株式会社リログループは、東証プライム市場(証券コード:8876)に上場する総合アウトソーシング企業です。「リロクラブ」を中心とした法人向け福利厚生サービスと、転勤者向け住宅手配・転居支援(リロケーション事業)を2大事業の柱とし、企業が抱えるHR関連課題に幅広くソリューションを提供しています。会員企業数2万社超・会員数400万人以上という大規模なネットワークを武器に、ストック型収益モデルで安定した成長を続けています。

転職市場におけるリログループは「BtoB安定成長型の隠れた優良企業」という評価を受けています。一般消費者には「リロクラブ」の名前で知られることが多く、「地味だが実態は面白い」という声が社員から多く聞かれます。人的資本経営・働き方改革・女性活躍推進というトレンドが企業の福利厚生充実ニーズを高めている現在、リログループの事業環境は中長期で追い風が続いています。

本記事では転職エージェントの視点から、リログループの事業実態・強み・年収・社風・転職難易度・選考対策を詳しく解説します。

企業概要

項目内容
会社名株式会社リログループ(Relo Group, Inc.)
旧社名リロ・ホールディングス株式会社(2016年に改称)
設立1972年(創業)
代表取締役社長中塚 一宏
本社所在地東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー
資本金約22億円
連結従業員数約9,000名(グループ全体)
上場区分東証プライム(証券コード:8876)
連結売上高約1,900億円(2024年3月期)
営業利益約120億円(2024年3月期)
平均年収約550万円(有価証券報告書ベース)
主要事業法人会員向け福利厚生サービス(リロクラブ)、リロケーション事業、不動産事業、介護育児支援サービス、海外赴任者支援

リログループは1972年に「社宅・寮の管理代行」という特定ニーズから事業を出発させました。「転勤という日本企業特有の慣行を支える」というポジションを確立しながら、福利厚生アウトソーシング・不動産・介護育児支援と事業領域を拡大してきた独自の歴史を持ちます。「リロ(Relo)」という社名はRelocation(リロケーション)に由来し、転勤者支援という創業の原点が今もグループの中心事業の一つです。

主な事業内容

法人会員サービス事業(リロクラブ)

リログループの収益の中核を担う事業です。法人企業が会員となることで、その企業に所属する従業員が旅行・宿泊・レジャー・グルメ・育児・介護・医療・スポーツ・資格取得等、多様なサービスを割引・優待価格で利用できるプラットフォームを提供しています。

「リロクラブ」ブランドのもとで提供されるこの福利厚生サービスは、中小・中堅企業が「大企業並みの福利厚生を低コストで提供できる」というニーズに直接応えるものです。会員企業数は2万社超に達しており、加盟企業が増えるほどスケールメリットが働き、提供できるサービスの質と量が向上するという好循環が生まれています。

月額の会員費というストック型の収益構造は、景気変動に対する耐性が高く、安定した収益基盤を形成しています。また「健康経営」「ウェルビーイング」「従業員エンゲージメント向上」という企業側の投資意欲の高まりを受け、サービス利用率の向上と解約率の低下という好トレンドが継続しています。

リロケーション事業(転勤者向け住宅手配)

日本に根付いた「転勤文化」を支える中核事業です。企業の転勤辞令を受けた社員向けに、転居先の住宅探し・内見手配・賃貸契約手続き・引越し業者との連絡調整・入居後のサポートまでをワンストップで提供します。転勤企業と不動産オーナーの双方を取引相手とする独自のビジネスモデルで、全国の仲介不動産会社・管理会社との幅広いネットワークを持っています。

法人向け「借り上げ社宅管理代行」も主要サービスの一つです。企業が従業員のために借り上げる社宅・寮の契約管理・家賃支払い代行・退去精算・修繕対応などを一括アウトソーシングする機能であり、HR部門の業務負荷を大幅に削減するソリューションとして高い評価を得ています。

不動産事業

マンション・アパート等の収益不動産の管理受託・賃貸仲介・売買仲介を行う不動産事業を展開しています。リロケーション事業で構築してきた不動産オーナーとの関係性・全国の不動産会社ネットワークを活用し、一般の不動産仲介とは異なる法人向け・転勤者向けの特化型サービスを提供しています。

介護・育児支援サービス

企業の従業員が直面する「育児と仕事の両立」「介護と仕事の両立」という課題に対応するサービス群です。育児サポートとして保育所・一時保育・ベビーシッターの紹介・手配、介護サポートとして介護施設情報提供・相談窓口・ヘルパー手配等を提供しています。法人会員向けサービスの一環として提供されるケースが多く、リロクラブとの連携で包括的なHRソリューションを形成しています。

海外赴任者支援サービス

グローバル展開を進める日本企業の海外赴任者・帰国者を支援するサービスです。赴任前の現地住居探し・生活情報提供から、帰国時の国内住居手配まで、転勤者支援の「海外版」として機能しています。

競合他社との比較・業界ポジション

リログループが競合するのは主に福利厚生アウトソーシングと転勤者支援の2分野です。

福利厚生アウトソーシング分野では、ベネフィット・ワン(パソナグループ傘下)・イーウェル・JTBベネフィットなどが主な競合です。会員数規模ではベネフィット・ワンが業界最大手ですが、リログループは「転勤者支援×福利厚生×不動産」という複合領域での一気通貫提供という差別化ポジションを確立しています。

転勤者住宅手配・社宅管理分野では、マイスタッフ・住友不動産販売・東急リロケーションなどが競合です。リログループ(リロケーション・ジャパン)は転勤特化の専業として全国規模の実績を蓄積しており、業界内で上位ポジションを占めています。

業界全体の構造として、人的資本経営・エンゲージメント向上への企業投資が増加する中で、福利厚生アウトソーシング市場は中長期で拡大傾向にあります。リログループはこの市場のトレンドを追い風として受けやすいポジションにあります。

株式会社リログループの強み

強み1. ストック型収益モデルによる財務的安定性

法人会員サービスの月額会費・社宅管理の月額管理料というストック型(継続課金型)の収益構造は、景気変動の影響を受けにくく、安定した売上・利益を生み出します。会員企業・管理物件の積み上がりが収益の土台を形成するため、売上の可予測性が高く、長期的な事業投資が計画しやすい財務体質を持っています。

強み2. 会員企業2万社超の大規模ネットワーク効果

会員企業が増えるほど、提供できる施設・サービスの種類と質が向上し、それがさらに会員企業の増加を引き寄せるという正の循環(ネットワーク効果)が働きます。2万社超というスケールで構築されたネットワークは、競合他社が短期間で追いつくことができない参入障壁として機能しています。

強み3. 「転勤×福利厚生×不動産」の一気通貫ソリューション

競合他社が福利厚生か不動産管理かの単独領域に特化する中で、リログループは転勤発令から住宅手配・入居・日常の福利厚生利用・介護育児支援・退任まで、社員の会社人生をライフサイクルで支える幅広いソリューションを単一グループで提供できます。この「ワンストップ性」はHR部門の省力化という観点で高く評価されています。

強み4. 人的資本経営・働き方改革ブームによる追い風

東京証券取引所による人的資本情報開示の義務化(プライム市場上場企業)を受け、企業が「従業員のウェルビーイング向上・エンゲージメント改善」への投資を強化しています。福利厚生の充実は人的資本投資の代表的な施策であり、リログループのコアサービス需要が中長期で高まる構造的追い風です。

強み5. 全国の不動産会社・物件オーナーとの広大なネットワーク

リロケーション事業で50年以上かけて構築してきた全国の不動産仲介会社・管理会社・物件オーナーとのネットワークは、新規参入者が一朝一夕には構築できない資産です。特に転勤需要が集中する大都市圏(東京・大阪・名古屋・福岡等)での物件情報・仲介ネットワークの厚さは競合優位として機能しています。

強み6. 東証プライム上場による信用力と採用・取引の安定性

上場企業としての信用力は、大企業からの社宅管理・福利厚生アウトソーシングの委託先として選ばれる重要な要素です。財務の透明性・コーポレートガバナンスの整備が評価され、上場企業・大手法人からの受注に有利に働いています。

株式会社リログループの年収事情

有価証券報告書ベースで、リログループの平均年収は約550万円程度です。B2Bサービス・不動産業界の大手としては標準的な水準であり、外資系・テック企業と比較すると「高い」とは言えませんが、安定した給与体系と福利厚生が総合的な待遇を支えています。

職種別の想定年収レンジ

職種・役職想定年収レンジ
新卒1〜3年目(総合職)330万〜420万円
法人営業(リロクラブ担当・20代後半〜30代)420万〜620万円
リロケーション営業・コンサルタント(30代)450万〜650万円
不動産管理・社宅管理担当(30代)430万〜620万円
マーケティング職(30代)480万〜680万円
法人営業マネージャー(係長・課長補佐)600万〜780万円
課長クラス700万〜900万円
部長クラス850万〜1,100万円
介護育児サービス・コーディネーター(30代)400万〜560万円
コーポレート職(経理・人事・法務)(30代)450万〜650万円
IT・DX推進(30代)500万〜720万円

※上記は公開情報・口コミ情報をもとにした目安です。実際の年収は評価・グレード・職種・経験により異なります。

給与制度の特徴

リログループの給与体系は「月給制+賞与(年2回)」が基本です。法人営業職では売上実績に連動したインセンティブが付加されるケースがあり、成果次第で年収レンジを上回る実績を出す社員もいます。昇給は年次評価に基づき、管理職への昇格が年収の大きな分岐点となります。

年収を見る際の注意点

  • 平均年収約550万円は全社平均のため、入社直後・若手は400万円前後からのスタートが一般的
  • 法人営業職はインセンティブ制度により変動幅が大きく、高実績者は平均を大きく上回る場合がある
  • コーポレート職・運用スタッフ職は年収水準が全社平均を下回ることが多い
  • 中途採用の年収は前職水準・職種・等級によって個別設定される。エージェント経由での交渉が推奨される

株式会社リログループの働き方・福利厚生

勤務時間・休日制度

  • 所定労働時間:8時間(一部フレックス導入)
  • 完全週休2日制(土日)・祝日休み
  • 年間休日:120〜125日程度
  • 年次有給休暇:入社日から付与(法定以上)
  • 夏季休暇・年末年始休暇あり
  • 育児休業・産前産後休業制度(男性育休取得推進中)
  • 介護休業・短時間勤務制度

働く場所・リモートワーク

本社(東京・新宿)を中心に、全国の支社・営業所に分散した体制です。法人営業職は担当エリアの法人企業への訪問商談が主体であり、フィールドワーク型の働き方が一般的です。コーポレート・管理部門はリモートワークの活用が可能な体制が整備されつつあります。不動産管理・リロケーション担当は現地確認や物件立会いのための外出が発生します。

主な福利厚生

  • 各種社会保険完備
  • リロクラブ会員優待(自社サービスを社員が利用可能。旅行・宿泊・レジャー等)
  • 確定拠出年金制度
  • 退職金制度
  • 住宅手当・通勤手当
  • 各種慶弔見舞金
  • 健康診断・人間ドック補助
  • 育児・介護サポートサービス(グループ内サービスを社員利用)
  • 資格取得支援・自己啓発支援
  • 社員持株会制度
  • 産前産後・育児・介護休業制度

自社の福利厚生サービスを社員自身が利用できるという点は、リログループの特徴的なメリットの一つです。旅行・宿泊・レジャー・育児・介護サービスを社員割引で使えることは、他社には真似できない従業員ベネフィットです。

働き方を見る際の注意点

法人営業職は担当企業の要望・問い合わせ対応のために、案件によっては繁忙期に業務が集中することがあります。社宅管理・リロケーション業務は転勤シーズン(3〜4月・9〜10月)に繁忙が集中する季節性があります。

株式会社リログループの社風・カルチャー

一言で表すなら「人と企業の課題に誠実に向き合う、地味だが安定感のあるB2Bプロ集団」

リログループの社風を一言で表すなら「人事・労務・不動産という地味だが本質的に重要な課題を、誠実に解決し続けるB2Bサービスのプロ集団」です。華やかなブランド消費財や目立ったテクノロジー企業のような外向きの派手さはありませんが、「企業と働く人の課題を解決する」という使命に愚直に取り組む文化があります。

組織として「堅実・真摯・継続性」が重視されており、激しい売上競争よりも「長期的な取引関係の構築と継続率の維持」が評価される文化があります。転勤支援や社宅管理という日常的なオペレーションを安定して届けることへの誇りが組織の中に根付いています。

評価される人物像

  • 法人顧客の課題を丁寧に聞き出し、長期的な関係を構築できるリレーションシップ営業力を持つ人
  • 不動産・HR・アウトソーシングという複合領域への知的好奇心があり、領域横断でソリューションを考えられる人
  • 地道なオペレーション業務にも誠実に取り組み、信頼を積み上げることを苦にしない人
  • 人的資本経営・働き方改革というマクロトレンドを自分の業務に接続して考えられる人

表面的なイメージと実態の差

「福利厚生・社宅管理の会社」というイメージから「地味で安定志向」と思われることがありますが、実態は2万社超のネットワークを活用したプラットフォームビジネスであり、テクノロジーを活用したサービス効率化・新サービス開発が継続的に進んでいます。HR Tech・PropTech(不動産テック)との接点を持ちながら事業を進化させている側面は外から見えにくい面白さがあります。

大企業的な組織構造と意思決定プロセスは存在しますが、事業会社としての「現場感覚」も強く、顧客課題に実務レベルで向き合う姿勢が求められる環境です。

株式会社リログループの転職難易度

難易度:C〜B級(中程度・業界未経験でも挑戦しやすいポジションあり)

リログループへの転職難易度は中程度です。法人営業経験者・不動産業務経験者・HR領域の実務経験者が採用の主な対象ですが、職種によっては業界未経験からの中途採用も実施しています。年間を通じて中途採用を継続しており、比較的求人機会にアクセスしやすい企業といえます。

理由1. 法人営業の実績が最も評価される

リログループのコアビジネスは法人顧客への継続的なサービス提案・契約維持です。法人向けの無形商材営業経験者(SaaS・アウトソーシング・人材・保険・金融等)の実績は、職種に転換しても評価されやすく、採用選考での評価が高い傾向があります。

理由2. 不動産業界経験者はリロケーション事業で優位

宅地建物取引士の資格保持者・不動産管理・賃貸仲介の実務経験者は、リロケーション事業・社宅管理部門でのポジションに強みを持ちます。転勤者向けの住宅手配という特化型業務は、一般的な不動産営業とは異なる知識・スキルを要しますが、業界基礎知識があれば習得が早い傾向があります。

理由3. 採用規模が大きく年間を通じて機会が生まれる

連結約9,000名規模の企業として、中途採用の求人はある程度の件数が年間を通じて発生します。「ポジションが空いたときだけ採用する」スタイルではなく、成長に伴う計画採用も一定程度あるため、タイミングを選ばずにアクセスしやすい点は転職者にとってプラスです。

株式会社リログループに向いている人

1. 法人顧客との長期的な関係構築に喜びを感じる人

リログループのビジネスはいずれも「単発の売り切り」ではなく、月次・年次の継続契約によるストック型モデルです。「受注して終わり」ではなく「契約後の関係を育て続けることが本業」という点で、長期的な関係構築型の営業スタイルに適性がある人が活躍しやすい環境です。

2. HR課題・働き方改革・人的資本経営に関心がある人

福利厚生・転勤支援・育児介護・エンゲージメント向上というリログループの事業テーマは、現代の経営課題の最前線と直結しています。「企業で働く人の生活の質を向上させる仕事がしたい」「人的資本経営というトレンドに貢献したい」という動機を持つ人は、日々の業務に意義を感じやすい環境です。

3. 不動産・転勤実務のキャリアを大手で活かしたい人

中小の不動産仲介会社・管理会社で経験を積んだ方が、より大きな組織・安定した環境で専門性を活かしたい場合、リログループのリロケーション事業・不動産管理部門は有力な選択肢です。「スケールアップしながら専門性を維持する」という転職軸にマッチした環境です。

4. 安定した大手BtoBサービス企業でキャリアを構築したい人

東証プライム上場・連結売上高約1,900億円という安定基盤を持ちながら、「地味に見えるが実は企業と従業員の生活に深く関与するビジネス」を手がけるリログループは、「安定した大企業だが、仕事の内容として人の役に立てることが見えやすい職場」を求める人にとって魅力的です。

5. テクノロジーを活用した業務変革に挑戦したい人

HR Tech・PropTech(不動産テック)の文脈で、社宅管理・リロケーション・福利厚生サービスのデジタル化を推進するプロジェクトが継続的に進行しています。SaaSやHR Techの知見を持ちながら「大手B2Bサービス企業でのDX推進に携わりたい」という人には成長の場として機能します。

株式会社リログループに向いていない人

向いていない人を正直に書くのはミスマッチを防ぐためです。批判ではなく選択の参考として受け取ってください。

  • 高い年収を最短で実現したい人: 平均年収約550万円という水準は外資コンサル・金融・大手テック企業と比べると高くなく、年収最大化を最優先するなら他の選択肢の方が合う。インセンティブ制の法人営業職では突き抜ける可能性があるが、組織全体としての報酬水準は高くない
  • スピーディな意思決定と裁量を求める人: 連結9,000名規模の組織として承認・調整プロセスが存在する。スタートアップのような「自分で全部決めて動く」スタイルとは異なる環境であり、プロセスに乗りながら仕事を進めることを苦にする人には合わない
  • 最先端テクノロジーの最前線に立ちたい人: リログループのコアビジネスはB2Bサービスの安定運用であり、AIやプロダクト開発を主軸とした業務環境ではない。最新テクノロジーへの深い関与を求めるエンジニア・プロダクトマネージャーには物足りない環境になりやすい

株式会社リログループの選考対策

1. 「なぜリログループか」を人的資本経営・働き方改革と接続して語る

「どんな仕事をしたいか」ではなく「なぜリログループというフィールドで仕事をすることが自分のキャリアビジョンと合っているか」を明確に語れることが重要です。「企業の福利厚生向上と働く人の生活の質向上に貢献したい」「HR課題の解決をB2B視点でやりたい」という動機が、公式サイトや統合報告書・IR情報と接続して語られると説得力が高まります。

2. 法人営業経験の「継続率・受注後の関係深化」を語る

リログループのコアビジネスはストック型契約の継続です。前職での営業実績を語る際は「新規受注」だけでなく「受注後の顧客関係をどう継続・深化させたか」「解約防止・アップセルにどう取り組んだか」という観点での実績を語れると、同社の事業特性と一致した経験として評価が高まります。

3. 不動産・HR・アウトソーシング領域の知識を事前インプットする

応募職種に関連する基礎知識(宅建法・不動産管理の基礎/HR Techの動向・人的資本経営の概要/アウトソーシング市場の構造等)を事前にインプットすることで、面接での会話の深度が変わります。特に「リロクラブの競合環境とリログループの差別化」「転勤者支援市場の現状と将来性」について自分なりの見解を持って臨むことが有効です。

4. 長期的なキャリアビジョンを「安定成長×社会課題解決」の文脈で語る

「安定した企業で長く働きたいから」という動機だけでは不十分です。「企業と働く人の課題を解決する仕事に長期的に関わりたい」「人的資本経営が重視される時代のB2Bサービスの中核を担いたい」という前向きな意欲を、自分のキャリアストーリーと接続して語ることが選考での評価を高めます。

5. デジタル・DX推進への関心も示す

リログループはデジタル化・システム高度化への投資を続けています。IT・DXへの理解と推進意欲を示すことは、職種を問わず加点となる場合があります。特にSaaS営業・HR Tech・PropTechの経験者は積極的にその知見をアピールしてください。

6. 転職エージェントを活用して求人情報を収集する

リログループの中途採用求人は公開情報の他に非公開ポジションも存在します。B2Bサービス・不動産・HR業界に強みを持つ転職エージェントを活用することで、非公開求人へのアクセスや面接対策の具体的なアドバイスを得られる可能性があります。

株式会社リログループへの転職で評価されやすい経験

  • 法人向け無形商材の営業経験(SaaS・HR Tech・アウトソーシング・人材サービス・保険・金融等)
  • 法人顧客との長期継続契約の維持・解約防止・アップセル実績
  • BtoBサービスのカスタマーサクセス・アカウントマネジメント経験
  • 不動産仲介・賃貸管理・社宅管理の実務経験
  • 宅地建物取引士資格保持(特にリロケーション・不動産管理部門)
  • HR部門での福利厚生・制度設計・ベンダー管理経験
  • 総務・人事部門での社宅・寮管理・転勤手続きの実務経験
  • 外部の福利厚生サービス導入・運用のユーザー側経験
  • マーケティング・インサイドセールスでの法人向けリード獲得・ナーチャリング経験
  • IT・SaaS・HRMSのプロダクト管理・開発経験(DX推進部門向け)
  • 介護・育児サービスの企画・運営・コーディネート経験
  • 海外赴任者サポート・グローバルモビリティ業務の実務経験
  • 不動産ファンド・REIT・資産管理の実務経験
  • SCM・物流管理・引越し業者との折衝経験(リロケーション支援業務向け)
  • コールセンター・カスタマーサポートのオペレーション管理経験(会員サービス運用向け)

特に評価されやすいのは「法人顧客の継続率・解約防止に責任を持った実績を持つ営業・CS人材」と「HR Techや不動産テックに精通しながらB2B事業の現場も理解しているDX推進人材」です。リログループのネットワークを活かした価値創造に貢献できるビジネス視点が、採用基準の核心を占めています。

まとめ

株式会社リログループは、「リロクラブ」という法人会員向け福利厚生プラットフォームと転勤者住宅手配(リロケーション)という2大事業を中心に、会員企業2万社超のネットワークを持つ東証プライム上場の総合アウトソーシング企業です。ストック型収益モデルによる財務的安定性と、人的資本経営・働き方改革というマクロトレンドを追い風に受ける業界ポジションは、中長期の安定成長を支えています。

転職市場においてリログループは「知る人ぞ知る安定優良企業」という評価を受けています。平均年収約550万円は際立った高さではありませんが、福利厚生の充実(自社サービスの社員利用)・安定した雇用環境・人の課題に関与するという仕事の意義感は、金銭的報酬以外の価値として重要な魅力です。転職難易度はC〜B級と比較的アクセスしやすく、法人営業・不動産・HR領域の経験者にとっては実力を活かしやすい環境です。

「企業と働く人の間に立ち、長期的な関係を育てながら日本の職場環境の質を高める仕事」に価値を感じる転職者にとって、リログループは検討する価値が十分にある選択肢の一つです。IR情報・統合報告書・リロクラブの公開サイトをしっかり読み込み、「なぜリログループか」という独自の志望動機を構築したうえで臨むことが選考成功の鍵になります。


参照した主な情報源

  • 株式会社リログループ 公式サイト(relogroup.jp)
  • リログループ IR情報・有価証券報告書(2024年3月期)
  • リロクラブ 法人向けサービスサイト(reloclub.jp)
  • OpenWork リログループ社員クチコミ・評価情報
  • 就職・転職情報サイト公開情報(doda・マイナビ転職・リクナビNEXT等)
  • 東証プライム IR企業情報データベース