株式会社ギフティは、「eギフト」という概念を日本に根付かせた先駆者であり、現在は法人向けデジタルギフト市場でNo.1の実績を誇る東証プライム上場企業です。2010年の設立から15年で、流通額1,047億円(eGift System、2025年12月期)という規模にまで成長しました。

2025年12月期の通期決算では売上高141億円超(前年比+48.1%)、営業利益26億円超(前年比+49.3%増)と高い成長率を維持しており、YouGotaGift(中東・北アフリカ)の子会社化によりグローバル展開も本格化しています。国内のBtoB・BtoG(自治体向け)市場に加え、海外市場でも存在感を高めているフェーズです。

平均年収は有価証券報告書ベースで646〜677万円水準(情報・通信業としては標準〜やや上)とされています。事業自体の将来性と多様なサービス領域が魅力である一方、急成長フェーズゆえのリソース不足感や評価制度の透明性については注意が必要です。本記事では人材エージェントの視点から、ギフティの強み・実態・選考対策まで詳しく解説します。

企業概要

項目内容
会社名株式会社ギフティ(giftee, Inc.)
設立2010年8月10日
代表取締役CEO太田 睦
本社所在地東京都品川区東五反田2-10-2 東五反田スクエア11F
資本金32億8,500万円(2025年12月末現在)
従業員数連結230名程度(2025年12月末現在)
上場区分東証プライム市場(証券コード:4449)
売上高141億4,900万円(2025年12月期・連結)
営業利益26億300万円(2025年12月期・連結)
平均年収646〜677万円(有価証券報告書ベース・諸情報より)
事業内容eギフトプラットフォーム事業(giftee、giftee for Business、eGift System、e街プラットフォーム)

同社は連結子会社11社・持分法適用の関連会社3社を擁するグループを形成しており、マレーシア・ベトナム・インドネシア・UAE・サウジアラビアなどにも拠点を構えています。日本のeギフト市場のリーディングカンパニーとして、2019年に東証マザーズ上場、2020年に東証一部への移行(その後プライム市場へ)を果たしています。

主な事業内容

ギフティの事業は「eギフトプラットフォーム事業」として一本化されており、4つのサービス軸で構成されています。個人向けから法人・自治体向けまで、eギフトの生成・流通・販売をワンストップで提供するビジネスモデルが最大の特徴です。

giftee(個人向けカジュアルギフトサービス)

スマートフォンからLINEやSNSを通じて、コンビニや飲食チェーンのeギフトを手軽に贈れる個人向けサービスです。「誕生日おめでとう」「お疲れ様」といった日常のコミュニケーションを、ギフトで豊かにすることを狙いとしています。会員数は253万人(公開データより)に達しており、ブランドとエンドユーザーをつなぐ重要なプラットフォームとして機能しています。

同時にギフティにとっては、gifteeを通じて蓄積するユーザーデータと行動実績が、法人向けサービスへの提案力に直結するという戦略的な役割も担っています。

giftee for Business(法人向けデジタルギフト)

キャンペーン景品・従業員インセンティブ・株主優待・顧客還元などに活用できる、法人向けのデジタルギフト配布プラットフォームです。導入実績は累計70,000件超(業種は小売・通信・金融・医療・製造など多岐にわたる)で、法人向けデジタルギフト市場でのNo.1実績を持ちます。

eギフトカードやコード形式、物理ギフト(配送ギフト機能)にも対応しており、「デジタルのみ」から「物理配送まで含めたワンストップ」へと提供範囲を拡大しています。小ロットから大ロットまで対応可能で、APIでの連携にも対応しているため、IT企業のキャンペーンシステムへの組み込みにも活用されています。

eGift System(SaaS型eギフト発行・流通システム)

飲食チェーンや小売企業がeギフトを自ら発行・販売・管理できるSaaS型システムです。2025年12月末時点の利用企業数は302社、eギフト流通額は1,047億円(前年比大幅増)に達しています。導入企業は自社サイトやアプリでeギフトを販売できるとともに、ギフティのプラットフォーム(gifteeやgiftee for Businessなど)を通じた流通チャネルにも乗せることができます。

SaaS型のためシステム開発投資なしに導入でき、継続課金モデルによりギフティのストック型収益の柱となっています。コンビニ各社・飲食チェーン・百貨店など大手企業の採用実績も豊富で、事業の参入障壁となる「ブランドラインアップの厚さ」に直結しています。

e街プラットフォーム(自治体向けデジタル地域通貨・商品券)

自治体・地域事業者向けに、デジタル地域商品券・プレミアム付き電子商品券・ふるさと納税(旅先納税)・子育て支援給付券などをSaaS型で提供するプラットフォームです。累計導入実績は226自治体246事業(2025年11月時点)に達しており、デジタル行政・地方創生の分野でも存在感を高めています。

「旅先納税」という観光×ふるさと納税を掛け合わせた独自の仕組みも提供しており、政府の「新しい地方経済・生活環境創生交付金」の優先採択対象にも選ばれています。

海外事業(YouGotaGift・ASEANほか)

2024年にUAE・サウジアラビアでeギフト市場をリードするYouGotaGift.com Ltd.(YGG)の株式91%を約41億円で取得し子会社化しました。YGGの2023年時点のeギフト流通額は約237億円(160百万米ドル)で、中東・北アフリカ市場のリーディングカンパニーです。マレーシア・ベトナム・インドネシアにも拠点を持ち、ASEAN展開も推進しています。

株式会社ギフティの強み

強み1. eギフトの「生成・流通・販売」を一気通貫で提供する唯一無二の構造

ギフティの最大の優位性は、eギフトのバリューチェーン全体を自社で握っている点にあります。ブランド(eGift System)→流通プラットフォーム(giftee / giftee for Business)→消費者(giftee会員)という一気通貫の仕組みにより、ブランド側とユーザー側の双方にリーチできます。

このネットワーク効果は参入障壁として機能します。「取り扱いブランドが多いから個人ユーザーが集まり、ユーザーが多いから法人がギフティを選ぶ」というループ構造で、後発の競合が単機能のサービスで侵食することが難しい構造です。転職者にとっては「業界インフラを作っている」という体験ができる環境であり、マーケット設計・プラットフォームビジネスへの深い理解が得られます。

強み2. 法人向けデジタルギフト市場でのNo.1実績と70,000件超の導入実績

giftee for BusinessはBtoB市場での累計導入事例70,000件超という圧倒的な実績を持ちます。小売・通信・金融・保険・医療・製造など幅広い業種での採用実績があり、「デジタルギフトを活用したインセンティブ施策」のデファクトスタンダードとなっています。

導入事例の積み上げは提案力に直結します。「同業他社での成功事例」「業種ごとの活用パターン」が揃っているため、新規顧客開拓のセールス活動でも競合との差別化がしやすい状況です。転職者にとっては、法人営業・カスタマーサクセス・プランナーいずれの職種でも「営業活動で使えるポートフォリオ」が豊富な環境です。

強み3. SaaSモデルによるストック型収益の安定性

eGift SystemはSaaSとして提供されており、継続課金モデルによるストック収益が積み上がっています。2025年12月期のeGift System流通額は1,047億円に達しており、取引拡大とともに継続的な収益増加が期待できる構造です。

成長企業に多い「単発案件依存型」のビジネスとは異なり、SaaS的な予測可能性がある点は事業安定性において強みです。急成長中のSaaS企業でのビジネス開発・CSM(カスタマーサクセス)経験を積みたいという方には、成長速度と安定性を両立した環境として評価できます。

強み4. 自治体・公共領域でのポジション確立

e街プラットフォームを通じた自治体向け事業は、民間BtoBとは異なる参入障壁と安定性を持ちます。デジタル行政・地域DXの潮流を受け、226自治体246事業という実績は他社が容易には追いつけない公共ブランドの信頼蓄積を意味します。「旅先納税」という独自コンセプトは観光DXという成長市場とも親和性が高く、今後の収益柱の一つとして育ちつつあります。

公共・自治体向けサービスに携わった経験は、ビジネスの複雑性(調達プロセス・法令対応・住民対応)を体験できる点で他社との差別化になります。

強み5. M&A・グローバル展開による次の成長軸

2024年のYouGotaGift子会社化により、中東・北アフリカという高成長市場への足掛かりを得ました。YGGの流通額はすでに237億円規模に達しており、グローバルなeギフト市場での存在感を急速に高めています。国内市場だけでなく「グローバルなeギフトプラットフォーム」への進化を目指す明確な戦略があります。

転職者にとっては、国内事業の成長に加えてグローバル事業展開に関わる機会が生まれており、将来的なキャリアの広がりという観点でも魅力的なフェーズにあります。

強み6. 高い売上成長率と黒字化の両立

M&Aを除くオーガニックの平均売上成長率136%(IPO後複数年平均)という数値は、BtoB SaaS企業として際立って高い水準です。2025年12月期の売上高は前年比+48.1%増でありながら、営業利益率も18%超を確保しています。「成長しながら稼ぐ」という経営の健全性は、急成長系スタートアップにありがちな「赤字垂れ流し型成長」とは一線を画しています。

株式会社ギフティの年収事情

有価証券報告書ベースの全社平均年収は646〜677万円(平均年齢33.1歳程度)です。情報・通信業の平均(概ね580〜620万円水準)と比較するとやや上回る水準ですが、同規模・同成長率のSaaS系スタートアップと比較すると特別に高いという水準ではありません。

職種別の想定年収レンジ

職種例想定年収レンジ
フロントエンドエンジニア450万〜1,000万円
バックエンドエンジニア500万〜1,000万円
インフラ・SREエンジニア500万〜1,000万円
ネイティブアプリエンジニア450万〜1,000万円
セールス(営業)400万〜700万円
プランナー / カスタマーサクセス400万〜650万円
事業開発・アライアンス450万〜750万円
コーポレート(IR・PR・M&A等)400万〜700万円

※上記は公開求人情報・口コミ情報をもとにした目安です。実際の年収はグレード・評価・職種・採用時の交渉によって大きく異なります。

給与制度の特徴

エンジニア職は特に年収レンジが広く、スキルレベルに応じた評価がなされる傾向があります。成長フェーズにある会社のため、入社タイミングやポジション・交渉力が年収水準に大きく影響します。評価制度についてはOpenWork等の口コミに「テーブルが不透明」という指摘もあり、制度の成熟度はまだ発展途上の段階と見ることができます。

年収を見る際の注意点

  • 全社平均は連結230名程度の平均であり、職種・グレード・評価によって実態は大きく異なります
  • 口コミに「評価基準の透明性」に対する懸念が複数あります。入社前に評価制度・昇給サイクルを具体的に確認することを推奨します
  • エンジニア職は市場水準に沿った交渉が行いやすい一方、セールス・コーポレート系は比較的レンジが低い傾向があります
  • 急成長フェーズの企業のため、職種・タイミング・ポジション次第で「市場より低い」と感じるケースと「思いのほか高い」ケースの両方が存在します

株式会社ギフティの働き方・福利厚生

勤務時間・休日

  • 所定労働時間: 一般的な9〜18時台(職種・チームにより異なる)
  • 年間休日: 土日祝日+年末年始(120日前後)
  • リモートワーク: 原則週2回出社(一部職種除く)。ハイブリッド勤務が基本
  • 有給消化率: 77.5%(インターネット業界平均71.2%を上回る水準。OpenWorkより)

育児・ライフイベント対応

育休取得率は男性82%・女性100%、育休後復帰率は男女ともに100%(2024年度実績)と、育児との両立実績が数値として明確に示されています。管理職に占める女性比率も一定以上あり、「女性が働きやすい環境」としての口コミ評価は比較的高いです。

ユニークな制度・ユニークな福利厚生

  • 書籍・セミナー補助: 業務・スキルアップに関連した書籍・セミナー・SaaS開発費用の会社負担
  • 部活動: 公式・非公式含めて多数の部活動が存在
  • 月1回の社内パーティ: 部門横断のコミュニケーション機会
  • 自社サービス利用権利: 一定金額分のeギフト利用
  • オフィス設備: カフェマシン・ビアマシン・リフレッシュスペースなど
  • 社員同士の勉強会: 定期的に開催

働き方を見る際の注意点

リモートワークは整備されているものの、「週2回出社」という方針は固定されており、完全リモートを求める人には向きません。急成長フェーズのため、ポジションによっては人員不足感・多忙感を感じるという口コミもあります。チーム・職種によって働き方の実態に差があるため、カジュアル面談などで職場環境を事前に確認することをお勧めします。

株式会社ギフティの社風・カルチャー

一言で表すなら「好奇心と事業への誠実さを重んじるスタートアップカルチャー」

ギフティは「eギフトを文化に」という姿勢で長期的に市場を育ててきた会社です。創業者の太田睦CEOは「好きを武器に社会を前進させよう」という言葉を発信しており、プロダクトや事業に対する純粋な好奇心・誠実さを大切にする文化があります。

OpenWorkの総合評価は3.45点(5点満点)と大きなプラスでも大きなマイナスでもない水準ですが、個別評価では「風通しが良い」「若くても意見が通る」「思いやりの心がある」というポジティブな声が目立ちます。一方で「評価制度の不透明さ」「急成長期のリソース不足」を指摘する声も存在します。

評価される人物像

  • ギフトや消費者コミュニケーションに対して、自分なりの視点と好奇心を持てる人
  • 「eギフト市場を作る・広げる」というミッションを自分事として捉えられる人
  • 完成されたプロセスに依存せず、曖昧さの中で仮説を立てて動ける人
  • チームのミッションに対して自律的に動ける人
  • 国内外の新規事業・M&Aに対して前向きに関われる人

組織の特徴と注意点

平均年齢33.1歳という若い組織であり、「経営陣との距離が近い」「部門を超えた連携がしやすい」という声がある一方、「まだまだ組織の仕組みが整備されていない部分がある」というリアルもあります。スタートアップ出身者や、成長企業での混乱を楽しめるマインドを持つ人には向いていますが、整備された大企業的な仕組みや、明確なロールディスクリプションを求める人にはギャップが生じやすいです。

株式会社ギフティの転職難易度

難易度:中程度(職種・ポジションによってやや差あり)

理由1. 事業の成長性・ユニークさへの共感度が問われる

ギフティへの転職で最も重要なのは「eギフト市場を大きくしたい」という事業への共感です。市場規模・プロダクトの独自性・社会的意義(地域通貨・自治体DX・ギフト文化の創造)を正確に理解し、その文脈で自分の貢献を語れるかどうかが最初のハードルになります。「SaaSに興味がある」「BtoBビジネスをやりたい」という動機だけでは、面接での深掘りに対応しきれません。

理由2. 職種によってスキル要件・競争率に大きな差がある

エンジニア職(特にバックエンド・インフラ)は市場全体での需要が高く、スキルセットが明確であれば選考の敷居は比較的低い傾向があります。一方、ビジネスサイド(事業開発・プランナー・アライアンス)は業務の抽象度が高く、「自分でゼロから考えて動ける」実績が求められます。過去のキャリアをどれだけ「この会社のフェーズで活かせるか」に変換できるかが鍵です。

理由3. フェーズ感・カルチャーフィットの見極め

ギフティは230名規模の上場企業でありながら、組織・制度は成長フェーズにある側面もあります。「整った環境でスペシャリストとして深めたい」という志向の人よりも、「仕組みを自分で作る側に回りたい」「成長の過程に乗りたい」という志向の人が評価されます。カジュアル面談・複数回の面接を通じて、このフェーズ感への共鳴度が問われます。

株式会社ギフティに向いている人

1. eギフト・ギフティング文化の普及に本気で共感できる人

「贈る・つながる」というギフトの持つ社会的価値に共感し、それをデジタルで実現・拡張することに意欲を持てる人です。「面白い市場だな」という関心だけでなく、「この事業が社会にどんな意味を持つか」まで言語化できる人が評価されます。

2. BtoB SaaSの営業・CS・プロダクト経験を活かしたい人

giftee for BusinessやeGift Systemはどちらも法人向けSaaS型サービスです。SaaSの仕組み・営業プロセス・CSM(カスタマーサクセス)の考え方を理解したうえで、「この市場でさらに成長させたい」という姿勢を示せる人は親和性が高いです。

3. 自治体・公共向けビジネスに関心がある人

e街プラットフォームを通じた自治体DX・地域活性化の分野は、ギフティ独自の成長領域です。自治体営業・パブリック領域の経験、または公共サービスの課題解決に強い関心を持つ人には、民間BtoB×自治体BtoBという希少な経験が積める場となります。

4. 海外・グローバル事業への関心がある人

YouGotaGiftの子会社化によってグローバル展開が本格化したタイミングで、海外事業に携わる機会が生まれています。英語力・グローバルビジネスへの意欲を持つ人には、上場企業でありながら起業家的に動けるポジションが存在します。

5. スタートアップ的な組織で自律的に動きたいエンジニア

「手を動かしつつも事業の成長に直接貢献したい」「プロダクトの意思決定に近い場所で働きたい」というエンジニアには、230名規模のスタートアップ的な組織文化が合っています。技術的なスキルと事業視点を掛け合わせて働ける環境があります。

株式会社ギフティに向いていない人

向いていない人を正直に書くのは「企業を悪く言うため」ではなく、ミスマッチを防ぐための情報として受け取ってください。

  • 制度・仕組みが整備された環境を求める人: まだ成長フェーズの組織であり、「評価制度がわかりやすい」「業務フローが整っている」という環境を求める人にはギャップが生じやすいです
  • 安定した大企業的な働き方を期待する人: 急成長フェーズゆえのリソース不足感・役割の曖昧さを経験する可能性があります
  • ギフト・eコマース・消費者コミュニケーション領域に無関心な人: 事業の性質上、ギフティングや消費者行動への関心がないと業務のモチベーションを維持しにくい場面があります
  • 完全リモートを希望する人: 週2回出社が基本のため、フルリモートを前提に考えている人には合いません
  • 長期的な年功序列的キャリアを求める人: 若い組織・実力主義傾向の文化であり、「年次を重ねれば自動的に上がる」という文化とは異なります

株式会社ギフティの選考対策

1. 4つのサービス軸を理解し、それぞれのビジネスモデルを語れるようにする

giftee(BtoC)・giftee for Business(法人向け)・eGift System(SaaS・ブランド向け)・e街プラットフォーム(自治体向け)という4軸を理解し、「なぜギフティがこれら4つを持つのか」「どうシナジーが生まれているのか」を説明できるようにしてください。公式サイト(giftee.co.jp/service/)とIR資料(決算説明資料)の読み込みは必須です。

2. 応募職種でのギフティへの具体的な貢献を語る

「SaaSが好きです」「成長企業に転職したいです」という水準では選考を通過しません。「前職で培ったXXの経験を、eGift Systemの利用企業数拡大にどう活かすか」「giftee for Businessの競合優位性をどう強化できるか」まで掘り下げた準備が必要です。特に事業開発・セールス・CSM系のポジションでは、この具体性が選考の明暗を分けます。

3. 数字で語る準備をする

ギフティはデータドリブンな組織であり、面接でも「どんな数字の変化を作ったか」「定量的にどう貢献したか」という問いが出ます。自分の過去の仕事を「売上〇%改善」「導入企業数〇社」「チャーン率〇pt改善」など、数値で整理しておいてください。エンジニアであっても「パフォーマンスをどう改善したか」「サービスの信頼性向上に数値でどう貢献したか」を語れると評価が上がります。

4. 「好奇心」と「自律性」をエピソードで示す

ギフティが大切にする人物像のキーワードは「好奇心」と「自律的に動ける」ことです。「自分で課題を発見し、提案し、実行した経験」「既存のやり方に疑問を持って改善に動いた経験」を具体的なエピソードとして準備してください。指示待ちのスタンスや、「会社が環境を整えてくれるのを待つ」という受け身の姿勢は逆効果です。

5. グローバル・新規事業への関心を示す

特に2024年以降、YouGotaGiftの子会社化による海外展開や、M&Aによる新規事業領域への拡大が続いています。「今後のギフティはどこへ向かうと思うか」「海外展開についてどう考えるか」という問いへの自分なりの答えを持っておくと、「事業を一緒に作れる人材」として評価されます。

6. カジュアル面談を積極的に活用する

ギフティの採用プロセスでは、カジュアル面談から始まるケースが多く、技術試験の評価でも「伸びしろを加味する」というスタンスが報告されています。面接は「終始話しやすい雰囲気」という口コミも多く、いきなり圧迫されることは少ないようです。カジュアル面談の場を「情報収集だけ」ではなく「自分のビジョンを語る機会」として活用し、相互理解を深めることが内定への近道です。

株式会社ギフティへの転職で評価されやすい経験

  • SaaS型サービスの営業・カスタマーサクセス・導入支援の経験
  • BtoB向けデジタルギフト・インセンティブ・販促ツールの企画・営業経験
  • 法人向けAPIサービスの営業・アライアンス経験
  • eコマース・D2C・小売プラットフォームでのビジネス開発経験
  • 自治体・公共向けシステム・DXサービスの営業・提案経験
  • キャンペーン設計・マーケティングオートメーション・CRM運用経験
  • バックエンドエンジニア経験(Ruby・Go・PHP・Java等)
  • フロントエンドエンジニア経験(React・Vue.js・TypeScript等)
  • インフラ・SRE・クラウドインフラ(AWS・GCP等)の構築・運用経験
  • ネイティブアプリ(iOS/Android)の開発経験
  • データ分析・BIツール・SQLを活用した業務経験
  • M&A・事業開発・アライアンス推進の経験
  • 海外ビジネス・グローバルなSaaS展開の経験(特に東南アジア・中東)
  • IR・PR・広報の経験(上場企業での情報開示・ブランド管理)
  • 新規サービス・プロダクトのゼロイチ立ち上げ経験

特に評価されやすいのは、「BtoB SaaSの営業またはCSMで、導入社数・継続率・アップセルなど数値ベースで貢献した経験」と「eコマース・消費者向けサービス・マーケティング領域での課題解決経験」です。

まとめ

株式会社ギフティは、eギフトというニッチに見える市場を「日常のコミュニケーションインフラ」として育ててきた企業です。個人向け(giftee)・法人向け(giftee for Business)・ブランド向けSaaS(eGift System)・自治体向け(e街プラットフォーム)という4軸のビジネスは、互いを強化し合うネットワーク効果を生み出しており、2025年12月期の売上高141億円(前年比+48%)・営業利益率18%超という数字に結実しています。

一方で、急成長フェーズの組織として評価制度の透明性・業務フローの整備状況については発展途上の部分があります。「完成された仕組みの中で働きたい」という人よりも、「仕組みを一緒に作る側に回りたい」という人に向いている環境です。

転職を検討するなら、「なぜeギフト市場なのか」「ギフティの4サービスの中でどこに貢献できるか」「グローバル展開やM&Aが加速するこの時期に何をやりたいのか」の3点を明確にしてから選考に臨んでください。

デジタルギフトという成長市場で、インフラを作る側から関わりたいという人にとって、ギフティは独自性の高い経験が積める魅力的な選択肢です。


参照した主な情報源

  • 株式会社ギフティ 公式サイト(giftee.co.jp)・事業紹介ページ
  • 株式会社ギフティ IR情報・決算短信・決算説明資料(2025年12月期通期)
  • 株式会社ギフティ 採用サイト(careers.giftee.co.jp)
  • 有価証券報告書・irbank.net(4449)
  • OpenWork・転職会議(社員口コミ)
  • Geekly・doda・Green(求人情報・年収情報)
  • ネットショップ担当者フォーラム(業績情報)
  • prtimes.jp(プレスリリース・YouGotaGift子会社化)
  • digital-gyosei.com・jt-tsushin.jp(e街プラットフォーム関連)