株式会社インターファクトリーは、2003年創業・東証グロース上場(証券コード:4057)のクラウドECプラットフォーム専業ベンダーです。看板プロダクトである「ebisumart」を中心に、EC構築・運用支援から売上成長支援、商品データ統合、AI活用まで、EC事業者の成長を一気通貫でサポートする事業を展開しています。
従業員数157名(単体)というコンパクトな規模ながら、売上高は約28億6,200万円(2026年5月期)に達しており、一人あたりの生産性は高水準を維持しています。EC市場が引き続き拡大するなかで、国内中堅〜大手ブランドのデジタルコマース基盤を担う存在として独自のポジションを確立しています。
転職者にとってインターファクトリーが面白い理由は、「EC専業」という一点集中の深さにあります。広告代理店系やSIer系の競合と異なり、EC領域のあらゆる課題——システム・マーケティング・データ・組織——を横断的に扱う経験が積めるのが特徴です。本記事では同社の実態を、転職エージェントの目線で解説します。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社インターファクトリー(Interfactory, Inc.) |
| 設立 | 2003年6月 |
| 代表者 | 蕪木 登(CEO) |
| 本社所在地 | 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グランブルーム 4階 |
| 資本金 | 1億1,600万円 |
| 従業員数 | 157名(臨時19名含まず、単体) |
| 上場区分 | 東証グロース市場(証券コード:4057、2020年8月25日上場) |
| 売上高 | 約28億6,200万円(2026年5月期) |
| 平均年収 | 651万円(有価証券報告書ベース) |
| 平均年齢 | 34.8歳 |
| 主要サービス | ebisumart、ebisu commerce、ebisu growth、EBISU PIM、EBISU AGENT |
| 事業内容 | クラウドコマースプラットフォーム事業、ECビジネス成長支援事業、データ利活用プラットフォーム事業 |
インターファクトリーは、EC専業として20年以上にわたり国内市場を深耕してきた企業です。2020年の上場以降は投資フェーズを継続しており、プロダクトラインナップの拡充とエンジニア・コンサルタントの採用強化を同時に進めています。本社は東京・飯田橋に構え、首都圏のEC事業者や大手ブランドとの距離が近い立地も強みの一つです。
売上高約28.6億円という規模は「小さすぎない、大きすぎない」という観点で転職市場において評価されます。上場企業としての透明性と、スタートアップに近いスピード感が共存しており、大企業では得られない意思決定の速さとキャリアの自由度を求める人材から注目を集めています。
主な事業内容
インターファクトリーの事業はEC事業者の「立ち上げ〜成長〜データ活用」というライフサイクル全体をカバーするよう設計されています。単一のプロダクトではなく、段階ごとに適切なソリューションを提供する「コマースプラットフォームエコシステム」として機能しています。
プロダクトはすべてECドメインに特化しており、汎用SaaSとは異なる深さと専門性が特徴です。各プロダクトが互いにデータ連携することで、EC事業者はバラバラなツールを寄せ集める必要がなく、一元的な管理基盤を持てる点が差別化の核心です。
ebisumart(クラウドECプラットフォーム)
インターファクトリーの中核プロダクトです。中堅〜大手ブランド向けのフルカスタマイズ対応クラウドECプラットフォームとして、BtoC・BtoBの両方のEC形態に対応しています。アパレル・化粧品・食品など、ブランド力を重視する企業が顧客基盤の中心です。
Shopifyのような低価格・標準化路線ではなく、複雑な商品管理・会員管理・物流連携などの要件にも対応できる柔軟性が強みです。SaaS型のためシステム維持コストを抑えながら、自社スクラッチに近いカスタマイズ性を実現しており、この「ミドルゾーン」に明確なニーズが存在しています。
ebisu commerce(EC事業立ち上げ・運用支援)
EC構築だけでなく、事業として成立させるための包括的な支援サービスです。戦略立案・サイト設計・コンテンツ制作・広告運用・CRM設計まで、EC事業の立ち上げに必要な要素をワンストップで提供します。
この領域は純粋なシステムベンダーとの差別化点であり、技術とビジネスの両面を理解したコンサルタントが関与するため、担当者の専門性が非常に高くなる傾向があります。クライアントの売上に直接コミットするポジションでもあり、やりがいと責任の大きさが特徴です。
ebisu growth(ECビジネス成長支援)
稼働済みのECサイトの売上・収益を伸ばすことに特化した支援サービスです。データ分析・施策立案・PDCAの実行支援を繰り返しながら、クライアントのEC事業のKPIを継続的に改善します。
成果報酬型の要素を含む場合もあり、エージェンシーのような動き方が求められます。デジタルマーケティング・ECアナリティクスのスキルを持つ人材にとって活躍しやすい領域で、コンサルタントとしての高度な提案力が磨かれる場です。
EBISU PIM(商品データ統合プラットフォーム)
PIMはProduct Information Managementの略で、複数チャネル・複数言語・複数SKUにまたがる商品データを一元管理するためのプラットフォームです。EC・実店舗・卸・海外展開など多チャネル展開する中堅〜大手ブランドの課題を解決します。
日本では認知度が低かったPIM市場に早期から参入した先行優位があり、グローバル展開を目指す日系ブランドからの引き合いが増加しているとされています。データエンジニアやデータマネジメント領域のキャリアを持つ人材にとっても活躍の余地があります。
EBISU AGENT(AI活用サービス)
生成AIをEC運営に組み込む最新ラインナップです。商品説明文の自動生成・パーソナライズ提案・CS対応の自動化など、EC現場の人手不足とコスト課題に対してAIで応えるサービスです。
プロダクト戦略上は将来的な収益の柱として位置づけられており、AI×EC領域の専門性を積みたいエンジニア・プロダクトマネージャーにとって先端経験が積める環境といえます。
株式会社インターファクトリーの強み
強み1. EC専業20年の深い業界知見
インターファクトリーは2003年の創業以来、事業の軸をECから外したことがありません。この一点集中の積み重ねは、EC領域における技術・営業・コンサルタント全員の「業界リテラシー」として組織に蓄積されています。競合がECをサービスメニューの一つとして持つのとは異なり、EC専業だからこそ得られる深度があります。
転職者にとっての意味は「同じ業界で20年積み上げた先輩たちから学べる環境」です。SIerやコンサルファームからEC領域に特化したキャリアへ転換したい人材にとって、学習密度の高い職場といえます。
強み2. 国内市場での明確なポジショニング
「中堅〜大手ブランドのBtoC・BtoB EC基盤」というターゲットセグメントを明確に絞ることで、汎用SaaSとの価格競争に巻き込まれず、専門性の高いコンペで勝負できています。Shopifyが取りにくい複雑要件の案件がインターファクトリーに流れてくる構造が定着しています。
この「指名で呼ばれる存在感」は、営業・コンサルタントにとって働きやすい環境を生み出します。プロダクトの優位性が明確なため、提案の入口を作りやすく、顧客との長期関係を構築しやすい傾向があります。
強み3. SaaS×プロジェクトのハイブリッド収益モデル
純粋なSaaSと純粋なSIの中間に位置するビジネスモデルが、収益の安定性と成長性を両立させています。SaaSのストック収益が基盤となることで、景気変動に対する耐性を持ちながら、プロジェクト型収益で成長を加速させる設計です。
上場企業として投資家に対して説明責任を持つため、収益構造の開示が充実しており、転職者も経営状況を把握しやすい透明性があります。財務健全性を重視する転職候補者にとっては安心材料となります。
強み4. エコシステム型のプロダクト群
ebisumart単体の提供にとどまらず、PIM・成長支援・AIまでEC事業者のライフサイクル全体をカバーするプロダクト群は、クロスセルによる顧客単価向上と解約率低下の両方をもたらします。一社のクライアントと長く深く関わる関係性が育まれるため、担当者にとっても顧客理解が深まりやすい環境です。
エンジニアにとっては、単一プロダクトの開発から複数プロダクトの統合・連携まで、多様な技術的課題に向き合えるメリットがあります。プロダクトマネージャーにとっても、エコシステム全体の設計に携われる機会は珍しいものです。
強み5. 34.8歳という若い組織と651万円の年収水準
平均年齢34.8歳・平均年収651万円という数字の組み合わせは「若手でも適切に評価される組織」を示しています。大企業のように年功序列で年収が積み上がる仕組みではなく、貢献度に応じた評価が行われていると推測されます。
30代前後でECやSaaSの専門性を持つ人材が、給与水準を落とさずに専門特化できる職場という観点での魅力度は高いといえます。転職エージェントの視点でも「スペシャリストとして深く掘りたい」人材への提案しやすい企業です。
強み6. 飯田橋という都心立地と上場企業の安定性
飯田橋グランブルームという都心アクセスの良い立地は、複数路線が利用でき通勤利便性が高い環境です。上場企業として財務情報の開示義務があるため、経営の透明性と安定性が担保されており、転職リスクを最小化したい候補者にとって安心できる要素です。
株式会社インターファクトリーの年収事情
インターファクトリーの有価証券報告書ベースの平均年収は651万円(平均年齢34.8歳)です。この水準はIT・SaaS系の中堅上場企業として標準的〜やや高めのゾーンに位置します。157名規模の企業としては比較的高い生産性と報酬水準を実現しており、EC専業の専門性が給与に反映されていると解釈できます。
ただし同社の採用職種は技術系・コンサル系・営業系と多岐にわたるため、職種・グレードによって年収の幅は相応にあります。以下は一般的な水準に基づく推計であり、実際の提示額は選考プロセスで確認することを推奨します。
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 想定年収レンジ(推計) |
|---|---|
| エンジニア(スタッフ) | 450〜600万円 |
| エンジニア(シニア・リード) | 600〜800万円 |
| プロダクトマネージャー | 600〜850万円 |
| ECコンサルタント(スタッフ) | 400〜550万円 |
| ECコンサルタント(シニア) | 550〜750万円 |
| 営業・カスタマーサクセス | 450〜650万円 |
| データアナリスト | 500〜700万円 |
| マネージャー職 | 750〜950万円 |
給与制度の特徴
157名規模の上場企業として、給与制度は一定の仕組み化が進んでいると推測されます。グレード制に基づく評価軸と、個人の貢献度・プロジェクト成果を反映する賞与・インセンティブ設計が組み合わさっている可能性が高いです。SaaS企業に多い「職種・スキルベースの等級制度」の導入が進んでいるとみられます。
ストックオプション(SO)については上場後の付与状況を有価証券報告書で確認することが可能です。創業期や上場前後のSOほどの上振れ期待は低いものの、中長期のインセンティブとして機能している可能性があります。
年収を見る際の注意点
- 平均651万円は平均年齢34.8歳時点の数字であり、年齢・経験が上がるにつれ変動する
- 職種によって年収帯に差があるため、エンジニアとコンサルタントを単純比較しない
- 賞与の業績連動性が高い場合、業績見通しによって変動リスクがある
- 中途入社の場合は前職年収・スキルに応じて個別設定されるケースが多い
- 福利厚生・社会保険の充実度も総合報酬として考慮する
株式会社インターファクトリーの働き方・福利厚生
インターファクトリーはIT企業として標準的な働き方改革の取り組みを進めており、上場企業としての情報開示基準に沿ったコンプライアンス意識が高い環境です。東京都千代田区飯田橋という立地を活かした柔軟な働き方が設計されています。
勤務時間・休日
標準的なフレックスタイム制またはコアタイム制の採用が見込まれます。IT・SaaS企業として、プロジェクトの繁忙期とオフ期の波があるため、平均的な残業時間はプロジェクト担当かどうかで変わります。年間休日は業界水準に沿った120日前後が推計されます(有休込みの実態は選考時に確認要)。
リモート・ハイブリッド勤務
コロナ禍以降のIT業界の標準として、フルリモートまたはハイブリッド勤務の制度が整備されていると見られます。ただし顧客対応・プロジェクト要件によって出社が必要な場面もあり、完全リモートではなくハイブリッド型が実態と推測されます。
福利厚生(確認済み・推計含む)
- 社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
- 交通費支給
- 確定拠出年金(DC)制度(上場企業として整備が見込まれる)
- 書籍購入補助・資格取得支援(IT企業として一般的な制度)
- 健康診断・ストレスチェック(法定要件として実施)
- フレックスタイム制またはコアタイム制の勤務時間管理
- 育児・介護休業制度(法定基準以上の整備が見込まれる)
- 産前産後休業・育休取得の実績(上場企業として開示義務)
- 有給休暇(法定付与・積立有休制度の可能性)
- 社員研修・スキルアップ支援プログラム
注意点
プロジェクト型の業務が多い性質上、繁忙期の業務量は変動しやすい傾向があります。また157名規模の企業であるため、大企業に比べて福利厚生メニューの多様性は限られる場合があります。具体的な福利厚生の詳細は採用選考時に最新情報を確認することが重要です。
株式会社インターファクトリーの社風・カルチャー
一言で表すなら「専門家集団の現場主義」
インターファクトリーは「EC一筋」で成長してきた企業であるため、社内にはEC領域の専門家が多く在籍しており、現場レベルの知見が組織の核になっています。大企業のような部門間の縦割りや煩雑な稟議は少なく、専門性と実績を持つ人材が活躍しやすい環境だと評されます。
34.8歳という平均年齢と20年の業歴が組み合わさることで、「経験は豊富だが組織は硬直していない」という特徴が生まれています。キャリアの早い段階で責任あるポジションを任されやすく、裁量と成長速度を求める人材に向いたカルチャーといえます。
評価される人物像
インターファクトリーで評価されやすいのは、「自分の専門領域を持ちながら、EC全体を俯瞰して動ける人材」です。技術者であればシステムだけでなくビジネス課題を理解する視点、コンサルタントであれば提案だけでなく実行力と数字への責任感が求められます。
EC市場は変化が速いため、「学び続けるマインド」と「変化を楽しめる適応力」も重要な評価軸です。専門性の深掘りと横断的な視野のバランスが取れる人材が最も評価される傾向があります。
表面的なイメージと実態の差
「小規模な上場企業」というイメージから「スタートアップと同等の不安定さ」を想像する求職者もいますが、実態は異なります。20年の業歴と上場という基盤が安定性を支えており、急拡大フェーズの混乱よりも、着実に積み上げる文化があります。
一方で「大手SaaS企業並みの制度・研修・ブランド力」を期待すると物足りなさを感じる可能性があります。自己主導で学び、成果を出す自律型人材に向いた環境であり、手厚いサポートや決まったキャリアパスを求める人材とはミスマッチが起きやすい点には注意が必要です。
株式会社インターファクトリーの転職難易度
難易度:B級(普通〜やや高め)
インターファクトリーへの転職は「専門性があれば十分チャレンジできる水準」です。難関大学の学歴や特定企業の出身が選考の主要因になるタイプではなく、EC・SaaS・Webサービス領域の実務経験と、具体的な成果実績が評価の核心となります。
採用規模は年間数十名程度(推計)と多くはないため、ポジション・タイミングによっては競争率が上がる場合があります。エンジニアは市場全体の採用競争の影響で難易度がやや高め、コンサルタント・営業はEC領域の経験があれば機会を得やすい傾向があります。
理由1. EC領域の専門知識が最大の選考ポイント
インターファクトリーが求めるのは「ECをわかっている人材」です。EC事業者の課題・業務フロー・KPI設計・物流・決済の知識を持つ候補者は、学歴・年齢に関わらず評価対象になります。異業種からの転換より、EC・Web・デジタルマーケ領域からの転換の方が成功率が高い傾向があります。
理由2. プロダクト志向か顧客志向かのフィット確認が重要
同社の選考ではスキルと同時に「なぜEC・なぜインターファクトリーか」という志望動機の具体性が問われます。プロダクト志向(ebisumarエコシステムを育てたい)と顧客志向(EC事業者の成長を支えたい)のどちらに近いかを明確に言語化できると選考通過率が上がります。
理由3. 157名規模ゆえの「即戦力性」要求
大企業と異なり、教育リソースが潤沢とは言えない規模感であるため、「入社後に短い期間で貢献できる人材」を優先する傾向があります。ポテンシャル採用よりも実務経験に基づく即戦力採用が中心と見られ、実績の言語化と具体的なエピソードの準備が不可欠です。
株式会社インターファクトリーに向いている人
1. EC領域でスペシャリストキャリアを築きたい人
「広く浅くITを扱う」より「ECを深く極める」ことに魅力を感じる人に最も向いた職場です。EC事業者の課題に長期的に向き合い、業界知見を積み上げていくキャリアを志向する方にとって最良の環境の一つです。
2. 技術とビジネスの両方を理解したい技術者
エンジニアとして「コードを書くだけ」ではなく「なぜこのシステムが必要か」というビジネス文脈を理解したい人に向いています。クライアントのEC売上に貢献しているという実感を持ちながら開発できる環境は、技術者としての視野を広げる機会になります。
3. 中堅〜大手ブランドの課題解決に携わりたいコンサルタント
外資系やBig4コンサルとは異なる「EC専業の深い提案」を武器にしたい方に向いています。ブランドのEC戦略に深く入り込み、売上に直結する施策を実行する充実感は、他のコンサルポジションと一線を画します。
4. 上場企業の安定性とベンチャー的スピード感を両立させたい人
大企業の年功序列には息苦しさを感じるが、スタートアップの不安定さは避けたい——そういうバランスを求める方にフィットしやすい環境です。上場企業としての制度的安定と、157名規模ゆえの裁量と機動性が共存しています。
5. データ・AI活用をEC文脈で実践したい人
EBISU PIMやEBISU AGENTといった次世代プロダクトの開発・活用に関わりながら、EC事業者の実課題に対して先端技術を適用できる環境を求めるデータエンジニア・AIエンジニアにとって成長機会の豊富な場です。
株式会社インターファクトリーに向いていない人
批判ではなくミスマッチ防止のために、率直に記載します。インターファクトリーが「合いにくい人」の特徴を正直に伝えることで、入社後のギャップを防ぐことが目的です。
- タイプ1:「大企業並みの研修・制度・ブランド」を期待する人 — 157名規模では大企業の研修プログラムや充実した人事制度は期待しにくい。自己主導型のキャリア形成が前提となる。
- タイプ2:EC以外の業種・領域で幅広く経験したい人 — 同社はEC専業であるため、多様な業界・領域を横断するキャリアを望む方にはフィットしない。
- タイプ3:短期間で劇的な年収アップを目指す人 — 業績次第の面はあるものの、インターファクトリーは急激な報酬引き上げより安定的な評価を重視する文化と見られ、短期的な年収爆上げより長期的なキャリア価値の積み上げを重視する方に向いている。
- タイプ4:指示待ち・受け身型の人材 — 裁量と自律性が求められる環境では、明確な指示がなくても自己判断で動けることが必要。指示を待つスタイルはパフォーマンスを発揮しにくい。
- タイプ5:リモートフルコミットで業務を完結させたい人 — 顧客対応・プロジェクト要件によっては出社が求められる場面があり、完全在宅を優先する方とはミスマッチが起きやすい可能性がある。
株式会社インターファクトリーの選考対策
戦略1. EC業界・ebisumartの理解を徹底する
選考前にebisumarの公式サイト・事例ページ・採用ページを必ず確認します。「どのような顧客がどのような課題で導入しているか」「競合のShopifyやBigCommerce・ASP型ECとの差別化は何か」を言語化できる状態で臨むことが最低条件です。
IRページで最新の業績・戦略も確認し、「今の同社がどのフェーズにあり、どんな人材を求めているか」を把握したうえで自己PRを構成します。
戦略2. EC実務経験を具体的な数字で示す
「ECサイトの運用をしていました」ではなく「月商〇千万円のECサイトで、CVR改善施策を実施して〇%向上させた」という数字付きの実績が響きます。規模・成果・自分の役割を明確にしたSTAR形式(状況・課題・行動・結果)でエピソードを複数用意します。
コンサルタント職の場合は「売上・コスト・利益のどこにどう貢献したか」、エンジニア職の場合は「技術的な難易度と解決アプローチ」の両方を説明できる準備が効果的です。
戦略3. 「なぜEC専業のインターファクトリーか」を具体的に答える
「EC市場が成長しているから」「ebisumartが有名だから」という表面的な回答では通過しにくいです。「自分のこれまでのEC経験×インターファクトリーでできること×実現したいキャリア」という三点を結んだ志望動機を準備します。
競合企業(Shopify、楽天・Yahoo!のECソリューション、他のECパッケージ企業)との比較も含めて「なぜここか」を説明できると説得力が増します。
戦略4. クライアント志向と課題解決思考を示す
インターファクトリーの事業はBtoB型のクライアントサービスです。「技術が好き」より「クライアントの事業成長が好き」というマインドを前面に出した方が評価されやすい傾向があります。
過去の経験で「顧客の課題をどう定義し、どう解決したか」という思考プロセスを丁寧に説明できると、コンサルタント職・営業職で特に高評価につながります。
戦略5. データ活用・デジタルマーケの知識をアピールする
EBISU PIMやebisu growthなど、データを軸にした事業拡張に力を入れている同社では、データ分析・デジタルマーケティング・SEO・CRM設計などの知識を持つ候補者が歓迎される傾向があります。
GA4・各種MAツール・SQLやBIツールの活用経験は職種を問わずプラス評価になる可能性があります。特定のツールの資格・認定よりも「実際に何を分析してどんな意思決定に使ったか」という実務経験の方が重視されます。
戦略6. 小規模組織での自律的な動き方を説明する
「大きな組織のリソースを使って成果を出してきた」より「限られたリソースで自ら設計・実行して成果を出してきた」という経験が評価されます。これまでのキャリアで「自分で考えて動いた経験」「リソースが少ない中で工夫した経験」を具体的に語れる準備が重要です。
株式会社インターファクトリーへの転職で評価されやすい経験
- ECサイトの企画・設計・構築経験(プラットフォーム種類を問わず)
- EC事業者(ブランド側)でのEC運営・マーケティング実務
- ECパッケージ・SaaSのプリセールス・導入支援・コンサルティング経験
- デジタルマーケティング(SEO・SEM・SNS広告・メール)の実務成果
- GA4・Adobe Analytics等のアクセス解析ツールを使った改善施策
- CVR改善・LTV向上・CRM設計の数字で示せる実績
- BtoB SaaSのカスタマーサクセス・オンボーディング経験
- PdM・プロダクトオーナーとしてのプロダクト開発リード経験
- Java・PHP・Pythonなどのバックエンド開発経験(EC基盤に多いスタック)
- React・Vue・Next.jsなどのフロントエンド開発経験(ECのUI/UX改善)
- データエンジニアリング・ETL・データ基盤構築経験
- PIM・DAM・MDMなど商品・コンテンツデータ管理の業務経験
- BtoBEC・D2C・越境ECの業務知識
- プロジェクトマネジメント(WBSの作成・進行管理・ステークホルダー調整)
- AIツール(生成AI含む)のEC業務適用・PoC経験
特に評価されやすいのは「ECサイト運営の全体像を把握したうえで、特定領域に深い専門性を持つ候補者」です。テクノロジーとビジネスの両方に強い関心を持ち、クライアントの売上にコミットできる人材が、インターファクトリーでの活躍可能性が最も高いといえます。
まとめ
株式会社インターファクトリーは、EC専業20年・東証グロース上場という独自の立場から、日本の中堅〜大手ブランドのデジタルコマース基盤を支える企業です。ebisumarを核に、PIM・成長支援・AIという次世代プロダクト群へのポートフォリオ拡張が進んでおり、EC市場の構造変化を先取りしたプロダクト戦略に投資を続けています。
平均年収651万円・平均年齢34.8歳という数字は「若手専門家が正当に評価される組織」を示しており、大企業の年功序列に物足りなさを感じながらEC領域での専門性を深めたい30代前後の人材にとって、キャリアの選択肢として真剣に検討する価値があります。転職難易度はB級程度——EC実務経験と明確な志望動機があれば、十分に挑戦できる水準です。
選考対策の核心は「EC×専門領域の実績の数字化」と「なぜECを深めたいのか・なぜインターファクトリーなのか」という志望動機の具体性です。これら二点を丁寧に準備したうえで、ebismartのプロダクトを実際に調べた知識と組み合わせることで、面接官に「この人はECをわかっている」という印象を与えることができます。
インターファクトリーは「EC一点突破でキャリアを積む」という明確な方向性を持つ方にとって、市場価値を着実に高められる職場です。EC市場の成長とともに同社が積み上げる専門知見は、中長期的なキャリア資産として機能するでしょう。転職を検討する方は、IR情報・採用ページ・ebisumarの事例を深く調べることから始めることをお勧めします。
