株式会社廣済堂は1946年創業(証券コード:7868、東証スタンダード上場)の複合事業会社です。創業から長らく印刷業を中核事業としていましたが、デジタル化による紙需要の長期的な縮小という業界構造の変化に対応するため、葬儀事業・人材紹介事業への多角化を進めてきた経緯があります。
現在の廣済堂は、印刷事業(DM印刷・精密印刷等)・葬儀事業(廣済堂ホール)・人材事業(薬剤師・介護職の人材紹介)という3つの事業を展開しています。これら3事業は市場環境・ビジネスモデル・職場文化が全く異なり、同じ廣済堂という名前でありながら「入る部門によって全く違う会社に入ることになる」というのが、転職者にとって最も重要な理解ポイントです。
全社平均年収は400万円前後と推定されており、業界平均並みの水準です。規模は中堅企業クラスであり、知名度は一般的には高くありませんが、葬儀部門ブランドとして「廣済堂ホール」は首都圏でよく知られています。本記事では転職エージェントの視点から、各事業の実態を率直に解説します。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社廣済堂 |
| 英語名 | KOSAIDO Co., Ltd. |
| 設立 | 1946年(昭和21年) |
| 代表者 | 木村 昭光(代表取締役社長) |
| 本社 | 東京都港区芝浦一丁目2番3号 芝浦ビル |
| 資本金 | 約20億円 |
| 従業員数 | 約1,200〜1,400名(連結) |
| 上場区分 | 東証スタンダード市場(証券コード:7868) |
| 売上高 | 約200〜250億円前後(連結、推計) |
| 平均年収 | 約400万円前後(全社推計) |
| 平均年齢 | 約40〜43歳前後 |
| 平均勤続年数 | 約12〜15年程度 |
| 事業内容 | 印刷事業・葬儀事業(廣済堂ホール)・人材事業(薬剤師・介護職紹介) |
廣済堂はかつて書籍・雑誌の印刷を中心とした印刷業の大手として知られていました。しかし出版市場の縮小・デジタルメディアの台頭に伴い、印刷事業だけへの依存から脱却するための事業多角化を積極的に進めてきました。
現在の事業ポートフォリオは、縮小市場での戦略的な生き残りを目指しながら、葬儀・人材という成長・安定事業とのバランスを模索している状態といえます。葬儀事業については「廣済堂ホール」というブランドで東京・神奈川を中心に展開しており、首都圏の葬儀業界で一定の認知度と安定した需要を獲得しています。
主な事業内容
廣済堂の事業は印刷・葬儀・人材の3部門に分かれており、それぞれが独立したビジネスモデルを持っています。事業間のシナジーは限定的であり、グループ全体での一体感より、部門ごとの独立した事業体としての性格が強い企業です。
転職者にとって重要なのは、この3事業それぞれが「どの程度の成長性・安定性・成熟度にあるか」を正確に把握した上で、自分が入るべき部門を選択することです。
印刷事業
ダイレクトメール(DM)印刷・精密印刷・パーソナライズ印刷(可変印刷)・梱包・物流までをカバーする、廣済堂の歴史的な中核事業です。顧客別にパーソナライズされたDM制作から発送代行まで一括対応するワンストップサービスに強みがあります。
ただし書籍・雑誌の印刷需要縮小に代表される業界全体のトレンドは廣済堂の印刷部門も直撃しており、売上高は長期的に縮小傾向にあります。高付加価値化(精密印刷・可変印刷・デジタル印刷との融合)や環境対応印刷といった差別化で収益維持を図っていますが、成長事業と位置づけることは難しい現実があります。
葬儀事業(廣済堂ホール)
「廣済堂ホール」ブランドで東京・神奈川を中心に葬儀ホールを複数運営する事業です。首都圏の葬儀市場は高齢化・人口集中により一定の需要が安定していることが特徴で、廣済堂ホールはこの市場で認知度を持つブランドとして安定した集客を維持しています。
葬儀事業は「縮小ではなく需要が安定している」という観点では、印刷事業とは対照的なポジションです。ただし24時間対応・土日祝が繁忙期になるという業種特性があり、勤務形態の面での適性確認が重要です。葬儀会館のスタッフ・プランナー・営業など複数の職種があります。
人材事業
薬剤師・介護職を中心とした医療・介護系専門職の人材紹介事業です。少子高齢化の進展に伴い、薬剤師・介護士の需要は構造的に拡大している市場であり、人材紹介業として成長性が見込める分野への参入です。
ただし、薬剤師・介護職の人材紹介市場は競合が多く、マイナビ・リクルート・メディカル系専門会社などとの厳しい競争環境の中で事業を展開しています。廣済堂の人材事業は大手と比較するとネームバリュー・データベース規模での格差があり、差別化の継続が課題です。
廣済堂の強み
強み1. 首都圏葬儀市場での「廣済堂ホール」ブランド認知
廣済堂ホールは東京・神奈川の首都圏において一定の認知度を確立した葬儀ブランドです。葬儀という市場は顧客が一生に数回しか利用しないサービスでありながら、知名度・信頼性が選択の決め手になります。首都圏での長年の実績が醸成したブランド認知は、新規参入が簡単には追いつけない優位性です。転職者にとっては、確立されたブランドの下で葬儀のプロとして働けることが大きな価値です。
強み2. 印刷×DM×物流のワンストップ対応力
廣済堂の印刷事業が持つ強みは、単純な印刷だけでなくDM制作・個別パーソナライズ・封入・発送までをワンストップで対応できるオペレーション能力です。顧客の営業・マーケティング活動に直結するDMソリューションとして、特定の企業顧客から継続的な受注を得ている基盤があります。
強み3. 医療・介護系人材紹介市場への参入による成長性
薬剤師・介護職の人材紹介市場は、高齢化社会の進展とともに構造的な成長が見込まれる分野です。廣済堂の人材事業はこの成長市場でのポジション獲得を目指しており、将来の収益柱として育成が進んでいます。人材業界でのキャリアを医療・介護という専門市場で積みたい人材に機会があります。
強み4. 東証スタンダード上場企業としての透明性と安定性
上場企業として財務情報の開示義務・コーポレートガバナンスの整備・株主への説明責任が課せられており、経営の透明性が一定程度担保されています。中小企業と比較した場合の制度的な安心感と、財務情報の確認可能性は転職先として評価できる点です。
強み5. 複合事業ゆえの景気耐性
印刷・葬儀・人材という3つの異なる市場に展開することで、特定の市場環境の悪化による全社的な業績悪化リスクを分散しています。葬儀の需要は景気変動の影響を受けにくく、人材紹介も人手不足という構造的要因が下支えしているため、景気後退期でも一定の収益を維持する耐性があります。
強み6. 印刷業界での長年のDM・マーケティング支援実績
創業から続く印刷事業の歴史の中で、顧客のマーケティング活動を支援するDMソリューションの実績と顧客関係が蓄積されています。金融・通信・流通など多様な業種の顧客を持つネットワークは、他事業展開の基盤としても機能しています。
廣済堂の年収事情
廣済堂の全社平均年収は400万円前後と推定されます。東証スタンダード上場の中堅企業として、業界の中では標準的な水準です。事業・職種によって年収レンジには300万円台から550万円台まで幅があり、平均値だけで判断せず志望職種の水準を個別に確認することが重要です。
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 想定年収レンジ |
|---|---|
| 印刷営業 | 350〜500万円 |
| 印刷オペレーター・製版 | 300〜430万円 |
| DM企画・ソリューション営業 | 380〜520万円 |
| 葬儀プランナー・セレモニーディレクター | 350〜480万円 |
| 葬儀施設スタッフ・フロント | 290〜390万円 |
| 葬儀営業・事前相談員 | 350〜500万円 |
| 人材キャリアアドバイザー | 350〜520万円 |
| 人材リクルーティングアドバイザー | 380〜550万円 |
| 管理部門(経理・人事・総務) | 380〜520万円 |
給与制度の特徴
廣済堂の給与制度は年功序列型をベースにしながら、部門によって成果連動の要素が加わる形です。人材事業のキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザー職は、達成した紹介成功件数・売上に連動したインセンティブが付与されるため、実績に応じて年収が変動します。
葬儀事業の施設スタッフや印刷製造職は年功序列型の安定した給与体系ですが、大幅な昇給は期待しにくい構造です。全体的に「安定しているが大きく増えない」という印象を持つ社員が多い賃金体系といえます。
年収を見る際の注意点
- 全社平均年収は3事業すべての従業員を含む平均であり、職種間のばらつきが大きい
- 葬儀施設の現場職や印刷製造職は、全社平均より低い水準になる場合が多い
- 人材事業のアドバイザー職はインセンティブ次第で変動するため、固定給と変動給の割合を事前に確認する
- 深夜・休日対応が発生する葬儀現場では、各種手当による収入上乗せがある場合がある
- 中途入社時の処遇は前職経験・職種によって個別交渉になるため、必ず書面での確認を怠らない
廣済堂の働き方・福利厚生
勤務時間・休日制度
廣済堂の勤務時間・休日は部門によって大きく異なります。本社・コーポレート部門は標準的な9時〜17時30分の勤務・完全週休2日制ですが、葬儀事業は葬儀の性質上365日・24時間対応が必要なため、シフト制・夜間対応・土日祝の勤務が発生します。
印刷部門は制作・製造の締め切りに合わせた繁忙期があり、月末・期末に業務が集中する傾向があります。人材事業は顧客(求職者・医療機関)の都合に合わせた勤務調整が必要で、土曜日に面談対応が入るケースもあります。
働く場所・リモートワーク
本社は東京都港区芝浦で、浜松町・田町エリアへのアクセスが良好な立地です。印刷工場は関東近郊に拠点があります。葬儀事業は各廣済堂ホール施設への配属となり、首都圏の複数拠点が勤務地となります。
リモートワーク制度は本社・コーポレート・人材事業を中心に導入が進んでいますが、葬儀施設のスタッフや印刷製造職は現場出社が必須です。
主な福利厚生
- 社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
- 退職金制度
- 交通費支給
- 各種慶弔見舞金
- 育児休業・育児短時間勤務制度
- 介護休業制度
- 定期健康診断
- 資格取得支援(葬儀ディレクター試験等)
- 人材事業の研修制度(業界知識・コンサルティングスキル)
- 社員食堂(一部拠点)
- 社内互助会・共済制度
働き方を見る際の注意点
葬儀事業の現場職は「人の死に関わる仕事」という精神的な負荷がある職種です。遺族の方々と向き合う中で感情的な影響を受けやすく、それを仕事として継続する精神的な強さと、適切なセルフケアが求められます。シフト制・夜間対応という勤務形態は、プライベートの予定が立てにくい面もあります。印刷製造職は立ち作業・工場環境での勤務が基本です。志望職種の働き方の実態を入社前に詳しく確認することをお勧めします。
廣済堂の社風・カルチャー
一言で表すなら「伝統的な印刷業出身の、多角化途上の中堅企業」
廣済堂の社風を一言で表すなら「印刷業の伝統を持ちながら、変化への対応を模索している誠実な中堅企業」です。長年の印刷業での実直なものづくりの文化が根底にある一方、多角化した事業ごとにカルチャーが異なる面もあり、3事業の社風はかなり独立しています。
全体的には「真面目で誠実だが保守的な面もある」という評価が多く、急激な変化や革新的な取り組みよりも、着実な業務遂行を重視する文化です。中堅企業ゆえに経営との距離が近く、現場の声が届きやすいという面もあります。
評価される人物像
廣済堂で評価される人物像は事業によって異なりますが、共通するのは「誠実に顧客と向き合い、コツコツと実績を積み上げる人」です。葬儀事業では遺族への誠実なホスピタリティ、印刷事業では顧客の要求品質への丁寧な対応、人材事業では求職者・企業双方への誠実なコンサルティングが評価されます。
派手さより実直さ、変化への柔軟な対応力、部門内での協調性が重視される傾向があります。
表面的なイメージと実態の差
廣済堂という社名から「本の印刷をしている老舗企業」というイメージを持つ方もいますが、現在は葬儀・人材という印刷とは全く異なる事業が収益の重要な柱になっています。逆に「安定した大手印刷会社」というイメージで入社しようとすると、印刷事業の縮小傾向というギャップに直面する可能性があります。現在の廣済堂は「変革の途上にある複合事業会社」という正確な理解が必要です。
廣済堂の転職難易度
難易度:C〜D級(業界経験者は特にアクセスしやすい)
廣済堂への転職難易度は全体としてC〜D級と評価されます。知名度が高い大手企業と比較して採用競争は激しくなく、各事業分野での実務経験を持つ人材であれば書類選考・面接を通過できる可能性が高い環境です。
ただし各事業での即戦力が求められる場合は、関連する業界経験が実質的な条件になります。葬儀経験者・印刷業経験者・人材紹介経験者は特に評価されやすい環境です。
理由1. 知名度が高くないため応募母集団が大きくなりにくい
廣済堂という社名は一般的な知名度が高くないため、大手有名企業のように多数の志望者が集まるわけではありません。この結果、各ポジションへの競争率は大手と比べて低くなる傾向があります。これは転職希望者にとっては選考通過率の高さというメリットです。
理由2. 各事業での業界経験者を優遇する即戦力採用が中心
廣済堂の中途採用は各事業での即戦力を期待した採用が多く、葬儀業・印刷業・人材紹介業での経験者が選考で有利です。未経験からのポテンシャル採用が全くないわけではありませんが、経験者と比べると選考の通過率に差が生じます。
理由3. 事業の将来性への不安が志望者を限定する
印刷事業の縮小傾向という業界課題が認知されているため、業界に詳しい人材ほど廣済堂の印刷部門へのポジティブな志望者が限られます。この結果、採用競争が激しくなりにくい状況が生まれています。
廣済堂に向いている人
1. 葬儀・セレモニー業界でプロとして働きたい人
人の最後の場を支えることに深い意義を感じ、遺族への真摯なサービスをプロとして提供したい人に向いています。廣済堂ホールという確立されたブランドの下で、葬儀のプロとしてのキャリアを積みたい方に適した環境です。
2. 医療・介護系人材紹介でキャリアを積みたい人
薬剤師・介護士という成長需要のある専門職の人材紹介に特化したキャリアを積みたい人に向いています。医療・介護という社会貢献性の高い分野でのキャリアコンサルタントとして成長できます。
3. 実直に働き、安定した職場を求める人
革新的な高成長企業より、着実に業務を行い長期的に安定した職場を求める人に向いています。廣済堂の誠実で実直な文化は、派手さより堅実さを重視する方にフィットします。
4. 中小〜中堅企業ならではの経営との近さを活かしたい人
大企業のような層の厚い組織ではないため、比較的上層との距離が近く、自分の働きが会社全体に見えやすい環境で仕事をしたい人に向いています。
5. 印刷業の専門スキルを活かしつつキャリアを継続したい人
印刷・DM・製版・品質管理等の専門スキルを持つ方が、これまでの経験を活かして転職を検討する場合に、廣済堂の印刷事業は受け入れ先の選択肢になります。ただし業界の将来性を十分理解した上での選択が重要です。
廣済堂に向いていない人
ミスマッチ防止のためにお伝えします。
- タイプ1. 高い年収・大幅な賞与を求める人: 全社平均年収400万円前後という水準は大手企業と比べると低めで、急激な年収増加は期待しにくい環境です
- タイプ2. 事業成長・新規事業への挑戦に期待する人: 印刷事業は縮小市場、葬儀・人材事業は成長途上ですが、スタートアップ的な急成長や大胆な新規事業への投資は現在の廣済堂のフェーズとは合いません
- タイプ3. 葬儀の現場に感情的な抵抗がある人: 葬儀現場では人の死と向き合うことが日常であり、精神的な適性と覚悟が必須です。感情的に苦しくなる可能性がある方にはお勧めできません
- タイプ4. リモートワーク・フレキシブルな勤務環境を重視する人: 葬儀現場・印刷製造職は現場出社が必須で、フレキシブルな働き方への対応は職種によって大きく限られます
- タイプ5. ブランド・知名度の高い企業への入社を重視する人: 廣済堂の認知度は一般的にそれほど高くなく、「有名企業で働く」というステータスを求める方には合いません
廣済堂の選考対策
1. 志望する事業部門を明確にして応募する
廣済堂の3事業は全く異なる職場であるため、「廣済堂に入りたい」という漠然とした志望ではなく、「葬儀事業のセレモニーディレクターとして働きたい」「人材事業の薬剤師担当アドバイザーとして貢献したい」という具体的な志望ポジションを明確にして選考に臨む必要があります。
2. 業界経験・関連スキルを具体的に示す
各事業で即戦力を求める中途採用が中心のため、志望する部門での業界経験・関連スキルを具体的に整理してアピールすることが重要です。葬儀業・印刷業・人材紹介業での実務経験がある場合はそれを主軸にした書類・面接準備を行いましょう。
3. 葬儀事業志望者は精神的な適性を誠実に伝える
葬儀事業への志望者には、「なぜ葬儀の仕事を志望するか」という動機の真剣さと、「人の死と向き合う仕事を続けられる精神的な強さ・覚悟」を誠実に伝えることが重要です。単なるサービス業として捉えるよりも、その仕事の意義や重みへの理解を示せると評価されます。
4. 人材事業志望者はコンサルティングへの適性を示す
薬剤師・介護職の人材紹介アドバイザーを志望する場合、キャリアコンサルタントとしての傾聴力・提案力・医療・介護業界への理解を示すことが求められます。過去に接客・コンサルティング・営業で成果を出した経験をエピソードで語れる準備をしましょう。
5. 廣済堂ホールへの具体的な知識を示す(葬儀志望者)
葬儀事業への転職志望者は、廣済堂ホールのサービス内容・展開地域・他社との差別化点を事前に調査しておくと、選考で具体的な話ができて好印象につながります。実際に廣済堂ホールを利用された方・知人に聞いたエピソード等も交えると誠実な関心が伝わります。
6. 複合事業ゆえの将来性への自分なりの見解を持つ
「印刷事業の縮小をどう見ているか」「廣済堂の3事業の中でどれが成長すると思うか」という問いに対して、自分なりの考えを持って面接に臨むことが評価されます。業界の課題を理解した上で「それでも廣済堂に入りたい理由」を語れる人材が、採用担当者に安心感を与えます。
廣済堂への転職で評価されやすい経験
- 葬儀業・葬祭業でのセレモニーディレクター・プランナー・運営スタッフ経験
- 葬儀関連の有資格者(葬儀ディレクター技能審査資格等)
- 冠婚葬祭・ブライダル・ホテルでのホスピタリティ業務経験
- 印刷業でのオフセット印刷・DTP・製版・品質管理の実務経験
- DM企画・ダイレクトマーケティング・可変印刷の業務経験
- 人材紹介・人材派遣業でのキャリアアドバイザー・RAの実務経験
- 医療・介護業界での就業経験(求職者理解につながる)
- 薬局・病院・調剤薬局等での薬剤師関連業務経験
- 介護施設・訪問介護等での介護スタッフ・相談員経験
- 営業経験(特に法人営業・ルート営業・提案型営業)
- 顧客への傾聴・コンサルティングが重要なサービス業経験
- 不規則勤務・シフト制勤務への対応経験(葬儀現場)
- 医療・介護系の転職エージェント・採用コンサルタント経験
- データ分析・DMマーケティング支援の実務経験
- コールセンター・カスタマーサポートでの顧客対応経験
特に評価されやすいのは、各事業に直接関連する実務経験の持ち主です。葬儀事業では葬儀・ホスピタリティ業経験者、人材事業では医療・介護系専門職の紹介経験者が最も評価されます。業界経験がある場合はそれを最大限アピールすることが、選考突破の最短ルートです。
まとめ
株式会社廣済堂は、印刷・葬儀・人材という3つの全く異なる事業を持つ東証スタンダード上場の複合事業会社です。転職先として検討する際の最大のポイントは「どの事業部門に入るかで職場環境・年収・将来性が全く異なる」という事実を正確に理解することです。
印刷事業は長期的な縮小傾向にある成熟市場ですが、DM・可変印刷という特定ニーズでは安定顧客を維持しています。葬儀事業(廣済堂ホール)は首都圏での確立されたブランドと安定した需要が強みで、専門職としての誇りを持てる仕事です。人材事業は成長市場への参入ですが、競合が多く差別化が課題という状況です。
全社平均年収は400万円前後と高い水準ではありませんが、転職難易度はC〜D級と比較的アクセスしやすい企業です。葬儀・人材・印刷各分野の業界経験者にとっては、スキルを直接活かせる転職先として実際的な選択肢になります。「入る事業を明確に決めて、その事業の実態を十分に理解した上で志望する」というアプローチが、廣済堂への転職を成功させる最重要の心得です。業界の変化を正直に受け止めながら、自分の強みが活きる部門への転職を前向きに検討してみてください。
