ソフトウェアテスト・品質保証(QA)という、IT業界の中では地味に見られがちな専門領域を起点として、わずか10年強で売上高を60倍超に拡大した株式会社SHIFT。2025年8月期の連結売上高は1,298億円に達し、東証プライム上場・連結従業員数15,720名(2025年8月期)という規模を誇る国内IT企業の中での急成長株です。平均年収685万円・月平均残業7.2時間という好条件は転職市場での人気を集めていますが、選考の最大の関門である独自適性検査「CAT検定」の合格率は約6%という狭き門です。
SHIFTの急成長の背景には、DX推進によるシステム開発需要の爆発的拡大と、その裏側で深刻化する「品質問題」への企業の危機感があります。デジタル化が進むほど、ソフトウェアの品質不良がビジネス・社会へ与えるインパクトは大きくなります。SHIFTはこの課題に専門的に応えることで、一般的なSI(システムインテグレーション)企業とは異なる独自のポジションを確立しました。累計M&A件数38件超というアグレッシブな拡大戦略もSHIFTの急成長を支える重要な柱です。
本記事では転職エージェントの視点から、SHIFTの事業実態・強み・年収・CAT検定を含む選考対策まで詳しく解説します。「ソフトウェアテスト・品質保証のプロになりたい」「IT業界で年収を上げたい」「高成長企業でキャリアを積みたい」という方に役立つ情報を整理しています。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社SHIFT |
| 英語名 | SHIFT Inc. |
| 設立 | 2005年9月 |
| 代表者 | 丹下大 |
| 本社 | 東京都港区白金台 |
| 資本金 | 約27億円(推計) |
| 従業員数 | 連結 15,720名(2025年8月期) |
| 上場区分 | 東証プライム(証券コード:3697) |
| 売上高 | 1,298億円(2025年8月期・前年比17.3%増) |
| 平均年収 | 685万円(2025年8月期・有価証券報告書ベース) |
| 平均年齢 | 非公開(30代前半〜中頃と推計) |
| 平均勤続年数 | 非公開 |
| 事業内容 | ソフトウェアテスト・品質保証・DX支援・PMO・開発支援 |
SHIFTは2005年の創業から一貫して「ソフトウェアの品質」にフォーカスし、テスト専門会社というニッチ市場を国内で先駆的に開拓してきました。2013年の東証マザーズ上場(現在は東証プライム)後、アグレッシブなM&A戦略と採用拡大により急成長を遂げ、2024年8月期には売上高1,000億円を突破しました。
累計M&A件数は38件を超え、テスト・QAの周辺領域(PMO・開発支援・ローカライズ・セキュリティ等)の専門会社を次々と傘下に収め、ソフトウェア品質に関連するサービスのフルラインアップ化を進めています。
主な事業内容
SHIFTの事業は「ソフトウェアテスト・品質保証」を核として、DX推進・開発支援・PMO・ローカライズなど周辺領域へと拡張しています。「品質でビジネスを成功に導く」という経営コンセプトのもと、クライアントのソフトウェア品質課題を専門的に解決するサービスを提供しています。
単純なテスト工程の受託にとどまらず、品質戦略立案からテスト設計・実行・自動化・DevOps改善提案まで上流から下流を一気通貫でカバーする「品質エンジニアリング会社」としてのポジション確立を目指しています。
ソフトウェアテスト・品質保証サービス
中核事業であるソフトウェアテスト・品質保証サービスは、クライアント企業が開発したシステム・アプリケーション・Webサービス・ゲームなどのソフトウェアの品質を検証し、リリース前の品質担保を支援します。機能テスト・性能テスト・セキュリティテスト・回帰テスト・ユーザー受け入れテスト(UAT)など多様な種類のテストを専門的に提供します。テスト設計書の作成からテスト実行・バグ報告・品質レポートの納品まで、クライアントの開発組織と協力しながら進めるのが標準的な業務スタイルです。
DX支援・開発支援
DX推進を掲げる企業のシステム開発プロジェクトにおいて、品質保証だけでなくDX戦略立案・要件定義支援・アジャイル開発支援・CI/CD導入支援など上流工程への関与が拡大しています。テストエンジニアの専門知識を活かして「品質を組み込んだ開発プロセス」を実現するDevOps・QAエンジニアリングのコンサルティングも提供しています。
PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)支援
クライアント企業の大規模IT開発プロジェクトにおいて、プロジェクトマネジメントの専門家(PMO)を派遣・常駐させ、スケジュール管理・リスク管理・コミュニケーション整理・ステークホルダー調整などを支援するサービスです。IT開発プロジェクトの失敗率・品質問題の多さを背景に、PMO支援の需要は継続的に拡大しています。
ローカライズ・グローバル品質支援
ゲーム・アプリ・Webサービスのグローバル展開に必要なローカライズ(翻訳・文化適合・多言語テスト)を専門的に支援するサービスです。M&Aで獲得した専門企業の強みを活かし、ゲーム業界・エンタメ業界のグローバル展開を品質面から支援しています。
SHIFTの強み
強み1. ソフトウェアテスト・品質保証のスペシャリスト企業としての独自ポジション
日本の大手IT企業の多くはSIer(システムインテグレーター)として開発受託を主業とするのに対し、SHIFTはテスト・品質保証に特化した企業として独自のポジションを構築しています。テスト専門会社が大企業規模まで成長したケースは国内では稀であり、この希少性が競争優位につながっています。品質保証の専門家集団として市場で認知されていることで、品質問題が深刻なクライアントからの信頼が高く、大手・上場企業から継続的な発注を受ける基盤ができています。
強み2. 2014年比60倍超の実証済み急成長エンジン
2025年8月期の売上高1,298億円は、上場前年(2014年8月期)対比で60倍を超えるという驚異的な成長ペースです。この成長はM&A・大量採用・新領域拡張という三つのエンジンによって支えられています。継続的な成長が実証されているビジネスモデルは、キャリアの場として「成長企業に乗りたい」という転職者に大きな魅力を提供します。
強み3. 月残業7.2時間を実現するテスト専門業務の特性
ソフトウェアテスト・品質保証業務は、開発工程のような深夜デバッグ・システム障害対応が比較的少ないという業務特性があります。SHIFTが公表している月平均残業7.2時間という数字は、SI業界の平均残業時間と比較して大幅に低く、ワークライフバランスの良い環境として評価されています。テスト工程には計画性があり、急な追加対応が生じにくいプロジェクト管理が浸透していることが低残業時間の背景にあります。
強み4. 累計38件超のM&Aによる専門性の拡張
テスト・QAの周辺領域の専門企業をM&Aで取り込むことで、サービス領域の拡張とクライアント基盤の拡大を実現してきました。PMO・ローカライズ・セキュリティ・インフラ・開発支援など多様な専門性を持つグループ会社が加わることで、クライアントへの提供価値が広がり、案件の総合化・大型化が可能になっています。
強み5. 独自のCAT検定によるハイポテンシャル人材の確保
CAT(Cognitive Ability Test)検定は、SHIFTが独自に開発した思考力・問題解決能力を測定する適性検査です。合格率約6%という厳選基準は「思考力の高い人材しか採用しない」という組織づくりへのコミットを示しています。この選考により、学歴・経験年数ではなく「思考力の高さ」で選ばれた人材が集まる組織文化が形成されており、技術的問題解決・品質改善提案において高い成果を生み出す土台となっています。
強み6. DX加速による需要増と市場成長の確実性
デジタル化・DX推進の流れが加速するほど、ソフトウェアの数・複雑さ・品質への要求水準が高まります。金融・医療・交通・行政など社会インフラのデジタル化においては、品質不良が甚大な被害につながるリスクがあるため、品質保証への投資を増やす企業が増えています。SHIFTのビジネスはDXという社会的トレンドと構造的に連動しており、市場成長の恩恵を受けやすいポジションにあります。
SHIFTの年収事情
SHIFTの平均年収は685万円(2025年8月期・有価証券報告書ベース)であり、IT業界全体・テスト・QA専門会社の中でもトップクラスの水準です。大量採用・急成長中の企業であるため、入社時期・職種・グレードによる個人差が生じている点には留意が必要です。
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 想定年収レンジ |
|---|---|
| テストエンジニア(未経験〜初年度) | 350万〜500万円 |
| テストエンジニア(中堅) | 500万〜750万円 |
| QAエンジニア(スペシャリスト) | 700万〜950万円 |
| テスト自動化エンジニア | 600万〜900万円 |
| PMOコンサルタント | 550万〜900万円 |
| DXコンサルタント | 600万〜950万円 |
| チームリーダー・マネージャー | 750万〜1,100万円 |
| ITコンサルタント(上流) | 700万〜1,200万円 |
| コーポレート職(人事・経理等) | 450万〜700万円 |
給与制度の特徴
SHIFTの給与体系は職種・グレードに応じた等級制を採用しており、半期ごとの評価に基づいて昇給・昇格が決定されます。成長企業であるため昇格スピードが速く、実力・成果を出した人材は短期間でグレードアップを実現できる環境があります。CAT検定で選別された思考力重視の採用方針は、入社後も「考える力×実行力」が評価される文化と整合しています。
賞与は業績連動の要素があり、会社全体・部門・個人の三段階で評価されます。急成長フェーズにある企業であるため、業績目標の達成が続く限り賞与への好影響が期待できる一方、成長鈍化局面での変化には注意が必要です。
年収を見る際の注意点
- 未経験採用の場合は入社直後の年収が低め(350万〜450万円程度)でスタートするケースが多く、成長・昇格とともに上昇するモデルが基本
- グループ会社(M&Aで取得した会社)によって待遇水準が異なるため、応募先がグループのどの会社かを確認することが重要
- 急成長に伴う組織拡大局面では、マネージャー職への昇格機会が多い一方で、マネジメント経験者・スペシャリストの採用も競争的
- 月残業7.2時間という水準はみなし残業制度との関係を正確に確認することが重要
SHIFTの働き方・福利厚生
勤務時間・休日制度
標準的な勤務時間はフレックスタイム制を採用しており、コアタイムを設けながら各自の業務スケジュールに合わせた働き方が可能です。月平均残業7.2時間という実績は業界平均と比較して際立って低く、プロジェクト管理の計画性とテスト業務の特性が寄与しています。年間休日は120〜125日程度(推計)で、土日祝日・年末年始・夏季休暇・創立記念日などが含まれます。
働く場所・リモートワーク
クライアント常駐型の業務とSHIFT社内からのリモート対応が混在しており、プロジェクト・クライアントの要望によって勤務場所が異なります。コロナ禍以降はリモートワーク対応プロジェクトが増加しており、完全リモートで対応可能な案件も増えています。東京(港区白金台)本社のほか、全国主要都市にオフィス・拠点があり、地方在住のまま業務可能なポジションも存在します。
主な福利厚生
- 各種社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
- フレックスタイム制
- リモートワーク制度(プロジェクトによる)
- 交通費支給
- 育児休業・介護休業制度
- 育児・介護による短時間勤務制度
- 健康診断・ストレスチェック
- 資格取得支援・学習支援制度(JSTQB等のテスト資格費用負担)
- 社内公募制度
- 研修・教育プログラム(テスト技術・プロジェクト管理・コンサルティングスキル)
- 従業員持株会(東証プライム上場)
- 各種慶弔見舞金
- メンター制度(特に未経験入社者向け)
働き方を見る際の注意点
クライアント常駐型の案件では、クライアントの職場環境・文化が日常の働き方に影響します。担当するクライアント・プロジェクトによって勤務環境・残業量・テレワーク可否に差が生じるため、入社前に自分が担当する見込みの案件タイプを確認することをお勧めします。また、急成長企業であるため組織体制の変化・異動・プロジェクト移動が生じやすく、変化に対する柔軟性が求められます。
SHIFTの社風・カルチャー
一言で表すなら「思考力重視の実力主義・急成長の熱量が漂うIT専門集団」
SHIFTの文化を一言で表すなら「考える力が評価される、成果主義のプロ集団」です。CAT検定によって思考力の高い人材を集める採用方針は、組織文化にも反映されており、年齢・経験年数よりも「論理的に考え、問題を解決できるか」が評価の基本軸となっています。急成長企業ならではのスピード感と変化の多い環境の中でも、自ら考えて問題解決できる人材が活躍しやすい文化です。
評価される人物像
論理的思考力・問題発見能力・提案力を持ち、クライアントの品質課題を深く理解して解決策を提示できる人材が高く評価されます。技術知識だけでなく「なぜそのテスト設計をするのか」「このバグパターンが示すリスクは何か」という問いに対して自分の言葉で説明できるコンサルティング思考も重要です。また、急成長組織の中でマネジメントや後輩育成に貢献できる人材は特に評価されます。
表面的なイメージと実態の差
「テスト会社」というイメージから単純作業のリピート業務を想像する方もいますが、実際のSHIFT業務はテスト設計・品質戦略立案・改善提案・顧客折衝など、思考力を要するハイレベルな業務が多く含まれます。一方で、急成長に伴うマネージャー不足・教育リソースの逼迫・プロジェクトの多様性による業務標準化の遅れなど、成長途上企業ならではの課題も存在します。「答えのある業務を効率よくこなしたい」という志向より、「自ら問題を発見して解決するプロセスを楽しめる」人材に向いている環境です。
SHIFTの転職難易度
難易度:A〜S級(やや難しい〜難しい)
SHIFTへの転職難易度は、CAT検定の存在により一般的なIT企業より高くなっています。書類選考・面接は一定の水準をクリアできる方が多い一方、CAT検定の合格率約6%というデータは「書類が通っても落ちる」可能性が高いことを意味します。CAT検定の対策なしで臨むと、どれほど実務経験が豊富でも不合格になるケースが多いです。
ただし、経験・スキルよりも「思考力」が問われる選考であるため、未経験者でも対策次第で突破できる可能性があります。
理由1. CAT検定(合格率約6%)が最大の関門
CAT検定はSHIFT独自の認知機能・思考力測定テストで、論理的推論・数的処理・言語的推論などの能力を短時間で問います。この検定は練習・対策によってスコアが改善する性質があるため、試験形式の把握と反復練習が合格率を大きく高めます。テスト対策なしで受検するのは非常に不利であり、公開されているサンプル問題・類似形式の問題集での対策が必須です。
理由2. 書類選考後のCAT検定による絞り込みが厳しい
書類選考は比較的通過しやすい傾向があるとされますが、その後のCAT検定で大多数が脱落します。面接まで進めた候補者は、思考力という基準で一定の選別がなされた段階となります。面接では論理的思考・コミュニケーション力・テスト業務への理解度が確認されます。
理由3. テスト・QAへの理解と熱意が問われる
「テスト・品質保証の仕事をなぜやりたいか」という動機の真摯さが面接で問われます。給与・知名度だけでSHIFTを選んでいると見透かされると評価が下がります。「品質が社会に与えるインパクト」「テスト技術のプロフェッショナルとして成長したいビジョン」を自分の言葉で語れることが重要です。
SHIFTに向いている人
タイプ1. 地頭の良さ・論理的思考力に自信があり、ITキャリアを積みたい人
CAT検定は学歴・資格よりも「思考力の高さ」を直接問うため、論理的推論が得意な方には文理問わず選考チャンスがあります。未経験でもCAT検定を突破できれば、テスト技術を基礎から習得できる研修・OJT体制が整っています。
タイプ2. IT業界でワークライフバランスを確保したい人
月平均残業7.2時間という数字はIT業界では異例に低く、プライベートとの両立を重視する方には魅力的な環境です。育児・介護との両立を目指す方にも、制度的な整備が進んでいます。
タイプ3. 急成長企業でキャリアアップを加速させたい人
10年で60倍という成長ペースは、組織の急拡大によるポジション増加を意味します。マネージャー・リーダー職への早期昇格を目指す方には、実力を発揮できれば機会が豊富な環境です。
タイプ4. テスト・品質保証の専門家としてキャリアを構築したい人
ソフトウェアテスト・品質保証は日本国内でも専門職として認知が高まっており、JSTQB資格(ソフトウェアテスト技術者資格)の取得・スキルアップを通じて長期的な専門キャリアを形成したい方には最適の環境です。
タイプ5. M&Aによる多様な事業領域でキャリアの幅を広げたい人
累計38件超のM&Aで獲得した多様な専門会社群は、テスト・QAにとどまらずPMO・DX・ローカライズ・セキュリティなど幅広い専門領域でのキャリアパスを提供しています。一社で多様な経験を積みたい方に向いています。
SHIFTに向いていない人
批判ではなくミスマッチ防止のため、向いていない可能性があるタイプも正直に整理します。
- タイプ:論理的思考よりも経験・感覚で仕事を進めることが多い人 — CAT検定・入社後の業務評価ともに論理的思考力が基準の中心となっているため、思考の言語化が苦手な方は難しい環境
- タイプ:安定した業務・変化のない環境を好む人 — 急成長企業であるため組織・プロジェクト・担当の変化が多く、安定を重視する方には不安定に感じる場面が多い
- タイプ:ソフトウェア開発・プログラミングを中核に据えたキャリアを目指す人 — SHIFTはテスト・品質保証が主業であり、プロダクト開発・エンジニアリングを深めたい方には別の選択肢が適している
- タイプ:特定のプロダクト・サービスに長期的に関わり続けたい人 — クライアント常駐・プロジェクト切替が多く、同一プロダクトへの長期関与は限定的になりやすい
- タイプ:入社直後から高年収を求める人 — 未経験入社の場合は初年度の年収が低く、成長・昇格に伴う年収増加を期待するモデルであるため、即高年収を求める方には向かない
SHIFTの選考対策
戦略1. CAT検定の事前対策を最優先にする
SHIFTの選考でCAT検定は最大の関門です。合格率約6%というデータは、準備なしで挑む難しさを示しています。SHIFTが公開しているサンプル問題・類似形式の問題集(SPI・玉手箱・GAB等の論理推論・数的推論問題)を反復練習し、思考スピードと正確性を上げることが最重要です。試験形式・問題タイプの把握なしに受検するのは非常に不利です。
戦略2. テスト・品質保証への理解と熱意を言語化する
「なぜテスト・品質保証をやりたいか」「なぜSHIFTか」を自分の言葉で語れることが重要です。「ソフトウェアの品質問題が社会に与えるインパクト」「テストのプロとして何を成し遂げたいか」という観点から志望動機を構築してください。「年収・残業時間」だけの志望動機は選考で弱く見られます。
戦略3. 論理的思考を示すエピソードを複数準備する
面接では思考の論理性・問題解決アプローチを問う質問が多く出されます。「どのように問題を発見し、原因を特定し、解決策を実行したか」というSTAR法(状況・課題・行動・結果)で語れるエピソードを複数準備してください。過去の業務でどのような判断をしたかのプロセスを言語化することが重要です。
戦略4. テスト・品質保証の基礎知識を事前に習得する
IT未経験の方でも、JSTQB FL(ソフトウェアテスト技術者資格・ファンデーションレベル)の学習を通じてソフトウェアテストの基礎(テスト設計技法・テストプロセス・欠陥管理等)を習得しておくことで、面接での志望動機の説得力が増します。基礎知識の習得は入社後の業務習得スピードにも直結します。
戦略5. IT経験者は実績を具体的に数字で語る準備をする
IT業務の経験がある方は、過去の仕事でどのような品質課題に関わり、どのように改善に貢献したかを定量的に語れる準備をしてください。「バグ検出率をX%改善した」「テスト自動化でリードタイムをY日削減した」など数字を使ったエピソードが評価されます。
戦略6. 成長意欲・自己学習の姿勢をアピールする
SHIFTは急成長企業であり、自ら学びキャリアを伸ばすことへの強い意欲が評価されます。現在取得中の資格・自己学習の内容・テスト技術への関心を示す具体的な取り組みを準備してください。入社後の成長ビジョンを具体的に語れると印象が強くなります。
SHIFTへの転職で評価されやすい経験
- ソフトウェアテスト・品質保証の実務経験(SIer・事業会社・QA専門会社問わず)
- テスト設計書・テストケース作成・バグレポート管理の経験
- テスト自動化ツール(Selenium・Appium・JUnit・Cypress等)の活用経験
- アジャイル開発・Scrum環境でのQAエンジニア経験
- CI/CD(継続的インテグレーション・継続的デリバリー)パイプラインへの関与経験
- プロジェクト管理・PMO経験(スケジュール管理・リスク管理・ステークホルダー調整)
- Webアプリケーション・スマートフォンアプリのテスト経験
- ゲームQA・デバッグ・ローカライズテストの経験
- SQL・Pythonなどのプログラミングスキルとテスト業務への応用経験
- コンサルティング・IT企画・業務改善の実務経験
- ベンダーマネジメント・外注先管理の経験
- JSTQB・IPA等のIT・テスト関連資格の取得
- 英語でのドキュメント作成・ミーティング経験(グローバル案件対応に有効)
特に評価されやすいのは「テスト自動化スキル×プロジェクト管理能力を組み合わせた人材」であり、アジャイル開発環境でのQAエンジニアリング経験は希少価値が高く選考を有利に進めます。
まとめ
株式会社SHIFTは、ソフトウェアテスト・品質保証という専門領域を起点に、10年余りで売上高60倍超の急成長を遂げた国内IT業界でもユニークな存在です。平均年収685万円・月残業7.2時間という好条件と、CAT検定という特殊な選考基準が組み合わさることで、「高思考力の人材が集まる、働きやすい成長企業」という独自のポジションを確立しています。
転職先として検討する際は、CAT検定の事前対策を最優先に行うことが合否を左右します。合格率約6%という数字は準備の有無で大きく変わるため、試験形式の把握と反復練習に十分な時間を確保してください。IT未経験者でも、思考力が高く論理的に問題を解決できる方にはチャンスがある企業です。
DX社会の加速によりソフトウェア品質への需要は今後も増大することが予測されており、SHIFTが築いてきたポジションの価値はさらに高まる可能性があります。テストのプロとして長期的なキャリアを構築したい方、急成長企業で年収・ポジションを早期に引き上げたい方にとって、SHIFTは国内でも数少ない本格的な選択肢のひとつです。まずはCAT検定の対策から始め、ぜひ前向きに検討してみてください。
