東京衡機は1923年(大正12年)の創業以来、100年以上にわたって試験機・計量機器の分野を歩み続けてきた老舗精密機器メーカーです。材料試験機・疲労試験機をはじめとする試験機事業を中核に、ゆるみ止めナット等の締結部材を扱うエンジニアリング事業、そしてデジタル事業という3本柱で日本のモノづくり産業を支えています。東京証券取引所スタンダード市場に証券コード7719で上場しており、グループ連結売上高は約44億円規模の中堅精密機器企業です。

試験機という分野は地味に見えて実は非常に重要です。自動車・航空・建設・電機など、あらゆる産業で製品の強度や耐久性を検証するために試験機は欠かせません。東京衡機はこの分野で100年以上の歴史を持ち、国内外の大学・研究機関・製造業から信頼を得てきました。試験機メーカーとして必要とされる精密な製造技術と、長年にわたって蓄積された材料試験のノウハウが同社の強みです。

転職市場においては、東京衡機のような専門性の高い精密機器メーカーはニッチながら安定した需要があります。製造業や研究機関を顧客とした技術営業、機械設計・サービスエンジニアなど、技術系バックグラウンドを持つ人材にとっては腰を据えて専門性を磨ける環境です。本稿では同社の事業内容・強み・年収水準・転職難易度を転職エージェントの視点から詳細に解説します。

企業概要

項目内容
会社名株式会社東京衡機
設立1923年(大正12年)3月
代表取締役小塚 英一郎
本社東京都渋谷区桜丘町22番14号 N.E.SビルN棟5階
資本金5億円
従業員数単体21名・連結127名程度
上場区分スタンダード市場(証券コード7719)
売上高連結約44億7,000万円(2026年2月期)
平均年収約612万円(単体・直近有価証券報告書)
平均年齢44.9歳(単体)
勤続年数6.8年(単体)
事業内容試験機事業・エンジニアリング事業・デジタル事業

東京衡機の歴史は1923年の創業に始まり、実に100年以上の事業継続実績を持ちます。元々は計量機器の製造から事業を開始しており、時代の変化とともに材料試験機へと事業の軸を移し、現在では試験機分野で国内屈指のプレイヤーへと発展してきました。

グループ組織としては、試験機事業を担う東京衡機試験機、エンジニアリング事業を担う東京衡機エンジニアリングなどを傘下に持つ持株会社的な役割を果たしています。単体従業員数は20名超と小規模ですが、グループ連結では127名規模の組織となっており、中核技術者がグループ各社に分散する構造です。

主な事業内容

東京衡機の事業は大きく試験機事業・エンジニアリング事業・デジタル事業の3領域に分類されます。それぞれが独立したビジネスモデルを持ちながら、「精密技術による品質保証」という共通テーマのもとに統合されています。

導入として概観すると、売上の主軸は試験機事業であり、グループ売上高の大部分を占めています。エンジニアリング事業は安定した収益を生む事業として機能しており、デジタル事業は成長を期待する分野に位置づけられています。

試験機事業

東京衡機の根幹を成す事業です。材料試験機・疲労試験機・硬さ試験機・衝撃試験機など、様々な試験機器の製造・販売・メンテナンスを手がけています。顧客は自動車メーカー・電機メーカー・鉄鋼メーカー・大学・研究機関など多岐にわたり、製品の品質検証に不可欠な機器を供給しています。

また、海外の試験機メーカーとの販売業務提携を通じた輸入販売も重要な柱です。世界的な精密機器ブランドの日本総代理店として、最先端の試験機器を国内市場に提供する機能も担っています。さらに受託試験サービスも展開しており、試験機を持たない企業や研究機関向けに試験・測定の代行を行っています。

エンジニアリング事業

ゆるみ止めナット・ゆるみ止めスプリングをはじめとする締結部材の開発・設計・販売を行う事業です。インフラ設備や産業機械において、振動や熱による締結部品のゆるみは大きなリスクとなります。東京衡機が開発した独自のゆるみ止め技術は鉄道・橋梁・建設機械など、社会インフラを支える場面で採用されています。

試験機事業で培った精密加工技術を応用し、締結部材という別分野でも高い信頼性を確立しているのが特徴です。継続的な需要が見込めるインフラ関連の採用実績が多く、安定した収益基盤として機能しています。

デジタル事業

製造業のデジタル化・DX化を支援する比較的新しい事業領域です。試験データの管理・分析ソフトウェア、IoTを活用した機器の遠隔監視ソリューションなどを展開しています。従来の試験機メーカーとしての強みを活かしつつ、ソフトウェア・データ活用の観点からも顧客の課題解決を図っています。

今後の製造業においてDX化は不可避のテーマであり、試験・計測分野でのデジタル化需要の取り込みを狙う戦略的な事業と位置づけられています。まだ規模は小さいながらも、中長期の成長を期待される分野です。

東京衡機の強み

強み1. 100年超の歴史と信頼資産

1923年の創業から現在まで事業を継続してきた「老舗」としてのブランド力は、同社の最大の強みのひとつです。試験機というBtoB製品において、顧客は製品の信頼性と供給の継続性を重視します。百年企業としての実績は、新規参入企業には到底真似できない信頼の裏付けとなっています。

特に大学・研究機関との長期的な取引関係は強固で、研究設備の更新サイクルにおいても東京衡機が選ばれ続ける傾向があります。転職者にとっては、この安定した顧客基盤が雇用の安定性にも繋がるという意味で重要な評価ポイントです。

強み2. 材料試験機分野の深い専門性

材料試験機の分野において、東京衡機が積み上げてきた技術的知見と顧客ネットワークは容易に模倣できるものではありません。試験機の設計・製造・校正・メンテナンスまでを一貫して行える体制は、顧客から高く評価されています。

材料試験の現場では、機器の精度はもちろん、試験結果の再現性や信頼性が問われます。東京衡機の技術者は長年の経験を通じてこのノウハウを社内に蓄積しており、それが競合との差別化につながっています。技術者として入社した場合、この深い専門性を受け継ぐ環境が整っています。

強み3. 海外メーカーとの販売提携による製品ラインナップの充実

国内製造のみならず、海外の先端精密機器メーカーとの販売業務提携を通じて、最新鋭の試験機器を国内顧客に提供できる点が強みです。海外パートナーの技術革新の恩恵を日本の顧客に届けるブリッジ機能を果たしており、自社製品と輸入製品の両方を提供できる総合力があります。

顧客のニーズに応じて最適な試験機器を提案できる「ワンストップ提案力」は、競合の単純な製品販売とは一線を画しています。技術営業担当者にとっては、豊富な製品知識が求められる一方で、そのスキルが市場価値の高いキャリアにつながります。

強み4. エンジニアリング事業による多角化

ゆるみ止め締結部材という独自ニッチに根ざしたエンジニアリング事業は、試験機事業の景気変動リスクをヘッジする役割を果たしています。インフラ設備の維持管理需要は景気の波に左右されにくく、安定した売上をもたらします。

この多角化構造により、特定事業の需要低迷時にも他事業が下支えする経営安定性があります。転職者の視点からは、会社全体の財務安定性として評価できる要素です。

強み5. 精鋭小規模組織によるキャリア形成の速さ

単体従業員数21名という規模は、大企業とは異なる働き方を提供します。一人ひとりに任される業務範囲が広く、技術・営業・サービスを横断した経験を積みやすい環境です。大企業では細分化されてしまう業務を包括的に経験できるため、深い専門性と広い視野を同時に培えます。

意思決定も早く、若手であっても重要な業務に携われる機会が多い点は、成長意欲の高い人材にとって魅力的な環境といえます。

強み6. 受託試験サービスによる継続的な顧客接点

試験機器の販売だけでなく、受託試験サービスを提供することで、顧客との定常的な接点を保っています。サービスを通じて顧客の課題を深く理解し、次の機器更新時の提案につなげるサイクルが構築されています。

このサービス型ビジネスの側面は、製品販売だけに依存しない収益の安定化にも寄与しています。顧客との長期的なリレーションシップが生まれやすく、カスタマーサクセス的な視点でキャリアを積みたい人にも向いています。

東京衡機の年収事情

職種別の想定年収レンジ

職種想定年収レンジ
技術営業(試験機)400〜650万円
機械設計エンジニア400〜650万円
サービスエンジニア380〜580万円
試験技術者(受託試験)350〜550万円
品質・技術サポート380〜580万円
経営企画・管理部門450〜700万円
デジタル事業担当400〜630万円

給与制度の特徴

有価証券報告書ベースの単体平均年収は約612万円と、中堅精密機器メーカーとしては標準的な水準です。平均年齢44.9歳という成熟したメンバー構成を踏まえると、年齢に対して概ね妥当な水準といえます。小規模精鋭組織のため、個人の業績・貢献が給与・処遇に直接反映されやすい傾向があります。

賞与は業績連動型の要素を含むものと推定されます。試験機事業の受注状況や受託試験の稼働状況によって会社業績が変動するため、業績好調時には賞与が手厚くなる可能性があります。

年収を見る際の注意点

  • 単体21名という規模のため、サンプル数が少なく平均年収のブレが大きい可能性がある
  • グループ子会社(東京衡機試験機など)に転籍・出向する場合は子会社の給与体系が適用される場合がある
  • 技術的専門性が高い人材ほど処遇が優遇される傾向があるとされる
  • 小規模企業特有の裁量給的な側面もあるため、入社交渉時の条件確認が重要
  • 2026年3月に上場維持基準適合の確認がなされており、経営の継続性には注意しながら状況を確認すること

東京衡機の働き方・福利厚生

勤務時間・休日 一般的な精密機器メーカーに準じた勤務体系が基本です。本社勤務は標準的な8時間勤務制が中心と考えられます。年間休日はカレンダーに準じた形で120日前後の水準が想定されます。サービスエンジニアは顧客先でのメンテナンス対応があるため、出張や場合によっては休日対応が発生することもあります。

リモートワーク 小規模組織かつ試験機器の実機を扱う業務が多いため、フルリモートは難しい業務が中心です。営業・管理部門の一部でリモート活用が進みつつあると考えられますが、技術・サービス系は現場対応が基本です。

福利厚生

  • 各種社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)完備
  • 確定拠出年金制度(導入状況は確認を要する)
  • 交通費支給
  • 出張手当
  • 技術資格取得支援
  • 研修・教育制度(技術・安全系)
  • 健康診断(法定)
  • 育児休業・介護休業制度
  • 年次有給休暇
  • 特別休暇

注意点 従業員数21名(単体)という規模のため、大企業に比べると福利厚生の種類は限られます。一方で、規模が小さい分、制度を柔軟に活用しやすい面もあります。詳細な制度内容は採用選考の過程で確認することを推奨します。

東京衡機の社風・カルチャー

一言で表すなら「職人気質の技術者集団」

長年にわたって材料試験機という高度な精密機器を作り続けてきた企業文化は、技術に対する真摯さと丁寧さが根底にあります。顧客の品質保証を支えるという使命感が組織に浸透しており、技術的な正確さを最優先する職人気質の風土があります。

100年企業としての歴史の重みがある一方、代表交代(2023年に小塚英一郎氏が就任)を経て組織の刷新・変革にも取り組んでいる側面があります。デジタル事業への参入や上場維持基準への対応なども含め、守りながら変わっていこうとする姿勢が見られます。

評価される人物像

技術的な専門性を持ちながら、顧客の課題に真摯に向き合える人材が評価されます。試験機という製品の性質上、顧客の品質管理部門・研究者との対話が多く、技術的な対話力が求められます。小規模組織のため、指示待ちでなく自律的に動ける人、業務の幅を広げることを厭わない人が活躍しやすい環境です。

表面的なイメージと実態の差

「老舗・安定企業」というイメージに対して、従業員数21名(単体)という現実は想定より小規模です。グループ全体で127名程度の組織ですが、大企業的な組織体制ではありません。一方、その小規模さゆえに経営層との距離が近く、自分の仕事が会社全体に与えるインパクトを実感しやすい環境でもあります。

東京衡機の転職難易度

難易度:3級(中程度)

東京衡機への転職難易度は中程度と評価します。小規模な組織であるため採用枠自体は多くありませんが、特定の技術的専門性を持つ候補者には門戸が開かれています。

試験機・計測機器・精密機械に関連する技術バックグラウンドを持つ候補者であれば、経験を活かせる職場として選考で評価されやすい環境です。ただし採用枠が少ないため、タイミングと条件が合う機会を見極める必要があります。

理由1. 採用枠の少なさ

単体従業員21名という組織規模から、年間の採用人数は非常に限定的です。欠員補充型の採用が中心と推定され、常に求人がオープンしているわけではありません。転職エージェントやリファラルなど、求人が公開される前に情報をキャッチアップできるルートを探すことが有効です。

理由2. 技術的専門性の要求

試験機の設計・製造・サービスに関わる業務では、機械・電気・材料力学などの技術知識が前提となるケースが多いです。完全な未経験からの転職は難しく、何らかの製造業・試験機器・精密機械の経験があることが選考で優位に働きます。

理由3. カルチャーフィットの重視

小規模組織では採用一人ひとりのインパクトが大きく、カルチャーフィットが重視される傾向があります。技術志向・丁寧な仕事ぶり・自律性の高さが求められるため、これらの要素を面接でしっかり伝えられるかが選考の鍵となります。

東京衡機の主な募集職種

東京衡機では、試験機事業・エンジニアリング事業・デジタル事業のそれぞれで専門性の高い人材を求めています。採用は欠員補充型が中心のため、求人公開のタイミングを注視することが重要です。

東京衡機に向いている人

タイプ1. 精密機械・試験機器に情熱を持つエンジニア

材料試験機や計測機器の技術に興味を持ち、高精度な機器の設計・製造・メンテナンスに携わりたい人にとっては最高の環境です。試験機という専門性の高い分野で100年以上の知見を学べる機会は、他ではなかなか得られません。

タイプ2. 小規模組織で幅広い経験を積みたい人

大企業での細分化された業務に物足りなさを感じ、幅広い職務経験を積みたいと考えている人に向いています。技術から営業・サービスまでを横断的に経験できる環境で、マルチな専門性を身につけられます。

タイプ3. 顧客の品質保証をモノで支えたい人

製造業や研究機関の品質管理・研究活動を陰から支えるという仕事に誇りを持てる人に向いています。目立つ仕事ではありませんが、確かな技術で顧客の信頼を得ることに喜びを感じられる人が活躍できます。

タイプ4. 長期的に専門性を磨きたい人

平均勤続年数6.8年という数字からも分かるように、中長期にわたって腰を据えて仕事に取り組む環境があります。転職を繰り返すのではなく、試験機・計測機器という特定分野の第一人者になりたい人に向いています。

タイプ5. ベンチャー的な挑戦を楽しめる人

デジタル事業という新分野への参入、上場維持基準への取り組みなど、変革の最中にある会社で新しいことに挑戦したい人にも適しています。安定した基盤を持ちながら、変革の担い手になれる可能性があります。

東京衡機に向いていない人

批判ではなくミスマッチ防止のため、向いていない人のタイプも明示します。

  • タイプ:大企業の組織規模・福利厚生を求める人 従業員21名(単体)という規模は、充実した人事制度・研修体制・福利厚生を求める人には合わない可能性があります。
  • タイプ:試験機・精密機器に興味が持てない人 業界・製品への興味なく入社しても、技術的な専門性が求められる業務に長期的なモチベーションを維持しにくいです。
  • タイプ:早期昇進・明確なキャリアパスを求める人 小規模組織のためポストは限られており、大企業のような体系的な昇進制度はありません。
  • タイプ:テレワーク・フレックス重視の人 試験機器の実機を扱う業務が多く、フルリモートや完全フレックスは難しい側面があります。
  • タイプ:安定した大量採用を前提にする人 採用枠は限定的であり、常時求人があるわけではないため、タイミングが重要です。

東京衡機の選考対策

選考対策1. 試験機・計測機器への理解を深める

面接前に同社の試験機事業・エンジニアリング事業・デジタル事業の具体的な製品・サービスを確認しておきましょう。公式サイト(tksnet.co.jp)には製品ラインナップや事例が掲載されています。業界知識を示すことで、技術志向の採用担当者への印象が格段によくなります。

単に「御社の製品に興味がある」だけでなく、試験機が使われる産業・用途・顧客の課題について自分なりの見解を持って臨むことが重要です。

選考対策2. 技術的な専門性を具体的にアピールする

機械設計・電気・材料力学・品質管理など、自分の技術バックグラウンドを具体的な実績や数値とともにアピールしましょう。「どんな試験機器を扱ったことがあるか」「どんな精度の仕事をしてきたか」という具体性が評価されます。

未経験分野がある場合は、関連する学習・勉強中であることを示すと誠実さが伝わります。

選考対策3. 小規模組織での自律的な働き方を示す

「指示を待つのではなく、自ら課題を見つけて解決する」という姿勢を、過去のエピソードで示しましょう。前職での自律的な取り組み・改善提案・新たな取り組みの事例が効果的です。小規模組織では一人ひとりへの期待値が高く、自律性のアピールが選考で差をつけます。

選考対策4. 長期的なコミットメントを伝える

短期的な転職先として志望していないことを伝えることが重要です。試験機分野という専門性を長期的に磨きたい意向、会社の変革に貢献したいという中長期のビジョンを示しましょう。採用数が少ないだけに、定着率へのこだわりが選考に影響します。

選考対策5. エンジニアリング事業への理解も示す

試験機だけでなく、ゆるみ止め締結部材のエンジニアリング事業についても理解しておくと、会社全体への関心の高さが伝わります。インフラ設備・鉄道・建設機械分野での採用実績に触れながら、この事業の社会的意義を語れると印象が良くなります。

選考対策6. デジタル事業への関心を示す(特にITバックグラウンドがある場合)

デジタル事業への参入という会社の新たな挑戦に対して、自分のITスキル・デジタルへの知識をどう活かせるかを示せると、差別化になります。試験データ管理・IoT活用など、ものづくりとデジタルの接点で価値を発揮できる人材は同社にとって貴重です。

東京衡機への転職で評価されやすい経験

  • 材料試験機・試験装置の設計・製造・メンテナンス経験
  • 引張試験・圧縮試験・疲労試験・硬さ試験など材料試験の実施経験
  • 試験機器・計測機器メーカーでの技術営業・セールスエンジニア経験
  • JIS・ISO等の試験規格に関する知識・適用経験
  • 精密機械・機械加工に関する設計・製造経験
  • フィールドサービス・保守・メンテナンスの実務経験
  • 輸入機械・海外製品の技術サポート・代理店営業経験
  • 製造業の品質管理・品質保証部門での実務経験
  • 受託試験・計量・計測に関する業務経験
  • 締結部品・ファスナー業界での設計・営業経験
  • CAD(SolidWorks、CATIA等)を用いた機械設計経験
  • 電気・電子機器の制御システム設計経験
  • IoT・データ収集システムの開発・導入経験
  • 研究機関・大学との取引・産学連携の経験
  • BtoB技術営業として長期的な顧客関係を築いた経験

特に評価されやすいのは、試験機器や精密計測機器に関する技術的な実務経験と、顧客の品質保証・研究活動を支えてきた営業・サービス経験の組み合わせを持つ人材です。

まとめ

東京衡機は1923年創業という長い歴史の中で、材料試験機・計測機器の分野で独自のポジションを築いてきた精密機器メーカーです。試験機事業・エンジニアリング事業・デジタル事業という3本柱で、日本のモノづくり産業の品質保証を陰から支えています。連結売上高約44億円、単体従業員21名という規模感は、一見小さく見えますが、この精鋭集団が持つ技術力と100年超の信頼資産は、規模以上の存在感を持っています。

転職先として考える場合、最大の魅力は「専門性の深さ」と「小規模組織ならではの裁量の広さ」にあります。試験機・計測機器という特定分野のプロフェッショナルとして腰を据えてキャリアを積みたい人、大企業の歯車ではなく自分の貢献が見える環境で働きたい人にとって、非常に魅力的な選択肢です。

一方、採用枠が限られるため、機会を掴むタイミングと準備が重要です。試験機業界・精密機器分野への知識と自分のキャリアを結びつけたストーリーを準備し、カルチャーフィットをしっかり伝えることが内定への道筋となります。

東京衡機でのキャリアは、日本のモノづくりの品質を守るという確かな使命感とともに歩む仕事です。精密機器・試験機への情熱がある方には、100年企業の知見を受け継ぎながら次の100年を創る、やりがいのある挑戦が待っています。まずは求人情報の動向をこまめにチェックし、チャンスが来た時に確実につかめる準備を整えておくことをお勧めします。