ラクスル株式会社は「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というビジョンを掲げ、印刷・集客支援(ラクスル)・広告(ノバセル)・物流(ハコベル)・コーポレートIT(ジョーシス)という4つの産業プラットフォームを展開する東証プライム上場企業です。2009年創業、2018年に東証マザーズ上場、その後プライム市場に移行するまでの過程で、ファブレスモデルという独自のビジネスアーキテクチャを確立してきました。

自前の工場も印刷機も持たず、遊休設備を抱える中小印刷会社と発注者をインターネットで繋ぐことで、業界の構造変革を実現したのがラクスルの原点です。この「資産を持たずに市場を変える」という発想は印刷にとどまらず、テレビCM・動画広告・物流・コーポレートITへと展開され、現在では売上600億円超のプラットフォーム企業へと成長しています。

平均年収742万円(2025年7月期・有価証券報告書ベース)、中途採用比率81%という数字は転職市場での注目度を物語っています。しかし、急成長ベンチャーとプライム上場企業という両面性を持つ組織であり、入社前に実態を正確に把握することが重要です。本記事では人材エージェントの視点から、同社の強み・注意点・選考対策まで詳しく解説します。

企業概要

項目内容
会社名ラクスル株式会社(RAKSUL INC.)
設立2009年9月1日
代表取締役社長 グループCEO永見 世央
本社所在地東京都港区麻布台一丁目3番1号 麻布台ヒルズ 森JPタワー 19階
資本金約29億1,900万円
従業員数350名(グループ連結)
上場区分東証プライム市場(証券コード:4384)
売上高619億5,000万円(2025年7月期・連結)
営業利益38億1,900万円(2025年7月期・連結)
平均年収742万円(2025年7月期・有価証券報告書ベース)
事業内容印刷・集客支援プラットフォーム「ラクスル」、広告プラットフォーム「ノバセル」、コーポレートIT「ジョーシス」ほか

ラクスルは2022年以降、ノバセル・ハコベル・ジョーシスをそれぞれ子会社として独立・分社化させています。ハコベルはセイノーホールディングスとの合弁会社として持分法適用関連会社に異動しており、ラクスル単体の連結対象はラクスル事業・ノバセル事業・ジョーシス事業が中心です。2025年7月期からはセグメントが「調達プラットフォーム事業」「マーケティングプラットフォーム事業」「その他事業」の3区分に再編されています。

主な事業内容

ラクスルのビジネスモデルの根幹は「遊休資産のシェアリング」です。業界に存在する余剰キャパシティを可視化し、テクノロジーで需給をマッチングさせることで、業界のコスト構造そのものを変えるプラットフォームを構築してきました。

ラクスル事業(調達プラットフォーム事業の中核)

印刷・集客支援のインターネットプラットフォームです。稼働していない時間帯の印刷機を持つ中小印刷会社と、ビラ・封筒・名刺・ポスター等の印刷物を発注したい中小企業・個人をオンラインで繋ぎます。印刷会社は遊休設備を稼働させて固定費を回収でき、発注側は大量ロットでなくても低コストで注文できるという「三方よし」の構造が強みです。累計登録ユーザー数は274万人超に達しており、中小印刷会社の稼働率を高めながら市場シェアを拡大しています。2025年7月期、調達プラットフォーム事業の売上は576億円(前年比+22.4%)、セグメント利益74億円(+43.8%)と、グループ全体の業績を牽引しています。

ノバセル事業(マーケティングプラットフォーム事業)

テレビCM・動画広告の運用型プラットフォームです。テレビCMは従来、大企業・大手代理店が独占するメディアでしたが、ノバセルはDSP的なアプローチでテレビCMの効果を計測・最適化し、中小・ベンチャー企業でも活用できる仕組みを構築しました。「テレビCM版のリスティング広告」とも表現されるこのモデルは業界に新鮮な提案をもたらし、広告運用の民主化という観点で注目を集めています。2022年2月にノバセル株式会社として分社化。

ハコベル事業

物流プラットフォームです。荷主と配送ドライバー・運送会社をオンラインでマッチングするサービスで、物流版のシェアリングプラットフォームを目指してきました。2022年8月にハコベル株式会社に分社化し、セイノーホールディングスとの合弁体制へ移行。現在はラクスルの持分法適用関連会社として運営されており、連結子会社の対象からは外れています。

ジョーシス事業

コーポレートITの統合プラットフォームです。企業のPC・スマートフォン・SaaSツールを一元管理するデバイス管理サービスを提供しています。バックオフィスのIT管理業務を効率化するBtoBのSaaS型ビジネスで、2022年2月に分社化して現在はラクスルグループの子会社として運営されています。

ラクスル株式会社の強み

強み1. ファブレス経営による圧倒的な資本効率

ラクスルは自社で工場・設備・トラックを持ちません。印刷機を所有する中小印刷会社や配送会社の遊休キャパシティを活用することで、大きな固定費を抱えることなくスケールできる構造を持っています。この「アセットライトモデル」によって得られる高い資本効率性が、売上成長と利益率改善を両立させる土台になっています。転職者にとっては、「物理的な制約なしにビジネスを設計する経験」が積める点が特徴です。

強み2. 複数産業への横展開で積み上がるプラットフォームノウハウ

印刷(ラクスル)・広告(ノバセル)・物流(ハコベル)・コーポレートIT(ジョーシス)と、デジタル化の遅れた産業に次々とプラットフォームを展開してきた歴史があります。それぞれの事業で「業界の遊休資産を繋ぐ」「テクノロジーで業界のコスト構造を変える」という共通の方程式を適用しており、新しい産業への展開ノウハウが組織に蓄積されています。「産業のデジタル変革に携わりたい」というキャリア志向の人にとっては刺激的な環境です。

強み3. 東証プライム上場・連続的な増収増益

2025年7月期の売上高は619億円(前年比+21.2%)、営業利益は38億円(+51.3%)と、売上・利益ともに2桁成長で着地しました。2026年7月期は売上750〜770億円、営業利益45〜50億円を見込んでおり、成長軌道は継続中です。2018年のIPO以降、プライム市場移行・グループ再編を経ながらも持続的な業績拡大を達成しており、財務的な安定性と成長性の両面が示されています。

強み4. 中途採用を主軸とした実力主義の組織

中途採用比率は81%(2025年7月期時点)であり、組織の大部分が多様なバックグラウンドを持つ中途採用者で構成されています。新卒・年次による昇進ルートよりも、実力と成果が評価される文化です。また、平均年齢35.9歳・平均勤続年数3年という数字は、活発な人材流動性を示しており、外からの視点・スキルを積極的に取り込む組織文化があることを意味します。

強み5. データドリブンかつロジカルな意思決定文化

「気合い・根性で乗り越える」ではなく、「定量分析をもとに仮説を立て、高速でPDCAを回す」という文化が根付いています。口コミでも「ロジカルに考えることが当然とされる」「感覚ではなくデータで議論する」という評価が多く見られます。「数字をベースに仕事を進めたい」「再現性のある施策立案をしたい」という人材にとっては働きやすい環境です。

強み6. グループ各社・子会社を通じたキャリアの広がり

ノバセル・ジョーシスはそれぞれ独立した子会社であり、グループ内での事業異動やポジション変更の可能性があります。物流(ハコベル)やテレビCM運用(ノバセル)・SaaS型コーポレートIT(ジョーシス)など、異なるビジネスモデルの事業に関わるチャンスがあり、単一事業の専門化だけでなく、幅広い産業DXの経験を積める環境が整っています。

ラクスル株式会社の年収事情

有価証券報告書(2025年7月期)によると、全社平均年収は742万円(平均年齢35.9歳、平均勤続年数3年)です。インターネット・テクノロジー業界の平均と比較しても高水準であり、中途採用を積極的に進めていることと、実力主義的な評価制度が背景にあります。

職種別の想定年収レンジ

職種例想定年収
コーポレート(経理・人事・法務等)800万〜1,100万円
営業・BizDev700万〜900万円
ITエンジニア(開発職)700万〜900万円
プロダクトマネージャー700万〜900万円
マーケティング500万〜800万円
オペレーション・カスタマーサポート300万〜500万円

※上記は公開求人・採用情報・口コミ情報をもとにした目安です。実際の年収はグレード・評価・職種・個人の経験によって大きく異なります。

給与制度の特徴

給与は職種・グレード・評価に基づいて設定されます。昇給は年次での自動的な引き上げよりも、成果と評価に連動した仕組みが基本です。コーポレート部門の平均年収が1,110万円と突出して高い一方、オペレーション職は低い傾向があり、職種間の差が大きいことが特徴です。

年収を見る際の注意点

  • 全社平均742万円はあくまでも平均値であり、職種・グレード・評価によって実態は大きく上下します
  • オペレーション・カスタマーサポート職は平均を大きく下回るケースがあります
  • OpenWorkでの年収口コミには380万円〜1,000万円超と幅広い声があり、職種の差が大きいことに注意が必要です
  • 賞与の変動幅や評価制度の詳細は面接段階で必ず確認することをお勧めします
  • 平均勤続年数が3年と短いため、「長期的な昇給カーブ」のイメージはつかみにくい面があります

ラクスル株式会社の働き方・福利厚生

勤務時間・休日

  • フレックスタイム制: コアタイム11:00〜15:00(週初めのみ10:00〜15:00)
  • 月間平均残業時間: 約19.3時間(インターネット業界平均26.6時間より低水準)
  • 有給消化率: 77.2%(インターネット業界平均70.6%を上回る)

リモートワーク・働き方

  • リモートワーク前提の働き方が実現されており、口コミでも「場所の柔軟性が高い」という評価が多く見られます
  • フレックス制度により、個人の裁量で出社時間を調整しやすい環境です
  • 半日・時間単位での有給休暇取得が可能で、育児・介護等のライフイベントへの配慮があります

主な福利厚生・制度

  • 育児休業・育児時短勤務・子の看護休暇・配偶者出産休暇等の各種制度完備
  • フレックスタイム制・リモートワーク制度
  • 社会保険完備
  • 書籍購入補助(一部)
  • ストックオプション(職種・グレードによる)

働き方を見る際の注意点

制度面は整っていますが、スタートアップ的な成長フェーズにある組織のため、事業拡大や組織変化のスピードが速く、担当業務の範囲や優先度が頻繁に変わることがあります。「良くも悪くもメガベンチャーのような雰囲気がある」という口コミもあり、安定した大企業的な環境を期待すると実態とのギャップを感じる可能性があります。また、「普通の上場企業並みの福利厚生」という評価もあり、突出した補助制度よりも働き方の柔軟性が強みと言えます。

ラクスル株式会社の社風・カルチャー

一言で表すなら「ロジカル×スピード感×産業変革への使命感」

「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というビジョンのもと、特定の産業に縛られず「変えられていない産業の構造を変えること」に価値を見出す文化が根付いています。「気合い・根性」ではなく「定量的な分析と高速なPDCA」が仕事の基本姿勢であり、論理的思考と実行力を兼ね備えた人材が評価される傾向があります。

フラットさと実力主義のバランス

比較的フラットな組織文化で、役職に関わらずコミュニケーションが取りやすいという評価がある一方、一部では「上位者と下位者の間に明確な指示系統がある」という口コミも見られます。スタートアップ的なフラットさを強く求めるタイプには、「思ったよりスタンダードなベンチャー・大企業の中間くらいの組織感がある」と感じる可能性があります。

仕事の仕方・評価の軸

「成果の再現性」を重視しており、「なぜうまくいったか・うまくいかなかったかを論理的に説明できること」が評価につながります。感覚や経験則だけで動くのではなく、仮説→検証→改善のサイクルを回せる人材が求められています。口コミには「ロジカルに考えることが前提で、定量的な分析をした上で目の前の課題解決を実行する文化」という声があります。

組織変化への適応が求められる

複数事業の分社化・子会社独立・セグメント再編など、事業戦略に応じた組織変化が多い企業です。「仕組みを変える」という文化は社内組織にも適用されており、自分の担当業務や所属チームが変わることへの柔軟な対応が必要です。

ラクスル株式会社の転職難易度

難易度:中程度(難易度B)

転職エージェント各社の評価でも「難易度B(中程度)」に分類されており、高い人気を持ちながらも中途採用に積極的なため、実力があれば選考を通過できる水準です。ただし、以下の理由から決して容易ではありません。

理由1. 高い求職者人気と競争率

東証プライム上場・平均年収742万円・産業変革という魅力的なブランドにより、特にBizDev・マーケティング・エンジニア職は競争率が高い傾向があります。「スタートアップより安定感があり、大企業より成長の速さがある」という立ち位置が幅広い層の関心を集めており、選考は厳しくなりやすいです。

理由2. 即戦力性と論理的思考力の両方が求められる

同社は「経験があること」だけでなく、「なぜうまくいったかを論理的に説明できること」を重視します。過去の経験を再現性のある言語で語れない候補者は、面接でスクリーニングされます。また、職種によっては実務課題(ワークサンプルテスト)が課されることもあり、実際の仕事に近い形での能力評価が行われます。

理由3. カルチャーフィットの精度が高い

「仕組みを変えることへの使命感」「産業変革への共感」がなければ、「なぜラクスルでなければならないのか」という問いに説得力のある答えを出せません。志望動機の解像度が低い候補者は、選考初期でふるいにかけられます。ビジョンへの共感を具体的な言語で表現できることが、選考通過の重要な条件です。

ラクスル株式会社に向いている人

1. 産業構造そのものを変えることに使命感を感じられる人

「特定の業界が持つ非効率・非透明性を、テクノロジーの力で変えたい」という志向性がある人にとって、ラクスルのビジョンは強く刺さります。単純な「転職による年収アップ」ではなく、「自分が関わる産業をより良くする」というモチベーションを持てる人が、長期的に活躍できる傾向があります。

2. データをもとにロジカルに仮説・実行・改善できる人

「なぜそうなったか」を定量的に説明し、次の打ち手を論理的に設計できる人は、同社の文化に自然に馴染めます。感覚や経験則だけで動くのではなく、数字と向き合いながら仕事を進められる人材が評価されます。

3. 組織・業務の変化を楽しめる柔軟性がある人

分社化・セグメント再編・事業戦略の変化など、組織が動くことを前向きに捉えられる人に向いています。「決まったルーティンをコツコツこなしたい」タイプよりも、「変化の中で自分で考えて動けること」を強みとする人に適した環境です。

4. BtoBのプラットフォームビジネスに興味がある人

印刷・広告・物流・SaaSなど、複数の産業にまたがるBtoBのプラットフォームモデルを深く理解したい人にとっては、ラクスルの事業群は格好の学習環境です。特に「中小企業のデジタル化支援」「業界のマーケットプレイス構築」に関心を持つ人は強いフィットが期待できます。

5. 中途採用で即戦力として活躍したい人

中途採用比率81%という数字が示すように、ラクスルは中途人材の活躍を前提として組織を設計しています。「新卒から培ってきたスキルを別の文脈で活かしたい」「自分のキャリアをより大きな産業変革に接続したい」という意識がある人には、チャレンジしやすい環境です。

ラクスル株式会社に向いていない人

向いていない人の特徴を正直に書くのは「企業を批判するため」ではありません。ミスマッチを防ぐための情報として参考にしてください。

  • 論理的な説明を苦手とする人: 「なぜ成果が出たか・出なかったか」を定量的に語れない人は、同社の評価軸に馴染みにくいです
  • 安定したルーティンを好む人: 事業の変化・組織再編が多く、受け身スタンスではついていきにくい場面が生じます
  • 大企業的な手厚い福利厚生を期待する人: 突出した補助制度より働き方の柔軟性が売りであり、住宅手当や財形貯蓄等を期待すると物足りない可能性があります
  • 産業変革への共感が薄い人: 「賢い転職先を選んだ」という感覚で入社すると、文化的に浮いてしまう可能性があります。ビジョンへの共感がなければ、面接での志望動機にも説得力が出ません
  • 幅広い職種ローテーションを望む人: 専門性とオーナーシップを重視する組織のため、横断的なローテーション経験を早期に積むことは難しい場合があります
  • 勤続年数を重ねての年功的な昇進を期待する人: 平均勤続年数3年という数字が示すように、長く在籍して安定的に昇進するキャリアパスよりも、成果を出して成長し次のステージに移るサイクルが主流です

ラクスル株式会社の選考対策

1. 「なぜラクスルでなければならないのか」を産業変革の文脈で語る

「印刷×テクノロジーで業界を変えた企業に興味がある」という表面的な志望動機では足りません。ラクスルが手がけた産業変革(印刷・広告・物流・コーポレートIT)の中で、自分のキャリアとどう接続するのか、そして「なぜ今のタイミングでラクスルなのか」を具体的に語れるよう準備してください。IR資料・決算説明会資料・公式ブログ・社員インタビュー記事を読み込むことで、解像度が高まります。

2. 成果を定量的・再現性ある形で語れるよう準備する

「どんな課題をどう分析し、どんな施策を実行し、結果がどう変わったか」を数字付きで語れることが基本です。ラクスルの面接では「なぜその判断をしたか」「次回も同じ結果が出せるか」という再現性への問いかけがある傾向があります。感覚や運に頼った成果の語り方は評価を下げます。

3. ワークサンプルテストへの備えをする

職種によっては実務に近い課題(ワークサンプルテスト)が課されます。事前に応募職種の実務内容を整理し、「ラクスルの事業課題を自分ならどう考えるか」という視点でケーススタディを練習しておくと良いでしょう。IRや事業説明資料から課題の仮説を立てる習慣をつけておくことが効果的です。

4. 面接では業界理解の深さを示す

面接では志望動機・実績・人柄に加えて、「業界知識の深さ」が問われる傾向があります。ラクスルが参入している印刷・広告・物流・SaaS市場の課題と変革の方向性について、自分なりの見解を準備しておくと差がつきます。「ファブレスモデルの優位性」「テレビCMのデジタル最適化の意義」などについて自分の言葉で語れるレベルが理想です。

5. 「オーナーシップ」をエピソードで示す

同社が求める人材像のひとつに「圧倒的なオーナーシップを発揮できる人」があります。「誰かに言われなくても自分で課題を発見し、動き続けた経験」「チームや事業に当事者として関わり、成果を出した経験」を具体的なエピソードで用意してください。受け身の姿勢や「指示待ち」が透けて見えると評価が下がります。

6. カルチャーフィットを軽視しない

選考では専門性だけでなく「価値観・人物としてのフィット感」も重視されます。「ベンチャーへの転職を希望している理由」「変化の多い環境で活躍した経験」「産業の仕組みへの違和感や問題意識を持って行動した経験」を語れるよう準備してください。「大企業が合わなかったからベンチャーへ」という後ろ向きな動機は逆効果です。

ラクスル株式会社への転職で評価されやすい経験

  • インターネット・テクノロジーを活用したBtoBビジネスの事業経験
  • プラットフォームビジネス・マーケットプレイスの構築・運営経験
  • 印刷・物流・広告・SaaS業界での業務経験
  • プロダクトマネジメント・サービス企画・UX改善の経験
  • 大量データを扱った分析・施策立案経験(SQL・BIツール等)
  • 中小企業向けのデジタルソリューション営業・コンサルティング経験
  • 運用型広告(リスティング・SNS・テレビCMなど)の運用・企画経験
  • SaaS製品の導入・CSM(カスタマーサクセス)経験
  • スタートアップ・ベンチャーでの事業開発・新規立ち上げ経験
  • 事業会社でのマーケティング戦略立案・グロース施策経験
  • ロジスティクス・サプライチェーン管理の実務経験
  • コーポレートIT・MDM・SaaS管理の実務経験(ジョーシス向け)
  • 経営企画・IR・ファイナンス業務経験(上場企業グループ基準での実務)
  • エンジニアリング(Web開発・インフラ・データエンジニアリング等)の実務経験
  • PMO・プロジェクトマネジメントで複数ステークホルダーを動かした経験

特に評価されやすいのは、「産業の非効率を定量的に把握し、テクノロジーやビジネスモデルの設計で解決策を実行・改善し続けた実績があり、その再現性を論理的に説明できる人材」です。

まとめ

ラクスル株式会社は、印刷・広告・物流・コーポレートITという多様な産業に「ファブレス型プラットフォーム」を展開し、2025年7月期の売上619億円・営業利益38億円と着実な成長を続けている東証プライム上場企業です。平均年収742万円・中途採用比率81%という数字は、転職市場での同社の存在感を裏付けています。

「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というビジョンは単なるスローガンではなく、同社の採用・評価・事業戦略の根幹にあります。産業変革への共感を論理的に語れる人材、定量的な思考と高速なPDCAを回せる人材が評価される組織です。

一方で、平均勤続年数3年という数字が示す通り、長期的な年功昇進よりも「成果を出して成長し、次のステージへ進む」サイクルが主流の文化です。安定した大企業的な環境や手厚い福利厚生を期待すると実態とのギャップを感じる可能性があります。事業・組織の変化を楽しめる柔軟性と、自分のキャリアをロジカルに設計する意識がある人にとっては、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

転職を目指すなら、「なぜ産業変革に携わりたいのか」「ラクスルのどの事業・職種で何の価値を提供できるか」「データと論理をもとに再現性のある成果を出してきたか」という3点を明確にして選考に臨んでください。


参照した主な情報源

  • ラクスル株式会社 公式サイト(corp.raksul.com)
  • ラクスル 採用情報サイト(recruit.raksul.com)
  • ラクスル IR情報・業績ハイライト・決算説明会資料(corp.raksul.com/ir/)
  • 有価証券報告書・決算短信(IRBANK / catr.jp)
  • 日本経済新聞 企業情報ページ(nikkei.com)
  • OpenWork 社員口コミ(openwork.jp)
  • エン カイシャの評判(en-hyouban.com)
  • タレントスクエア・転職ゴリラ 転職難易度情報