鹿島建設株式会社は1840年(天保11年)に創業した、日本で最も歴史あるスーパーゼネコンの一角です。東証プライム上場(証券コード:1812)。東京スカイツリー・六本木ヒルズ・東京国際フォーラム・リニア中央新幹線の一部区間という、日本のランドマーク建設物・基幹インフラを連続して手がけてきた「土木・建築の総合力」が唯一無二の強みです。
平均年収1,185万円(単体・2025年3月期・平均年齢42.6歳)はスーパーゼネコン5社の中でもトップクラスであり、建設業界全体でも最高水準です。中途採用比率61.4%(2023年度)という積極採用の姿勢が際立っており、施工管理経験者・設計者・建設DX人材・IT職など多様な職種での採用機会が開かれています。連結売上高は約2兆3,700億円(2025年3月期)、グループ全体で約22,000名を擁する国内最大級の総合建設グループです。
本記事では転職エージェントの視点から、鹿島建設の事業内容・強み・年収・働き方・転職難易度・選考対策を詳しく解説します。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 鹿島建設株式会社 |
| 英語名 | KAJIMA CORPORATION |
| 創業 | 1840年(天保11年) |
| 設立(法人) | 1930年 |
| 代表取締役社長 | 天野 裕正 |
| 本社所在地 | 東京都港区元赤坂1-3-1 |
| 資本金 | 814億4,600万円 |
| 単体従業員数 | 8,854名(2025年3月) |
| 連結従業員数 | 約22,000名 |
| 上場区分 | 東京証券取引所プライム市場(証券コード:1812) |
| 連結売上高 | 約2兆3,700億円(2025年3月期) |
| 平均年収(単体) | 1,185万円(平均年齢42.6歳・2025年3月期) |
| 平均年齢 | 42.6歳(2025年3月期) |
| 中途採用比率 | 61.4%(2023年度) |
| 事業内容 | 建築・土木・エンジニアリング・設計・海外建設・建設DX |
鹿島建設は「スーパーゼネコン5社」(大成建設・大林組・清水建設・竹中工務店・鹿島)の一角として、売上高・利益率・技術力で業界をリードする存在です。「安全・品質・技術の鹿島」というブランドは国内外のディベロッパー・発注者から高く評価されており、超難工事・高度な技術が要求されるプロジェクトに際して指名を受けるケースが多いです。2024年問題(建設業への時間外労働規制適用)への対応として、建設DX・自動化建機の活用による生産性向上と賃上げを積極的に推進しています。
主な事業内容
鹿島建設の事業は「建築・土木・設計・海外・開発投資」という複数の柱で構成されており、単なる「工事を行う会社」を超えた「総合建設エンジニアリング企業」という性格を持っています。建設の設計から施工・完成後の管理まで一貫したサービスを提供できる体制が、超大型プロジェクトでの発注者からの信頼につながっています。
建築事業
超高層ビル・大規模商業施設・病院・学校・工場・研究施設など多様な建築物の設計・施工を行います。六本木ヒルズ森タワー(施工)・東京国際フォーラム(施工)など、東京の代表的な建築物を多数手がけています。耐震・免震技術・制振技術での先進的な研究開発が国際的にも評価されており、地震大国日本の建築物の安全性確保に貢献しています。
オフィスビル・データセンター・物流施設という現代の基幹インフラの建設需要も旺盛であり、特に大規模データセンター・半導体工場・物流施設の建設受注が近年急速に拡大しています。
土木事業
橋梁・トンネル・ダム・地下鉄・高速道路・港湾・空港という大規模インフラの建設が土木事業の核心です。東京スカイツリーの基礎工事・東京外環道の地下トンネル工事・リニア中央新幹線の一部区間という最難工事を担当しており、「技術的に最も困難なプロジェクトを任せられるゼネコン」という地位を確立しています。
原子力発電所・LNG基地・火力発電所などエネルギーインフラの建設にも強みを持ち、高度な品質管理・安全管理が求められる案件での実績が際立ちます。国内インフラの老朽化更新・国土強靭化という長期の政策需要を背景に、土木事業の需要は中長期的に持続すると見込まれています。
設計事業
鹿島建設グループの設計部門・グループ会社が建築設計・構造設計・設備設計という多様な設計業務を一貫して行います。自社の施工案件の設計のみならず、設計専業事業者として他社施工物件の設計受注も行っています。BIM(Building Information Modeling)の活用・デジタル設計ツールの導入による設計品質の向上と効率化を推進しています。
海外建設事業
KAJIMA USA・Kajima Development Corporation(米国)を中心に、シンガポール・タイ・マレーシア・ベトナム・英国など多数の海外拠点を通じた国際的な建設事業を展開しています。特に米国では複数の大型プロジェクトを継続受注しており、海外売上比率は年々拡大傾向にあります。グローバルに活躍できる建設のプロフェッショナルとして、海外勤務・海外案件担当の機会が豊富です。
建設DX・スマート建設
「鹿島スマートフューチャービジョン」のもと、BIM・AI・IoT・ロボット建機という最先端テクノロジーの建設現場への導入を業界で先駆的に推進しています。自律型建設ロボット・AIを活用した施工品質自動検査・ドローン測量・工程管理AI化など、建設の「デジタル変革」において国内でのトップランナーポジションを確立しています。「2024年問題」への対応(残業規制対応)としての生産性向上においても、建設DXは鹿島の中期経営計画の最重要テーマです。
鹿島建設株式会社の強み
強み1. 190年の歴史が生んだ「超難工事を完遂する技術力」
スカイツリーの電波塔施工・リニア新幹線のセグメント工事など、他社が技術的に対応困難な超高難度工事を連続して完遂してきた技術力の蓄積は、鹿島の最も根本的な強みです。190年以上の施工実績から蓄積された構造技術・地盤技術・施工管理ノウハウは容易には模倣できない競争優位です。「どんな難工事でも鹿島に頼めば安心」という発注者の信頼が、継続的な受注につながるブランド価値を形成しています。
強み2. 建設業界最高水準の平均年収1,185万円
スーパーゼネコン5社の中でもトップクラスの平均年収1,185万円は、建設業界が「高い技術力・過酷な現場環境」の仕事に見合った報酬を提供する方向への業界転換の象徴です。2024年問題への対応として「賃上げ+生産性向上」という方針を明確にしており、今後も建設業での高水準の処遇が期待されます。
強み3. 中途採用比率61.4%という積極採用姿勢
2023年度の中途採用比率61.4%は、大手企業の中でも際立って高い水準です。施工管理技士・建築士などの資格保有者はもちろん、建設IT・BIM・経営企画・財務・人事という非技術職でも積極的な採用が行われています。建設業界での経験者にとって、鹿島への転職機会は他の大手企業と比較して広く開かれています。
強み4. 建設DXでの業界先行と先端技術開発力
自律型建設ロボット・AI施工管理・BIM/CIMの全社展開という建設DXでの先行投資が、生産性向上・品質向上・安全性向上の三方面での競争優位を生み出しています。建設DXのエキスパートとして、デジタル技術を活用した建設プロジェクトの変革に取り組みたいIT・デジタル人材にとっても魅力的な環境です。
強み5. グローバル建設ネットワークと海外成長市場へのアクセス
米国・アジア・欧州という多様な市場での大型プロジェクト受注実績は、国内建設市場の成熟化という課題に対する有力な成長エンジンです。特に米国での大型建設プロジェクト受注は順調に拡大しており、グローバルな建設エンジニアリング企業としての地位を強化しています。
鹿島建設株式会社の年収事情
鹿島建設の平均年収1,185万円(単体・2025年3月期)は建設業界で国内最高水準です。スーパーゼネコンとしての収益力を背景に、優秀な人材確保のための積極的な報酬水準引き上げが進んでいます。
職種別の想定年収レンジ
| 職種・年代 | 年収目安 |
|---|---|
| 施工管理・設計(20代前半) | 450〜600万円 |
| 施工管理・設計(20代後半〜一級資格取得) | 600〜800万円 |
| 施工管理・現場代理人(30代中堅) | 800〜1,100万円 |
| 現場所長・設計課長(40代) | 1,100〜1,400万円 |
| 工事部長・主任部員 | 1,300〜1,700万円 |
| 部長・執行役員 | 1,600〜2,200万円超 |
| IT・建設DX専門職(中堅) | 700〜950万円 |
| 経営企画・財務(管理職) | 900〜1,200万円 |
| 海外事業(現地管理職) | 1,000〜1,500万円 |
給与制度の特徴
基本給+各種手当(現場手当・宿舎手当・技術系資格手当)+年2回の賞与という構成が基本です。現場施工管理職は現場手当が加算されることで、スタッフ部門より総支給額が高くなる傾向があります。一級土木施工管理技士・一級建築施工管理技士・一級建築士などの難関資格の取得者には、資格手当が継続的に支給されます。2024年問題対応として基本給の引き上げが進んでおり、若手・中堅の処遇改善が業界全体で加速しています。
年収を見る際の注意点
- 平均年収1,185万円は全社平均(スタッフ職・現場職・管理職を含む)であり、若手の初期処遇は500万円台からのスタートとなる
- 現場施工管理職は現場手当・宿舎手当が含まれるため、「基本給+固定手当」の金額と現実の受取総額が異なるケースがある
- 工期の山場・繁忙期における残業の発生が年収水準に影響する(残業代込みの年収は平均を上回る場合がある)
- 海外赴任者には現地生活手当・赴任手当など海外特別手当が別途支給される
鹿島建設株式会社の働き方・福利厚生
勤務時間・休日制度
- スタッフ部門:フレックスタイム制(コアタイムあり)・テレワーク導入
- 現場施工管理職:工期・現場状況により業務時間が変動(2024年問題対応で規制遵守を推進中)
- 土日祝日休みが基本(現場職は一部週休2日の確保を推進)
- 年間休日:約120日程度
- 夏季・年末年始・GWの長期連休あり
- 育児休業・産前産後休業:整備・推進中
- 介護休業・看護休暇あり
働く場所・リモートワーク
本社・支店のスタッフ部門(経営企画・財務・人事・IT・設計等)はフレックス制・テレワーク導入が進んでいます。現場施工管理職は工事現場への常駐が基本であり、現場近くの宿舎への居住(宿舎手当支給)が求められるケースがあります。全国各地の大型工事現場への転勤・出張が発生する職種特性であり、「転勤あり」という点は入社前に十分確認が必要です。
主な福利厚生
- 社会保険完備
- 確定給付年金・確定拠出年金(DC)・企業年金
- 財形貯蓄制度
- 社員持株会制度
- 住宅手当・借上社宅・独身寮
- 現場手当・宿舎手当(現場施工管理職)
- 技術系資格取得支援・試験費用補助
- 語学研修(海外事業参画者向け)
- 社内研修・eラーニング(管理職研修・技術研修等)
- 健康診断(法定以上のオプションあり)
- メンタルヘルス・EAP(従業員支援プログラム)
- 育児・介護支援
働き方を見る際の注意点
建設業全体が「2024年問題」(時間外労働規制の強化)への対応を迫られており、鹿島も業界の先頭に立ってBIM・ロボット建機・AI活用による生産性向上と残業時間削減を推進しています。しかし現場施工管理という仕事の性質上、工期の直前・トラブル対応時には一定の長時間対応が求められるケースは残ります。入社前に担当する現場・工種・工期を確認し、具体的な働き方を理解した上での入社判断をお勧めします。
鹿島建設株式会社の社風・カルチャー
一言で表すなら「技術の誇りと巨大建設への情熱を持つ職人集団」
鹿島建設の社風の根底にあるのは「技術への誇り」「品質・安全への徹底したこだわり」「困難なプロジェクトを完遂する達成感」という建設のプロフェッショナリズムです。「鹿島でなければできない工事がある」という自負が組織の誇りの源泉であり、技術力・施工管理能力の高さが組織内で最も尊重される文化です。
会社の方向性としては「伝統的な建設技術の継承」と「最先端デジタル技術による建設変革」の両立を追求しており、ベテランの職人的技術力と若手のデジタルネイティブ感覚が融合する組織変革の過渡期にあります。
評価される人物像
- 建設の「難しさ」に真っ向から向き合い、問題を解決することに喜びを感じる人
- 安全・品質への高い使命感を仕事の基底に持てる人
- 現場の最前線でチームをまとめながら成果を出せるリーダーシップ
- 建設DX・テクノロジー活用による「建設業の変革」に情熱を持てる人
- 国内外の超大型プロジェクトに果敢に挑戦できる積極性と体力・精神力
表面的なイメージと実態の差
「建設会社だから古い文化・体育会系」というイメージに対して、鹿島建設は建設DX・BIM・AIという最先端技術の積極導入を業界でトップレベルで進めており、技術系・デジタル人材には最先端の仕事環境が用意されています。また「現場施工管理は過酷」というイメージも、2024年問題対応での残業削減・現場環境改善の取り組みにより変化しつつあります。ただし大型プロジェクトへの関わりという職種の性格上、全国転勤・長期出張という働き方は基本的な条件として続きます。
鹿島建設株式会社の転職難易度
難易度:B〜A級(施工管理経験者はB・スタッフ職・設計はA)
鹿島建設への転職難易度は職種によって差があります。施工管理経験者(特に一級土木・一級建築施工管理技士の資格保有者)については中途採用比率61.4%という積極採用姿勢が示すとおり、比較的選考を通過しやすい状況です。一方、設計職・スタッフ職(経営企画・財務・人事)は応募者数が多く競争倍率が高い傾向があります。
理由1. 一級施工管理技士・建築士保有者は強い採用ニーズ
「2024年問題」への対応と大型プロジェクトの増加という二重の要因から、鹿島の施工管理経験者・一級資格保有者への採用ニーズは高水準で継続しています。同業他社での5〜10年以上の施工管理経験と一級資格を持つ候補者は、鹿島への転職において有力な競争力を持ちます。
理由2. 建設DX・BIM専門人材は激しい争奪戦
建設テクノロジーエンジニア・BIMコーディネーター・AIを活用した施工管理システムの開発者という人材は、鹿島をはじめスーパーゼネコン5社すべてが積極採用中であり、供給不足による採用競争が激しい状況です。「建設×IT」のダブルスキルを持つ候補者は複数社から並行して選考を受けるケースが多く、好条件での転職が期待できます。
理由3. 社格・ブランド力による高い応募集中
スーパーゼネコンとしての社格・建設業界での最高峰ブランドへの憧れから、建設業界内外から一定数の応募が集まります。ブランドへの憧れだけでなく「鹿島で成し遂げたい具体的なプロジェクト・貢献ビジョン」を語れることが選考突破の条件です。
鹿島建設株式会社に向いている人
1. 日本・世界のランドマーク建設に携わりたい人
東京スカイツリー・リニア新幹線・次世代都市開発という「10年後・50年後に残る建設物」に自分の仕事の痕跡を刻みたいという情熱を持つ人が、鹿島という組織で最高の充実感を得られます。単なる「建設物を作る」のではなく「日本・世界の未来インフラを創る」という使命感が仕事の原動力になる人です。
2. 高い技術力と高年収を建設業界で両立させたい人
建設業界での専門技術を活かしながら、スーパーゼネコン水準(平均年収1,185万円)の報酬を実現したいという明確な目標を持つ人に、鹿島建設は最適な選択肢のひとつです。技術力と処遇の両立を実現できる数少ない日本企業のひとつです。
3. 建設DX・スマート建設の最前線でキャリアを築きたい人
BIM・AI・ロボット建機という建設テクノロジーの最先端分野で、業界変革を推進したいデジタル人材・IT人材にとって、鹿島建設は最もアクティブな投資を行っている職場環境のひとつです。「建設×テクノロジー」という交差点での挑戦をしたい人に最適です。
4. グローバルな建設プロジェクトに挑戦したい人
米国・アジア・欧州の海外大型プロジェクトに参画したい人には、鹿島建設の海外展開は豊富な機会を提供しています。英語力・異文化対応力を活かして世界規模の建設現場で活躍したいという人に向いています。
5. 難しい仕事に取り組む充実感・達成感を原動力にできる人
建設の仕事は複雑な技術課題・厳しい工期・チームマネジメントという難しさが伴いますが、それを克服して完成した建築物・インフラが社会に貢献するという達成感は他の仕事では得られない特別なものです。「困難な課題をチームで解決する喜び」を仕事の最大の報酬と感じる人が最適です。
鹿島建設株式会社に向いていない人
批判ではなく、ミスマッチを防ぐための情報です。
- 転勤・全国各地への現場赴任が難しい人: 大型工事現場への現地赴任は施工管理職の基本条件であり、特定地域への居住固定を強く希望する人は現場職への配属が難しい
- 建設・土木・設計への本質的な関心がない人: 建設という実体的な産業への関心・愛着なしには、日々の仕事のモチベーション維持が難しい
- 工期によるプレッシャー・繁忙期の集中業務が苦手な人: 建設プロジェクトの性格上、工期の山場での集中した業務発生は避けにくい
- IT・テクノロジー企業のような速い組織変革・自由な文化を求める人: スーパーゼネコンとして技術・品質への保守的なこだわりを持つ文化は、スタートアップ的な文化とは根本的に異なる
鹿島建設株式会社の選考対策
1. 「鹿島でなければできない仕事」への具体的な志望動機を持つ
鹿島建設の選考で最も重視されるのが「なぜ鹿島か」という志望動機の具体性です。「建設業界最高水準の技術力に惹かれた」という漠然とした動機ではなく、「リニア新幹線という前例のない超難工事に自分のXという経験でY形で貢献したい」「建設DXのZという課題解決に取り組みたい」という具体的なプロジェクト・課題と自分の貢献イメージを語れることが重要です。
2. 保有資格・施工実績を具体的に定量化して示す
一級土木施工管理技士・一級建築施工管理技士・一級建築士などの資格取得状況、担当してきたプロジェクトの規模(金額・規模・期間)、自分のプロジェクトでの役割と成果を具体的な数値・実績で示すことが施工管理・設計職での選考突破の核心です。「大型プロジェクトの○○億円規模の現場で□□の役割を担い、△△という成果を達成した」という定量的な実績提示が他候補者との差別化になります。
3. 建設DX・BIMへの理解と意欲を積極的にアピール
鹿島が建設DXに大きな投資を行っているという現状を踏まえて、BIM・AI・ロボット建機の活用に対する理解と意欲を選考で示すことが、単なる施工管理経験者との差別化につながります。「現職でBIMを活用した3D設計を担当していた」「AIを使った施工品質管理システムの導入に関わった」という具体的な経験は特に評価されます。
4. 安全・品質への高い使命感を語れる準備をする
鹿島建設は「安全・品質・技術」を組織の根幹に置いており、面接での「安全への考え方・品質へのこだわり」に関する質問が必ず出ます。自分が施工管理・設計職として安全管理・品質確保をどのように実践してきたかを具体的なエピソードで語れる準備が必要です。
5. 転勤・全国各地での勤務への積極的な意思表示をする
「どこの現場でも喜んで赴任します」「海外のプロジェクトにも挑戦したいです」という転勤・海外赴任への積極的な意思表示が、採用担当者に「即戦力として現場に配置できる候補者」という印象を与えます。居住制約がある場合は率直に伝えつつ、「その制約の中でどのように貢献できるか」という代案を示すことが重要です。
6. 「2024年問題」への鹿島の取り組みを事前に調査して語れる準備をする
建設業界の最大の課題である「2024年問題(時間外労働規制)」と鹿島が推進している対応策(BIM活用・ロボット建機・生産性向上施策)について事前に調査し、「自分はこういう形で2024年問題解決に貢献できる」という視点を選考で示すことが、業界への深い理解を印象づけます。
鹿島建設株式会社への転職で評価されやすい経験
- 一級土木施工管理技士・一級建築施工管理技士の資格保有と大型工事現場での管理実績
- 一級建築士・構造設計一級建築士としての大型建築物設計の実績
- スーパーゼネコン・準大手ゼネコンでの現場所長・主任・現場代理人の実績(5億〜50億円超規模)
- リニア・高速道路・橋梁・トンネル・ダムなどの大型土木インフラの施工管理経験
- データセンター・半導体工場・物流施設などの先端施設の建設管理経験
- 原子力施設・LNG基地・発電所などのエネルギー施設の建設管理経験
- BIM/CIM・Revit・Navisworksを活用した3D設計・施工管理の実務経験
- AI・IoTを活用した施工品質管理システムの開発・導入経験
- 海外建設プロジェクト(東南アジア・米国・欧州)での現場管理・マネジメント経験
- 建設コンサルタントとしての公共工事の設計・監理実績
- 大手ゼネコンでの経営企画・財務・購買・人事のマネジメント経験
特に評価されやすいのは、一級施工管理技士資格を持ちながら、BIM・AI活用という建設DXへの取り組み経験を持つ30代の施工管理経験者です。「技術力×デジタル変革への意欲」という両面を持つ候補者は、鹿島の求める「次世代の建設プロフェッショナル」像に合致し、高い採用優先度を持ちます。
まとめ
鹿島建設株式会社は「建設業界最高水準の技術力と処遇」を兼ね備えた、日本を代表するスーパーゼネコンです。1,185万円という平均年収・中途採用比率61.4%という積極採用姿勢・建設DXでの業界トップの投資という三つの要素が、建設業界での転職を考える人にとって最高の条件を提供しています。
転職難易度は職種によって異なりますが、施工管理経験者・一級資格保有者には相対的に開かれた機会があります。デジタル・IT人材には「建設×テクノロジー」という最先端フィールドが用意されています。
日本のランドマーク建設物・基幹インフラを自分の手で作り上げるという他の仕事では決して得られない達成感と誇りを持てる人には、鹿島建設は最高の職場です。しっかりとした準備と「鹿島で実現したい夢・貢献ビジョン」を持って、ぜひ挑戦してみてください。
