株式会社モダリスは、「CRISPR-GNDM®」という独自のエピゲノム編集プラットフォームを武器に、希少遺伝性疾患の治療薬開発に取り組む創薬バイオベンチャーです。従来のCRISPR技術が抱えていたDNA切断に伴うリスクを回避しながら、特定遺伝子の発現を増強・抑制するアプローチは、安全性の面で業界から注目を集めています。

2016年の設立以来、東京(日本橋)を日本拠点、マサチューセッツ州ウォルサムを米国拠点として研究開発を推進。現在は前臨床段階のパイプラインを複数保有しており、希少筋疾患・心筋症・中枢神経疾患など複数の疾患領域で創薬研究を継続しています。

バイオベンチャーとして重要な前提として、モダリスは現在「研究開発費が収入を上回る赤字フェーズ」にあります。製品の上市・販売収益が生まれるまでには複数年の臨床試験を要します。この点を踏まえた上で、この会社の「今の価値」をどう評価するかが転職判断の鍵となります。

企業概要

項目内容
会社名株式会社モダリス(Modalis Therapeutics Corporation)
設立2016年1月14日
代表取締役森田晴彦(Haru Morita)
本社東京都中央区日本橋本町3-11-5 日本橋ライフサイエンスビル2 7F
米国拠点43 Foundry Avenue, Waltham, MA(マサチューセッツ州)
資本金約17億2,800万円(2025年12月時点)
従業員数3名程度(2025年12月時点、有価証券報告書ベース)
上場区分東証グロース市場(証券コード:4883)
売上高研究開発フェーズにつき収益なし(営業赤字継続)
平均年収約614万円程度(推計・少数サンプルのため参考値)
平均年齢約37歳(推計)
事業内容CRISPR-GNDM®技術を用いたエピゲノム編集による遺伝子治療薬の研究開発

モダリスの最大の特徴は、「3名程度」という極めて小さな組織規模です。これは日本本社の正社員数であり、研究機能の多くを米国拠点や外部研究機関との連携で補っています。代表を含む少数の専門家集団が意思決定・研究推進を担う体制は、大企業では味わえないダイナミックな経験を提供する一方、ポジションの空きが滅多に生じない希少性も意味します。

資本金約17億円という規模は、上場バイオベンチャーとして一定の資金調達実績を示しています。上場により資金調達手段は確保されていますが、収益化の見通しは前臨床パイプラインの進捗に依存します。

主な事業内容

モダリスの事業は一点集中型です。「CRISPR-GNDM®技術を用いたエピゲノム編集による遺伝子治療薬の研究開発」という単一の事業領域に全リソースを投下しています。

CRISPR-GNDM®プラットフォーム技術

モダリスのコア技術であるCRISPR-GNDM®(Guide Nucleotide and Deactivated endonuclease Modulation)は、従来のCRISPR-Cas9とは根本的に異なります。Cas9ヌクレアーゼを不活性化(deactivated)した上でガイドRNAと組み合わせることで、DNAの二本鎖切断を行わずに特定遺伝子の発現を制御します。

この「切らずに制御する」というコンセプトは、遺伝子編集における安全性上の懸念(オフターゲット変異リスク)を大幅に低減する可能性を持ちます。正常な遺伝子を活性化して欠損した機能を補うアプローチと、病気を引き起こす遺伝子を抑制するアプローチの両方が可能です。

筋疾患プログラム(最重点領域)

モダリスが最も多くのプログラムを保有するのが筋疾患領域です。MDL-101(先天性筋ジストロフィー1A型/LAMA2-RD)、MDL-201(デュシェンヌ型筋ジストロフィー/DMD)、MDL-202(筋強直性ジストロフィー1型/DM1)、MDL-103(顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー/FSHD)の4プログラムが前臨床段階で進行中です。

いずれも有効な治療法が限られる希少・難治性疾患を対象としており、アンメット・メディカル・ニーズ(満たされていない医療ニーズ)が高い領域です。希少疾患薬はオーファンドラッグ指定による規制上の優遇措置も受けやすく、開発戦略上も意義があります。

心筋症プログラム

MDL-105(拡張型心筋症/DCM)は心筋症を対象としたプログラムです。ターゲットはTitin遺伝子であり、遺伝的要因による心筋の機能不全にアプローチします。拡張型心筋症は希少疾患の中でも比較的患者数が多く、市場性も見込まれます。

中枢神経疾患プログラム

MDL-104(タウオパチー)、MDL-206(アンジェルマン症候群)、MDL-207(ドラベ症候群)の3プログラムがCNS領域で進行中です。アンジェルマン症候群・ドラベ症候群はいずれも乳幼児・小児期に発症する神経発達疾患であり、遺伝子レベルでの介入が治療の鍵を握ります。

株式会社モダリスの強み

強み1. 独自プラットフォーム技術による競合優位性

CRISPR-GNDM®は特許で保護されたプロプライエタリ技術です。「切断しないCRISPR」という概念は他にも存在しますが、モダリス独自の設計と知的財産ポートフォリオが参入障壁を形成しています。

転職者にとっての意味合いとして、この技術プラットフォームが企業の存在価値の核であるため、研究開発に関わる人材は技術の最前線で働くことになります。汎用スキルではなく、希少で価値ある専門知識を習得できる環境です。

強み2. 多疾患領域にわたるパイプライン多様性

筋疾患・心筋症・CNSという3つの疾患領域で計8プログラムを保有しているため、1プログラムが臨床試験で失敗しても企業が消滅するリスクを分散しています。

バイオベンチャーにとってパイプラインの多様性はリスク管理の観点から極めて重要です。単一プログラム依存の企業に比べ、多角的なパイプラインは投資家・パートナーへの訴求力も高まります。

強み3. 日米二拠点体制によるグローバルアクセス

東京とマサチューセッツ(ボストン近郊)という世界トップクラスのバイオクラスターに拠点を持つことで、最新の学術知見・人材・パートナーシップ機会へのアクセスが確保されています。

米国バイオ業界との接点を持つことは、グローバルなキャリアを志向する研究者・ビジネスパーソンにとって大きなアドバンテージです。海外経験・英語力を活かせる環境という点でも際立っています。

強み4. 希少疾患へのフォーカスによる規制優遇

モダリスが対象とする疾患の多くは希少疾患(オーファン疾患)に該当します。米国FDAや日本のPMDAによるオーファンドラッグ指定を取得すれば、開発費用の税額控除、承認審査の優先的処理、市場独占権(上市後7〜10年)といった実質的な優遇が得られます。

ビジネス面での合理性と医療倫理面での使命感を両立できる疾患フォーカスという点は、社会的意義を重視する転職者には特に魅力的に映るでしょう。

強み5. 少数精鋭組織による意思決定の速さ

従業員数名規模の組織では、一人当たりの責任範囲が広く、研究の方向性決定や外部連携の交渉など、大企業では10年かけても経験できない業務を早期から担えます。

代表者や経営陣との距離も近く、創薬の経営判断プロセスを肌で学べる環境は、将来の創業・独立や上位マネジメント志向のキャリアにとって貴重な「道場」となります。

株式会社モダリスの年収事情

モダリスは従業員数が極めて少ないため、有価証券報告書の平均年収データは個人が特定される可能性のある少数サンプルに基づくものであり、参考値として慎重に扱う必要があります。

職種別の想定年収レンジ

職種想定年収レンジ備考
研究員(前臨床)500〜700万円経験・学歴により変動
研究主任・シニア研究員700〜1,000万円博士号取得者・専門性により
コーポレート(法務・経理・IR)450〜700万円少人数兼任が多い
マネージャー・部門責任者800〜1,200万円経験年数・実績次第
役員クラス非公開(ストックオプション含む可能性)個人差大
インターン・RA250〜400万円若手・研修期間

給与制度の特徴

バイオベンチャーとして、ストックオプション(新株予約権)の付与が報酬設計の重要な要素となっている可能性があります。現金報酬が抑制される代わりに、株価上昇益を狙えるインセンティブとして機能します。上場後も成長ステージにある企業では、固定給よりも株式連動型報酬のウェイトが高くなる傾向があります。

年収を見る際の注意点

  • 有価証券報告書の平均年収(約614万円)は3名程度のサンプルに基づく推計であり、実態の幅は大きい
  • 研究開発費が優先される企業フェーズのため、給与水準が大手製薬に及ばない場合がある
  • ストックオプションの価値は株価次第であり、確実な報酬として計算することはできない
  • バイオベンチャー特有の「給与よりも使命感・成長機会」の側面を理解した上で意思決定すること
  • 年収レンジの公式開示がないため、選考過程での直接確認が不可欠

株式会社モダリスの働き方・福利厚生

勤務形態・時間

モダリスは少人数組織のため、制度化された福利厚生よりも柔軟な個別対応が行われやすい環境です。研究職・コーポレート職ともに、プロジェクト進捗に応じた裁量的な働き方が基本となります。

  • 勤務地:東京都中央区(日本橋)本社またはリモート
  • 米国拠点での勤務機会あり(ポジションによる)
  • フレキシブルな勤務体系(少人数組織のため個別最適化)

福利厚生・制度

  • 各種社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
  • ストックオプション制度(上場企業としての株式インセンティブ)
  • 研究費・学会参加費等の支援(研究職向け)
  • 英語・バイオ専門の外部セミナー参加機会
  • 少人数ゆえの柔軟な休暇取得(有給休暇の取得率は個別対応)
  • 産前産後・育児休業制度(法定準拠)
  • 図書費・専門書籍購入支援(可能性)
  • 在宅勤務・テレワーク対応
  • 海外出張・学術カンファレンス参加機会(研究職)
  • 自由度の高い研究テーマ選択(少人数ゆえの裁量)

働き方の注意点

従業員3名程度という規模は、一人が担う業務範囲の広さを意味します。専門職でありながら経営管理的な業務を兼任するケースも多く、「専門家として深く掘り下げたい」という志向より「幅広くゼロから構築したい」というタイプに向いています。

株式会社モダリスの社風・カルチャー

一言で表すなら「研究者主導のミッションドリブン集団」

モダリスの文化を一言で表すならば、「難病患者を救うという使命を共有する、高度専門家の自律的チーム」です。少人数ゆえにヒエラルキーは最小限で、各自が高い専門性と責任感を持って動くことが求められます。外部の研究機関や製薬企業との連携も多く、閉じた組織ではなくオープンな研究エコシステムの中で活動します。

代表の森田晴彦氏は研究者・起業家としてのバックグラウンドを持ち、創薬イノベーションへの強い信念が組織に浸透しています。「良い科学が良いビジネスになる」という信条のもと、科学的厳密性と事業合理性を両立しようとする姿勢が特徴的です。

評価される人物像

  • 希少疾患・遺伝子治療分野に強いパッション(passion)がある
  • 自己管理と自律的なプロジェクト推進ができる
  • 英語でのコミュニケーション・論文読解が苦でない
  • 曖昧さや不確実性(パイプラインのリスク)を受け入れられる
  • 少人数組織での幅広い業務範囲を楽しめる
  • 長期的な視点で創薬にコミットできる

表面的なイメージと実態の差

「バイオベンチャー=自由でキラキラしたベンチャー文化」というイメージを持つ方もいますが、創薬研究の実態は地道で反復的な実験・データ分析の積み重ねです。前臨床段階のプログラムが臨床試験に進むには数年単位の時間がかかり、その間は目に見える成果が出にくい時期が続きます。「すぐに結果を出したい」「早期に昇進したい」という動機では満足を得にくいでしょう。一方で、「難病の標準治療を世界で最初に確立したい」という原動力を持つ人にとっては、かけがえのない環境です。

株式会社モダリスの転職難易度

難易度:S級(超難関)

モダリスへの転職は、あらゆる意味で難易度が最高水準にあります。これは単に競争率が高いということではなく、そもそも求人が発生する頻度が極めて低いということを意味します。

従業員3名前後の組織では、欠員が生じた場合や事業拡張の意思決定がなされた場合にのみ採用が生じます。つまり年間の採用人数は0〜1名程度という計算になり、「モダリスで働きたい」と思った時にタイミングよく募集があるとは限りません。

理由1. 極小組織ゆえの採用頻度の低さ

3名規模の組織が年間に採用できる人数は物理的に限られます。大企業のように「部門採用・定期採用」の概念がなく、ピンポイントで必要なスキルを持つ人材が求められます。採用機会が生じた際には、組織にとって即戦力となれる人材でなければ採用できないのが実情です。

理由2. 専門性と英語力の高いハードル

CRISPR・エピゲノム編集・希少疾患薬開発という特殊領域の知識は、分子生物学・遺伝学の深い学術的素地なしには身につきません。博士号(PhD)取得者や同等の研究経験者が第一選考対象となるケースが多く、学術的バックグラウンドの差が如実に影響します。また米国拠点との連携が日常的なため、英語でのサイエンティフィックコミュニケーション能力は必須です。

理由3. 財務状況の理解と事業リスクの受容

研究開発フェーズにある企業へ転職するには、「現時点では売上ゼロ・赤字継続」という財務実態を理解・許容した上で入社する必要があります。将来の成功を見越してリスクを取れる人材でなければ、採用後の早期離職につながりかねません。採用する側もこの点を厳しくスクリーニングします。

株式会社モダリスに向いている人

タイプ1. 希少疾患治療に強い使命感を持つ研究者

「今まで治療法がなかった疾患の患者さんに希望を届けたい」という強烈な動機を持つ研究者がモダリスの理想的な人材像です。博士号を持ち、CRISPR・遺伝子治療・分子生物学の専門知識を活かして創薬最前線で貢献したい研究者にとって、これ以上ない環境と言えます。

タイプ2. 創業初期フェーズの「何でも屋」を楽しめる人

少人数組織では「自分の専門外だから」という言い訳が通じません。研究職でも資料作成・規制対応・パートナーとの折衝を担い、コーポレート職でも研究の内容を深く理解することが求められます。越境型のマルチタスカーを自負する人にとって、格好の修羅場です。

タイプ3. グローバルキャリアを志向する人

日本とアメリカをまたいだ二拠点体制での業務経験は、グローバルな製薬・バイオ業界でのキャリアに直結します。ゆくゆくは外資系製薬やグローバルバイオベンチャーへのステップアップを考えている人にとって、実績を積む格好の場となります。

タイプ4. ストックオプションによるアップサイドを狙える人

現金報酬が大手製薬に劣る分、株式インセンティブで長期的なリターンを狙えるのがベンチャーの醍醐味です。財務的にリスク分散できており、「万が一の場合でも生活に支障がない」状態でチャレンジできる人に向いています。

タイプ5. 将来の起業・独立を見据えている人

代表・CFO・VPレベルとの距離が近い環境で経営判断のプロセスを間近に学べるため、いつか自分でバイオベンチャーを立ち上げたいと考える人のキャリアの布石として最適です。

株式会社モダリスに向いていない人

批判ではなく、入社後のミスマッチ防止のために書いています。

  • タイプ:安定志向の人 — 収益化前の研究開発企業は財務的な不確実性と隣り合わせです。終身雇用・安定給与を最優先する方には向きません
  • タイプ:大組織のチームワークを好む人 — 数名規模の組織では大企業のような分業体制や充実したサポート体制がなく、孤独に感じることもあります
  • タイプ:短期で目に見える成果を求める人 — 創薬開発は10年以上かかるプロセスです。「すぐに製品を出せる仕事がしたい」という方とはスピード感が合いません
  • タイプ:専門外の業務を断りたい人 — 職掌が厳密に決まっていないため、専門外の業務も担う機会が頻繁に発生します
  • タイプ:英語が苦手な人 — 米国拠点との日常的な連携があり、英語での科学的議論を避けることが難しい環境です

株式会社モダリスの選考対策

選考戦略1. 研究論文・特許の事前精読

CRISPR-GNDM®に関するモダリスの公開論文・特許を事前に読み込んでおくことが最重要です。「なぜモダリスの技術が革新的か」を自分の言葉で説明できるレベルに準備してください。研究者採用では、技術への深い理解と熱意が評価の最重要項目になります。

面接では「なぜCas9ヌクレアーゼを不活性化するのか」「エピゲノム編集と従来の遺伝子編集の差は何か」といった技術的質問への対応が鍵を握ります。

選考戦略2. 希少疾患領域の市場・規制知識の習得

オーファンドラッグ制度、FDA・PMDAの規制フレームワーク、希少疾患の患者数・市場規模についての基礎知識は、研究職・ビジネス職を問わず求められます。

「御社のパイプラインが上市された場合の市場機会をどう見ているか」という質問に対して、規制・医療・ビジネスの三面から語れるように準備することで、他候補者との差別化が図れます。

選考戦略3. 英語での科学的プレゼンテーションの準備

日米二拠点体制の企業では、英語でのコミュニケーション能力が実務に直結します。選考プロセスで英語での自己紹介・研究発表が課される場合に備え、CRISPR・エピゲノム編集に関するキーワードを英語で流暢に説明できるよう準備してください。

選考戦略4. ベンチャーへのコミットメントを明確に示す

「なぜ大企業・アカデミアでなく、あえてバイオベンチャーを選ぶのか」という問いへの明確な答えを用意してください。「リスクを理解した上で使命に賭けたい」という覚悟を具体的な経験・エピソードで裏付けることが求められます。

曖昧な動機や「とりあえずベンチャーを経験したい」という軽い姿勢は、少人数組織への採用では致命的な評価減につながります。

選考戦略5. 希少求人への早期アクセス戦略

モダリスのような極小組織は、求人サイトに公開する前にリファラル(紹介)採用や人材エージェント経由で採用するケースがあります。バイオ・製薬専門の人材エージェントに早期から登録し、「モダリスに強い関心がある」と伝えておくことで、非公開求人の情報にアクセスしやすくなります。

選考戦略6. 職種外業務への対応力をアピール

「研究以外の業務も積極的に担える」「経営・IR・コーポレートとの連携に積極的」という姿勢を示すことは、少人数組織への採用において大きなプラス評価になります。過去の経験の中で「専門外の仕事に積極的に取り組んだ事例」を準備してください。

株式会社モダリスへの転職で評価されやすい経験

  • CRISPR・遺伝子編集に関する研究経験(実験設計・データ解析・論文執筆)
  • エピゲノミクス・エピジェネティクスの実験技術(ChIP-seq、ATAC-seq等)
  • 希少疾患・筋疾患・神経疾患の前臨床モデルを用いた研究経験
  • AAV(アデノ随伴ウイルス)等のウイルスベクターを用いた遺伝子導入技術
  • 博士号(PhD)取得者、または同等の研究実績を持つ理学・医学・薬学系出身者
  • バイオベンチャーでの研究開発業務経験(特にシード〜アーリーステージ)
  • オーファンドラッグ・希少疾患領域での規制対応経験(IND申請、IRB対応等)
  • 英語での学術論文執筆・国際学会発表の実績
  • 外資系製薬・グローバルバイオベンチャーでの業務経験
  • 技術提携・ライセンス契約交渉の経験(ビジネス職向け)
  • 上場バイオベンチャーのIR・財務・法務経験
  • 大学・研究機関との産学連携コーディネート経験
  • プロジェクトマネジメントの経験(複数の研究プログラムの並行管理)
  • データサイエンス・バイオインフォマティクスの技術(ゲノム解析・NGS)
  • 米国FDAまたは日本PMDAとの規制当局対応経験

特に評価されやすいのは、希少疾患の前臨床研究で実績を持つ博士号取得者、またはバイオベンチャーで幅広い業務を経験し、英語での国際連携に慣れた人材です。 技術的専門性と事業への広い視野を両立できることが最大の差別化ポイントになります。

まとめ

株式会社モダリスは、CRISPR-GNDM®という独自のエピゲノム編集技術を武器に、希少・難治性疾患の遺伝子治療薬開発に挑む東証グロース上場のバイオベンチャーです。全パイプラインが前臨床段階であり、現時点では売上収益がなく赤字継続のフェーズにあります。この点を正直に理解した上で転職を検討することが大切です。

従業員数名規模の極小組織であるため、採用機会は極めて限られています。しかし、一旦採用された暁には、代表クラスとの距離が近い環境で創薬の最前線を丸ごと経験できるという、大企業では到底得られない成長機会が待っています。希少疾患患者への貢献という強烈な使命感、最先端技術への深い専門性、そして事業リスクを受け入れられる胆力——この三つを備えた人材にとって、モダリスは人生をかける価値のある場所です。

転職エージェントとして伝えるとすれば、「今すぐ求人がなくても情報収集を始めること」が最善の一手です。モダリスのような少人数ベンチャーは採用の突発性が高く、タイミングと準備の両方が揃った人だけが機会をつかめます。学術ネットワーク、バイオ専門エージェント、学会などあらゆるチャネルでアンテナを張り続けることが、夢の職場への近道となるでしょう。

希少疾患治療の歴史を塗り替える仕事に挑みたい——そんな情熱を持つ方は、ぜひモダリスというフロンティアを視野に入れてみてください。