株式会社フジマックは、東京・港区南麻布に本社を置く業務用厨房機器の総合メーカーです。1950年の創業以来70年超にわたり、レストランやホテル、病院、学校給食施設、セントラルキッチンなど多彩な業態に向けて、調理・冷却・洗浄・配膳にわたる厨房設備を一気通貫で提供してきました。証券コード5965、東証スタンダード市場に上場し、2025年12月期の連結売上高は474億円超と安定した業績を持つ企業です。

フジマックの最大の特徴は、「フードサービス産業のあらゆる厨房ニーズに応える総合力」にあります。単品の機器販売にとどまらず、厨房設計・施工・納入・保守メンテナンスまでをワンストップで提供できる体制が競合との差別化ポイントです。全国67拠点のサービスネットワークとコーポレートシェフ・管理栄養士の社内常駐により、顧客の「食の現場」を多角的にサポートします。

平均年収642万円、賞与年3回(創業以来一度も欠かさず支給)という厚い処遇は、業務用機器メーカーの中でも上位に入る水準です。年間休日125日、全国67拠点での採用と、転職先として検討する価値のある実力派企業です。

企業概要

項目内容
正式社名株式会社フジマック
設立1950年3月
代表取締役社長熊谷 光治
本社東京都港区南麻布
資本金14億7,115万円
従業員数1,141名(連結)、593名(単体)※臨時含む
上場区分スタンダード市場(証券コード5965)
売上高474億3,600万円(2025年12月期・連結)
平均年収約642万円(単体)
平均年齢42.9歳(単体)
平均勤続年数16.5年(単体)
事業内容業務用厨房機器(熱機器・冷機器・洗浄機器・サービス機器等)の製造・販売・施工・保守

株式会社フジマックは1950年3月、熊谷俊男氏が東京都港区南佐久間町にて「富士厨房設備株式会社」として創業したことにはじまります。以来70年超、フードサービス産業の拡大と歩みを同じくしながら成長を続け、現在は東証スタンダード市場上場の業務用厨房機器総合メーカーとして確固たる地位を築いています。

国内に加え、上海・ベトナムに製造工場を持ち、グローバルな調達・製造体制を構築しています。フジマックネオをはじめとする連結子会社と合わせて、機器製造から現場設置・保守まで一気通貫のサービスを全国展開している点が特徴です。

主な事業内容

フジマックの事業は「業務用厨房設備の提供」という一軸に集中しており、製品・サービスの幅の広さと一貫した対応力が同社の競争力の源泉となっています。

熱機器・調理機器

コンビスチームオーブン、ガスコンロ・IHコンロ、フライヤー、蒸し器、ブラストチラー、スチームコンベクションオーブンなどの調理用熱機器がコア製品です。レストラン・ホテルの厨房から、大量調理が求められる給食施設・外食チェーンのセントラルキッチンまで、あらゆる規模の「調理する現場」を支えています。国内外の調理技術トレンドを取り込んだ製品開発を継続しており、省エネ・省スペースの需要にも応える製品ラインナップを展開しています。

冷機器・低温管理

業務用冷蔵庫・冷凍庫、ショーケース、チルドサービス機器、真空包装機など低温管理の製品群も幅広く揃えています。食材の品質管理・食品ロス削減という観点から、冷機器の高性能化・省エネ化ニーズは高まっており、フジマックは自社製造・海外工場製品を組み合わせた多彩なラインナップで対応しています。HACCPへの対応支援という観点でも、冷機器の選定・設置・保守に関するコンサルティング機能を持つことが評価されています。

洗浄・消毒機器

業務用食器洗浄機、食器消毒保管庫、厨房清掃機器など衛生管理に関わる製品群を展開しています。2021年6月に全ての飲食店に対してHACCP管理が義務化されたことで、厨房の衛生管理機器への需要は法的な観点からも高まっています。フジマックは洗浄機器の選定から設置・使用方法の指導まで対応できる体制を持っており、顧客の衛生管理コンプライアンスを支援する役割を担っています。

配膳・運搬・サービス機器

病院や介護施設、ホテル向けの配膳ワゴン、フードウォーマー、カート、ビュッフェ機器など「厨房から食卓へ」の動線をカバーする製品群も豊富です。特に高齢化社会の進展を背景に、病院・老健施設向けの温冷配膳ニーズは堅調で、このカテゴリへの需要は中長期的に拡大が見込まれます。

厨房設計・施工・コンサルティング

製品販売にとどまらず、厨房全体の設計・レイアウト提案・施工監理まで対応できることがフジマックの大きな強みです。厨房設備施工技能士・厨房設備士の有資格者が100名超、一級建築士も在籍しており、コーポレートシェフや管理栄養士がレシピ提案から調理マニュアル作成まで支援する体制は他社にはない差別化ポイントです。新規開業から改修・リニューアルまで、「食を提供する事業者」のすべてのステージにワンストップで対応します。

株式会社フジマックの強み

強み1. 業務用厨房機器の国内トップクラスの総合力

フジマックは熱機器・冷機器・洗浄機器・配膳機器・厨房設計まで業務用厨房のほぼ全領域をカバーできる数少ないメーカーの一社です。顧客にとって「フジマック一社に相談すれば厨房の全てが揃う」という利便性は圧倒的な競争優位です。複数メーカーとの調整コスト削減、施工責任の一本化、アフターサービスの統一対応という価値は、特に大型施設・チェーン展開の顧客から高く評価されています。転職者にとっては、業界内で「総合力がある会社」として名前が通っていることは仕事のやりやすさに直結します。

強み2. 全国67拠点のサービスネットワーク

厨房機器は設置後の保守・修理が事業継続に直結するため、迅速かつ確実なアフターサービスが顧客にとってきわめて重要です。フジマックは全国67拠点を展開しており、故障・緊急対応への対応力が他社を上回ります。このサービス網は一朝一夕に構築できるものではなく、長年の投資と人材育成の結晶です。既存顧客との関係を深化させるリカーリング収益(保守契約・定期点検)を生む基盤にもなっており、業績の安定性にも寄与しています。

強み3. コーポレートシェフ・管理栄養士常駐による付加価値

フジマックは機器メーカーとして珍しく、プロのコーポレートシェフや管理栄養士を社内に複数名抱えています。顧客へのレシピ提案・新メニュー考案・調理マニュアル作成・機器の使い方指導まで対応できるこの体制は、「機器を売る会社」から「食のソリューションを提供するパートナー」への進化を示しています。転職者にとっては、食品・飲食業界の知識が活かせる職場環境であることを意味します。

強み4. 70年超の歴史と大手顧客との長期関係

1950年創業、大手ホテルチェーン・外食チェーン・病院グループとの長期的な取引関係は、代替困難な資産です。特に外食チェーンのセントラルキッチン・新規出店厨房については、標準仕様化が進むと長期にわたって継続受注が見込めます。業界内での知名度・信頼感は採用においても好影響を与えており、「フジマックへの転職」はフードサービス機器業界でのキャリア格上げとして認識されるケースが多いです。

強み5. 創業来一度も途絶えない賞与支給

フジマックは創業(1950年)以来、一度も賞与の支給を欠かしていないという実績を持っています。コロナ禍・リーマンショックなど経済的危機の局面でも賞与を維持してきたことは、財務の健全性と経営の安定性を示す強力なシグナルです。年3回の賞与は社員の生活設計の安心感に直結しており、離職率の低さ・定着率の高さにも寄与しています。

強み6. HACCP・省エネ規制追い風の業界環境

2021年のHACCP義務化、省エネ規制の強化、脱炭素化への対応など、業務用厨房機器業界への外部要因は全体として追い風です。既存厨房の更新需要・HACCP対応設備への切り替え需要が今後も継続的に発生する市場環境は、フジマックのビジネスを支える構造的な背景となっています。高齢化社会に伴う病院・老健施設の厨房ニーズも中長期的に拡大が見込まれ、成長余地がある市場ポジションにあります。

株式会社フジマックの年収事情

フジマックの年収水準は、東証スタンダード市場上場企業の中でも高い水準に属します。有価証券報告書に基づく平均年収は約642万円(単体)で、業務用機器メーカー・専門商社の平均を上回るレベルです。

職種別の想定年収レンジ

職種想定年収レンジ
営業(既存顧客深耕・新規開拓)450〜750万円
技術営業・セールスエンジニア480〜780万円
メンテナンス・サービスエンジニア420〜650万円
厨房設計・施工管理440〜700万円
製品開発・設計エンジニア480〜750万円
品質管理・製造技術400〜620万円
調達・購買420〜650万円
総務・経理・管理部門400〜630万円
管理職(課長〜部長クラス)700〜1,000万円

給与制度の特徴

フジマックの給与制度は、年功序列と実績評価を組み合わせた体系です。最大の特徴は賞与が年3回(夏・冬・決算)支給されることで、創業以来一度も欠かさない実績を持ちます。中途入社の場合は、前職の経験・スキル・年収水準を考慮した個別設定となり、経験豊富な人材は前職同水準以上での入社も期待できます。管理職手当・役職手当が年収の節目となるため、昇進のタイミングが年収に大きく影響します。

年収を見る際の注意点

  • 公表されている平均年収は有価証券報告書ベースで、残業代・賞与・各種手当を含む
  • 営業職は顧客規模・担当エリアによって実質的な年収差が生まれやすい
  • メンテナンス・サービス職は緊急対応手当・出張手当が加算されるケースがある
  • 住宅補助は全員一律ではなく、条件(居住地と勤務地の距離など)によって適用範囲が異なる場合がある
  • 全国転勤の有無は職種・採用区分によって異なるため、事前確認が重要

株式会社フジマックの働き方・福利厚生

勤務形態・休日

年間休日125日を確保しており、土日祝日休みを基本とした働き方です。創業以来、誕生日休暇・健康休暇など法定外休暇制度も設けており、「休みが取りやすい会社」という評価が転職口コミで多く見られます。ただし、営業職・サービスエンジニア職は顧客の稼働状況に合わせた対応が求められる場面もあり、部署・職種によって繁閑の差があります。

リモートワーク・フレックス

業務用厨房機器の設置・保守・施工を伴う事業特性上、フルリモートが適用できる職種は限られています。内勤の管理部門や一部の営業職では在宅勤務を活用できるケースがありますが、メンテナンス・施工管理・現場営業系の職種は基本的に出社・外勤が中心です。フレックスタイム制の導入状況は職種によって異なるため、選考時に確認することを推奨します。

主な福利厚生

  • 社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災)
  • 退職金制度
  • 財形貯蓄制度
  • 従業員持株会
  • 住宅手当・家賃補助(適用条件あり)
  • 家族手当
  • 慶弔見舞金
  • 誕生日休暇・健康休暇など法定外特別休暇
  • 国内外研修制度(技術研修・営業研修・管理職研修)
  • 社内資格制度(厨房設備士・厨房設備施工技能士取得支援)
  • 健康診断(法定外含む)
  • 年3回の賞与支給

注意点

住宅補助は適用条件(現住所と勤務地の距離)によって対象・金額が異なるという口コミがあり、全員一律の支援ではない可能性があります。全国展開のため転勤可能性がある職種は多く、採用区分・勤務地の確認は選考前に行うことが重要です。

株式会社フジマックの社風・カルチャー

一言で表すなら「食のプロ集団・誠実な長期主義」

フジマックの社風を一言で表すなら「食のプロ集団・誠実な長期主義」が最も近い表現です。コーポレートシェフ・管理栄養士・厨房設備士・建築士など多様な専門家が社内に在籍し、単なる「機器を売る会社」ではなく「食の現場を多角的に支える専門家集団」としてのアイデンティティが根付いています。創業以来一度も賞与支給を欠かさないという実績が示すように、誠実・堅実に長期的な関係を積み上げることを重視するカルチャーがあります。

平均勤続年数16.5年というデータは、フジマックが安定して長く働ける職場であることを示しています。派手な変革より着実な品質向上と顧客信頼の積み上げを重視し、外食・ホテル・医療・教育など多彩な顧客業界との長期的なパートナーシップを大切にする姿勢が社風の根幹にあります。

評価される人物像

  • 食・フードサービス業界に対する真摯な興味と知識を持つ人
  • 顧客の「困り事」を丁寧に聞いて解決策を提案できる人
  • 長期的な関係構築を重視し、コツコツとした積み上げを厭わない人
  • チームとの連携(営業・技術・サービスの横断協力)を自然に行える人
  • 全国転勤・出張を含む柔軟な働き方に対応できる人

表面的なイメージと実態の差

「業務用厨房機器のメーカー」というニッチな領域のため、一般認知度は高くないかもしれません。しかし、食品・飲食・ホテル・医療業界では「フジマックといえば厨房設備の定番」という認識があり、業界内でのブランド力は高い水準にあります。口コミ評価では「休日が多く働きやすい」「賞与が手厚い」「顧客との距離が近く仕事にやりがいを感じる」という声が多い一方、「転勤が多い」「営業職はノルマがある」という声も見られます。実態を知るためにOB訪問やエージェントを通じた内部情報収集を活用することを推奨します。

株式会社フジマックの転職難易度

難易度:C〜B級(中程度〜やや難)

フジマックへの転職難易度は全体的に「中程度」〜「やや難しめ」の評価です。業務用厨房機器・食品機械・フードサービス業界の経験者は明確に歓迎されますが、異業種・異業種からの転職でも技術職・メンテナンス職については実務スキルが評価されるケースがあります。

理由1. 業界知識・食への関心が選考の重要軸

フジマックは単なる「機器メーカー」ではなく「フードサービスのパートナー」として顧客に価値を提供する企業です。そのため、「食」や「フードサービス業界」への興味・関心が薄い人材は選考で苦戦するケースがあります。外食・ホテル・食品加工・厨房機器業界での経験があると歓迎されますが、食への関心を軸にしたモチベーションを言語化できれば異業種からでも道は開けます。

理由2. 全国67拠点での採用で求人数は多め

フジマックは全国67拠点を持ち、多くの拠点で中途採用を行っています。年間採用数は業種・職種ともに一定数あり、スタンダード市場上場の中堅企業の中では比較的求人が出やすい企業といえます。エージェントを通じて最新の求人情報・採用の優先度を確認することが、効率的な転職活動の第一歩です。

理由3. 技術系職種は資格・実務経験が明確な基準となる

メンテナンスエンジニア・施工管理・厨房設計などの技術系職種は、業務用機器の修理・保全経験、電気・ガス工事士等の資格が評価の基準となります。資格・スキルが要件を満たしていれば通過率は上がりやすいため、技術系バックグラウンドを持つ転職者にとってはアプローチしやすい側面があります。

株式会社フジマックの主な募集職種

フジマックでは多様な職種で中途採用が行われています。フードサービス業界・機器メーカー・設備業界での経験者が歓迎される傾向があります。

  • 機械・電気・電子製品法人営業(厨房機器の提案営業・既存顧客フォロー)
  • メンテナンス・サービスエンジニア(業務用厨房機器の修理・保全・定期点検)
  • 厨房設計・施工管理(厨房レイアウト設計・工事監理)
  • 製品開発・設計エンジニア(業務用調理機器・冷機器の設計開発)
  • 品質管理・生産技術(製造工程品質管理・改善)
  • 営業事務(受注管理・見積作成・納期調整)
  • 総務事務(人事・総務・法務補佐)
  • 経理・財務事務(月次決算・管理会計)
  • 調達・購買担当(機器部材・仕入管理)
  • コーポレートシェフ・フードコンサルタント(顧客向けレシピ提案・メニュー開発支援)

株式会社フジマックに向いている人

タイプ1. 食・フードサービス業界への関心が高い人

飲食・ホテル・食品・医療給食など「食の現場」に携わりたいという明確な関心を持つ人には、フジマックでの仕事は高いやりがいをもたらします。顧客の「食を提供する現場」を機器・設計・メニューから支援するという役割は、食に携わりたいキャリア志向と直接的に結びつきます。

タイプ2. ワンストップ提案・ソリューション営業が得意な人

単品の製品を売るのではなく、厨房全体の課題解決を提案する総合営業スタイルが得意な人にはフジマックの営業職が向いています。設計・技術・サービス部門との連携を通じて顧客の大型案件を動かす体験は、キャリアの幅を広げる機会となります。

タイプ3. 技術スキルを活かして「食の現場」を支えたい人

電気・ガス工事の資格・経験、機械保全の知識を持つエンジニアで、製造ラインではなく顧客現場(レストラン・ホテル・病院)に近い場所で仕事をしたい人にはメンテナンス・サービスエンジニア職が向いています。

タイプ4. 安定した処遇・長期雇用を求める人

賞与年3回・年間休日125日・平均勤続年数16年超という処遇は、安定志向の転職者のニーズに応えます。「しっかり働いてしっかり稼ぎ、長く腰を落ち着けたい」という意向に合う会社です。

タイプ5. 多様な業態の顧客と仕事をしたい人

フジマックの顧客層はホテル・外食チェーン・病院・老健施設・学校給食・セントラルキッチンと多様です。さまざまな業態の「食の現場」に触れながら経験を積みたい人にとって、幅の広い業種知識と人脈が構築できる環境があります。

株式会社フジマックに向いていない人

批判ではなくミスマッチ防止のための情報として、以下のタイプには向かない可能性があります。

  • タイプ:食・フードサービスへの関心が薄い人 — 「食」がビジネスの中心にある職場のため、業界への興味が低いと業務のモチベーション維持が難しくなりやすい
  • タイプ:フルリモート・在宅勤務を必須条件とする人 — 現場訪問・機器設置・保守対応が伴う職種は多く、テレワーク環境は限定的
  • タイプ:全国転勤が絶対に難しい人 — 全国67拠点展開のため、転勤を伴う可能性がある。勤務地限定採用の有無を事前に確認が必要
  • タイプ:急速なキャリアアップ・抜擢を期待する人 — 平均勤続年数16年の社風から年功序列的な側面があり、大きな実績を短期で重ねてポジションを一気に上げるという環境ではない
  • タイプ:最先端テクノロジー・DX・スタートアップ文化を求める人 — 業務用厨房機器という伝統産業に軸を置く企業であり、IT企業的なスピード感・文化とは異なる

株式会社フジマックの選考対策

1. 食・フードサービス業界への関心を具体的に語る

フジマックの選考では「なぜ食の業界に携わりたいのか」「なぜ厨房機器という選択か」を問われることが多いです。外食・ホテル・医療給食などフジマックが関わる業態への関心を、自身の経験・エピソードと結び付けて具体的に語れる準備をしてください。「フジマックの公式サイトを見た」レベルの準備では差が付きません。業界動向(HACCP・省エネ規制・高齢化)まで言及できると高評価を得やすいです。

2. 長期在籍意欲・転勤への対応をクリアにする

平均勤続年数16年の社風から、「長期的に働く意欲」が問われます。転職回数が多い方は、キャリアの一貫性と「今回は長期的なコミットを考えている」という意思を具体的に説明できるよう準備してください。また、全国展開のため転勤可能性について明確な意向(全国可 / 地域限定 / 要相談)を伝えられるようにしておくことが重要です。

3. 技術職は保有資格と保全・施工経験を整理する

電気工事士・ガス工事士・施工管理技士などの資格保有状況と、これまで扱ってきた機器の種類・規模・トラブル対応実績を具体的に語れるよう整理してください。「何を直せるか」「どんな現場を経験したか」を数字・機器名・現場規模で語れることが選考通過の鍵です。

4. 営業職はソリューション提案の実績を数値化する

顧客規模・担当業態・年間売上目標と達成率・新規開拓実績を数字で表現できるよう準備しましょう。「機器を売った」だけでなく「顧客の課題(食材ロス削減・省エネ・HACCP対応)をどう解決したか」という問題解決プロセスを語れると、フジマックが求めるソリューション営業スタイルとのマッチを示せます。

5. 同業他社との違いを研究しておく

マルゼン、ホシザキ、パナソニックコネクト(厨房事業)など業務用厨房機器の競合と比較して「なぜフジマックを選んだのか」を語れる準備が重要です。一貫体制・67拠点ネットワーク・コーポレートシェフ常駐など、フジマック固有の強みに言及することで選考への本気度が伝わります。

6. チーム連携・コミュニケーション能力をアピール

フジマックでは営業・技術・設計・サービスが連携して顧客対応に当たるスタイルが基本です。「一人で完結する仕事が好き」より「チームで大きな課題を解決した経験」を語れる人材が評価されます。過去の仕事の中でチームとの連携・調整で成果を出したエピソードを複数準備しておくと良いでしょう。

株式会社フジマックへの転職で評価されやすい経験

  • 業務用厨房機器(熱機器・冷機器・洗浄機器)の営業・販売経験
  • 厨房設備施工技能士・厨房設備士の資格保有
  • 電気工事士(1種・2種)・ガス機器設置スペシャリストなどの資格
  • 業務用機器のメンテナンス・修理・点検の実務経験
  • 外食チェーン・ホテル・病院・学校給食施設への提案営業経験
  • 厨房設計・レイアウト提案・施工監理の経験
  • HACCP管理・食品衛生関連の知識・資格(食品衛生管理者など)
  • 設備機器・産業機器メーカーでの製品開発・設計経験
  • 調理師免許や調理経験(コーポレートシェフ職の場合)
  • 管理栄養士・栄養士資格(フードコンサルタント系職種の場合)
  • 生産技術・品質管理・製造工程改善の実務経験
  • 大型案件のプロジェクト管理・施工管理の実績
  • CAD(2D・3D)を用いた厨房レイアウト・設備設計の経験
  • 省エネ機器・環境配慮型設備に関する知識・提案経験

特に評価されやすいのは、外食チェーン・ホテル・病院など大型施設への厨房機器提案営業または保守・施工管理の実務経験を持ち、顧客課題を解決した具体的な実績がある方です。

まとめ

株式会社フジマックは、業務用厨房機器という専門性の高いフィールドで70年超の歴史と実績を誇る総合メーカーです。熱機器・冷機器・洗浄機器・配膳機器から厨房設計・施工・保守まで一貫して対応できる総合力、全国67拠点のサービスネットワーク、コーポレートシェフ常駐という競合にはない付加価値が同社の強みです。

転職先として見たとき、フジマックは「食への関心・専門性・長期安定」を軸にキャリアを構築したい人材にとって非常に魅力的な選択肢です。平均年収642万円、賞与年3回、年間休日125日という処遇は中堅メーカーの中でも際立っており、創業来無休止の賞与支給という実績は会社の信頼性を示す強いシグナルです。

一方で、フルリモートを前提とした働き方や、食・フードサービスへの関心が薄い場合は、働きがいとのミスマッチが生じる可能性があります。転職を検討する際は、まず公式サイトのIR情報・採用ページを精読し、エージェントを通じた内部情報収集から始めることをお勧めします。食の現場を支えながら、長く・安定して・専門性を深めるキャリアを描く方にとって、フジマックはきわめて有力な転職先候補です。