株式会社りそなホールディングスは、2001年に大和銀行とあさひ銀行が統合して誕生した銀行持株会社です。2003年には約3兆5,000億円の公的資金注入を受けるという経営危機を経験しましたが、その後の大規模な経営改革によってリテールバンキングに特化した戦略を確立し、2015年には公的資金を完済しました。この「経営危機からの復活」という歴史は、単なる過去の出来事ではなく、組織のDNA・カルチャー・戦略方針に今も色濃く反映されています。

メガバンクほどの知名度はなくとも、傘下の4銀行(りそな銀行・埼玉銀行・関西みらい銀行・みなと銀行)を通じて保有する個人顧客基盤は国内最大級です。特に相続・資産管理・NISAなどのリテール金融サービスへの注力と、デジタルバンキングへの先行投資が、現在のりそなグループの競争優位を形成しています。本記事では、転職エージェントの視点から、りそなホールディングスの実態・選考・カルチャーを正直に解説します。

企業概要

項目内容
会社名株式会社りそなホールディングス(Resona Holdings, Inc.)
設立2001年(平成13年)12月
代表取締役社長南 昌宏
本社所在地東京都江東区木場1-5-65 深川ギャザリア W2棟
資本金5,000億円超
グループ従業員数約1万6,000名(2024年3月末時点、連結)
上場区分東証プライム(証券コード:8308)
主要グループ銀行りそな銀行・埼玉りそな銀行・関西みらい銀行・みなと銀行
連結経常収益約4,900億円(2024年3月期)
連結当期純利益約1,300億円(2024年3月期)
平均年収約650万円前後(2024年3月期・有価証券報告書ベース)
平均年齢約40歳前後
事業内容銀行業(リテール・法人・市場・信託)、グループ統括・管理

りそなホールディングスは持株会社であり、実際の業務はりそな銀行をはじめとする傘下銀行が行います。転職応募先としては「りそなホールディングス」への直接採用と、各グループ銀行への採用という両ルートがあります。職種によって応募先が異なるため、採用情報の確認時に注意が必要です。

主な事業内容

りそなグループは「リテールNo.1」を掲げ、個人顧客・中小企業向けの金融サービスを主軸に事業を展開しています。メガバンクが海外展開・大企業向けファイナンス・投資銀行業務に注力するのとは対照的に、りそなグループは「日本の個人・中小企業と生涯にわたって付き合う」という戦略を貫いています。

リテールバンキング

個人顧客向けの預金・住宅ローン・マイカーローン・カードローン・資産運用(投資信託・外貨預金・保険)・NISA・iDeCoなど、生活に密着した金融サービスを提供します。りそなグループのリテール顧客基盤は国内最大級であり、特に関東・関西の都市圏に強固な顧客ネットワークを持ちます。

相続・資産承継分野への注力は業界内でも先行しており、「資産承継コンサルタント」の育成・専門化において他行に比べてノウハウの蓄積が進んでいます。高齢化社会において相続ニーズが急拡大する中、この専門性はりそなの競争優位の源泉の一つです。

法人・中小企業金融

中小・中堅企業向けの融資・事業承継支援・M&Aアドバイザリー・経営コンサルティングを提供します。大企業向けの大型案件よりも、地域の中小企業の経営課題に寄り添う「リレーションシップバンキング」の深化を戦略の柱に置いています。

事業承継・M&Aの分野では、専門チームによる支援体制を整備しており、中小企業オーナーの経営課題をワンストップで解決する機能が充実しています。後継者不在という社会課題に銀行として取り組むという点で、社会的意義と事業機会の両方を持つ領域です。

デジタルバンキング・DX推進

りそなグループは2016年ごろからデジタルバンキングへの先行投資を開始し、「りそなグループアプリ」は国内銀行アプリの中でも高い利便性と機能性を持つと評価されています。スマートフォンでの口座開設・ローン申込・資産確認・送金などを完結できる環境を整備し、リアル店舗とデジタルの融合を進めています。

店舗改革も進めており、従来の銀行窓口のイメージを刷新した「SmileStyle」店舗を展開。ローン手続きや資産運用相談に特化した新型店舗では、キャッシャーレス化・ペーパーレス化による業務効率化を実現しています。DX推進においては、銀行業務のシステム刷新・AIを活用した審査・チャットボット対応など、テクノロジー活用の取り組みが続いています。

信託・資産管理

りそな銀行は信託銀行の機能を持っており、遺言信託・遺産整理・不動産管理信託・年金信託・投資信託の販売管理など、信託業務に幅広く対応できます。相続・資産承継の領域でこの信託機能が強みとなっており、地域の個人富裕層・事業オーナーへのサービス提供において差別化要素になっています。

株式会社りそなホールディングスの強み

強み1. リテールバンキングへの集中戦略と国内最大級の個人顧客基盤

メガバンクが海外展開・大企業向け業務に注力する一方、りそなは「日本の個人と中小企業向けに特化する」という戦略を一貫して追求しています。この選択と集中により、相続・資産管理・住宅ローン・中小企業支援という分野で深い専門性とノウハウを蓄積しています。

傘下4行を合わせた個人口座数は国内最大級であり、特に埼玉県・大阪府・兵庫県という経済的に重要な地域での顧客密度は非常に高い。「メガバンクと地銀の中間」という独自のポジションは、特定地域での圧倒的な存在感を生み出しています。

強み2. デジタルバンキングへの先行投資と業界内でのDX先進性

銀行業界全体がDX推進を標榜する中で、りそなグループは2010年代中盤から独自のデジタルバンキング戦略を推進しており、業界内では先行組として認識されています。「りそなグループアプリ」は定期的なアップデートと機能追加が続き、デジタルチャネルからの口座開設・手続き完結率が向上し続けています。

転職者視点では、「銀行でDX・デジタル系のキャリアを積みたい」という人材にとって、りそなはメガバンクに比べて意思決定が早く、現場での裁量も取りやすいという評価があります。デジタル系の専門人材への需要も継続しており、異業種からのキャリアチェンジに比較的開かれた側面があります。

強み3. 相続・資産承継分野における専門性と先行優位

日本は高齢社会における「大相続時代」の入り口にあり、今後数十年にわたって個人の資産承継ニーズは急拡大すると予想されます。りそなグループはこの分野に早期から注力し、遺言信託・遺産整理・事業承継支援の体制を業界内でも先進的なレベルで整備してきました。

「資産承継プランナー」などの専門資格取得支援や、専門チームによる相談体制は、他行からの転職者が「より専門性の高い仕事がしたい」と考える際の魅力になっています。高齢顧客の増加と相続案件の複雑化は今後も続くため、この専門性は長期的な事業優位につながります。

強み4. 2003年の経営危機を乗り越えた組織の変革力

公的資金注入という未曾有の経営危機から完全に自力再建した経験は、組織に独自の文化を生み出しています。「危機を乗り越えた集団」という共通体験が、変化への対応力・コスト管理意識・危機意識という形で組織に根付いています。

この歴史的背景は、メガバンクにはない「リアリズム」を組織にもたらしています。転職者が感じる「りそなはメガバンクに比べてしがらみが少ない」「変革への意欲が高い部署が多い」という印象は、この歴史的文脈と無関係ではありません。

強み5. グループ4行の連携による広域サービス展開力

りそな銀行(東京・大阪)、埼玉りそな銀行(埼玉)、関西みらい銀行(大阪・兵庫)、みなと銀行(兵庫)という4行の連携により、首都圏・関西圏という日本経済の中核地域をカバーするサービス網を持っています。

グループ内でのノウハウ共有・人材ローテーション・商品開発の共通化により、規模の経済と地域特性への対応を両立させる仕組みが整っています。「大きな組織の安定性と、地域に根ざした仕事の充実感」を両立できる環境という点で、転職後のキャリア満足度も相対的に高い傾向があります。

強み6. 事業承継・M&Aアドバイザリーにおける中小企業支援力

後継者不在という社会課題に向き合う中小企業への支援を、単なる融資にとどまらず事業承継・M&Aアドバイザリーとして提供する体制が充実しています。地域の中小企業オーナーとの長期的な関係構築を基盤に、「会社を次の世代に繋ぐ」という人生の重大な決断に銀行として関与できる点は、他の金融サービス業とは異なる仕事の深さをもたらします。

株式会社りそなホールディングスの年収事情

有価証券報告書(2024年3月期)ベースの平均年収は650万円前後です。メガバンク(三菱UFJ・三井住友・みずほ)の750〜850万円に比べると低い水準ですが、地方銀行の平均(400〜500万円台)を大きく上回っており、銀行業界の中では中上位に位置します。

職種別の想定年収レンジ

職種想定年収レンジ
窓口・一般職(各行)350万〜550万円
総合職(渉外・営業)500万〜750万円
総合職(企画・本社)550万〜800万円
管理職(課長・支店長クラス)700万〜1,000万円
上位管理職・部長以上900万〜1,400万円
デジタル・IT専門職550万〜900万円
信託・相続専門職550万〜800万円
中途採用(エントリーレベル)500万〜700万円

※上記は公開情報・口コミ情報をもとにした目安です。在籍する銀行・職種・等級・評価によって実際の年収は大きく異なります。

給与制度の特徴と注意点

りそなグループの給与体系は基本給+賞与の構成が基本です。年功序列の要素が一定程度残っており、勤続年数と等級の組み合わせで年収が決まるケースが多い。一方で近年は成果主義的な評価制度の導入が進んでおり、若手でも実績次第で昇格・昇給が加速するケースが増えています。

注意点として、メガバンクと比べると「同じ年次でも年収の絶対額で劣る」という事実は転職検討時に正直に把握しておく必要があります。ただし、「年収総額だけでなく、仕事の質・キャリアの方向性・ワークライフバランスを含めた総合評価」という観点では、りそなを評価する転職者も多くいます。

株式会社りそなホールディングスの働き方・福利厚生

勤務時間・休日制度

  • 銀行窓口(各行): 原則月〜金、銀行営業時間に準拠。シフト制の場合あり
  • 本社・企画・IT系: フレックスタイム制・リモートワーク導入が進む
  • 年間有給休暇取得: 取得推進が制度化されており、近年は消化率向上
  • 男性育休: 取得推進が進んでおり、取得率の公表と向上に取り組んでいる
  • 産前産後・育児休業: 制度が整備され、女性社員の育休復帰後のキャリア継続支援も充実

働く場所

本社(東京・木場)・各行本部(大阪・埼玉・兵庫)・全国各支店という多様な勤務地があります。転勤の有無・範囲は職種と雇用区分によって異なります。総合職(エリア限定なし)では転勤が発生しますが、近年はエリア限定総合職の採用も行われており、生活設計に合わせた働き方を選択しやすくなっています。

主な福利厚生

  • 各種社会保険完備
  • りそな銀行健康保険組合(保養施設等)
  • 確定給付年金・確定拠出年金制度
  • 退職金制度
  • 住宅融資(従業員向け優遇ローン)
  • 自己啓発支援・資格取得支援(銀行業務検定・FP・中小企業診断士等)
  • 産前産後・育児休業・介護休業制度

株式会社りそなホールディングスの社風・カルチャー

一言で表すなら「再建の歴史から生まれた変革志向と現場感覚の融合」

りそなのカルチャーを一言で表すなら「危機を乗り越えた実用主義と、変革への意欲が共存する組織」です。2003年の公的資金注入という前例のない経験は、「守り一辺倒では生き残れない」という意識を組織に根付かせました。メガバンクに比べると「しがらみが少ない」「挑戦しやすい」というカルチャーを持つという口コミが多く見られます。

一方で銀行という業態上、コンプライアンス・リスク管理は非常に重視されます。「銀行らしさ」と「変革志向」が混在する環境であり、どちらの側面を自分が重視するかによって、りそなへの入社が合うかどうかが変わります。

職場環境の実態

OpenWorkをはじめとした社員口コミには、「大手銀行の安定感を持ちながらもチャレンジしやすい」「本社機能と現場の距離が近く、ボトムアップの提案が通りやすい部署もある」という肯定的な評価がある一方で、「支店ごとの文化差が大きい」「年功序列の壁はまだ残っている」という課題も語られています。

ダイバーシティ推進においては、女性管理職比率の向上・育休取得推進など、業界平均に比べて積極的な取り組みが見られます。

株式会社りそなホールディングスの転職難易度

難易度:A〜S級(職種・専門性によって大きく異なる)

りそなグループへの中途採用は、職種によって難易度が大きく異なります。一般的なリテール営業職への転職難易度はA級(高い)程度ですが、デジタル・DX系の専門職や特定の金融専門職はS級(最高難易度)に匹敵する競争が生じる場合があります。

銀行業界全体の中途採用比率は新卒採用に比べて限定的ですが、りそなグループは近年DX・デジタル・リスク管理・データサイエンスなどの専門職採用を積極化しており、特定スキルを持つ異業種出身者にも門戸が開かれつつあります。

転職難易度が高い理由

銀行業界特有の専門性要求: 銀行業務には金融商品・コンプライアンス・審査・信用リスクなど、銀行固有の専門知識が必要とされる業務が多く存在します。異業種からの転職では「銀行業務を一から学ぶコスト」が採用側のリスクとして意識されます。

採用枠の限定性: メガバンクに比べて規模が小さい分、中途採用枠の数も相対的に少ない傾向があります。特に管理職・専門職ポジションの公募はタイミングと縁の要素も大きい。

コンプライアンス・身元審査の厳格さ: 銀行業という特性上、選考時の身元確認・反社チェック・信用情報確認は他業界に比べて厳格です。転職選考上の特殊事情として認識しておく必要があります。

株式会社りそなホールディングスに向いている人

1. リテール金融に本気でキャリアを積みたい人

「個人のお客様の人生に長期的に関わる金融サービスを提供したい」という志向を持つ人に、りそなの環境は強く合います。相続・資産承継・住宅ローン・NISA・iDeCoなど、個人の人生の重要な局面に関わる仕事に意義を見出せる人が活躍しています。

2. 銀行業界でDX・デジタルのキャリアを積みたい人

IT・システム開発・データサイエンス・UX設計などのスキルを持ちながら「金融業界でそのスキルを活かしたい」と考える人に、りそなのデジタル推進部門は良い選択肢です。メガバンクに比べて組織規模が適度であり、現場への裁量が取りやすいという口コミが多い。

3. 中小企業の経営課題に寄り添う仕事をしたい人

事業承継・M&A・経営支援という形で中小企業オーナーと長期的に関わる仕事は、りそなが特に力を入れている領域です。「金融機能を通じて地域経済に貢献したい」という動機を持つ人は、りそなのカルチャーと強く共鳴できます。

4. 安定した大組織の中で着実にキャリアを積みたい人

銀行という業態の安定性と、りそなグループの規模感の中で、専門性を深めながらキャリアを積みたいという人には、長期的に働きやすい環境です。制度・福利厚生の充実度は銀行業界水準であり、育児・介護との両立を考えている人にも支持されています。

5. 関東・関西の都市圏でのキャリアを築きたい人

りそなグループの事業圏は首都圏と関西圏が中心です。「転勤を極力避けながら都市圏でキャリアを積みたい」「地元(埼玉・大阪・兵庫)に密着した仕事がしたい」という志向を持つ人には、他の大手金融機関に比べて転居を伴う転勤が生じにくいケースがあります(職種・雇用形態による)。

株式会社りそなホールディングスに向いていない人

ミスマッチを防ぐために正直に記載します。

  • 高収入を最優先する人: メガバンクと比較すると年収水準は低めです。「銀行業界で最大限の収入を得たい」という場合は、三菱UFJ・三井住友・みずほのいずれかがより適切な選択肢になります
  • グローバルなキャリアを追求したい人: りそなグループの事業は基本的に国内完結型です。海外展開・外資系との取引・グローバルプロジェクトへの関与機会はメガバンクに比べて限定的です
  • 大企業・上場企業向けの投資銀行業務をしたい人: 大型のコーポレートファイナンス・引受業務・グローバルM&Aアドバイザリーはりそなの得意領域ではありません。この方向のキャリアを目指す場合は証券会社・メガバンク投資銀行部門の方が適切です
  • ベンチャー的なスピード感を求める人: 銀行業態特有の慎重な意思決定プロセスと、コンプライアンス重視の文化は、スタートアップや事業会社の機動的な環境に慣れた人には窮屈に感じることがあります
  • 完全なリモートワーク・フレキシブルな勤務を求める人: 支店勤務・窓口業務では出社が基本であり、完全リモートは難しい職種が多くあります

株式会社りそなホールディングスの選考対策

1. 「なぜりそなか」をリテール戦略の文脈で語る

「メガバンクではなくなぜりそなを選ぶのか」という問いへの答えは必須です。「規模感よりもリテールに特化した深い顧客関係を築きたい」「DX推進の最前線で銀行を変える仕事に関わりたい」「中小企業支援・相続支援という分野に専門性を持って取り組みたい」など、りそな固有の戦略方向への共鳴を自分のキャリアビジョンと接続して語ることが重要です。

2. 金融・銀行業務の基礎理解を示す

銀行業務の経験がない場合は、「銀行業務を学ぶ意欲と基礎知識」を事前に準備してください。FP技能士・銀行業務検定等の資格は「本気度を示す」という意味で有効です。銀行固有の用語(審査・引受・コンプライアンス・KYC等)への理解は最低限必要です。

3. 具体的な実績を数値で語る

金融業界の選考においても、「過去に何をしたか」ではなく「何を達成したか」が問われます。前職での顧客獲得数・売上貢献・課題解決の具体的な成果を定量的に語れるよう準備してください。

4. コンプライアンス意識・倫理観を示す

銀行という業態の選考において、誠実さ・ルール遵守・リスク感覚は「スキルより先に問われる基礎条件」です。選考全体を通じて、法令遵守への意識・顧客への誠実さを示す姿勢が評価を左右します。

5. エージェントを活用した非公開求人へのアクセス

りそなグループの中途採用は、公開求人に掲載されないポジションも多く存在します。特にDX・デジタル・リスク管理系の専門職求人はエージェント経由が有効です。内定後の条件交渉においても、エージェントを通じた交渉の方が個人交渉より有利なケースがあります。

株式会社りそなホールディングスへの転職で評価されやすい経験

  • 銀行・信用金庫・信託銀行での渉外・営業・審査・企画業務経験
  • 証券会社・保険会社での資産運用・リテール営業経験
  • 住宅ローン・消費者ローンの審査・商品企画経験
  • 相続・事業承継・不動産に関わるコンサルティング・税務・法務経験
  • 中小企業向け法人営業・経営支援コンサルティング経験
  • フィンテック・銀行系DXのシステム開発・プロダクトマネジメント経験
  • データ分析・BI・AIを活用した金融業務改善・審査高度化経験
  • コンサルティングファームでの金融機関向けプロジェクト経験
  • FP(ファイナンシャルプランナー)・中小企業診断士・社労士等の資格と実務経験の組み合わせ
  • リスク管理・コンプライアンス・AML(マネーロンダリング対策)業務経験

特に現在需要が高いのは「デジタル・IT系のスキルを持ち、銀行業務への理解または学習意欲がある人材」と「相続・資産承継の専門知識を持ちリテール営業に意欲的な人材」です。

まとめ

株式会社りそなホールディングスは、2003年の経営危機という前例のない試練を乗り越え、「リテールNo.1」という明確な戦略のもとで再成長を続ける銀行グループです。相続・資産承継・中小企業支援・デジタルバンキングという注力領域での専門性の深化は、メガバンクとも地方銀行とも異なる独自のポジションを形成しています。

転職者の視点では、「メガバンクほどの年収は求めないが、規模感のある銀行グループでリテール金融のプロとしてキャリアを積みたい」「銀行業界でDX・デジタルの最前線に携わりたい」という動機との親和性が高い会社です。

一方で、銀行業態特有のコンプライアンス文化・コスト管理意識・意思決定のプロセスは、スタートアップや外資系企業の環境に慣れた人には適応にコストがかかる可能性があります。「銀行という枠組みでできること」と「銀行という枠組みの制約」の両方を理解した上で、自分のキャリアビジョンとの整合性を検討することが重要です。

選考においては「なぜりそなか」という問いへの答えを、りそな固有の戦略(リテールNo.1・DX推進・相続・地域密着)と自分のキャリアビジョンを接続する形で語ることが最重要です。銀行への転職は長期戦になることも多いですが、準備と専門性を持って臨めば、メガバンクとは異なる魅力を持つキャリアの場として、りそなは有力な選択肢となります。


参照した主な情報源

  • 株式会社りそなホールディングス 公式サイト(resona-gr.co.jp)
  • りそなホールディングス IR情報・有価証券報告書(2024年3月期)
  • りそな銀行・埼玉りそな銀行・関西みらい銀行 各公式サイト
  • OpenWork りそな銀行 社員口コミ
  • 日本経済新聞 企業情報
  • IRバンク りそなホールディングス業績データ