unbanked株式会社(証券コード:8746)は、東証スタンダード市場に上場する実物資産×フィンテック特化の変革期企業です。1972年に第一商品株式会社として設立され、商品先物取引のリーディングカンパニーとして50年以上の歴史を刻んできましたが、2024年にUNBANKED株式会社、2025年にunbanked株式会社へと社名を変更し、事業の全面刷新を進めています。
コーポレートコンセプト「Real Finance, New Approach」が示すとおり、金地金という「本物の資産」とブロックチェーン技術を組み合わせた新しい金融サービスの創造をミッションとしています。世界人口の約17億人とも言われる銀行口座を持てない人々(unbanked層)にも届く実物資産へのアクセス手段を提供しようという志が、社名そのものに込められています。
転職検討者にとってunbankedが興味深いのは、「上場企業の信頼性・コンプライアンス基盤」と「立ち上げ期スタートアップ並みの課題の豊富さ」が同居するという稀有な環境にある点です。組織規模が小さい分、採用される一人の影響力は大きく、ビジネスモデル構築から規制対応まで幅広い経験が積める場となっています。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | unbanked株式会社 |
| 旧社名 | 第一商品株式会社(2024年7月まで)→ UNBANKED株式会社(2025年6月まで) |
| 設立 | 1972年11月8日 |
| 代表取締役社長 | 胡 燕(こ えん) |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区恵比寿1-18-14 恵比寿ファーストスクエア9F |
| 資本金 | 1億円 |
| 従業員数 | 連結31名・単体5〜6名(2025年3月期時点) |
| 上場区分 | 東証スタンダード市場(証券コード:8746) |
| 売上高 | 約93.9億円(2026年3月期) |
| 平均年収 | 584万円程度(有価証券報告書ベース) |
| 平均年齢 | 47.5歳 |
| 平均勤続年数 | 14.9年 |
| 事業内容 | 金地金現物販売・暗号資産(Kinka/XNK)発行・不動産担保融資 |
unbankedは旧第一商品株式会社と高津商事株式会社が1972年に新設合併して生まれた商品先物取引業者でした。長年にわたり国内の商品先物取引の最前線で活動してきましたが、商品先物市場の縮小と規制強化を受け、2020年代に入り事業の根本的な転換を決断しました。
現在は金地金の現物販売を主軸としながら、ブロックチェーン技術による暗号資産「Kinka(XNK)」の発行を通じた国際展開、および子会社CloudBank Capitalを通じた不動産担保融資という3本柱で収益を確保しています。売上規模に対し従業員数が極めて少ない点は、金地金の仕入れ・販売というシンプルなビジネスモデルに起因しており、高い一人当たり売上を誇る反面、組織としての厚みは限定的です。
主な事業内容
unbankedの事業は「実物資産(ゴールド)」と「デジタル金融」を組み合わせる二軸で構成されています。旧来の商品先物取引業の知見を活かしながら、現代の技術・規制環境に適した新しいビジネスモデルへと進化中です。
事業の核心にあるのは「価値の実体化」です。銀行システムにアクセスできない人々でも、金地金というユニバーサルな価値保存手段と、それをデジタル化した暗号資産を通じて資産形成できる仕組みを提供しようとしています。
金地金事業(実店舗・EC販売)
金地金の現物販売は売上の大部分を占めるコア事業です。実店舗での対面販売に加え、ECチャネルを通じたオンライン販売を展開しています。商品先物取引の時代から培った貴金属マーケットの知見と仕入れネットワークが競争優位の源泉となっています。
金価格の上昇局面では売上・利益ともに大きく伸長する構造を持ちます。2025年3月期の売上高が前期比78.7%増の約94.9億円に達したのも、金価格高騰の恩恵を受けた結果です。一方で価格変動リスクを常に抱えるため、マーケット感覚とリスク管理能力が社員に求められます。
暗号資産Kinka(XNK)事業
金地金を裏付け資産とする暗号資産「Kinka(XNK)」の発行・流通が次世代の収益柱として育成中です。ブロックチェーン技術を活用し、物理的な金の移動を伴わずに金資産へのアクセスを世界中に提供するという構想です。
国内では暗号資産交換業者としての規制対応が必要なため、金融庁との折衝や法規制動向の把握が事業運営の重要ファクターとなっています。Web3・トークンエコノミーの知識を持つ人材にとって、実物資産裏付けのステーブルコインという領域は先進的なキャリア形成の場となり得ます。
ノンバンク事業(不動産担保融資)
子会社CloudBank Capitalを通じた不動産担保融資が第三の収益源です。不動産を担保に資金を必要とする企業・個人に対し、銀行融資では対応が難しい案件にも柔軟に対応するノンバンク型の融資を提供しています。
「unbanked(銀行に縁遠い人々への金融アクセス提供)」というブランドメッセージと直結する事業領域であり、今後の拡大が期待されています。不動産・金融規制の知識と、信用リスク評価スキルを持つ人材の活躍が見込まれます。
unbankedの強み
強み1. 東証上場の信頼性と変革期企業の機動性の共存
東証スタンダード市場への上場は、コンプライアンス体制・情報開示・ガバナンスの一定水準を担保します。一方で連結31名という規模は多くのスタートアップよりも小さく、意思決定のスピードと個人の影響力の大きさはスタートアップ以上と言えます。上場企業の信頼性を背景に、スタートアップ的な働き方ができる環境は転職市場でも極めてユニークです。
転職者にとっては、ベンチャーの不安定さを避けながら変革期特有の多様な経験が積めるというメリットがあります。CVに「東証上場企業の変革期を経験」と書けることは、次のキャリアでも説得力を持ちます。
強み2. 金地金×Web3という独自の実物資産フィンテック領域
金地金とブロックチェーンを組み合わせたビジネスモデルを持つ上場企業は国内でも希少です。「デジタルゴールド」「実物資産担保型トークン」という領域は、グローバルでも注目が高まっており、先行者として独自のポジションを確立しつつあります。
この領域での実務経験は、暗号資産・実物資産・フィンテックが交差する将来のキャリア形成において大きな差別化要因になり得ます。業界の黎明期に立ち会えることは、長期的なキャリア視点では貴重な資産です。
強み3. 創業50年超の商品先物ノウハウと規制対応力
1972年から商品先物取引業を営んできた歴史は、貴金属マーケットの深い理解と、金融規制への対応経験という形で組織に蓄積されています。新興フィンテック企業が直面する「規制の壁」を乗り越えるためのノウハウを持ち合わせている点は、長期的な事業運営の安定性につながります。
コンプライアンス対応や行政折衝の経験を持つベテランと、新しい技術・ビジネスモデルを持ち込む若手が協働する場として、異なるバックグラウンドを持つ人材が学び合える環境があります。
強み4. 少数精鋭による高い一人当たり生産性
売上約94億円を31名(連結)で生み出す一人当たり売上高は約3億円程度に達します。これは金地金という商材の特性によるところが大きいものの、少人数で大きな事業を回す経験は、個々のビジネス感覚と責任感を飛躍的に高めます。
「多くの業務を効率的にこなす力」と「複数領域を横断するゼネラリスト能力」が自然と身につく環境であり、将来的に独立・起業・他社の経営層を目指す方にとっては格好の修業の場です。
強み5. 平均勤続14.9年が示す少数コアメンバーの安定感
旧第一商品時代からのコア人材が組織の根幹を支えており、業界知識・顧客ネットワーク・規制対応ノウハウが属人的に蓄積されています。外からの目には「流動性が低い」と映るかもしれませんが、実態は「軸のある組織」であることを示しています。
新たに加わる人材は、このコアメンバーから凝縮された業界知識を吸収できるという意味で、師匠的な存在を持ちやすい環境です。少人数ゆえに新人でも幹部に直接アクセスできる距離感も、学びの速度を上げる要因となっています。
強み6. 恵比寿オフィス×上場企業という働く環境
渋谷区恵比寿という立地は交通アクセスと周辺環境の両面で優れており、東証上場企業のオフィス環境として水準の高い場所での就業が可能です。少人数の職場は人間関係がコンパクトである分、人間関係のストレスや社内政治が少ない傾向があります。
unbankedの年収事情
unbankedの平均年収は有価証券報告書ベースで584万円程度とされています。単体従業員数が5〜6名と極めて少ないため、個人差が平均値に大きく影響する点に注意が必要です。以下はロールごとの推計レンジです。
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 想定年収レンジ |
|---|---|
| 営業(金地金販売) | 400〜650万円 |
| フィンテック・Web3エンジニア | 500〜800万円 |
| コンプライアンス・法務 | 500〜750万円 |
| 経営企画・IR | 600〜900万円 |
| ファイナンス・財務 | 450〜700万円 |
| カスタマーサポート | 350〜500万円 |
給与制度の特徴
少人数の上場企業であるため、大手のような体系的な給与テーブルは持っていない可能性が高く、個人のスキル・実績・交渉力が年収決定に大きく作用すると推測されます。上場企業のため、株式報酬(ストックオプション等)の制度が設けられているかどうかについては採用プロセスで確認することをお勧めします。
年収を見る際の注意点
- 単体従業員5〜6名の平均値は個人差が統計的に大きく出るため参考値として捉える
- 2026年3月期に大幅赤字(▲27.9億円)となっており、賞与・インセンティブへの影響が生じている可能性がある
- 業績連動型の報酬設計かどうかは採用面接で具体的に確認が必要
- 小規模上場企業では「固定給は抑えめ・成果報酬比率が高い」設計になっているケースもある
- 将来の株式価値(ストックオプション等)も含めた総報酬で評価することが重要
unbankedの働き方・福利厚生
勤務時間・休日
少人数・上場企業という特性上、業務の繁閑に応じた柔軟な働き方が求められると推測されます。決算期・IR関連業務が集中する時期は繁忙となる傾向があります。
- 勤務時間:標準的なフレックスタイム制または裁量労働制の可能性あり
- 休日:土日祝日休み(上場企業として法定休日の遵守は確実)
- 有給休暇:法定付与(採用時の条件確認を推奨)
- 年間休日:120日前後と推定(詳細は採用選考時に確認)
リモートワーク
恵比寿オフィスを拠点とした勤務が基本ですが、少人数組織でのリモート対応可否については採用選考時に確認が必要です。フィンテック・Web3の文脈ではリモートワーク親和性が高い企業が多い傾向がありますが、上場企業の管理部門業務はオフィス出勤が前提のケースも多いです。
福利厚生
- 社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災)
- 交通費支給
- 東証上場企業として法定福利厚生の整備
- 少人数組織ならではのフラットなコミュニケーション環境
- 貴金属・フィンテック業界の最前線の知識・人脈形成
- 上場企業IRへのアクセス機会(経営情報の透明性)
- 恵比寿という好立地でのオフィス環境
- 変革期参画による市場価値向上
- 少数精鋭ゆえの高い裁量と意思決定への参加機会
- Web3・暗号資産領域の先端知識習得機会
注意点
2026年3月期の大幅赤字は、賞与や福利厚生の維持に影響を及ぼす可能性を考慮する必要があります。入社前に最新の業績・財務状況を有価証券報告書で確認し、中長期の経営計画についても質問することをお勧めします。
unbankedの社風・カルチャー
一言で表すなら「変革の只中を生きるベテランと新参者の共同体」
平均勤続14.9年というデータが物語るとおり、旧第一商品時代からのコアメンバーが組織の中核にいます。一方、社名変更・事業転換という大きな変革を経て新たに加わっているメンバーも存在しており、「昭和の商品先物文化」と「Web3・フィンテック文化」が融合(あるいは衝突しながら融合しつつある)段階にあります。
意思決定は経営層に近い位置で行われるため、「なぜこの判断をするのか」という経営のリアルな思考に触れやすい環境です。数十人の大企業では味わえない「経営の解像度の高さ」が得られる反面、正解のない意思決定に自分自身がコミットする精神的タフさも求められます。
評価される人物像
- 自律的に課題を発見し、仮説を持って行動できる人
- 規制・法令遵守を前提としながらも事業成長を追求できる人
- 不確実性の高い環境でも意思決定できる判断力を持つ人
- 業界の変化を楽しみながら学び続けられる人
- 少人数チームで複数の役割を担えるゼネラリスト志向の人
表面的なイメージと実態の差
「上場企業だから安定しているはず」というイメージと、「連結31名・赤字転落中の変革期企業」という実態のギャップは、入社前に正しく理解しておく必要があります。安定を優先するよりも「上場企業という枠組みの中でリスクを取りに行く」マインドセットが求められます。また「老舗企業」という外見と「事業を根本から作り直している途中」という内実のギャップも大きく、前職の経験が必ずしも通用しない場面も多いと想定されます。
unbankedの転職難易度
難易度:A級(上位10〜20%相当)
unbankedへの転職難易度は、求人数の絶対量が少ないという観点から極めて高いと言えます。年間採用人数が数名程度と推定され、ポジションが空いた時にしか採用が行われないため、タイミングと適合性の両方が要求されます。
同時に、変革期の上場企業で実物資産フィンテックという特殊領域の経験者が少ないため、「何かひとつの専門性を突き抜けている人材」であれば、必ずしも業界経験は必須ではない可能性があります。経営層が求める人物像と直接対話できる採用プロセスになっていることが多く、書類・面接の各ステップでの「想い」と「論理」の両立が問われます。
理由1. 採用人数が極めて少ない
単体従業員5〜6名という規模は、年間採用人数が1〜3名程度に留まることを意味します。欠員補充型の採用が多いと推定され、ポジションの開口自体が稀です。転職エージェント経由よりも、直接応募やリファラル(紹介)での採用が多い可能性もあります。
理由2. 求められるスキルの複合性
金地金・貴金属マーケットの知識、暗号資産・ブロックチェーンの理解、金融規制への対応経験という三つの領域を横断できる人材は市場に多くありません。いずれかひとつに突出したスキルを持ちながら、他の領域への適応可能性を示せるかが選考のポイントとなるでしょう。
理由3. カルチャーフィットの厳しさ
少人数組織では、スキルよりもカルチャーフィットの優先度が高くなる傾向があります。「自律・変革・耐性」という組織の特性に自分が合うかどうかを自己分析し、選考の場でも具体的な行動事例で示すことが求められます。
unbankedに向いている人
タイプ1. フィンテック×実物資産の交差点でキャリアを作りたい人
暗号資産・ブロックチェーンだけでなく、金地金という実物資産との掛け合わせに興味がある人にとって、unbankedは国内でも数少ない実践の場です。「デジタルゴールド」という概念が世界的に注目される中、先行者として経験を積みたい人に向いています。
タイプ2. 上場企業で経営に近い仕事がしたいが大企業は合わない人
大企業では何年もかけて経験することを、小規模上場企業では数か月で経験できることがあります。経営企画・IR・法務・財務など管理部門のコア業務に早期から関わりたい人に適した環境です。
タイプ3. 変革期企業の課題解決に燃えるビジネス開発人材
事業転換の只中にある企業では、既存の正解が少なく、自分で考え・試し・修正するサイクルが求められます。「決まったことをこなす」よりも「何をすべきかを定義することから始める」働き方を好む人に向いています。
タイプ4. 金融・コンプライアンス専門性を持ち複雑な規制環境を楽しめる人
暗号資産・貴金属・融資という複数の規制業種をまたぐビジネスは、規制対応の複雑さが常にありますが、それを「制約」ではなく「差別化の源泉」と捉えられる人には刺激的な環境です。
タイプ5. 長く腰を据えて一つの組織を育てたい人
平均勤続14.9年が示すとおり、unbankedは長く在籍する文化を持つ組織です。頻繁な転職よりも、一つの場所で深く根を張りながら成長したい人には、安心して腰を落ち着けられる可能性があります。
unbankedに向いていない人
批判ではなく、入社後のミスマッチを防ぐために記載しています。
- タイプ:安定・大規模組織志向の人 — 年間採用数名の小規模組織では、マニュアル整備・研修制度・メンター体制が大企業ほど充実していない可能性があります。「整った環境で力を発揮する」タイプよりも「ないものは作る」タイプに向いています。
- タイプ:短期間での昇給・昇進を最優先にする人 — 少人数組織では昇進ポストが限られており、ポジション数の天井が早期に現れることがあります。役職より「経験の幅と深さ」を評価軸にできる人のほうが長続きします。
- タイプ:業績・財務安定性を重視する人 — 2026年3月期の大幅赤字は事実であり、業績の変動リスクを受け入れられない場合はリスクが高い選択となります。財務状況を事前に徹底的に調査することが必要です。
- タイプ:大人数のチームでの協働を重視する人 — 単体5〜6名の環境では、チームスポーツ的な働き方よりも個人の自律性が前提となります。同僚が少ない中での孤独感を感じやすい人には合わないかもしれません。
- タイプ:業界・職種の専門性を縦に深めたい人 — 少人数では一人が複数の役割を担うことが多く、特定の専門職としてのキャリアを純粋に深めたい場合は、大手や専門特化企業のほうが適しています。
unbankedの選考対策
1. 事業転換の文脈と自分の貢献を接続する
書類・面接の冒頭で「なぜunbankedに応募したのか」を問われた際、単に「フィンテックに興味があるから」では不十分です。第一商品からunbankedへの転換の経緯を理解した上で、「この転換局面で自分のXXの経験がYYという形で貢献できる」という具体的なナラティブを用意してください。
2. 貴金属・金融・Web3の基礎知識を事前に習得する
業界専門用語への理解は、候補者の本気度を測る指標になります。金地金の価格形成メカニズム、暗号資産の規制環境、不動産担保融資の仕組みについて、最低限の基礎知識を習得してから選考に臨むことで差別化できます。
3. 小規模組織での自律的な業務経験を具体的に語る
面接では「あなたが一人でゼロから取り組んだ経験」が高く評価される傾向があります。チームの成果よりも、自分が主体的に動いてどのような成果を出したかを、STARメソッド(状況・課題・行動・結果)で準備してください。
4. 財務状況への理解と中長期ビジョンへの共感を示す
2026年3月期の大幅赤字について、採用面接で触れることを恐れる必要はありません。むしろ「この赤字の背景を理解した上で入社を選んでいる」という姿勢は、真剣さと分析力を示します。「この困難な時期に何をしたいのか」を明確に語れる準備をしてください。
5. 少人数組織でのカルチャーフィットを自ら語る
選考の後半では「この人と一緒に働けるか」という人物評価のウェイトが大きくなります。旧来のヒエラルキー型組織とフラットなスタートアップ型組織の両方を経験したことがあれば、それが強みになります。少人数チームでの摩擦の乗り越え方や、自律的な問題解決の具体例を準備してください。
6. 逆質問で経営ビジョンへの関心を示す
採用面接では必ず逆質問の機会があります。「今後3〜5年でKinka(XNK)の展開をどのように計画しているか」「nobanked事業とCloudBank Capitalの成長戦略の優先順位は」など、経営計画に踏み込んだ質問は、経営層との距離感を縮め、入社後の活躍イメージを共有する機会になります。
unbankedへの転職で評価されやすい経験
- 商品先物・貴金属・コモディティ市場での実務経験
- 暗号資産交換業者・ブロックチェーン関連スタートアップでの業務経験
- 金融庁・規制当局との折衝・コンプライアンス対応の実績
- 不動産担保融資・ノンバンク・ABL(資産担保融資)の審査・組成経験
- 小規模上場企業でのIR・開示業務の経験
- フィンテックのプロダクト企画・グロース経験
- Web3トークンエコノミーの設計・マーケティング経験
- 少人数のベンチャー・スタートアップでの事業開発経験
- M&A・ファイナンス・投資戦略の立案・実行経験
- 海外市場(特にアジア・中東)への金融サービス展開経験
- 経営企画・CFO業務の経験(少人数組織での管理部門全般)
- SaaS・EC・デジタルマーケティングによる販売チャネル構築経験
特に評価されやすいのは、「規制対応経験×フィンテック実務×スモールチームでの自律的業務推進」の三つを兼ね備えた経験です。 一つひとつのスキルよりも、複数領域を横断しながら自分で考えて動いてきた実績が、この会社が最も評価するプロフィールと一致します。
まとめ
unbanked株式会社は、半世紀以上の歴史を持つ商品先物取引業者が、金地金×暗号資産×ノンバンク融資という独自モデルへと変革する過程を、少数精鋭の上場企業として歩んでいる特異な存在です。「東証上場企業の信頼性」と「立ち上げ期スタートアップ並みの裁量と課題」が同居するこの環境は、キャリアにおいて明確な差別化を求める人材にとって魅力的な選択肢です。
2026年3月期の大幅赤字という試練を迎えているのも事実であり、財務状況の慎重な確認と中長期の経営方針への理解は、入社判断において欠かせないプロセスです。しかし裏を返せば、この局面に参画することで事業の立て直しや新領域の開拓という、通常のキャリアでは得難い経験が凝縮される可能性があります。
採用は年間数名という極めて絞られた機会であるため、「今の自分のスキルとunbankedが必要とする人材像の重なり」を徹底的に分析し、最適なタイミングで熱意と論理を持って臨むことが求められます。
実物資産とデジタル金融の橋渡し役を担う日本発の上場企業として、unbankedのチャレンジに共鳴し、変革の一翼を担いたいと考える方には、ぜひ一歩踏み込んで情報収集を始めることをお勧めします。キャリアのターニングポイントになり得る選択肢が、ここにあるかもしれません。
