株式会社overflow(以下、overflow)は、ITエンジニアとデザイナーに特化した副業・転職マッチングサービス「Offers(オファーズ)」を中核事業とするHRTechスタートアップです。2017年の設立以来、「時間をふやす」というシンプルなビジョンのもと、エンジニア採用の非効率を解消する独自のアプローチで注目を集めてきました。
同社が特異なのは、そのビジネスモデルだけではありません。組織の約8割が副業・業務委託メンバーで構成される「社員ゼロ経営」を一時期実践し、自ら副業活用の有効性を体現してきた点にあります。「副業採用」という概念を市場に定着させた先駆者として、エンジニア採用に悩む企業からの注目度は高く、設立から4年でOffersの利用企業数は600社を超えました。
ただし、メディア露出や独自モデルのインパクトが先行しがちな企業でもあります。人材エージェントの目線から見れば、同社への転職を検討する際に確認すべき点は少なくありません。従業員規模が小さく情報が限られている部分もありますが、本記事では収集できた情報をもとに、強み・注意点・選考対策まで誠実にお伝えします。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社overflow(overflow inc.) |
| 設立 | 2017年6月9日 |
| 代表取締役CEO | 鈴木 裕斗 |
| 代表取締役CPO | 田中 慎 |
| 本社所在地 | 東京都港区南青山3-3-3 リビエラ南青山ビルA |
| 資本金 | 非公開(累計調達額:約4億円以上) |
| 従業員数 | 正社員11名(推定・2026年時点)/総メンバー数は副業・業務委託含め270名規模 |
| 上場区分 | 非上場(未上場スタートアップ) |
| 主要調達先 | FFGベンチャービジネスパートナーズ、DNX Ventures、Heart Driven Fund、三菱UFJキャピタル |
| 主なサービス | Offers(副業・転職マッチング)、Offers MGR(開発組織生産性向上SaaS)、Offersエージェント |
| ビジョン | 「時間をふやす」 |
| ミッション | 「世の中の非効率を解決し、ひとの時間をふやす仕組みをつくる」 |
overflowは2020年3月に1億円、2021年12月に3億円の資金調達を実施しており、累計4億円以上の外部資金を獲得しています。現在も非上場のスタートアップであり、財務情報は公開されていません。
主な事業内容
overflowの事業は、「エンジニア採用の非効率をテクノロジーで解決する」というテーマに一貫して集中しています。主なサービスは以下のとおりです。
Offers(オファーズ)
overflowの中核サービスです。ITエンジニア・デザイナー・プロダクトマネージャー(PM)を対象とした副業・転職マッチングプラットフォームで、利用企業が候補者に直接「オファー」を送る仕組みが特徴です。
登録ユーザー数は2.8万人以上(うち経験3年以上の即戦力が約50%)、利用企業数は800社以上に達しており(2025年頃時点)、設立から4年で600社超という成長速度を誇ります。職種構成はエンジニアが約67%、デザイナーが約15%、PM/PDMが約11%、データ分析が約6%となっており、純粋にエンジニア・プロダクト職種に絞ったプラットフォームとして差別化されています。
副業としての参画から始め、企業と候補者が実際に一緒に仕事をしながら相互理解を深めた上で転職に至る「複業転職」モデルが最大の特徴です。このモデルにより、通常の転職活動と比べて採用決定までのリードタイムが短縮され、入社後のミスマッチリスクも低減されると同社は主張しています。
Offers MGR(オファーズ マネージャー)
CTO・VPoE・エンジニアリングマネージャー(EM)・PdMなどを対象に、プロダクト開発組織の生産性向上を支援するSaaSサービスです。開発組織のマネジメント課題(採用・評価・1on1・OKR管理など)を一元的に可視化・改善することを目的としています。
HRTech領域での事業拡張として位置づけられており、採用だけでなく採用後の「組織づくり」まで支援するプラットフォームへの進化を目指しています。
Offersエージェント
Offersプラットフォームに蓄積されたエンジニア人材のデータを活かした転職エージェントサービスです。AI分析による候補者の技術背景・志向性のマッチングを通じ、より精度の高いキャリア支援を提供します。また、AIが候補者の転職意欲の変化をリアルタイム検知する「キャリアドリフトスコア」機能を追加するなど、テクノロジー活用に積極的です。
Offers Magazine(オファーズ マガジン)
副業・転職・キャリア・お金にまつわる情報を発信するメディア事業です。現役CTO・VPoE・PdM・エンジニアが執筆する実践的なコンテンツで、採用担当者やエンジニア候補者双方にとっての情報源として機能しています。単なるオウンドメディアにとどまらず、エンジニア採用の知見を蓄積・発信することで、プラットフォームのブランド強化にも貢献しています。
株式会社overflowの強み
強み1. 「副業・複業転職」モデルという独自のアプローチ
overflowが業界で最も差別化できているポイントは、「副業を転職の前段階として活用する」という発想の転換です。一般的な転職市場では、候補者も企業も「面接だけで相手を判断する」という構造的な限界を抱えています。それに対してoffrowは、副業で実際に働いてもらうことで、スキル・カルチャーフィット・コミュニケーションスタイルを双方が確認した上で転職を決定できる仕組みを作りました。
エンジニア採用のミスマッチ問題が深刻な現代において、この「試してから採用する」モデルは採用担当者からの支持を得やすく、Offersが600社以上の企業に採用された背景にはこの独自性があります。転職者にとっても「副業先を転職先として選べる」という安心感はメリットで、スタートアップへの転職に踏み切りやすくなる効果があります。
強み2. エンジニア・プロダクト職種への絞り込みによる専門性の高さ
ビズリーチやLinkedInなどの総合型プラットフォームと比べ、overflowはITエンジニア・デザイナー・PMという職種に完全特化しています。登録ユーザーの職種構成からも分かるとおり、実際にエンジニアとプロダクト関係者が集まっているプラットフォームです。
この絞り込みにより、同社内に蓄積される知見・ノウハウ・データもエンジニア採用に特化したものになります。Offers Magazineで発信されるコンテンツも現役CTOやVPoEが書くもので、採用担当者コミュニティでの信頼が醸成されています。「エンジニア採用ならOverflow」というブランドポジションを確立することが、総合型プラットフォームとの競争において最も有効な戦略であり、overflowはその方向を一貫して追求しています。
強み3. 自社が副業モデルを実践してきた体験知
overflowは「社員ゼロ経営」という異色の組織運営を自ら実践してきた企業です。2年以上にわたり正社員ゼロで150人の副業メンバーによって事業を運営し、現在も総メンバーの8割近くを副業・業務委託が占めます。
これは「副業採用を売り物にしながら自分たちはやっていない」という批判を受けない構造であり、顧客企業への提案にリアリティと説得力をもたらします。「副業メンバーをどうマネジメントするか」「フルリモートで情報格差を生まない組織をどう作るか」といった問いに対して、自社の実体験から答えられることが競合との大きな差別化です。
強み4. 完全リモート・フレックス体制による高い採用競争力
overflowは完全リモートを基本とし、メンバーの88%がリモートワークで勤務しています。フレックスタイム制または裁量労働制を採用しており、「最も働きやすい時間・場所は個人差がある」という性善説に基づく運営方針が特徴です。
スキルの高いエンジニア人材は、働く場所や時間への自由度を重視する傾向があります。このため、地方在住のエンジニアや育児中の人材など、大都市圏オフィス勤務が前提の企業では採用しにくい優秀な人材を獲得しやすい環境です。社員数は少ないながらも、全国・全世界から優秀な業務委託メンバーを集め続けられている点は、overflowの採用力の源泉のひとつです。
強み5. テクノロジーを使った採用改善への本気度
「キャリアドリフトスコア」によるリアルタイムの転職意欲検知、AI分析による候補者の技術背景マッチング、35,000人以上のエンジニアデータを活用したプロダクト改善など、overflowはプラットフォームのテクノロジー化に積極的です。
多くのHR系スタートアップが「人」に依存したアナログな採用支援にとどまる中、overflowはデータとAIを使って採用精度を高めることをプロダクトの中心に置いています。この姿勢は、エンジニア文化を持つ組織ならではのものであり、同社のプロダクト思考の強さを示しています。
強み6. 情報公開・透明性経営への強いコミットメント
overflowは「性善説経営」を軸に、社内情報を副業・業務委託メンバーにも広くオープンにしています。Slackのほぼすべてのチャンネルにメンバーがアクセスできる設計や、重要ドキュメントへの全員アクセス可能な状態が維持されています。
また、代表の鈴木裕斗氏自身がnoteやメディアで経営のリアルを積極的に発信しており、「社員ゼロ経営」「副業メンバーとの組織運営」「資金調達の裏側」など、通常は公開されにくい情報を透明性高く開示しています。この姿勢は採用においても信頼感を生み出しており、overflowへの入社・参画を検討する人が事前に組織の実態を把握しやすい環境が整っています。
株式会社overflowの年収事情
overflowは非上場企業であり、有価証券報告書による平均年収の公開義務はありません。そのため、以下の情報は公開求人・採用情報・口コミ情報をもとにした目安であり、実態と乖離する可能性があることをご了承ください。
職種別の想定年収レンジ
| 職種例 | 想定年収 |
|---|---|
| フィールドセールス(IS/FS) | 350万〜600万円 |
| PdM(プロダクトマネージャー) | 400万〜800万円 |
| UIUXデザイナー | 500万〜800万円 |
| バックエンドエンジニア | 500万〜850万円 |
| フロントエンドエンジニア | 450万〜750万円 |
| PMM・マーケティング | 400万〜700万円 |
| 人事・採用スカウター | 350万〜550万円 |
| コーポレート(経理・総務) | 350万〜550万円 |
※採用サイト・求人票・口コミ情報をもとにした目安です。実際の給与はスキル・経験・グレードによって大きく異なります。
給与制度の特徴
- 給与改定・評価制度の見直しは半期に1回実施
- フレックスタイム制または裁量労働制を採用(職種による)
- ストックオプションの付与制度あり(ポジションによる)
- 書籍購入補助など、学習支援制度あり
年収を見る際の注意点
スタートアップ全般に言えることですが、overflowは非上場かつ正社員規模が小さいため、固定給水準は大手企業や上場企業と比べて低めになる場合があります。一方で、ストックオプションが付与されれば将来的なアップサイドがあります。ただし、未上場企業のストックオプションはIPO・M&Aの実現が前提となるため、確実な報酬ではありません。
また、業務委託・副業として参画する場合は、時給や月額固定報酬という形態になります。「正社員として入社する場合」と「業務委託として参画する場合」では条件が大きく異なるため、選考前に自分がどのポジション・雇用形態で関わるかを確認することが重要です。
株式会社overflowの働き方・福利厚生
勤務時間・休日
- 所定労働: フレックスタイム制または裁量労働制(職種による)
- 年間休日: 120日以上(土日祝日休み)
- 特別休暇: 年末年始休暇・夏季休暇・特休暇
- 有給休暇: 取得推奨の社内文化あり
リモートワーク・働き方
- フルリモート率: 88%(完全リモートが原則)
- 「最も働きやすい時間と場所は個人差がある」という方針を明示
- フルリモート環境での情報共有はSlackを中心に実施
- 性善説に基づき、副業・業務委託メンバーにもほぼすべての社内情報を開放
主な福利厚生・制度
- PC・Wi-Fiルータ貸与
- 書籍購入補助
- シャッフルランチ補助(部門を超えた交流促進)
- 原則リモートワーク
- 各種社会保険完備(正社員)
働き方を見る際の注意点
働き方の自由度が高い反面、裁量も大きく「自律的に動ける人」でなければパフォーマンスを発揮しにくい環境です。正社員規模が小さいため、チームサポートや業務分掌が曖昧になりやすいケースも想定されます。「上司や組織に指示してもらいながら動きたい」というスタイルには合いません。
また、副業・業務委託メンバーが多い組織のため、正社員は少数精鋭で広い業務範囲を担当することが多いと推定されます。「手厚いオンボーディング」「整ったマニュアル」を期待して入社すると、ギャップを感じる可能性があります。
株式会社overflowの社風・カルチャー
一言で表すなら「自律・透明・副業ファースト」
overflowの組織文化を理解するうえで最も重要なキーワードは「性善説」と「透明性」です。会社の情報を基本的にすべてのメンバーに開示し、副業・業務委託であっても正社員と同等の情報アクセス権を与える。これは多くの会社が「やりたいが難しい」と感じることを、overflowは組織設計の根幹に据えています。
代表の鈴木裕斗氏がサイバーエージェント出身であることも組織に影響を与えており、「成長への意欲」「スピード感を持ったプロダクト思考」「個人がブランドを持つことへの肯定」といった価値観が組織に根付いています。
評価される人物像
- 自分でゴールを設定し、やり遂げられる自律した人
- 「副業・フリーランスで動く人たちと協力しながら成果を出せる人」
- テクノロジーを使って問題を解決しようとする思考を持つ人
- 職種の境界に縛られず、新しいことにチャレンジできる人
- 「自分がパフォーマンスを出せる環境を自分で作れる」人
注意しておくべき点
overflowの文化は「自律」と「透明性」が前提ですが、裏返すと「自分で情報を取りにいかないと置いていかれる」「自分から動かないと誰も指示してくれない」という環境でもあります。組織規模が小さいため、制度的なキャリア支援(メンター制度、研修プログラムなど)は大手企業ほど充実していない可能性が高いです。
また、副業・業務委託メンバー中心の組織では、「チームビルディング」「長期的な組織への帰属意識」という要素が希薄になりやすい面もあります。「仲間と長期間かけて組織を作り上げたい」「深いチームワークを経験したい」という志向を持つ人には、フィット感が得られにくいかもしれません。
株式会社overflowの転職難易度
難易度:中程度(ポジション・雇用形態によって大きく差あり)
overflowへの転職難易度を一概に評価するのは難しいのが実情です。正社員の採用枠は非常に少なく(正社員11名規模)、ポジション自体がそもそも少ないため、求人が出ていない時期には応募すること自体できません。一方、副業・業務委託としてOffersプラットフォーム経由で参画するルートは比較的オープンです。
難易度が高い理由
1. 正社員枠の絶対数が少ない 正社員11名規模の企業では、そもそも正社員採用のポジションが常に開いているわけではありません。「overflowに正社員として転職したい」という場合、まず求人が出ているタイミングを逃さないことが第一条件です。
2. 少数精鋭への高い期待値 正社員数名で事業を回す組織では、一人あたりに求められる業務範囲とスキルレベルが高くなります。「即戦力」であることが大前提であり、成長を待ってもらえるポジションは少ないと考えた方が良いでしょう。
3. カルチャーフィットの重要性 自律・透明性・副業ファーストというカルチャーへの共感と実行力がなければ、たとえスキルがあっても長続きしません。同社は採用の際に価値観・スタンスへのフィットを重視しており、「能力は高いがスタンスが合わない」場合は選考で落とされる可能性があります。
難易度が相対的に低い理由
副業・業務委託からの参画 Offersプラットフォームを通じて副業として参画し、そこから正社員またはフルコミット業務委託に移行するルートが存在します。「副業で一緒に仕事をする」ことを通じて、双方がフィットを確認できるため、このルートは比較的入り口が広い傾向があります。
株式会社overflowに向いている人
1. 自律的に動き、成果で評価されることを好む人
「誰かに指示してもらうより、自分でゴールを設定して動く方が好き」という人に向いています。overflowでは、副業・業務委託を含む多様なメンバーと仕事をする中で、自分がどう貢献するかを自分で定義する力が求められます。
2. エンジニア採用・HRTech・プロダクト領域に興味がある人
同社の事業そのものがエンジニア採用の課題解決を目指しているため、「HR×テクノロジー」「プロダクト思考での組織課題解決」というテーマに関心がある人ほど、業務への意義を感じやすいでしょう。採用担当・エンジニア・プロダクトマネージャーのいずれの職種であっても、Offersというプロダクトのユーザーでもある立場で仕事ができます。
3. 副業・フリーランス人材とのコラボレーションに慣れている人
組織の8割が副業・業務委託というユニークな環境では、「正社員と副業メンバーの間に壁がない」ことが前提です。副業人材のマネジメント経験や、バーチャルチームでの協業経験がある人には馴染みやすい環境です。
4. スタートアップ特有の不確実性を楽しめる人
非上場スタートアップとして、制度・事業・組織が変化し続けます。「整ったレールの上を走る」よりも「レールを自分で作りながら走る」ことを楽しめる人でなければ、消耗することになります。
5. 将来的に独立・フリーランス・副業の可能性を視野に入れている人
overflowの文化そのものが「副業・独立の肯定」を前提としており、経営陣も副業・複業を推奨しています。副業経験のあるメンバーが多く、「独立やフリーランスの先輩から学べる」という環境でもあります。自分自身のキャリアで副業や独立を視野に入れている人には、他社にない学びが得られる可能性があります。
株式会社overflowに向いていない人
向いていない人を書くのはミスマッチを防ぐためです。以下に該当する場合は、事前に慎重に検討することをお勧めします。
- 手厚いオンボーディングや研修を期待する人: 正社員規模が小さく、整った育成体制は期待できない可能性が高いです
- 組織の安定感・規模感を重視する人: 非上場スタートアップのため、経営の継続性やIPOの見通しは不確実です。「安定した大企業へのステップアップ先」として選ぶには慎重さが必要です
- 直接の上司や同僚から日常的に学びたい人: 副業・業務委託中心の組織では、同じ時間帯・同じ空間で深く学べる機会は限られます
- 年収水準の大幅アップを最優先する人: 正社員規模が小さいスタートアップのため、大手の給与水準との差が生じる場合があります。ストックオプション狙いのみで入社すると期待値とのギャップが生じるリスクがあります
- 明確なキャリアパスを求める人: 正社員数が少ないため、社内でのキャリアアップの選択肢は限定的です
- チームの一体感・帰属意識を強く求める人: リモート・副業中心の組織は自由度が高い反面、チームとしての凝集性は低くなりやすい面があります
株式会社overflowの選考対策
1. 「なぜoverflowでなければならないのか」をHRTech視点で語る
「エンジニア採用に課題を感じている」「副業文化の広がりに共感している」という水準では、志望動機として弱いです。Offersというプロダクトのどこが優れているか、「複業転職モデル」がなぜ市場に必要なのかを自分なりの言葉で語れるよう準備してください。
採用サイト・Offers公式サイト・代表鈴木裕斗氏のnote記事・採用インタビューコンテンツは必読です。同社の思想と事業の接続を深く理解していることが、他の候補者との差別化になります。
2. 自律的に動いてきた経験を具体的に示す
overflowが最も重視するカルチャーは「自律性」です。「言われたことをやるだけでなく、自分でゴールを設定し、方法を工夫し、やり遂げた経験」を複数準備してください。職種を問わず、「自分で問題を発見し、自分で動いた経験」は必ず問われます。
3. 副業・フリーランス人材との協業経験があれば積極的にアピールする
副業メンバーをマネジメントした経験、副業として自分が参画してきた経験、フリーランスと一緒にプロジェクトを進めた経験は、overflowのカルチャーへのフィットを示す具体的な根拠になります。「副業・業務委託の人とどう仕事するか」を実体験として語れる候補者は、同社では即戦力として評価されやすいです。
4. フルリモート・非同期コミュニケーションの経験を示す
88%がリモートワークという環境での仕事を成立させてきた経験は重要です。「どのようにコミュニケーションを工夫してきたか」「情報共有で困ったこととその解決策」「非同期での進捗管理の方法」などを、具体的なエピソードで語れるよう準備してください。
5. Offersというプロダクトを実際に使ってみる
Offersのプラットフォームは、エンジニア採用に悩む企業側・転職を考えるエンジニア側の双方が実際に使えるサービスです。可能であれば実際に副業・転職希望者として登録し、UIUXや機能・コンテンツを自分の目で確認してください。「プロダクトを使ってみての感想」「改善提案」を面接で語れると、プロダクト思考の高さを自然にアピールできます。
6. 小規模組織・スタートアップでの実務経験を整理する
overflowは正社員十数名の組織です。「大企業での専門職経験しかない」という場合、「なぜoverflowのような小規模スタートアップを選ぶのか」という問いに対して、説得力のある答えを準備してください。「大企業に疲れたから」という後ろ向きの理由ではなく、「小さなチームで幅広く貢献し、事業に直接影響できる経験を積みたい」という前向きな動機を語れることが大切です。
株式会社overflowへの転職で評価されやすい経験
- エンジニア・PM・デザイナー向けの採用企画・スカウティング経験
- HRTech系SaaSのプロダクト開発・営業・CS経験
- 副業・フリーランスメンバーとのプロジェクト管理経験
- 採用媒体・エージェントの企画・運営・営業経験
- エンジニア組織のマネジメント(EM・VPoE・CTO経験)
- フルリモート・非同期コミュニケーション前提の業務経験
- SaaS系BtoB企業でのインサイドセールス・フィールドセールス経験
- AIやデータ分析を活用したプロダクト開発・改善経験
- 自社プロダクトのPMM・マーケティング・コンテンツ企画経験
- スタートアップ・ベンチャーでの0→1フェーズへの参画経験
- 採用コンサルティング・人材紹介会社でのコンサルタント経験
- 副業・複業転職を自分自身で経験している(当事者目線)
- CTOやVPoEとの協業・関係構築経験
- OKR・MBOなどを活用した目標管理・評価制度設計経験
特に評価されやすいのは「エンジニア採用の現場で実際に手を動かし、課題を特定して改善した経験」「副業・業務委託メンバーを巻き込みながらプロジェクトを推進してきた経験」です。スキルだけでなく、overflowと同じ思想で仕事をしてきたことを示せる候補者は、選考で大きく有利になります。
まとめ
株式会社overflowは、「副業・複業転職」という概念をHRTech市場に広め、エンジニア採用の非効率を解消するプラットフォーム「Offers」を育ててきた、個性の際立つスタートアップです。正社員11名という小規模でありながら、業務委託・副業メンバーを含めた270名規模の組織を運営し、800社以上の企業に採用されているOffersの実績は、同社のモデルの有効性を示しています。
一方で、非上場・正社員規模が小さい・財務情報が非公開という性質上、年収・キャリアアップ・企業の将来性についての情報が限られているのも事実です。「大手HR企業や上場スタートアップと同等の安定感」を求めて転職すると、ミスマッチが生じる可能性があります。
この会社が本当に合う人は、「HRTechで社会課題を解決したい」「副業・フリーランスという働き方の広がりに共感し、自分もその旗手になりたい」「自律して動き、プロダクトの成長に直接貢献したい」という強い動機を持った人です。キャリアの明確な基盤を持ち、スタートアップの不確実性を受け入れたうえで、小さなチームで大きな影響を出すことに挑戦したい人には、非常に刺激的な選択肢になるでしょう。
転職を検討する際は、「正社員として入社する」「副業・業務委託として参画する」「Offersエージェントを通じてキャリア支援を受ける」という複数の関わり方があることを念頭に置き、自分のキャリアフェーズと目標に最も合った形を選ぶことをお勧めします。
参照した主な情報源
- 株式会社overflow 公式サイト(overflow.co.jp)
- overflow サービス紹介ページ(overflow.co.jp/service)
- overflow カルチャーページ(overflow.co.jp/culture)
- overflow 採用情報(overflow.co.jp/recruit)
- 鈴木裕斗氏 note(note.com/suzukiyuto)
- PRTimes プレスリリース(資金調達・Offers導入200社突破など)
- initial.inc スタートアップデータベース
- STARTUP DB(startup-db.com)
- OpenWork 株式会社overflow口コミページ(openwork.jp)
- Wantedly 株式会社overflow(sg.wantedly.com/companies/overflow)
- Geekly 株式会社overflow会社情報(geekly.co.jp)
- FastGrow 資金調達ニュース(fastgrow.jp)
- HRzine overflowインタビュー記事(hrzine.jp)
- Seleck overflowインタビュー記事(seleck.cc)
- みんなの採用部 Offers料金・詳細解説(neo-career.co.jp)
