株式会社Nateeは、「人類をタレントに。」という野心的なミッションを掲げ、2018年の創業以来、TikTokをはじめとするショート動画プラットフォームにいち早く着目して成長を遂げてきたスタートアップです。クリエイターとブランドを「共創」でつなぐ独自の事業モデルにより、設立から数年で年商12億円超・月次売上2億円突破という急成長を実現しました。

2025年8月には東証プライム上場企業である株式会社アカツキの完全子会社となり、独立系スタートアップからグループ企業へと新たなフェーズに入っています。クリエイターエージェンシー「WOWs」のアカツキグループへの分社化・参画も完了し、組織体制が大きく変わりつつある転換期にあります。

人材エージェントとして多くのSNSマーケティング・デジタル広告領域の転職を支援してきた立場から言えば、Nateeは「ショート動画マーケティングで第一線のスキルを積みたい人」にとって魅力的な選択肢である一方、急成長スタートアップならではのリスクと変化への適応力も同時に求められる環境です。本記事では、良い点も注意点も含めて詳しく解説します。

企業概要

項目内容
会社名株式会社Natee(Natee Inc.)
設立2018年11月1日
代表取締役CEO大江 祐介(2025年11月就任)
取締役会長(創業者)大國領 剣
本社所在地東京都渋谷区渋谷1-2-5 MFPR渋谷ビル3F
資本金2.5億円
従業員数61名(2025年11月時点)
グループ株式会社アカツキ(東証プライム:3932)の完全子会社(2025年8月〜)
事業内容クリエイター共創型SNSマーケティング支援、クリエイターエージェンシー事業(WOWs)、AI活用マーケティングソリューション
累計資金調達額約4.82億円(シリーズBラウンド完了時)
年間売上12億円超(月次売上2億円突破)

創業者の大國領剣氏は早稲田大学国際教養学部卒業後、株式会社ビズリーチに新卒入社し、2018年にNateeを立ち上げました。現CEOの大江祐介氏は島根県出身で、株式会社リクルートで全社MVP等の表彰歴を持ち、2021年にNateeに参画、2025年11月より代表取締役CEOに就任しています。創業7年目という節目でのバトンタッチは、同社が次のステージへ進む意思の表れといえます。

主な事業内容

クリエイター共創型SNSマーケティング支援(コア事業)

Nateeの中核事業は、TikTok・Instagram Reels・YouTube Shorts・X(旧Twitter)などの縦型ショート動画プラットフォームを活用したインフルエンサーマーケティングです。

一般的なインフルエンサーマーケティング会社との大きな違いは「共創型」という点です。クライアント(広告主企業)とクリエイターを単純に「マッチングして終わり」にするのではなく、クリエイターがプランニング・企画段階から参加し、ブランドの世界観とクリエイター個人の個性を融合させた「バズりやすく、かつ売れる」コンテンツ制作を実現します。

NateeはTikTokの公式MCN(Multi-Channel Network)として認定されており、独自に構築したクリエイターデータベースには9,000名以上のクリエイターと250万本以上の動画が登録されています。フォロワー数だけでなく、過去の投稿トレンド・エンゲージメント率・視聴完了率などの個別データを参照しながらクリエイターをアサインするため、単なる「有名人頼み」ではない精度の高いキャスティングが可能です。

創業7周年時点でのクリエイターへの還元総額は36億円を突破しており、クリエイターにとっても信頼できるパートナーとしての地位を確立しています。

クリエイターエージェンシー「WOWs」

2024年2月に「クリエイターの夢を、市場の価値に。」を掲げ設立したクリエイター事務所です。国内トップクラスのTikTokクリエイターを所属させ、クライアント企業のプロモーション支援からBtoC事業の共同開発まで、クリエイタードリブンな事業展開を手掛けています。

WOWsの特徴は「クリエイターを縛らない」契約形態にあります。契約内容・報酬体系を透明化し、倫理的な範囲内でクリエイターの活動に制限をかけないというスタンスは、他の芸能事務所・インフルエンサー事務所と一線を画す姿勢です。2025年8月にNatee本体から分社化し、アカツキグループとして独立した事業体となりました。

AIを活用したマーケティングソリューション

2024年8月に設立したAIタレントフォース株式会社(現:株式会社アカツキAIテクノロジーズ)を通じ、AIを活用したマーケティングソリューションの開発・提供も開始しています。クリエイター共創型のマーケティング知見とAI技術を掛け合わせ、マーケティングROIの向上を図る新領域への挑戦です。

株式会社Nateeの強み

強み1. TikTok公式MCNとしての先行者優位

NateeはTikTok日本進出の初期段階から同プラットフォームに注力し、公式MCN認定を取得した数少ない企業の一つです。後発の競合他社が追いつきにくい「クリエイターとの信頼関係」「実績データの蓄積」「プラットフォームとのリレーション」という3つの資産を持ちます。

TikTokの企業向けマーケティング活用がまだ黎明期だった2018〜2020年から積み上げてきた経験値は、「TikTokマーケティングをやりたい」という企業が後から同じことをしようとしても再現できない強みです。転職者にとっては、この先行者優位のある環境でショート動画マーケティングのスキルを磨けることが大きな価値になります。

強み2. 「共創型」という差別化されたアプローチ

従来のインフルエンサーマーケティングは、「クライアントが作った広告をインフルエンサーが投稿する」という受け渡し型が主流でした。Nateeが採用する「共創型」は、クリエイターがアイデア出しの段階から関わり、自分のキャラクターや視聴者の好みを踏まえたコンテンツを提案・制作します。

この違いは数字にも表れており、クリエイターが自分の言葉で語るコンテンツは視聴者に「広告臭さ」を感じさせにくく、エンゲージメント率・購買転換率が向上しやすいとされます。単純な「広告枠の販売」ではなく、コンテンツの企画・プロデュース力が収益の源泉になっている点が、同社の事業モデルの堅牢性を高めています。

強み3. 豊富なクリエイターネットワークとデータ資産

登録クリエイター9,000名超・動画250万本超という独自データベースは、クライアントの要件に最もフィットするクリエイターを高精度でマッチングするための基盤です。

単なる人数の多さだけでなく、各クリエイターの過去投稿データ(バズった動画の特徴・ジャンル別の強み・フォロワー属性)をもとに定量的にアサインを判断する仕組みが整っています。これにより「フォロワーが多いから採用」という感覚頼りのキャスティングを脱却し、クライアントの目標KPIに最も貢献しそうなクリエイターを選定できます。

強み4. ショート動画一本ではなく事業を多角化している

創業時のTikTokマーケティング支援から、Instagram Reels・YouTube Shorts・Xへとプラットフォームを拡大し、さらにクリエイター事務所(WOWs)・AIマーケティング領域へと事業を広げています。

特定のSNSプラットフォームの盛衰に依存しない収益構造を構築しつつあることは、ビジネスの継続性という観点でポジティブな要素です。TikTok規制リスクが日米で議論される中、マルチプラットフォーム対応とエージェンシー事業への拡張は、先手を打った経営判断といえます。

強み5. アカツキグループ参画によるリソース・信用力の拡大

2025年8月の東証プライム上場企業・アカツキの完全子会社化は、スタートアップから「信用力を持つ企業」へのステップアップです。親会社のIPプロデュース力・ゲーム事業での顧客基盤と、Nateeのクリエイターネットワーク・マーケティング知見を掛け合わせることで、エンターテインメント×マーケティングという新領域での事業展開が期待されます。

採用・取引先獲得においても「アカツキグループ」の看板は無視できない信用力を持ちます。

強み6. 完全実力主義の評価制度と若手への裁量

創業7期・従業員61名という若い組織の中で、グレード(人格・実務能力)とミッション達成度による完全実力主義の評価制度が採用されています。年次に関係なく成果を出した人材が評価・昇給される仕組みは、「大企業で年功序列に不満を持つ若手」にとって魅力的です。

また、少数精鋭の組織のため、一人あたりの業務範囲が広く、マーケティング戦略・クリエイターキャスティング・広告運用・クライアントマネジメントと複数領域に早期から関わることができます。

株式会社Nateeの年収事情

NateeはスタートアップながらSNSマーケティング業界の中では競争力のある水準を設定しています。平均年収は公開情報・口コミ情報をもとにすると約500万〜630万円程度と推定されます。

職種別の想定年収レンジ

職種例想定年収
SNSマーケティングコンサルタント(若手)350万〜500万円
SNSマーケティングコンサルタント(中堅〜)500万〜700万円
営業・アカウントエグゼクティブ450万〜800万円
クリエイティブディレクター450万〜650万円
採用・HRマネージャー600万〜800万円
コーポレート(経理・法務など)400万〜600万円

※上記は公開求人・採用情報・口コミ情報をもとにした目安です。実際の年収はグレード・評価・職種・経験によって異なります。

給与制度の特徴

Nateeの給与体系は「固定給+成果連動型」の構造を採用しており、ボーナス(賞与)制度は設けられていない代わりに、成果に応じた昇給を年2回実施します。これにより、短期間での昇給が実現しやすい反面、ボーナスのタイミングで大きな一時金を得るという仕組みには対応していません。

評価はグレード(人格・実務能力の成熟度)とミッション達成度の2軸で行われます。経験年数や在籍期間よりも「今この時点でどれだけのパフォーマンスを出しているか」が昇給の基準です。

年収を見る際の注意点

  • 創業期から成長段階のスタートアップのため、年収水準は既に安定した上場企業と単純比較できません
  • アカツキグループ参画後、評価制度・報酬体系が変わる可能性があります。入社前に最新情報を確認することを強くお勧めします
  • 成果主義の裏返しとして、「結果が出なければ昇給しない」という厳しさもあります
  • 従業員持株会制度があり、アカツキ(上場企業)の株式を保有する形での参加が可能になる可能性もあります(グループ化後の制度詳細は要確認)

株式会社Nateeの働き方・福利厚生

勤務時間・休日

  • フレックスタイム制: コアタイムは13:00〜16:00。出社時間の裁量が高く、ライフスタイルに合わせやすい
  • ハイブリッドワーク: 毎週水曜日が出社、それ以外はリモートワークも可能な柔軟な体制
  • 年間休日: 法定休日に加え、特別休暇制度が充実(有給以外の休暇取得機会が多い)

リモートワーク・働き方

オフィスは東京・渋谷区に構えており、完全リモートではなくハイブリッド型を採用しています。週1回の定期出社というリズムは、チームのコミュニケーションを維持しつつ個人の裁量も尊重するバランスを意識した設計です。

口コミによれば「自由な勤務形態」「個人の裁量を尊重している」という評価が多く見られます。一方で、スタートアップ全般に共通する特性として、繁忙期やプロジェクト納期前後では時間外対応が求められる場面もあることは念頭に置いておくべきです。

主な福利厚生

  • 各種社会保険完備
  • 従業員持株会制度(グループ化後の詳細は要確認)
  • 法定内福利厚生がベースとなっており、スタートアップとして充実度は発展途上の段階
  • 特別休暇制度(法定有給以外の休暇が充実しているとの口コミあり)

働き方を見る際の注意点

Nateeは現在アカツキグループへの統合プロセスにあり、制度・環境が変化している過渡期です。「スタートアップとしての自由度」と「グループ企業としての管理体制」のバランスがどう落ち着くかは、今後1〜2年で明らかになってくる部分です。現時点での口コミ情報は参考にしつつも、面接段階で現状の制度を直接確認することが不可欠です。

株式会社Nateeの社風・カルチャー

一言で表すなら「ミッション共感型・自然体の成長志向組織」

口コミに繰り返し登場するのが「いい人が多い」「自然体な人が集まっている」「他者への敬意がある」という表現です。ギラギラした競争主義ではなく、会社のミッション(人類をタレントに)への共感をベースとした「穏やかだが目標意識は高い」という文化が形成されているようです。

評価される人物像

  • 「人類をタレントに」「自己実現できる人を増やす」というミッションに本気で共感できる人
  • SNSトレンドの変化を楽しみながら自分でキャッチアップし続けられる人
  • 「どうすればクリエイターとクライアントの双方がハッピーになれるか」を自発的に考えられる人
  • 完全実力主義の環境で、結果を自分の言葉で語れる人
  • 変化を前向きに受け入れ、組織の変容にフレキシブルに対応できる人

組織の特徴と注意点

61名という小規模組織のため、一人ひとりの役割は大きく、「自分でやるか、誰かに任せるか」という意思決定を常に迫られます。大企業のように「他の部署が担当するから関係ない」という逃げ場がない反面、「自分の仕事が直接会社の成果に繋がっている」という実感は得やすい環境です。

また、2025年のアカツキグループへの統合、CEOバトンタッチ、WOWs分社化と、2025年は特に組織変化が多い年でした。「変化に慣れている」「変化から成長の機会を見つけられる」人には向いていますが、「入社前と入社後で会社の雰囲気が変わっていた」というギャップを感じるリスクは他社より高い状況にあります。

創業者・大國領剣氏がnoteで「代表をバトンタッチします」と自らの言葉で経緯を発信しているように、透明性のあるコミュニケーションを重視する文化があります。この姿勢は外部からも評価されており、働く人への誠実さを示すポジティブな側面といえます。

株式会社Nateeの転職難易度

難易度:中程度(スタートアップの中では比較的間口が広いが、ミッション共感と専門性が必須)

理由1. SNS・ショート動画マーケティングの実務経験が問われる

「TikTokマーケティングをやってみたいです」という志望動機では通りません。TikTok・Instagram Reels・YouTube Shortsなどのショート動画プラットフォームでの実務経験、またはインフルエンサーマーケティングの企画・実行経験が最低限の要件として見られます。

クリエイターとの折衝・クライアントへの提案・施策効果の分析など、マーケティングの幅広いプロセスを自走できる人材が求められており、特定のタスクだけを担当したいという人材には向きません。

理由2. ミッション共感の深さが選考の鍵

最終面接がCEO(または経営陣)によるビジョン共感の確認であることからも明らかなように、「なぜNateeなのか」「人類をタレントにするというミッションに自分がどう関わるか」を自分の言葉で語れるかどうかが、選考通過を大きく左右します。「成長スタートアップだから」「ショート動画が伸びているから」という外側の理由だけでは評価されません。

理由3. アカツキグループ統合後の変化への適応力も評価対象に

現在は組織の変容期にあるため、選考においても「変化をどう受け止めるか」「曖昧な環境でどう動けるか」という質問が増えていると考えられます。「全てが整った環境で力を発揮するタイプ」より「ゼロから整えながら前に進めるタイプ」が評価されます。

株式会社Nateeに向いている人

1. ショート動画マーケティングの最前線でスキルを磨きたい人

TikTok・Instagram Reels・YouTube Shortsという縦型ショート動画は、2025年現在もデジタルマーケティングで最も注目度の高い領域の一つです。Nateeはこの領域の先行者として蓄積した実務知見・クリエイターネットワーク・データ資産を持っており、ここで積んだ経験はデジタルマーケティング市場で高い汎用性を持ちます。

2. クリエイターの力を使ってブランドを動かしたい人

「クリエイターがどう動いたらブランドが動くか」という視点でマーケティングを考えることを楽しめる人に向いています。単純な広告出稿ではなく、コンテンツの企画・キャスティング・クリエイターとの関係構築というクリエイティブな要素を含む業務は、「広告×エンタメ」が好きな人のモチベーションを高めやすい環境です。

3. スタートアップでの広範な経験を早期に積みたい人

61名の少数精鋭組織では、自分の役割が会社の事業に直結します。「マーケ戦略も考えたい、クリエイターとも話したい、クライアントとも向き合いたい」という幅広い経験を早期から積むには、大企業よりも圧倒的に機会が多い環境です。

4. ミッション(人類をタレントに)に本気で共感できる人

「誰もが自分の個性・才能を活かして生きられる社会をつくる」というビジョンに対し、「そこに自分が貢献したい」という内発的な動機がある人ほど、日々の仕事の意味を見出しやすく、パフォーマンスが上がりやすいです。組織文化にもその思想が染み込んでいるため、違和感なく働けます。

5. 変化を楽しめる柔軟なマインドセットを持つ人

グループ参画・分社化・経営体制変更という組織変化を経験してきたNateeでは、今後も変化が続く可能性があります。「変化 = リスク」ではなく「変化 = 新しいチャンス」と捉えて動けるタイプが、この環境でパフォーマンスを発揮しやすいです。

株式会社Nateeに向いていない人

向いていない人を書くのは批判のためではなく、入社後のミスマッチを防ぐための情報です。

  • 安定した業務フローの中でコツコツ積み上げたい人: 組織変化・事業変化が激しい環境のため、毎日同じ業務を積み重ねるルーティンは期待しにくいです
  • 大企業的な福利厚生・制度の充実を重視する人: 創業8期のスタートアップとして、制度面はまだ発展途上です。「充実した福利厚生が整っている安心感」を求める人には合いません
  • 特定のSNSプラットフォームだけに特化したい人: マルチプラットフォーム対応・事業多角化が進んでいるため、「TikTokだけやりたい」という視野の狭い専門化は難しいです
  • ミッションへの共感が薄い人: 「人類をタレントに」という言葉が自分事に感じられない場合、評価制度・社風・日々の業務の意味を見出しにくくなります
  • 確立された組織の中で安心して働きたい人: アカツキグループ統合後の組織文化・制度設計がどう落ち着くかはこれからの話であり、過渡期の曖昧さに不安を感じるタイプには向きません
  • 短期間でハイサラリーを実現したい人: 年収水準は業界平均前後であり、スタートアップとして圧倒的な待遇を提供できる段階ではありません。報酬よりも「経験の質」を優先できる人に向いています

株式会社Nateeの選考対策

1. ショート動画・SNSマーケティングの実績を数字で整理する

「TikTok施策でエンゲージメント率を○%改善した」「インフルエンサー○名を起用したキャンペーンでCVを○件獲得した」のように、過去の経験を定量的な成果として語れる準備が必要です。「やったことがあります」では評価されません。どんな課題があり、何を考え、何を実行し、結果としてどの数字が動いたかをSTAR形式(状況・課題・行動・結果)で整理してください。

2. 「なぜNateeなのか」をミッション接続で語る

「ショート動画が伸びているから」「スタートアップで成長したいから」という理由では弱いです。「人類をタレントに」というミッションに対して、自分のどんな経験・価値観・将来像が接続するのかを説明してください。過去にクリエイターとの仕事・個人の才能を活かすことへの関心・エンターテインメント領域への思いなど、「なぜこのミッションが自分に刺さるのか」を具体的に語れるようにしてください。

3. アカツキグループ参画後の事業方向性を把握する

選考時に「アカツキとのシナジーをどう見るか」「NateeとアカツキのIPプロデュース力の掛け合わせをどう活用したいか」という質問が来た場合に備え、アカツキの事業概要(ゲーム・エンターテインメント)とNateeの強みを掛け合わせた事業展開の可能性を自分なりに考えておいてください。企業研究の深さが評価に直結します。

4. クリエイターへの深い理解・リスペクトを示す

Nateeの「共創型」というアプローチは、クリエイターを「広告配信手段」としてではなく「事業パートナー」として捉えていることが前提です。インフルエンサーマーケティングを「影響力のある人を使って広告を届ける仕組み」と表面的に理解しているのか、「クリエイターの個性・世界観・視聴者との関係を深く理解した上で共創する仕組み」と捉えているのかの差が、選考担当者に伝わります。

自分が好きなTikTokクリエイターの「なぜこの人の投稿はバズるのか」を分析した経験や、クリエイターのトレンド変化を自分の言葉で語れるエピソードを用意してください。

5. 変化対応力・自走力のエピソードを準備する

「整っていない環境でどう動いたか」「方針変更が起きたとき何をしたか」「新しいプラットフォームや技術を独力でキャッチアップした経験」など、自走力・変化対応力を示すエピソードを複数用意してください。スタートアップ経験がある方は特に具体的に語れる準備が重要です。

6. 最終面接(CEO面接)のための長期ビジョンを語れるようにする

最終面接は代表取締役が担当し、「自分がNateeで何を実現したいか」「5年後にどんな人間でありたいか」というビジョン面での対話になります。具体的なキャリアパスの想定よりも、「なぜこの会社・このミッションである必要があるのか」という深い問いへの答えを自分の言葉で持っておくことが最も重要な準備です。

株式会社Nateeへの転職で評価されやすい経験

  • TikTok・Instagram Reels・YouTube Shortsなどショート動画プラットフォームでの施策経験
  • インフルエンサー・クリエイターのキャスティング・コミュニケーション経験
  • SNSマーケティングの企画立案〜効果測定まで一気通貫で担当した経験
  • TikTok for Business・Meta広告・Google広告などの運用経験
  • クライアント企業へのマーケティング施策提案・プレゼンテーション経験
  • コンテンツ制作(動画・クリエイティブ)のディレクション経験
  • データ分析ツール(GA4・BIツール等)を活用したSNS効果測定経験
  • ブランドのSNS運用・コミュニティ管理の実務経験
  • D2C・EC事業での集客・グロース経験(コンバージョン最適化含む)
  • エンタメ・芸能・タレントマネジメント業界での経験(クリエイター理解に深み)
  • 新規事業立ち上げ・0→1フェーズでの推進経験
  • 動画マーケティング・コンテンツマーケティングの戦略設計経験
  • 複数のステークホルダー(クライアント・クリエイター・社内)を同時にマネジメントした経験
  • 海外SNSトレンドのリサーチ・国内施策への応用経験

特に評価されやすいのは、「TikTokや縦型ショート動画を活用したブランドのプロモーション施策において、クリエイターとの共創を通じてエンゲージメント・CVRを改善し、クライアントの事業成長に具体的に貢献した経験」です。

まとめ

株式会社Nateeは「人類をタレントに。」という独自のミッションのもと、TikTokを起点としたショート動画・クリエイター共創型マーケティングという特定の専門領域で先行者優位を確立してきた企業です。年商12億円超・月次売上2億円突破という急成長と、2025年8月の東証プライム上場企業アカツキへの完全子会社化は、同社の事業モデルの市場適合性を裏付けています。

一方で、スタートアップから上場グループ企業への移行期という現在地は、「変化を楽しめる人には最高の環境」であり、「安定した環境を求める人には注意が必要」という両面を持ちます。CEOバトンタッチ・WOWs分社化・グループ統合と、2025年は特に変動の大きかった年であり、入社後の環境がどう落ち着くかはこれからの話です。

転職を検討する際は、「ショート動画マーケティング×クリエイター共創というテーマに、今の自分のスキルとキャリア目標が合致するか」を軸に判断してください。「なんとなく成長市場だから」「スタートアップが好きだから」という理由だけで飛び込むには、変化のスピードと曖昧さが想定を超える可能性があります。

ミッションへの深い共感、ショート動画領域での実務経験、変化を楽しめるマインドセット、この3つが揃っている人にとって、Nateeはデジタルマーケティングのキャリアの中でも有数の成長環境を提供してくれる会社です。


参照した主な情報源

  • 株式会社Natee 公式サイト(natee.jp)
  • Natee シリーズB資金調達特設サイト(natee.jp/series-b)
  • PRTimes:Natee関連プレスリリース(prtimes.jp)
  • 株式会社アカツキ 公式プレスリリース(aktsk.jp)
  • エン カイシャの評判・Natee口コミページ
  • シンシアード:Natee年収完全ガイド(sincereed-agent.com)
  • FastGrow:Natee CHRO堀上インタビュー記事(fastgrow.jp)
  • Wantedly:株式会社Natee カルチャーページ(sg.wantedly.com)
  • initial.inc:株式会社Natee 企業情報
  • doda、マイナビ転職:採用情報・企業概要