丸八証券株式会社は、愛知県名古屋市中区に本社を置く地域密着型の対面証券会社です。1944年の創業以来、東海地方を中心に個人富裕層・中小企業オーナーへの資産運用提案を行い、80年以上の歴史を誇ります。2021年には東海東京フィナンシャル・ホールディングスのグループ会社となり、リソースと信頼性をさらに強化しました。
東証スタンダード市場(証券コード:8700)に上場し、2026年3月期の営業収益は約35.8億円、純利益は約6.8億円と増収増益傾向を示しています。規模は大手には及ばないものの、対面営業に特化した戦略で安定的な収益基盤を維持しています。
転職市場における丸八証券の位置づけは「地域密着型・対面特化の中堅証券」です。大手証券のように全国転勤を伴うキャリアではなく、東海地方での腰を据えた資産運用営業を志向する人材にとって、働き甲斐のある選択肢となっています。
本記事では転職エージェントの視点から、丸八証券の事業内容・強み・年収水準・選考対策まで詳しく解説します。転職検討の参考にしてください。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式社名 | 丸八証券株式会社 |
| 設立 | 1944年3月 |
| 代表者 | 鈴木拓也(代表取締役社長) |
| 本社所在地 | 愛知県名古屋市中区新栄町2丁目4番地 |
| 資本金 | 37億5,100万円 |
| 従業員数 | 138名(2026年3月末現在) |
| 上場区分 | スタンダード市場(証券コード8700) |
| 売上高(営業収益) | 約35.8億円(2026年3月期) |
| 平均年収 | 約700万円程度 |
| 平均年齢 | 非公開 |
| 平均勤続年数 | 非公開 |
| 事業内容 | 有価証券の売買・取次・仲介、投資信託の販売、資産運用コンサルティング |
丸八証券の大きな特徴は、東海東京フィナンシャル・ホールディングスという強力な親会社を持ちながら、独自ブランドで地域密着の対面営業を続けている点にあります。大手証券会社との競争が激しい名古屋市場において、長年の顧客基盤と信頼関係を武器に安定した事業を展開しています。
上場企業としての情報開示義務を果たしつつ、従業員138名という小規模ならではの意思決定の速さとチームワークが文化として根付いています。中途採用者も比較的早い段階で顧客担当を任される環境は、やりがいを求める転職者に評価されやすい要素の一つです。
主な事業内容
丸八証券は「対面に特化した証券会社」として、インターネット取引ではなく担当者が直接顧客に向き合うビジネスモデルを貫いています。主な収益源は手数料収入と投資信託販売手数料であり、顧客との長期的な信頼関係を基盤としています。
事業の中心は個人富裕層・法人オーナーへの資産運用提案です。ネット証券が席巻する時代においても、対面での丁寧なコンサルティングを必要とする富裕層顧客は一定数存在し、その層に向けたサービスの提供が同社の核心となっています。
株式・債券等の売買仲介
個人および法人顧客の株式・公社債・外国証券の売買受注を行うコア事業です。顧客ごとに担当者がつき、資産状況やリスク許容度に合わせた投資提案を継続的に実施します。大手証券のようなシステム自動化ではなく、担当者の専門知識と信頼関係が差別化の源泉です。
東海地方の中小企業オーナーや地主、退職した管理職などを中心顧客とするケースが多く、相続・事業承継と絡めた金融提案も求められます。証券営業の本質的なスキルが磨かれる領域といえます。
投資信託の販売・資産運用提案
投資信託の販売は手数料収入の柱の一つです。単なる商品販売にとどまらず、顧客のライフプランに合わせたポートフォリオ設計を行い、長期的な資産形成をサポートします。
投資信託の選定にあたっては、グループ親会社である東海東京フィナンシャル・ホールディングスのリサーチ機能も活用可能です。これにより、小規模な独立系証券でありながら充実した運用商品ラインアップを顧客に提供できます。
法人向け金融サービス
中小企業や地域の法人顧客に対し、資金調達・財務改善・事業承継に関連する証券サービスを提供します。株式公開支援、社債発行サポート、役員持株会設立支援など、法人特有のニーズへの対応が含まれます。
企業オーナーとのリレーション構築が重要であり、個人資産と法人財務の双方を一体として捉えた提案力が求められます。この領域では証券営業の高度な専門性が試される場面が多く、キャリアアップの観点からも重要なポジションです。
ラップ口座・資産管理サービス
近年、資産運用の複雑化に伴い富裕層向けのラップ口座(投資一任口座)や総合的な資産管理サービスへのニーズが高まっています。丸八証券もグループのインフラを活用しながら、この分野への対応を進めています。
顧客の金融資産を一元管理し、定期的に運用状況を報告するコンサルティング型のビジネスモデルは、手数料体系の変化にも対応しやすく、今後の成長分野として注目されています。
丸八証券の強み
強み1. 80年以上の歴史と地域信頼
1944年創業という長い歴史の中で培った顧客基盤と地域信頼は、簡単には代替できない強みです。東海地方の富裕層・企業オーナーとの世代を超えた取引関係が積み重なっており、これが安定した収益の根拠となっています。
転職者にとっての意味合いとしては、入社後に「お客様ゼロ」から始めるのではなく、既存顧客からのリファラルや紹介が期待できる環境があることを意味します。地域に根付いた組織で着実にキャリアを築きたい人には大きなメリットです。
強み2. 東海東京FHグループによるバックアップ
2021年に東海東京フィナンシャル・ホールディングス(東証プライム上場)の傘下に入ったことで、単独の地場証券を超えるリソースにアクセスできるようになりました。グループのリサーチ部門、コンプライアンス体制、ITインフラを活用しながら、一方で独自ブランドと顧客基盤を維持しています。
転職者にとっては「中堅証券の働きやすさ」と「大手グループの安定感」を兼ね備えた環境が魅力です。将来的にグループ内の異動や連携業務を通じてキャリアを広げる可能性もゼロではありません。
強み3. 対面特化の本格的な資産運用コンサルティング
ネット証券との差別化を徹底し、対面での資産運用コンサルティングに特化しています。顧客一人ひとりの状況を深く理解した上で、長期的な資産形成を共に設計するスタイルは、証券営業の本質を追求する姿勢の表れです。
単なる金融商品の販売員ではなく、「資産運用のかかりつけ医」として顧客と向き合うスタンスは、深いやりがいをもたらします。この経験は将来的にプライベートバンキングや資産管理の上位職へ転じる際にも評価されます。
強み4. 小規模組織での早期裁量
従業員138名というコンパクトな組織は、大企業では得られない早期裁量をもたらします。入社から比較的早い段階で自分の顧客ポートフォリオを持ち、実戦の中でコンサルティングスキルを磨けます。
「大手では10年かかる経験を3〜5年で積める」という声は珍しくなく、早期に実力をつけてキャリアアップしたい転職者には最適な環境の一つです。意思決定の速さや上司との距離感も大企業とは異なり、提案や改善を実行に移しやすい文化があります。
強み5. 名古屋・東海圏での安定したキャリア基盤
全国転勤を前提としない地域密着型の雇用形態は、名古屋・東海圏に生活基盤を持つ人材にとって大きな強みです。家族の事情や地元への貢献意識を持つ転職者が、長期的に安心して働き続けられる環境を提供しています。
大都市集中ではなく地方都市での専門職キャリアを志す流れの中で、名古屋という大都市にありながら地域密着を体現する同社の存在感は独自性があります。
強み6. 安定した財務基盤と増収増益傾向
2026年3月期は営業収益16%増、純利益74%増という力強い業績を記録しています。小規模ながら財務基盤は安定しており、上場企業として情報開示も適切に行われています。
好業績の証券会社は採用意欲も高く、転職タイミングとしては良好です。賞与水準も業績に連動して改善している可能性があり、転職後の待遇向上が期待できます。
丸八証券の年収事情
丸八証券の平均年収は約700万円程度とされており(各種データソース参照)、地域中堅証券としては高い水準にあります。名古屋の生活コストを考慮すると、実質的な豊かさは数字以上といえます。
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 想定年収レンジ |
|---|---|
| 新卒入社・証券営業(1〜3年目) | 400〜500万円程度 |
| 中堅証券営業(4〜8年目) | 500〜700万円程度 |
| シニア証券営業(9年目以上) | 700〜900万円程度 |
| 営業課長・チームリーダー | 700〜950万円程度 |
| 支店長クラス | 900〜1,200万円程度 |
| バックオフィス・事務職 | 350〜500万円程度 |
| コンプライアンス・リスク管理 | 500〜700万円程度 |
※上記は推計値であり、実際の年収は個人の成績・在籍年数・ポジションにより異なります。
給与制度の特徴
証券業界らしく、成果給・インセンティブの比重が高い給与体系です。固定給は業界平均的な水準ですが、業績連動の賞与によって総報酬が大きく変動します。営業成績が突出した社員は年収の上振れが期待できる一方、成績が振るわない場合は賞与が低下するリスクもあります。
2021年のグループ入り以降、処遇制度の見直しが行われた可能性があります。採用面接や内定後のオファー面談で、固定給・変動給の内訳・賞与の算定基準を具体的に確認することを強く推奨します。
年収を見る際の注意点
- 証券業界は景気・相場環境に収益が左右されるため、年収も変動リスクがある
- 小規模会社のため、役職ポストが限られており昇進による年収アップの機会が限定的な場合がある
- 転職口コミサイトの年収情報は少数サンプルに基づく場合があり、個人差が大きい
- グループ親会社への異動・出向があった場合、処遇基準が変わる可能性がある
- 名古屋の生活コストは東京より低く、同額の年収でも手取りの豊かさは異なる点を考慮すること
丸八証券の働き方・福利厚生
勤務時間・休日
証券業界の慣習に沿い、平日8時間勤務が基本です。株式市場が開いている日は相場の動向に合わせて業務が展開されます。顧客対応が中心のため、繁忙期には残業が発生することもありますが、大手証券に比べると顧客数・業務量が限定的なため、全体的な負荷は抑えられる傾向があります。
年間休日は証券取引所の休業日に準じた設定が多く、年末年始・夏季休暇・祝日は取得しやすい環境です。また、有給休暇も取得を促進する方針のもとで運用されているとされています。
リモートワーク
対面営業を事業の核心に置く同社の性質上、外勤営業職のフルリモート対応は限定的と考えられます。一方でバックオフィス・管理部門では一定のハイブリッドワークが認められている可能性があります。入社前に勤務形態の詳細を確認することが重要です。
主な福利厚生
- 社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)完備
- 退職金制度(確定給付型または確定拠出型の詳細は要確認)
- 財形貯蓄制度
- 従業員持株会
- 証券取引に関する社員向け優遇制度
- 通勤交通費支給
- 各種慶弔見舞金制度
- 育児・介護休業制度(法定基準以上の整備状況は要確認)
- 研修制度(証券外務員資格取得支援を含む)
- グループ企業との連携研修・勉強会
注意点
小規模企業のため、大手企業と比較して福利厚生の充実度では劣る部分があります。資格手当・住宅補助・家族手当などの詳細は採用面接で必ず確認してください。証券外務員一種資格は入社後一定期間内の取得が求められる場合がほとんどです。
丸八証券の社風・カルチャー
一言で表すなら「実直な地元密着証券」
丸八証券の社風を一言で表すなら「実直で誠実な地元密着証券」といえるでしょう。流行を追うよりも顧客との長期的な信頼関係を大切にし、コツコツと積み上げる姿勢が評価される文化です。派手さはありませんが、「お客様のためになることをする」という原点を大切にする雰囲気が伝わってきます。
名古屋という地域性も影響しており、誠実・堅実・地道というキャラクターが組織に染み込んでいます。派手なパフォーマンスよりも継続的な顧客対応と実績の積み重ねが評価されやすい環境です。
評価される人物像
丸八証券で評価されやすい人物像は以下のような特徴を持ちます。顧客との継続的な関係構築を苦に思わない人、地道な営業活動を続けられる粘り強さを持つ人、金融・経済の知識を自らアップデートし続ける学習意欲のある人、そして地元・東海地方への帰属意識や愛着を持つ人が活躍しやすいとされています。
また、小規模組織であるがゆえに、上司・同僚・顧客との人間関係を円滑に保てるコミュニケーション能力も重要な評価軸となります。
表面的なイメージと実態の差
「地場証券は古い体質」というイメージを持つ人もいますが、東海東京フィナンシャル・ホールディングスグループ入り以降は、コンプライアンス強化・業務効率化・制度整備が進んでいると考えられます。一方で、営業スタイルは依然として人対人の対面重視であり、デジタル化の恩恵をフルに享受する文化とは異なります。この点を魅力と感じる人には適していますが、デジタルや効率化を重視したい人にとってはミスマッチになる可能性があります。
丸八証券の転職難易度
難易度:B級(中程度)
大手証券と比較すると選考の難易度は相対的に低いですが、証券営業としての素養・コミュニケーション能力・学習意欲は必須です。特に中途採用では即戦力を求めており、証券外務員資格の保有者や金融機関での営業経験者は優遇される傾向があります。
従業員138名という小規模企業であり、採用枠は毎年それほど多くありません。新卒採用では年6〜10名程度とされており、中途採用も少数精鋭の採用が行われます。選考倍率はそれほど高くない可能性がありますが、ミスマッチが生じると早期離職につながるため、双方向での適性確認が重要視されます。
理由1. 証券外務員資格と金融知識が差別化になる
証券業務を行うには証券外務員資格(一種・二種)が必要であり、未経験者は入社後に資格取得が求められます。中途採用では既に資格を保有していることが有利に働きます。また、株式・債券・投資信託・外国証券など幅広い金融商品の基礎知識を面接で示せると選考を通過しやすくなります。
理由2. 対面営業スキルと地域密着への意向
同社が最も重視するのは「対面で顧客と信頼関係を築く能力」です。過去の営業経験(業種は問わず)を通じて、顧客折衝力・提案力・粘り強さを示すエピソードが選考で求められます。加えて「名古屋・東海地方で長期的に働く意向」が明確であることが、入社後の定着率を示す重要シグナルとして評価されます。
理由3. 小規模採用での人物重視の選考
大手のスクリーニング型採用とは異なり、面接担当者との相性・人間性・誠実さが大きなウエイトを占める可能性があります。学歴フィルターより人物評価が重視されるため、準備次第で金融未経験者にもチャンスがあります。一方で「なぜ丸八証券か」という志望動機の深さが問われるため、事前のリサーチが欠かせません。
丸八証券の主な募集職種
対面営業を事業の柱とする同社では、証券営業職が採用の中心です。バックオフィスや管理部門の採用は不定期で、欠員補充が主となります。
- 証券個人営業(個人富裕層向け資産運用コンサルティング)
- 証券法人営業(中小企業・法人オーナー向け金融提案)
- アナリスト(市場調査・銘柄分析・営業支援)
- 経営企画(グループ戦略との連携・中期経営計画策定)
- コンプライアンス担当(法令遵守体制の整備・内部管理)
- 経理・財務事務(上場企業としての財務管理・IR対応)
- 営業事務・アシスタント(注文処理・顧客書類管理・バックオフィス支援)
丸八証券に向いている人
タイプ1. 長期的な人間関係構築が得意な人
証券営業の本質は短期的な取引ではなく、顧客の資産を長期的に守り育てるパートナーシップです。単発の商品販売より「10年・20年のお付き合い」を重視し、顧客の人生に深く関わることにやりがいを感じる人が同社の文化にフィットします。
タイプ2. 名古屋・東海地方でキャリアを築きたい人
全国転勤ではなく東海地方に根差したキャリアを望む人、地元の経済活動に貢献したい人にとって、丸八証券は魅力的な選択肢です。大都市の証券会社と比べて生活の質も高く、仕事と私生活のバランスを取りやすい面があります。
タイプ3. 金融の専門知識を武器にコンサルティング営業をしたい人
「商品を売る」営業ではなく「専門知識で顧客の課題を解決する」コンサルティング型の営業スタイルを目指す人に向いています。株式・債券・投資信託・外国証券・税務・相続まで幅広い知識が求められ、自己研鑽が続けられる人が活躍します。
タイプ4. 小規模組織で早期に裁量を得たい人
大企業の中で何年も下積みを続けるより、早期から顧客担当を持ち実戦で成長したい人に適しています。フラットな組織では年次よりも実力が評価されやすく、若手でも成果次第でポジションが与えられます。
タイプ5. 前職の顧客基盤・人脈を活かしたい人
地銀・信金・生命保険・不動産などの業種から転職し、これまで築いた地域での人脈・顧客関係を証券営業という新たな形で活かしたい人にも、丸八証券は有力な選択肢となります。
丸八証券に向いていない人
批判ではなくミスマッチ防止のための観点から、以下の特性を持つ方には別の選択肢を検討することを推奨します。
- タイプ:全国規模でのキャリアアップを望む人:丸八証券は東海地方に特化した組織であり、全国の主要都市で経験を積みたい人、大手証券のグローバルネットワークを活用したい人には狭いフィールドとなる可能性があります。
- タイプ:インターネット・デジタルを活用した証券ビジネスを志向する人:同社は対面営業に特化しており、フィンテックやオンライン証券的な業態とは距離があります。デジタルを核にしたビジネスモデルに関わりたい人には向きません。
- タイプ:高固定給・安定した給与を最優先する人:証券営業は業績連動賞与の比重が高く、成績次第で年収が変動します。安定した固定給を最優先とする場合は、業種・職種の再検討を検討してください。
- タイプ:短期間で大規模な組織マネジメント経験を積みたい人:従業員138名の小規模組織のため、大規模な組織マネジメント・大型プロジェクト統括の経験は積みにくい環境です。
- タイプ:東京・大阪などの大都市圏での就業を希望する人:本社・拠点が名古屋に集中しているため、首都圏・関西圏での勤務を希望する方には適していません。
丸八証券の選考対策
1. 「なぜ丸八証券か」の徹底深掘り
大手証券・ネット証券・銀行ではなく「対面特化の地域中堅証券」を選ぶ理由を、具体的に言語化することが最重要です。「名古屋に根付いて働きたい」「長期的な顧客リレーションを大切にした営業がしたい」「大手の組織論より早期裁量を優先した」など、自分の価値観と同社の特性がマッチしていることを明確に示してください。
採用担当者は早期離職のリスクを常に意識しています。「なぜ大手ではないのか」「なぜ名古屋なのか」という点を自分の言葉で伝えられることが、通過のカギとなります。
2. 証券・金融の基礎知識を面接前に磨く
証券外務員資格の勉強をしている、または既に保有していることは大きなプラスです。株式・債券・投資信託の基本的な仕組み、金融市場の動向への関心、日経平均株価や金利動向への理解を示せると好印象です。未経験の場合でも、主要な金融商品についての基礎理解を習得してから面接に臨みましょう。
3. 過去の営業・顧客対応経験を数値化する
金融機関出身者であれば、担当顧客数・預かり資産額・新規顧客獲得数などの数値を具体的に示してください。異業種出身者でも、営業成績・顧客継続率・新規開拓実績など定量的なエピソードを準備することが重要です。証券営業の適性を示す「根拠」として数値が機能します。
4. 東海・名古屋地域への帰属意識を示す
面接では、なぜ名古屋・東海地方で働き続けたいのかを自然に伝えることが重要です。地元出身者であれば地元愛や地域貢献意識を、Uターン転職者であれば生活拠点を移す決断の理由と名古屋への思いを語れると、採用担当者の安心感につながります。
5. 誠実さ・信頼性を全選考プロセスで発揮する
対面営業で顧客の資産を預かる仕事柄、誠実さと信頼性は最も重視される人格的要素です。遅刻・言葉遣いの乱れ・自己中心的な発言は即マイナスになります。服装・態度・言葉の選び方など、全てのシーンで「信頼できる人物」という印象を維持してください。
6. 同社のビジネスへの熱意と成長意欲を伝える
グループ入りした東海東京フィナンシャル・ホールディングスとのシナジー、同社の成長戦略、直近の業績回復傾向について事前に調査し、「成長している会社に参加したい」という積極的な意欲を示せると、採用担当者の印象に残りやすくなります。同社の公式サイトや有価証券報告書の確認は必須です。
丸八証券への転職で評価されやすい経験
- 地銀・信金・生命保険・損害保険など金融機関での顧客対応・営業経験
- 証券外務員一種・二種資格の保有(または現在勉強中)
- 個人富裕層・資産家・中小企業オーナーとのリレーション経験
- 投資信託・保険・不動産など金融商品の提案・販売実績
- 新規開拓営業での成果(訪問営業・テレアポ等)
- 顧客の相続・事業承継案件への関与経験
- 証券アナリスト(CFA・CMA)などの専門資格
- ファイナンシャルプランナー(FP)資格(1・2・3級)
- 法人営業での決裁者折衝・提案書作成経験
- 顧客データ管理・CRMツールの活用経験
- コンプライアンス遵守への意識と実績
- 地域金融機関・地場企業でのネットワーク構築実績
- 経済・株式・金融市場に関する深い自己学習歴
- チームでの目標達成経験・後輩育成・OJT経験
- 名古屋・東海地方の地域ネットワーク・人脈
特に評価されやすいのは、地方の金融機関(地銀・信金)で個人富裕層向け資産運用提案の経験を積み、証券外務員資格を保有しながら対面営業スキルを磨いてきた30〜40代のキャリアプロフェッショナルです。 東海地方への帰属意識が高く、長期的なキャリア設計を描いている方は、書類選考・面接の双方で高く評価される傾向があります。
まとめ
丸八証券は、1944年の創業から80年以上にわたって愛知・東海地方で対面証券営業を続けてきた地域密着型の会社です。東海東京フィナンシャル・ホールディングスのグループ入りで組織基盤が強化され、2026年3月期は増収増益と業績好調が続いています。
平均年収700万円程度、小規模組織での早期裁量、名古屋に根ざした安定したキャリアという特性は、大手証券とは異なる価値観を持つ転職者にとって魅力的な選択肢です。「顧客の資産形成に長期的に伴走したい」「地元・東海地方でプロフェッショナルとして認められたい」という志向を持つ方には、特に検討に値する企業といえます。
転職を検討する際は、業績連動の給与体系・営業スタイル・勤務地の特性を十分に理解した上で判断することが重要です。採用面接では同社の強みと自分のキャリア志向の一致を具体的に示し、「なぜ丸八証券か」を自分の言葉で伝えることが合否を左右するポイントとなります。
証券業界でのキャリアを真剣に考えているなら、丸八証券は大手とは違う形で本物の資産運用コンサルティングを学べる、可能性のある選択肢の一つです。まずは公式サイトや採用情報を確認し、自分のキャリア目標と照らし合わせてみてください。
