Faber Companyは、国内で広く普及しているSEO・コンテンツマーケティングSaaS「ミエルカSEO」を主力プロダクトとして擁するWebマーケティング支援企業です。SaaS型ツールの提供にとどまらず、コンサルティング・人材マッチング・DX支援コンサルティングまで一気通貫で手がけており、企業のデジタルマーケティング課題を幅広くサポートしています。
2005年10月の創業から約20年、富士フイルム・花王・NTTドコモ・ぐるなびをはじめとする大手企業への導入実績を積み上げ、2024年7月31日には東京証券取引所スタンダード市場への上場を果たしました。従業員数は65名程度(2024年9月末時点)とコンパクトながら、上場企業として経営の透明性を高め、次なる成長フェーズへと踏み出しています。
転職市場においては、「マーケティングSaaSの成長企業で上場前後のダイナミズムを経験したい」「Web施策の最前線で専門性を磨きたい」というビジネスパーソンからの関心が高まっています。本記事では、転職エージェントの視点からFaber Companyの実態を詳しく解説します。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社Faber Company |
| 読み | ファベルカンパニー |
| 設立 | 2005年10月24日 |
| 代表者 | 代表取締役 稲次 正樹 / 代表取締役Founder 古澤 暢央 |
| 本社所在地 | 東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー23F |
| 資本金 | 1億円 |
| 従業員数 | 65名(2024年9月末時点) |
| 上場区分 | スタンダード市場(証券コード220A) |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主要事業 | WebマーケティングSaaS「ミエルカ」シリーズの開発・提供、マーケティングコンサルティング、人材マッチング |
| 主要取引先 | 富士フイルム、花王、NTTドコモ、ぐるなびほか大手企業多数 |
2024年の上場により、Faber Companyは財務情報の公開義務を持つ透明性の高い企業へと転換しました。小規模ながら上場企業としてのガバナンス体制を整え、投資家・顧客・採用候補者いずれに対しても信頼性の高いプレゼンスを示しています。創業者である古澤暢央氏がFounder取締役として引き続き関与しながら、稲次正樹氏が経営を牽引する体制は、スタートアップのスピード感と上場企業の安定性を両立させるものです。
転職者の視点からは、「上場直後のフェーズ」に入社することの意味を理解しておく必要があります。上場後は採用基準の高度化・人事制度の整備・IR対応など新たな業務が増える一方で、成長の果実を享受できる機会も大きい。組織がまだ小さく、一人ひとりの貢献が事業の方向性に直接影響するフェーズに身を置けることは、大企業では得難いキャリア経験となります。
主な事業内容
Faber Companyの事業は大きく「ツール提供」「コンサルティング・人材」の2軸で構成されます。
ミエルカSEO
ミエルカSEOは、AIを活用したSEO・コンテンツマーケティング支援ツールで、キーワード分析・競合調査・コンテンツ提案を一元管理できるプラットフォームです。多くの大手企業に導入されており、同社の収益の中核を担っています。
Google検索アルゴリズムの変化に追従した機能アップデートを継続して提供することで、SEO担当者にとって「日常業務に欠かせないインフラ」としての地位を確立しています。SaaS型のサブスクリプションモデルで提供されるため、月次の安定収益が見込めるビジネス構造が特徴です。転職者にとっては、成長するSaaSプロダクトに関わりながらWebマーケの最先端知識を実務で習得できる機会となります。
ミエルカヒートマップ
ミエルカヒートマップは、Webサイト上でユーザーがどこを閲覧し・クリックし・離脱したかを可視化するUX改善ツールです。コンテンツ改善とUX改善の両面からクライアントのWebサイト成果向上を支援します。
単なるアクセス解析にとどまらず、ユーザー行動の「なぜ」を視覚的に把握することで、仮説立案から施策実行までのサイクルを短縮します。ミエルカSEOとのデータ連携によりコンテンツの集客力とサイト内行動の両軸を一体的に改善できる点が競合ツールとの差別化ポイントとなっています。
ローカルミエルカ
ローカルミエルカは、Googleビジネスプロフィール(MEO)対策に特化したSaaS製品で、複数拠点を持つ小売・サービス業の集客支援を担います。
ローカル検索の重要性が高まる中で、実店舗ビジネスのオンライン集客課題にフォーカスしたプロダクトです。チェーン店や多拠点展開企業の管理負荷を軽減しながら、各店舗のMEO改善を一括管理できる機能が評価されています。デジタルマーケ領域の中でも「リアルビジネスとの接点」を担う事業セグメントとして、独自の成長余地を持っています。
ミエルカコネクト
ミエルカコネクトは、フリーランスWebマーケターとクライアント企業をつなぐマッチングサービスです。即戦力マーケターへのアクセスニーズに応えるサービスとして成長が期待されています。
内製マーケティングを強化したい企業と、プロジェクトベースで働きたいフリーランスマーケターの双方を繋ぐプラットフォームとして機能しています。ミエルカSEOのユーザー基盤と親和性が高く、ツール導入後の支援ニーズを人材面でも取り込める構造が強みです。マーケティング人材市場の拡大とフリーランス活用の増加を背景に、継続的な成長が見込まれる事業です。
DX支援コンサルティング
DX支援コンサルティングでは、ツール導入にとどまらず、組織のデジタルマーケティング内製化を支援するコンサルティングサービスも提供しています。
「ツールを入れておしまい」ではなく、クライアント組織がデジタルマーケを自走できる状態を目指して支援する伴走型アプローチが特徴です。マーケティング組織の設計・KPI設定・人材育成まで一体的に支援することで、顧客との長期的な関係構築とLTV最大化を実現しています。コンサルタントとしてのキャリアを積みたい転職者にとっては、幅広いクライアント課題に向き合える実践的な環境です。
Faber Companyの強み
強み1. 「ミエルカ」ブランドの高い認知度と導入実績
SEO担当者なら誰もが知る「ミエルカSEO」は、上場企業を中心に幅広く普及しています。ブランド力と導入事例の厚みは新規顧客獲得における強力な参入障壁となっています。
創業から約20年かけて蓄積してきた導入実績とユーザーからの信頼は、後発競合が短期間で模倣できるものではありません。SEO領域においてブランド認知が確立されているため、営業・マーケ担当者は「知ってもらう」フェーズではなく「価値を深く伝える」フェーズに注力できます。転職者にとっては、高い知名度を持つプロダクトのチームに参画できること自体が市場価値向上につながります。
強み2. SaaS×コンサルティングのハイブリッドモデル
単なるツール販売にとどまらず、コンサルタントがクライアントの成果改善を伴走支援するモデルを採用しています。LTV(顧客生涯価値)の向上と解約率低下を同時に実現する事業構造は競合との差別化要因です。
SaaSだけでは「ツールを渡して終わり」になりがちですが、コンサルティングを組み合わせることでクライアントの成果にコミットする体制が整います。顧客成功にこだわるカルチャーは、営業・CSM・コンサルタント各職種において「顧客の成果から逆算する思考習慣」を養う環境でもあります。この思考習慣は転職後のキャリアにおいても汎用性の高いスキルセットとなります。
強み3. マーケターエコシステムの構築
ミエルカコネクトを通じたフリーランスマーケターのマッチングにより、ツール・コンサル・人材の三位一体のエコシステムを形成しています。顧客の課題解決の選択肢を広げ、囲い込みにも寄与しています。
単一サービスではなく複数サービスが相互に補完し合う構造は、顧客との接点を多層化し、解約リスクを分散させます。エコシステムを横断する業務に関わることで、SaaS・コンサル・人材マッチングと複数領域のビジネス理解を深められる点は、転職者のキャリア形成においても大きな利点です。
強み4. 上場による信頼性・透明性の向上
2024年の東証スタンダード市場上場により、財務情報の開示義務が生じ、企業としての信頼性が格段に高まりました。大手企業との取引拡大において上場ステータスは重要な訴求材料となります。
上場企業としての経営透明性は、採用候補者にとっても安心材料となります。財務状況・業績推移・経営方針がIR資料を通じて公開されているため、転職者は「どんな会社に入るのか」を事前に深く理解したうえで意思決定できます。上場後の制度整備フェーズに関わることで、人事・経理・法務・IR等の横断的な知見を得られる機会もあります。
強み5. CARTA HOLDINGSとの資本業務提携
デジタルマーケティング大手のCARTA HOLDINGSと資本業務提携を締結(2024年7月)。大手グループとの連携により、顧客基盤や技術リソースの拡充が期待されます。
大手デジタルマーケティンググループとの連携は、Faber Companyが単独では届きにくい大型顧客層へのアクセスを可能にします。パートナーシップを通じた事業機会の拡大は、在籍する社員のキャリア範囲を広げる可能性も持っています。大手グループとのコラボレーション経験は、転職者にとって市場価値の向上につながるキャリアアセットとなります。
強み6. グローバル展開への布石
国内市場深耕と並行して、海外市場への展開も視野に入れた新規事業開発を進めています。成長余地の大きい海外Webマーケ支援への挑戦はキャリアチャンスの拡大にもつながります。
国内SEO市場は成熟化が進む一方、アジア・英語圏など海外でのWebマーケ支援ニーズは依然として大きく、日本発のSaaSがグローバル展開する事例も増えています。グローバル戦略に関与できるポジションは小規模組織ほど早期から担える可能性が高く、国際的なキャリアを目指す転職者にとっても注目に値する環境です。
Faber Companyの年収事情
Faber Companyの平均年収は500万円程度とされており、ポジションや経験によって大きく変動します。転職求人情報では、一部のポジションで年収600〜900万円の提示例も確認されています。
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 想定年収レンジ |
|---|---|
| Webマーケティングコンサルタント | 400〜700万円程度 |
| 営業(フィールドセールス) | 500〜900万円程度(インセンティブ込み) |
| フロントエンドエンジニア | 450〜750万円程度 |
| バックエンドエンジニア | 450〜750万円程度 |
| プロダクトマネージャー・企画職 | 500〜800万円程度 |
| カスタマーサクセス | 400〜650万円程度 |
| データアナリスト | 450〜700万円程度 |
| コーポレート(人事・経理等) | 380〜600万円程度 |
給与制度の特徴
上場後は業績連動の賞与設計も整備されつつあり、今後の年収水準の向上が期待できます。昇給は年2回(4月・10月)を基本とし、成果評価と連動した昇給機会があります。賞与については業績によって変動する部分があり、会社全体の成長が個人の報酬に反映されやすい構造です。
コンパクトな組織であるため、ポジション名や等級が大企業ほど細分化されていない場合があります。一方で、個人の貢献度が直接的に評価されやすく、成果を出した人材が早期に昇給・昇格を実現している事例も報告されています。
年収を見る際の注意点
- 公開されている「平均年収」は経験年数・役職・職種の幅が広いため、自分のポジションに近い事例を個別に確認することが重要
- 営業職は固定給とインセンティブの割合によって実質年収が大きく変わるため、内訳を選考中に確認する
- 上場直後のため制度整備の過渡期にある可能性があり、入社後の昇給・評価フローを面接で具体的に質問しておく
- 住宅手当(本社2km圏内で月3万円)など手当込みの実質処遇を総合的に判断する
- 65名規模のため年収データのサンプル数が少なく、口コミサイトの数値は参考値として扱う
Faber Companyの働き方・福利厚生
勤務時間・休暇 完全週休2日制(土・日)+祝日休みで、初年度から有給休暇13日が付与されます。年間休日は121〜122日程度です。有給取得推進の風土があるかどうかは、面接時に取得率を確認することを推奨します。
交通費・住宅手当 交通費は月3万円まで支給されます。本社から2km圏内に居住する場合、住宅手当として月3万円が支給される「2kmルール」制度があります(勤務地へのアクセスと生活拠点への補助を組み合わせた制度)。
リモートワーク・働き方 ポジションによってはフレキシブルな勤務形態が選択可能です。SaaS企業らしくデジタルツールを活用した働き方が浸透しています。フルリモート・ハイブリッドの運用実態はポジションによって異なるため、選考過程で確認することをお勧めします。
社会保険・各種手当 健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険の各種社会保険が完備されています。
その他の福利厚生・制度(確認推奨項目)
- 書籍購入補助・資格取得支援などの自己啓発支援制度
- Webマーケ関連カンファレンスへの参加補助
- 社内勉強会・ナレッジシェアの機会
- フレックスタイム制の導入有無
- 健康診断・インフルエンザ予防接種補助
- 慶弔見舞金制度
- 産前産後休業・育児休業制度(上場後の整備状況を確認)
- ストックオプション・持株会制度(上場企業として今後の整備に注目)
- 副業・兼業の可否(フリーランスマーケター文化のある企業のため要確認)
- メンター制度・OJT体制
注意点 65名規模のコンパクトな組織であるため、大企業と比較して一部の福利厚生は整備途上の可能性があります。上場後のタイミングは制度整備が進むフェーズでもあり、入社後に制度が拡充されていく可能性もある一方、現時点での充実度は選考中に確認しておくことが重要です。
Faber Companyの社風・カルチャー
一言で表すなら「自律型リーダーシップ文化」
Faber Companyの文化を一言で表すなら「自律型リーダーシップ文化」です。役職や年次に関係なく「リーダーであれ」を全社員に求める文化があり、与えられた職務の範囲を超えて周囲を巻き込んで課題解決する人材が評価されます。
評価される人物像
従業員65名程度とコンパクトな組織であるため、経営層との距離が近く、意思決定のスピードも速い傾向があります。「自分で課題を見つけ、仮説を立て、行動し、結果を振り返る」というPDCAを自律的に回せる人材が高く評価されます。また、Webマーケティングの専門性を深めたいプロフェッショナルが集まっており、社内外のマーケター交流を通じて知見の共有が活発です。ミエルカというツールを「使う」だけでなく、より良いツールに「育てる」という視点を持って働ける環境が整っています。
表面的なイメージと実態の差
「Webマーケのツール会社」という外からのイメージに対し、実際はコンサルティングや人材マッチングなど多面的な事業を展開しています。業務の幅広さと役割の流動性は、「明確に分業されたロール」を期待して入社すると想定外に感じる可能性があります。一方で、複数の業務領域を横断的に担当できる環境はキャリアの幅を広げる絶好の機会でもあります。上場直後の制度整備フェーズにあるため、「ルールは自分たちで作っていく」というマインドセットが合う人に向いています。
Faber Companyの転職難易度
難易度:中級
Faber Companyの中途採用難易度は中程度と評価されます。コンパクトな組織で採用枠が限られるため、募集時期とのタイミングが重要ですが、ポジション次第で門戸は比較的開かれています。
上場後の成長フェーズにある企業として、即戦力人材への需要は継続して存在しています。一方で、組織文化との適合性(カルチャーフィット)を重視する傾向があり、スキルがあっても「自律型」でない人材は内定に至りにくい傾向があります。
理由1. ポジションによって難易度が二極化する
営業職(フィールドセールス)はWebマーケティングへの理解と法人営業経験があれば参入しやすい一方、Webマーケティングコンサルタント・プロダクトマネージャー・エンジニア職は即戦力水準が求められ難易度が上がります。自分が応募するポジションの実態を事前に把握したうえで準備の深さを変えることが重要です。
理由2. カルチャーフィットの重視度が高い
「リーダーであれ」という文化を体現できるかどうかは、面接の複数フェーズで確認されます。過去に主体的に課題を設定・解決した経験をいくつか用意しておかないと、スキル面でクリアしていても面接で評価されにくい構造があります。エピソードの「具体性」と「自分が主語であること」を意識した準備が不可欠です。
理由3. 上場後の採用基準の変化
上場後は投資家・市場からの目線が加わり、採用の質と一貫性を重視する傾向が強まっています。採用された人材の実績が会社の評判に直結するため、書類・面接ともにスクリーニングが厳しくなっている可能性を念頭に置いておく必要があります。
Faber Companyの主な募集職種
Faber Companyでは、SaaS事業の成長を支えるさまざまなポジションで人材を募集しています。
- 広告運用(Webマーケ施策の実行・改善)
- マーケティング戦略(プロダクトマーケティング、需要創出)
- Webサービス法人営業(ミエルカシリーズのエンタープライズ営業)
- マーケティングコンサルタント(クライアントのSEO・コンテンツ課題解決)
- プロダクトマネージャー(PM)(SaaSプロダクトの企画・ロードマップ策定)
- フロントエンドエンジニア(ミエルカ各サービスのUI開発)
- バックエンドエンジニア(データ解析基盤・APIの開発)
- SEO・SEMコンサルタント(クライアントの検索流入改善支援)
- データアナリスト(ツール分析機能の強化、データドリブンな意思決定支援)
- 採用担当(コーポレート部門の人材獲得推進)
Faber Companyに向いている人
タイプ1. Webマーケティングの専門家として成長したい人
WebマーケティングやSEOに強い専門的関心があり、常に最新のアルゴリズム動向を追っている人に向いています。ミエルカというプロダクトが「SEOの最前線」に位置しているため、日常業務を通じて業界知識が深まる環境が整っています。
タイプ2. SaaSの成長フェーズを体験したい人
SaaS企業の成長フェーズに身を置き、プロダクトと一緒に自分も成長したいという意欲がある人に適しています。上場直後のフェーズで組織・制度・事業が整備されていく過程に関与できることは、得難いキャリア経験となります。
タイプ3. 自律的に動ける主体性の高いビジネスパーソン
役職に縛られず自律的に動ける人、クライアントの成果から逆算して施策立案を積極的に行える人に向いています。「指示を待つ」よりも「自分で考えて動く」が自然にできる人には活躍しやすい環境です。
タイプ4. 上場フェーズのガバナンス整備に貢献したい人
上場したばかりのフェーズで経営の透明性・ガバナンス整備に貢献したい人にも向いています。コーポレート部門や人事・経理領域で上場企業の仕組み作りに携われる機会は、キャリアのなかでも貴重な経験です。
タイプ5. マーケターエコシステムに価値を感じる人
ツール・コンサル・人材マッチングの三位一体で顧客課題を解決するビジネスモデルに共感できる人に向いています。単一サービスではなくエコシステム全体の成長に関与したいという志向の人にとって、Faber Companyは希少な選択肢です。
Faber Companyに向いていない人
批判ではなくミスマッチ防止のため、以下に該当する方にはあまり向いていない可能性があります。
- タイプ:業務範囲の明確化を求める人 — コンパクトな組織のため役割の流動性が高く、担当外の業務にも関与する場面が多い。「自分の仕事の範囲内だけ」を厳守したい人には合わない
- タイプ:大企業並みの福利厚生・制度充実を最優先とする人 — 上場直後の制度整備フェーズにあるため、大企業と同水準の福利厚生を期待すると落差を感じる可能性がある
- タイプ:ツール販売だけにフォーカスしたい人 — 「ツールを売ること」だけを目的とし、クライアントのマーケティング課題へのコミットメントが薄い人には文化的に合わない場面が多い
- タイプ:安定した業務フローを好む人 — 変化のスピードが速い環境よりも、安定した業務フローの中で着実に成果を出したい人には、方針変更や役割の再定義が頻繁に起こる環境に疲弊する可能性がある
- タイプ:専門分野に特化して深掘りしたい職人タイプ — 複数の業務領域を横断的に担う機会が多いため、特定領域のスペシャリストとしてのみ活躍したい人にはミスマッチが生じやすい
Faber Companyの選考対策
書類選考(職務経歴書)の書き方
Webマーケティング・SaaS営業・エンジニアリングなど、応募ポジションに関連する具体的な実績を数字で示すことが重要です。「何をしたか」ではなく「その施策により何が改善されたか」まで記述しましょう。
たとえばSEO担当なら「〇〇キーワードでの検索順位を〇位から〇位に引き上げ、月間オーガニック流入を〇%増加させた」という形式で書くことで、成果へのコミットメントと定量思考を伝えられます。業務の羅列ではなく「課題→施策→成果」の構造で職務経歴を整理することが高評価につながります。
一次面接(人事・現場マネージャー)の対策
ミエルカSEOをはじめとする同社プロダクトへの理解度が問われます。事前にツールの機能・競合プロダクトとの差異を調べ、「なぜFaber Companyなのか」を明確に語れる準備が必要です。
できれば無料トライアルやデモ動画を通じて実際のプロダクトに触れておくと、面接での回答に具体性が増します。「このプロダクトのどこが良いと思うか」「どこを改善できると思うか」という踏み込んだ質問にも答えられる準備をしておくことで、プロダクトへの関心の深さを示せます。
二次・最終面接(経営層)の対策
上場後の成長フェーズにおいて、自分がどのように貢献できるかを具体的に提示することが求められます。主体的なエピソード(自ら課題を設定し、仮説を立て、実行した経験)をいくつか用意しておくと良いでしょう。
「上場後のフェーズで何を実現したいか」という自分自身のビジョンと、Faber Companyの成長方向性を接続して語ることが評価されます。単なる「御社志望理由」ではなく、「自分がここで何を作り、何を達成したいのか」という能動的な姿勢を前面に出しましょう。
共通の準備ポイント
「リーダーであれ」という同社文化に共鳴するエピソードを準備し、受け身でなく主体的に動いてきた姿勢を示すことが内定獲得のカギとなります。複数のエピソードを準備し、面接官の質問の方向性に応じて使い分けられる状態が理想です。
Faber Companyへの転職で評価されやすい経験
- SaaS・マーケテックプロダクトの営業・カスタマーサクセス経験: 類似SaaSの導入提案や顧客の継続率改善に携わってきた経験は高く評価されます
- SEO・コンテンツマーケティングの実務経験: 自社メディアや支援先でのSEO施策立案・実行経験は即戦力として評価されやすいです
- BtoBマーケティングの企画・実行経験: リードジェン施策やMAツール活用の経験は、同社のマーケ部門・コンサル部門で重宝されます
- Webプロダクト開発経験(エンジニア・PM): アジャイル開発経験やデータドリブンなプロダクト改善の実績はプラス評価されます
- デジタルマーケティング支援会社・広告代理店出身: クライアントのデジタル課題を複数担当してきたコンサルタント経験は重視されます
- UX・アクセス解析・データ分析の実務経験: ヒートマップやGA4などのツールを使った改善提案経験は、ミエルカヒートマップ関連ポジションで評価されます
- フリーランスマーケターの採用・マッチング経験: ミエルカコネクト事業の拡大に伴い、マーケター採用・コミュニティ運営経験が重視されます
- ローカルビジネス・多拠点運営の集客施策経験: MEO・ローカルSEOに関する実務知識はローカルミエルカ関連ポジションで優位に働きます
- 上場準備・IR対応・コーポレート機能の整備経験: 上場直後フェーズにあるため、ガバナンス・開示体制の整備に関わってきた経験は即戦力として需要があります
- チームのデジタルマーケ内製化支援・育成経験: DX支援コンサルティングポジションでは、組織への教育・伴走支援の経験が評価されます
特に評価されやすいのは、「成果を数字で語れる実績とWebマーケ領域の専門性を兼ね備えたうえで、自律的に動いてきたエピソードを複数持っている人材」です。
まとめ
Faber Companyは、WebマーケティングSaaS「ミエルカ」シリーズを軸に、2024年の東証スタンダード市場上場を経て新たな成長ステージへと歩み出した企業です。コンパクトな組織ながら、SaaS×コンサルティング×人材マッチングのエコシステムを構築し、クライアントのデジタルマーケティング課題に幅広く対応できる体制を整えています。
転職先としては、Webマーケティングの専門知識を深めながら上場企業の成長ダイナミズムを体感したい人材に特に適しています。営業・コンサルタント・エンジニア・プロダクトマネージャーといった各ポジションで、「マーケターのインフラを作る」という明確なビジョンのもとにキャリアを積むことができます。
一方で、65名前後のコンパクトな組織ゆえに制度整備はこれからの部分もあります。自律的に動ける人材にとってはチャンスの宝庫ですが、手厚いサポート体制や明確な業務境界線を求める方には合わない可能性もあります。
転職を検討する際は、ミエルカSEOをはじめとするプロダクトを実際に試用したうえで選考に臨むことで、説得力ある志望動機を語れるようになります。業務の幅広さと自律性の高さを活かして、Webマーケ領域でのキャリアを加速させたい方に向いている企業と言えるでしょう。
