T&Dホールディングス株式会社(東証プライム・証券コード8795)は、太陽生命保険・大同生命保険・T&Dフィナンシャル生命保険を傘下に持つ生命保険グループの持株会社です。「Try & Discover(挑戦し、発見する)」をグループ理念として掲げ、2004年の設立以来、生命保険事業を中核に据えて安定した成長を続けています。
グループ各社は異なる顧客層・販売チャネルを担当するという明確な「棲み分け戦略」をとっています。太陽生命保険は個人顧客向けの保障・医療保険を強みとし、大同生命保険は中小企業オーナーへの法人保険で高いシェアを持ちます。T&Dフィナンシャル生命保険は銀行窓口販売チャネルに特化した資産形成型保険を提供するなど、それぞれが際立つ専門性を発揮しています。
持株会社であるT&Dホールディングス自体は純粋持株会社として、グループ全体の経営戦略の策定・グループ管理機能を担っています。転職においては、持株会社本体とグループ各社を分けて理解することが重要です。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | T&Dホールディングス株式会社 |
| 英語名 | T&D Holdings, Inc. |
| 設立 | 2004年4月1日 |
| 代表者 | 代表取締役社長 長谷川雅彦 |
| 本社 | 東京都中央区日本橋二丁目11番2号(東京日本橋タワー) |
| 資本金 | 201億円(連結) |
| 従業員数 | 連結約17,000名(グループ全体) |
| 上場区分 | 東証プライム(証券コード 8795) |
| 経常収益 | 約3兆円(2025年3月期実績・連結) |
| 平均年収 | 持株会社単体約950〜1,100万円程度(グループ各社は700〜900万円程度) |
| 平均年齢 | 約41歳程度(グループ各社により異なる) |
| 平均勤続年数 | 約15〜18年程度(グループ各社により異なる) |
| 事業内容 | 生命保険業(グループ会社の経営管理および関連業務) |
T&Dホールディングスは純粋持株会社であるため、保険業の実体事業はグループ各社(太陽生命・大同生命・T&Dフィナンシャル生命)が担います。連結経常収益は2025年3月期に約3兆円規模を記録しており、業界中堅グループとして安定した収益基盤を誇ります。純利益は1,264億円(2025年3月期・親会社帰属分)と高い収益性を示しています。
持株会社本体の従業員数は比較的少なく、経営企画・IR・法務・リスク管理などのコーポレート機能が中心です。転職市場においてはグループ各社への入社がほとんどとなり、特に太陽生命・大同生命の中途採用が多くなっています。
主な事業内容
T&Dホールディングスグループは生命保険事業を主軸とし、グループ各社が異なる顧客セグメントや販売チャネルを担当するという特徴的なグループ構造を持っています。持株会社はこれらの事業会社を管理・支援する役割を担います。
グループ全体の保有契約高・保険料等収入は国内生命保険会社の中でも規模が大きく、数十年にわたって積み上げてきた保有契約がグループの財務的な強さの源泉となっています。
太陽生命保険(個人向け生命保険事業)
太陽生命保険は個人顧客に向けた生命保険・医療保険・介護保険の販売を主事業としています。営業職員(ライフプランナー)チャネルを活用した対面販売に強みを持ち、全国に営業拠点を持つ組織力が特徴です。
がん保険・医療保険・介護保険といった第三分野商品にも力を入れており、超高齢化社会においてニーズが高まる分野での展開を積極化しています。新商品開発においても、健康増進型保険など市場ニーズに即した商品を継続的に投入しています。
大同生命保険(中小企業・法人向け生命保険事業)
大同生命保険は中小企業オーナーや法人顧客向けの保険に特化した生命保険会社です。税理士・会計士・中小企業診断士などのパートナーと連携し、法人保険の提案・販売を展開しています。
中小企業向け生命保険市場において高い知名度とシェアを誇り、経営者向けの事業継承対策・退職金準備・死亡保障といったニーズに応える商品ラインナップを揃えています。同社の強みは長年にわたって培ったパートナーネットワークと、中小企業に特化した提案力です。
T&Dフィナンシャル生命保険(銀行窓販チャネル)
T&Dフィナンシャル生命保険は、銀行・信用金庫・証券会社の窓口を通じた保険販売(銀行窓販)に特化した生命保険会社です。資産形成型・資産運用型の変額保険・一時払い終身保険などを中心に展開しています。
銀行が保険を販売する際のパートナー会社として機能しており、金融機関との強固な提携関係がビジネスの基盤です。変額保険など投資性の強い商品も多く、資産運用ニーズに応えるラインナップが特徴です。
T&Dアセットマネジメント(資産運用事業)
T&Dアセットマネジメントはグループの資産運用会社として、グループ各社の保険料収入を中心とする資産の運用管理を担っています。生命保険会社の投資運用を専門とするプロフェッショナル組織であり、グループ全体の安定収益に貢献しています。
持株会社機能(経営管理・グループ戦略)
T&Dホールディングス本体は純粋持株会社として、グループ全体の中長期経営計画の策定・グループ会社の管理・IR・リスク管理などを担います。少数精鋭の組織であり、経営企画・財務・内部監査・法務・サステナビリティなどの高度な専門機能が集約されています。
T&Dホールディングスの強み
強み1. 明確な棲み分けによるグループシナジー
太陽生命(個人チャネル)・大同生命(法人・中小企業チャネル)・T&Dフィナンシャル生命(銀行窓販チャネル)という、それぞれ異なる顧客セグメントと販売チャネルを担う3社体制が最大の強みです。各社が競合することなく自社の強みに特化できるため、経営効率が高いといえます。
転職者の視点からは、入社するグループ会社によって顧客・商品・職場環境が大きく異なります。自分のキャリアビジョンに合ったグループ会社を選ぶことが重要であり、それぞれの特性を理解したうえでの選択が求められます。
強み2. 中小企業市場における大同生命の圧倒的な競争力
大同生命保険は中小企業オーナー向けの生命保険市場において、長年にわたって培った強固な地位を持っています。税理士・会計士などのプロフェッショナルネットワークを活用した独自の提案型営業モデルは、他社が容易に模倣できない競争優位性となっています。
この強みは安定した収益基盤を支えており、転職者にとっては「長く安定して働ける」という安心感につながります。特にB to B営業経験者や中小企業の財務・経営への理解がある方には、大同生命は非常に活躍しやすい環境です。
強み3. 財務健全性の高さと安定した収益基盤
生命保険会社の財務健全性を示すソルベンシーマージン比率において、グループ各社は規制水準(200%)を大幅に上回る水準を維持しています。長期的な経営の安定性が担保されており、保険契約者・社員・株主いずれにとっても安心できる財務基盤です。
保険業は景気変動の影響を受けにくいディフェンシブ業種であることから、リーマンショック・コロナ禍などの経済危機においても相対的に安定した業績を維持してきました。転職先として「不況に強い安定性」を重視する方に向いている会社といえます。
強み4. 多様な商品・チャネルによるリスク分散
グループとして個人保険・法人保険・変額保険と異なる商品ジャンルをカバーし、さらに対面営業・窓販と複数の販売チャネルを持つことで、特定市場への依存リスクを分散しています。一つのチャネルや商品が低迷しても他がカバーできる構造です。
こうしたリスク分散体制は経営の安定性に直結しており、長期勤務者が多い社風の背景にもなっています。転職先として安定性を重視する方には魅力的なポイントです。
強み5. デジタル・テクノロジー活用への積極投資
InsurTech(保険×テクノロジー)の動きが加速する中、T&Dグループもデジタル化・データ活用を積極的に推進しています。手続きのデジタル化・AIを活用した引受審査・デジタルマーケティングなど、テクノロジーを保険ビジネスに組み込む取り組みが進んでいます。
IT・データエンジニアリングのバックグラウンドを持つ転職者にとっては、保険業界でのデジタル変革という大きなキャリア機会が存在します。異業種からのキャリアチェンジを検討する際にも注目すべき観点です。
強み6. ESG・サステナビリティへの先進的な取り組み
生命保険会社は社会的使命(人々の生活保障)と長期投資家という二つの立場から、ESG・サステナビリティへの取り組みが重要とされます。T&Dホールディングスはグループ全体でサステナビリティ経営を推進し、気候変動リスク管理・人的資本投資・ガバナンス強化に取り組んでいます。
T&Dホールディングスの年収事情
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 想定年収レンジ |
|---|---|
| 営業職(太陽生命・大同生命) | 400〜750万円程度 |
| 営業企画・商品企画 | 500〜850万円程度 |
| アクチュアリー | 700〜1,400万円程度 |
| 経営企画(持株会社) | 700〜1,200万円程度 |
| システムエンジニア・IT企画 | 500〜900万円程度 |
| 財務・経理 | 500〜850万円程度 |
| リスク管理 | 600〜1,000万円程度 |
| 人事・法務・コンプライアンス | 500〜900万円程度 |
※上記はあくまでも目安であり、グループ会社・役職・個人の業績・勤続年数によって大きく異なります。
給与制度の特徴
T&Dグループ各社は概ね年功序列的な色彩が強い給与体系を持ちながらも、近年は成果・能力評価の比重を高める制度改定を進めています。大同生命においては営業職の成果連動部分が比較的大きく、優秀な営業職員は早期に高収入を得られる場合があります。
持株会社本体は少数精鋭のコーポレート部門であり、高い専門性を持つポジションには相応の水準の給与が設定されています。特にアクチュアリーは業界全体で需要が高く、T&Dグループでも高待遇で処遇される傾向にあります。
年収を見る際の注意点
- 持株会社本体とグループ各社(太陽生命・大同生命・T&Dフィナンシャル生命)の給与水準は異なる場合があります
- 同じ職種でも採用ポジション・等級によって大きな差があります
- 営業職は固定給+インセンティブ構造のため、業績により年収が変動します
- 転職サイトに掲載されている「平均年収」は在籍者全体の平均であり、中途入社者の初年度年収とは異なる場合があります
- アクチュアリー資格保有者は市場価値が高く、資格取得・維持のための支援制度がある場合は年収換算での考慮が必要です
T&Dホールディングスの働き方・福利厚生
勤務時間・休日制度
グループ各社は概ね完全週休2日制(土日休み)を採用しており、年間休日120日前後の水準です。生命保険会社として社会インフラ的な役割を担うため、安定した休日・休暇制度が整備されています。フレックスタイム制度を導入するグループ会社もあり、コアタイムを設けつつ柔軟な勤務時間管理が可能です。
有給休暇取得率についても、近年の働き方改革の流れを受けて取得を推奨する風土が醸成されています。育児・介護休暇の取得実績も積み上がっており、長期的なキャリア継続がしやすい環境です。
働く場所・リモートワーク
太陽生命・大同生命は全国に多数の営業拠点を持ち、地域に密着した働き方が可能です。一方、持株会社・コーポレート機能は東京日本橋の本社が中心となります。コロナ禍を経てリモートワーク・テレワーク制度の整備が進み、職種によってはハイブリッド勤務が可能です。営業職については担当エリアでの活動が中心となるため、リモートの適用範囲は職種によって異なります。
主な福利厚生
- 健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険(各種社会保険完備)
- 企業年金制度(確定給付型・確定拠出型)
- 退職金制度
- 住宅手当・借上社宅制度
- 育児休業・介護休業制度(育休後復帰実績多数)
- 育児短時間勤務制度
- 慶弔見舞金制度
- 資格取得支援制度(アクチュアリー・FP・生命保険募集人資格など)
- 社員持株会
- グループ保険優待(グループ各社の保険商品への加入優遇)
- 健康増進プログラム・フィットネス施設利用補助
- 社員食堂・カフェテリア(本社ビル)
働き方を見る際の注意点
生命保険会社の営業職は、契約獲得に向けた行動量が求められる職種であり、残業や休日稼働が発生することもあります。コーポレート部門・企画職は比較的ホワイトな環境が多い一方、繁忙期には業務量が増加することもあります。グループ会社・部門によって働き方のカルチャーが異なるため、選考過程での確認が重要です。
T&Dホールディングスの社風・カルチャー
一言で表すなら「誠実・堅実・長期思考」
T&Dグループを一言で表すとすれば、「誠実・堅実・長期思考」という言葉が当てはまります。生命保険というビジネスの性質上、長期的な顧客との信頼関係を最重視する文化が根付いており、短期的な成果よりも長期的な価値提供を大切にする姿勢が社員に共有されています。大きな変化を急ぐより、着実に積み上げることを重視する組織風土があります。
グループ創業・設立以来の歴史が長いこともあり、年功序列的な要素が残る一方、近年は成果主義・実力評価の比重を高める動きも見られます。若手の意見を取り入れる機会が増えているとされ、変化への対応力を高めようとしている過渡期にある企業ともいえます。
評価される人物像
T&Dグループ全体で評価されやすい人物像は、顧客志向が強く、誠実に課題と向き合える人材です。特に営業職においては「お客様の立場に立った提案ができるか」が重視されます。自律的に行動し、長期的なリレーションを構築できる能力が高く評価されます。コーポレート部門では高い専門性と、グループ全体を俯瞰した戦略的思考力が求められます。
表面的なイメージと実態の差
「生命保険会社=ガツガツした営業会社」というイメージを持つ人も多いですが、大同生命においては中小企業オーナーとの深い信頼関係に基づくコンサルティング営業が基本であり、単純な押し売りとは大きく異なります。また「大企業=ぬるい職場」というイメージもありますが、アクチュアリー・リスク管理・経営企画などの専門職では高い専門知識と成果が求められます。
T&Dホールディングスの転職難易度
難易度:3級(中堅〜やや難)
生命保険業界の中堅グループとして安定した地位を築いており、中途採用においても一定の倍率があります。アクチュアリーなど高度専門職は市場での希少性から採用が難しい一方、営業職は比較的採用ハードルが低い傾向があります。
グループ全体として生命保険業界・金融業界経験者を優遇する傾向がありますが、IT・システム・データサイエンスなど異業種からの採用も積極化しています。持株会社本体は採用人数が少なく狭き門ですが、グループ各社(特に大同生命・太陽生命)では年間を通じて中途採用があります。
理由1. グループ各社で難易度が異なる
持株会社本体の採用ポジションは非常に限定的(年間数名〜数十名程度)で難易度が高く、グループ各社(太陽生命・大同生命)の営業職は比較的採用ハードルが低めです。システム・IT系は業界全体でのデジタル人材争奪戦の影響もあり、採用基準が変動しやすい状況があります。
理由2. 保険業界知識・専門性が求められる職種が多い
アクチュアリー・保険商品開発・リスク管理・財務(保険)など高度な専門職は、業界特有の知識が必須で採用の門が狭くなります。保険計理人(アクチュアリー)は国内で絶対数が少なく、資格保有者は非常に希少です。
理由3. 長期雇用前提のため選考でのフィット感が重視される
生命保険会社は比較的離職率が低く、長く働く人材を想定した採用を行っています。そのため、スキル・経験だけでなく「会社の価値観・文化との適合性」が強く重視されます。選考では自己分析の深さと、長期的なキャリアビジョンを語る力が問われます。
T&Dホールディングスの主な募集職種
T&Dホールディングスグループでは以下のような職種で中途採用が行われています(採用情報は随時変動するため、最新情報は公式採用サイトでご確認ください)。
- 保険個人営業:太陽生命での個人顧客向け生命保険・医療保険の提案・販売
- 保険法人営業:大同生命での中小企業オーナー・法人向け保険のコンサルティング営業
- アクチュアリー:保険数理・料率算定・リスク評価などの専門業務
- 経営企画:グループ全体の中長期戦略の立案・推進(持株会社)
- リスク管理:グループ全体のリスク管理フレームワークの構築・運営
- 財務・経理:グループ財務戦略・決算・資金調達に関する業務
- 社内SE・情報システム:グループ基幹システムの開発・保守・運用
- データアナリスト:保険引受・マーケティングデータの分析業務
- 法務・コンプライアンス:保険規制対応・契約法務・コンプライアンス管理
- IR担当:投資家向け情報開示・アナリスト対応・株主総会運営
T&Dホールディングスに向いている人
1. 安定性・長期キャリアを重視する人
生命保険という社会的インフラを担う業種の安定性を評価し、一つの会社で長く深くキャリアを積みたい人に向いています。景気変動の影響を受けにくいディフェンシブ業種であり、じっくりと専門性を高めたい人に適した環境です。
2. コンサルティング型の提案営業に強みを持つ人
大同生命の法人営業に代表されるように、短期の商品説明ではなく中小企業オーナーの経営課題・人生課題を深く理解して長期的なソリューションを提案するコンサルティング型営業を得意とする人は高く評価されます。
3. 保険・金融の専門知識・資格を持つ人
アクチュアリー・CFP・生命保険計理士などの資格や、保険数理・財務・リスク管理の専門知識を持つ人は即戦力として歓迎されます。業界経験者は特に重宝される傾向があります。
4. IT・データエンジニアリングのスキルを保険に活かしたい人
InsurTechへの取り組みが加速する中、保険業務のデジタル変革に関わりたいエンジニア・データサイエンティストには魅力的な機会があります。保険業界の知識を後から習得できる技術者を求めているポジションも増えています。
5. 社会・人の役に立つ仕事がしたい人
生命保険は「もしも」の時に人々の生活を守るセーフティネットであり、社会的使命感を仕事のモチベーションにできる人には非常に働きがいのある環境です。顧客の人生に長期的に関わる仕事の醍醐味を感じられます。
T&Dホールディングスに向いていない人
批判ではなく、ミスマッチ防止のためにお伝えします。
- スピード感・変化を求める人: 大手金融機関として意思決定のスピードはベンチャーより遅い傾向があります。急激な変化よりも着実な積み上げを重視する文化であるため、スタートアップのようなスピード感を求める方には物足りないかもしれません
- 短期での高収入を狙いたい人: 入社直後の年収は業績連動型ベンチャーと比べると控えめな場合があります。長期的には安定しますが、入社直後から高いインセンティブを期待する方には向いていないことがあります
- 専門外の業務も幅広くこなしたい人(ゼネラリスト志向): 特にアクチュアリー・リスク管理・システムなど専門職ポジションでは深い専門性が求められるため、幅広くいろんな業務を経験したい方にはミスマッチが生じる可能性があります
- 保険業界・金融業への興味が薄い人: 保険規制・商品知識・業界特有の用語・法律など、学ぶべき専門知識が多岐にわたります。業界への興味が薄いまま入社すると習得に苦労するケースがあります
T&Dホールディングスの選考対策
1. グループ会社ごとの特性を理解した志望動機を作る
T&Dホールディングスグループへの転職では、「どのグループ会社のどのポジションを希望するか」を明確にすることが最重要です。「太陽生命の個人向け医療保険の販売に携わりたい」「大同生命で中小企業の経営課題を解決する提案をしたい」など、具体的なグループ会社と職種のイメージを志望動機に落とし込みましょう。
2. 保険・金融業界知識を事前に習得する
選考前に生命保険の基本的な仕組み(死差・費差・利差)、保険法・保険業法の概要、主力商品の特性について予習しておくことが重要です。業界知識ゼロで臨むよりも、基本的な知識があることを示せると選考での評価が高まります。FP(ファイナンシャルプランナー)の知識は特に個人向け保険営業の職種で評価されます。
3. 長期キャリアビジョンを語れるように準備する
長期雇用を前提とした採用であるため、「なぜ転職するのか」「入社後どのようなキャリアを歩みたいか」を5〜10年のスパンで語れる準備が必要です。単なる「条件の良さ」ではなく、保険業界・同社でのキャリア実現に向けた本気度を示すことが重要です。
4. 顧客志向・誠実さを具体的なエピソードで示す
選考では「顧客のために誠実に行動した経験」を問われることが多いです。前職での顧客対応・問題解決の具体的なエピソードをSTAR法(状況・課題・行動・結果)で整理し、誠実さや顧客志向の強さをアピールしましょう。
5. 数字で語れる実績を準備する
営業職の場合は前職での達成率・件数・顧客数など定量的な実績を、コーポレート職の場合はプロジェクトの規模・改善効果など成果を数字で示す準備をしましょう。漠然とした成果より具体的な数字を伴う実績が評価されます。
6. 面接での質問は積極的に行う
選考は双方向のコミュニケーションの場です。「入社後にどんな課題・ミッションに取り組む機会があるか」「チームの雰囲気や文化について」など、自分がその会社で働く具体的なイメージを確認する質問を準備しましょう。熱意と準備の深さが伝わります。
T&Dホールディングスへの転職で評価されやすい経験
- 生命保険会社での営業・商品開発・引受・支払い査定など業務経験
- 損害保険会社での業務経験(保険業界共通の知識が活かせる)
- 銀行・証券会社など金融機関でのリテール・法人営業経験
- アクチュアリー試験合格・保険計理士資格の保有
- FP(ファイナンシャルプランナー)1〜2級・CFP資格の保有
- 中小企業向けの法人営業・コンサルティング営業経験
- リスク管理(オペレーショナルリスク・信用リスク等)の専門知識
- 金融機関向けシステム開発・保守の経験
- データ分析・機械学習を活用した業務経験(保険引受・マーケティング等)
- プロジェクトマネジメント経験(大規模システム刷新・BPR等)
- 内部監査・コンプライアンス業務の経験
- IRや投資家対応・資本市場関連の業務経験
- 英語力(グローバル資産運用・海外再保険関連の業務で評価される)
- コーポレートファイナンス・M&A・事業提携の経験
特に評価されやすいのは「生命保険業界での実務経験」と「アクチュアリー資格」、そして「大同生命の法人営業に代表されるコンサルティング型のB to B営業経験」の3つです。 これらのいずれかを持つ方は、T&Dグループへの転職可能性が大きく高まります。
まとめ
T&Dホールディングスは、太陽生命・大同生命・T&Dフィナンシャル生命という独自の「棲み分け戦略」を持つグループ3社を傘下に持つ生命保険持株会社です。業界中堅グループとして安定した財務基盤と収益性を誇り、転職市場においても「安定性」「専門性」「長期的なキャリア形成」を重視する方に向いている会社といえます。
グループとして約3兆円規模の経常収益を誇り、東証プライム市場に上場する国内有力金融グループのひとつです。生命保険という社会的使命の高いビジネスに携わりながら、アクチュアリー・営業・システム・経営企画など多様なキャリアパスが存在する点が大きな魅力です。
転職を検討する際は、「持株会社本体」か「グループ各社(太陽生命・大同生命・T&Dフィナンシャル生命)」かによって、業務内容・文化・採用ハードルが大きく異なる点を理解したうえで、自分のキャリアビジョンに最も合ったポジションを目指すことをお勧めします。
最終的には、保険・金融への業界理解を深め、長期的なキャリアビジョンを明確にしたうえで選考に臨むことが、T&Dグループへの転職成功の鍵となるでしょう。あなたの専門性とT&Dグループの事業・文化がマッチするなら、ぜひ積極的に挑戦してみてください。
