オンザページはどんな会社?

株式会社オンザページは、2026年4月1日に旧株式会社ノバレーゼ(旧証券コード:2128)と株式会社エスクリを合併して新設された持株会社型のブライダル企業です。東証スタンダード市場(証券コード:9160)に上場しており、TKP(株式会社ティーケーピー、東証プライム:3479)が議決権の57.08%を保有する親会社です。

社名「オンザページ」は「本のページが開かれる瞬間」をモチーフにしており、顧客の人生の特別な1ページを彩るというブランドコンセプトを表現しています。本社は東京都中央区銀座に置き、全国68施設超のウェディング会場を運営しています。


企業概要

項目内容
正式社名株式会社オンザページ
証券コード9160(東証スタンダード市場)
設立2000年11月(前身のワーカホリック設立)
合併発効2026年4月1日(旧ノバレーゼ+旧エスクリ)
本社所在地東京都中央区銀座1-8-14 銀座YOMIKOビル4F
代表取締役会長CEO渋谷守浩
代表取締役社長COO荻野洋基
資本金1億円
従業員数(単体)1,557名(2026年5月末)
従業員数(連結)1,958名(2026年5月末)
親会社株式会社TKP(議決権57.08%保有)
売上高(2026年12月期予想)428億円
営業利益(2026年12月期予想)30億円
主要事業ブライダルプロデュース・レストラン・人材紹介 等

主な事業内容

ブライダル事業(売上の約93%)

オンザページの収益の大部分を占める中核事業です。ウェディングプロデュースを軸に、ドレス・ヘアメイク・写真映像・装花・料理まで一気通貫でサービスを提供します。

旧ノバレーゼが得意としていた**郊外型ゲストハウス(40施設超)と、旧エスクリが強みを持つ都市型ビルインウェディング(28施設超)**が統合されたことで、多様な顧客ニーズに対応できる体制が整いました。

ウェディングドレス・衣装事業

グループ内に衣装事業部門を持ち、ドレスの製作・調整・レンタルを自社でまかないます。外注コストを削減しながら品質管理を内部で完結させることで、利益率の安定にも貢献しています。

ビューティー・フラワー・フォト事業

ヘアメイクアーティスト、フラワーコーディネーター、フォトグラファーをグループ正社員として採用・育成しています。外部業者への丸投げではなく、スタッフが一体となって顧客を担当する体制が差別化ポイントです。

その他事業

建築不動産・ホテル・旅行・広告代理店・人材紹介など計21事業を傘下に持ちます。いずれもブライダル事業を補完する周辺領域であり、グループシナジーを生かした多角展開が特徴です。


オンザページの強み

強み1:業界第2位規模と出店の多様性

全国68施設超を展開し、売上規模はブライダル業界第2位(T&Gに次ぐ)に位置します。郊外型・都市型の両スタイルを持つことで、地方都市から都心まで幅広いエリアとニーズに対応できます。

強み2:内製一気通貫モデル

ドレス・フラワー・ビューティー・写真映像をすべて自社グループで提供する仕組みは、業界内でも高い内製化率として知られます。外注費の圧縮と品質管理の一元化を同時に実現しており、顧客体験の均質性につながっています。

強み3:TKPとの会場ネットワークシナジー

親会社TKPは全国200か所超のレンタルスペース・会議室を運営しており、将来的な会場ネットワークとの相互活用が期待されます。既存の不動産リレーションを活かした新規会場開発のスピードアップも見込まれています。

強み4:創業来の人材育成体制

旧ノバレーゼ時代から続くウェディングプランナーの育成プログラムは業界内で評価が高く、未経験入社からプロデューサーまで育て上げる仕組みが整っています。

強み5:合併によるスケールメリット

2社統合による仕入れ交渉力の向上、バックオフィスコストの圧縮、ITシステムの一元化が進行中です。2026年12月期は合併効果でコスト削減が進み、営業利益30億円が目標とされています。

強み6:旧エスクリの建築内製力

旧エスクリは会場設計・建築を内部で手がける能力を持ち、オンザページに引き継がれています。新規会場の出店コストを抑えられることは長期的な出店加速につながります。


オンザページの年収事情

平均年収

有価証券報告書(2025年12月期、旧ノバレーゼ単体)ベースでは平均年収430万円(平均年齢33.7歳、平均勤続6.7年、対象780名)です。口コミサイト(OpenWork・キャリコネ)では旧ノバレーゼ・旧エスクリ時代のデータとして324〜372万円の評価も見られ、合併後の統合給与テーブルの確認が必要です。

職種別年収目安(旧ノバレーゼ基準)

職種・グレード月給目安年収換算目安
ジュニア(新卒〜3年)月19〜23万円280〜340万円
シニア(3〜6年)月23〜29万円340〜430万円
リーダー(チーフ相当)月28〜36万円420〜550万円
ミドル(マネージャー)月31〜49万円470〜730万円
バックオフィス系月22〜35万円320〜520万円

※賞与は年2回が基本。業績連動の有無は職種・グレードにより異なります。


オンザページの働き方・福利厚生

オンザページの働き方はブライダル業界特有のシフト制が中心です。土日祝が繁忙期となるため、週休2日でも土日に休めないケースが多く、プライベートのライフスタイルに合わせた判断が求められます。

制度・項目内容
休日・休暇年間120〜130日(月9日シフト制)
有給休暇年10〜20日(取得率81.2%)
リフレッシュ休暇3年ごとに30日の長期休暇付与
育児支援育児時短(フレックスキャリア制度)、ベビーシッター費用補助
副業制度あり(一定条件下で認可)
月平均残業約25〜27時間
退職金なし(口コミ複数で確認、要事前確認)
健康保険組合健康保険
交通費全額支給
社員割引社員ウェディング割引あり

独自制度として注目すべきは**リフレッシュ休暇(3年ごとに30日)**です。ブライダル業界は繁忙期の集中労働が多い半面、この制度により長期リセットの機会が確保されています。


オンザページの社風・カルチャー

ホスピタリティファーストの文化

オンザページ(旧ノバレーゼ・旧エスクリ共通)の社風の根幹は「顧客の一生に一度の日を全力でサポートする」というホスピタリティ精神です。内部では「ゲスト目線」を行動基準として社員教育に組み込んでいます。

若手に裁量を与える姿勢

ウェディングプランナー職では、入社2〜3年でカップル1組を担当する「担当制」が基本となります。早期から責任のある仕事を経験できる環境は、成長意欲の高い若手人材に評価されています。

合併期のカルチャー統合フェーズ

現在(2026年)は旧ノバレーゼ文化と旧エスクリ文化の統合過渡期です。人事制度・評価軸・社内システムの統一化が進行中であり、変化の速い環境に適応できるメンバーが求められています。


オンザページの転職難易度

難易度:3級(中程度)

ブライダル業界の専門スキル(プランニング・接客・演出)があれば採用可能性は高く、異業種からのホスピタリティ経験者も積極採用しています。ただし、シフト制・土日出勤への対応が必須条件となるため、生活スタイルとのマッチングが選考で重視されます。

職種難易度備考
ウェディングプランナー★★★☆☆未経験可。ホスピタリティ経験あれば有利
ドレスコーディネーター★★★☆☆アパレル・美容経験者歓迎
フォトグラファー★★★★☆撮影ポートフォリオ必須
フラワーコーディネーター★★★☆☆フラワーアレンジ技術・資格が強み
マネージャー・管理職★★★★☆業界経験+マネジメント実績必要
バックオフィス(経理・人事)★★★☆☆総合職経験あれば転職可

オンザページに向いている人

  • ブライダル・ホスピタリティ業界のプロフェッショナルとしてキャリアを積みたい人:業界第2位規模で多様な会場・顧客を経験できます
  • 早期から担当制で裁量を持ちたい人:若手でも1組のカップルをフルプロデュースする経験が早期に積めます
  • 内製一気通貫環境でスキルの幅を広げたい人:プランニングだけでなく、衣装・フラワー・フォトなど隣接領域への異動・学習機会があります
  • 変化・成長フェーズの組織で働きたい人:合併直後の組織づくりに参画でき、制度設計や提案が通りやすい環境です
  • リフレッシュ休暇を活かした長期旅行や自己投資をしたい人:3年ごとの30日休暇は他業界でも珍しい制度です

オンザページに向いていない人

  • 土日・祝日の完全休暇を希望する人:ブライダル繁忙期は土日が最も忙しく、シフト制が前提です
  • 固定給・年功序列のみで評価されたい人:グレード制によるパフォーマンス評価が基本です
  • 退職金制度を重視する人:現時点では退職金制度がないとの口コミが複数あります(入社前に要確認)
  • 大企業の安定感・ブランドを最優先する人:合併後の組織統合フェーズにあり、変化を楽しめないと辛くなることがあります
  • 在宅勤務・フルリモートを希望する人:現場完結型のブライダル事業のため、リモートワークは難しい職種が多いです

オンザページの選考対策

戦略1:ブライダル業界理解を深める

なぜブライダル業界なのか、なぜオンザページ(旧ノバレーゼ・旧エスクリ)なのかを明確に語れることが必須です。競合(T&G、アニヴェルセル等)との違いを理解した上で志望動機を組み立ててください。

戦略2:ホスピタリティ経験を具体的に語る

ホテル・旅行・飲食・小売など異業種でも「顧客の感動体験を作った実績」があればアピールになります。エピソードは「状況→行動→結果→学び」の構成で準備しましょう。

戦略3:シフト制への納得感を示す

選考でシフト制・土日出勤について必ず確認されます。「知っている・覚悟している」だけでなく、「なぜ許容できるか」の理由を自分の言葉で語れると選考通過率が上がります。

戦略4:合併後の事業方針をキャッチアップする

2026年4月の合併は比較的新しい出来事です。IR資料・採用ページ・ニュースリリースを読み込み、統合後のビジョン・新施設計画などを把握した上で面接に臨むと熱意が伝わります。

戦略5:TKPとのシナジーを理解する

親会社TKPのビジネスモデル(会議室・レンタルスペース)を理解し、オンザページへの貢献可能性を語れると、グループ視点での人材として好評価につながります。

戦略6:数字で語れる実績を用意する

顧客満足度スコア・担当件数・売上達成率・イベント動員数など、定量的な実績は必ず用意しましょう。ブライダル職はエモーショナルな語りになりがちなため、数字があると説得力が一段上がります。


オンザページへの転職で評価されやすい経験

  • ウェディングプランナー経験(他社ブライダル・ホテルウェディング含む)
  • ホテルフロント・コンシェルジュ経験(顧客折衝・クレーム対応)
  • 旅行会社・ツアーコーディネーター経験(複数ベンダー調整)
  • 高級レストラン・サービス業でのホスピタリティ経験
  • ドレスショップ・アパレルでのスタイリング・コーディネート実績
  • フラワーアレンジメントの資格・実務経験
  • 写真・映像制作のポートフォリオ(フォトグラファー職)
  • 美容師・ヘアメイクアーティストの資格・実務(ビューティー部門)
  • 不動産・建築関連の実務経験(施設管理・新規出店業務)
  • 採用・人事経験(組織拡大フェーズのため重宝)
  • マネジメント経験(数名〜のチームリード実績)
  • Microsoft Office・CRMツールの実務スキル
  • 英語力(外国人カップルの増加に伴うグローバル対応)

よくある質問(Q&A)

Q. 旧ノバレーゼ・旧エスクリの違いは何ですか?

旧ノバレーゼは郊外型の一軒家ゲストハウスを中心に展開し、アットホームで開放感のある結婚式を強みとしていました。旧エスクリは都市部のビル内に会場を構え、利便性・都市型ラグジュアリーを武器としていました。合併により両社の施設・ノウハウが統合され、顧客層の幅が大きく広がりました。

Q. 未経験からウェディングプランナーに転職できますか?

可能です。同社はポテンシャル採用を積極的に行っており、ホテル・旅行・飲食などサービス業経験者は未経験でも評価されやすい傾向があります。入社後は研修プログラムを通じてプランニングスキルを習得し、早期に担当制へ移行するキャリアパスが整っています。

Q. 転勤はありますか?

総合職では全国の施設への異動があり得ます。都市型(東京・大阪・名古屋)と郊外型(各地方都市)の両方に施設があるため、転勤エリアは全国にまたがります。専任職(エリア限定)での採用を選択することで転勤を回避できる場合もあるため、面接時に確認することをお勧めします。

Q. 合併後の雇用・給与体系はどうなりますか?

2026年4月合併直後であり、旧ノバレーゼ・旧エスクリの給与テーブル統合は進行中です。入社時には現在の統合状況と適用される給与体系を必ず確認してください。


まとめ

株式会社オンザページは、2026年4月の旧ノバレーゼ+エスクリ合併によって誕生した、ブライダル業界第2位規模の新鋭企業です。全国68施設超・売上428億円規模で、内製一気通貫モデルという明確な競合優位性を持ちます。

転職先として選ぶポイントは、「ブライダルのプロとして深い経験を積みたいか」という動機の強さです。土日出勤・シフト制・退職金なしという条件を踏まえても、3年ごとのリフレッシュ休暇・早期担当制・全国規模の施設経験など、ブライダル特化キャリアとしての魅力は際立っています。

合併直後の組織統合フェーズという変化の時期に入社することで、組織づくりや制度改善に携わるチャンスもあります。転職エージェントとして推薦するのは、ブライダルへの強いこだわりと変化を楽しめる柔軟性を持つ人材です。

公式採用サイト(https://recruit-onthepage.com/)で最新の採用情報を確認し、転職エージェントに相談の上で準備を進めることをお勧めします。

ブライダル業界でのキャリアを真剣に考えているなら、合併直後の今こそ組織の根幹から関われる絶好のタイミングといえます。