企業概要

項目内容
正式社名MabGenesis株式会社(英訳名:MabGenesis Inc.)
設立2019年6月3日(創業時は東京都中央区、2020年1月に横浜市港北区へ本社移転)
代表者代表取締役 新庄 勝浩
本社所在地〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜三丁目7番18号
資本金9,000万円(2026年9月28日現在)
従業員数13名(臨時雇用者平均2名を除く常用雇用者数。2026年8月31日現在)
上場区分東京証券取引所グロース市場に上場予定(2026年11月2日、証券コード653A/ISIN JP3870010000)
売上高3億3,754万8千円(2026年3月期、前期比133.7%増)
平均年間給与約536万9,903円(2026年8月31日現在、提出会社の状況より)
平均年齢47.8歳
平均勤続年数4.6年
事業内容ペット(イヌ・ネコ)用抗体医薬品の研究開発

MabGenesisは、藤田医科大学・宮崎大学が保有するファージディスプレイ抗体技術の独占実施許諾を受けて創業したバイオベンチャーです。自社で構築した完全イヌ型・完全ネコ型の抗体ライブラリーと独自の抗体単離技術を基盤に、動物用医薬品の研究開発を専門に行う単一セグメント企業である点が特徴です。

平均年齢47.8歳・平均勤続年数4.6年という数値からは、専門性の高い研究者・事業開発人材を即戦力として中途採用し、少人数で事業を回してきた組織であることがうかがえます。2026年11月の上場を控え、資金調達と組織体制の強化が進む局面にあると考えられます。

なお、同社は医薬品の研究開発事業のみを手がける単一セグメント企業であり、売上高は2022年3月期(第3期)の実績なし(0円)から、2023年3月期382万円、2024年3月期6,616万円、2025年3月期1億4,445万円、2026年3月期3億3,754万円と拡大を続けてきました。経常損益は2022年3月期から2025年3月期まで一貫して赤字(それぞれ1億1,814万円、1億1,931万円、1億4,791万円、1億352万円の経常損失)でしたが、2026年3月期に3,643万円の経常利益を計上し、創業来初の黒字化を達成しています。

主な事業内容

MabGenesisの事業は「医薬品の研究開発」の単一セグメントです。自社プロジェクトで取得した抗体、または製薬会社との共同研究プロジェクトで取得した抗体について、開発・製造・販売の権利をパートナー企業に導出(ライセンスアウト)し、契約一時金・研究マイルストーン・開発マイルストーン・販売ロイヤリティ・販売マイルストーンといった対価を受け取るビジネスモデルを採っています。自社で臨床試験から上市までを行わないため、ヒト用医薬品の創薬ベンチャーと比べて必要な研究開発投資と期間を抑えられる点が特徴です。

事業の両輪は「自社プロジェクト」(自社が設定した標的抗原に対して単独で抗体を取得)と「共同研究プロジェクト」(パートナー企業との合意に基づく標的抗原に対して抗体を取得)です。2026年8月末時点で、前臨床段階相当のプロジェクトが7件、探索段階のプロジェクトが11件進行しており、このうち4件はCeva Santé Animale、Virbac、日本曹達、共立製薬へ導出済みとされています。

完全イヌ型・完全ネコ型抗体ライブラリー

同社の中核技術は、自社構築のイヌ・ネコ向けファージディスプレイ抗体ライブラリーです。種特異的な「完全イヌ型抗体」「完全ネコ型抗体」を創出できる独立企業は、同社の認識では完全イヌ型が自社と米Vetigenics社のみ、完全ネコ型は自社のみとされており、この技術的な希少性を強みとした事業展開を行っています。

パートナー企業との共同研究・ライセンス契約

Ceva Santé Animale(仏)、Virbac(仏)、Boehringer Ingelheim Animal Health(独)、MSD Animal Health(米)、日本曹達、共立製薬など、国内外の大手動物用医薬品企業と共同研究契約やライセンス契約を締結してきた実績があります。有価証券報告書(Ⅰの部)によれば、これまでに2件の共同研究プロジェクトがパートナー企業の戦略判断により中止となった一方、該当プロジェクトは自社プロジェクトとして研究開発を継続しているとされています。

公的研究機関との連携

宮崎大学、国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学とそれぞれ共同研究講座を開設しているほか、すい臓がんを適応としたヒト用抗体については国内公的研究機関との共同研究も進めているとされています。大学発シーズを事業化するアカデミア連携型の研究開発体制が特徴です。

収益構造

有価証券報告書(Ⅰの部)によれば、自社プロジェクト・共同研究プロジェクトから得られる収益は次の5種類に整理されています。

収益の種類内容
契約一時金契約締結時に受領する収入(アップフロント)
研究マイルストーン共同研究の進捗に応じて受領する収入
開発マイルストーン導出後の研究開発の進展や承認取得に応じて受領する収入
販売ロイヤリティ製品の売上金額の一定料率を受領する収入
販売マイルストーン製品の年間売上が所定の金額に達した際に受領する収入

このように、自社で製品を上市する前の段階から複数の収益源を確保する契約設計になっている点が、同社の財務安定性に寄与していると考えられます。一方で、2026年3月期の売上高3億3,754万円のうち大半を「共同プロジェクト」区分(2億9,892万円)が占めています。有価証券報告書(Ⅰの部)によれば、2026年3月期(当事業年度)の主要顧客は日本曹達、MSD Animal Health、Cevaの3社であり、2025年3月期(前事業年度)の主要顧客はCeva Santé Animale、Virbac、共立製薬の3社でした。少数のパートナー企業との契約状況によって年度ごとの業績が変動しやすい点は、応募を検討するうえで押さえておきたい事実です。

MabGenesis株式会社の強み

強み1. 希少な種特異的抗体ライブラリーという技術的優位性

完全イヌ型・完全ネコ型の抗体ライブラリーを保有する独立企業は世界的に見ても極めて限られているとされ、模倣困難な技術基盤がMabGenesisの事業の土台になっています。研究者として入社する場合、この独自プラットフォームの開発・改良に直接関われる点は大きな魅力です。

強み2. 大手動物用医薬品企業との直接取引実績

Ceva Santé Animale、Virbac、Boehringer Ingelheim Animal Health、MSD Animal Healthといった世界大手の動物薬企業と共同研究・ライセンス契約を結んできた実績があります。小規模なベンチャーでありながらグローバル企業との契約交渉・プロジェクトマネジメントの経験を積める環境は、事業開発職にとって得難いキャリア機会です。

強み3. 臨床開発リスクを抑えたビジネスモデル

非臨床試験以降の開発・販売コストをパートナー企業が負担する契約構造のため、同社自身が巨額の開発投資リスクを負わない設計になっています。創薬ベンチャーにありがちな「開発失敗による事業消滅」のリスクが相対的に抑えられている点は、安定的にキャリアを積みたい人にとって安心材料になり得ます。

強み4. 2026年3月期に黒字転換した財務実績

2022年3月期から2025年3月期まで経常損失が続いていましたが、2026年3月期には売上高3億3,754万円・経常利益3,643万円を計上し、黒字化を達成しました。赤字先行が一般的な創薬ベンチャーの中で、上場審査のタイミングで黒字実績を示せている点は財務面での評価材料です。

強み5. 大学発シーズを事業化する産学連携体制

藤田医科大学・宮崎大学の技術移転を起点に、宮崎大学・名古屋大学と共同研究講座を開設するなど、アカデミアとの連携を継続的に強化しています。研究者にとっては、大学の先端知見と事業会社のスピード感の両方に触れられる環境といえます。

強み6. 上場を見据えた組織拡大フェーズ

2026年11月のグロース市場上場に向けて公募増資を実施する計画であり、資金調達後は研究開発人材・事業開発人材の採用強化が見込まれます。少人数組織の初期フェーズから関わることで、裁量の大きいポジションを得やすいタイミングといえます。なお、大学発の技術を事業化するバイオベンチャーという位置づけでは、アルガルバイオのような大学発バイオテクノロジー企業も比較対象として参考になります。

MabGenesis株式会社の年収事情

有価証券報告書(Ⅰの部)によれば、2026年8月31日現在の平均年間給与は約536万9,903円(前事業年度比+13.72%)、平均年齢47.8歳、平均勤続年数4.6年です。従業員数が13名と少なく、職種別の給与水準は公表されていないため、以下の職種別レンジは同社の開示情報と創薬ベンチャー業界の一般的な水準をもとにした推計です。

職種別の想定年収レンジ

職種想定年収レンジ(推計)
研究員(抗体創薬・分子生物学)450万円〜650万円程度と推計
シニア研究者・プロジェクトリーダー650万円〜900万円程度と推計
事業開発(BD・アライアンス)600万円〜900万円程度と推計
薬事・知財担当550万円〜800万円程度と推計
コーポレート・管理部門(経理・IR)500万円〜750万円程度と推計
役員・エグゼクティブクラス900万円〜非公開

給与制度の特徴

有価証券報告書によれば、同社は「明確な給与テーブルを整備したうえで、年度ごとに設定する評価シートの達成度評価結果に基づき、上長による昇給・降給の判定および所定の社内決裁手続きを経て、適正に給与を決定している」としています。評価制度に基づく個人業績連動型の昇給・降給の仕組みを持つ点が特徴です。

年収を見る際の注意点

  • 平均年間給与は従業員13名(うち臨時雇用者平均2名を除く)全体の平均値であり、職種・役職による幅は大きいと考えられます。
  • 職種別年収レンジは公式開示がないため、あくまで業界水準からの推計である点に注意してください。
  • 創業から2025年3月期までは経常赤字が続いていたため、賞与・インセンティブの支給実績は年度によって変動してきた可能性があります。
  • 上場後は公募増資による資金調達を予定しており、処遇制度が変更される可能性があります。
  • 管理職の女性比率や男女間賃金差異については、法定開示義務の対象外として有価証券報告書上は記載が省略されています。
20〜30代のキャリア相談(無料)→

MabGenesis株式会社の働き方・福利厚生

勤務時間や休日制度、リモートワークの可否について、公式サイトおよび有価証券報告書(Ⅰの部)に具体的な記載は確認できませんでした。以下は一般に開示されている組織運営方針と、同業の創薬ベンチャー企業に共通する傾向を踏まえた記載です。

  • 勤務時間・休日:公表情報なし。研究開発職は実験スケジュールに応じた勤務になりやすい業態です。
  • リモートワーク:公表情報なし。実験・分析業務が中心の研究職はラボ出社が前提になると想定されます。
  • 評価制度:年度ごとの評価シートに基づく達成度評価と、それに連動した昇給・降給判定の仕組みがあることが有価証券報告書で開示されています。
  • 労働組合:結成されていないものの、「労使関係は円満に推移している」と有価証券報告書に記載されています。
  • 社会保険:株式会社として法定の社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)への加入が前提と考えられますが、個別の制度詳細は非公開です。
  • 研究環境:自社の抗体ライブラリーを用いた研究開発に加え、CRO(医薬品開発業務受託機関)や大学との共同研究体制を活用しており、外部機関と連携しながら研究を進める環境です。
  • 産学連携プログラム:宮崎大学・名古屋大学との共同研究講座を通じて、大学研究者との協働機会があります。
  • その他の福利厚生:住宅手当・退職金制度・ストックオプション制度の有無など詳細は公式情報として確認できず、非公開です。
  • 勤務地:本社は神奈川県横浜市港北区新横浜(新横浜駅周辺)にあり、創業時の東京都中央区から2020年1月に移転しています。拠点が本社1拠点である可能性が高く、支社・研究所の分散状況については公式情報での確認はできませんでした。
  • 育児・介護等の制度:従業員数13名という規模のため、育児・介護休業制度の利用実績や運用実態について公式開示はなく、非公開です。

一般論として、上場準備期のバイオベンチャーは、制度の整備よりも事業成長と上場対応を優先する傾向があり、福利厚生制度は上場後に段階的に拡充されるケースが少なくありません。MabGenesisについても、2026年11月の上場・組織拡大のタイミングで制度面の見直しが進む可能性はありますが、現時点での具体的な計画は公式情報として確認できていません。

注意点

従業員数13名という小規模組織であるため、制度化された福利厚生よりも個別対応・裁量の大きさが働き方の実態に近いと考えられます。応募を検討する際は、面接・面談の場で勤務体系や評価制度の運用実態を具体的に確認することを推奨します。

MabGenesis株式会社の社風・カルチャー

一言で表すなら「アカデミア発の専門特化型創薬チーム」

MabGenesisは、大学発の抗体取得技術を事業化するために設立された経緯から、研究者としての専門性と事業としてのスピード感の両立を志向する組織と考えられます。平均年齢47.8歳という数値は、若手中心ではなく経験豊富な専門人材を中途採用で集めてきたことを示唆しています。

有価証券報告書では人材戦略の基本方針として「専門人材の確保・育成」と「組織能力の向上」を掲げ、研究開発部門では専門人材の採用・育成や外部機関との連携による専門性向上を、事業推進・管理部門では事業提携推進や経営管理体制強化を担う人材の確保・育成に取り組むとしています。

評価される人物像

  • 抗体創薬・分子生物学領域での専門知識と実務経験を持つ人
  • 大学・CROなど社外のステークホルダーと円滑に連携できる人
  • 複数の共同研究プロジェクトを同時並行でマネジメントできる人
  • 海外の動物用医薬品企業とのコミュニケーション・契約交渉に対応できる語学力・交渉力を持つ人
  • 少人数組織の中で、職務範囲にとらわれず主体的に動ける人

表面的なイメージと実態の差

「創薬ベンチャー」と聞くと、ヒト用新薬開発のような長期・高リスクな研究開発をイメージしがちですが、MabGenesisは動物用医薬品に特化し、非臨床段階までを自社が担い、以降の開発・上市はパートナー企業に委ねる分業型のビジネスモデルを採っています。実際の業務は、臨床試験の長期プロジェクト管理よりも、抗体取得研究とパートナー企業との共同研究マネジメント・事業開発活動が中心になると考えられます。

また「ペット向け」という事業領域から親しみやすい印象を持たれることもありますが、実態は大手動物用医薬品企業を相手にしたB2Bのライセンスビジネスであり、契約交渉や研究データの品質管理など、専門性とシビアさが求められる業務が中心である点も理解しておく必要があります。

MabGenesis株式会社の転職難易度

難易度:B級

MabGenesisは従業員13名という小規模組織であり、採用枠自体が限られています。公式サイト上に常設の採用ページ・求人情報は確認できず、募集ポジションや募集時期は非公開です。一方で、求められる専門性(抗体創薬、分子生物学、動物用医薬品の事業開発など)は高く、未経験からの応募は難しい領域と考えられます。

ただし、2026年11月の上場と公募増資を控えていることから、今後は研究開発・事業開発・コーポレート機能の強化に向けた採用が行われる可能性があります。専門性を持つ人材にとっては、情報収集とタイミング次第でチャンスをつかめる環境といえます。

理由1. 採用母数が極めて少ない

従業員13名という規模のため、年間の採用人数自体が少なく、ポジションが空くタイミングも限られます。

理由2. 専門性のハードルが高い

抗体医薬品の研究開発、動物用医薬品業界での事業開発、薬事・知財といった専門知識や実務経験が求められる職種が中心であり、未経験者が応募できるポジションは限定的と考えられます。

理由3. 公開求人情報が少ない

公式サイトに採用専用ページが確認できず、募集状況は非公開です。転職エージェントや人材紹介会社経由での非公開求人として展開されている可能性があり、情報収集のルートを複数持つことが重要です。

20〜30代のキャリア相談(無料)→

MabGenesis株式会社に向いている人

タイプ1. 抗体創薬・分子生物学の専門性を持つ研究者

自社の抗体ライブラリーや抗体単離技術に関わる研究開発に強みを発揮できる人材は、同社の中核事業に直接貢献できます。

タイプ2. グローバルな事業開発・アライアンス経験者

海外の動物用医薬品大手との契約交渉やプロジェクトマネジメントに携わりたい人にとって、実際にグローバル企業との契約実績がある同社は実践の場になり得ます。

タイプ3. 大学発シーズの事業化に関心がある人

アカデミアとの共同研究講座を通じた産学連携の枠組みに関心があり、研究と事業の橋渡し役を担いたい人に向いています。

タイプ4. 少人数組織で裁量を持って働きたい人

従業員13名という規模感から、一人ひとりの担当範囲が広く、意思決定のスピードも速い環境です。大企業的な分業よりも裁量の大きさを重視する人に向いています。

タイプ5. 上場準備期の成長企業に初期メンバーとして関わりたい人

2026年11月の上場を控え、組織拡大が見込まれるタイミングです。上場前後のフェーズに参画することで、企業の成長過程に深く関わりたい人に適しています。

MabGenesis株式会社に向いていない人

以下は批判ではなく、ミスマッチを防止するための客観的な情報整理です。

  • タイプ:安定した大企業的な制度・福利厚生を重視する人 — 従業員13名の小規模組織であり、制度化された福利厚生よりも個別対応が中心と考えられます。
  • タイプ:未経験から研究開発職へ転向したい人 — 抗体創薬・分子生物学の専門知識が求められるポジションが中心で、未経験者向けの育成枠は限定的と考えられます。
  • タイプ:安定志向でハイリスクな投資・事業変動を避けたい人 — 2025年3月期まで経常赤字が続いていた経緯があり、創薬ベンチャー特有の業績変動リスクが存在します。
  • タイプ:決まったマニュアル通りの業務を好む人 — 少人数組織かつ研究開発型の事業のため、業務範囲が流動的で、自ら考えて動く姿勢が求められます。
  • タイプ:特定分野に関わらず幅広い業界で経験を積みたい人 — ペット用抗体医薬品という専門領域に特化した事業であり、汎用的なキャリア形成を志向する人にはミスマッチの可能性があります。

MabGenesis株式会社の選考対策

対策1. 抗体医薬品・分子生物学の専門知識を整理する

研究職での応募を検討する場合、抗体ライブラリー構築やモノクローナル抗体単離技術など、同社の中核技術領域に関する基礎知識と自身の研究実績を具体的に説明できるよう準備しましょう。

対策2. 動物用医薬品業界の動向を把握する

Zoetis、MSD Animal Health、Boehringer Ingelheim Animal Healthなど大手動物薬企業の動向や、ペット用抗体医薬品市場の成長性について理解を深めておくと、事業への理解度をアピールできます。

対策3. 事業開発職は契約・アライアンス実務の経験を言語化する

共同研究契約やライセンス契約の交渉・管理経験がある場合は、契約条件の設計や進捗管理、海外パートナーとのコミュニケーション経験を具体的なエピソードとして整理しておきましょう。

対策4. 小規模組織での就業に対する適性を伝える

従業員13名という組織規模を踏まえ、幅広い業務範囲への対応力や、不確実性の高い環境でも主体的に動ける姿勢を具体的な経験とともに伝えることが重要です。

対策5. 上場準備期の企業としての関心を示す

2026年11月の上場を控えた成長フェーズにあることを踏まえ、なぜこのタイミングで同社に関わりたいのか、どのような貢献ができるのかを明確に言語化しておくことが評価につながると考えられます。

対策6. 情報収集のルートを複数持つ

公式サイトに常設の採用ページが確認できないため、募集状況は非公開求人として展開されている可能性があります。バイオ・創薬領域に強い転職エージェントや人材紹介会社に登録し、非公開求人情報を早期にキャッチできる体制を整えておくことをおすすめします。研究開発職での応募を考えている場合は、研究開発職への転職で求められる一般的なスキル・経験の整理も参考にしてください。

MabGenesis株式会社への転職で評価されやすい経験

  • 抗体医薬品・モノクローナル抗体に関する研究開発経験
  • ファージディスプレイ法など抗体ライブラリー構築技術の実務経験
  • 分子生物学・タンパク質工学分野での研究実績
  • 動物用医薬品業界での勤務経験(製薬会社・動物薬メーカーなど)
  • 大学・研究機関との共同研究のマネジメント経験
  • CRO(医薬品開発業務受託機関)との協業経験
  • 海外企業との契約交渉・アライアンス構築の実務経験
  • ライセンスアウト・ライセンスイン業務の経験
  • 創薬ベンチャーまたはバイオテック企業での勤務経験
  • 薬機法・知的財産(特許)に関する知識や実務経験
  • IR・資金調達に関わるコーポレート業務の経験(上場準備経験があればなお可)
  • 英語での技術文書作成・コミュニケーション能力
  • プロジェクトマネジメント経験(複数プロジェクトの並行管理)
  • スタートアップ・少人数組織での就業経験

特に評価されやすいのは、抗体医薬品の研究開発実務経験と、動物用医薬品業界またはグローバル製薬企業とのアライアンス・契約実務の経験です。

20〜30代のキャリア相談(無料)→

よくある質問(FAQ)

MabGenesis株式会社はどんな事業をしている会社ですか?

イヌ・ネコ用の抗体医薬品を研究開発する創薬ベンチャーです。自社で構築した「完全イヌ型」「完全ネコ型」の抗体ライブラリーを用いて開発候補抗体を取得し、開発・製造・販売はCeva Santé Animale、Virbac、日本曹達、共立製薬などの動物用医薬品大手にライセンス導出するビジネスモデルを採っています。

MabGenesis株式会社はいつ上場しますか?

2026年9月28日付で東京証券取引所から新規上場が承認され、2026年11月2日に東証グロース市場へ上場予定です(証券コード653A)。上場日程は今後変更される可能性もあるため、最新情報は東京証券取引所の公表資料で確認することをおすすめします。

MabGenesis株式会社の年収はどのくらいですか?

有価証券報告書(Ⅰの部)によれば、2026年8月31日現在の平均年間給与は約536万9,903円です。従業員数が13名と少なく職種別の給与は公表されていないため、本記事で示した職種別レンジはあくまで業界水準からの推計です。

MabGenesis株式会社への転職難易度は高いですか?

従業員13名という小規模組織で採用枠自体が少なく、抗体創薬・分子生物学分野の専門性が求められるため、未経験からの応募は難しい領域です。一方で上場・組織拡大のタイミングでは採用が動く可能性があり、本記事では難易度を「B級」と評価しています。

MabGenesis株式会社に未経験でも応募できますか?

研究開発職は抗体創薬・分子生物学の専門知識と実務経験が求められるポジションが中心のため、未経験からの応募は難しいと考えられます。一方で事業開発・コーポレート機能については、業界経験や語学力、少人数組織での適応力次第で検討の余地があります。

MabGenesis株式会社の採用情報はどこで確認できますか?

本記事執筆時点で、公式サイトに常設の採用専用ページは確認できていません。募集ポジションや応募方法については、バイオ・創薬領域に強い転職エージェントや人材紹介会社を通じた非公開求人として展開されている可能性があり、複数の情報収集ルートを持つことをおすすめします。

MabGenesis株式会社はリモートワークに対応していますか?

リモートワークの可否について公式サイト・有価証券報告書(Ⅰの部)に具体的な記載は確認できませんでした。実験・分析業務が中心の研究職はラボ出社が前提になりやすい一方、事業開発・管理部門の在宅勤務可否は非公開です。応募前に面接・面談で確認することをおすすめします。

まとめ

MabGenesis株式会社は、イヌ・ネコ用抗体医薬品という専門領域に特化し、大学発の技術を基盤に大手動物用医薬品企業との共同研究・ライセンス契約を積み重ねてきたバイオベンチャーです。2026年3月期に創業来初の黒字化を達成し、2026年11月には東証グロース市場への上場が予定されています(証券コード653A)。

従業員13名という小規模組織であり、転職市場での知名度や公開求人の数は多くありません。一方で、専門性の高い研究開発・事業開発人材にとっては、グローバル企業との契約実績がある希少な技術基盤に携わり、上場準備期という成長フェーズに初期メンバーとして関わることができるタイミングでもあります。

応募を検討する際は、本記事で紹介した有価証券報告書ベースの客観情報を踏まえつつ、実際の募集ポジションの詳細や職場環境については、転職エージェントや選考プロセスを通じて直接確認することをおすすめします。

専門性を活かせるフィールドを探している方にとって、MabGenesisのような専門特化型のバイオベンチャーは、キャリアの選択肢の一つとして検討する価値があるといえるでしょう。