株式会社newnは「DNVB(Digitally Native Vertical Brand)スタジオ」として、デジタルネイティブなブランドを企画から立ち上げ、グロースさせることを専門とする企業だ。D2Cブランドの構築に必要なプロダクト企画・デジタルマーケティング・SNS運用・クリエイティブ制作の機能を一社内に集約し、ブランドを繰り返し生み出す「ブランドファクトリー」としての独自ポジションを確立している。

同社を語る上で外せないのが、小柄女性向けアパレルD2Cブランド「COHINA(コヒナ)」の歴史だ。2018年に田中絢子(現・取締役)がnewnのブランドとして立ち上げ、Instagramとライブ配信という当時は実験的だったマーケティング手法で急速に成長。月商500万円から月商1億円超へと駆け上がったその過程は、D2C業界の教科書的な成功事例として今も語り継がれる。COHINAは2024年9月にサザビーリーグへ事業譲渡されたが、その経験から得たD2Cノウハウはnewnの次のブランド展開に引き継がれている。

転職市場においては「D2Cブランドのマーケティング・商品企画に携わりたい」「SNS・デジタルマーケティングのプロとして成長したい」「ブランドビジネスのゼロイチに挑戦したい」というビジネスパーソンから注目される企業だ。

企業概要

項目内容
会社名株式会社newn
英語表記newn Inc.
設立2017年4月24日
代表者代表取締役 中川 綾太郎
本社東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号 東建インターナショナルビル本館5F
資本金8,250万円
従業員数約50名(推計)
上場区分非上場
売上高非公表
平均年収非公表(転職サイト参考:販売職320〜400万円、広報・PR職400〜600万円)
平均年齢非公表
平均勤続年数非公表
事業内容D2Cブランドの企画・開発・運営(DNVB事業)

株式会社newnは2017年の設立から、単一ブランドへの依存ではなく複数ブランドのポートフォリオを構築・管理する「ブランドスタジオ」モデルを採用している。代表の中川綾太郎は2013年に女性向けキュレーションメディア「MERY」を立ち上げDeNAに売却した後、2017年にnewnを設立。連続起業家としての経験とデジタルマーケティングのノウハウを持ち込み、新しい形のブランドビジネスを展開してきた。

従業員数は約50名(転職サイト等からの推計)とコンパクトな組織で、東京・渋谷に本社を置く。売上高は非公表だが、COHINAのブランド成長データ(創業1年目月商500万円→2019年月商5,000万円→月商1億円超)は複数の公式資料・プレスリリースで確認できる。現在はCOHINAの譲渡後、他のブランド・新規事業展開に注力している。

主な事業内容

newnの事業の本質は「ブランドを産み出し、育て、価値を最大化する」というDNVBスタジオの運営だ。ファッション・フード・コスメ・テクノロジーなど異なる領域でブランドを展開しており、業態を横断したブランドビルディングの知見を蓄積している。

D2C(Direct-to-Consumer)モデルとは、メーカーが中間業者(百貨店・小売店)を介さずに消費者へ直接販売する形態だ。newnはインターネット・SNSを主販売チャネルとするデジタルネイティブなD2Cに特化し、顧客との直接的な関係構築を競争力の源泉としている。

COHINAブランドの立ち上げと成長(〜2024年9月)

2018年1月に田中絢子が「身長155cm以下の小柄女性のための服」というコンセプトで立ち上げたアパレルD2Cブランド。当時は「小柄向け」に特化したアパレルブランドはほぼ存在せず、国内女性の約3割という無視されてきた市場を見事に開拓した。Instagramのライブ配信を起点にしたマーケティングは当時珍しく、ライブコマース的な手法でコミュニティ形成と販売を同時に行うモデルとして注目を集めた。

創業1年で月商500万円、翌年には5,000万円、その後月商1億円超を達成する急成長を遂げた。「あなたに陽が当たる服」というキャッチコピーとともに、小柄女性からの熱烈な支持を獲得。2024年9月にサザビーリーグへ事業譲渡し、現在は株式会社EGBAが運営を継続している。newnはこの成功体験を土台に、次世代ブランドの開発へと軸足を移している。

Mr. CHEESECAKEおよび他のDNVBブランド展開

COHINAと並行して、newnはプレミアムチーズケーキの「Mr. CHEESECAKE」、コスメの「rihka」、リングアクセサリーの「error404」、和テイストアクセサリーの「ENELSIA」、スキンケアの「kinema」など、複数のカテゴリでブランドを展開してきた。各ブランドはデジタルマーケティングとSNSコミュニティを軸に立ち上げられており、newnが持つD2C運営ノウハウを横展開した形だ。

音声SNS stand.fm(吉本興業へ譲渡済み)

音声SNSプラットフォーム「stand.fm」もnewnが関与した事業の一つで、2020年に資金調達も実施。その後、吉本興業への譲渡が行われている。newnは単一ブランドへのコミットメントよりも、成長したブランド・事業を適切なタイミングで最適なパートナーに引き継ぎ、次の挑戦へ移るというスタジオ型のダイナミズムを体現する企業だ。

株式会社newnの強み

強み1. 「小さな市場の大きな悩み」を発見するブランドコンセプト設計力

newnの最大の強みは、見過ごされていた市場セグメントをターゲットにした鋭いコンセプト設計力だ。COHINAが示した「小柄女性(155cm以下)」という国内女性の約3割にのぼる市場への特化は、その典型例だ。マスブランドが対応しきれていないニッチな「悩み」を見つけ出し、そのコミュニティをブランドとして育てるというアプローチは、newnが繰り返し実践してきた勝ちパターンだ。転職者にとっては、このコンセプト設計の思考法を直接学べる環境に身を置けることが最大の価値となる。

強み2. Instagramライブ・SNSコミュニティを起点にしたD2Cマーケティングの実践知

COHINAが先駆けとなったInstagramライブを使ったブランドコミュニティ形成と販売の同時展開は、今やD2C業界の標準的な手法となった。newnはこのノウハウを社内に蓄積・体系化しており、新しいブランド立ち上げに再利用できる「マーケティング資産」として機能している。SNSマーケティング・コンテンツ制作・コミュニティ運用のプロとして成長したいビジネスパーソンには、生きた実践の場が提供される。

強み3. 連続起業家・中川綾太郎による知見と人脈

代表の中川綾太郎はMERYをDeNAに売却した実績を持つ連続起業家で、スタートアップ・D2C・デジタルマーケティング業界での幅広い人脈とナレッジを持つ。彼のビジョンと人脈から生まれる新規ブランドのコンセプトや業界とのコネクションは、newnの事業開発においてユニークな優位性を生み出している。若手ビジネスパーソンにとって、このレベルの起業家と近距離で働ける機会はキャリア形成において得難い財産となる。

強み4. ブランドのEXIT(事業譲渡)まで一貫して実行した実績

COHINAのサザビーリーグへの事業譲渡、stand.fmの吉本興業への譲渡といった実績は、newnがブランドの「立ち上げ→成長→EXIT」というサイクルを実際に完遂できる組織であることを示している。事業の出口まで見据えたブランド経営の視点を持つことは、単にマーケターやデザイナーとして働くだけでは得られない、経営的な視野を育てる。

強み5. 東京・渋谷という立地とコンパクト組織によるスピード感

渋谷という日本のスタートアップ・クリエイティブ業界の中心に本社を置き、約50名というコンパクトなチームで複数ブランドを展開している。意思決定が速く、自分のアイデアや提案が実際のブランド施策として採用されるまでの距離が短い。大企業では感じられない「自分が会社を動かしている感覚」が日常的に得られる環境だ。

株式会社newnの年収事情

newnは非公表企業のため、公式な平均年収データは確認できない。以下は公開されている求人情報・転職サイト掲載データをもとにした推計値であり、実際のオファーは選考過程での交渉によって決定される。

職種別の想定年収レンジ

職種想定年収レンジ(推計)
広報・PR400〜600万円
SNSマーケター / コンテンツプランナー350〜550万円
商品企画・MD350〜550万円
グラフィックデザイナー / クリエイティブ350〜500万円
販売スタッフ(直営店)320〜400万円
BizDev / 事業開発450〜700万円(推計)
エンジニア / フロントエンド450〜700万円(推計)

※転職サイト(Green)の掲載求人情報を参考。括弧内は市場水準からの推計。

給与制度の特徴

公式な給与制度の詳細開示はないが、スタートアップとして基本給ベースの報酬体系が採用されているとみられる。勤務体系は10:00〜19:00の固定時間制で、休日は年間123日・週休2日(土日祝)と確認されている。スタートアップとしては比較的整った休暇制度だ。ストックオプション制度については非公開であり、選考過程での確認を推奨する。

年収を見る際の注意点

  • 非公表企業のため公式データがなく、掲載求人情報はあくまで参考値
  • 約50名のコンパクト組織ゆえに職種・ポジションによって報酬格差がある
  • ブランドごとの事業フェーズ(成長期・安定期・EXIT準備)によって採用優先度や報酬水準が変化する可能性がある
  • スタートアップのため制度変更が速い。最新情報は採用担当者への直接確認が確実だ
  • COHINAブランドはnewnから独立しているため、COHINA関連の採用情報とnewnの採用情報は別物として確認すること

株式会社newnの働き方・福利厚生

newnの働き方は、スタートアップとしては安定したワークスタイルを基盤にしながら、クリエイティブな業務環境が特徴だ。東京・渋谷への通勤を前提としたオフライン重視のカルチャーが根付いているとみられる。

勤務時間・休日: 所定勤務時間は10:00〜19:00。年間休日123日、週休2日(土日祝)という制度が確認されており、スタートアップとしては充実した休暇水準だ。

リモートワーク: リモートワーク制度の詳細は公式には非公開。本社が渋谷にあり、ブランド企画・コンテンツ制作などチームでの協働が重要な業種のため、オフィス出社を基本とするスタンスとみられる。

確認されている福利厚生・制度:

  • 転勤なし(公式確認)
  • 服装自由(ブランドを体現する環境として自由度が高い)
  • 年間休日123日・週休2日(土日祝)
  • 勤務地は東京・渋谷(JR渋谷駅徒歩7分)
  • 法定社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)

注意点: 約50名のコンパクト組織のため、大企業のような充実した福利厚生プログラムよりも、働く環境の自由度・裁量の大きさを重視する企業文化だ。制度よりも「ブランドを作る仕事そのもの」にやりがいを見出せるかどうかが、職場満足度を左右する。また、ブランドの事業サイクル(立ち上げ期・成長期・EXIT)によって業務内容や強度が変化することも念頭に置いておく必要がある。

株式会社newnの社風・カルチャー

一言で表すなら「ブランドを愛するクリエイター集団」

newnの社風を一言で表すなら、「ブランドに対する情熱と審美眼を持ったクリエイターたちによる、実験的かつスピーディな組織」だ。ファッション・フード・コスメ・テクノロジーとカテゴリをまたいでブランドを展開する同社では、「ブランドとは何か?なぜ人はブランドを支持するのか?」という問いに真剣に向き合う文化が根付いている。

代表の中川綾太郎は「ユーザーに深くリーチするブランドを作ること」をテーマに掲げており、プロダクトのクオリティとブランドの世界観設計に高いこだわりを持つ。そのため、社内では審美眼・センス・カルチャーへの感度が暗黙的に評価される傾向がある。数字よりもブランドのストーリーとファン心理を重視するクリエイティブ重視のカルチャーといえる。

評価される人物像

  • ブランドへの深いこだわりを持つ人: 「なぜこのブランドは好きにされるのか」を言語化できる審美眼と分析力を持つ人材
  • SNS・デジタルマーケティングのプロを志す人: Instagram・TikTokなどSNSを「コミュニティ形成ツール」として戦略的に使いこなせる人材
  • 顧客視点の解像度が高い人: COHINAが示したように「見過ごされている顧客の悩み」を発見し共感できる感性を持つ人材
  • 少人数で多役をこなせる人: 約50名のコンパクト組織では専門性と柔軟性の両方が求められる

表面的なイメージと実態の差

「ファッション・コスメブランドの会社」という表面的な印象から、華やかで感覚的な職場を想像する人もいるかもしれない。しかし実態は、SNSデータの分析・EC売上のKPI管理・コスト最適化など数字による管理も欠かせないビジネスの現場だ。クリエイティブな感性と数値管理の両立が日常的に求められるため、「ブランドは好きだが数字は苦手」というタイプにはギャップが生じやすい。また、COHINAの事業譲渡に代表されるように、ブランドを育てて手放すというダイナミズムはやりがいでもある反面、「このブランドでずっと働きたい」という特定ブランドへの強いこだわりを持つ人には合わないことがある。

株式会社newnの転職難易度

難易度:2〜3級(普通〜やや高い)

newnの転職難易度は職種によって差がある。マーケティング・デザイン・商品企画系は競合も多い人気職種だが、約50名の小規模採用のため枠が限られる。一方でDNVBスタジオという業態への理解とブランド構築経験を持つ人材は市場にまだ多くないため、経験者には有利だ。

COHINAやMr. CHEESECAKEのような実績を持つ企業への転職は業界への憧れから競争率が上がりやすいが、ブランドの熱量だけでなく実務経験・成果・ビジネス視点が問われる選考となる。

理由1:採用枠が限られる少数精鋭採用

約50名という組織規模のため、年間の採用人数は多くない。公開されている求人数も限られており、「タイミング次第」という側面が強い。採用を検討する場合は定期的に求人情報をチェックし、ポジションが開いたタイミングで迅速に動くことが重要だ。

理由2:ブランドへの熱量と実務能力の両立を問われる

newnでは「ブランドが好き」という情熱だけでも、「数字が出せる」というビジネス能力だけでも不十分だ。ブランドの世界観への共感と、そのブランドをビジネスとして成立させる実務能力の両方を持つ人材が求められる。面接では「なぜnewnのブランドに共感するのか」という点と「自分のスキルでどう貢献できるか」という点を具体的に語れる準備が必要だ。

理由3:COHINAへの企業情報の混同に注意

COHINAは2024年9月にサザビーリーグへ事業譲渡されたため、現在のnewnとCOHINAは別会社だ。「COHINAで働きたい」という目的でnewnに応募すると認識のズレが生じる。選考前に「newnが現在どのブランド・事業に注力しているか」を最新情報で確認することが不可欠だ。

株式会社newnに向いている人

タイプ1:D2C・DTC業界でブランドをゼロから作る経験がしたい人

「ブランドは買うものではなく作るもの」という視点を持ち、コンセプト設計から商品開発・マーケティング・コミュニティ形成まで一気通貫でブランドに関わりたい人に最適。newnはまさにそのプロセス全体を小規模チームで回す稀有な企業だ。

タイプ2:SNS・Instagramマーケティングのプロとして成長したい人

COHINAが証明したInstagramライブを起点としたD2Cコミュニティ形成の手法は今や業界のベストプラクティスだ。そのノウハウが蓄積されたnewnで実践的に学ぶことは、SNSマーケター・コンテンツクリエイターとしてのキャリアに強い差別化要素となる。

タイプ3:ブランドの「課題発見→コンセプト設計」に興味がある人

newnの事業の本質は「見過ごされた市場の悩みを発見し、ブランドコンセプトとして結晶化する」という行為だ。マーケットリサーチ・ユーザーインタビュー・ブランドストラテジーを実践的に学びたい人には最良の学校になる。

タイプ4:スタートアップでキャリアの幅を広げたい20〜30代

約50名のコンパクト組織では、職種の垣根を越えた業務が日常的に発生する。マーケターがプロダクト企画に関わったり、広報担当者がコンテンツ制作をしたりする柔軟な働き方で、市場価値の高いポータブルスキルを幅広く習得できる。

タイプ5:中川綾太郎の思想やMERY的なコンテンツビジネスに共感できる人

代表の中川綾太郎の思想・バックグラウンドへの共感は、newnでの働きがいに直結する。MERYやnewnのブランドコンセプトを「面白い」と思える感性を持つ人は、社風に自然にフィットする可能性が高い。

株式会社newnに向いていない人

批判ではなく、ミスマッチを防ぐための情報として参照してほしい。

タイプ:

  • 「COHINAで働きたい」という方: COHINAは2024年9月にサザビーリーグ傘下の株式会社EGBAへ事業譲渡済み。現在のnewnとCOHINAは別法人であることを理解した上で応募する必要がある
  • 安定した大企業環境や充実した福利厚生を求める人: 50名のスタートアップのため、大企業的な安定・制度の充実を求める方には合わない
  • 特定の数値KPIだけを追いたいパフォーマンスマーケター: newnはブランドの世界観・顧客との関係性を重視するカルチャーであり、数値効率一辺倒のマーケティングとはアプローチが異なる
  • 同じブランドで長期間専門性を深めたいタイプ: ブランドのEXITを前提としたダイナミックな事業運営のため、「一つのブランドに長く関わりたい」という志向とは相性が悪い場合がある
  • 明確な昇進ラダーや評価制度を求める人: 小規模スタートアップゆえに人事制度の整備は大企業に比べ発展途上。自分でキャリアを設計する主体性が必要だ

株式会社newnの選考対策

選考1:newnが現在手掛けているブランドを事前にすべて調査する

COHINAはサザビーリーグへ事業譲渡済みであるため、newnが現在注力している事業・ブランドを最新の公式情報で確認してから選考に臨む。「なぜnewnに応募したのか」の回答に古い情報が混入すると、企業理解の浅さとして評価される。公式サイト(newn.co)と最新の採用情報を必ず確認しよう。

選考2:D2C・ブランドビジネスへの深い理解を示す

newnが展開してきたブランド(COHINA・Mr. CHEESECAKE等)がどのようなコンセプトで立ち上げられ、どのようなマーケティング手法で成長したかを具体的に分析・言語化する。「〇〇ブランドのInstagram戦略をどう評価するか」「D2Cの成功条件は何だと思うか」などの質問に、自分の考えを述べられるよう準備しておく。

選考3:自分のスキルとnewnの事業課題を結びつける

「デジタルマーケティング経験があります」ではなく、「自分のSNS運用経験で○○ブランドの△△課題を解決できると考える」という形で具体的に貢献の接点を示す。ポートフォリオ(実際に手掛けたブランドコンテンツ・SNS投稿・商品企画資料等)を用意できると説得力が増す。

選考4:「なぜnewnか」をブランドへの共感から語る

「転職活動中に応募してみた」という姿勢ではなく、「newnが作るブランドの哲学に共感した理由」を語れるかどうかが選考評価に大きく影響する。中川綾太郎の発信(ポッドキャスト・SNS・インタビュー記事)を事前に確認し、代表のビジョンへの理解を深めておくことを強く勧める。

選考5:コンパクト組織での適応力・多役実行力を示す

約50名の組織では「自分の職種以外の業務にも柔軟に関わった経験」が評価されやすい。過去の職場でロールを越えた取り組みをした経験、自分で課題を発見して解決した事例などを準備する。「仕事の範囲を自分で決めた経験」はスタートアップ選考の強い武器になる。

選考6:最新の採用情報と求人要件を精読する

約50名の小規模採用のため、求人はピンポイントに職種・スキルセットが指定されている。求人票の「求める経験・スキル」を精読し、自分のバックグラウンドとの合致点を選考書類に明示的に記載する。特にブランドカテゴリ(ファッション・フード・コスメ)への経験者優遇がある場合は、関連経験を前面に出す。

株式会社newnへの転職で評価されやすい経験

  • D2C・EC事業での商品企画・マーケティング・ブランドマネジメント経験
  • InstagramやTikTokなどSNSを活用したコンテンツマーケティング・コミュニティ運営の実績
  • ライブコマース・ライブ配信を活用した販売企画・実施経験
  • ファッション・コスメ・フード等の消費財ブランドでのマーケター・ブランドマネージャー経験
  • コピーライティング・クリエイティブディレクション・フォトグラフィーなどクリエイティブ制作能力
  • KPI設定と数値管理を行ったマーケティング施策のPDCA経験
  • スタートアップ・ベンチャー企業での新規ブランド・新規サービス立ち上げ経験
  • 広報・PR・メディアリレーションズの実務経験
  • ECサイト・Shopify等を活用したWebストア運営・CX改善経験
  • 女性向けライフスタイル市場(ファッション・コスメ・フード)への深い知見と感性
  • 新規事業開発・事業戦略立案の経験(BizDev職向け)
  • Webエンジニアリング・フロントエンド開発経験(Tech職向け)

特に評価されやすいのは、SNSコンテンツマーケティングとD2Cブランド運営の両方の実務経験を持ち、ブランドの「世界観づくり」と「数値管理」を同時にこなせるマーケター・ブランドマネージャーだ。女性向けライフスタイル市場への深い感性と、デジタルネイティブなマーケティング手法の実績がある人材は選考で大きなアドバンテージを持つ。

転職を検討する前に確認したいこと

同社への転職を検討する際は、求人情報だけで判断せず、次の観点を整理しておくことをおすすめします。特に非上場のスタートアップは、事業ポートフォリオや資金の状況で求められる人材像が大きく変わるためです。

  • 直近のプレスリリースやニュースで、現在どの事業に注力しているかを把握する
  • 自分が担当する予定の職種やチームが、事業のどこに位置づけられるのかを確認する
  • 入社後に伸ばせるスキルと、自身の中長期のキャリアプランが重なっているかを見極める
  • 給与・評価制度やストックオプションの有無など、非上場ならではの報酬設計を確認する
  • 面接やカジュアル面談を通じて、経営陣や現場メンバーの価値観に共感できるかを確かめる

こうした点を事前に整理しておくことで、入社後のミスマッチを防ぎ、長く活躍できる可能性が高まります。本記事とあわせて公式サイトや最新のプレスリリースを確認し、ご自身のキャリアプランに照らして総合的に判断してください。

まとめ

株式会社newnは、D2Cブランドの「企画→立ち上げ→グロース→EXIT」という一連のサイクルを実行できるDNVBスタジオとして独自のポジションを確立してきた企業だ。COHINAやMr. CHEESECAKEなどのブランドを通じて培ったSNSマーケティング・コミュニティ形成・コンセプト設計のノウハウは、日本のD2C業界でも屈指の実践知といえる。

転職先として検討する際の重要な留意点は、COHINAブランドが2024年9月にサザビーリーグへ事業譲渡済みであることだ。「COHINAで働きたい」という方はサザビーリーグ傘下の株式会社EGBAへの応募となる。newnへの転職は「ブランドスタジオとして次のブランドを作るプロセスに関わりたい」という目的で検討することが正確な理解だ。

約50名のコンパクト組織で、渋谷に拠点を構えるnewnは、ブランドを愛するクリエイターとマーケターが集まる職場だ。大企業では得られない「自分がブランドを動かしている感覚」と「複数ブランドにまたがる幅広い実務経験」を求めるビジネスパーソンには、十分な魅力がある選択肢となるだろう。


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