建物の外壁を雨水から守る「シーリング(コーキング)工事」という言葉を聞いてピンとくる方は少ないかもしれない。しかし、そのシーリング防水工事において国内トップシェアを誇る専門工事会社が、株式会社マサルだ。1957年の創業以来、超高層ビルの黎明期から日本の建設業界を最前線で支え続けてきた実績を持つ。
東京都江東区に本社を置き、東証スタンダード市場(証券コード1795)に上場。ビル・マンション等の新築防水工事・改修工事を主軸に、空調・給排水等の設備工事、さらに産業用機械の組立・設置・メンテナンスまで手掛ける複合型専門工事企業として成長してきた。都内の超高層ビルの約7割の施工実績は、この会社の技術力を如実に示している。
近年は新築工事から「リニューアル(補修・改修)」事業への注力を加速させており、既存ストックの老朽化が進む日本の建築市場において、安定した需要が見込まれる。防水・改修という地道ながら本質的な仕事を担う企業に転職を検討している方に向け、その実態をキャリアコンサルタント視点で解説する。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式社名 | 株式会社マサル |
| 設立 | 1957年9月30日 |
| 代表者 | 代表取締役社長 勝又 健 |
| 本社所在地 | 東京都江東区森下3丁目11番6号 |
| 資本金 | 8億8,570万円(約8.86億円) |
| 従業員数 | 131名(単体)/ 165名(連結) |
| 上場区分 | スタンダード市場(証券コード1795) |
| 売上高 | 連結106億4,768万円(2025年9月期) |
| 平均年収 | 約652万円(単体・推計) |
| 平均年齢 | 45.8歳(単体) |
| 平均勤続年数 | 12.5年(単体) |
| 事業内容 | シーリング防水工事・改修工事、設備工事、産業機械組立・メンテナンス |
株式会社マサルは、東京・江東区森下を本拠地に置く専門工事会社だ。前身の「マサル工業株式会社」時代から数えると、1957年創業という長い歴史を持ち、昭和59年(1984年)に現在の商号へ変更した。1968年には日本初の超高層ビル「霞が関ビルディング」(当時・三井霞が関ビル)の施工を手掛けており、日本の超高層建築史とともに歩んできた企業である。
上場区分はスタンダード市場(旧ジャスダック)で、時価総額は43億円程度(2026年時点推計)の中小型株だ。グループは株式会社マサルを含む計4社で構成され、建設工事事業・設備工事事業・産業機械事業の3セグメントを展開している。
主な事業内容
株式会社マサルの事業は大きく3つの柱から成り立っている。メインとなる建設工事事業のシーリング防水を核としながら、設備工事・産業機械という異なる専門性も持つのが特徴だ。
シーリング工事・防水改修工事
マサルの根幹をなす事業が、ビル・マンション等の外壁シーリング(コーキング)工事および防水改修工事だ。シーリング工事とは、外壁のひび割れや継ぎ目(目地)に防水材を充填して雨水の浸入を防ぐ工事のこと。見えにくい場所の施工であるが、建物の耐久性を左右する極めて重要な工事である。
マサルは都内の超高層ビルの約7割でこの施工を手掛けており、国内で他の追随を許さないトップシェアを確立している。新築時の施工だけでなく、経年劣化した既存建物のリニューアル(改修)に力を注ぐ方針を採っており、日本全国の建物ストックが老朽化するほど需要が高まる構造にある。
設備工事事業
空調・冷暖房・給排水等の設備工事も手掛ける。建設工事との複合受注が可能なため、顧客にとってワンストップで対応できる利便性が強みだ。売上構成比は約14%と建設工事事業より小さいが、施工管理技士や設備技術者のキャリアを持つ方にとっても入社機会がある。
産業機械事業
排気装置を主体とした乾燥・塗装装置、集塵装置等の産業用機械の組立・設置・メンテナンスを行う。製造業や工場設備向けの領域で、建設業とは異なる産業機械エンジニアのスキルが活かせる事業ドメインだ。この事業の存在がマサルの事業ポートフォリオに幅を与えている。
株式会社マサルの強み
強み1. シーリング防水工事の圧倒的なトップシェア
マサル最大の強みは、シーリング防水工事における国内No.1の地位だ。「都内の超高層ビルの約7割」という実績は、単なる施工数量ではなく、超高層・大型案件を安定的に受注し続ける信頼とノウハウの蓄積を意味する。シーリング工事は専門性が高い一方で競合が少なく、参入障壁となる技術力・実績を持つマサルにとって持続的な優位性の源泉となっている。
転職者にとっては、「業界のパイオニア・トップ企業で技術を磨いた」という経歴が社外でも評価されやすいメリットがある。
強み2. 超高層ビル黎明期から続く施工実績と技術の深さ
1968年に手掛けた「霞が関ビルディング」に代表されるように、マサルは日本の超高層建築の歴史とともに歩んできた。1950〜60年代から蓄積してきた施工技術・ノウハウは、後発企業が短期間で真似できるものではなく、長年の経験知として組織に根付いている。
こうした老舗の技術力ある企業では、ベテラン職人・技術者から直接学べる機会が豊富であり、現場経験を重視する職人気質の技術者にとっては理想的な環境だ。
強み3. リニューアル(改修)市場への戦略的転換
日本の建物ストックは急速に老朽化が進んでおり、既存建物の補修・改修需要は今後10〜20年にわたり拡大が見込まれている。マサルはこのトレンドを早期に捉え、新築偏重から「リニューアル強化」へと事業戦略を転換してきた。新築着工件数が景気や金利に左右されやすいのに対し、改修需要は比較的安定しており、業績のボラティリティを低減する効果がある。
転職者視点では、景気変動に強いストック型ビジネスに携わることができるという安心感がある。
強み4. 建設・設備・産業機械の3事業による収益多角化
シーリング防水に特化しつつも、設備工事と産業機械事業という異なる収益源を持つことで、特定市場の下振れリスクを分散できる構造になっている。特に産業機械事業は建設業のサイクルと独立して動く傾向があり、製造業の設備投資動向に応じた収益機会をもたらす。
キャリア観点では、設備技術者・機械エンジニアなど多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍できる点も強みだ。
強み5. 高い社員定着率と成熟した職人技術者文化
平均勤続年数12.5年(単体)という数字は、専門工事業界の中でも高い定着率を示している。一度習得した専門技術を長期にわたって磨き続けられる環境があり、「技を極めたい」という志向の技術者に合う社風だ。小規模な組織ゆえに一人ひとりの裁量が大きく、施工現場では主担当として幅広い業務を経験できる。
株式会社マサルの年収事情
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 想定年収レンジ |
|---|---|
| 施工管理(新卒入社3〜5年目) | 350万〜500万円程度 |
| 施工管理(中堅・主任クラス) | 500万〜650万円程度 |
| 施工管理(係長・課長クラス) | 650万〜800万円程度 |
| 設備施工管理 | 400万〜650万円程度 |
| 産業機械エンジニア | 400万〜600万円程度 |
| 現場職人(協力会社含む) | 350万〜550万円程度 |
※上記はキタイシホン・irbank等の公開データ、業界水準を踏まえた推計値。実際の年収は経験・資格・評価により異なる。
給与制度の特徴
マサルの平均年収は単体で約652万円程度(推計)とされており、従業員数131名・平均年齢45.8歳の企業規模を考えると、業界内では標準的〜やや高めの水準といえる。中堅〜ベテラン層が平均を引き上げている面もある。
施工管理技士などの国家資格保有者には資格手当が支給される企業が多く、マサルも建設業界慣行に沿った資格手当・技術手当の設定があると推測される(詳細は採用選考時に確認要)。賞与は年2回支給が一般的な建設業界慣行に沿う形と見られる。
年収を見る際の注意点
- 単体・連結の差:平均年収は単体(131名)ベースのデータであり、グループ全体の傾向とは異なる場合がある
- 勤続年数依存:平均勤続年数12.5年と長く、年功的要素が含まれる可能性がある。若手の実際の年収は平均より低い場合が多い
- 残業代の扱い:建設業界は繁忙期の時間外労働が多い傾向があり、残業代込みの額面か確認が重要
- 非公開情報:小型株企業のため、詳細な給与水準は非公開。選考プロセスでの確認を推奨する
株式会社マサルの働き方・福利厚生
シーリング・防水工事という現場作業を主体とする会社のため、ワークスタイルは現場中心のものが基本だ。ただし、2019年施行の働き方改革関連法を受けた建設業界全体の改善トレンドの中で、マサルも体制整備を進めていると考えられる。
勤務時間・休日
- 週休2日制(建設業の休日カレンダーに準ずる形が基本)
- 年間休日数は建設業界標準(105日前後)〜それ以上と推測
- 年末年始・GW・夏季休暇あり(詳細は採用選考時に確認要)
リモートワーク
- 現場施工管理が中心の業務のため、完全リモートは難しい業態
- 管理部門・内勤スタッフについては一定のリモート対応の可能性あり
主な福利厚生(建設業界慣行と公開情報から推定)
- 社会保険完備(健康・厚生年金・雇用・労災)
- 施工管理技士等の資格取得支援・資格手当
- 通勤交通費支給
- 確定拠出年金または退職金制度(詳細は確認要)
- 各種慶弔見舞金
- 安全衛生委員会等の安全管理体制
- 技術者育成プログラム(座学・OJT)
- Eラーニングによる自己啓発支援
注意点 現場作業が中心のため、体力的な要素が求められる。繁忙期は残業が生じることもある。具体的な福利厚生の内容・条件は採用選考の場で必ず確認することを推奨する。
株式会社マサルの社風・カルチャー
一言で表すなら「技術の職人集団」
マサルの社風を一言で表すなら、「技術・現場を重んじる職人集団」だ。シーリング工事という専門性の高い領域でトップを走ってきた企業だけに、社内では技術力・施工品質への強いこだわりが根付いている。人数が少なく(単体131名)フラットな組織であるため、上下関係は機能しつつも現場の声が届きやすい文化があるとされる。
「早期育成(座学+OJT)→中長期はEラーニングで知識底上げ→適性に合わせた人材育成」というプログラムがあり、若手から計画的に技術者を育てる意識が見られる。一方で、中小規模の会社であるため、ガイダンスが手厚い大手ゼネコンとは異なり、主体的に動ける人材が活躍する傾向がある。
評価される人物像
- 現場に出ることを厭わない現場志向の人材
- シーリング・防水・改修といった「地味だが重要な工事」に誇りを持てる人
- 職人の技・施工品質に対するこだわりを持っている人
- 長期視点でキャリアを積みたい、転職を繰り返さずじっくりと専門性を磨きたい人
- 小さな組織でも自律的に動き、主担当として幅広く動ける人
表面的なイメージと実態の差
「シーリング工事」という言葉から、いわゆる単純作業・職人仕事のイメージを持つ人もいるかもしれない。しかし実態としては、超高層ビルの外壁防水を担う高度な技術領域であり、建物の構造・素材・気候条件などを熟知した専門的判断力が求められる。また施工管理職であれば、工程管理・原価管理・安全管理・顧客折衝まで幅広い職能が求められる。
「目立たない仕事だが、ビルの寿命を決める仕事」という自負を持てる人が長く活躍できる会社だ。
株式会社マサルの転職難易度
難易度:B級(中程度)
マサルへの転職は、業界経験者であれば決して高い壁ではないが、専門性(シーリング・防水・施工管理等)が重視されるため、全く未経験者にはやや難しい水準といえる。
中途採用において積極的に人材を募集する姿勢は見られるが、131名(単体)という規模上、採用枠はそれほど多くない。倍率は大手に比べれば高くはないと推測されるが、採用機会自体が限定的なため、タイミングを見ながら情報収集することが重要だ。
理由1. 業界経験・専門スキルが優先される
シーリング工事・防水工事は特殊な専門技術領域であり、施工管理の知識・資格(施工管理技士等)を持っている人材が優先される。建設業界未経験者が全く不可というわけではないが、異業種からの転職は実務研修期間が長くなり、早期戦力化を期待されにくい。
理由2. 採用規模が小さく採用機会が限られる
単体従業員数131名という規模上、毎年の採用枠は多くない。求人が常時オープンしているわけではなく、欠員・増員のタイミングに左右されやすい。転職エージェントを通じて非公開求人情報を入手するか、マサルの公式採用ページを定期的にチェックする姿勢が有効だ。
理由3. 選考では現場への適性と長期コミットが問われる
マサルは平均勤続年数12.5年という定着率の高い会社だ。採用選考においても、「なぜマサルか」「シーリング・防水という専門領域に長期でコミットできるか」という観点が重視されるとみられる。「ステップアップのための短期在籍」ではなく、技術を長期で磨きたい意思を示せることが選考通過の鍵となる。
株式会社マサルの主な募集職種
マサルが採用を行う主な職種は建設工事・設備工事・産業機械事業に関連したものが中心だ。以下の職種での採用実績・募集が見られる。
- シーリング防水施工管理(建設施工管理技士等の資格保有者優遇)
- 建設・不動産コンサルタント
- 防水改修・リニューアル施工管理
- 設備施工管理(空調・給排水等)
- 産業機械エンジニア(乾燥・塗装・集塵装置等の組立・保守)
- 工務・積算担当
- 内勤営業・業務スタッフ
採用状況は時期により異なるため、最新情報は公式サイトまたは転職エージェント経由で確認すること。
株式会社マサルに向いている人
タイプ1. 専門技術を長期で磨きたい人
シーリング防水という特定領域のプロフェッショナルを目指したい人に最適だ。国内トップシェア企業で技術を磨けば、業界内外でのキャリア価値は高まる。「広く浅く」ではなく「狭く深く」のキャリアを好む人向けの職場だ。
タイプ2. 大手ゼネコンとは違う現場仕事がしたい人
大手ゼネコンの管理色が強い仕事より、現場の最前線で施工に携わりたいという志向の人に向いている。少人数の精鋭組織で、主担当として現場を動かす体験ができる。
タイプ3. 建物の長寿命化・改修市場に将来性を感じる人
新築偏重から改修・リニューアルへの市場シフトが起きている中で、その最前線に立てることに意義を感じる人。建物ストックが老朽化するほど需要が高まる事業に関わることで、安定したキャリアパスが描ける。
タイプ4. 東京圏で腰を据えて働きたい人
本社・拠点が首都圏に集中しているため、関東在住で転居なく働きたい人に適している。全国転勤が多い大手ゼネコンとは異なり、生活拠点を固定しやすい点も魅力だ。
タイプ5. 技術者文化・職人文化に共感できる人
技術・品質を最優先とする職人的な企業文化に共感できる人。評価基準が明確で、技術力・施工品質で正当に評価されることを好む人が長く活躍できる。
株式会社マサルに向いていない人
批判ではなく、入社後のミスマッチを防ぐための情報として参照していただきたい。
- タイプ:大企業のブランド・知名度を重視する人 マサルは業界内でのトップ地位は確立しているが、一般消費者向けの知名度は低い。社名で箔をつけたい人には不向きだ。
- タイプ:ガイダンス重視・研修充実を期待する人 131名規模の会社であり、大手のような手厚い育成体制は期待しづらい。主体的に学ぶ姿勢がないと成長しにくい。
- タイプ:デスクワーク・在宅勤務を強く希望する人 現場施工管理が基本であるため、現場出張・外勤が多い。在宅主体の働き方は難しい業態だ。
- タイプ:短期でのキャリアアップ転職を繰り返したい人 長期勤続・技術深化を重視する文化のため、2〜3年での転職前提では採用されにくく、入社後も活躍しにくい。
- タイプ:グローバル展開や海外事業に興味がある人 現時点では国内専業に近い事業構成のため、海外キャリアを志向する方の期待には応えにくい。
株式会社マサルの選考対策
1. シーリング防水・改修工事への本気のリサーチ
「なぜシーリング防水なのか」という問いに答えられなければ、書類段階から厳しくなる。国内トップシェアの専門工事会社に転職する動機として、「大手ゼネコンでは担えない領域の専門家になりたい」「建物長寿命化市場の最前線にいたい」という具体的なストーリーを準備すること。公式サイトの施工実績・技術紹介ページを読み込んでおくことが最低限必要だ。
2. 施工管理の実務経験を具体的に語れる準備
マサルの採用は実務経験重視だ。これまでの施工管理経験(どのような案件を、何名のチームで、どのような課題を乗り越えたか)をSTAR形式(状況・課題・行動・結果)で整理しておくこと。資格(1級・2級施工管理技士、防水施工技能士等)がある場合は積極的にアピールすること。
3. 長期勤続の意思表示と企業文化への適合
平均勤続12.5年の会社に対し、「3年で転職したい」というスタンスでは採用されにくい。「マサルで専門家として長く技術を磨きたい」という明確なキャリアビジョンを伝えること。採用面接では会社への理解・尊重を示した上で、自分の経験と会社の強みとの接点を語れるよう準備する。
4. 現場環境・体力的な要件への対応確認
シーリング・防水工事は屋外現場での高所作業を含む。面接では「現場作業への適性」「体力的な問題はないか」という観点からの質問があると想定しておくこと。現場仕事を前向きに捉えていることを、具体的なエピソードを交えて伝えることが有効だ。
5. 技術習得への意欲と向上心をアピール
「御社の高い技術力を学びたい」という姿勢は評価されやすい。特にシーリング防水は経験を積むほど奥が深く、ベテランから学べることが多い。向上心と謙虚さを兼ね備えた人材であることを面接でしっかり示すこと。
6. 小規模組織での自律的な仕事ぶりをアピール
131名規模の会社では、一人ひとりに求められる裁量・自律性が大きい。過去の仕事で「自ら考えて行動した」「課題を見つけて解決した」というエピソードを準備することで、入社後のパフォーマンスを面接官にイメージさせやすくなる。
株式会社マサルへの転職で評価されやすい経験
- 施工管理の実務経験(建築・土木を問わず専門工事領域なら尚可)
- 防水工事・シーリング工事の施工経験または管理経験
- 1級・2級建築施工管理技士の資格保有
- 防水施工技能士の資格保有
- 設備施工管理の経験(空調・給排水等)
- 改修・リニューアル工事の現場経験
- 高所作業・外壁工事に関連する施工管理経験
- 工程管理・品質管理・安全管理の現場実務経験
- 産業用機械(排気装置・集塵装置・乾燥装置等)の組立・保守経験
- 積算・見積作成の経験
- 原価管理・コスト意識を持った現場マネジメント経験
- 下請・協力会社との折衝・調整経験
特に評価されやすいのは、シーリング防水・防水改修の施工管理経験と施工管理技士資格の保有者だ。未経験者であっても、建設業界の施工管理経験があり、かつ専門技術を長期で磨くキャリア志向を明確に持っている人は評価対象に入る可能性がある。
まとめ
株式会社マサルは、「シーリング防水工事」という特定領域において国内トップシェアを持つ希少な上場専門工事会社だ。都内の超高層ビルの約7割を手掛けてきた施工実績と、1957年創業以来蓄積してきた技術力は、業界内で唯一無二の地位を築いている。
転職先として見た場合の魅力は、専門技術を深く磨ける環境、平均勤続年数12.5年という高い定着率、リニューアル市場拡大に乗る安定した事業基盤の3点に集約される。大手ゼネコンのような知名度・規模を求める方には不向きだが、「技術一本で長く働きたい」「建物ストックの長寿命化に貢献したい」という意志を持つ人には、非常に魅力的な選択肢となり得る。
選考においては、シーリング防水・改修工事への明確な志望動機と、施工管理の実務経験を具体的に伝えることが肝要だ。採用枠は多くないため、転職エージェントの活用や公式サイトの定期チェックで採用タイミングを逃さないよう準備しておきたい。
シーリング防水という「目立たないが建物を支える仕事」に誇りを持ち、技術の深みを追求できる人にとって、マサルは理想的なキャリアの舞台になり得る会社だ。
