株式会社NELは、2017年12月の設立以来、「産業革命の中心を、ここに。」というパーパスのもと、OMO(オンラインとオフラインの融合)領域でリテールテックカンパニーとして存在感を高めているスタートアップです。

主力プロダクト「osina(オシナ)」は、ブランドと消費者を"推し"でつなぐショート動画×購買×報酬のプラットフォームとして急成長しており、サービス開始から1年2ヶ月で動画再生数が昨対比1,000%を超えました。2024年11月には三井住友海上キャピタルや三菱UFJキャピタルなど7社を引受先とするシリーズBラウンドで6.5億円を調達し、創業からの累計調達額は約7.5億円に達しています。

売上成長率が昨対比205%という急拡大のフェーズにある同社は、採用市場でも注目度が高まっています。ただし、スタートアップ特有の変化の速さと成果責任の重さも存在します。本記事では人材エージェントの視点から、NELの強みと注意点、選考対策まで詳しく解説します。

企業概要

項目内容
会社名株式会社NEL
設立2017年12月
代表取締役西田 陸
本社所在地東京都渋谷区道玄坂1-16-3 渋谷センタープレイス9F(渋谷駅徒歩4分)
資本金約5,800万円(累計資金調達額約7.5億円)
従業員数約25名(平均年齢30.0歳)
上場区分未上場
事業内容osina(OMOプラットフォーム)、マーケティングソリューション、カスタマーAI、デジオリ
主なクライアントロート製薬、花王、コーセー、ウエルシア薬局など
累計資金調達額約7.5億円(シリーズBラウンド完了)
パーパス産業革命の中心を、ここに。
ミッション産業変革を起こすマストハブカンパニーを創る

2025年には渋谷に移転し、オフィス環境を刷新しました。「産業革命の起点」を目指し、組織と事業の両輪で急拡大中です。代表の西田陸氏は「5年後に時価総額1,000億円」を目標として公言しており、急成長フェーズのスタートアップらしい高い目線を持つ経営者です。

主な事業内容

NELの事業を理解するキーワードは「OMO(Online Merges with Offline)」です。単なるデジタル広告の運用代行ではなく、オンライン上の行動データと店舗・購買のオフラインデータを融合させ、メーカーや流通企業のマーケティングそのものを変革することを目指しています。

osina(オシナ)——ブランドと消費者を"推し"でつなぐプラットフォーム

NELの主力プロダクトです。消費者がosinaに掲載されている商品を購入してSNSに動画を投稿すると、動画の再生数に応じた報酬がキャッシュバックされる仕組みです。ブランド側にとっては、フォロワー数が多いインフルエンサーではなく、商品を実際に使っている「一般消費者=ファン」によるFGC(Fan Generated Contents)を大量かつ効率よく創出できます。

従来のインフルエンサーマーケティングとの最大の違いは「購買を起点にしている」点です。購入した消費者が発信するため、コンテンツの信頼性が高く、実際の購買行動との連動が取れます。ロート製薬の肌ラボではosinaを活用してROAS1,000%超えを実現し、ウエルシア薬局のプライベートブランドでは売上が2倍以上に向上した実績があります。

マーケティングソリューション事業

メーカーや小売のマーケティング課題を、オンライン・オフラインを横断して解決するコンサルティング&実行支援です。認知拡大から購買促進、顧客ロイヤルティの向上まで一気通貫で支援します。

osinaと連携することで、SNS上のコンテンツを起点に店舗来店・購買という実際のビジネス成果につなげる点が特徴です。ロート製薬・花王・コーセーなど大手化粧品・生活用品メーカーを中心に取引実績があります。

カスタマーAI

AIが顧客の声・フィードバックを自動で収集・分類・分析し、改善提案まで行うサービスです。ウエルシア薬局との取り組みでは、カスタマーサクセス業務の工数が90%削減されるという顕著な成果が出ています。大量の顧客フィードバックを人力で処理するコストを大幅に削減し、データドリブンな改善サイクルを実現します。

デジオリ(デジタル版折込広告)

店舗来店に特化した地域密着型のデジタルプロモーションメニューです。従来の折込チラシをデジタル化したコンセプトで、SNSを活用して特定エリアの消費者に店舗への来店を促します。1動画1万円〜という比較的導入しやすい価格帯から提供されており、中小規模の店舗にも使いやすい設計です。

株式会社NELの強み

強み1. 「買った人が発信する」という新しいマーケティングモデル

従来のインフルエンサーマーケティングは「フォロワーが多い人に依頼してPRしてもらう」という構造で、消費者との信頼性や購買との連動に課題がありました。NELのosinaは「実際に買った消費者が動画投稿する」ことで報酬を得る仕組みです。この「購買→投稿→報酬」のサイクルが、コンテンツの信頼性と実購買データの両立を実現しています。

マーケティング業界では「コンテンツの信頼性」と「データの連動」を同時に解決する手段がなかった領域であり、NELはその課題に対してプロダクトで答えを出している点が際立ちます。転職者にとっては「新しいマーケティングのインフラを作る」という感覚で仕事に関われる環境です。

強み2. OMOという成長市場の中心に位置している

小売や流通業界でのデジタル化は、コロナ禍以降に急加速しました。消費者の購買行動がオンラインとオフラインを行き来する中で、「どの媒体・施策が実際の購買に繋がったか」を可視化するOMOの需要は急拡大しています。NELはこの領域で「おもちゃ箱のような事業群」を持っており、ロート製薬・花王・ウエルシア薬局のような大手との取引が実証するように、業界内での信頼と実績が積み上がっています。

成長市場の初期フェーズに携われる経験は、転職者のキャリア上の価値として長期的に効いてきます。

強み3. 大手クライアントとの取引実績が証明する事業の信頼性

設立から約7年で、ロート製薬・花王・コーセー・ウエルシア薬局など、消費財・小売業界を代表する企業群と取引関係を構築しています。スタートアップが大手と対等にビジネスを展開できているのは、単なる営業力ではなくプロダクトの実力があるからです。

ROAS1,000%超えやカスタマーサクセス工数90%削減という定量的な成果が出ている点は、「数字で語れる実績」を求める候補者にとって魅力的な環境です。また採用後も、大手クライアントの課題を直接扱う経験が積めるため、市場価値の向上につながります。

強み4. 累計7.5億円の調達実績と機関投資家の支持

三井住友海上キャピタル・三菱UFJキャピタル・SMBCベンチャーキャピタル・オリックス・キャピタルなど、国内の大手金融機関系VCが揃って出資しています。「資金調達しなくてもいい状態で調達する」という代表の言葉が示すように、財務的な余力を持った上での戦略的調達です。この調達体制は、事業モデルの納得感と将来性への市場評価を裏付けています。

スタートアップへの転職リスクを考える際、「どのような投資家がついているか」は重要な判断基準の一つです。大手金融系VCが複数参加している点は、ある程度の信頼性の指標になります。

強み5. 売上成長率205%という急拡大のフェーズに乗れる

直近の売上成長率が昨対比205%というのは、市場の規模感からすれば相当なスピードです。特にosinaは動画再生数ベースで1,000%という爆発的な成長を遂げており、「プロダクトマーケットフィットが取れた段階」と評価できます。

この段階で入社することは、事業の拡大フェーズを経験できるという意味で非常に価値があります。スタートアップのキャリア観から言えば、「ゼロイチ」ではなく「一から百」のスケール経験が積めるタイミングです。急成長中の事業を間近で体験したい人には好機です。

強み6. 25名規模のコンパクトな組織で裁量が大きい

従業員約25名・平均年齢30.0歳というコンパクトな組織では、一人ひとりの貢献度が直接事業に反映されます。大企業では担当外になりがちな「企画立案→実行→効果検証→改善」のサイクル全体を、若いうちから担えます。「ナンバーズ採用」(経営の中核を担う人材)と「トレジャー採用」(意欲・熱量重視)という2軸の採用方針が示すように、スキルだけでなく人物としての可能性にも賭ける組織文化があります。

株式会社NELの年収事情

NELは非上場のスタートアップのため、有価証券報告書による公式データは存在しません。公開求人・採用情報・転職メディアの情報をもとにした目安として参考にしてください。

職種別の想定年収レンジ

職種例想定年収(目安)
セールス・営業職400万〜600万円
マーケター(osina事業)400万〜600万円
カスタマーサクセス350万〜550万円
事業企画・プランナー450万〜700万円
エンジニア(プロダクト開発)500万〜1,000万円
インフラ・バックエンドエンジニア700万〜1,200万円
コーポレート(経理・人事)400万〜650万円

※上記は公開求人・採用情報をもとにした目安です。実際の年収はグレード・評価・職種・交渉次第で変動します。

給与制度の特徴

NELはスタートアップのため、大企業のような固定的な給与テーブルは存在しません。入社時の条件は交渉の余地があり、スキルや経験によって提示額が大きく変わります。エンジニア職については市場価値に応じた競争力のある水準が示されており、特にプロダクト開発の中核を担うポジションには高い報酬が期待できます。

賞与については、スタートアップ特有のフェーズにある同社では、業績連動型の要素が強いと考えられます。ストックオプションについては未上場時の付与があるかどうかを面接段階で確認することを強くお勧めします。

年収を見る際の注意点

  • 25名規模のスタートアップのため、大企業と比較した場合に年収の絶対値は低めになることがある
  • 急成長フェーズのため、IPO(上場)後にストックオプションが価値を持つ可能性がある一方、上場時期は未定
  • 固定残業代や各種手当の有無については、求人票・面接で必ず確認が必要
  • 事業フェーズに応じた裁量報酬型の制度かどうかを事前に把握しておくことが重要

株式会社NELの働き方・福利厚生

勤務地・オフィス環境

2025年に渋谷センタープレイス9Fへ移転し、「産業革命の起点となる」オフィス環境を整備しました。渋谷駅から徒歩4分という好立地で、多様な働き方に対応したレイアウトと、自然なコミュニケーションが生まれやすい空間設計が特徴です。

働き方の特徴

約25名という小規模組織のため、フラットでオープンなコミュニケーション文化が中心です。スタートアップらしい意思決定の速さがある一方、業務量は個人の裁量と成果責任に依存する部分が大きいと考えられます。

リモートワーク制度の有無については公式情報が限られているため、選考プロセスの中で確認することをお勧めします。急成長フェーズにある同社では、チームとの密な連携を重視する文脈からオフィス出社を基本とする可能性があります。

採用・選考フロー

選考フローは比較的シンプルで、「1次選考(人事マネージャーとの面談)→最終選考(COOとの面談)→内定」というプロセスが多く見られます。面接では転職理由・志望動機・キャリア軸について丁寧に深掘りされる傾向があり、「なぜNELなのか」と「どう貢献できるか」を具体的に語れる準備が必要です。

働き方を見る際の注意点

スタートアップ全般に言えることですが、NELの規模感(25名)では一人ひとりへの期待値が高く、「決まった業務をこなす」より「課題を自分で見つけて動く」ことが求められます。急成長中の組織では業務範囲が流動的で、入社時の職務記述書通りに仕事が進まないことも珍しくありません。口コミ情報が少ない段階のため、面接でのカジュアルな面談や現場社員との対話を通じて実態を確認することが重要です。

株式会社NELの社風・カルチャー

「個人の熱量と産業変革を掛け合わせる」スタートアップ文化

代表・西田陸氏が掲げる「産業革命の中心を、ここに。」というパーパスは、大上段に見えて実は同社の文化をよく表しています。個人の「好き」「推し」という感情的エネルギーを、ビジネスのインフラとして産業規模に活用しようとする発想です。「血湧き肉踊る仕事をしよう」という代表のnoteのタイトルに見られるように、熱量と感性を重視する文化があります。

評価される人物像

NELでは「ナンバーズ採用」と「トレジャー採用」という2軸の採用方針を持っています。

  • ナンバーズ採用(経営の中核を担う人材): リーダーシップを発揮し、数字と成果で事業を牽引できる人材を対象としています
  • トレジャー採用(意欲・熱量重視): 経験やスキルが不足していても、意欲と熱意が抜きん出た人材を採用する方針です

この2軸が示すのは、「できること」だけでなく「なりたい姿・やりたいこと」への熱量も重視されるということです。会社のパーパスへの共鳴と、自分のキャリアビジョンとの重なりを語れる人が評価されます。

成長フェーズの組織ならではの特徴

25名規模・急成長フェーズという特性上、組織体制や業務プロセスが常に変化します。「先月と今月で業務の優先順位が変わった」「新しい事業の立ち上げに急遽アサインされた」という状況は日常的に起こります。これを「変化に飛び込む刺激」と感じられる人と、「安定した環境で深めたい」と感じる人とでは、大きく評価が分かれる職場です。

平均年齢30.0歳という若い組織は、縦のヒエラルキーより横のフラットな関係性が中心です。経営陣との距離が近く、意思決定の現場を間近で体験できることは、中堅規模以上の企業では得られない経験です。

表面のイメージと実態の差

「SNS×ショート動画×リテール」という領域はトレンディに聞こえますが、実態は地道なクライアントワークの積み重ねです。ROASやLTVを追いながら、クライアントの担当者と協議し、仮説を立てて施策を実行し、検証する——という繰り返しです。「トレンドのビジネスに関わりたい」という動機だけで入社すると、日々の業務の粒度とのギャップを感じる可能性があります。

また、口コミ情報が非常に少ない企業のため、現場の実態は入社後に初めてわかることも多いでしょう。これはリスクでもありますが、「自分がカルチャーを作っていく側になれる」という魅力でもあります。

株式会社NELの転職難易度

難易度:中程度(ポジションと志望動機の明確さで大きく変わる)

判断の根拠

NELは25名規模のスタートアップのため、採用枠自体は大企業と比べて少数精鋭です。一方で、知名度はまだ限定的なため、Macbee Planetのような有名企業に比べて応募者の絶対数は多くありません。結果として、「適切な志望動機と経験が揃っていれば通過しやすい」反面、「漠然とした動機では通らない」という構造になっています。

難易度が上がる要因

  • ポジションによっては即戦力性の高い専門スキルが求められる(特にエンジニア・事業企画職)
  • 「なぜNELなのか」「osinaにどう貢献できるか」という具体的な動機が問われる
  • スタートアップ環境への適性(自走力・変化への柔軟性)を問う質問が深掘りされる

難易度が下がる要因

  • 採用方針の「トレジャー採用」のように、スキルより熱量・意欲を重視するポジションが存在する
  • 選考フローが2〜3回と比較的シンプル
  • 面接の雰囲気は「話しやすい」と評価されることが多く、対話型の選考スタイル

注意点

口コミ・評判の情報量が少ないスタートアップのため、選考対策の参考情報が限られます。Wantedly上のストーリーや代表・社員のnoteを読んで、企業文化とビジネスモデルへの理解を深めることが選考対策の出発点になります。

株式会社NELに向いている人

1. OMO・リテールテックの最前線で新しいマーケティングを作りたい人

「オフラインの購買データとオンラインのSNSを繋げる」という領域は、現在の小売・流通業界で最も注目されているテーマの一つです。osinaのように購買を起点にしたFGCモデルは、まだ業界標準になっていない新しいアプローチです。「まだ答えが決まっていない領域を開拓したい」という人に向いています。

2. 大手クライアントの事業課題に直接関わりたい人

ロート製薬・花王・ウエルシア薬局のような大手と取引しながら、25名規模の組織のため一人の担当者が関わる範囲は広くなります。「大企業の看板はいらないが、大手クライアントの重要な課題に直接関わりたい」という人には良い環境です。

3. スタートアップの成長フェーズを経験したい人(ゼロイチより一から百)

osinaのプロダクトマーケットフィットが証明された段階での入社は、「スケールの仕方」を学べる貴重な機会です。「売上2倍・3倍になる過程を経験する」という経験は、次のキャリアステップでも強力な武器になります。

4. 25名という組織で経営陣と近い距離で仕事をしたい人

代表・COOと日常的に関わる環境は、「マネジメントの意思決定過程を肌で感じたい」「将来的に経営側に回りたい」というキャリア志向の人には非常に価値があります。NELの「ナンバーズ採用」は、まさにこのような人材を求めています。

5. SNSマーケティングとデータ活用の掛け合わせに興味がある人

osinaはSNSのコンテンツ創出とOMOのデータ活用を組み合わせたプロダクトです。「SNSマーケの経験はあるが、データサイドも強化したい」「データはわかるが、コンテンツ×消費者目線の感覚も磨きたい」という人には、両方を学べる環境です。

株式会社NELに向いていない人

向いていない人を書くのは企業を否定するためではありません。入社後のミスマッチを防ぐための情報として受け取ってください。

  • 大企業的な安定感を求める人: 25名・急成長フェーズの組織では、制度・業務プロセス・組織体制が常に変化します。「決まったルールの中でコツコツやりたい」人には負担になりやすい環境です
  • 上場企業の福利厚生や年収水準が前提の人: スタートアップのため、大企業と比較した時に固定の福利厚生や安定した昇給カーブを期待するのは難しい場合があります
  • 口コミや評判が十分にある企業で安心したい人: 社員口コミが少ない企業のため、入社前に「他の人の評価」で判断材料を集めにくいです。情報の少なさを自分で現場に確認しにいける能動性が必要です
  • 具体的な志望動機がない状態で「とりあえず転職したい」人: 選考では動機と貢献の明確さを問われます。「なんとなくスタートアップが面白そう」「ベンチャー受けしてみたい」という水準の動機では選考を通過しにくいです
  • 自分の守備範囲を守りたい人: 小規模組織では「それは私の仕事ではない」というスタンスは機能しません。カオスな状況を楽しめるか、それとも苦痛に感じるかが分かれ目です

株式会社NELの選考対策

1. osinaのビジネスモデルを深く理解する

「ブランドとお客様を"推し"でつなぐ」という言葉は短いですが、その背後には「購買を起点にしたFGC創出」「動画再生数×報酬という仕組み設計」「OMOデータとの連動」という複数の仕掛けがあります。biz.osina.appにあるビジネスサイドの情報、公式プレスリリース、代表や社員のnoteを読み込んで、「osinaが解決している課題」と「なぜこのモデルが強いのか」を自分の言葉で説明できるようにしてください。

「動画マーケティングに興味がある」「SNSが好き」という水準の志望動機では通りません。

2. 「なぜNELでなければならないか」を事業理解の深さで示す

規模は小さくても、ロート製薬・花王・ウエルシア薬局との取引実績という大手との連携、205%の売上成長率、累計7.5億円の調達実績という数字には、相応の理由があります。それを理解した上で「自分がここで何を実現したいか」を語れることが、他の候補者との差別化になります。

「成長企業で働きたい」は志望動機ではなく前提です。「osinaのスケールに自分のどのスキルがどう効くか」まで落とし込んでください。

3. スタートアップ経験・自走力の具体的なエピソードを用意する

選考では「自分で課題を見つけて動いた経験」「曖昧な状況でも前に進んだ経験」が問われます。過去の仕事で「上司の指示待ちではなく、自分から課題を設定して動いた経験」を具体的に語れるよう準備してください。特に「失敗して学んだ経験」は、スタートアップ選考で高く評価されます。

4. ナンバーズ採用 or トレジャー採用の自分の立ち位置を明確にする

「経営の中核を担いたい(ナンバーズ)」なのか、「意欲・熱量で貢献したい(トレジャー)」なのかによって、面接で示すべきポイントが変わります。ナンバーズ寄りのポジションであれば、数字と成果での語りが中心になります。トレジャー寄りであれば、「何に熱狂しているか」「なぜOMO・リテールテックの世界に賭けたいか」という熱量の部分が重要です。

5. 代表・経営陣のnoteを読み込んで価値観の共鳴を示す

西田陸代表はnoteで「資金調達の考え方」「経営のフェーズ感」「採用への想い」などを積極的に発信しています。これらを読むことで、同社の思想・カルチャー・今後の方向性を掴む最短ルートになります。面接でその内容に触れた発言ができれば、「きちんと会社を調べてきた人」という印象を与えられます。

6. カジュアル面談を活用して実態を把握する

Pittaなど経営陣へのカジュアル面談サービスが利用可能な状況にあります。口コミ情報が少ない企業のため、選考前にカジュアル面談で「実際の仕事の進め方」「組織の雰囲気」「今後の採用ポジションへの期待」を直接聞くことは非常に有効です。また、Wantedly上の募集ページやストーリー記事も参考情報として活用してください。

株式会社NELへの転職で評価されやすい経験

  • SNSマーケティング(TikTok・Instagram・YouTube)の企画・運用経験
  • デジタル広告運用(SNS広告・インフルエンサー施策含む)の実務経験
  • クリエイターやインフルエンサーとの協業・マネジメント経験
  • OMO・EC・D2Cのグロース経験(購買とデータの両面)
  • BtoBセールス・カスタマーサクセスの経験(特にSaaS・プロダクト系)
  • リテール・小売業界(メーカー・ドラッグストア・流通等)でのマーケティング経験
  • データ分析・KPI管理・効果検証の経験(SQLやBIツール活用)
  • スタートアップや成長企業でのゼロイチ〜スケールフェーズの経験
  • プロダクトマーケティングやアプリマーケティングの経験
  • 事業企画・新規事業立ち上げの経験

特に評価されやすいのは、「購買データとSNSコンテンツを繋げてブランドの売上成長に貢献した経験」または「スタートアップで数字の責任を持ちながら自走した経験」です。大手企業での経験でも、リテール×デジタル領域であれば評価されます。

まとめ

株式会社NELは、「産業革命の中心を、ここに。」というパーパスのもと、OMO×リテールテックという成長市場で急拡大中のスタートアップです。主力プロダクト「osina」の売上成長率205%・動画再生数1,000%増という数字は本物であり、ロート製薬・花王・ウエルシア薬局という大手クライアントとの取引実績は事業の信頼性を裏付けています。

一方で、25名規模の未上場スタートアップという特性上、口コミ情報の少なさ・年収制度の透明性・リモートワーク制度などの詳細は確認が必要です。「安定した大企業的な環境」を求める人には向かない職場であり、入社前に「変化を楽しめるか」「曖昧な状況でも自走できるか」を自問自答することをお勧めします。

転職を検討するなら、「osinaのビジネスモデルへの深い理解」「自分のスキルが事業成長にどう活きるかの言語化」「スタートアップ文化への適性確認」という3点を準備してから選考に臨んでください。

OMO・リテールテック・FGCという新しい領域を開拓しながら、大手クライアントの事業課題に直接関わり、成長の過程を経営陣と近い距離で体験したい人にとって、NELは非常に魅力的な選択肢になるでしょう。


参照した主な情報源

  • NEL株式会社 公式サイト(nel-all.com)
  • NEL株式会社 採用情報(nel-all.com/recruit)
  • osina ビジネスサイト(biz.osina.app)
  • PR TIMES:NEL 資金調達プレスリリース(2024年11月)
  • 日本経済新聞 xTREND:NELの資金調達報道
  • 日本ネット経済新聞:NEL 6.5億円資金調達記事
  • STARTUP DB(startup-db.com)
  • スタートアップ情報リサーチ initial.inc
  • DigirEKA:NEL株式会社の企業情報・年収・転職難易度を徹底解説
  • OpenWork:NEL株式会社
  • doda:NEL株式会社 企業・求人情報
  • スタクラ(startupclass.co.jp):NEL株式会社 事業内容・採用情報
  • 西田陸 代表 note(note.com/nishidariku_nel)
  • NEL株式会社 公式note(note.com/nel_all)
  • Wantedly:NEL株式会社ページ