株式会社FPGは、航空機・船舶・海上輸送用コンテナを対象資産とする「日本型オペレーティング・リース」において、国内最大規模の組成実績を持つ独立系金融サービス会社です。累計組成金額は4兆円超に達し、中堅中小企業の財務戦略・節税・資産承継ニーズに対してソリューションを提供し続けています。

2001年の設立以来、証券・信託・保険・不動産の各ライセンスを整備しながらグループを拡大。現在は国内不動産小口化商品や海外不動産ファンド事業にも進出し、第2・第3の収益柱を確立しています。東証プライム市場に上場(証券コード:7148)しながらも、連結従業員383名という少数精鋭体制で、1人当たりの生産性の高さが際立ちます。

平均年収は約1,000万円超と金融業界でも上位水準にあり、高いプロ意識を持つ人材が揃っています。一方で組成・販売の専門性が高く、法人営業・ストラクチャリング・コンプライアンスなど特定スキルを持つ人材が中心です。転職市場でのポジションは「ハイスペック・ハイリターン」型であり、金融サービス業での実績を持つ人材にとって魅力的なキャリアパスとなっています。

企業概要

項目内容
正式社名株式会社FPG
設立2001年11月
代表代表取締役社長 谷村 尚永
本社東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー
資本金約30億9,587万円
従業員数309名(単体)/ 383名(連結)※2025年9月30日現在
上場区分プライム市場(証券コード 7148)
売上高1,297億円超(2025年9月期連結)
平均年収約1,019万円(有価証券報告書ベース)
平均年齢41.4歳
勤続年数平均4.9年
事業内容リースファンド事業、国内不動産ファンド事業、海外不動産ファンド事業、保険・証券関連事業

FPGは「Financial Products Group」の略称で、2001年の創業から一貫して、中堅中小企業の経営者や財務担当者に向けた高度な金融ソリューションを提供してきました。創業当初は日本型オペレーティング・リースの一点突破で成長し、現在では不動産小口化・海外不動産ファンドへと多角化を実現した点が特筆されます。

383名という組織規模でありながら年商1,300億円規模を運営する生産性の高さは、業界でも特異な水準です。全国に札幌・盛岡・仙台・水戸・高崎・大宮・横浜・静岡・金沢・名古屋・京都・大阪・岡山・広島・高松・今治・福岡の各事業所を展開し、全国の中堅中小企業へのきめ細かいカバレッジを実現しています。

主な事業内容

FPGの収益源は大きく3つの柱で構成されており、創業来の主力事業であるリースファンドを軸に、不動産ファンド事業が急速に規模を拡大しています。

リースファンド事業

日本型オペレーティング・リース(JOL/JOLCO)の組成・販売が創業来の中核事業です。航空機・船舶・海上輸送用コンテナを世界の大手航空会社や海運会社にリースし、その受益権を中堅中小企業の投資家向けに販売します。投資家は初年度に大きな減価償却を計上できるため、企業の税務上の節税ニーズに応える商品設計になっています。累計組成金額は4兆円超と圧倒的な実績を誇り、業界内での信頼力・ブランド力を形成しています。

コンテナリースは、規格化された製品であり技術的陳腐化リスクが低いという特性から、安定的なキャッシュフローを生み出す商品です。航空機リースはより高額な案件が多く、大型顧客への提案力が問われます。

国内不動産ファンド事業

都市部の優良不動産物件を小口化し、法人・個人投資家へ提供する事業です。1口100万円〜数百万円単位で一等地不動産に投資できるという手軽さが受け、近年大幅な増収となっています。不動産小口化商品は金融商品としての規制対応と不動産業としての実務が交差する複合領域であり、専門人材の育成・確保が競争優位の源泉となっています。

海外不動産ファンド事業

米国・アジア等の海外不動産を活用したファンド商品を日本の投資家に提供する事業です。円安局面での海外資産へのニーズ拡大を背景に増収増益が続いており、グローバルな不動産ネットワークと商品組成力が競争力の源泉となっています。

保険・証券・信託関連事業

FPGグループは証券・信託・保険の各ライセンスを保有しており、投資家への包括的な金融サービス提供を可能にしています。主力商品の販売に伴う保険代理業や信託機能の提供など、グループとしての総合的なソリューション力を強化しています。

FPGの強み

強み1. 日本型オペレーティング・リースにおける圧倒的な実績と信頼

累計組成金額4兆円超というFPGの実績は、業界内で他社の追随を許さない水準です。日本型オペレーティング・リースは組成ノウハウ・海外パートナーとのリレーション・規制対応・税務スキームの理解など、高い専門性を要求する領域です。FPGはこれらのすべてに精通した組織能力を蓄積しており、新規参入者が同等の実績を積み上げるには長期間を要します。転職者にとっては、この業界の第一人者として認知されたブランドのもとで経験を積めることが大きな付加価値となります。

強み2. 少数精鋭・高生産性の組織体制

383名で1,300億円超の売上を運営する生産性は、金融系専門商社の中でも突出した水準です。1人当たりの裁量と責任が大きく、成果がダイレクトに評価される環境と口コミでも評価されています。「役職で決まるベースが高い」「評価されれば入社年数に関わらず上がっていく」という声もあり、実力主義の文化が根付いています。

強み3. 多様なライセンスによるワンストップ金融ソリューション

証券・信託・保険・不動産の各ライセンスを保有するグループとして、顧客の多様なニーズに対してワンストップで対応できる体制を持ちます。税務・財務・不動産・国際投資と幅広い知識が組み合わさるため、専門家としての市場価値が高まる環境です。

強み4. 全国に拡がる営業ネットワーク

札幌から福岡まで17拠点以上の全国展開により、地方の優良中堅中小企業にもリーチできる体制を確立しています。都市部集中型の金融サービス会社が多い中で、全国のニッチな優良顧客層を開拓してきた実績は、競合他社との差別化要因となっています。転職後はキャリアに応じて全国各拠点でのポジションが選択肢となる点もメリットです。

強み5. 事業多角化による安定した収益基盤

リースファンド事業に加え、国内不動産小口化・海外不動産ファンドという成長事業を確立したことで、特定の市場動向に依存しすぎないポートフォリオを構築しています。リースファンド事業が特定の経済環境(円高・金利動向・規制変更等)の影響を受けた際にも、他の柱が補完できる構造は組織の安定性に貢献しています。

強み6. 社名ブランドと業界内でのプレゼンス

東証プライム上場・業界最多の組成実績という事実は、顧客の信頼獲得において大きなアドバンテージです。金融商品の販売において「どこが組成しているか」は投資家の判断に直結するため、FPGブランドの存在自体が営業ツールとして機能します。また、業界の第一人者として社名が広く知れ渡っていることは、採用市場においても優秀な人材を引き寄せる効果があります。

FPGの年収事情

FPGの平均年収は約1,019万円(有価証券報告書ベース・直近期)と、金融業界・証券業界の中でも上位水準に位置しています。少数精鋭の組織において、高い専門性に見合った報酬設計がなされていることが特徴です。

職種別の想定年収レンジ

職種想定年収レンジ
リースファンド営業(若手)600万〜800万円程度
リースファンド営業(中堅・主任)800万〜1,100万円程度
リースファンド営業(マネージャー)1,000万〜1,500万円程度
不動産ファンド営業700万〜1,200万円程度
ストラクチャリング・商品組成700万〜1,300万円程度
コンプライアンス・法務600万〜1,000万円程度
IR・コーポレート600万〜900万円程度
バックオフィス(総務・経理)500万〜750万円程度

給与制度の特徴

FPGの給与制度は、役職・職責に応じた固定給ベースが高めに設定されており、そこに成果連動の賞与が上乗せされる構造とされています。「役職で決まるベースが高い」「評価されれば入社年数に関わらず上がっていくイメージ」という社員の声が複数確認されており、実力主義的なカルチャーが給与制度にも反映されています。また、採用後の役職付与や昇格スピードが比較的速い点も特徴として挙げられます。

年収を見る際の注意点

  • 平均値には管理職・役員クラスが含まれるため、入社初年度はレンジ下限から始まるケースが多い
  • 勤続年数の平均が4.9年と短い点は、成果次第での早期昇進/離職双方が影響している可能性がある
  • 部門・職種によってバラつきが大きく、営業成績と連動する部分が大きいと想定される
  • 転職エージェント経由の求人票には提示年収レンジが明示されることが多いため、応募前に必ず確認する

FPGの働き方・福利厚生

FPGは金融系専門職として、専門性と成果を軸にした働き方が基本です。全国17拠点以上への出張も発生しうる環境であり、顧客の中堅中小企業は地方に多いため、フィールドセールスの機動力が問われる場面もあります。

勤務時間・休日 所定労働時間は標準的な8時間制。金融系の法令対応・コンプライアンス管理も業務の一部であり、繁忙期は一定の残業が発生するとされています。年間休日は業界標準水準とみられますが、詳細は採用時の個別確認を推奨します。

リモートワーク 対顧客の法人営業がメインのため、フルリモートは難しい環境です。ただし社内業務の一部はリモート対応が進んでいるとみられます。

主な福利厚生・制度(確認できた範囲)

  • 社会保険完備(健康・厚生・雇用・労災)
  • 交通費支給
  • 退職金制度(詳細は要確認)
  • 各種休暇制度(年次有給・慶弔・産育休等)
  • 資格取得支援(証券外務員・AFP等の取得支援)
  • 全国17拠点以上のキャリアチェンジ機会
  • 産前産後・育児休業制度

注意点 少数精鋭の組織であるため、一人ひとりへの期待役割が大きく、高い成果を常に求められる環境です。オープンな評価体系が特徴的な反面、成果が出なかった場合のプレッシャーも相応に大きいと想定されます。

FPGの社風・カルチャー

一言で表すなら「プロフェッショナル集団の少数精鋭型商社」

FPGは、メガバンク・証券・保険業界出身者を中心に、金融の専門知識と法人営業力を高い水準で兼ね備えた少数精鋭の組織です。「選ばれた人材が高い報酬を得る」実力主義的なカルチャーが根底にあり、単純な職務遂行ではなく「顧客の経営課題にどう貢献できるか」を自律的に考え動くことを期待される環境です。

社員口コミでは「入社年数に関わらず評価される」「役職ベースが高く設定されている」といった声がある一方で、平均勤続年数4.9年という数字が示すとおり、成果が出なければ長くは続かない厳しさも内包しています。

評価される人物像

  • 顧客(中堅中小企業の経営者)と対等に対話できる知識・コミュニケーション力
  • 税務・財務・金融商品に関する専門知識を自走で習得・更新できる姿勢
  • 高い数字目標をプレッシャーではなくモチベーションに変換できるメンタル
  • 小さな組織ゆえの曖昧さ・変化に対して柔軟に適応できる自律性

表面的なイメージと実態の差

「金融机上業務」のイメージを持つ方もいますが、実態はフィールドに出て経営者と折衝する法人営業が主役です。また「大企業っぽいゆったりした環境」を期待すると、少数精鋭の高速判断・高成果要求の文化にギャップを感じる可能性があります。自律的に動ける方には裁量と報酬が与えられる環境です。

FPGの転職難易度

難易度:S級

FPGへの転職難易度は業界内でも相当高い水準にあると言えます。平均年収1,000万円超の組織への入口として、採用基準は厳格であり、金融業界でのソリューション営業実績・専門資格・コミュニケーション力のすべてが問われます。

少数精鋭383名という組織規模からも、求人枠自体が限られており、中途採用のチャンスは計画的に開かれるものの常時大量採用はしていません。

理由1. 高い専門性要件

日本型オペレーティング・リース・不動産小口化・海外不動産ファンドなど、扱う商品の専門性が高く、税務・金融・不動産の知識を複合的に有する人材が求められます。証券外務員・FP・税理士・公認会計士など関連資格の保有が評価されます。

理由2. 法人営業力の実証要求

中堅中小企業の経営者層に対して高額・複雑な金融商品を説明・提案できる営業力が必須です。前職での金融商品の法人営業実績(残高・件数)が書類選考・面接で詳しく問われます。

理由3. 少数精鋭の組織フィット

383名の少数組織では、1名の採用ミスが組織に与える影響が大きいため、カルチャーフィットの見極めが慎重に行われます。「自律的に動ける」「成果責任を受け入れられる」点を具体的なエピソードで示せるかが重要です。

FPGの主な募集職種

FPGの採用は高度な専門性を要する職種中心であり、未経験者向けのポジションはほぼありません。主な募集職種は以下の通りです。

  • 証券法人営業(リースファンド・不動産小口化商品の法人向け提案営業)
  • 商品組成・ストラクチャリング(航空機・船舶・コンテナリースの案件組成)
  • コンプライアンス担当(金融商品取引法・信託業法等の規制対応)
  • IR担当(上場企業としての機関投資家・個人投資家向け情報開示)
  • 経営企画(中長期戦略立案・事業管理)
  • 財務会計(連結決算・管理会計・グループ財務管理)
  • 法務(金融商品・不動産ファンド関連契約審査・法的リスク管理)
  • 人事企画(人事制度設計・採用戦略)

FPGに向いている人

金融の専門家として顧客に「ソリューションを提供したい」人

商品を売るというよりも、顧客企業の財務課題・税務課題を解決するパートナーとして動きたい人に向いています。複合的な知識を武器に経営者と伍して議論できる専門家志向の方が活躍しています。

高い報酬と高い成果責任をセットで受け入れられる人

少数精鋭・高報酬・高目標の三位一体の環境です。「仕事の質と量に見合った報酬を得たい」と明確に考えている方にとってはモチベーションになる環境です。

金融・不動産・税務の学習を苦にしない人

扱う商品は複雑で専門性が高く、法規制の改正にも随時対応が必要です。自律的に学習し続けることを楽しめる方が長期的に活躍します。

少数組織の機動力を好む人

大手企業の縦割り組織・意思決定の遅さに閉塞感を覚えていた方にとって、少数精鋭での意思決定のスピード感は大きなメリットに映るはずです。

FPGに向いていない人

批判ではなくミスマッチ防止のための観点として整理します。

  • タイプ1:安定志向・年功序列を好む人 — 成果連動・実力主義の評価文化であり、年次で自動的に昇給する環境ではありません
  • タイプ2:スペシャリスト志向で営業が苦手な人 — バックオフィスポジションは少数であり、主力は法人営業系です
  • タイプ3:大企業の規模感・ブランドにやりがいを感じる人 — 383名の組織規模であり、大企業ならではの知名度・インフラが期待値と異なる場合があります
  • タイプ4:専門性向上より幅広いゼネラリストキャリアを求める人 — 金融サービスの専門特化型であり、多業種を経験したい人には向きません
  • タイプ5:出張・フィールドワークを極力避けたい人 — 全国に顧客を持つ法人営業であり、一定の出張・移動は職務の一部です

FPGの選考対策

選考対策1. 日本型オペレーティング・リースの仕組みを理解してから臨む

書類選考・面接を問わず、「日本型オペレーティング・リースとは何か」を自分の言葉で説明できることが最低ラインです。税務上の仕組み(初年度減価償却・組成スキーム)・対象資産の種類・投資家にとってのメリット・リスクを整理して面接に臨みましょう。

選考対策2. 前職での法人営業実績を数字で語れる準備をする

「何社に提案したか」「どのくらいの金額規模の商品を販売したか」「顧客の意思決定プロセスにどう関与したか」を具体的な数字と事実で説明できるよう準備します。スキル・実績の定量化が求められます。

選考対策3. 資格・専門知識のアピールポイントを整理する

証券外務員(一種・二種)・AFP・CFP・FP技能士・税理士・公認会計士・不動産鑑定士・宅地建物取引士など関連資格は積極的に前面に出しましょう。保有資格がない場合、選考並行中の学習状況もアピールになります。

選考対策4. なぜFPGなのかを競合他社と比較して語る

金融サービス業に同種の企業は複数存在します。「なぜ他社ではなくFPGか」を論理的に答えられる準備が必要です。累計組成実績・事業多角化・プライム上場・報酬水準など、FPGが選ばれる理由を自分のキャリア観と結びつけて説明できるようにしましょう。

選考対策5. 少数精鋭組織でのカルチャーフィットを示す

「自律的に動いた経験」「成果責任を引き受けた経験」「曖昧な状況でも前進した経験」を具体的なエピソードとして持参しましょう。大企業出身者の場合は特に「小さい組織でもやっていける」証拠を準備することが重要です。

選考対策6. 顧客(中堅中小企業の経営者)への理解を深める

FPGの顧客は中堅中小企業の経営者・財務担当者です。「彼らのどんな課題をどう解決したいか」という問いに自分の言葉で答えられることが、志望動機の深みにつながります。

FPGへの転職で評価されやすい経験

  • 銀行・証券・信託・保険業界での法人営業経験(特に課題解決型・ソリューション型営業)
  • 金融商品(ファンド・債券・仕組み商品等)の販売・組成に関わった経験
  • 不動産ファンド・REITに関連する業務経験
  • 証券外務員一種・二種の保有
  • FP技能士(2級以上)・CFPの保有
  • 税理士・公認会計士・不動産鑑定士等の専門資格
  • 中堅中小企業の経営者・オーナーとの交渉・折衝経験
  • 複雑な金融スキームの説明・提案書作成経験
  • コンプライアンス担当・法令審査の実務経験
  • M&A・組成業務(ストラクチャリング)の補佐経験
  • 英語力(グローバル案件への参画で活きる場面あり)
  • 事業会社での財務・経理責任者経験(顧客理解の深みにつながる)

特に評価されやすいのは、銀行・証券会社での法人営業経験と、そこでの具体的な提案実績・残高実績を定量的に提示できる候補者です。FPGの商品性質上、「顧客の節税・財務課題を深く理解した上で高額商品を提案できる」スキルは、採用側が最も重視するポイントとなります。

まとめ

FPGは、日本型オペレーティング・リースを主軸に、国内外の不動産ファンドへと収益多角化を実現した高付加価値金融サービス会社です。少数精鋭383名で年商1,300億円超を運営する生産性の高さ、平均年収1,000万円超の報酬水準、そして業界内での圧倒的なブランド力は、金融業界でのキャリアを志す人材にとって魅力的な要素です。

一方で転職難易度は高く、金融サービスの法人営業経験・専門知識・実績の三拍子が求められます。書類選考段階から競合は厳しいため、応募前には自身のキャリアとFPGの採用要件のマッチ度を冷静に評価することが重要です。

成果に見合った高い報酬と裁量を求め、金融の専門家として顧客企業の財務戦略を支援したいという方にとって、FPGは業界でも屈指のキャリアステージとなり得ます。エージェントを活用しながら、十分な準備のもとで選考に臨むことをお勧めします。

参考リンク