将棋AIで培った独自のディープラーニング技術を武器に、金融・建設・エンタメなど幅広い産業にAIソリューションを提供するHEROZ株式会社。BtoC事業の「将棋ウォーズ」とBtoB事業の「HEROZ Kishin」の二本柱で成長を続けるAI特化企業は、転職市場においても独自のポジションを築いている。
スマートフォン向け将棋ゲーム「将棋ウォーズ」はユーザー数700万人超を誇り、そこで磨き上げたAI技術は産業横断的なBtoB事業へと展開されている。ゲームから生まれたAI技術がビジネス課題を解決するというモデルは、他社には容易に模倣できない参入障壁となっている。
2018年に東証マザーズへ上場し、現在はスタンダード市場に移行。2025年4月期の売上高は約59億円と前期比22.4%増を達成し、M&Aを通じたグループ会社の拡充も続いている。少数精鋭の組織文化と国内最大級のGPUインフラを組み合わせた環境で、AIエンジニアとして実力を磨きたい人材にとって有力な転職先のひとつだ。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | HEROZ株式会社(HEROZ, Inc.) |
| 設立 | 2009年4月 |
| 代表取締役 | 林 隆弘・髙橋 知裕 |
| 本社 | 東京都港区芝5-31-17 PMO田町7F |
| 資本金 | 6,344万円程度(2026年3月末時点) |
| 従業員数 | 連結256名・単体79名(2024年4月期有価証券報告書) |
| 上場区分 | スタンダード市場(証券コード4382) |
| 売上高 | 約59億2,900万円(2025年4月期) |
| 平均年収 | 約741万円(2024年4月期有価証券報告書、単体) |
| 平均年齢 | 37.6歳(単体、2024年4月期) |
| 勤続年数 | 3.6年(単体、2024年4月期) |
| 事業内容 | AI技術を活用したサービスの企画・開発・運用(BtoB・BtoC) |
HEROZは東証スタンダード市場に上場するAI特化の情報・通信企業だ。将棋AI開発を起点に独自の機械学習・ディープラーニング技術を蓄積し、現在はBtoC(将棋ゲームアプリ等)とBtoB(企業向けAIソリューション)の二軸で事業を展開している。
単体従業員数は79名(2024年4月期)と少数精鋭の体制だが、M&Aによりグループ全体では256名規模に成長している。平均年収約741万円はIT業界全体の平均を大きく上回る水準であり、少数精鋭の高専門職集団が待遇面でも優遇されていることがうかがえる。
主な事業内容
HEROZの事業は大きくBtoC事業とBtoB事業に分かれる。創業初期のゲーム事業から積み上げてきたAI技術が、現在は幅広い産業へのソリューション提供につながっている点が同社のビジネスモデルの核心だ。
BtoC事業(頭脳ゲームアプリ)
「将棋ウォーズ」は日本将棋連盟公認の人気将棋ゲームアプリで、2026年時点のユーザー数は700万人超に達している。HEROZが独自開発したAIが対戦相手として機能するほか、棋神アナリティクスと呼ばれるAI解析機能も提供している。将棋ウォーズは単なるゲームではなく、膨大な棋譜データを通じてAI技術の研鑽を続けるためのプラットフォームとして機能している。
将棋以外にも「囲碁クエスト」などのボードゲームアプリも展開しており、頭脳ゲームという分野全体での存在感を高めている。BtoC事業で得た収益はAI研究開発の財源となり、技術的な知見はBtoB事業の品質向上に還元される好循環が生まれている。
BtoB事業(HEROZ Kishin)
「HEROZ Kishin」はHEROZが開発・提供するAIプロダクトのブランド名だ。金融・建設・エンタメ業界を中心に、AI導入の構想策定から開発・運用までを一貫して支援する。同ブランドの下には以下のような機能モジュールが用意されており、クライアントの課題に応じて組み合わせて活用される。
- HEROZ Kishin Monitor:サーバーの自動監視・異常検知
- HEROZ Kishin WebOPT:広告・コンテンツの自動ABテスト
- HEROZ Kishin ASO:アプリの最適配信・顧客満足度の最大化
BtoB事業は2024年12月期中間決算でも前期比大幅増を示しており、企業のDX推進ニーズの高まりを背景に急成長中のセグメントだ。
グループ事業(M&Aを通じた拡充)
近年はM&Aを活用してグループ子会社を拡充している。各グループ会社が特定業界・技術領域の専門性を持ち、HEROZのAI技術と組み合わせることでソリューションの幅を広げている。2025年4月期の売上高がM&A効果を含めて前期比22.4%増となったことからも、グループ拡充戦略が業績に寄与していることが明確だ。
HEROZ株式会社の強み
強み1. 将棋AIで培った独自のコア技術
将棋という頭脳ゲームはきわめて深い探索空間を持ち、AIがチャンピオン棋士に勝つためには高度な深層強化学習技術が必要だ。HEROZはこの難題に取り組む中で、予測・最適解探索・パターン認識などの機械学習エンジンを自社で開発してきた。これらの技術は「HEROZ Kishin」というプロダクトに結実し、BtoB事業の差別化要因となっている。競合他社が汎用クラウドAIサービスに頼る中、HEROZは自社技術を軸に独自のアーキテクチャを構築できる点が大きな強みだ。転職者にとっては、最先端AIの実装スキルを実務で深められる環境を意味する。
強み2. 国内最大級のGPUインフラ環境
AIベンチャーの中でも国内最大規模のGPUサーバ群を保有している。ディープラーニングには大量の並列計算が不可欠だが、多くのスタートアップはクラウド経由でGPUを時間貸しで利用するにとどまる。HEROZは将棋AI研究の時代から大規模なGPUとCPUサーバを自社保有しており、研究開発の試行速度が根本的に異なる。エンジニアにとってはスケールの大きい実験環境が標準装備されているという意味を持ち、他社では難しい深い研究・開発が可能だ。
強み3. BtoC事業による技術の鍛え場と収益基盤
「将棋ウォーズ」の700万ユーザーは、AI開発の学習データとなる膨大な棋譜を日々生み出し続けている。このデータはAIの品質向上に直結し、将棋AIの強さは業界での技術ブランドを高める。BtoC事業が安定した収益とデータの両方を提供し、BtoB事業への技術移転につながるという二重の好循環は、外部からは再現しにくい参入障壁だ。競合が多くなるAIソリューション市場において、自社のゲーム事業を通じた技術実証ができることは戦略的に重要な強みだ。
強み4. 少数精鋭組織による意思決定の速さ
上場企業でありながら単体従業員79名という規模感は、大企業の硬直性を避けながらスタートアップのスピード感を保てる理想的なサイズ感だ。社内の意思決定が速く、新たな技術トレンドへの対応も機動的に行える。転職者にとっては「大企業の安定性と少数精鋭のやりがい」が両立する環境であり、1人ひとりの裁量が大きく自分の仕事の成果が組織全体に見えやすい点も魅力だ。
強み5. 多産業への技術転用実績
将棋で磨いたAI技術は金融(不正検知・リスク管理)、建設(工程最適化・異常検知)、エンタメ(レコメンデーション・コンテンツ最適化)など多様な業界への応用実績を持つ。一つの産業に依存しないポートフォリオは景気サイクルに対する耐性を生む。また、転職者にとっても「自分が携わるAI技術が複数の産業に影響を与える」というやりがいにつながる。
強み6. 上場企業としての透明性と成長ステージ感
東証スタンダード市場上場企業として財務情報の透明性が確保されており、求職者も業績を事前に確認しやすい。2025年4月期に売上高22.4%増を達成しながらも市場規模に比してまだ成長余地があるため、「スタートアップほどリスクは取れないが、大企業の停滞感は嫌」というキャリアフェーズの転職者に適したフェーズにある。
HEROZ株式会社の年収事情
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 想定年収レンジ |
|---|---|
| AIエンジニア(機械学習・深層学習) | 700万〜1,400万円 |
| バックエンドエンジニア | 600万〜1,000万円 |
| フロントエンドエンジニア | 550万〜950万円 |
| プロダクトマネージャー | 700万〜1,200万円 |
| データサイエンティスト | 700万〜1,300万円 |
| BtoBコンサルティング営業 | 600万〜1,100万円 |
※上記は求人情報・口コミ情報を参考にした推計レンジであり、公式開示値ではありません。
給与制度の特徴
HEROZは「インセンティブ制度」を設けており、成果に応じた変動報酬が上乗せされる仕組みとなっている。少数精鋭の組織ゆえ、個人の貢献度が可視化されやすく、成果を適切に評価されやすい環境といえる。また、採用段階での年収交渉には一定の柔軟性があり、AIエンジニアとしての専門性や実績を持つ人材には市場相場を超える提示が行われるケースも報告されている。
年収を見る際の注意点
- 有価証券報告書に記載の平均年収は単体(HEROZ本体のみ)の数値であり、グループ子会社社員は含まれない
- 少数精鋭の組織であるため、役員・上位職との平均算出となり実態の分布が見えにくい面がある
- 転職口コミサイトのサンプル数が少ないため、個人の経験談に基づく情報は参考程度にとどめること
- 年収水準はポジションや専門性によって大きく異なるため、求人票に記載の範囲を必ず確認すること
HEROZ株式会社の働き方・福利厚生
HEROZでは業務内容に応じて在宅とオフィスを柔軟に選択できるリモートワーク制度を導入している。フレックスタイム制度も採用しており、コアタイムを設けつつも始業・終業時刻を個人の裁量で調整できる。残業については口コミ情報から「月20〜30時間程度」との声が多く、IT業界の中でもワークライフバランスが取りやすいとされている。
主な福利厚生は以下のとおりだ。
- 社会保険完備(健康・厚生年金・雇用・労災)
- 交通費支給(月上限2万円)
- 家賃補助(勤務オフィスから2km圏内在住者に月2万円)
- フレックスタイム制度
- リモートワーク選択制度
- 書籍購入サポート
- インセンティブ制度(成果連動賞与)
- 服装自由
- 結婚特別休暇
- お誕生日ランチ制度
- 表彰制度
- ハッピーアワー(社内交流)
技術的な学習環境としては、国内最大級のGPUサーバを業務で利用できることが最大の福利厚生ともいえる。書籍購入サポートも設けられており、自己研鑽に積極的な社員を後押しする文化がある。ただし、家賃補助はオフィス近辺(港区周辺)への居住が条件となるため、地方在住者がリモートで入社する場合は適用外となる可能性がある点は注意が必要だ。
HEROZ株式会社の社風・カルチャー
一言で表すなら「技術オタクが集まるプロフェッショナル集団」
HEROZの社風を一言で表すとすれば、将棋・AI・ゲームに対する深い知的好奇心を持つプロフェッショナルたちが、技術的な課題と真摯に向き合う職場だ。ベンチャー気質の「なんでも自分でやる」文化と、上場企業としての組織的な責任感が混在するフェーズにある。
口コミ情報を見ると「和を大事にする文化」との記述がある一方、「競争より協調」を重んじる傾向が見られる。スタートアップ特有の激烈な競争よりも、高い専門性を持つメンバーが互いのスキルを尊重しながら協働するスタイルだ。
評価される人物像
- 将棋やゲーム・AIに対する深い知的関心を持つ人
- 技術的な好奇心が旺盛で自律的に学習を続けられる人
- 少数精鋭の環境で幅広い責任を楽しめる人
- AIの社会実装に情熱を持ち、産業課題の解決に取り組みたい人
- 結果にコミットしながら柔軟にアイデアを出せる人
表面的なイメージと実態の差
「将棋の会社」という外部イメージは強いが、実態としてはすでにBtoB事業が売上の主軸を占めるAIソリューション企業だ。将棋への興味は不要ではないが、ビジネスAIの文脈で思考できることのほうが現在の採用では重視されている。また、上場ベンチャーという位置付けゆえ「大企業の安定感」を期待して入社すると組織の規模感に戸惑う可能性がある。自律的に動き、不確実性の中でも道を切り開く姿勢が求められる。
HEROZ株式会社の転職難易度
難易度:B級(やや難しい)
HEROZは国内でも希少なAI特化の上場企業であり、採用人数が限られる少数精鋭の組織だ。求人数そのものが少ないことが難易度を上げる最大の要因となっている。
一般的なITエンジニアリングスキルだけでなく、機械学習・ディープラーニングの実装経験が採用の重要な条件となる。特にAIエンジニアポジションは倍率が高く、研究・開発の実績を持つ人材でなければ内定獲得は難しい。
理由1. 絶対的な採用人数の少なさ
単体従業員79名という規模では、毎年の採用数は限られる。公開求人の件数も他社に比べて少なく、「タイミング」が採用を大きく左右する。一般的な採用サイクルで待つよりも、リファラル(社員紹介)や転職エージェント経由でのアプローチが有効なケースがある。
理由2. 技術水準の高さ
AIエンジニアについては、深層学習の実装経験・論文読解・研究開発の実績など、業界の中でも高い技術力を持つ人材が求められる。同社が開発した将棋AIは業界のトップ棋士を打倒するレベルのAIであり、その技術を支えるエンジニアとして採用されるためには、相応の技術力が問われる。
理由3. 文化的フィットの重視
技術力だけでなく、会社のビジョンやプロダクトへの共感が選考で重視される傾向がある。面接では「オフィスの雰囲気をどう感じるか」「自社サービスをより良くするためのアイデア」といった質問が出ており、単なるスキルマッチングでなく、将棋やAIへの関心・好奇心も評価軸に含まれる。
HEROZ株式会社の主な募集職種
HEROZが採用を行う主な職種は以下のとおりだ。AI・テクノロジーに特化した求人が中心であり、ビジネス職はAIソリューションの提案・導入支援に関わるポジションが多い。
- AIエンジニア(機械学習・深層学習)
- リサーチエンジニア(論文実装・技術検証)
- バックエンドエンジニア(APIサーバ・インフラ開発)
- フロントエンドエンジニア(Webアプリ・ゲームUI開発)
- プロダクトマネージャー(PM)
- データサイエンティスト
- BtoBコンサルティング営業
- UI/UXデザイナー
ゲーム開発関連ではゲームプランナーやサーバサイドエンジニアを募集することもある。求人内容は時期により変動するため、公式採用ページで最新情報を確認することを推奨する。
HEROZ株式会社に向いている人
タイプ1. AIの最前線で実力を磨きたいエンジニア
機械学習・ディープラーニングの実装に日々関わり、国内最大級のGPUインフラで大規模な実験を行いたい人に最適だ。将棋AI研究で積み上げられた技術文化が組織に根付いており、AIエンジニアとしての成長速度が高い環境だ。
タイプ2. 将棋・ゲームとテクノロジーの融合に共感できる人
「将棋ウォーズ」という文化的価値のあるプロダクトを通じ、AI技術を社会に届けることに意味を見いだせる人。BtoC事業はユーザーの反応がダイレクトに届くため、技術的なやりがいと社会的なインパクトを同時に感じられる。
タイプ3. 大企業の硬直性を避けつつ上場企業の安定感を求める人
少数精鋭かつ上場済みという組織フェーズは、スタートアップのリスクが怖いが大企業のスケールも窮屈に感じる人にとって理想的なポジションだ。自律的に動けて責任ある仕事に裁量を持ちたい人に向いている。
タイプ4. 産業AI・DX推進を通じてビジネスに影響を与えたい人
BtoB事業では金融・建設などの重要産業にAI技術を届ける仕事があり、自分の技術が実際のビジネス課題解決に使われるダイレクトなフィードバックを得られる。コンサルティング視点とAI技術を掛け合わせたキャリアを歩みたい人に向いている。
タイプ5. 技術を軸にキャリアを一貫させたいプロフェッショナル
HEROZは高い専門性を持つ少人数が集まる組織であり、「マネジメントへのキャリアパス」より「技術の深化」を重視するカルチャーが強い。スペシャリストとして長期的にAI技術に向き合いたい人に適した環境だ。
HEROZ株式会社に向いていない人
批判ではなくミスマッチ防止のため、HEROZの環境・カルチャーと合いにくい人のタイプを整理する。
- タイプ:大企業的な安定感・人数規模を求める人 — 単体79名の少数精鋭組織では、大企業のような充実した研修体系や異動制度が整っているわけではない
- タイプ:ルーティン業務を好む人 — 技術の最前線で常に変化に対応することが求められる環境であり、安定した定型業務を好む人には向きにくい
- タイプ:AI・テクノロジーへの関心が薄い人 — ビジネス職であっても、AIプロダクトについての理解と関心が採用の前提とされる
- タイプ:短期間で大きなチームを率いたいマネージャー志向の人 — 組織規模上、大人数のマネジメント経験を積む機会は限られる
- タイプ:受動的に指示を待つことを好む人 — 自律的な行動と積極的な提案が求められる文化のため、指示待ちスタイルでは力を発揮しにくい
HEROZ株式会社の選考対策
対策1. 機械学習・深層学習の実装ポートフォリオを整備する
エンジニア職の選考では、実際にAIモデルを実装した経験が強く問われる。GitHubでのポートフォリオ公開や、Kaggle等のコンペでの実績は高く評価される。「作った」だけでなく「なぜそのアーキテクチャを選んだか」を説明できる深さが必要だ。
対策2. HEROZのプロダクトを実際に使い込む
「将棋ウォーズ」は無料でダウンロードでき、AI対局・棋神アナリティクスを実際に体験できる。面接では「自社サービスをより良くするためのアイデア」を問う質問が出るとされており、実際にユーザーとして使い込んだ上での具体的な提案が評価される。
対策3. BtoB事業の課題設定力を示す
コンサルティング営業・PM職の場合、AIをどのようにビジネス課題に適用するかを構造的に考えられるかが問われる。金融・建設などの業界知識とAI活用の接点を事前に整理し、「HEROZのKishinをどの業界課題に活用できるか」という視点で論点を準備しておくと良い。
対策4. 企業ビジョンへの共感を具体的に語る
「AI革命を起こし、未来を創っていく」という企業ビジョンに対し、自分のキャリアとどう重なるかを具体的に語れるよう準備する。漠然とした「AIに興味があります」ではなく、「この技術でこの課題を解決したい」という解像度の高い言語化が選考通過のカギだ。
対策5. 少数精鋭への適応力を示す
組織の小ささは強みでもある一方、「何でも自分でやる」文化への適応力が問われる。過去の職場でリソースが少ない中で成果を出した経験、または自律的に新技術をキャッチアップした事例をエピソードとして準備しておきたい。
対策6. 応募タイミングを見極める
採用枠が限られるため、「今欲しいポジション」との一致が重要だ。公式採用ページのほか、転職エージェントを通じた非公開求人の確認や、リファラル経路での接触も選択肢に入れておきたい。
HEROZ株式会社への転職で評価されやすい経験
- 深層強化学習・深層学習モデルの設計・実装経験
- 大規模GPUクラスタを用いた機械学習の分散学習・チューニング経験
- ゲームAI・探索アルゴリズムの実装経験(将棋・囲碁等のボードゲームAI尚可)
- Kaggle等のデータサイエンスコンペでの上位入賞実績
- PyTorch / TensorFlow / JAXを用いたプロダクション投入経験
- 金融・建設・エンタメ業界でのAI導入支援コンサルティング経験
- AIプロダクトのPMとして要件定義〜リリースまで担った経験
- バックエンドAPI(Python / Go / Node.js等)の設計・実装経験
- スマートフォン向けゲームアプリ(Unity / iOS / Android)の開発経験
- 機械学習論文の実装・検証・社内展開の経験
- クラウド(AWS / GCP / Azure)でのMLOps基盤構築経験
- 小規模チームでの自律的な技術選定・アーキテクチャ設計経験
- BtoB SaaSのソリューション提案・顧客折衝経験
- 新技術の評価・検証レポートを主体的に作成した経験
特に評価されやすいのは、深層学習モデルの実装を単独で行い、かつビジネス課題との接続まで考えられる「AIエンジニア×課題設定力」を持つ人材だ。
まとめ
HEROZは将棋AIで培った独自技術を核に、BtoCとBtoBの二軸でAI事業を展開するユニークな上場企業だ。2025年4月期の売上高は前期比22.4%増と成長軌道にあり、M&Aを通じたグループ拡充も続いている。国内最大級のGPUインフラと少数精鋭の組織文化のもと、AIエンジニアとして実力を磨きたい人材にとって有力な転職先のひとつだ。
平均年収約741万円(単体、2024年4月期)はIT業界平均を大きく上回り、インセンティブ制度を通じた成果連動の賞与も用意されている。フレックスタイムとリモートワーク選択制により働き方の柔軟性も確保されており、残業は月20〜30時間程度と業界平均より少ないとされる。
転職難易度は「B級(やや難しい)」と評価できる。採用枠の少なさと高い技術水準が主因だが、機械学習・ディープラーニングの実装経験とHEROZのビジョンへの共感を持つ人材であれば選考を突破する可能性は十分にある。応募にあたっては、ポートフォリオの整備・プロダクトの使い込み・ビジョンとの接続を事前に準備することが合格への道だ。
AIと将棋という日本独自の文化をテクノロジーで結びつけながら、産業のDX推進に貢献したい人材には、HEROZは唯一無二の職場だといえる。自分の技術で本当に社会を変えたいと思うなら、ぜひ一度その世界観に触れてみてほしい。
