オンワードホールディングス株式会社は1927年に大阪で創業した老舗アパレルグループです。「23区」「組曲」「J.Press」「ICB」をはじめとする複数のアパレルブランドを傘下に持ち、東証プライム市場(証券コード:8016)に上場しています。本社は兵庫県神戸市中央区港島中町に置き、国内主要アパレルグループとしては珍しく東京ではなく関西(神戸)に経営の拠点を持ちます。
同社の歴史は百貨店アパレルとともにあります。高度成長期から1990年代にかけて、「23区」「組曲」「J.Press」等のブランドが百貨店のアパレル売り場を支え、全国の百貨店インショップとして多数の店舗を展開してきました。しかし2000年代以降の百貨店集客力の低下、2010年代のファストファッション台頭、そしてコロナ禍による百貨店閉鎖・来店減少という三重苦に直面し、構造改革を余儀なくされました。
転職エージェントの視点から見ると、オンワードHDは「老舗ブランドの蓄積と変革期の生々しい経験が同時に得られる、アパレルキャリアの学校」的な位置づけです。ブランドマネジメント・MDの長年の知見を持つ一方、ECシフト・デジタル化・不採算整理という現在進行形の課題に直面する企業でもあり、「変化に強いアパレルキャリア」を築きたい人には評価の高い職場です。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | オンワードホールディングス株式会社 |
| 英語名 | Onward Holdings Co., Ltd. |
| 設立 | 1927年(創業:大阪府)→ 2005年にHD体制へ移行 |
| 代表取締役社長 | 保元道宣(2024年時点) |
| 本社所在地 | 兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目9番地 |
| 資本金 | 約136億円 |
| 従業員数(連結) | 約4,500名 |
| 上場区分 | 東京証券取引所プライム市場(証券コード:8016) |
| 売上高 | 約1,500億円規模(2024年2月期連結) |
| 平均年収 | 約600万円台(単体・平均年齢40代前半) |
| 主要ブランド | 23区、組曲、J.Press、ICB、ef-de、自由区、five units、THE SUIT COMPANY 等 |
| 国内外展開 | 国内外1,500店舗規模(大規模構造改革後) |
創業から約100年の歴史を持つオンワードHDは、日本のアパレル業界の中で「老舗中の老舗」と言える存在です。1970〜1990年代の百貨店全盛期を支えたブランド群は今も継続しており、「23区」「組曲」は百貨店婦人服売り場の定番として現役です。一方で2020年前後から進む大規模な構造転換は、同社の歴史の中でも最大級の変革期と言えます。
主な事業内容
オンワードHDの事業はアパレルブランドの企画・製造・販売を中心に構成されています。百貨店チャネルを主体としてきた伝統的なビジネスモデルから、EC・デジタルシフトを軸に再構築する過渡期にあります。
国内アパレル事業(主力)
「23区」「組曲」「J.Press」「ICB」「ef-de」「自由区」「five units」「blanc basque」「CLOUDY」等の自社ブランドを企画・製造・販売します。百貨店インショップを主要チャネルとしてきましたが、コロナ禍後の構造改革で不採算店舗を大量閉鎖し、立地・チャネルの選別を徹底しました。現在は百貨店・ファッションビル・ショッピングモール・ECのマルチチャネル戦略に移行しています。
各ブランドは年齢層・ライフスタイル・価格帯で明確に棲み分けがあり、「23区」はキャリア女性向けのスタンダードブランド、「組曲」はエレガントなスーツスタイル、「J.Press」はアイビースタイルの伝統的メンズ・レディース、「ICB」は洗練されたモダンキャリア向けというポジショニングです。
EC・デジタル事業(成長軸)
自社ECモール「オンワード・クローゼット」を中心とするデジタル販売事業です。複数ブランドの商品をオンラインで横断購入できるオムニチャネル対応を進めており、EC比率の引き上げを重点施策として位置づけています。構造改革以前はEC比率が1割未満に過ぎませんでしたが、店舗削減と並行してEC投資を加速し比率向上を進めています。
スーツ事業(THE SUIT COMPANY)
「THE SUIT COMPANY」ブランドによるビジネスウェア専門チェーンです。路面店・ファッションビル・駅ビル等に展開し、手頃な価格帯のスーツをメインターゲットとします。働き方改革・カジュアル化によるスーツ需要縮小の影響を受けているものの、基幹ブランドの一つとして継続展開しています。
海外事業
欧州・アジアでの海外ブランド展開・ライセンス事業も手掛けます。かつてはバーバリーブラックレーベル等の国際ライセンスブランドを国内展開していましたが、ライセンス契約の終了に伴い海外事業はブランドの自社開発とセレクト販売を軸に再構築しています。
グループ横断サポート機能
調達・物流・品質管理・IT・人事・財務のグループ共通機能を担います。サプライチェーンはアジア(中国・ベトナム等)の工場を主要調達先とし、品質管理・コスト最適化を担っています。
競合他社との比較
オンワードHDが競合する主要なアパレル企業は以下の通りです。
| 企業名 | 証券コード | 売上規模(目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| オンワードHD | 8016 | 約1,500億円 | 老舗マルチブランド・百貨店主体からEC転換中・神戸本社 |
| ワールド | 3612 | 約1,200億円 | マルチブランドSPA・MBO後再上場・DX推進 |
| アダストリア | 2685 | 約2,000億円 | .st 2700万会員・デジタルプラットフォーム型SPA |
| ユナイテッドアローズ | 7606 | 約1,400億円 | セレクトショップ型・高感度カジュアル |
| 三陽商会 | 8011 | 約600億円 | 老舗婦人服・百貨店アパレル・マッキントッシュ等 |
| レナウン(解散済) | — | — | 百貨店アパレル大手・2020年経営破綻(参考) |
オンワードHDとよく比較されるのが三陽商会です。同じ百貨店アパレル主体の老舗として同じ構造課題を抱えており、バーバリーブランドとのライセンス終了という試練を共有しています。オンワードHDはより大きな規模と多様なブランドポートフォリオを持つ分、構造改革の幅も大きくなっています。
オンワードホールディングスの強み
強み1. 百年近い歴史が作るブランド認知と顧客ロイヤリティ
「23区」「組曲」「J.Press」は数十年にわたって百貨店アパレルの代名詞として認知されてきたブランドです。長年のブランド育成が生む顧客のロイヤリティと認知度は、新興ブランドには代替できない資産であり、特にコア顧客層(40〜60代女性)の支持が厚いことが持続的な売上基盤となっています。
強み2. 複数ブランドにわたるマルチブランド運営ノウハウ
数十ブランドを同時に運営してきた組織は、ブランドごとのターゲット設定・世界観管理・MD計画・店舗展開の同時並行運営に長けています。ブランドマネジメントの実務ノウハウの蓄積は、アパレル業界の中でも有数の深度を持ちます。
強み3. 神戸本社という立地のブランドアイデンティティ
東京一極集中の国内アパレルの中で神戸に本社を置くことは、「神戸・関西のエレガンス・上品さ」というブランドイメージと一致します。23区・組曲が持つ「きちんと感・品格」のブランドコンセプトと神戸という都市のイメージは、他の東京系アパレルとの差別化において文化的な意味を持ちます。
強み4. 構造改革による財務体質の改善
2020年前後の大規模閉店・不採算ブランド整理により、固定費の大幅な圧縮に成功しています。短期的には売上規模の縮小を招きましたが、「売上は小さくなっても利益率が高い構造」への転換が進んでおり、財務的な健全性は改善しています。
強み5. 高感度・高価格帯のコア顧客層の維持
低価格ファストファッションとの価格競争を避け、品質・デザイン・ブランドへのこだわりを持つ40〜60代の購買力ある顧客層を主要ターゲットとしていることは、価格競争に巻き込まれにくいポジションです。高単価帯での商品展開は、ブランド力で差別化できる限り高い粗利率を維持できます。
強み6. 自社EC「オンワード・クローゼット」の整備
複数ブランドを横断して購入できる自社ECプラットフォームの運営は、ZOZOやAmazonへの依存を減らしながら顧客データを自社に蓄積するための重要インフラです。EC比率の向上と会員データ活用によるCRM強化が、今後の成長の軸として整備されています。
強み7. 調達・サプライチェーンの長年の実績
アジア工場との長期取引関係・品質管理ノウハウの蓄積は、多品種少量のアパレル調達において重要な差別化要素です。品質水準の高い製品を安定供給するサプライチェーン管理力は、老舗ブランドとしての信頼の裏付けとなっています。
オンワードホールディングスの年収事情
オンワードHDの年収水準はアパレル業界の中では中〜高めに位置します。有価証券報告書(単体)での平均年収は約600万円台(平均年齢40代前半)です。ただし平均値は管理職・中堅社員層が多いため引き上げられており、若手・店舗スタッフ層は400〜500万円台が実態です。
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 年収レンジ(目安) |
|---|---|
| 店舗販売スタッフ(正社員) | 280万〜380万円 |
| 店長・副店長 | 380万〜550万円 |
| エリアマネージャー | 520万〜750万円 |
| マーチャンダイザー(MD) | 450万〜780万円 |
| 商品デザイナー | 380万〜620万円 |
| EC担当者 | 420万〜700万円 |
| デジタルマーケター・CRM担当 | 450万〜750万円 |
| バイヤー・調達担当 | 430万〜700万円 |
| 経営企画・事業開発 | 500万〜900万円 |
| ITエンジニア・DX推進 | 480万〜820万円 |
| 課長クラス | 700万〜950万円 |
| 部長クラス | 900万〜1,200万円 |
給与制度の特徴
基本給+各種手当+賞与(年2回)の構成です。老舗大企業としての年功序列の要素が残る一方、構造改革以降は成果評価の比重を高める方向にシフトしています。構造改革期であるため、若手でも改革推進に貢献するポジションでは早期に待遇が上がるケースがあります。
- 服飾手当(自社ブランド商品の社員割引)は実質的な福利厚生として評価される
- EC・デジタル職種は市場競争激化を受け採用単価が上昇傾向
- 神戸本社採用の場合、東京と比べ生活コストが低いことが実質的な待遇向上に
オンワードホールディングスの働き方・福利厚生
勤務時間・休日制度
- 本部職:フレックスタイム制(コアタイムあり)・完全週休2日制
- 店舗スタッフ:シフト制勤務・週休2日(土日祝含む変動)
- 年間休日:120日程度(本部職)
- 年次有給休暇:法定通り付与、利用率は改善傾向
- 特別休暇(慶弔・育児等)
働く場所・リモートワーク
本部職(神戸本社・東京オフィス)では週2〜3日のリモートワークを導入しています。店舗スタッフはリモート対象外で店舗出社が基本です。神戸と東京の二拠点管理があるため、全社的なリモート対応の整備は進行途上にある部分もあります。
主な福利厚生
- 社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
- 社員購入割引制度(自社ブランド商品を大幅割引で購入可能)
- 育児・介護休業制度
- 時短勤務制度
- 健康診断・メンタルヘルスケア
- 確定拠出年金(DC)
- 再雇用制度
- 研修制度(ブランド研修・管理職研修・デジタル人材育成)
- 住宅関連補助(転勤者向け)
オンワードホールディングスの社風・カルチャー
一言で表すなら「老舗の誇りと構造改革のリアルが共存する、変革期の組織」
オンワードHDの社風は、長年のブランド文化に裏打ちされた「品質へのこだわり」と「丁寧な仕事ぶり」を基盤としながら、構造改革を通じて変化を余儀なくされている組織文化です。百貨店アパレルで培われた「きちんとした仕事、品のある服作り」というDNAは今も根付いており、製品クオリティへのこだわりは業界内でも定評があります。
一方で、変革期ならではの不安定さも存在します。大規模閉店・リストラ・不採算ブランド閉鎖という痛みを経てきた組織には、「変わることへの緊張感」と「老舗文化を守りたいという保守性」が共存しており、社内で世代・部門間の意識のギャップが生じやすい時期でもあります。
正直な評価
- 良い面: ブランドへの誇りと職人気質の丁寧さ。老舗の安定感と上場企業としての透明性。神戸という生活環境の良さ。
- 難しい面: 変革スピードへの戸惑いや意識の世代格差が存在。百貨店文化のしきたりが残る部門もある。EC・デジタル職の処遇がまだ旧来型の等級制度に縛られる場合がある。
オンワードホールディングスの転職難易度
難易度:B〜A級(中〜高い)
オンワードHDへの転職は職種によって難易度が大きく異なります。本部職(MD・EC・デジタルマーケティング・経営企画)は競争率が高く、構造改革推進への貢献意欲と変化適応力が重要な選考軸です。一方で店舗スタッフ・エリアマネージャーはアパレル販売経験を軸に採用されており、業界経験者には比較的門戸が開いています。
理由1. 構造改革推進人材に対する需要が高まっている
EC転換・デジタルシフト・ブランド再定義を推進できる人材の需要が高く、特に「EC・デジタルの専門知識とアパレル業界の理解を兼ね備えた人材」が評価されます。アパレル未経験のデジタル専門家でも採用機会が拡大しています。
理由2. 老舗文化と変革意欲のバランスが問われる
老舗の文化を尊重しつつ変革を進める姿勢が求められるため、「変化を押し付けるだけの人」や「守旧派のまま変われない人」は選考で評価されにくい傾向があります。
求められる人物像
- ◎ アパレルSPA・百貨店ブランドのMD・バイヤー・ブランドマネジャー経験者
- ◎ EC(自社EC・モール運営)・デジタルマーケティングの専門家
- ○ 大手小売・メーカーでの経営企画・事業開発経験者
- ○ サプライチェーン・物流最適化の実務経験者
- △ アパレル未経験の一般職(職種限定あり)
オンワードホールディングスに向いている人
1. 老舗ブランドの価値を守りながら変革を推進したい人
長い歴史と顧客に愛されてきたブランドを大切にしながら、ECシフト・デジタル化という現代的な変革を担いたいという意欲を持つ人に適した職場です。「守るべきものと変えるべきもの」を見極める感覚が重要です。
2. 百貨店アパレルのMD・ブランドマネジメントを学びたい人
「23区」「組曲」「J.Press」という歴史あるブランドのMD・ブランドマネジメントは、アパレル業界でのキャリアとして高い学習価値があります。老舗ブランドの運営ノウハウを習得したい人にとって希少な機会です。
3. 神戸を拠点に働きたい人
東京ではなく神戸に本社を置くことは、「生活の質を保ちながらアパレル本部職で働きたい」というニーズに応えます。東京と比べた居住コストの低さと都市としての魅力を評価する人に向いています。
4. EC・デジタル転換のリアルな現場を経験したい人
百貨店主体から自社ECシフトへの転換という、アパレル業界の構造変化の最前線にいる企業での経験は、「デジタルシフトの実務」をキャリアに刻む機会です。成功事例だけでなく失敗や試行錯誤も含めた生のビジネス変革を体験できます。
5. 高品質・高価格帯のブランドに携わりたい人
低価格ファストファッションではなく、品質・デザイン・ブランドの本質的な価値を大切にするブランドで働きたいという志向に合致します。「23区」「組曲」が持つ品格ある服作りへの共感がある人に向いています。
6. 変革期企業でキャリアを磨きたいアパレル経験者
構造改革の現場では、通常の安定期の企業では経験できない「抜本的な変化の設計と実行」を短期間で経験できます。アパレル業界での視野を広げたい経験者にとって、成長機会の多い環境です。
オンワードホールディングスに向いていない人
- 安定・変化なしの環境を求める人: 構造改革の只中にある企業であり、ブランドの統廃合・部門再編・デジタルシフトが継続しています。「安定して同じ仕事を続けたい」という志向とは合いません
- 百貨店文化・慣習への強い抵抗感がある人: 歴史ある百貨店アパレルとしての文化・しきたりは一定程度残っており、外資系やスタートアップの文化感覚で入社すると摩擦を感じることがあります
- ECネイティブ・デジタルファーストの感覚を最優先する人: オンワードHDはEC化の途上にあり、デジタル先進企業と比べると変革のスピードは必ずしも速くはありません。「スタートアップや先端EC企業のスピード感」を期待すると物足りなさを感じる可能性があります
- 若手でも即高年収を求める人: 老舗大企業としての年功序列の要素が残るため、外資系コンサルや高収益IT企業のような若手の高年収は期待しにくい面があります
オンワードホールディングスの選考対策
1. 主要ブランドの歴史・ポジショニングへの深い理解を示す
「23区」「組曲」「J.Press」「ICB」それぞれのブランドコンセプト・ターゲット顧客・価格帯・競合ブランドとの違いを自分なりに分析して面接で語れることが必須です。表面的な知識ではなく「なぜそのブランドが選ばれるのか」という本質の理解が問われます。
2. 構造改革への理解と自分の貢献イメージを語る
「不採算店舗の整理・EC転換・デジタル化という改革をどう評価するか」「自分はどのフェーズでどう貢献できるか」という視点を明確に持ちましょう。単なる「老舗への安定志向」は評価されません。変革への主体的な貢献意欲が重要です。
3. EC・デジタル転換の文脈で自分のスキルを位置づける
アパレル経験者はMD・ブランドマネジメント経験をEC・デジタル文脈で語る、デジタル専門家はアパレルブランドへの理解を示す、という形でスキルを文脈化することが評価されます。
4. 百貨店チャネルの現実と競合環境への分析力をアピールする
百貨店集客力低下・ファストファッションとの競争・EC化進展という業界環境を正確に理解し、「そのような環境でオンワードHDが取るべき戦略は何か」という自分なりの分析を準備することが面接での差別化につながります。
5. 品質・ブランドへの共感を具体的に示す
「23区」「J.Press」などのブランドの服を実際に着用した体験・感想・ブランドへの共感を具体的に語ることは、「アパレルの仕事に必要な感性」を証明する有効な方法です。
6. 神戸本社勤務への柔軟性を確認しておく
本社機能が神戸にあるポジションも多く、神戸勤務の意向があるかを明確にしておきましょう。「神戸か東京か」という条件は選考前に整理すべき重要な確認事項です。
オンワードホールディングスへの転職で評価されやすい経験・スキル
- 百貨店アパレル・SPAのマーチャンダイザー(MD)・バイヤーの実務経験
- ブランドコンセプト設計・ブランドマネジメントの実績
- EC(自社EC・楽天・ZOZOTOWN等のモール)運営・KPI管理の経験
- デジタルマーケティング(SNS広告・メルマガ・SEO・CRM)の実務経験
- 会員データ・購買データを活用したCRM施策の企画・実行経験
- オムニチャネル(EC×実店舗在庫連携・O2O)の設計・実装経験
- サプライチェーン管理(アジア工場との調達・品質管理・納期管理)の実績
- 百貨店バイヤーとのリレーション・商談・棚確保の経験
- 店舗運営(エリアマネジメント・複数店舗のKPI管理・スタッフ育成)
- 経営企画・事業計画・ポートフォリオ管理・不採算整理の実務経験
- ITエンジニアリング・EC基盤・バックエンド開発の経験
- データ分析(Python・Tableau・SQL等)によるビジネス課題解決の実績
- プロジェクトマネジメント(ブランドリニューアル・システム刷新・店舗改装等)
- グローバル調達・貿易実務・輸入関連手続きの知識
- UI/UXデザイン・プロダクトデザイン(EC・アプリ改善)の経験
- SNSコンテンツ制作・ファッション系インフルエンサー活用の実績
特に評価が高いのは、アパレルMDとECデジタル運営を兼ね備えたハイブリッド人材、または「老舗百貨店アパレル×デジタルシフト推進」という構造改革の実務を担える人材です。変革期の企業だけあって、前職での「変化を推進した実績・失敗を乗り越えて変えてきたエピソード」は強力な差別化ポイントになります。
20〜30代のキャリア相談(無料)→まとめ
オンワードホールディングスは「23区」「組曲」「J.Press」「ICB」という長年愛されてきたブランドを守りながら、百貨店依存からのEC転換・デジタルシフト・不採算整理という痛みを伴う大変革を進めている老舗アパレルグループです。転職エージェントの視点からは「ブランドへの誇りと変革への覚悟の両方を持てる人材が最も輝ける職場」と評価します。
神戸本社という地理的な特性・百貨店文化の継承・マルチブランドMDの深いノウハウという独自の強みを持つ一方、変革スピードの遅さ・年功序列の残滓・EC化の途上感はある種のリアルな制約でもあります。それらを理解した上で「老舗ブランドの変革期に自分のキャリアをかけて貢献したい」という意欲のある人にとって、オンワードHDは学びと経験の濃い職場となるはずです。
変革期の難しさと老舗ブランドの価値を同時に体験できるのは、この時期のオンワードHDだからこそ得られるキャリア経験です。「安定より成長・守旧より変革」という意識を持ちながら、ブランドへの本物の愛着を持てる人材に、この会社は最も大きなチャンスを提供しています。
