movus technologies株式会社は、インドネシアのライドシェアドライバーを主要顧客とする、自動車サブスクリプション×フィンテックの国際スタートアップだ。東南アジアでは自動車ローンの審査が通りにくい低与信層のドライバーが多く、収入機会を得るための車が手に入らないという構造的課題がある。同社はこの課題に対し、IoTデバイスとスマートフォンの行動データを組み合わせた独自審査システムで解決策を提供している。

東南アジアのライドシェア市場はGrabやGojekが牽引する巨大市場だが、ドライバーの車両調達問題は長らく業界課題として放置されてきた。movus technologiesはGrabの公式パートナーとして認定されており、エコカーを月額サブスクリプション形式でドライバーに提供。サービス期間終了後は車両の所有権も取得可能な設計で、ドライバーの経済的自立を支援するビジネスモデルとなっている。

転職市場においては「グローバルスタートアップでゼロイチの事業成長に関わりたい」「インドネシア・東南アジアでのキャリアを積みたい」というビジネスパーソンから高い注目を集めている。シリーズBの大型調達を経て採用も加速中であり、スタートアップとしては手厚い報酬水準も魅力の一つだ。

企業概要

項目内容
会社名movus technologies株式会社
英語表記movus technologies, Inc.
設立2021年2月15日
代表者代表取締役CEO 酒井 丈虎
本社東京都千代田区内神田三丁目12番4号 BIG第一岸ビル 4・5F
海外拠点インドネシア
資本金22億7,474万円(2026年5月時点)
従業員数110名(連結、2026年3〜4月末時点)
上場区分非上場(シリーズBスタートアップ)
売上高非公開
平均年収非公開(エンジニア職で600〜1,200万円レンジの求人あり)
平均年齢非公開
平均勤続年数非公開
事業内容ライドシェアドライバー向けエコカーサブスクリプションサービス(インドネシア)

movus technologiesは2021年創業のスタートアップながら、2026年5月のシリーズBラウンドで総額42.6億円という大型調達を達成した。資本金は22億7,474万円に達しており、スタートアップとしては相当な資本基盤を有する。エクイティ16.6億円、デット(当座貸越枠含む)26億円という構成で、金融機関からの支持も厚い。

従業員数は連結で110名。日本(本社)とインドネシア(現地拠点)に分散する多国籍チームで、エンジニア・事業開発・オペレーションなど多様な職種で構成されている。売上高は非公表だが、インドネシア7都市での事業展開を着実に進めており、今後の公開が期待されるフェーズにある。

主な事業内容

movus technologiesの中核事業は、インドネシアのライドシェアドライバーを対象としたエコカーサブスクリプションサービスだ。「モビリティへのアクセスを民主化する」という思想を軸に、フィンテック技術と自動車提供を組み合わせた独自のビジネスモデルを構築している。

同社のサービスを理解するには、東南アジアの金融インフラの特性を知る必要がある。インドネシアでは銀行口座を持たない人口層(アンバンクト)が多く、自動車ローンの審査基準が厳格なため、収入機会を得るための車を持てないドライバーが多数存在する。movus technologiesはこの課題に対してテクノロジーで解決策を提供している。

エコカーサブスクリプションサービス

ライドシェアドライバーに対し、自動車を月額サブスクリプション形式で提供するコアサービス。保険・税金・メンテナンスを含むオールインクルーシブのパッケージとなっており、ドライバーは固定月額料金を支払うだけで車両を利用できる。サービス期間終了後は車両の所有権を取得可能な「リースバック型」の設計で、ドライバーの長期的な資産形成も支援する。

IoT×スマートフォンデータを活用した独自与信審査

従来の金融機関審査(クレジットヒストリー・収入証明等)ではじかれてしまうドライバー層に対応するため、IoTデバイスと申込者のスマートフォンアプリデータを組み合わせた独自の与信審査システムを開発・運用している。運転行動・走行距離・収入実績などのデータを分析することで、従来審査では評価できなかった「真の信用力」を可視化する。この技術基盤がmovus technologiesの競争優位の根幹だ。

Grab公式パートナープログラム

東南アジアNo.1の配車プラットフォームGrab(時価総額2兆円超)の公式パートナーとして認定されており、GrabDriveドライバーへの優先的な車両供給ルートを確保している。Grabとのパートナーシップは単なる顧客獲得チャネルにとどまらず、Grabプラットフォーム上のドライバーデータを活用した与信審査の高度化にも寄与しており、事業展開を加速させる重要な基盤となっている。

インドネシア7都市への地域展開

2026年5月時点でインドネシア7都市での事業を展開中。インドネシアは人口2億7千万人以上を抱える東南アジア最大の市場であり、ライドシェア利用率も高い。同社は首都ジャカルタを核に、スラバヤなど主要都市へと展開エリアを拡大しており、さらなる都市展開も計画されている。

movus technologies株式会社の強み

強み1. 独自の与信審査テクノロジーによる参入障壁

movus technologiesの最大の強みは、IoTデバイスとスマートフォンデータを組み合わせた独自の与信審査エンジンだ。これは数年間のドライバー行動データと返済実績の蓄積によって精度が向上し続ける「データの飛輪」として機能する。参入を試みる競合が仮に現れても、この与信精度データは模倣できない。転職者視点では、この技術の開発・改良に携わるエンジニアやデータサイエンティストとして、高度に専門的な実績を積める環境があることを意味する。

強み2. Grab・スズキという業界トップとのアライアンス

GrabはGMV(商品流通総額)ベースで東南アジアNo.1の配車プラットフォーム。スズキはインドネシアで1970年代から事業展開する、現地市場に精通した自動車メーカーだ。この2社との公式パートナーシップは、他のスタートアップが容易に再現できない強固なビジネス基盤を提供している。スズキは単なる車両供給者ではなく、Suzuki Global Venturesとして資本参加していることも特筆に値する。転職者にとっては、こうした業界トップ企業と協働した実績が次のキャリアでも高く評価される。

強み3. 東南アジア最大市場・インドネシアへの早期参入

インドネシアのライドシェア市場は急速に拡大しているが、ドライバー向け車両ファイナンスのスタートアップはまだ黎明期だ。movus technologiesは2021年の創業直後からインドネシア市場に集中投資しており、先行者優位を確立しつつある。東南アジアのライドシェア市場でのブランド認知と顧客基盤は今後の新都市・新国展開の土台になる。グローバルキャリアを志向する転職者には、成長市場での事業拡大を直接推進できるまたとない機会だ。

強み4. 国内外の有力投資家・金融機関による厚い資本基盤

シリーズBでは、三菱UFJキャピタル・ニッセイ・キャピタルなどの老舗VC、みずほ銀行・三井住友銀行・りそな銀行・商工組合中央金庫・北國銀行という大手金融機関5行からのデットファイナンス、そして海外VCのDawn Capitalも参加している。これほど多様なステークホルダーに支持されたスタートアップは少ない。資金繰りの安定性という点でリスクが低く、「スタートアップに入りたいが資金ショートのリスクが怖い」というキャリア転換者にも検討しやすい環境といえる。

強み5. 少数精鋭×高報酬の採用スタンス

連結110名というコンパクトなチームで7都市・複数国の事業を回している。エンジニアの求人には600〜1,200万円という高い報酬レンジが設定されており、スタートアップとしては破格の水準だ。少数精鋭ゆえに一人ひとりの影響範囲が広く、「大企業では埋もれてしまうが、責任ある仕事がしたい」というキャリア志向の方にフィットする組織文化が根付いている。

強み6. インドネシア語・多国籍環境での実践的グローバルキャリア

日本のスタートアップでありながら、インドネシアに拠点を構え現地スタッフと協働するオペレーションを展開している。エンジニアにとってはフルリモートで国際開発チームに参加できる環境が整っており、事業開発・オペレーション職ではインドネシア駐在のキャリアパスも存在する。「英語・インドネシア語を使ったグローバルキャリア」を東京発スタートアップで実現できる稀有な機会だ。

movus technologies株式会社の年収事情

movus technologiesの年収水準は、スタートアップとして注目に値する水準にある。公開求人情報から確認できるエンジニア系の年収レンジは600〜1,200万円と幅広く、スキルと経験に応じたメリハリのある報酬設計が採用されているとみられる。ただし、会社として平均年収の公開は行っておらず、以下は公開求人情報・転職サイト掲載データに基づく推計値だ。

職種別の想定年収レンジ

職種想定年収レンジ(推計)
テックリード900〜1,200万円
バックエンドエンジニア(シニア)700〜1,200万円
フルスタックエンジニア600〜1,000万円
システムエンジニア500〜800万円
プロダクトマネージャー600〜1,000万円(推計)
海外事業開発(インドネシア)500〜900万円(推計)
データサイエンティスト / MLエンジニア600〜1,000万円(推計)
バックオフィス・コーポレート400〜700万円(推計)

※エンジニア系はFindyおよびクライス&カンパニーの掲載求人情報を参考。その他職種は市場水準からの推計値。

給与制度の特徴

公式に給与制度の詳細は公開されていないが、公開求人から読み取れる特徴としては、職種・スキルレベルによって大きく年収レンジが異なる成果主義的な報酬設計とみられる。シリーズBの調達完了後に採用を加速しているため、交渉力と希少スキルを持つ候補者には上位のオファーが出やすい環境と推測される。ストックオプションについては非公開だが、シリーズBフェーズのスタートアップとして上場前の付与機会がある可能性もある(要確認)。

年収を見る際の注意点

  • 掲載された年収レンジは幅が広いため、実際のオファーは経験年数・スキルセット・面接評価によって変動する
  • 海外駐在(インドネシア)の場合、現地手当・家賃補助などの付帯条件が年収に加わる可能性がある
  • 非上場スタートアップのためストックオプションの評価は将来の上場・EXIT次第であり、確定した価値ではない
  • 平均年収・賞与の公式開示はないため、選考過程での直接確認を推奨する
  • スタートアップゆえに制度の変化が速いため、最新情報は採用担当者に確認することが重要だ

movus technologies株式会社の働き方・福利厚生

movus technologiesの働き方は、スタートアップらしい柔軟性とグローバルな業務環境が特徴だ。東京本社とインドネシア拠点をまたぐオペレーションのため、時差を考慮したコミュニケーション設計が行われている。

勤務時間・休日: 公式の就業規則の詳細は非公開だが、エンジニア系の求人では週5日・フレックスタイム制が採用されているとみられる。スタートアップ特性として繁忙期には裁量労働的な働き方が求められる場面もある。

リモートワーク: エンジニア系の複数求人でフルリモート可が明記されており、全国からの応募が可能だ。ただし職種によっては東京本社への出社や、インドネシア駐在が前提となるポジションもある。

確認できている福利厚生・制度:

  • フルリモート可(エンジニア系を中心とした職種)
  • 多国籍チームとの協働機会(英語・インドネシア語環境)
  • インドネシア駐在制度(事業開発・オペレーション系職種)
  • 採用問い合わせ窓口の充実(recruit-jp@mo-vus.com
  • シリーズBの大型調達後の安定した事業資金基盤

注意点: 創業5年のスタートアップのため、社会保険・有給休暇などの法定福利厚生は整備されているものの、福利厚生の「充実度」は大企業と単純比較できない。公式サイトでの詳細開示は限定的なため、選考プロセスで具体的に確認することを推奨する。また、インドネシア拠点との連携業務では時差調整や出張が伴う可能性がある。

movus technologies株式会社の社風・カルチャー

一言で表すなら「課題ドリブン×グローバルアクション」

movus technologiesの社風を一言で表すなら、「現地の社会課題を技術で解決することに本気の、グローバルアクション集団」だ。ミッションである「Enhance people's lives by making automobile accessible」は抽象的な言葉ではなく、インドネシアの実際のドライバーの生活を変えることに直接つながっている。この社会的意義への共感がチームの求心力となっているとみられる。

創業者の酒井丈虎CEOはグローバルなファイナンス・モビリティ領域でのキャリアを持ち、スタートアップとしては珍しく国内外の金融機関・VCから幅広い支持を集めている。これは単なるビジネス構築力だけでなく、ステークホルダーを巻き込む対話・信頼構築力を持つチームであることを示している。

評価される人物像

  • 自律的に動ける人材: 110名のコンパクトな組織で複数国の事業を展開しているため、指示待ちではなく自分でアジェンダを設定し推進できる人材が求められる
  • 不確実性を楽しめる人: 新興国市場×スタートアップという環境は、計画が変わることが日常。変化を楽しむマインドセットが不可欠
  • グローバルコミュニケーション能力: 英語でのチーム連携、インドネシア語での現地折衝など、言語を道具として使いこなせる人材
  • ミッション共感度の高い人: 金融インクルージョン・新興国のモビリティ課題への関心を持っているかどうかは採用評価に影響する

表面的なイメージと実態の差

「東南アジアで小さな会社がドライバーに車を貸している」という表面的な印象と実態は大きく異なる。実際には国内大手金融機関5行とのデットファイナンス契約を持ち、スズキやGrabという大企業とのパートナーシップで事業を推進する、相当にしっかりした事業基盤を持つ企業だ。また、テクノロジー面ではIoT・機械学習・スマートフォンデータ分析と高度な技術スタックが必要であり、エンジニアには相当のレベルが求められる環境でもある。

movus technologies株式会社の転職難易度

難易度:3級(やや高い)

movus technologiesの転職難易度は総じてやや高い。採用人数が限られ、各ポジションに求められるスキルセットが専門的かつグローバルなコミュニケーション能力を同時に要求されることが理由だ。ただし、対象となるキャリアバックグラウンドを持つ方には十分な通過率が期待できる。

シリーズBの調達後は採用が加速していると推測されるが、少数精鋭のチームゆえに採用基準を下げることはないとみられる。書類選考・技術面接・カルチャーフィット確認など複数ステップを経るスタンダードなスタートアップ採用プロセスが想定される。

理由1:高度な技術スキルと英語力の同時要求

エンジニア職ではTypeScript・Go・Kotlin・React Native・gRPCなど複数の技術スタックへの精通が求められる。加えてインドネシア現地チームとの協働のため、英語での技術コミュニケーション能力も必須だ。国内市場だけで通用するエンジニアではなく、グローバルに通用するスキルセットが求められる。

理由2:新興国ビジネス経験が差別化要素に

事業開発・オペレーション系ポジションでは、東南アジア・インドネシアでのビジネス経験や人脈があると選考で大きく評価される。過去に海外拠点での就業経験がない場合でも応募は可能だが、新興国市場への強い関心と自律的な学習姿勢が求められる。

理由3:カルチャーフィットの重要性

社会課題解決型のミッションに対する共感とスタートアップの不確実性を前向きに受け入れられるマインドセットが、採用判断に大きく影響する。報酬目的だけではなく「インドネシアのドライバーの生活を変えたい」というミッション共感が明確に語れるかどうかが、カルチャーフィット面接のカギとなる。

movus technologies株式会社に向いている人

タイプ1:グローバルキャリアを東京ベースで築きたいエンジニア

日本にいながら英語で国際チームと協働し、インドネシア市場向けのプロダクトを開発したい人材に最適。フルリモート可の求人も多いため、居住地を問わずグローバルな実績を積めるのも魅力だ。

タイプ2:フィンテック×モビリティの掛け算に魅力を感じる人

与信審査×IoT×自動車サブスクリプションという前例の少いビジネスモデルに知的好奇心を抱けるかどうかが重要だ。「金融と自動車とテクノロジーが交わる場所で仕事したい」という人にとって、移植できる経験のユニークさは他のスタートアップと一線を画す。

タイプ3:社会的インパクトと成長の両立を求める人

「お金を稼ぎたいが、それだけでは物足りない」という志向の方。金融インクルージョン(金融サービスへのアクセス格差の解消)というグローバルな社会課題への貢献と、スタートアップならではの急成長・高報酬を同時に求める人に合う環境だ。

タイプ4:シリーズBフェーズのスタートアップでキャリアアップしたい人

シード・シリーズAより組織が安定しているが、まだまだ急成長中のシリーズBは「会社の骨格を作る」フェーズ。制度構築・チームマネジメント・事業スケールなど、大企業では20年かかるような経験を3〜5年で積める環境だ。

タイプ5:インドネシア・東南アジアへの興味・経験がある人

インドネシア語話者・在住経験者・旅行好きなど、インドネシアとの接点がある方は選考で有利に働く可能性が高い。語学力は採用要件に含まれないポジションもあるが、関心の深さは面接評価に影響する。

movus technologies株式会社に向いていない人

批判ではなく、ミスマッチを防ぐための情報として参照してほしい。

タイプ:

  • 大企業の安定感・充実した福利厚生を重視する人: スタートアップゆえに制度面は大企業に比べ発展途上。安定性とトレードオフであることを理解した上での転職判断が必要
  • 国内市場だけで完結したい人: インドネシアの現地チームや時差を超えたコミュニケーションは避けられない。海外との関わりを好まない方はミスマッチになりやすい
  • 明確なキャリアパスと評価基準を求める人: 110名のスタートアップでは制度化された人事評価制度が大企業ほど整備されていない。自分でキャリアを設計する主体性が必要
  • 短期間での確実なリターンを求める人: ストックオプションの価値は将来の上場・EXITに依存しており、確定したリターンではない。長期的な視点でのキャリア投資として捉える必要がある
  • 英語コミュニケーションに抵抗がある人: ビジネス英語での日常的な業務コミュニケーションが発生するため、英語が苦手な方にはハードルが高い

movus technologies株式会社の選考対策

選考1:ミッション共感を具体的なエピソードで語る準備

「Enhance people's lives by making automobile accessible」というミッションへの共感を、自分の過去の経験や価値観と結びつけて語れるかが重要だ。「東南アジアが好き」「金融インクルージョンに関心がある」という漠然とした表明ではなく、「なぜこの会社のこのミッションに自分が貢献したいのか」を具体的なエピソードで説明できるよう準備しよう。

選考2:インドネシア市場・ライドシェア業界の基礎知識を習得する

選考前にGrab・Gojekなどの主要配車プラットフォームの概要、インドネシアの経済状況・人口構造・自動車普及率などの基礎知識を調べておく。「インドネシアで今後どのような展開が考えられるか」という質問に自分なりの仮説を持って臨めるかどうかで差がつく。

選考3:エンジニア職は技術スタックへの習熟度を具体的に示す

TypeScript・Go・Kotlin・React Nativeなど、求人に記載されている技術スタックへの実務経験をポートフォリオ・GitHubで具体的に示す。gRPCや分散システムの経験があれば積極的にアピールしたい。与信審査システムやIoTデータ処理に関する興味・学習歴も評価ポイントになる。

選考4:英語での自己紹介・職務経歴説明の準備

グローバルチームとの協働が前提のため、英語での面接・コミュニケーションが発生する可能性が高い。少なくとも自己紹介と職務経歴の英語版を準備しておこう。ネイティブ水準は不要でも、ビジネスコミュニケーションが成立する英語力は期待されている。

選考5:スタートアップ経験・成長フェーズへの適応力をアピール

スタートアップ経験がある場合は「曖昧な状況でも自分でゴールを設定して動いた経験」を具体的に説明できるよう準備する。大企業出身の場合は、スタートアップのスピードと不確実性に適応できることを示す逸話(副業・個人プロジェクト・社内新規事業など)を用意したい。

選考6:なぜ今このタイミングで転職するのかを明確にする

シリーズBの調達直後という絶好のタイミングで入社を希望する理由と、5年後の自分のキャリアビジョンをセットで語れると印象が高まる。「上場前のスタートアップでゼロイチの仕事をしたい」「インドネシアで事業責任者として成長したい」など、具体的な未来像を持って臨もう。

movus technologies株式会社への転職で評価されやすい経験

  • TypeScript・Go・Kotlinなどのバックエンド開発経験(3年以上)
  • React Native・FlutterなどのモバイルアプリUI開発経験
  • gRPCや分散システム・マイクロサービスアーキテクチャの設計・実装経験
  • IoTデバイスデータの収集・処理システムの開発経験
  • 機械学習・データサイエンスを活用した与信審査・スコアリングシステムの開発経験
  • フィンテック・ローン・決済領域でのプロダクト開発・事業開発経験
  • 東南アジア(特にインドネシア)での事業開発・プロジェクト推進経験
  • Grab・Gojek等の配車プラットフォームやライドシェア業界での就業経験
  • スタートアップ・ベンチャーでの0→1フェーズの経験(立ち上げ・スケールアップ)
  • 英語での日常業務経験(ビジネス英語でのミーティング・メール・仕様策定)
  • インドネシア語・マレー語などの東南アジア言語スキル
  • VCやファンド・銀行での投資審査・融資審査経験(フィンテック事業への理解)
  • B2B SaaSや月額サブスクリプションビジネスのグロース経験

特に評価されやすいのは、フィンテック(特に与信・ローン)と先進的なエンジニアリングスキルを掛け合わせた経験を持ち、英語で国際チームと協働できるエンジニア・事業開発人材だ。インドネシア市場での実務経験があれば、それだけで大きな差別化要素になる。

まとめ

movus technologies株式会社は、インドネシアという世界最大規模の新興国市場で、ライドシェアドライバーの「車を持てない」という構造的課題に挑むモビリティ×フィンテックスタートアップだ。2026年5月にシリーズBで42.6億円という大型調達を完了し、Grab・スズキという業界トップとのアライアンスも確立。110名のコンパクトなチームで急速な成長フェーズに入っている。

転職先として評価する際のポイントは3つだ。第一に、報酬水準はスタートアップとして非常に高い(エンジニア600〜1,200万円レンジ)。第二に、日本にいながらグローバルなインパクトを出せる稀有な環境だ。第三に、金融インクルージョン×モビリティという社会的意義のある事業で、キャリアの独自性を築ける。

一方、非上場スタートアップゆえの不確実性・制度面の発展途上さ・英語必須環境という側面もある。この環境を「チャンス」と捉えられるかどうかが、movus technologiesとのカルチャーフィットを判断する基準となる。「社会課題に本気で向き合いながら、グローバルに稼ぎたい」というキャリアビジョンを持つ方には、ぜひ注目してほしい会社だ。


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