アルトナーは「エンジニアサポートカンパニー」として、機械・電気電子・ソフトウェア分野の専門技術者を全国の大手メーカーに供給する東証プライム上場企業だ。技術者派遣というビジネスモデルでありながら、社員は全員アルトナーと正社員契約を結んでいる点が大きな特徴である。

12年連続増収増益を達成し、売上高120億円規模まで成長した背景には、上流工程に特化した事業戦略がある。景気に左右されやすい製造業において、設計・研究開発といった上流工程の需要は底堅く、アルトナーはその領域にフォーカスすることで安定した収益を実現してきた。

転職希望者にとって重要な点は、アルトナーへの転職が「ひとつの会社に入社する」というより「アルトナーのエンジニアとして、大手メーカーの現場で働く」という性質を持つことだ。派遣先が定期的に変わる可能性があるため、多様な現場経験を積みながらスキルを高めたいエンジニアに向いている。

企業概要

項目内容
正式社名株式会社アルトナー
設立1962年9月18日
代表取締役社長関口相三
本社所在地兵庫県尼崎市西大物町5番2号
資本金2億3,828万円(2025年1月末時点)
従業員数約1,480名(2026年時点)
上場区分プライム市場(証券コード2163)
売上高119億5,500万円(2026年1月期)
平均年収464万円程度(2025年1月期実績)
平均年齢30.4歳
平均勤続年数6.5年程度
事業内容技術者派遣事業(機械・電気電子・ソフトウェア分野)、有料職業紹介事業

アルトナーは1962年に創業した技術者派遣の老舗企業であり、2024年現在で60年超の歴史を持つ。東証プライム市場に上場しており、堅実な経営が評価されている。主要取引先にはホンダ・ニコン・パナソニックなどの大手メーカーが名を連ねており、輸送用機器・電気機器向けの売上比率が高い。

従業員の平均年齢が30.4歳と若い点は、この業種の特性を反映している。エンジニアは比較的若い世代で構成されており、技術習得意欲が高い人材が集まりやすい環境だ。一方で平均勤続年数は6.5年程度であり、ある時点でキャリアを転換するエンジニアも一定数存在することがわかる。

主な事業内容

アルトナーの事業は、機械・電気電子・ソフトウェアの3領域に集約される。取引先メーカーの設計開発現場にアルトナーのエンジニアが常駐し、業務の指揮命令は取引先メーカーが行う、いわゆる「技術者派遣」の形態だ。

機械設計・開発領域

機械分野では、2次元CAD・3次元CADを使用する機械設計・機構設計業務が中心となる。自動車メーカー・家電メーカー・精密機器メーカーの設計部門に常駐し、部品設計から試作評価まで幅広く担当する。

CAEを活用した強度解析・熱解析なども手掛けており、設計のデジタル化が進む現場では解析スキルが求められるケースも増えている。機械設計エンジニアとしてのキャリアを大手メーカーの現場で積めるのが最大のメリットだ。

電気・電子設計・開発領域

電気・電子分野では、各種回路設計に加え、デジタル家電向けのシステムLSI設計需要が近年増加している。ハードウェア設計だけでなく、ハードとソフトの境界領域となる組み込み制御の上流工程も担当範囲に含まれる。

パワーエレクトロニクス設計・基板設計(PCBレイアウト)・EMC対策など専門性が高い業務領域でも実績を積んでいる。

ソフトウェア開発領域

ソフトウェア分野での強みはハードウェアの動作を制御する「制御ソフト」領域にある。自動車のECU(電子制御ユニット)や家電製品のファームウェアといった、製品の心臓部を担う開発に携わるエンジニアを多数抱えている。

組み込みC/C++・MISRA C規格への対応・モデルベース開発(MATLAB/Simulink)なども扱っており、Web系エンジニアとは異なる「モノに近いソフトウェア開発」の専門家集団として機能している。

業務請負・受託開発領域

派遣に加えて、業務請負・受託開発にも対応している。独立した成果物の納品を前提とする請負契約形態では、プロジェクト全体の品質管理をアルトナー側で担うことになり、よりマネジメントに近い役割が求められる。

有料職業紹介事業

メーカー各社への正社員転職を支援する有料職業紹介事業も展開しており、アルトナーで経験を積んだエンジニアがメーカー正社員へキャリアチェンジする際の支援も行っている。

アルトナーの強み

強み1. 技術者単価が業界トップ水準

アルトナーのエンジニア技術単価は業界内でも高い水準にある。これは単に技術レベルが高いことを示すだけでなく、取引先メーカーから高度な業務を任されていることの証左でもある。単価が高いため、給与や福利厚生の原資を確保しやすく、待遇改善の余地が比較的大きい。

転職検討者にとって重要なのは、単価水準が高い派遣先への配属が期待できる点だ。単純な量産ラインへの配属ではなく、設計・開発といった付加価値の高い工程での就業実績が積める。

強み2. 上流工程特化による景気耐性

アルトナーは一貫して設計・研究開発という上流工程に特化してきた。製造業の景気サイクルにおいて、生産工程のライン派遣は受注量に応じて人員を調整されやすいが、設計・開発部門の業務は中長期的な製品開発計画に紐づくため、景気変動の影響を受けにくい。

営業利益率12.5%という高い収益率はこの構造を反映しており、エンジニア個人の雇用安定性にも寄与している。

強み3. 12年連続増収増益の盤石な経営

上場企業として12年連続の増収増益を達成していることは、経営の安定性として転職検討者に安心感を与える。2026年1月期売上高は119億円超と着実に成長しており、採用余力も十分にある。

リーマンショック後の製造業全体が打撃を受けた時代を乗り越えてきた実績があり、経営基盤の強さは一定程度実証されていると言える。

強み4. 大手メーカーのエンジニアとしての就業経験

ホンダ・ニコン・パナソニックなどの大手メーカーで常駐勤務することで、直接採用では入社が難しい企業の現場を経験できる。技術者としての市場価値を高めるうえで、大手メーカーの設計現場での経験は大きな資産になる。

その後のキャリアとして、取引先メーカーの正社員登用へのルートも存在する。アルトナー側の紹介ビジネスと組み合わさることで、経験を活かした次のステップへの移行が可能だ。

強み5. 労働組合による就業環境の安定

アルトナーには約40年以上の歴史を持つ労働組合があり、給与・福利厚生・就業条件について継続的な交渉が行われてきた。残業時間の管理も徹底されており、平均残業は月20時間程度に抑えられていると報告されている。

技術者派遣業界では、エンジニアが孤立しやすいという指摘もあるが、組合の存在が一定の就業環境改善の歯止めになっている点は評価できる。

強み6. 未経験・第二新卒も受け入れる採用体制

機械系・電気系・ソフトウェア系について、未経験者・第二新卒の採用も積極的に行っている。入社後の研修プログラムを通じてエンジニアとしての基礎を習得できる体制が整っており、技術者への入口として活用するキャリアパスも現実的だ。

ただし、研修内容については自主学習中心との声もあり、受け身の姿勢では技術力が身につきにくい面も報告されている。自ら学ぶ意欲が前提となる。

アルトナーの年収事情

アルトナーの平均年収は464万円程度(2025年1月期実績)とされている。技術者派遣の業態であるため、派遣先企業での残業時間が収入に影響する面がある点は理解しておきたい。

職種別の想定年収レンジ

職種想定年収レンジ
機械設計エンジニア(経験者)420〜580万円程度
機械設計エンジニア(未経験・第二新卒)300〜380万円程度
電気・電子回路設計エンジニア390〜500万円程度
組み込みソフトウェアエンジニア420〜600万円程度
制御ソフトエンジニア(上流)450〜700万円程度
CAEエンジニア(解析)430〜560万円程度
プロジェクトリーダー/マネージャー550〜750万円程度
新卒・未経験入社(初年度)280〜350万円程度

給与制度の特徴

月次給与は基本給+各種手当で構成され、技術職は派遣先での業務内容・技術レベルに応じて定期的に見直しが行われる。昇給は年1回程度が一般的で、評価に基づく昇格によって大きく年収が変わるケースもある。

ボーナスは年2回(夏・冬)の支給が基本だが、業績連動の要素もある。残業代は全額支給の仕組みが維持されており、残業時間が増えることで年収が上振れするケースもある。

年収を見る際の注意点

  • 平均残業月20時間とされるが、派遣先によっては残業が多い環境に配属されるケースもある。残業代依存型の年収構造になりやすい側面がある
  • 30代前半で450〜500万円台が多く、大手メーカーの正社員と比較するとキャリア中盤以降の年収差が開きやすい
  • 技術単価アップを狙う場合はスキルセットと実績の積み重ねが重要。資格取得支援制度も活用し、エンジニアとしての市場価値を高めることで交渉余地が生まれる
  • 未経験入社の場合、最初の数年は年収が低めでも、段階的な昇給を重ねることで330〜400万円台には達しやすい

アルトナーの働き方・福利厚生

アルトナーでの就業環境は、配属先の取引先メーカーによって大きく左右される面がある。就業場所・勤務時間・リモートの可否などは派遣先の条件に依存するため、入社前に確認が必要な項目だ。

勤務時間・休日

  • 完全週休2日制(土日休み)が基本
  • 年間休日126日(2024年度実績)
  • 有給休暇20日(入社後6ヶ月から取得可能)
  • 年末年始・夏季・GWの連続休暇あり
  • 育児休業・介護休業制度完備

リモートワーク 派遣先の方針に依存するため、リモート対応の可否は配属先によって異なる。製造系の現場(試作室・実験室など)への常駐が求められる場合はリモート不可のケースが多い。設計業務でも、設計データ管理の観点から社内LANへの接続が必要な企業では出社が基本となる。

福利厚生(10項目以上)

  • 社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
  • 労働組合加入(40年以上の歴史を持つ)
  • 資格取得支援制度(受験料補助・報奨金)
  • 技術研修プログラム(入社時研修・実務研修・通信教育)
  • 社員持株会制度
  • 慶弔見舞金制度
  • 育児・介護休業制度
  • 産前産後休業
  • 定期健康診断・メンタルヘルス相談窓口
  • 財形貯蓄制度
  • 転居を伴う異動の場合の引越し支援

注意点 派遣先が変わる際に、通勤時間や就業場所が変化する可能性がある。「長年同じ職場で働きたい」という志向の方にとっては、環境変化がストレスになりうる。一方で、「複数のメーカーを経験したい」「多様な業種・職種を経験して市場価値を高めたい」というエンジニアには向いた環境だ。

アルトナーの社風・カルチャー

一言で表すなら「安定志向のプロ技術者集団」

アルトナーの社風を一言で表すならば、「堅実・安定志向のエンジニア集団」といったイメージが近い。老舗企業らしく就業ルールや管理体制が整備されており、極端な長時間労働やサービス残業は排除されている。

激変するIT系スタートアップのような刺激はないが、モノづくりの現場で地道にスキルを磨いていけるプロフェッショナルな環境が整っている。

評価される人物像

  • 地道な努力を継続できる技術者
  • 特定分野への深い探求心を持つ人
  • 配属先の変化を前向きに捉え、多様な現場経験を価値と考える人
  • 大手メーカーの現場に溶け込める協調性のある人
  • 自ら学習意欲を持ち、スキルアップを主体的に進める人

表面的なイメージと実態の差

「派遣会社」というイメージから、不安定な雇用を懸念する声もあるが、実態は正社員雇用のエンジニア集団だ。ただし、現場の上司・同僚はアルトナーの社員ではなく取引先メーカーの社員になるため、「アルトナーの同僚との日常的な交流が少ない」という声もある。

営業担当者とのコミュニケーション頻度を気にする社員もおり、派遣先で孤立感を覚えるケースもゼロではない。自ら積極的に情報収集し、社内の相談窓口を活用する姿勢が求められる。

アルトナーの転職難易度

難易度:C級(やや易しい〜標準)

アルトナーへの転職難易度は、業界標準と比べるとやや低い部類に入る。未経験・第二新卒の採用も積極的に行っているため、関連経験がなくても採用の土台に乗ることは可能だ。一方で、技術的なポテンシャルと意欲の確認は選考で重視されるため、「なんとなく技術系に行きたい」という軽い動機では通過しにくい。

理由1. 未経験・第二新卒歓迎の採用体制

機械・電気・ソフトウェアの3領域で未経験者を積極採用している。工学部卒や理系専門学校卒であれば、実務経験がなくても選考対象となりやすい。文系出身でも特定の条件下で採用実績がある。

理由2. 技術的ポテンシャルと成長意欲が選考の軸

面接では即戦力よりも「伸びしろと意欲」が評価される傾向がある。過去の学習経験・技術への関心・エンジニアとしての将来像を明確に語れることが重要だ。曖昧な志望動機や受け身の姿勢は評価が下がる。

理由3. 経験者は実績・スキルの具体性が求められる

中途採用(経験者採用)の場合、これまでの担当領域・使用ツール・プロジェクトの規模感・成果を具体的に語れることが求められる。技術力が高いほど条件面での交渉余地が広がる。

アルトナーの主な募集職種

アルトナーは3技術領域を中心に幅広い職種で採用を行っている。以下の職種で定期的に採用が行われている。

アルトナーに向いている人

タイプ1. 大手メーカーの現場でスキルを磨きたいエンジニア

アルトナーを経由することで、直接応募では採用ハードルが高い大手メーカーの設計開発現場を経験できる。「まず現場で実力をつけてから正社員転職を目指す」というキャリア戦略と相性が良い。

タイプ2. 多様な現場経験を積んでいきたい人

特定の1社に長く勤めるより、複数のメーカー・業種・製品分野を渡り歩いて経験の幅を広げたいエンジニアには、アルトナーの働き方はフィットしやすい。派遣先が変わるたびに新しい技術・製品・チームを経験できる。

タイプ3. 安定した雇用のもとで技術に集中したい人

フリーランスや個人請負とは異なり、正社員の安定した雇用形態のもとで技術者として働きたい人に向いている。福利厚生・社会保険・有給休暇といった雇用条件が整っており、技術に集中しやすい環境だ。

タイプ4. 第二新卒・未経験からエンジニアを目指す人

理系の学歴・知識を持ちながらエンジニアとしての実務経験がない層にとって、アルトナーは入口として活用しやすい企業だ。研修体制を活かしてエンジニアキャリアをスタートさせるルートとして現実的な選択肢となる。

アルトナーに向いていない人

批判ではなく、ミスマッチ防止のために以下を確認してほしい。

  • タイプ:同一の職場・チームに長期的に根を張りたい人 — 派遣先が変わることで職場環境・人間関係・業務内容が変化する。「ひとつの会社で深い人間関係を築いて長く働きたい」という志向には合いにくい
  • タイプ:年収を高水準で維持・向上させたい30代以降の人 — 中堅・ベテランになるにつれて、同レベルのメーカー正社員との年収差が拡大しやすい。年収の伸びには一定の限界感がある
  • タイプ:自己研鑽を受け身でこなしたい人 — 研修は自主学習ベースの要素が強く、OJT中心で手厚いメンタリングは期待しにくい。主体的に学ぶ意欲がない場合、技術力の成長が鈍化しやすい
  • タイプ:完全リモートワークを希望する人 — 製造系の現場では出社・常駐が基本。テレワーク中心の働き方を希望する場合は、配属先との条件確認が必須だ
  • タイプ:マネジメントへの昇進を明確に目指す人 — 技術者としてのキャリアが中心であり、マネジメントへのルートは他業態の企業より限られる面がある

アルトナーの選考対策

戦略1. エンジニアを目指す理由を「技術への関心」で語る

「安定しているから」「大手に関われるから」という動機より、「機械設計・ソフトウェア・電気設計に強い関心があり、専門性を高めたい」という技術へのコミットメントを前面に出すのが有効だ。

理系出身の場合は学部・大学院での研究内容や授業での技術経験を具体的に語ることで、技術への親和性を示せる。

戦略2. 担当したい領域を明確にして臨む

機械・電気・ソフトウェアのどの領域で活躍したいかを面接前に明確にしておくこと。「なんでもやります」より「機械設計でCADを使った設計業務に注力したい」と言い切る方が評価されやすい。

関連する自己学習(CAD独学・プログラミング学習・資格取得準備など)の実績があれば積極的に開示すること。

戦略3. 派遣という働き方への理解・納得感を示す

面接では「なぜメーカーに直接応募しないのか」「派遣という形態をどう捉えているか」という趣旨の質問が来ることがある。アルトナーを経由して大手メーカーの設計現場を経験するメリットを自分の言葉で語れるよう準備する。

「複数の現場でスキルを磨きたい」「まず実力をつけてから次のステップを考えたい」といった、積極的な意味付けが伝わると良い。

戦略4. 筆記試験・技術試験への対策

選考過程に技術的な知識を問う筆記試験が含まれる場合がある。高校〜大学レベルの物理・数学(材料力学・電気回路・プログラミング基礎など)の基本知識を復習しておくと安心だ。

戦略5. 転居・勤務地の柔軟性を示す

全国の取引先メーカーに配属されるため、勤務地の柔軟性が高い候補者は評価されやすい。特に関東・中部・関西の主要工業地帯への対応可否を事前に検討しておくこと。

戦略6. 中途採用では実績の定量化を徹底する

経験者採用(中途)の場合は、これまでのプロジェクト実績を「何を・どのように・どんな成果を出したか」という形で定量化して語ることが選考通過のカギになる。使用CADソフト・プログラミング言語・開発環境なども具体的に示すこと。

アルトナーへの転職で評価されやすい経験

  • 機械設計経験(2D/3D CAD:CATIA・NX・SolidWorks・AutoCAD等の実務経験)
  • 電気回路設計経験(アナログ・デジタル回路設計、基板CAD使用経験)
  • 組み込みソフトウェア開発経験(C/C++・MISRA C・RTOS)
  • 制御ソフト開発経験(車載ECU・産業機器・家電の制御プログラム)
  • CAE・解析経験(有限要素解析・熱流体解析)
  • 自動車OEM・Tier1での設計開発経験
  • 航空・宇宙・精密機器など高品質基準を求められる現場での就業経験
  • MATLAB/Simulinkによるモデルベース開発経験
  • ソフトウェア品質保証・V&V(検証・妥当性確認)の実務経験
  • PLM・PDM(製品ライフサイクル管理)ツールの運用経験
  • 機械系・電気系・情報系の大学・大学院での研究経験
  • 技術系国家資格(機械設計技術者・電気工事士・情報処理技術者等)の保有
  • 英語技術ドキュメントの読解経験(グローバルメーカーとの取引現場で有利)

特に評価されやすいのは、「自動車・精密機器の上流設計経験×CAD/CAE実務×安全規格(ISO26262等)の知識」を持つ候補者で、アルトナーの主要取引先の需要とも直結している。

まとめ

アルトナーは、技術者としてのキャリアをスタート・加速させるプラットフォームとして機能する企業だ。大手メーカーへの直接入社は難しくても、アルトナーを経由することで一流の設計開発現場を経験できる。12年連続増収増益・東証プライム上場という経営基盤の安定性も、長期的な雇用を見据えるうえで重要な安心材料だ。

年収面では30代後半以降に大手正社員との格差が開きやすいという側面があり、「アルトナー→スキルアップ→メーカー正社員への転職」というキャリアパスを意識しながら活用する候補者も多い。自らのエンジニアとしての成長を主体的に設計できる人には、非常に有効な環境といえる。

一方で、「特定の会社に長く根ざして安定を求めたい」「マネジメントに早期に挑戦したい」というタイプには物足りなさを感じる可能性がある。自分のキャリアの方向性と働き方の志向を事前に整理したうえで、アルトナーが自分の目標に合致するかを検討してほしい。

転職エージェントとして言えば、「若手・第二新卒でメーカー設計の入口を探している人」「多様な現場を経験しながらエンジニアとして市場価値を高めたい人」には積極的に提案できる企業だ。同時に、「安定した年収成長を求める30代以降の人」には他の選択肢も含めて比較検討を勧めたい。

参考リンク