エイチームホールディングスは、1997年に代表取締役の林高生氏が名古屋でソフトウェア受託開発を個人事業として立ち上げたことに端を発します。社名の由来は当時好きだったアメリカのドラマ『特攻野郎Aチーム』。そのユニークな社名のとおり、創業から一貫して独自路線を歩み続けてきた企業です。

2000年に法人化、2012年に東証マザーズ上場、翌2013年に東証一部(現プライム)へ市場変更を果たしました。ゲームアプリの開発・運営から出発し、その後「引越し侍」「ナビクル」「ハナユメ」といった生活密着型の比較サービスへと事業を多角化させました。2025年4月には持株会社体制へ移行し、現在の社名「エイチームホールディングス」となっています。

転職市場においてエイチームホールディングスが注目される理由は、IT人材がいきなり事業のコアに関われる点にあります。大企業のような間接部門への配属ではなく、プロダクトの成長に直結するポジションが多く、技術力・マーケティング力を持つ人材にとって実力を試せる舞台となっています。

企業概要

項目内容
正式社名株式会社エイチームホールディングス(Ateam Holdings Co., Ltd.)
設立2000年2月29日(創業:1997年)
代表取締役林高生
本社所在地愛知県名古屋市中村区名駅三丁目28番12号 大名古屋ビルヂング32F
資本金約17億1,300万円(2025年7月期時点)
従業員数783名(役員・アルバイト除く、2025年7月31日時点)
上場区分プライム市場(証券コード3662)
売上高約239億円(2024年7月期連結)
平均年収約640万円(日経電子版掲載値)
平均年齢約33〜36歳程度
勤続年数約5.8年
事業内容メディア・ソリューション事業、エンターテインメント事業、D2C事業

エイチームホールディングスは、愛知県名古屋市に本社を構えながら、東京・大阪にも拠点を有する総合IT企業です。売上規模は約239億円で、プライム市場に上場する中堅IT企業として一定の認知を持ちます。

従業員数は約783名と、大企業に比べると小規模ですが、持株会社傘下の各事業子会社を含むグループ全体では多くのメンバーが在籍しています。平均年齢は30代前半〜半ばと若く、成長フェーズにある企業らしいダイナミズムが残っている点が転職者にとっての魅力の一つです。

主な事業内容

エイチームホールディングスは、大きく3つの事業セグメントからなるインターネット企業グループです。事業の多角化を進めながらも、「インターネットで人々の生活を豊かにする」という軸を一貫して持ち続けています。

メディア・ソリューション事業

グループの売上を支える主力事業です。生活者向けの比較・情報サービスサイトとして、以下の主要サービスを展開しています。

「引越し侍」は、全国の引越し業者の見積もりを一括比較できるサービスで、業界最大級の知名度を持ちます。引越し会社にとってもデジタル集客の主要チャネルとなっており、BtoC・BtoBの両面で価値を提供しています。「ナビクル」は自動車の査定・買取一括比較サービスで、カーライフ領域での集客プラットフォームとして機能します。

近年注力しているのが、法人向けデジタル集客支援・コンサルティングの強化です。自社メディアで培ったSEO・デジタルマーケティングのノウハウを、外部企業への支援事業として展開する「売上向上支援カンパニー」への変革を進めており、今後のグループ全体の成長ドライバーと位置づけられています。

エンターテインメント事業

スマートフォン向けゲームアプリの開発・運営を行う事業セグメントです。「ユニゾンリーグ」「ヴァルキリーコネクト」などのRPGタイトルをグローバルに展開し、国内外のユーザーに向けてコンテンツを提供しています。

ゲーム事業は収益の波が大きいという特性がありますが、グループ全体ではメディア事業の安定収益と組み合わせることでリスクを分散させています。開発・運用・グロースを一貫して行う体制を持ち、エンジニア・ゲームプランナー・マーケターの連携が求められる環境です。

D2C事業

自転車専門通販「cyma-サイマ-」など複数のD2Cブランドを展開するEC事業セグメントです。商品企画から販売・カスタマーサポートまでを一気通貫で担い、デジタルとリアルを組み合わせた顧客体験を提供しています。消費者と直接つながるD2Cモデルを通じて、グループとしてのデータ活用・CRM強化を推進しています。

グループ全体の方向性

2026年現在の最大の経営テーマは「法人向け売上向上支援カンパニー」への変革です。自社メディアの運営で蓄積したデジタルマーケティングの知見・テクノロジーを法人クライアントに提供するコンサルティング・SaaSビジネスへの展開を本格化させており、従来のメディア運営会社から脱皮した事業モデルの構築を目指しています。

エイチームホールディングスの強み

強み1. 名古屋発でも東京水準の給与・環境を実現

エイチームホールディングスの最大の差別化要因の一つが、東京ではなく名古屋を本拠としながら、東京のIT企業と遜色ない給与水準と職場環境を実現している点です。平均年収は約640万円と、地方拠点のIT企業としては際立って高い水準にあります。

転職者にとっての意味は大きいです。名古屋・中部エリア出身者や家族の都合で名古屋在住の優秀なIT人材が、東京に移住することなくキャリアを積める数少ない選択肢の一つがエイチームホールディングスです。給与を妥協せずに地元でキャリアを構築したい人にとって、非常に有力な転職先となっています。

強み2. 生活密着型メディアによる安定した集客基盤

「引越し侍」「ナビクル」といった生活密着型の比較メディアは、利用者にとって引越し・カーライフという一生に何度もある大きな意思決定をサポートするサービスです。検索エンジン経由での集客力が高く、リピーターよりも常に新規ユーザーが流入する構造を持ちます。

この安定した集客基盤は、メディア事業の収益安定性を高めるだけでなく、SEO・コンテンツマーケティング・ユーザー分析といったデジタルマーケティングのノウハウを継続的に蓄積する場にもなっています。このノウハウこそが、法人向け支援事業への横展開を可能にしている根本的な競争優位です。

強み3. 多事業ポートフォリオによるリスク分散

メディア事業の安定収益とゲーム事業の高収益ポテンシャルを組み合わせたポートフォリオは、単一事業に依存しないリスク管理の観点で評価できます。ゲームタイトルのヒット時には大きな収益貢献が見込める一方、外れた場合もメディア事業がグループ全体の下支えをする構造です。

転職者にとっての意味は、会社全体としての財務安定性につながります。急激な事業縮小や大規模なレイオフのリスクが相対的に低く、長期的なキャリア形成の場として選べる企業という点が評価されます。

強み4. 持株会社体制移行による事業柔軟性

2025年4月の持株会社体制への移行は、グループ各社の意思決定スピードと経営の自律性を高めることを目的としています。事業ごとに最適な体制・人材配置を取りやすくなり、新規事業の立ち上げや既存事業の切り出し・M&Aにも機動的に対応できるようになりました。

エンジニア・マーケター・プロダクトマネージャーとして特定事業にコミットしたい人にとっては、意思決定ラインが短く、事業の成長に直接貢献できる環境が整っているといえます。

強み5. デジタルマーケティングの深い内製能力

自社でSEO・コンテンツ制作・広告運用・データ分析を一貫して行う体制が、長年の事業運営の中で構築されています。外部エージェンシーへの依存度が低く、社内にデジタルマーケティングの専門性が蓄積されています。この内製能力こそが、法人向け支援サービスの信頼性の源泉になっています。

マーケター・データアナリストとして転職した場合、外注頼みの会社では得られない深い実務経験を積むことができます。自社プロダクトのマーケティング実務とクライアントへのコンサルティングの両方を経験できる環境として注目に値します。

強み6. ゲーム×メディア×ECの技術横断人材輩出実績

多様な事業領域を持つことで、エンジニアやプロダクトマネージャーが複数の事業ドメインを渡り歩く経験を積みやすいです。ゲームバックエンドの高負荷対応、SEO最適化されたメディアシステム、D2CのEC基盤と、技術的難易度の異なる複数プロダクトへの関与が社内異動で可能な環境です。転職市場での汎用性が高いIT人材になりたい人にとって、キャリアの幅を広げる機会に恵まれた環境といえます。

エイチームホールディングスの年収事情

エイチームホールディングスの平均年収は約640万円(日経電子版掲載値)で、名古屋を本拠とするIT企業としては突出した水準にあります。複数の情報源で550万〜640万円程度の幅がありますが、職種・等級によって大きく分散する傾向が見られます。

職種別の想定年収レンジ

職種想定年収レンジ
ソフトウェアエンジニア(中堅)500〜750万円程度
シニアエンジニア・テックリード700〜950万円程度
デジタルマーケター450〜650万円程度
SEOコンサルタント・コンテンツ担当400〜600万円程度
プロダクトマネージャー600〜850万円程度
ゲームプランナー・ディレクター450〜700万円程度
データアナリスト・データサイエンティスト500〜750万円程度
経営企画・事業企画550〜800万円程度

※上記はOpenWork・転職会議・dodaなどの口コミ・公開情報をもとにした推計値。実際の年収は等級・評価・業績により変動します。

給与制度の特徴

エイチームホールディングスの給与体系は、基本給+月次・四半期の業績連動賞与を組み合わせた構成とされています。社員持株会制度が整備されており、会社が一定の補助を行うことで自社株を割安に積み立てられる仕組みがあります。なお、みなし残業制度を採用している職種があり、一定時間の残業代は基本給に含まれている点に注意が必要です。

年収を見る際の注意点

  • 名古屋本社勤務と東京勤務で生活コストが大きく異なるため、実質的な手取り感覚は立地により変わります
  • 「642万円」等の平均値は高いですが、職種・等級・勤続年数による分散が大きいです
  • 成長企業特有の業績連動部分があるため、会社の業績悪化時には変動しうます
  • 住宅補助が手薄という口コミもあり、住居コストは個人負担が基本と考えておきましょう
  • 転職時の提示年収は経験・スキルによる個別交渉の余地が大きいです
20〜30代のキャリア相談(無料)→

エイチームホールディングスの働き方・福利厚生

エイチームホールディングスは、社員の働きやすさへの投資において独自色の強い制度を複数整備しています。名古屋拠点という地理的特性もあり、生活コストの低さと合わせて「実質的な豊かさ」を意識した制度設計がうかがえます。

勤務時間・休日 フレックスタイム制を導入しており、コアタイムの設定はあるものの出退勤の柔軟性は高いです。年間休日は120日程度。土日祝休みを基本とします。

リモートワーク 2020年のCOVID-19対応で全社的なリモート環境を整備し、現在も多くのポジションでリモート勤務が可能です。ただし職種・チームによって出社頻度は異なります。制度上はハイブリッド勤務が標準的な運用となっています。

独自の休暇制度

  • 5連続休暇制度(毎年必ず取得義務あり):旅行等に活用している社員が多い
  • 誕生日休暇:誕生日周辺で1日の特別休暇が付与される
  • その他有給休暇とは別に付与される法定外休暇

福利厚生(10項目以上)

  • 社内食堂完備(大名古屋ビルヂング本社)
  • 食事補助制度(本社以外の拠点勤務者向け)
  • 社員持株会(会社補助あり)
  • 育児一時リモートワーク制度
  • 育児中の勤務時間選択制度(短時間勤務等)
  • 各種社会保険完備(健康・厚生年金・雇用・労災)
  • フレックスタイム制
  • 研修・スキルアップ支援(書籍購入補助等)
  • 産前産後・育児・介護休暇
  • 健康診断・ストレスチェック実施

注意点 住宅補助が薄いという口コミが複数見られます。名古屋・東京など拠点の違いにより適用できる制度に差がある場合があるため、選考中に確認することを推奨します。

エイチームホールディングスの社風・カルチャー

一言で表すなら「ベンチャーの熱量と上場企業の安定感が共存する場所」

エイチームホールディングスを一言で表すなら「名古屋拠点のIT系ベンチャースピリット」です。上場企業としての管理体制を整えながらも、創業者・林高生氏の影響色が強く、現場の裁量が比較的大きいです。意思決定のスピードが速く、チームワークよりも個の成果を重視する文化があるという声も聞かれます。

プロダクトへの当事者意識が求められ、言われたことをこなすのではなく、自分から問題を発見して解決策を提案する姿勢が評価される環境です。

評価される人物像

  • 自ら課題を設定し、データや仮説をもとに施策を動かせる人
  • 担当事業への当事者意識が強く、KPIへのオーナーシップを持てる人
  • 変化を楽しめ、組織改変・事業ピボットに柔軟に対応できる人
  • チームで成果を出すことと個人の専門性向上を両立できる人

表面的なイメージと実態の差

エイチームホールディングスは「名古屋のゲーム会社」というイメージを持たれることがありますが、現在はゲーム以上にメディア・マーケティング・法人支援の色が強くなっています。ゲーム専業と思って入社するとミスマッチになる可能性があるため、現在の事業ポートフォリオをしっかり把握した上で応募することが重要です。

また、ベンチャーらしい自由度はある一方で、大企業のような手厚い教育体制や明確なキャリアパスが整備されていないという側面もあります。自律的に学び続けられる人間には向いていますが、手取り足取りのOJTを期待すると物足りなく感じる可能性があります。

エイチームホールディングスの転職難易度

難易度:B級(中程度)

エイチームホールディングスへの中途転職の難易度は「中程度」と評価できます。外資IT企業や国内メガベンチャーほど選考の難易度は高くないですが、スキル・実績の明確な提示が求められます。

特定の事業ドメインで実績を持つエンジニア・マーケターであれば書類通過率は比較的高く、面接での実務ベースのやりとりが勝負となります。ポテンシャル採用よりも即戦力重視の傾向が強く、「何ができるか」を具体的に伝えられることが通過のカギです。

理由1. 実績重視の中途採用スタンス

エイチームホールディングスの中途採用は即戦力に軸足を置いており、職歴が浅い・スキルが曖昧な候補者は書類段階で落とされやすいです。一方で、同業・類似業界での実績があれば、企業規模が小さくても評価される傾向があります。

理由2. 事業知識と文化フィットの両立が必要

技術力・マーケティングスキルに加えて、事業への理解と文化フィットも重視されます。「なぜエイチームでなければならないか」という志望理由の明確さ、および自律的に動ける人材かどうかを見極める質問が面接で多く出る傾向があります。

理由3. 名古屋本拠という地理的フィルター

名古屋勤務を前提とするポジションが多いため、東京在住者にとっては転居の意思が採用判断に影響する場合があります。一方でリモート可能なポジションも増えており、職種によって柔軟性は異なります。

20〜30代のキャリア相談(無料)→

エイチームホールディングスの主な募集職種

エイチームホールディングスでは、IT・メディア・ゲーム・EC・法人サービスの各事業を横断して多様な職種を募集しています。

エイチームホールディングスに向いている人

タイプ1. 地方在住でもIT業界の高給与環境でキャリアを積みたい人

東京に行かずとも上場IT企業で活躍したい名古屋・中部エリアのIT人材にとって、エイチームホールディングスは数少ない有力な選択肢です。給与水準・事業規模ともに地方IT企業の中では突出しており、ライフスタイルの選択肢を広げながらキャリアを構築したい人に向いています。

タイプ2. デジタルマーケティング・SEOの専門性を深めたい人

引越し侍・ナビクルなどの大規模メディアを自社運営している環境は、SEO・コンテンツマーケティング・広告運用のスキルを実戦で磨くには最適な場です。外部エージェンシーへの丸投げではなく、徹底した内製運用を行っているため、マーケターとしての実力が問われ、かつ伸ばせる環境です。

タイプ3. 複数事業ドメインを渡り歩き、総合的なIT人材になりたい人

ゲーム・メディア・EC・D2Cと事業ドメインが広いため、社内異動を通じて複数領域の実務経験を積めます。特定の技術・スキルに閉じず、事業視点を持つエンジニア・PMを目指す人に向いています。

タイプ4. ベンチャー感のある環境で当事者として事業に関わりたい人

上場企業でありながら、意思決定の速さや現場の裁量の大きさはベンチャーに近いです。事業計画から施策実行まで一気通貫で関わりたい人、担当事業のオーナーシップを持ちたい人には合っている文化です。

タイプ5. 変化・組織改編をポジティブに楽しめる人

2025年の持株会社体制移行に象徴されるように、エイチームは組織的に変化し続けています。既存の仕組みに安住するよりも、変化の中で新しい役割を自ら作っていけるタイプが長く活躍できる環境です。

エイチームホールディングスに向いていない人

批判ではなくミスマッチ防止のため、以下のタイプの人には合わない可能性があります。

  • タイプ: 大企業的な手厚いOJTや明文化されたキャリアパスを期待している人。自律的なキャリア形成が基本のカルチャーのため、指示待ちで学ぼうとする姿勢は評価されにくいです。
  • タイプ: ゲーム専業のクリエイター志望の人。現在の事業ポートフォリオはメディア・ソリューションが主軸で、ゲーム専業環境を求めると実態とのギャップが生じうます。
  • タイプ: 住宅補助等の手厚い生活支援を期待している人。同社は住宅補助が薄いという口コミがあり、生活コストのサポートに厚みを求める場合は事前確認が必要です。
  • タイプ: 東京の最前線IT企業と同等の採用ブランド力・外部露出を期待している人。知名度の面では大手IT企業には及ばないため、転職後の対外的な「箔」を優先する人には合わない場合があります。
  • タイプ: 安定した大企業カルチャーを求める人。スピード感と変化の多い環境は、変化が苦手な人にはストレスになりうます。

エイチームホールディングスの選考対策

選考対策1. 事業ポートフォリオの最新情報を必ず把握する

2025年の持株会社移行、法人向け支援事業への戦略転換など、エイチームは近年大きな変化を経ています。「引越し侍のゲーム会社」という古いイメージで面接に臨むと、事業理解の浅さが即座に露呈します。現在のセグメント構成・注力事業・中期戦略を公式IRや決算説明会資料で確認した上で面接に臨みましょう。

選考対策2. 定量実績を具体的に提示する

エイチームの選考では「どんな数字を動かしたか」が厳しく問われます。SEOであれば流入増加数・KWランキング改善数、エンジニアであればシステム改善の効果・リリース規模、マーケターであれば広告ROASやCVR改善率といった、具体的な数値を伴った実績の説明が不可欠です。

選考対策3. 「なぜエイチームか」を事業視点で語る

「安定しているから」「名古屋で働きたいから」という理由だけでは評価されにくいです。「この事業ドメインでこういう貢献ができる」「売上向上支援カンパニーへの変革にこのスキルを活かせる」といった、事業価値創出の観点での志望理由を準備することが重要です。

選考対策4. 自律的な仕事スタイルをエピソードで示す

エイチームが求める人材像の中核は「自分で課題を発見・設定できる人」です。過去の職歴において、指示を待つのではなく自ら問題を設定して施策を進めた経験を、具体的なエピソードとして複数準備しておきましょう。

選考対策5. ゲーム・メディア・ECのいずれかへの深い理解を示す

応募するポジションが属する事業セグメントについて、競合環境・ユーザー特性・マネタイズ構造への理解を面接で示せると印象が良いです。事前に引越し侍・ナビクル等のサービスを実際に使ってみて、UXや機能に対する自分なりの考察を持っておくことが有効です。

選考対策6. リモート・名古屋勤務への意向を明確にする

勤務地に関する希望は早期に明確にしておきましょう。「名古屋本社が基本だが、ポジションによりリモートあり」という状況が続いているため、どこで・どのように働きたいかを採用担当者と擦り合わせることで、ミスマッチを防ぐことができます。

エイチームホールディングスへの転職で評価されやすい経験

  • SEO・コンテンツマーケティングの実務経験(特に月間数十万PV以上のメディア運用)
  • BtoCの大規模比較サービス・情報メディアの企画・開発経験
  • デジタル広告運用(リスティング・SNS広告)のROAS改善実績
  • スマートフォンアプリ(特にゲームアプリ)の開発・運用実績
  • バックエンド・フロントエンドエンジニアとしての0→1または大規模システム改善経験
  • データ分析・ABテスト設計による施策改善経験
  • EC事業のサイト運営・CX改善・物流管理経験
  • 法人向けデジタルマーケティングのコンサルティング・提案営業経験
  • プロダクトオーナーとしての機能開発推進・ユーザーリサーチ経験
  • グロースハックやユーザー獲得(UA)の実績
  • 新規事業の立案から推進までを担った経験
  • BtoB SaaSのCS・導入支援経験
  • 業務効率化・ツール導入によるコスト削減実績

特に評価されやすいのは「SEO・デジタルマーケティングのスキルと、事業KPIへのオーナーシップを組み合わせた即戦力人材」です。 技術力だけ、マーケ力だけというより、事業視点を持って数字を動かしてきた人間が選考を勝ち抜くケースが多いです。

20〜30代のキャリア相談(無料)→

まとめ

エイチームホールディングスは、名古屋発のIT持株会社として、引越し侍・ナビクルなどの生活密着メディアとスマホゲームを軸に成長してきた東証プライム上場企業です。2025年の持株会社体制移行と「法人向け売上向上支援カンパニー」への戦略転換により、従来のメディア運営から一歩踏み出した新たなフェーズに入っています。

平均年収約640万円という水準は、名古屋拠点のIT企業としては抜きん出ており、5連休制度・誕生日休暇・フレックスタイム・リモートワークなど、働き方への投資も積極的です。大企業ほど洗練されてはいないですが、ベンチャー気質の残る環境で当事者として事業に関わりたい人にとって、魅力的な選択肢といえます。

一方で、組織変化への適応力・自律的な行動・具体的な数値実績の提示が求められるカルチャーのため、受け身の姿勢や漠然としたビジョンだけで選考を突破するのは難しいです。転職を検討する際は、現在の事業ポートフォリオと自分のスキルセットとの接点を徹底的に言語化した上で選考に臨むことが成功への近道です。

名古屋在住のIT人材、デジタルマーケティング・SEOの専門家、ゲーム・メディア・EC領域のエンジニア・PMにとって、特に相性の良い転職先です。

参考リンク