株式会社フルスピードは、2001年の創業以来20年以上にわたってデジタルマーケティング支援を手がけてきた、業界の老舗的存在です。SEOコンサルティングで累計5,500社以上の導入実績を持ち、世界で60万人が活用するSEO分析ツール「Ahrefs(エイチレフス)」の国内唯一のオフィシャル販売パートナーでもあります。
2022年9月にフリービット株式会社によるTOBが成立し上場廃止となりましたが、現在もフリービットグループ傘下の独立事業会社として「技術系インターネット広告代理店」を標榜し、SEO・SEM・SNS・アフィリエイト・アドテクノロジーなど幅広いデジタルマーケティング支援を継続しています。
平均年収は公開情報ベースで486万円前後(有価証券報告書ベース)と、業界水準に対して特出して高いわけではありません。しかし、「中途入社者比率97%・20代成長環境が高評価・Ahrefsを武器にした実務力が身につく」という特徴は、デジタルマーケティングの実力者を目指す人には魅力的な環境です。本記事では人材エージェントの視点から、同社の実態と転職判断に必要な情報を整理します。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社フルスピード(Full Speed Inc.) |
| 設立 | 2001年1月4日 |
| 代表取締役社長 | 吉澤 竹晴 |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー8F |
| 資本金 | 100百万円 |
| 従業員数 | 連結459名・単体180名(公開情報ベース) |
| 上場区分 | 非上場(2022年9月に東証スタンダード市場を上場廃止。フリービット株式会社の完全子会社) |
| 親会社 | フリービット株式会社(東証プライム市場上場) |
| 売上高 | 連結約150億円規模(2024年4月期実績ベース・推計) |
| 平均年収 | 約486万円(有価証券報告書ベース) |
| 事業内容 | デジタルマーケティング支援(SEO・SEM・SNS・アフィリエイト)、アドテクノロジー(ADMATRIX DSP・afb) |
同社は東証スタンダード市場への上場(旧マザーズ)以来、フリービットの連結子会社として事業展開してきました。2022年のTOBによる完全子会社化で非上場となりましたが、グループの安定した財務基盤のもと、引き続き独立した事業運営が行われています。
主な事業内容
フルスピードの事業は大きく「デジタルマーケティング事業」と「アドテクノロジー事業」の2つの柱で構成されています。中堅・中小企業を主要ターゲットとし、「コンサルティング力×伴走力×信頼性×独自商材」を提供価値として掲げています。
デジタルマーケティング事業(GrowthSeed)
「GrowthSeed(グロースシード)」ブランドで展開する、Webに特化したデジタルマーケティング支援サービスです。SEOコンサルティングを中核に、以下のサービスを提供しています。
- SEOコンサルティング: 累計5,500社以上の導入実績。世界的SEO分析ツール「Ahrefs」の国内唯一の公式販売パートナーとして、データドリブンな施策立案・実行支援を行う
- リスティング広告(SEM)運用: Google・Yahoo!広告を中心とした運用代行およびコンサルティング
- SNS運用・SNS広告: Instagram・X(旧Twitter)・TikTokなどのSNSアカウント運用代行、SNS広告の配信・最適化
- コンテンツマーケティング: Webコンテンツ制作・SEOライティング支援
- サイト制作・改善: LP(ランディングページ)制作、Webサイトの改善・CRO(コンバージョン率最適化)
- アフィリエイト広告コンサルティング: ASP経由の成果報酬型広告の戦略立案・運用
- ブランドセーフアフィリエイト: ブランド毀損対策のモニタリングツール
アドテクノロジー事業
テクノロジー基盤を活用した自社プロダクト・プラットフォームです。
ADMATRIX DSP(アドマトリックスDSP) BtoB向けディスプレイ広告プラットフォームです。膨大なビッグデータとクラウドコンピューティングを活用し、リアルタイムにユーザー属性を判別して最適な広告を配信します。業種・企業指定のオフィス配信や天気情報連動配信など、独自のターゲティング精度が強みです。2024年には企業属性ターゲティング精度が300%強化されており、BtoB広告領域でのシェア拡大を続けています。
afb(アフィリエイト・プラットフォーム) パフォーマンステクノロジーネットワークと呼ばれるアフィリエイト広告プラットフォームです。広告主とアフィリエイトメディアをつなぐASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)機能を持ち、成果報酬型の広告配信を支援します。
株式会社フルスピードの強み
強み1. 国内唯一の「Ahrefs公式販売パートナー」という希少ポジション
世界60万人以上が活用するSEO分析ツール「Ahrefs」の国内唯一の公式オフィシャル販売パートナーであることは、競合他社との最大の差別化点です。Ahrefsは被リンク分析・競合調査・キーワードリサーチなどで業界最高水準とされており、このツールを最も深く使いこなすノウハウと分析手法がフルスピードの武器になっています。転職者にとっては、「業界最高水準の分析ツールを日常的に使いこなすスキル」が身につく環境です。
強み2. 20年以上・5,500社超のSEO支援実績という圧倒的な経験資産
SEOの世界は検索エンジンアルゴリズムの変化と戦い続ける領域です。フルスピードは2001年の創業以来、7,000社18,000件以上のコンサルティング実績(一部報告ベース)を積み重ねており、業界変化のたびに蓄積してきたナレッジの厚みは新参企業が短期間で追いつけるものではありません。クライアントの信頼を得るうえでも、この実績は商談の場で強い説得力を持ちます。
強み3. SEOからSNS・SEM・アフィリエイトまでの一気通貫支援体制
多くのデジタルマーケティング会社は特定の施策に特化しています。フルスピードは自社プロダクト(ADMATRIX DSP・afb)を持ちながら、SEO・SEM・SNS・アフィリエイトを横断的に支援できる体制を整えています。クライアントの集客課題に対してオーガニック施策(SEO・コンテンツ)と有料施策(リスティング・SNS広告・アフィリエイト)を組み合わせて提案できる点は、競合との差別化になります。コンサルタントとして複数施策を横断的に学べる環境は、キャリアの幅を広げたい人には魅力的です。
強み4. フリービットグループという安定した財務基盤
2022年のTOBによって、フリービット株式会社(東証プライム市場上場)の完全子会社となりました。上場廃止によって短期的な株価プレッシャーから解放された反面、グループの安定した財務基盤と経営資源が活用できる環境になっています。上場維持コストをかけずに事業に集中できるという意味では、長期的な事業投資がしやすい状況ともいえます。
強み5. 中途入社者比率97%・若手に裁量が与えられる組織風土
フルスピードは中途採用を主体とした人材構成を持ち、キャリア入社者が馴染みやすい組織文化があります。OpenWorkでは「20代成長環境」に高い評価があり、「若い人にチャンスをくれる」「役職者との距離が近い」という口コミが複数見られます。大企業での年功序列に閉塞感を感じている20代・30代前半の転職者にとって、早期から裁量を持てる環境は成長機会として機能します。
株式会社フルスピードの年収事情
有価証券報告書ベースの平均年収は約486万円(平均年齢33歳前後)です。OpenWorkの社員口コミ集計では平均約467万円(62名回答)、OpenMoneyでは536万円と情報源によって幅がありますが、目安として400万〜550万円レンジで考えておくのが現実的です。
職種別の想定年収レンジ
| 職種例 | 想定年収(目安) |
|---|---|
| Webコンサルタント(若手) | 350万〜500万円 |
| Webコンサルタント(中堅〜リーダー) | 500万〜700万円 |
| SEOコンサルタント | 400万〜600万円 |
| 広告運用コンサルタント(SEM・SNS) | 380万〜580万円 |
| アフィリエイト広告コンサルタント | 350万〜550万円 |
| プロダクトマネージャー・エンジニア系 | 450万〜700万円 |
| マーケティング(コーポレート) | 380万〜580万円 |
※上記は公開求人・有価証券報告書・口コミサイトをもとにした目安です。実際の年収はグレード・評価・経験によって異なります。
給与制度の特徴
- 昇給: 年2回の評価サイクルに連動。半年ごとの評価で給与が改定される
- 賞与: インセンティブ制度あり。成果に応じた報酬変動があり、特に営業・コンサルタント職で反映されやすい
- グレード制: スキル・職責に応じたグレード体系を採用。グレードアップが年収向上の主な手段
- 新卒初任給: 月額25万3,000円(求人情報ベース)
年収を見る際の注意点
- 業界の平均的な水準と比較すると、特出して高い年収水準ではありません
- OpenWorkでの「待遇への満足度」は全社平均より低めの傾向があります
- 「成果が出ても年収に反映されにくい」という口コミも一定数見られます
- 面接・選考段階で賞与の変動幅・固定残業代の有無・インセンティブの支給実績について確認することをお勧めします
- 役職・グレードごとの年収差が大きいため、入社後のグレードアップ見通しを具体的に確認してください
株式会社フルスピードの働き方・福利厚生
勤務時間・休日
- 所定労働時間: 9:30〜18:30(実働8時間)
- 年間休日: 125日(土日祝日+年末年始)
- 有給休暇: 制度あり(消化しやすいとの口コミ複数あり)
- 部署独自休暇: 部署ごとに年3回の独自休暇制度あり
リモートワーク・働き方
- 週1回のリモートワーク可能(一部部署。拡充傾向との口コミあり)
- フレックス対応は部署によって差があり、全社一律ではない
- 部署・役割によって残業量に差があり、特に営業・リスティング広告部門では深夜対応が発生することもあるとの口コミがある
- 平均残業時間は約34時間/月(口コミサイト集計ベース)
主な福利厚生
- 住宅補助: 会社から半径2km以内居住の社員に住宅補助あり(月数万円程度)
- 書籍購入補助: 書籍購入費用の50%を会社負担(自己啓発・業務関連書籍)
- オフィスライブラリー: 社内に書籍を自由に貸し借りできる制度あり
- 社員持株会: 上場廃止後も持株会関連制度の存在が口コミで確認されている
- 各種社会保険完備: 健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険
- 健康診断: 定期健康診断実施
働き方を見る際の注意点
「部署によって働き方のばらつきが大きい」という口コミが複数あります。バックオフィス系は比較的ホワイトな環境という声がある一方、営業系・リスティング運用担当は繁忙期に業務量が増えやすい傾向があります。面接時に所属予定部署の残業実態・リモートワーク頻度・チームの雰囲気について具体的に確認することが重要です。
株式会社フルスピードの社風・カルチャー
一言で表すなら「実務型・伴走型のコンサルカルチャー」
フルスピードの文化は「華やかな大手広告代理店」でも「スタートアップ的な急激な変化」でもなく、中堅・中小クライアントの課題に地道に向き合い続ける「実務型の伴走支援カルチャー」です。「コンサルティング力×伴走力」を自社のアイデンティティとして掲げており、クライアントとの長期的な信頼関係を大切にする文化があります。
評価される人物像
- 仮説を立て、データで検証し、施策を改善するPDCAサイクルを回せる人
- クライアントの課題に対して自分ごととして向き合える誠実な姿勢を持つ人
- 成長意欲が高く、業界のトレンドや新技術を自ら学び続ける姿勢がある人
- 結果に対して粘り強く、うまくいかなくても原因を分析して次に活かせる人
- チームメンバーやクライアントと信頼関係を築くコミュニケーション力がある人
組織文化の特徴(良い点・注意点)
良い点として挙げられる口コミ:
- フラットな組織で役職者との距離が近く、意見が言いやすい
- 20代のうちからチャンスをもらえる環境で、若手のうちに責任ある仕事を経験できる
- 年間休日125日・有給消化しやすく、ワークライフバランスを重視できる部署も多い
- イベント・社内行事が充実しており、社員同士のつながりが強い
注意すべき点として挙げられる口コミ:
- 部門によって社風・働き方に差があり、入社前に部署ごとの実態確認が必要
- 昇進・評価が実力主義とはいいながらも、人間関係や上司との相性が影響するとの声もある
- 人材流出が一定程度あり、引き継ぎの問題が生じやすいという指摘もある
- 「戦略的な思考より戦術的な実行」が求められやすい傾向があり、高い上昇志向を持つ人には物足りなさを感じることも
株式会社フルスピードの転職難易度
難易度:中程度(門戸は広め。ただし実務力の有無が選考の分かれ目)
転職難易度が「中程度」といえる理由
難易度を下げる要因:
中途採用比率が97%と高く、第二新卒〜経験者まで幅広く受け入れています。新卒採用の倍率は約7.8倍とのデータがありますが、中途採用は未経験からWebコンサルティング営業に挑戦できるポジションも公募されており、「業界未経験歓迎」と明示される求人も存在します。書類選考・面接の難易度は著名なプレミアム企業と比較すると高くなく、「元気さ・誠意・成長意欲」が重視されるという口コミも見られます。
難易度を上げる要因:
「コンサルタント」「SEOコンサルタント」など専門性を問うポジションでは、デジタルマーケティングの実務経験・実績が求められます。「なんとなくデジタルに興味がある」という水準では通過が難しく、「どのような施策で何の数値を改善したか」を具体的に語れる力が必要です。また、グレードの高いポジション・即戦力採用では経験水準のハードルが上がります。
書類選考のポイント
- 担当してきたデジタルマーケティング施策の種類(SEO・SEM・SNS・アフィリエイト等)を整理する
- 担当クライアントの業種・規模・達成したKPI(流入数・CVR・CPA等)を数字で示す
- 使用してきたツール(Google Analytics・Search Console・Ahrefs等)を明記する
- 「なぜフルスピードなのか」の志望動機を、事業モデル・サービス内容に基づいて具体化する
面接でよく聞かれること
口コミ情報をもとにすると、フルスピードの中途面接では以下のような観点が重視される傾向があります。
- これまでのデジタルマーケティング経験と具体的な成果
- 困難なクライアント対応・業績未達経験とその対処法
- なぜフルスピード(デジタルマーケティング支援)の仕事を選ぶのか
- 5年後のキャリアビジョン・成長の方向性
- チームワーク・コミュニケーションに関するエピソード
株式会社フルスピードに向いている人
1. デジタルマーケティングの実力をオールラウンドに身につけたい人
SEO・SEM・SNS・アフィリエイトを横断的に学べる環境は、単一施策しか経験できないポジションよりも市場価値が上がりやすいです。「デジタルマーケティングの一通りの手法を実践で習得したい」「施策の選択肢を広げたい」という志向の20代・30代にとっては、フルスピードの幅広い支援体制は好機です。
2. SEOを武器にしたコンサルタントになりたい人
Ahrefsの国内唯一パートナーとして業界最高水準のSEOツールを日常的に活用できる環境は、SEO専門家を目指す人にとって強いアドバンテージです。「SEOコンサルタントとしてのキャリアを積みたい」「データドリブンなSEO施策を実践したい」という人には、業界随一のナレッジが蓄積された環境です。
3. 中堅・中小企業の事業成長に伴走したい人
フルスピードのメインターゲットは大企業よりも中堅・中小クライアントです。大企業向けの大規模プロジェクトの「歯車の一部」として動くより、クライアントの事業課題を直接深く理解し、施策の設計から実行まで伴走したい人に向いています。「クライアントの担当者と信頼関係を築きながら仕事をしたい」という志向の人は馴染みやすいでしょう。
4. フラットな組織で早期から裁量を持ちたい人
役職者との距離が近く、意見を出しやすいフラットな組織文化があります。「大企業の縦割りの中では自分の意見が通りにくかった」「もっと主体的に仕事に関わりたい」という転職者にとっては、新しい環境として機能します。若手のうちからチャンスを与えてもらえる文化は、成長意欲の高い人には追い風です。
5. ワークライフバランスを確保しながらスキルアップしたい人
年間休日125日・有給消化しやすい環境(特にバックオフィス・一部のコンサル部門)は、「プライベートの時間もしっかり確保しながらスキルアップしたい」という転職者のニーズにも対応しています。スタートアップの激務環境ではなく、持続可能なペースで専門性を高めたい人にとっての選択肢になります。
株式会社フルスピードに向いていない人
向いていない人を正直に書くのは、ミスマッチを防ぐための情報として受け取ってください。
- 急速な年収アップを最優先にしている人: 平均年収486万円前後という水準はデジタルマーケティング業界の中でごく平均的です。高年収を目標に転職する場合、短期間では大きな変化が見込みにくいです
- マクロな戦略立案・経営企画に携わりたい人: フルスピードは「戦術的な実行支援」に強みを持つ会社です。クライアントの中長期マーケティング戦略や経営レベルの意思決定に深く関わりたい人には物足りないことがあります
- テクノロジードリブンなプロダクト開発に関わりたい人: ADMATRIX DSPやafbというプロダクトはありますが、コンサルティング事業が事業の主体です。プロダクトの開発エンジニアやプロダクトマネージャーとして大きく関わりたい場合は求人状況の確認が必要です
- 明確なキャリアパスと評価の透明性を求める人: 一部口コミには「評価基準が不透明」「上司との相性が影響する」という指摘があります。明確なキャリアラダーと客観的な評価制度を重視する人は、入社前に詳細確認が必要です
- 大企業のブランド・安定感を求める人: 非上場企業であり、従業員数も単体180名規模のため、大企業的な福利厚生・知名度・安定感は期待しにくいです
- 組織の変化や不確実性が苦手な人: 人材流出・引き継ぎ問題の指摘があることから、組織が安定的に整備された環境を好む人には合わない側面があります
株式会社フルスピードの選考対策
1. 「なぜフルスピードなのか」を事業の特徴に紐づけて語る
「デジタルマーケティングに興味がある」「SEOを学びたい」は多くの候補者が語る動機で差がつきません。フルスピードが持つ「Ahrefsの国内唯一パートナー」「20年超のSEO実績」「中堅企業への伴走型支援モデル」のどの点に共感し、自分のキャリア目標とどう接続するかを具体的に語れるように準備してください。GrowthSeedのサービスサイト・公式ブログ・ニュースリリースを事前に読み込んでおくことが有効です。
2. 担当してきた施策の成果を「数字と再現性」で語る
フルスピードの選考では「元気さ・成長意欲」が重視される一方、実務経験のあるポジションでは「何をやってきたか」と「その結果どうなったか」が問われます。「SEOで月間流入を3ヶ月でX%改善した」「リスティング広告のCPAをY%下げた」といった実績を数字で準備し、「次の職場でも再現できる」という説明ができるかが選考の分かれ目です。
3. 「伴走型」「コンサルタント型」の姿勢を示すエピソードを準備する
フルスピードが重視するのは「クライアントの事業成長に伴走する誠実さ」です。「クライアントのKPI未達が続いたときにどう対処したか」「信頼関係を築くためにどんな取り組みをしたか」「困難なプロジェクトをどう前進させたか」といった、コンサルタント・営業としての泥臭い実践経験を語れるようにしてください。結果だけでなく、プロセスと姿勢が評価されます。
4. Ahrefsや主要デジタルマーケティングツールへの理解を示す
SEOコンサルタント・広告運用コンサルタント職では、Ahrefs・Search Console・Google Analytics・各種広告管理ツールへの実務的な理解が求められます。「実際にどのように活用して施策につなげたか」を語れることで専門性をアピールできます。Ahrefsを未経験の場合でも、公式サイトや無料機能を使って事前に学んでおく姿勢は評価されます。
5. 成長意欲と学習姿勢を具体的なエピソードで示す
「成長意欲の高い人材」を求めているという採用サイトのメッセージがある通り、「自ら学び続ける姿勢」は必須要件に近い位置にあります。「最近学んだデジタルマーケティングのトレンド」「自分で試した施策・実験」「参考にしているメディア・書籍」などを語れると、入社後も自律的に成長できる人材として評価されます。
6. 長期的なキャリアビジョンを描く
「5年後にどうなりたいか」「フルスピードでどんな専門性を磨きたいか」を語れるようにしてください。「とにかくデジタルマーケティングを覚えたい」という受け身の表現より、「SEOとSNS広告を掛け合わせたオーガニック×有料の統合支援ができるコンサルタントになりたい」のように、同社の事業内容と接続したキャリアビジョンを語ることで説得力が高まります。
株式会社フルスピードへの転職で評価されやすい経験
- SEOコンサルティングまたはSEO施策の実務経験(キーワード選定・コンテンツ設計・内部対策・被リンク獲得)
- リスティング広告(Google・Yahoo!)の運用代行・最適化経験(CPA・ROAS管理)
- SNS広告(Meta・Instagram・X・TikTok等)の運用・戦略立案経験
- アフィリエイト広告のASP経由での運用・媒体との折衝経験
- Webコンサルティング営業・提案経験(クライアントの課題特定〜提案〜クロージング〜KPI管理)
- Google Analytics 4・Search Consoleを活用したデータ分析・レポーティング経験
- コンテンツマーケティング・Webライティング・CRO(コンバージョン率最適化)の経験
- 複数クライアントを並行して担当するアカウント管理・プロジェクトマネジメント経験
- BtoB向けデジタルマーケティング施策の経験(ADMATRIX DSPの強みに合致)
- ECサイト・メディアサイトのSEOおよびWeb集客改善経験
- デジタルマーケティング領域での未経験からの積極的な自己学習・副業・個人実験の実績
特に評価されやすいのは、「クライアントの集客課題に対してSEO・SEM・SNSなど複数施策を組み合わせ、データで検証しながら改善を続けた経験」と、「クライアントとの信頼関係を長期的に構築し、伴走支援をやり遂げた実績」です。
まとめ
株式会社フルスピードは、20年以上の実績を持つ技術系デジタルマーケティング会社として、SEO・SEM・SNS・アフィリエイト・アドテクノロジーの幅広い支援を行っています。Ahrefsの国内唯一公式パートナーとしての差別化、中堅・中小企業への伴走型コンサルティング文化、中途入社者比率97%のオープンな採用姿勢は、業界での確固たるポジションを示しています。
一方で、平均年収486万円前後という水準は業界で突出して高いわけではなく、部署によって働き方・評価の透明性にばらつきがあるという口コミも存在します。「急な高年収アップ」「明確な戦略立案への関与」「安定した大企業感覚」を求める転職者にとっては、ミスマッチが生じる可能性があります。
転職を検討するなら、「SEOおよびデジタルマーケティングの実務力を地道に高めたい」「中堅企業のクライアントと信頼関係を築きながら伴走したい」「フラットな組織で20代・30代のうちから裁量を持ちたい」という軸で自分のキャリア目標との適合度を見極めてください。そのうえで、選考段階では所属部署・残業実態・評価制度の詳細・グレードアップの実態を具体的に確認することが、入社後のミスマッチを防ぐ最大の対策です。
フルスピードは「華やかなデジタルマーケティング業界」の一側面よりも、クライアントの課題に正面から向き合い続ける実務型の現場で力を磨きたい人にとって、着実に市場価値を高められる職場といえるでしょう。
参照した主な情報源
- 株式会社フルスピード 公式サイト(fullspeed.co.jp)
- フルスピード 採用情報サイト(recruit-fullspeed.com)
- GrowthSeed サービスサイト(growthseed.jp)
- Wikipedia「フルスピード(企業)」
- 東京証券取引所 上場廃止決定通知(2022年8月)
- PR TIMES 財務情報(第24期・第25期決算公告)
- 年収ガイド(nenshuu.net)/ 平均年収.jp / OpenMoney
- OpenWork 社員口コミ(openwork.jp)
- エン カイシャの評判(en-hyouban.com)
- 就活会議・転職会議・キャリコネ 社員口コミ
- Green(green-japan.com)求人情報
- Advertimes「フルスピード上場廃止へ 親会社フリービットがTOB」(2022年4月)
