株式会社グロービスは1992年に堀義人氏が設立した、日本を代表する経営教育・人材育成のリーディングカンパニーです。「経営に関するヒト・カネ・チエの生態系を創る」というビジョンを掲げ、MBAプログラム・法人向け研修・EdTechプラットフォーム・ベンチャーキャピタルという4つの事業を一体として展開しています。連結従業員数は1,033名(2026年4月時点)と比較的コンパクトながら、事業影響力はその規模をはるかに超える広がりを持ちます。
転職市場においてグロービスは「自らも経営人材として高みを目指せる職場」として人気が高く、コンサルタント・営業・マーケター・エンジニアなど多様な職種から志望者が集まります。法人向けコンサルタントの年収は600万〜900万円水準とされており、経営教育業界としては際立って高い水準です。また、グロービス経営大学院の受講支援・海外留学支援など、社員の学習機会への投資は業界トップクラスです。
転職難易度は「高め」と評価されます。スキル・実績だけでなく「なぜ経営教育なのか」「グロービスでなければならない理由は何か」という志の深さと言語化力が問われるため、優秀な人材でも選考通過は容易ではありません。本記事では転職エージェントの視点から、グロービスの事業内容・強み・年収・社風・選考対策を詳しく解説します。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社グロービス |
| 英語名 | GLOBIS Corporation |
| 設立 | 1992年4月 |
| 代表者 | 堀義人(代表取締役)/ 田久保善彦(グロービス経営大学院 学長) |
| 本社 | 東京都千代田区二番町5-1 住友不動産麹町ビル |
| 資本金 | 非公開(株式会社・非上場) |
| 従業員数 | 連結1,033名(2026年4月時点) |
| 上場区分 | 非上場(株式会社) |
| 売上高 | 非公開(推計数十億〜百億円規模) |
| 平均年収 | 600〜900万円(法人コンサルタント職)、500〜800万円(管理部門) |
| 平均年齢 | 30代中盤程度(推計) |
| 事業内容 | MBA教育・法人向け研修・EdTech(GLOBIS学び放題)・ベンチャーキャピタル |
グロービスは非上場企業であるため、売上高・利益等の詳細な財務情報は公開されていませんが、グロービス経営大学院の学生数・法人クライアント数・投資先企業数などから事業規模を推し量ることができます。グロービス経営大学院は国内最大規模のMBAプログラムを運営しており、累計修了者・在学生が日本の経営人材エコシステムを支えています。
グロービスグループの強みは、単体事業ではなく「ヒト(人材育成)・カネ(VC投資)・チエ(知見・コンテンツ)」という3要素が連動した生態系にあります。人材育成で培ったコンテンツ・知見をVC投資先の経営支援に活用し、投資先企業の成長が新たなケーススタディとなりMBA教育に還元されるという好循環を構築しています。
主な事業内容
グロービスの事業は表面上は「経営教育」に集約されますが、実態は個人向けMBA・法人向け研修・BtoCデジタル・VC投資と多岐にわたります。それぞれの事業が顧客・収益モデル・成長ステージを異にしており、職種・配属先によってグロービス社内でも全く異なる業務環境が広がっています。
共通するのは「経営人材の育成・支援」というミッションです。すべての事業が「日本の経営力を高める」「社会に良いインパクトを与える人材・企業を生み出す」という目的に収束しており、この大義への共感が組織の求心力となっています。
MBA教育(グロービス経営大学院)
グロービス経営大学院は国内最大規模のMBAプログラムであり、東京・大阪・名古屋・仙台・福岡などで開講しています。英語MBAコースもあり、多様なバックグラウンドを持つ社会人に経営の理論と実践を提供しています。カリキュラムはケースメソッドを中心に、リーダーシップ・戦略・マーケティング・財務など経営の全体像をカバーしています。
在学生・修了生のネットワーク(グロービス・アルムナイ)は数万人規模に達しており、ビジネスコミュニティとしての価値も高く評価されています。グロービスへの転職者の中には、大学院の修了生が社員として加わるケースも多く、学び手として・社員として双方向の接点を持てるユニークな職場です。
法人向け人材・組織開発(グロービス・コーポレート・エデュケーション)
大手企業・中堅企業を対象とした法人向け研修・人材開発コンサルティングがグロービスの収益の主軸の一つです。経営層向けエグゼクティブプログラム・次世代リーダー育成・管理職研修・新入社員研修など幅広いラインアップを持ち、数百社以上の企業と継続的な取引関係を構築しています。
クライアント企業の人事・経営課題を深く理解した上で最適なプログラムを設計・提供するコンサルタント職は、高い知識水準と提案力が求められる分、給与水準も業界上位です。この職種への転職希望者はグロービス採用の中でも特に多く、選考競争率が高くなります。
EdTech(GLOBIS学び放題)
GLOBIS学び放題は、経営・ビジネス・リベラルアーツなどの動画学習コンテンツを月額定額で提供するBtoCサブスクリプションサービスです。スマートフォン・PCで場所を選ばず学べる手軽さと、グロービスが蓄積した高品質な経営知見コンテンツが強みです。
法人向けに福利厚生・社員研修の一環としてGLOBIS学び放題を導入する企業も増えており、BtoBとBtoCの両方の側面を持ちます。デジタルマーケティング・プロダクト開発・UX設計など、EdTech領域でのスキルを持つエンジニア・マーケターの採用ニーズが伸びています。
ベンチャーキャピタル(グロービス・キャピタル・パートナーズ)
グロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP)は、独立した存在として日本有数のベンチャーキャピタルファームとして機能しています。スタートアップへの投資・バリューアップ支援を行うとともに、投資先企業の経営人材に対してグロービスの教育コンテンツや人材ネットワークを活用した支援を提供します。
VC部門への転職はキャリアとしての希少性が高く、採用ハードルも相応に高いですが、起業・スタートアップ支援に関心のある人材にとっては理想的な環境です。
グロービスの強み
強み1. MBA×法人研修×EdTech×VCという独自エコシステム
世界的に見ても、MBA大学院・法人研修・EdTechサービス・VCファンドを一体で運営している企業グループは希少です。この4者が連携することで、個人の学びから企業の変革・スタートアップの成長まで、経営に関するあらゆるフェーズをカバーするエコシステムが機能しています。
転職者にとっての意義は、単一事業会社では得られない幅広い視野と人脈を得られる点です。法人コンサルタントとしてクライアントを支援しながら、MBA大学院で自ら学ぶことができ、投資先スタートアップの経営実態にも触れるという多重的な学習環境は他に類を見ません。
強み2. 堀義人氏のビジョナリーリーダーシップとブランド
1992年の創業以来30年以上にわたってグロービスを率いてきた堀義人代表のリーダーシップは、組織の根幹に深く根付いています。自ら執筆・登壇・SNS発信を続け、経営教育界のオピニオンリーダーとして社会的発信力を持つ堀氏の存在は、グロービスブランドの強力な牽引役です。
組織として見ると、創業者のビジョンと熱量が全社に伝播しており、使命感の強いメンバーが集まる文化につながっています。転職者にとっては「志の高い集団に身を置ける」という点が精神的な充実をもたらしやすい環境です。
強み3. 圧倒的な経営知見の蓄積とコンテンツ資産
グロービスが30年以上かけて蓄積してきた経営ケーススタディ・フレームワーク・教材・動画コンテンツは、他社が短期間で模倣できない知的資産です。GLOBIS学び放題の数百本以上のコンテンツ、グロービス経営大学院のカリキュラム、法人向けプログラムの設計知見は独自の競争優位を形成しています。
転職者が社員として働く中で、この知的資産に常にアクセスできる環境は自己成長の観点でも非常に価値が高いです。自分が提供するサービスの品質を実感しながら、自らも顧客と同様に学び続けられる稀有な職場環境です。
強み4. 国内最大のMBAネットワークと修了生コミュニティ
グロービス経営大学院の累計修了生・在学生は数万人規模に達しており、日本の経営人材の一大コミュニティを形成しています。大手企業の幹部・スタートアップ創業者・政府機関の要職など、多様なフィールドで活躍するOBOGネットワークを持つことは、法人営業・採用・新規事業開発などあらゆる業務で強力な資産となります。
転職者にとっては、入社することで自動的にこのネットワークにアクセスできる点が大きな付加価値です。グロービスで得た人脈は、仮に将来転職・起業した場合にも長く活きる財産となります。
強み5. 社員の成長を徹底支援する学習環境
グロービス経営大学院の受講支援制度・海外短期留学プログラム・書籍購入補助・外部セミナー参加支援など、社員自身の学習への投資が手厚いことはグロービスの特徴的な強みです。「経営教育の会社」だからこそ、自社の社員教育に本気で向き合う文化があります。
学び好きな人材にとって、最高水準の学習環境が業務傍らに整備されていることは大きな魅力です。社員自身がグロービスのサービスを体験しながら自己成長できるという好循環は、他の業界・企業では得にくい働き方です。
強み6. 日本の経営課題解決という大義への共感
「日本の経営力を高める」「社会にポジティブなインパクトを与える」という大義は、グロービスを選ぶ社員の多くが共有する動機です。個人の利益だけでなく社会への貢献という視点でキャリアを考えている人材にとって、グロービスの存在意義は強い共鳴をもたらします。
グロービスの年収事情
グロービスは非上場企業のため有価証券報告書による年収の公式開示はありませんが、公開求人情報・口コミサイト・転職エージェントの情報を総合すると、職種別に以下のような水準と考えられています。
法人向けコンサルタント職は経営教育業界としては高水準の報酬体系であり、キャリア・実績次第で700万〜1,000万円を超える事例もあります。
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 想定年収レンジ |
|---|---|
| 法人向け人材・組織開発コンサルタント | 600〜900万円 |
| 法人営業(大手企業開拓) | 550〜800万円 |
| BtoBデジタルマーケター | 500〜750万円 |
| GLOBIS学び放題プロダクトマネージャー | 600〜900万円 |
| エンジニア(EdTechプロダクト開発) | 550〜850万円 |
| グロービス経営大学院 教員・スタッフ | 450〜700万円 |
| 経営企画・コーポレート | 500〜750万円 |
| 人事・採用 | 450〜650万円 |
給与制度の特徴
グロービスは年俸制を採用しており、半期ごとの評価に基づいたパフォーマンス連動型の報酬体系を持っています。プロフィットシェアリング制度があり、会社業績および個人貢献度に応じた変動報酬が上乗せされる仕組みです。固定給と変動報酬のバランスは職種・グレードによって異なります。
昇給・昇格の機会は年1〜2回の評価サイクルで設けられており、成果主義的な側面が強いです。実力があれば年次に関わらず早期に高処遇を実現できる一方、成果が出なければ昇給が止まることもあり、自律的なキャリア形成が求められます。
年収を見る際の注意点
- 求人票の「年収例」には優秀な実績者の水準が示されている場合があり、入社時の水準は前職や経験によって異なる
- プロフィットシェアリング等の変動報酬が含まれる場合、年によって総支給額が変動する
- コンサルタント職と管理部門職では同じグレードでも年収レンジが異なる場合がある
- グロービス経営大学院の受講支援制度は金銭的価値換算で大きな福利厚生に相当する
- 外資系・大手IT企業と比較すると同水準〜やや低い場合もあるが、学習機会・成長環境を加味すると総合的な魅力は高い
グロービスの働き方・福利厚生
勤務時間・休日制度
フレックスタイム制度を採用しており、コアタイム(一般的に10〜15時程度)を設けつつ出退勤の柔軟な調整が可能です。年間休日は125日前後で、夏季・年末年始の休暇も確保されています。法人研修の現場対応・大学院の開講スケジュールに合わせた業務がある職種では、土日・夜間に業務が発生する場合もあります。
有給休暇の取得推進も進んでおり、自律的に休暇を取得する文化があります。「成果を出せば柔軟に休める」という文化は、高いモチベーションを持って働く人材に向いている環境です。
働く場所・リモートワーク
コロナ禍以降、リモートワーク制度が整備され、職種によってはフルリモートに近い形での勤務も可能です。コンサルタント職はクライアント先への訪問・研修当日の対面対応が必要なため、完全テレワークは難しい面があります。東京本社のほか、大阪・名古屋・仙台・福岡などに拠点があります。
主な福利厚生
- 各種社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
- グロービス経営大学院 受講支援制度(学費補助)
- 海外短期留学支援プログラム
- 書籍購入補助制度
- 外部セミナー・研修受講支援
- GLOBIS学び放題 利用無料(社員特典)
- 育児休業・育児短時間勤務制度
- 介護休業制度
- フレックスタイム制度
- 在宅勤務・リモートワーク制度
- 定期健康診断・各種健康管理支援
- 慶弔見舞金制度
働き方を見る際の注意点
グロービスの働き方は「成果で評価される自律型」の色が強く、サポートを待つスタイルよりも自ら課題を見つけて動くスタイルが求められます。入社後のオンボーディングや上司からのマネジメントは存在しますが、受け身でいると埋もれやすい環境でもあります。「自分でキャリアを切り開く覚悟」を持って入社することが重要です。
グロービスの社風・カルチャー
一言で表すなら「志と実力のある人間が本気で経営課題と向き合う場所」
グロービスの社風を一言で表すと、「高い志と知的好奇心を持つ人間が、お互いに磨き合いながら社会課題と向き合う場所」です。経営教育という知的産業の性質上、「考える力・伝える力・実行する力」を持つ人材が集まり、ディスカッションや議論が活発な文化があります。
評価される人物像
グロービスで高く評価される人物像は「自ら学び、自ら考え、自ら動く人」です。与えられたタスクをこなすだけでなく、クライアントの潜在課題を発見し、解決策を自分で考えて提案し、実行まで責任を持てる自律性が重視されます。また、「なぜ経営教育なのか」という志が明確で、社会に対するインパクトを意識しながら働ける人材が長期的に活躍する傾向があります。
表面的なイメージと実態の差
グロービスは「経営教育企業」というイメージから、落ち着いた学術的な職場を想像する人も多いですが、実態は成果を強く求める営業・コンサルティング文化が根付いています。法人コンサルタント職では明確なKPIと成果目標があり、数字への責任は明確です。
また「社長が有名でカリスマ組織」というイメージもありますが、現場の判断は各メンバー・チームに委ねられており、自律性を持って動ける環境が整っています。「有名な会社だから安定して働ける」という発想では活躍が難しく、「大義と実力で切り開く」というマインドが求められます。
グロービスの転職難易度
難易度:A〜B級(志の言語化と即戦力スキルの両方が必要)
グロービスの転職難易度は全体としてA〜B級と評価されます。スキル・経験のスクリーニングに加え、「なぜ経営教育なのか」「なぜグロービスでなければならないのか」という志と動機の深さが問われるため、単に優秀な転職者でも選考通過が保証されるわけではありません。
特に法人コンサルタント・営業職は採用基準が高く、コンサルティングファームや法人営業での実績を持つ優秀な候補者が集まる中での競争になります。EdTechエンジニア・プロダクトマネージャー職はIT・デジタル企業での実績が問われ、論理思考力と技術力の両方が確認されます。
理由1. 「志の深さ」が選考の実質的なフィルターになる
グロービスの選考プロセスでは、経歴・スキルだけでなく「なぜ経営教育に情熱を注ぐのか」「自分の志とグロービスのビジョンはどう接続するか」という問いへの答えが問われます。この問いへの回答が浅いと、スキルがあっても不合格になるケースが多く報告されています。
理由2. 高い論理思考力と表現力が求められる
グロービスは「伝える力」を重視する企業文化があり、選考においても論理的に考え、明確に言語化・説明する能力が試されます。書類選考でのエッセイ・面接でのディスカッション・プレゼン課題など、多角的に思考力・表現力が評価されます。
理由3. 即戦力水準のドメイン知識と実績が必要
法人コンサルタント職では人材育成・組織開発・HRテック等の実務経験、EdTech職ではデジタルプロダクト開発・グロースハックの実績が求められます。未経験領域への挑戦は評価される場合もありますが、原則として即戦力として貢献できる経験とスキルが選考の前提条件になります。
グロービスに向いている人
1. 「日本の経営力向上」という大義に共鳴できる人
グロービスのビジョンに心から共鳴し、自分の仕事を通じて社会にポジティブなインパクトを与えることに喜びを感じられる人は、グロービスに最もフィットする人材です。志が高く、使命感を持ちながら働くことができる人材が長期的に活躍します。
2. 自らも経営人材として成長し続けたい人
グロービスで働きながらMBAを学び、自身の経営知見を深めながらキャリアを積みたいという学習意欲が高い人に向いています。「働きながら学ぶ」環境を最大限に活用できる好奇心旺盛な人材が輝ける場所です。
3. 論理×熱量で相手を動かすことができる人
コンサルタントとして、あるいは営業として、クライアントの経営課題を論理的に分析し、解決策を熱意を持って提案・実行できる人材はグロービスが求めるプロファイルに合致します。
4. 変化を楽しみ、新しい事業領域に挑戦できる人
EdTechの拡大・グローバル展開・新規事業など、グロービスは常に新しい挑戦をしている企業です。変化を恐れずに前向きに取り組める人材が、組織の成長とともに自分も成長できる環境です。
5. 経営・HR・組織開発のプロフェッショナルを目指す人
人材育成・組織開発・リーダーシップ開発というテーマを自分の専門領域として深めたいHRプロフェッショナル志向の人は、グロービスで最高の実践環境を得ることができます。
グロービスに向いていない人
向いていない人をお伝えするのは批判ではなく、入社後のミスマッチを防ぐためです。
- タイプ1: 年収・待遇のみを重視する人 — グロービスは経営教育への志と実力がセットで求められる職場です。報酬最大化が主目的の人は、外資系金融・コンサルの方が合っている場合が多いです。
- タイプ2: 指示を待つマネジメントスタイルを好む人 — 自律性と主体性が強く求められる職場であり、細かいマネジメントや指示待ち文化ではありません。
- タイプ3: 安定した大企業的な環境を求める人 — グロービスは成長ベンチャーに近い組織文化を持ちます。制度・プロセスの安定を重視する人には窮屈に感じる場合があります。
- タイプ4: 「経営教育」という分野への関心が薄い人 — 提供するサービスへの理解と愛情がなければ、クライアントへの本物の価値提供は難しくなります。
- タイプ5: 完全なワークライフバランス優先の人 — 高い成果目標とパフォーマンス文化の中で、柔軟性はあるものの高い仕事密度が求められます。
グロービスの選考対策
1. 「志のエッセイ」に全力を注ぐ
グロービスの選考ではエッセイ・志望動機書を重視する文化があります。「なぜ経営教育なのか」「自分のビジョンとグロービスのミッションはどう接続するか」を、抽象的なスローガンではなく具体的な経験・エピソード・数字を交えて説明できるよう、何度も書き直して完成度を高めてください。
2. グロービスのコンテンツを実際に体験する
GLOBIS学び放題の無料体験やグロービス経営大学院の公開講座に参加し、グロービスのコンテンツ・教育スタイルを自分自身で体験しておくことが重要です。実体験に基づいた志望動機は説得力が格段に増し、選考官にも刺さりやすくなります。
3. 「クライアントの経営課題をどう解決したか」を具体的に準備する
コンサルタント・営業志望の場合、過去の仕事で直面したクライアントの課題と、どのような提案・実行で解決したかを構造的に説明できるようにしておきましょう。STAR(状況・課題・行動・結果)形式で整理し、数値的な成果も含めて語れる状態にしておくことが重要です。
4. ケースメソッド・ディスカッション形式の面接に備える
グロービスの選考では、ビジネスケースに対する考え方を問う設問やグループディスカッションが行われることがあります。論理的思考力・結論ファーストの説明力・他者の意見を踏まえて建設的に議論する能力を磨いておきましょう。
5. 「なぜ今か」「なぜ今の会社では実現できないか」を言語化する
グロービスへの転職タイミングと、現職では実現できない理由を明確にしておくことが選考を通じて問われます。「現職のキャリアに限界を感じたから」という後ろ向きな動機より、「グロービスでしかできないミッションがある」という前向きな言語化が評価されます。
6. リファレンス・推薦者の活用を検討する
グロービスのアルムナイ(MBA修了生・元社員)とのネットワークを持っている場合、リファレンス・内部推薦を通じた接点が選考に有利に働くことがあります。転職エージェント経由の場合も、グロービス案件に精通したエージェントを選ぶことで有用な情報・サポートが得られます。
グロービスへの転職で評価されやすい経験
- 法人向け人材開発・組織開発・HRコンサルティングの提案・実行経験
- 経営コンサルティングファームでのプロジェクトマネジメント実績
- 大企業の人事・タレントマネジメント・研修企画の実務経験
- BtoB法人営業での新規開拓・提案型営業の成果実績
- EdTech・SaaSプロダクトの開発・グロースマーケティング経験
- Webマーケティング(SEO・コンテンツ・有料広告)のKPI達成実績
- MBA(国内・海外問わず)取得・ビジネス教育への深い関心
- 経営企画・事業開発での戦略立案・意思決定支援の経験
- リーダーシップ開発・コーチング・ファシリテーションのスキルと実績
- ベンチャー・スタートアップでの事業立ち上げ・グロース経験
- グロービス経営大学院修了または在学経験(知識・文化理解の観点)
- データアナリティクス・BI活用によるビジネス課題解決の実績
- 英語ビジネスコミュニケーション力(グローバル事業関連職)
特に評価されやすいのは、「人材育成・組織開発のプロとしての実績を持ち、経営課題と人の成長を接続して語れる人材」です。スキルだけでなく、グロービスのミッションへの深い共感とその言語化力が最終的な合否を分けます。
まとめ
グロービスは「経営教育」という明確な使命を軸に、MBA・法人研修・EdTech・VCという独自のエコシステムを構築し、日本の経営人材育成に大きな影響を与え続けている稀有な企業です。1,033名という比較的コンパクトな組織でありながら、その社会的影響力は規模をはるかに超えています。
転職先として選択する最大の理由は「自分自身が経営人材として成長できる環境」にあります。グロービス経営大学院の受講支援・豊富なコンテンツ・高いレベルの同僚集団・多様なクライアント企業との接点は、他の職場では得難い成長機会を提供しています。
一方で、高い志と即戦力スキルの両方が求められる選考は容易ではありません。しかしその難しさを越えて入社した後の成長機会と社会インパクトは、長いキャリアを振り返ったときに大きな財産になるはずです。「経営教育で社会を変えたい」という志がある方は、ぜひグロービスへの挑戦を前向きに検討してみてください。
