「はたらく人々を幸せに。」というパーパスを掲げ、オフィスデザインの域を超えた「ワークデザイン」を提供するヴィス。大阪を拠点に1998年に創業した同社は、東証スタンダード市場に上場する独立系オフィスデザイン会社として、7,500件超の施工実績と独自のデジタルプラットフォームを武器に業界での存在感を高め続けている。

2026年3月期決算では売上高164億89百万円、5期連続での全段階利益の過去最高更新を達成。オフィスリニューアル需要の高まり、テレワーク・ハイブリッドワークの普及に伴うオフィス再設計需要を着実に取り込み、独自の成長軌道を描いている。2027年3月期には配当性向40%への引き上げと累進配当の継続を宣言するなど、株主還元にも積極的な姿勢を示している。

ヴィスの最大の特徴は、オフィスの内装工事だけを手がける「施工会社」ではなく、データ分析・組織改善・DXツール・ブランディング・フレキシブルオフィス運営まで含む「ワークデザインの総合コンサルタント」という点だ。DATA・PLACE・BRANDの3軸から企業の働き方を設計するアプローチは、競合との明確な差別化要素となっている。

本記事では、転職エージェントの視点からヴィスの事業・強み・年収・選考対策を詳しく解説する。オフィスデザイン業界や空間デザイン・建築系の転職を考えている方、クリエイティブ×コンサルティングで働きたい方はぜひ参考にしてほしい。

企業概要

項目内容
会社名株式会社ヴィス
英字名VIS Co., Ltd.
設立1998年4月13日
代表取締役会長:中村勇人 / 社長:金谷智浩
本社所在地東京都港区東新橋1-9-1 東京汐留ビルディング17F(東京)/ 大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 タワーA 16階(大阪)
資本金565百万円(2026年3月末時点)
従業員数224名(2026年3月末時点)
上場区分スタンダード市場(証券コード5071)
売上高164億89百万円(2026年3月期)
平均年収620万円程度(有価証券報告書ベース)
平均年齢32.0歳
勤続年数4.3年
事業内容オフィスデザイン・ブランディング事業、データソリューション事業、プレイスソリューション事業

ヴィスは1998年4月に大阪で創業されたオフィスデザイン会社で、東京証券取引所スタンダード市場に上場している。創業以来、オフィス空間の設計・施工を通じて企業の働き方改革を支援し続け、現在では7,500件超の施工実績を誇るオフィスデザインのリーディングカンパニーへと成長している。

2025年10月には東証スタンダード市場における所属業種を「建設業」から「サービス業」に変更。従来の施工中心のビジネスモデルを超え、データ分析・DXツール・フレキシブルオフィス運営などへと事業領域を拡張してきた結果、「サービス業」へのリカテゴライズが自然な流れとなった。2026年3月期に5期連続の増収増益を達成しており、事業の安定性と成長性の両立が評価されている。

主な事業内容

ヴィスは「ワークデザイン」というコンセプトのもと、オフィスデザインを軸にBRAND・DATA・PLACEの3つの事業セグメントを展開している。それぞれが独立したサービスでありながら、相互に連携することでワンストップの総合的な働き方改革支援を実現している。

企業が抱える「オフィスをどうすべきか」という課題は、単なる内装選びではなく、組織文化・コミュニケーション・ブランドイメージ・採用力まで影響する複合的な問いだ。ヴィスはこの複合的な課題に対して、データ・設計・施工・ブランディングの全領域をカバーするソリューションを提供する。

ブランディング事業(BRANDINGセグメント)

ヴィスの主力事業であるブランディング事業は、ワークプレイスのデザイン・施工を中核に、企業ブランディング全般を支援する。オフィスの内装デザイン・レイアウト・什器選定から、Webサイト・パンフレット・名刺・CI(コーポレートアイデンティティ)の設計まで、企業の視覚的なブランド体験を一貫して手掛ける。

単なるデザイン施工会社と異なる点は、「ブランディングの視点からオフィスを設計する」アプローチだ。オフィスはただの作業場ではなく、会社のブランドを社員・来訪者・採用候補者に体験させる空間であるという考え方が根底にある。この思想に共感する企業からの引き合いが多く、特にスタートアップや成長期の企業との取引が強い。

データソリューション事業(DATA SOLUTIONセグメント)

データソリューション事業では、働き方の現状をデータで可視化し、最適なワークプレイスのあり方を科学的に導き出す。独自開発のワークデザインプラットフォーム「WDP(Work Design Platform)」と、組織改善サーベイ「ここエル(ここエル)」を展開している。

WDPはオフィスの使われ方・人流・座席稼働率などを可視化するDXツールで、データドリブンなオフィス最適化を実現する。また「ここエル」は従業員エンゲージメント・組織の健全性を定量・定性両面から診断するサーベイサービスで、「オフィスを変えることで組織が良くなるかどうか」を事前にデータで確認できる仕組みだ。

プレイスソリューション事業(PLACE SOLUTIONセグメント)

プレイスソリューション事業では、新築ビルのワークプレイス活用提案や不動産資産の有効活用支援を行う。また、自社運営のフレキシブルオフィス「The Place」の展開も進めており、柔軟な働き方を実現する場の提供にも注力している。

新しいビルや開発物件のテナント誘致・内装プランニングから、企業のサテライトオフィス需要への対応まで、「場の提供」から「場の活用」まで一貫して関与するビジネスモデルだ。建物オーナー・デベロッパー・テナント企業のそれぞれに対して価値を提供できる独自のポジションを持つ。

株式会社ヴィスの強み

強み1. オフィスデザインのワンストップ対応力

ヴィスの最大の強みは、オフィスデザインに関連するあらゆる工程をワンストップで提供できる体制にある。設計・レイアウト、施工・内装工事、ICT・セキュリティ・ネットワーク構築、オフィス什器・デザイン家具の販売、Webサイト・グラフィック・CIデザインの実装まで、関係各所と連携しながら一貫して進行を管理する。

クライアント企業にとっては、複数の業者を個別に管理する手間がなく、品質・スケジュール・コストの管理が一元化できる点が大きな価値だ。特に「コーポレートオフィスの移転・リニューアル」という大型プロジェクトでは、このワンストップ対応力が選ばれる理由になっている。

強み2. 7,500件超の豊富な施工実績とデザインポートフォリオ

創業以来の累積施工実績7,500件超は、業界内でも突出した規模だ。多種多様な業種・企業規模・予算規模の案件を手掛けてきた実績は、新規クライアントへの提案力を高める強力な武器になっている。

「自社と似た業種・規模の事例を見てみたい」というクライアントのニーズに対して、豊富な実績から最適な事例を提示できる。また、過去の施工事例のデータが蓄積されることで、「このタイプのオフィスには何が必要か」というノウハウの精度が上がる好循環が生まれている。

強み3. DATA×PLACE×BRANDの三位一体アプローチ

競合のオフィスデザイン会社の多くが「デザイン・施工」の領域に留まるのに対し、ヴィスはデータ分析・組織改善・ブランディングまで含む独自の「ワークデザイン」アプローチを確立している。

「なぜこのオフィスが必要か(DATA)」「どこに・どのような場を作るか(PLACE)」「企業のブランドとしてどう表現するか(BRAND)」の三つを統合して考えることで、単なる見た目の良いオフィスではなく、企業の経営課題を解決するオフィスを設計できる。この差別化が、価格競争に陥りにくい高付加価値なポジションを実現している。

強み4. 独自DXツール「WDP」と「ここエル」による競合優位性

ワークデザインプラットフォーム「WDP」と組織改善サーベイ「ここエル」は、デジタルテクノロジーを活用した競合優位性の源泉だ。これらのツールはオフィスデザインと組み合わせることで、「設計前の現状分析」「施工後の効果測定」というデータドリブンなサイクルを実現する。

デジタルツールが定着することで、クライアントとの継続的な関係(リテンション)も生まれやすくなる。オフィスを一度作って終わりではなく、データで継続的にモニタリングし改善するサブスクリプション的な関係構築が可能になっている点は、将来の収益安定性にも寄与する。

強み5. 大阪発・関西基盤と全国展開の両立

大阪創業・大阪本社という関西基盤を持ちながら、東京・名古屋・福岡など全国に拠点を展開している。関西圏の中堅・中小企業とのネットワークは他の大手オフィスデザイン会社にはない独自の資産であり、関西圏での圧倒的な存在感が全国展開を下支えしている。

東京では大企業・スタートアップとの取引を増やしながら、大阪・名古屋では地場の有力企業との深い関係を維持するというデュアル成長戦略が機能している。地方企業のオフィスリニューアル需要は依然として大きく、全国ネットワークを持つヴィスの優位性が発揮されやすい市場だ。

強み6. 5期連続増収増益という財務の安定性と成長性

2026年3月期まで5期連続で売上高・全段階利益ともに過去最高を更新しているという財務実績は、事業の安定性と持続的な成長力を示す有力な証拠だ。景気循環や外部環境の変化にもかかわらず成長を続けてきたことは、ビジネスモデルの強靭さを示している。

2030年度の売上高250億円・営業利益25億円という中期目標に向けて、順調な進捗を重ねている。累進配当の継続宣言も含め、財務の健全性と株主への姿勢が明確であることは、従業員にとっても安心できる要素だ。

株式会社ヴィスの年収事情

ヴィスの平均年収は620万円程度とされており、建設・設計・デザイン業界の平均を大きく上回る水準だ。東証スタンダード市場上場企業として有価証券報告書に開示されている数字をベースにしており、比較的信頼性の高いデータといえる。

職種によってばらつきは当然あり、デザイナー・施工管理・営業・コーポレートなどで大きく異なるが、全体水準が高い点は魅力だ。平均年齢32歳・平均勤続年数4.3年というデータからも、比較的若いタイミングから高水準の報酬が得られることが伺える。

職種別の想定年収レンジ

職種想定年収レンジ
インテリアデザイナー(若手)350〜500万円
インテリアデザイナー(中堅・シニア)500〜750万円
ワークプレイスコンサルタント・営業450〜800万円
施工管理・プロジェクトマネージャー500〜750万円
Webデザイナー・グラフィックデザイナー400〜600万円
プロダクトマネージャー(WDP・ここエル)550〜850万円
データアナリスト500〜750万円
管理部門(人事・経理・総務)400〜650万円
マネージャー・チームリーダー650〜1,000万円程度

給与制度の特徴

ヴィスの給与制度の詳細は非公開部分が多いが、業界内での高い平均年収水準を維持している点から、実力・成果に応じた評価制度が機能していると見られる。オフィスデザイン業界は比較的プロジェクト単位の成果が見えやすいため、個人の貢献度評価がしやすい環境といえる。

創業から27年以上の歴史を持つ安定企業として、賞与・各種手当も含めた総合的な報酬設計がなされている。キャリアアップに応じた昇給と、専門スキルの向上に連動した処遇改善が期待できる。

年収を見る際の注意点

  • 「平均年収620万円」はすべての職種・ポジションを含む平均であり、入社直後はこれを下回る可能性がある
  • デザイン系・施工管理系は業界の相場に準じる部分もあり、プロジェクトの規模や役割によって変動する
  • 転職サイトやクチコミサービスの年収情報はサンプル数が少ない場合があり、公式の有価証券報告書データと乖離することがある
  • 今後の成長フェーズで採用を強化する中、採用難易度の高い職種は待遇改善される可能性がある
  • 勤続年数4.3年というデータは、長期在籍による年功的な年収上昇よりも早期の成果評価が年収を決める可能性を示唆している

株式会社ヴィスの働き方・福利厚生

ヴィスは「はたらく人々を幸せに。」をパーパスとする企業だけに、自社社員の働き方についても業界の水準を超える環境整備に積極的だ。特にデザイン・クリエイティブ系の仕事を手掛ける企業として、柔軟で創造的な働き方を促進している。

勤務時間・休日:フレックスタイム制を導入しており、コアタイムの範囲内で出退勤の時間を調整できる。年間休日は125日程度で、土日祝日が休みの週休2日制が基本。有給休暇の取得も推奨されており、プロジェクト完了後のまとまった休暇取得も認められる文化がある。

リモートワーク:コロナ禍以降に整備されたリモートワーク環境が継続されており、デザイナー・コーポレート職などでは週複数日のリモート勤務が可能なケースがある。一方、施工管理やクライアント訪問を伴う営業職は現場・対面が必須の場面も多い。

主な福利厚生・制度

  • 各種社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
  • 交通費全額支給
  • 育児休業・産前産後休業制度(取得実績あり)
  • 介護休業制度
  • 資格取得支援・スキルアップ研修補助
  • 健康診断・人間ドック補助
  • 書籍購入・外部研修参加補助
  • 社内表彰制度(優秀デザイン事例表彰等)
  • 社員割引・提携サービス
  • 社内交流イベント・チームビルディング支援
  • キャリア面談制度(定期的な上長との面談)
  • 確定拠出年金(DC)導入の可能性あり(非公開)

注意点:プロジェクト型の仕事であるため、案件の繁閑に合わせて業務量が波打つことがある。特に施工管理・デザイナー職は、物件の引き渡し時期に合わせて繁忙期が集中する傾向がある。

株式会社ヴィスの社風・カルチャー

一言で表すなら「クリエイティブとビジネスの融合体」

ヴィスの社風を一言で表すなら「クリエイティブとビジネスの融合体」だ。デザイナー・施工管理・営業・コーポレートが一つの組織の中で共存し、それぞれの専門性を持ち寄ってクライアントの課題を解決する文化が根付いている。

「はたらく人々を幸せに。」というパーパスは社内にも浸透しており、自分たちが作るオフィスが人々の仕事の質と幸福感を変えるという使命感が、社員の仕事へのモチベーション源になっている。大阪発のフラットな文化もあり、役職を超えたコミュニケーションが活発で、「良いものを作る」という共通目標に向かって協働する空気がある。

評価される人物像

  • デザイン・空間・建築への深い審美眼と専門的なスキルを持つ人
  • クライアントの抽象的なビジョンを具体的なデザインに落とし込める提案力がある人
  • プロジェクトを期日・予算・品質のトライアングルで管理できる実行力がある人
  • 「オフィスをよくすることで組織が変わる」というミッションに共感できる人
  • 多職種のメンバーと連携してプロジェクトを進める協働力がある人
  • データや定量情報を読んでデザインの根拠として活用できる人

表面的なイメージと実態の差

ヴィスは「おしゃれなオフィスを作るデザイン会社」というイメージを持たれやすいが、実態は施工管理・顧客折衝・プロジェクト管理も含む総合的なビジネスだ。デザインの審美性だけでなく、コスト管理・スケジュール管理・多数の業者との調整といった泥臭いプロジェクトマネジメントが日々の業務の大きな部分を占める。

また、「大阪の会社」というイメージから保守的な社風を想像する人もいるが、実際はスタートアップ的なチャレンジ精神と、データドリブンな意思決定を推進する先進的な組織文化が共存している。ビジネスのデジタル化(WDP・ここエル)にも積極的に取り組んでおり、テクノロジー活用とデザインの融合という方向性が明確に打ち出されている。

株式会社ヴィスの転職難易度

難易度:B〜A級(中〜やや高め)

ヴィスへの転職難易度は職種によって大きく異なるが、全体としては「中〜やや高め」と評価できる。特にデザイナー・施工管理職は専門スキルが明確に求められるため、未経験者の採用は限定的だ。一方、営業系ポジションでは業界経験より「提案力とコミュニケーション力」を重視する傾向があり、異業種からの転職実績もある。

理由1. 専門性と実績が選考で重視される

インテリアデザイナーや施工管理職では、建築・インテリアコーディネートに関する専門知識と実務経験が必須に近い。ポートフォリオや過去の施工実績が具体的に評価対象となるため、業界内での転職は有利で、業界外からの転職はハードルが上がる。「おしゃれなオフィスを作る仕事がしたい」という動機だけでは選考を突破しにくい。

理由2. 企業のビジョン・パーパスへの共鳴が問われる

ヴィスの選考では「なぜヴィスか」「はたらく人々を幸せにするということへの自分なりの考え」を深く問われる傾向がある。企業のパーパスに本気で共鳴できるか、単なるスキルの提供者ではなく「ヴィスのミッションを体現できる人か」という視点での評価が重視される。

理由3. 多職種協業の経験が評価ポイントになる

デザイン・施工・営業・データ分析など多様な専門家が協働するプロジェクト型の仕事のため、「専門分野を持ちながら他職種と連携できる」経験が評価される。自分の専門領域だけに閉じず、チーム全体でアウトカムを出す経験の有無が選考での差別化ポイントになる。

株式会社ヴィスの主な募集職種

ヴィスでは、ワークデザインの各領域を担う多様な職種が採用対象となっている。デザイン・施工系の職種に加え、データ分析・DXツール開発・コンサルティング・コーポレート職も積極採用が続いている。

  • UI/UXデザイナー(WDP・ここエルのUI設計・改善)
  • グラフィックデザイナー(VI・CIデザイン、クライアント向けブランディング素材)
  • Webデザイナー(クライアントWebサイト制作・コーポレートサイト)
  • インテリアデザイナー・空間デザイナー(オフィスレイアウト・内装設計)
  • ワークプレイスコンサルタント(ワークデザイン提案・施主への提案営業)
  • 施工管理・プロジェクトマネージャー(施工工程の品質・コスト・スケジュール管理)
  • データアナリスト(WDPデータ分析・オフィス活用改善)
  • プロダクトマネージャー(PM)(WDP・ここエルのプロダクト企画・開発)
  • 採用担当(成長に伴う採用強化ポジション)
  • 経営企画(中期経営計画の実行支援・IR対応)

株式会社ヴィスに向いている人

タイプ1. 「デザイン×ビジネス」の両面でプロとして活躍したい人

審美性の高いデザインを作るだけでなく、それが経営課題の解決につながっているかを考えながら仕事できる人に向いている。「デザインはビジネスの道具でもある」という意識を持ち、クライアントのビジネス成果にコミットできる人がヴィスでは高く評価される。

タイプ2. 空間・オフィスを通じて組織変革に関わりたい人

「オフィスの設計を変えることで、そこで働く人の行動・コミュニケーション・生産性が変わる」という考え方に共鳴できる人に向いている。自分が関わったプロジェクトで企業の働き方が変わる様子を目の当たりにすることが、大きなやりがいになる仕事だ。

タイプ3. データとクリエイティブを融合させた仕事がしたい人

デザインのセンスと、データ分析や定量的な根拠を組み合わせる仕事がしたい人に向いている。WDPやここエルを活用した「データドリブンなワークデザイン」は、デザインとテクノロジーの両方に関心がある人のユニークなキャリアパスになりうる。

タイプ4. プロジェクト型の仕事で達成感を感じたい人

一つの大型プロジェクトを設計から施工・引き渡しまで担当し、完成した空間に「自分が作った」という強い手ごたえを感じたい人に向いている。長期にわたるプロジェクトの中でチームと協力しながら成果を出す仕事スタイルが好きな人には最適な環境だ。

タイプ5. 大阪文化・関西発のグローバル視点を持つ会社に共感できる人

大阪発の独自カルチャーを持ちながら全国展開を進めるヴィスのあり方に共感できる人。「大阪×デザイン×テクノロジー」という独自の立ち位置で業界をリードする企業に、誇りとモチベーションを感じられる人に向いている。

株式会社ヴィスに向いていない人

批判ではなくミスマッチ防止のために、以下のようなタイプはヴィスの環境と合わない可能性がある。転職前に確認しておきたいポイントだ。

  • タイプ:デザインの審美性だけにこだわり、ビジネス・コスト・スケジュールへの関心が薄い人。クライアントワークのため、予算・納期・要件の制約の中でデザインを最大化する能力が必須
  • タイプ:プロジェクトごとの仕事の波や繁閑の差が苦手な人。案件の集中時期・竣工時期に業務が集中する建設・施工業界特有のリズムがある
  • タイプ:単独作業を好み、チームワークが苦手な人。デザイナー・営業・施工管理・コーポレートが連携するプロジェクト型の仕事であり、多職種協働が必須
  • タイプ:短期で結果を出したい・インセンティブ型の稼ぎ方を望む人。プロジェクト型ビジネスのため、インセンティブ型ではなくスキル・役割連動型の報酬モデルが中心
  • タイプ:デジタルツールやデータ活用への興味が薄い人。DXへの投資を続けるヴィスにとって、テクノロジーへの関心と適応力は今後ますます重要になる

株式会社ヴィスの選考対策

1. ポートフォリオを丁寧に準備する(デザイン職)

デザイン系職種での応募では、過去の作品ポートフォリオが選考の核心となる。単に完成形を見せるだけでなく、「クライアントの課題は何だったか」「なぜこのデザインを選んだか」「成果はどう評価されたか」をセットで説明できる構成が理想的だ。ヴィスが重視する「ビジネス課題とデザインの接続」を意識したポートフォリオを作ることが選考突破の鍵になる。

2. ヴィスのパーパスへの共鳴を具体的なエピソードで語る

「はたらく人々を幸せに。」というパーパスに対して、「自分は何を通じてこのパーパスに共鳴するか」を具体的なエピソードで語れる準備をしておきたい。面接官は「この人はヴィスのミッションを本気で体現できるか」を見極めようとしている。自分の仕事観・デザイン哲学とヴィスのパーパスを接続できる言語化が必要だ。

3. ワークデザインの概念を理解して面接に臨む

ヴィスが提唱する「ワークデザイン」の概念—DATA・PLACE・BRANDの三位一体アプローチ—を事前に理解して面接に臨むことが重要だ。「なぜオフィスデザインだけでなくデータやブランディングまで展開しているのか」「ワークプレイスの変革が組織にどう影響するか」について、自分の言葉で説明できるレベルの理解が望ましい。

4. プロジェクトマネジメントの実績を整理する

施工管理・コンサルティング・営業職では、プロジェクトをスコープ・予算・納期のトライアングルで管理した実績が評価される。「規模感」「関与した期間」「多職種メンバーとの協業内容」「課題が生じた際の対処法」を具体的に語れるように準備しておこう。

5. 公式サイト・施工事例を徹底的にリサーチする

ヴィスの公式サイトに掲載されているオフィスデザイン事例・サービス紹介・ニュースリリースをしっかり読み込んでおく。特に「自分が担当したいと思う案件タイプ」を複数挙げて「なぜそれに関わりたいか」を語れると、志望動機の説得力が増す。最新の決算・中期経営計画の内容も理解しておくと、成長戦略への共感を示せる。

6. データリテラシーとデジタルツール活用の姿勢を示す

WDP・ここエルのようなDXツールへの親和性はヴィスでは今後ますます重要になる。ExcelやBIツールを使ったデータ整理・分析の経験、あるいはデジタルツールを活用してプロジェクト効率を改善した経験を持つ候補者は、デジタル化を進めるヴィスの現場で即戦力として評価されやすい。

株式会社ヴィスへの転職で評価されやすい経験

  • インテリアデザイン・空間デザイン・建築設計の実務経験(施工図作成・3Dモデリング含む)
  • 店舗・商業施設・オフィスの内装施工管理経験
  • VI・CI・コーポレートブランディングのデザイン経験
  • Webデザイン・UXデザインの実務経験
  • オフィス移転・リニューアルプロジェクトのPM経験
  • 法人向けソリューション営業・コンサルティング営業の経験
  • ファシリティマネジメント・総務部門でのオフィス管理経験
  • 組織サーベイ・エンゲージメント調査の設計・実施経験
  • データ分析・可視化ツール(Tableau・PowerBIなど)の活用経験
  • SaaS・DXツールの企画・開発・PM経験
  • スタートアップ・急成長企業でのビジネス開発経験
  • プロジェクトマネジメントの資格(PMP・建築士・インテリアコーディネーター等)
  • 多職種チームのリードまたはコーディネート経験

特に評価されやすいのは、「インテリア・空間設計の専門知識」とビジネス提案力・プロジェクト管理力の両方を兼ね備えた候補者だ。 デザインの技術力だけでも、ビジネスセンスだけでもなく、その掛け合わせを持つ人材はヴィスにとって希少で価値の高い人材となる。

まとめ

株式会社ヴィスは、「はたらく人々を幸せに。」というパーパスのもと、オフィスデザインにデータ・ブランディング・DXを融合させた「ワークデザイン」の先駆者として業界をリードしている。2026年3月期に5期連続の増収増益・売上高164億円を達成し、2030年度には250億円規模を目指す成長企業だ。

転職先としてのヴィスは、「クリエイティブ×ビジネス×テクノロジー」の三つを統合した独自の仕事ができる稀有な環境を提供している。平均年収620万円程度という業界水準を大きく上回る待遇、累進配当を宣言する安定した財務基盤、そして「自分の仕事で企業の働き方が変わる」というやりがいの大きさが特徴だ。

一方で、専門性の高い職種が多いため転職難易度はやや高め。特にデザイン系・施工管理系では、実務経験とポートフォリオが選考の核心となる。データ活用・DXツールへの関心とデザインの専門性を組み合わせた人材は、ヴィスが今後の成長に向けて最も必要としている人材像だ。

空間デザイン・建築・インテリア・ブランディングのプロとして、自分の専門性を活かしてより大きな組織変革に貢献したいと考えている方は、ぜひヴィスという選択肢を検討してみてほしい。「オフィスで人を幸せにする」というシンプルで力強いビジョンが、あなたのキャリアの転換点になるかもしれない。