株式会社funanoriは、2023年10月に設立されたビジネスクリエイティブカンパニーです。創業からわずか2年強でありながら、年平均1000%という驚異的なペースで成長を続けており、SNSアカウント運用・コンテンツ制作を軸にしながら、ブランドアセットマネジメントやリクルートメントマーケティングへと領域を拡張しています。

「ブランド資産を作り、育てる」をコーポレートメッセージに掲げる同社の最大の特徴は、クライアントの代行業者ではなく「当事者」として並走するスタンスにあります。表層的なデザイン作業にとどまらず、企業の根本的な価値観や想いを掘り起こし、5〜10年先の成長を支える資産として形にすることを事業の本質と位置づけています。

平均年収420万〜750万円・設立2年強で主要ナショナルクライアントとの直接取引実績、20代中心の組織で「責任ある自由」を体現する働き方など、スタートアップとしての魅力は十分にあります。一方で、創業間もない段階ゆえに制度整備はこれからの部分も多く、フェーズそのものを楽しめるかどうかが転職判断の分水嶺になります。本記事では人材エージェントの視点から、同社の強み・注意点・選考対策まで詳しく解説します。

企業概要

項目内容
会社名株式会社funanori(フナノリ)
設立2023年10月10日
代表取締役吉田 将大
本社所在地東京都千代田区神田紺屋町28-1
資本金10万円
従業員数約15〜20名(2026年時点)
上場区分未上場(将来的なIPOを目指すと明言)
事業内容ブランドアセットマネジメント事業、リクルートメントマーケティング事業、SNSアカウント運用・コンテンツ制作、クリエイティブ制作全般
クライアント直接取引比率約95%
平均従業員年齢28歳

代表の吉田将大氏は、大手金融機関・総合コンサルティングファーム・上場広告代理店での新規事業立ち上げ・ブランド開発経験を持ちます。「時代のコンセプトを作る」というビジョンのもと、過去の延長線上ではなく「来たる時代の新たな常識」を作ることを会社の使命として掲げています。

主な事業内容

株式会社funanoriを理解するうえで欠かせないキーワードが「ブランドアセット」です。同社は、マーケティング施策を単なるコスト消費の活動としてではなく、積み上がる「資産」として捉えることを一貫して提唱しています。

ブランドアセットマネジメント事業

企業・サービスのブランドを「資産」として設計・運用・育成する事業です。戦略策定からコンセプト設計、クリエイティブ制作、運用改善までを一気通貫で担います。具体的には以下の領域をカバーしています。

  • ブランド戦略・コンセプト設計: 企業の本質的な価値観の掘り起こしとブランドアイデンティティの定義
  • UI/UXデザイン: ユーザー体験を起点にした設計とクリエイティブ制作
  • SNSアカウント運用: Instagram・X(旧Twitter)・TikTokなど各プラットフォームの戦略立案から投稿制作・運用管理・データ分析まで
  • 動画コンテンツ制作: 企業紹介・採用動画・SNS向けショート動画などの企画・制作
  • Web制作・デジタルコミュニケーション: ランディングページ・Webサイト制作を含むデジタル接点の設計

大手メーカー・官公庁・ナショナルクライアントとの直接取引比率が約95%という点も特徴です。大手広告代理店の下請けではなく、クライアントと直接向き合うことで、事業課題の本質から深く関与できる環境を整えています。

リクルートメントマーケティング事業

採用活動においてもブランド視点を持ち込む事業です。「求人票を書く」のではなく、企業の採用ブランドを作り、長期にわたって優秀な人材が集まり続ける仕組みを設計します。採用コンテンツの企画・制作から、SNSを活用した採用広報の設計・運用まで対応します。

採用難が深刻化する現代において、「採用をマーケティングとして捉え直す」というコンセプトは多くの中〜大手企業から支持を得ており、成長余地の大きい事業領域として位置づけられています。

クリエイティブスタジオ機能

SNS運用・動画・Web開発を内製対応するクリエイティブスタジオ機能を社内に持ちます。外注ではなく内製でクオリティをコントロールする体制が、スピードと品質の担保につながっています。クリエイティブディレクターを中心に、デザイナー・コピーライター・ムービーディレクターが連携して制作業務を推進します。

株式会社funanoriの強み

強み1. 「代行業者」ではなく「当事者」として動くスタンス

多くのSNS運用代行会社やデジタルエージェンシーが「発注通りに制作する」「報告書を出す」という受動的なスタンスをとりがちな中、funanoriは「クライアントと同じ熱量・同じ視点で並走する」ことを明文化しています。これは採用においても明確に言語化されており、「お客さんのためではなく、お客さんと一緒に」という姿勢が全ての業務設計の根底にあります。

転職者にとっては、「言われた作業をこなすだけでなく、クライアントの事業成長に本当の意味で関与したい」という志向の人に刺さる環境です。

強み2. 年平均1000%成長という圧倒的なトラクション

創業1期目から2期目にかけて売上が約10倍に拡大し、高成長が継続しているとされています。これはただの運ではなく、95%の直接取引比率・ナショナルクライアントとの実績・コンセプト設計からクリエイティブ実行まで一気通貫できる強みが評価されている結果です。

成長企業に身を置くことで「市場が自分たちを追いかけてくる感覚」を得られる段階にある会社であり、早期にジョインすることで会社成長と自己成長を同期させやすい環境といえます。

強み3. 戦略〜制作〜運用の一気通貫体制

戦略策定・UI/UX設計・クリエイティブ制作・SNS運用・データ分析・改善提案というマーケティングの全工程を社内で完結できる体制は、中小規模のエージェンシーとしては珍しい強みです。広告主側もエージェンシー側も「どこかが分断されている」ことへの不満は多く、一気通貫で関われることはクライアント満足度と担当者の学習機会を同時に高めます。

強み4. ナショナルクライアント・官公庁との直接取引実績

スタートアップでありながら、大手メーカーや官公庁との直接取引案件を持っています。大手代理店の下請けとしてではなく、直接クライアントと向き合える環境は、「大企業の看板がなくても力がつく」という点でキャリア形成に有利です。しかもその実績がスタートアップ段階から積み上がっているため、転職市場においても高い説明力を持ちます。

強み5. 20代が主役になれる意思決定環境

平均年齢28歳という組織の若さは、単なる数字ではありません。「年齢や経験年数ではなく、どれだけ熱量高く楽しく真剣に向き合えるか」を評価軸にすると代表が明言しており、年次を問わず決裁権を持ちながら動ける環境が整っています。大企業やミドル規模のエージェンシーでは「提案は先輩がやる」「方針は上が決める」という構造が多い中、自分の意見がそのままアウトプットに反映されやすい環境は20代にとって大きな差別化要素です。

強み6. IPOを目指す成長フェーズへの早期参画機会

同社は将来的なIPOを目指していると明言しています。現時点での従業員数は約20名前後であり、組織が急拡大する前のタイミングで入社することは、「創業期メンバー」としてのポジションを獲得できるチャンスを意味します。IPO前後の成長フェーズを経験した人材は転職市場でも希少価値が高く、スタートアップのキャリアパスとして合理的な選択肢になり得ます。

株式会社funanoriの年収事情

公式の有価証券報告書は未上場のため存在しませんが、各採用媒体の求人情報から以下の情報が確認できます。

職種別の想定年収レンジ

職種例想定年収
SNSマーケター(中堅)420万〜600万円
SNSマーケター(シニア)600万〜750万円
クリエイティブディレクター500万〜800万円
デザイナー400万〜600万円
SNSマーケティング営業(インセンティブ含む)400万〜1,000万円以上
アカウントプランナー450万〜650万円

※上記は公開求人情報をもとにした目安です。実際の年収はグレード・評価・経験によって大きく異なります。

給与制度の特徴

「前給保証制度」を採用しており、現在の年収を維持したうえで転職できる仕組みを整えています。これはスタートアップとしては珍しく、「年収を下げてチャレンジ」という従来のスタートアップ転職のリスクを軽減する試みです。

営業職にはインセンティブ制度があり、業績への貢献が給与に直結する仕組みも採用されています。「年収1000万も目指せる」という訴求はこのインセンティブ制度を前提としたものですが、どの程度の達成難易度かは応募前に確認が必要です。

年収を見る際の注意点

  • 創業2年強の未上場企業であり、財務情報・平均年収の公的データが限られています
  • インセンティブが大きい職種(営業系)は、実績次第で年収の振れ幅が大きくなります
  • 前給保証は制度として存在しますが、ベースアップの頻度・昇給基準については選考段階で詳細確認を推奨します
  • スタートアップ特有のキャピタルゲイン(ストックオプション)の有無と条件についても確認しておくべき重要ポイントです

株式会社funanoriの働き方・福利厚生

勤務時間・働き方

  • フレックスタイム制を導入: コアタイムなしのフルフレックス制を採用しており、業務の性質と成果に応じて自律的に働き方を設計できます
  • リモートワーク対応: リモートワーク可能な環境が整備されています。ただし、クリエイティブワークや対クライアント業務の性質上、出社が必要な場面もあります
  • 平均年齢28歳の若い組織: 20代中心のフラットな組織文化で、タテの指示系統よりヨコのコラボレーションが活発です
  • Slackを中心としたコミュニケーション: 案件の相談・レビュー・ナレッジ共有がSlack上で活発に行われており、テキストコミュニケーションへの適応力が求められます

組織カルチャーから見える働き方

「責任ある自由」という言葉が採用サイトで繰り返し登場します。これは「好き勝手にやっていい」ということではなく、各自が意思決定の主体となりながら、その結果に責任を持つという意味合いです。細かいマイクロマネジメントや手順書ベースの作業は少なく、自分で考えてアウトプットを出すことが当然とされる環境です。

チームには異業種出身の20〜30代が多く在籍しており、「わからないことは先輩に聞く・自分の知っていることは積極的に発信する」という相互学習の文化があります。社内コミュニケーションは活発で、業務外での交流もある職場として紹介されています。

福利厚生・制度

創業2年強のスタートアップのため、大手企業のような充実した福利厚生体制は現時点では整っていない部分があります。確認できている情報は以下の通りです。

  • 社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
  • フレックスタイム制度
  • リモートワーク制度
  • 前給保証制度
  • 副業・兼業については選考時に確認が必要

スタートアップとしての成長余白と引き換えに、大企業的な福利厚生(住宅手当・家族手当・人間ドック補助等)については現時点で充実していない可能性が高く、入社前の確認を推奨します。

働き方を見る際の注意点

急成長中の20人規模スタートアップという性質上、業務の境界線が流動的であることは想定内です。SNS運用は投稿頻度やクライアントのスケジュールに左右されやすく、繁忙期の業務負荷については事前に確認しておくことを強くお勧めします。「自由な働き方」と「成果へのコミット」は表裏一体であり、管理してもらうことを期待する人には負荷に感じる場面もあるでしょう。

株式会社funanoriの社風・カルチャー

一言で表すなら「熱量と自律が共存するクリエイティブベンチャー」

「どれだけ熱量高く、楽しく、真剣に向き合えるか」を評価軸とする代表のメッセージが示す通り、能力より姿勢・経験より熱意が重視される文化です。年齢や前職のブランドよりも「今ここで何を作ろうとしているか」が問われる組織といえます。

一方で、「クライアントの当事者として動く」というプロフェッショナリズムも強く求められます。熱量があれば何でも許されるわけではなく、アウトプットの品質・スピード・クライアントへの価値提供に対して高い意識を持つことが前提となっています。

評価される人物像

  • 「言われたことをこなす」ではなく「自分から課題を見つけて提案する」姿勢がある人
  • 熱量が高く、仕事とプライベートの境界線をポジティブに溶かせる人
  • 変化を嫌がるのではなく、変化の中で面白さを見出せる人
  • データと感性を両立させて判断できる人
  • 自分の強みを積極的に発信・共有できる人

表面的なイメージと実態

「SNS運用の会社」というイメージを持つと現実とのギャップが生じる可能性があります。funanoriが手がける業務は投稿を代行することではなく、クライアントの事業戦略・ブランド戦略を深く理解したうえでSNSを含む複数のチャネルを通じて価値を届けることです。

また、「ブランドアセットマネジメント」というコンセプトは魅力的に聞こえますが、実務では地道なコンテンツ制作・データ分析・クライアントコミュニケーションが積み重なります。「おしゃれなブランディングに関わりたい」という表層的な動機だけで入社すると、泥臭い日常業務との乖離を感じるかもしれません。

創業フェーズの会社らしく、「仕組みが整っていないことを自分で整えていく」機会が多くあります。マニュアルや明確なキャリアパスをイチから与えてもらうよりも、自分で切り拓いていくことにやりがいを感じられる人向けの環境です。

株式会社funanoriの転職難易度

難易度:中〜やや高め(職種・フィット度合いによって差あり)

理由1. スタートアップゆえの少人数採用

約20名規模の組織での採用は、1つのポジションに対して採用人数が非常に限られています。大量採用を前提としていないため、「いいタイミングで空きがあるポジションに、高いフィット度で応募できるか」という運要素も採用可否に影響します。

理由2. スキルよりカルチャーフィットの比重が高い

代表が「年齢や経験より、どれだけ熱量高く向き合えるか」を重視すると明言しています。専門スキルがあっても、同社のスタンスや文化への共鳴度が低いと評価されにくい傾向があります。「なぜエージェンシーではなくfunanoriなのか」「スタートアップのこのフェーズに乗る理由は何か」を具体的に語れることが選考通過の必須条件です。

理由3. 成長フェーズを楽しめるマインドの証明が必要

「前職がしっかりした企業」というだけでは評価されません。不確定要素の多い環境で自律的に動ける経験・スタートアップ的な泥臭さへの耐性・曖昧な状況でも前進できる推進力を、具体的なエピソードで証明することが求められます。

理由4. クリエイティブ職は実績ポートフォリオが必須

デザイナー・クリエイティブディレクターなどのクリエイティブ職については、実績ポートフォリオの質が採否に直結します。「どんなブランド課題に対して、どんなコンセプトを立て、どんなアウトプットを出したか」というストーリーで語れるポートフォリオが必要です。

株式会社funanoriに向いている人

1. 「代行業者」ではなく「事業パートナー」として動きたい人

クライアントの指示通りに制作するだけでなく、「本当に必要なのは何か」を問い直しながら提案・実行まで関わりたい人に向いています。「自分の考えを仕事に反映させたい」という欲求を持ちながら、それを実現できる環境を探している人にとって、funanoriの「当事者として並走する」文化は理想に近い可能性があります。

2. スタートアップの創業期に第一線で関わりたい人

20名規模・創業2年という今のタイミングは、会社の方向性を作る側に関われる最後のチャンスに近い段階です。「100人規模になってから入るのでは遅い」と感じる人、組織の土台作りや文化醸成から携わりたい人には絶好のタイミングです。

3. SNS・ブランディング・クリエイティブを掛け合わせたキャリアを積みたい人

「SNS運用だけできる」「デザインだけできる」ではなく、マーケティング戦略からクリエイティブ制作・運用・分析・改善提案まで横断的に経験したい人にとって、少人数・一気通貫体制のfunanoriは広い守備範囲で経験を積める環境です。

4. 20代のうちに決裁権を持って動きたい人

平均年齢28歳の組織で、「担当者の意見がダイレクトにアウトプットに反映される」環境は20代にとって稀有です。「指示待ちではなく、自分が提案の主役になりたい」「早いうちから責任ある仕事を担いたい」という20代のキャリア志向に合っています。

5. ナショナルクライアントの案件をエージェンシー起点で経験したい人

大手代理店の下請けではなく、直接クライアントと向き合いながら大手メーカーや官公庁の案件に関われる機会は、20名規模の会社としては異例の水準です。「大企業に入らないと大きな案件に関われない」という思い込みを覆すキャリア体験を求めている人に向いています。

株式会社funanoriに向いていない人

向いていない人を書くのは企業を否定するためではありません。ミスマッチによる早期離職を防ぐための誠実な情報提供です。

  • 仕組みや手順書が整った環境で動きたい人: 創業フェーズのため、「やり方が決まっていないことを自分たちで決める」場面が多く、受け身のスタンスでは機能しにくい環境です
  • 安定した収入と制度を重視する人: 上場企業ような充実した福利厚生・明確なグレード体系・安定した賞与を求める人には、現時点では物足りなさを感じる場面があります
  • 長時間・突発的な業務対応が苦手な人: SNS運用・クライアントワーク中心の事業構造上、投稿スケジュールやクライアントの緊急対応が発生することがあります。フレックス制はあるものの、納期やクライアント都合に合わせる柔軟性は求められます
  • 会社のビジョンより専門スキルの深堀りを優先したい人: funanoriは「ブランド資産を作る」という一貫したコンセプトのもとで動く会社です。コンセプトへの共鳴よりスキルの場所としてだけ捉える人は文化的な摩擦が生じやすいでしょう
  • 明確なキャリアパスを会社に提示してもらいたい人: 創業2年のスタートアップで、体系化されたキャリアラダーはまだ整備途上です。自分でキャリアを設計・交渉できる人が向いています
  • 大企業のブランドと安心感を重視する人: 「聞いたことのある会社に入りたい」「親に説明しやすい会社がいい」という動機が強い場合、funanoriは現時点では該当しません

株式会社funanoriの選考対策

1. 「なぜ今のfunanoriか」を言語化する

「SNSマーケティングに興味がある」「クリエイティブな仕事がしたい」は弱い志望動機です。「2023年創業・約20名・年1000%成長のこのフェーズで、自分が何の価値を提供し、何を得るのか」という問いへの答えを準備してください。

特に「代行ではなく当事者として動く」「ブランドアセットを作る」というコンセプトへの共鳴と、自分の過去経験の接続を具体的に語れる準備が必要です。公式サイト(funanori.co.jp)のABOUT USページや代表メッセージを熟読し、自分の言葉で噛み砕けるようにしてください。

2. SNS・ブランディング・クリエイティブの実績を数字と文脈で整理する

SNSマーケター・クリエイティブディレクター・デザイナーいずれの職種でも、「どんな課題があって、何を考えて、どんなアウトプットを出し、どんな結果になったか」というストーリー形式で経験を語れる準備が必要です。

  • SNS運用職:フォロワー増加数・エンゲージメント率・インプレッション推移など数値実績
  • クリエイティブ職:ポートフォリオに「課題→コンセプト→アウトプット→成果」の流れを明記
  • 営業・プランナー職:クライアントへの提案が採用された件数・売上への貢献額・関係構築のエピソード

「経験があります」ではなく「この状況でこう考えてこのアウトプットを出した」という再現性の提示が選考通過の鍵です。

3. スタートアップへの適性を具体的なエピソードで証明する

「変化を楽しめます」「自律的に動けます」という言葉は採用担当に届きません。「仕組みがない中で自分でゼロから立ち上げた経験」「曖昧な指示の中でも結果を出した経験」「前例のない課題に向き合った経験」を具体的なエピソードとして用意してください。

特に「失敗経験とそこからの学び」は、スタートアップ選考では必ずと言っていいほど問われます。失敗を隠すのではなく、どう向き合い、どう立て直したかを率直に語れる準備が評価につながります。

4. クリエイティブ職はポートフォリオの「説明力」を高める

作品の見た目だけでなく、「どんなブランド課題に向き合ったか」「なぜこのコンセプトを選んだか」「クライアントとのやり取りの中でどう意思決定したか」という思考プロセスをポートフォリオに織り込んでください。funanoriが求めるのは「きれいなものを作れる人」ではなく「クライアントの課題をクリエイティブで解決できる人」です。

5. 代表の世界観・コンセプトへの共鳴を示す

「時代のコンセプトを作る」「来たる時代の新たな常識を作る」という代表のビジョンは抽象度が高いですが、それを自分なりに解釈し、「だから私はfunanoriで働きたい」というロジックを組み立てることが重要です。

同社はスキルだけでなく「一緒に時代を作っていける人かどうか」を見ています。熱量の高さと思考の深さを同時に示せることが、選考を通過するための最重要要素です。

6. 「転職後にやりたいこと」より「入社後に貢献できること」を語る

「入社したらこれをやりたい」という受益者目線よりも、「入社後にこの課題に対してこういう価値を提供できる」という貢献目線で語ることを意識してください。20名規模の組織では即戦力としての期待値が高く、「育ててもらう」スタンスより「一緒に戦う」スタンスの候補者が評価されます。

株式会社funanoriへの転職で評価されやすい経験

  • SNSアカウントの戦略立案から運用・分析・改善提案までの実務経験
  • Instagram・X・TikTokなど複数プラットフォームにわたる運用実績
  • ブランドアイデンティティ設計・コンセプト開発への関与経験
  • クリエイティブディレクションの経験(デザイン・動画・コピーの品質管理を含む)
  • クライアントと直接向き合った提案・プレゼンテーション経験
  • リクルートメントマーケティング・採用ブランディングの実務経験
  • UI/UXデザインの設計・制作経験
  • データ分析をもとにした施策改善経験(SNS分析・広告効果測定など)
  • ゼロからコンテンツの企画・制作体制を立ち上げた経験
  • スタートアップや成長フェーズの企業での業務経験
  • 異業種クライアントへの提案・コンサルティング経験
  • 動画コンテンツの企画・制作ディレクション経験
  • 採用広報・社内報・コーポレートブランディングへの関与経験

特に評価されやすいのは、「クライアントの事業課題を深く理解したうえで、SNSを含む複数のクリエイティブ施策を組み合わせ、ブランド価値の向上と事業成長に貢献した経験」です。技術的なスキルに加えて、課題発見・コンセプト立案・実行・改善のサイクルを自律的に回せることが重視されます。

まとめ

株式会社funanoriは、2023年10月創業ながら年平均1000%成長という圧倒的なトラクションを持つビジネスクリエイティブカンパニーです。「ブランド資産を作り、育てる」というコンセプトのもと、SNSマーケティング・ブランドアセットマネジメント・リクルートメントマーケティングを一気通貫で提供し、ナショナルクライアントとの直接取引を約95%という高水準で維持しています。

一方で、創業2年強・従業員約20名という段階であり、制度・福利厚生・キャリアパスの整備は発展途上です。「仕組みを整えてもらう」のではなく「自分たちで整えていく」フェーズを楽しめるかどうかが、転職判断における最大の分岐点となります。

前給保証制度・フレックスタイム制・リモートワーク対応など、スタートアップとしては配慮のある制度設計がなされている点は評価できます。しかし将来のIPOを見据えた成長投資フェーズにあることを考えると、安定よりも「共に成長する」というスタンスで入社することが前提となります。

転職を目指すなら、「なぜfunanoriでなければならないのか」「このフェーズで何を貢献できるか」「ブランドアセットというコンセプトに心から共鳴できるか」という3点を自問自答してから選考に臨んでください。

SNSマーケティング・ブランディング・クリエイティブを掛け合わせたキャリアを築き、クライアントの当事者として本気で事業成長に関わりたい人にとって、株式会社funanoriは非常に刺激的で意味のある選択肢になるでしょう。


参照した主な情報源