーカーとして、意義のある技術革新に貢献できる。

タイプ4. 景観・デザインと技術の融合に関心を持つ人

「コンクリート製品のデザイン」という独自領域で、機能性と美観の両立を追求したい人。景観資材事業では、都市・街並みの美観を形成する製品を扱うため、建設技術とデザイン感覚を両立させる仕事ができる。

タイプ5. 誠実なものづくりを長期的に続けたい人

平均勤続年数11.6年という数字が示すように、腰を据えて専門性を磨く文化がある。短期的な成果よりも長期的な信頼関係を大切にするビジネス姿勢の企業で、じっくりとキャリアを積みたい人に向いている。

日本興業株式会社に向いていない人

批判ではなくミスマッチ防止のため、正直に整理する。

  • タイプ: 都市部(東京・大阪・名古屋等)での就労を希望する人。本社が香川県さぬき市であり、主要業務拠点が四国・西日本に集中しているため、大都市志向の方には地理的なミスマッチが生じる
  • タイプ: スタートアップ・急成長企業で刺激を求める人。安定した地域密着型の製造業であり、急激な組織変化・高頻度のピボットを楽しみたい人には物足りない環境かもしれない
  • タイプ: リモートワーク・ノマドワーク志向が強い人。製造・現場立会い業務が多く、出社・現場訪問が基本となるため、場所を選ばない働き方を求める人には合いにくい
  • タイプ: 短期間での大幅年収アップを最優先する人。地方の老舗製造業の性質上、年功的な給与上昇が中心であり、入社直後からの急激な年収増を期待しにくい
  • タイプ: コンクリート・建設資材への興味が全くない人。専門性の深い産業であり、製品・技術への学習意欲がないと成長実感を得にくく、定着が難しくなる可能性がある

日本興業株式会社の選考対策

1. 四国・香川県への強い定住意志を明確に伝える

地方上場企業への中途採用で最も重視されることの一つが「本当に長く働いてくれるか」だ。転居を伴う応募の場合は、なぜ四国・香川県で働きたいのか、家族の状況・地元への縁など具体的な定住理由を語れるよう準備しておこう。「地域への関心」が採用可否の大きなウエイトを占める企業だ。

2. コンクリート製品・建設資材の基礎知識を習得して臨む

コンクリート二次製品の種類(U字溝・ボックスカルバート・パイル等)、景観資材の特徴、Necoコンクリート®の概要など、企業の製品・技術への理解を示すことは好印象につながる。公式サイトの製品情報ページをしっかりと読み込み、業界用語を使いながら話せるレベルにしておこう。

3. 専門資格・現場経験を具体的に語る

コンクリート技士・コンクリート主任技士・土木施工管理技士・建設業経理士など関連資格は強力なアピール材料だ。資格がなくとも、製造ライン・品質管理・土木現場での実務経験を数字・成果とともに具体的に説明することで評価を引き出せる。「どんな問題をどう解決したか」というSTAR形式での語りが有効だ。

4. 環境・サステナビリティへの関心を示す

低炭素型コンクリート「Necoコンクリート®」など環境技術への取り組みは同社のプライドの一つだ。「脱炭素・環境配慮への取り組みに共感している」「自分もこの方向性で貢献したい」という姿勢を面接で語れると、企業との価値観の一致を示すことができる。

5. 長期キャリアビジョンと同社でのキャリアパスを接続する

「5年後・10年後に自分はこういうポジションで貢献したい」という中長期的なキャリアビジョンを語り、その実現に同社での経験がどう結びつくかを説明しよう。平均勤続年数11.6年という数字が示す通り、同社は長期就業者を多く抱えており、長期的なキャリアプランへの共感が採用の鍵だ。

6. 地域貢献への意識を具体化する

「四国・香川の地域インフラを支えたい」「地元の街並みや景観に自分の仕事を残したい」という地域貢献への具体的な意識を語れると、企業のミッションとの共鳴を示せる。地域課題・地域の建設ニーズへの理解を示すと、より説得力が増す。

日本興業株式会社への転職で評価されやすい経験

  • コンクリート二次製品(U字溝・擁壁・パイル・ブロック等)の製造・品質管理経験
  • コンクリート技士・コンクリート主任技士・技術士(建設部門)などの資格保有
  • 土木施工管理技士(1級・2級)の資格と現場管理経験
  • 公共工事向け建設資材の法人営業経験(自治体・ゼネコン・工務店向け)
  • 建設資材・産業資材の流通・ルート営業経験
  • 製造ラインの工程改善・生産性向上・歩留まり改善の実績
  • 品質マネジメントシステム(ISO 9001)の構築・運用・審査対応経験
  • セメント・骨材・混和材などコンクリート原材料の調達・購買経験
  • 景観設計・ランドスケープデザインと建設資材の接点業務経験
  • 低炭素コンクリート・環境配慮型建設資材の技術開発・評価経験
  • 上場企業での経理・財務・IR業務経験
  • 物流・在庫管理・製造業SCMの実務経験
  • ERP・生産管理システムの運用・改善経験

特に評価されやすいのは、コンクリート製品の製造技術・品質管理のバックグラウンドと、公共工事向けの建設資材営業経験の両方を持つ人材だ。 技術的な深さで製品の信頼性を担保しながら、顧客への提案力も兼ね備えた人材は、製造・販売の双方で即戦力として期待される。

まとめ

日本興業株式会社は、1956年創業・70年近い歴史を持つ四国の老舗コンクリート二次製品メーカーだ。土木資材・景観資材・エクステリアの3セグメントで安定した事業基盤を構築し、低炭素型コンクリート「Necoコンクリート®」など環境技術への先進的な投資も続けている。東証スタンダード上場企業として財務透明性を確保しながら、連結売上高は約163億円(2025年3月期)に達する。

平均年収約553万円、平均勤続年数11.6年という指標は、地方優良製造業として安定した処遇と働きやすい職場文化を証明している。四国・西日本での定住を希望するコンクリート・建設資材業界の経験者にとっては、ここ以上のマッチングを持つ企業は多くないだろう。

転職難易度は中程度(C級)だが、業界経験・専門資格・地域定住意志の3点が揃えば採用可能性は大幅に上がる。都市部での競争に疲れ、地域に根ざした確かな専門性を持つ企業で長期的に活躍したいと考える方は、ぜひ日本興業株式会社への転職を真剣に検討してほしい。

「街の景観を作る、地中のインフラを支える——目立たないが確かに社会を形作る仕事」に誇りを持って取り組める人にとって、日本興業は70年の歴史の重みと共に、熱いキャリアの舞台になり得る企業だ。