接骨院・整骨院業界に特化したITソリューションと経営支援サービスで急成長を遂げている企業が、東証グロース市場上場の株式会社リグアだ。2004年の創業以来、柔道整復師・鍼灸師といった施術家が経営する治療院の現場課題を解決するサービスを積み重ね、業界内での存在感を着実に高めてきた。
リグアが提供する患者情報管理システム「Ligoo POS & CRM」やレセプト計算システム「レセONE」は、煩雑な療養費請求業務を効率化し、施術家が本来の医療行為に集中できる環境を整えるものだ。IT化が遅れがちなヘルスケア領域においてニッチトップを目指すビジネスモデルは、長期的な参入障壁となっている。
また近年は保険代理店・金融商品仲介を担うファイナンシャル事業も展開しており、接骨院経営者の資産形成や保険設計まで支援する「ヘルスケア×ファイナンス」の複合モデルへと進化しつつある。転職市場においては、ヘルスケアIT・メドテック領域の成長企業として、エンジニア・営業・コンサルタント志望者からの関心が高まっている。
本記事ではキャリアコンサルタントの視点から、リグアの事業内容・強み・年収・転職難易度・選考対策まで徹底的に解説する。転職を検討している方はもちろん、業界研究中の方にも参考にしていただきたい。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社名 | 株式会社リグア |
| 証券コード | 7090(東証グロース市場) |
| 設立 | 2004年10月1日 |
| 代表取締役社長 | 川瀨 紀彦 |
| 本社所在地 | 大阪府大阪市中央区淡路町2丁目6-6 淡路町パークビル2号館 |
| 資本金 | 596,965千円(約5.97億円、2026年3月時点) |
| 従業員数 | 200名程度(推計) |
| 上場区分 | 東京証券取引所 グロース市場 |
| 売上高 | 30〜40億円程度(推計) |
| 平均年収 | 400〜500万円程度(推計) |
| 平均年齢 | 30代前半程度(推計) |
| 平均勤続年数 | 3〜5年程度(推計) |
| 事業内容 | 接骨院・整骨院向け経営支援・ITシステム提供・医療機器販売・療養費請求代行(ウェルネス事業)、保険代理店・金融商品仲介(ファイナンシャル事業) |
| 公式サイト | https://ligua.jp/ |
リグアは東証グロース市場に上場するヘルスケアIT企業であり、接骨院・整骨院という特定の業態に深く特化した経営支援モデルを展開している。全国に約50,000院以上あるとされる接骨院・整骨院市場において、DX推進・業務効率化・収益改善を一体で支援できる企業は数少なく、ニッチトップとしての地位を確立しつつある。
グロース市場上場企業としての成長期待は高く、業績の拡大とともに組織拡大が続いている点も転職先として注目される理由の一つだ。大阪本社を拠点としながら全国展開を進めており、地方在住者にとっても選択肢になりうる企業といえる。
主な事業内容
リグアの事業は大きく「ウェルネス事業」と「ファイナンシャル事業」の2本柱で構成されている。コア領域はウェルネス事業であり、接骨院・整骨院の開業から日常運営・収益改善まで、包括的なサポートを提供するのが特徴だ。ファイナンシャル事業は経営者層への金融サービスを通じて、収益の多角化を図る役割を担っている。
近年はウェルネス事業の中でもITシステム(SaaS型プラットフォーム)の比率が高まっており、ストック型の安定収益基盤の確立が進んでいる。以下で各事業の詳細を解説する。
接骨院・整骨院向けITシステム(Ligoo POS & CRM)
主力プロダクトである「Ligoo POS & CRM」は、患者の来院管理・カルテ管理・会計処理・マーケティング機能を統合した、接骨院専用のクラウドシステムだ。施術家が日々のオペレーションに追われず経営視点を持てるよう、データの可視化と業務自動化を両立している。
接骨院業界はIT活用が遅れており、紙カルテや手作業レセプトが今も多く残る。Ligoo POS & CRMはこの課題に直接応える製品であり、導入院数の拡大が企業成長を直接牽引する構造になっている。転職後にプロダクト開発や営業に携わることで、業界変革の最前線に立てる点が魅力だ。
療養費請求代行(レセONE)
「レセONE」は、接骨院が健康保険組合などに請求する療養費の計算・申請を代行・効率化するシステムだ。レセプト業務は専門知識が必要であり、施術家にとって大きな負担となっている。リグアはこの煩雑な請求業務をシステム化・代行することで、施術院の管理コスト削減に貢献している。
保険請求は法改正や審査基準の変更が頻繁に発生するため、常に最新情報への対応が求められる。リグアはこの専門性を強みとして参入障壁を構築しており、競合他社が容易に追随できない堀を持つ。
医療機器・物品販売
接骨院向けに電気治療器・超音波治療器などの医療機器や消耗品(テーピング・包帯等)の販売も手がけている。既存の院との取引関係を活かしたクロスセルモデルであり、顧客単価向上と顧客ロイヤルティの維持に寄与している。
営業職として入社した場合、ITシステムの提案と医療機器・物品の提案を組み合わせて行うケースもあり、幅広い提案力が求められる。一方で、顧客との接点が増えるため、長期的な関係構築を重視する人材には働きがいのある環境といえる。
経営コンサルティング・セミナー支援
接骨院経営者向けの経営セミナーやコンサルティングも事業の一翼を担う。患者数の増加、リピート率向上、スタッフ採用・定着など、経営課題の解決を伴走型で支援するサービスだ。
単なるシステム販売に留まらず、「経営パートナー」としての関与を深めることで、解約率を抑制し長期的な顧客関係を構築している。コンサルタント志望者にとっては、ヘルスケア領域の専門知識とビジネス支援スキルを同時に磨ける環境でもある。
ファイナンシャル事業(保険代理店・金融商品仲介)
ウェルネス事業で培った接骨院経営者とのリレーションを活かし、保険代理店や金融商品仲介業務も展開している。経営者向けの生命保険・医療保険の提案や、資産形成の相談窓口としての機能を持つ。
接骨院経営者は個人事業主や小規模法人が多く、金融・保険のアドバイスを専門家から受ける機会が少ない。リグアはこの課題を事業機会と捉え、既存顧客基盤を最大活用した収益多角化を図っている。
株式会社リグアの強み
強み1. 接骨院・整骨院業界への圧倒的特化
リグアの最大の強みは、接骨院・整骨院という特定の業態に対して、ITシステム・経営支援・医療機器・金融サービスを一体で提供できる「業界特化プラットフォーム」を持っていることだ。競合が単機能のシステムや単品の物品販売に留まる中、リグアは「開業から成長まで全部支援できる」ワンストップモデルを確立している。
転職者の視点から見ると、この特化モデルは「専門性の蓄積」という大きなキャリア資産につながる。接骨院業界の商習慣・法規制・経営課題を深く理解したうえで働けるため、業界内でのキャリアパスが描きやすい。
強み2. ストック型収益モデルによる経営安定性
Ligoo POS & CRMやレセONEはサブスクリプション型・定額利用型での提供が基本となっており、月次・年次の安定したストック収益を生み出す。景気変動の影響を受けにくいストック型ビジネスは、従業員の雇用安定性にも直結する。
上場グロース企業としての成長フェーズにありながら、ある程度の収益基盤が確立されているバランスは転職先として魅力的だ。スタートアップのような不安定さと大企業の硬直性の間にある「成長期の安定感」を求める転職者に適している。
強み3. DX需要と規制対応の追い風
接骨院業界では療養費のオンライン請求義務化や電子カルテの普及促進など、デジタル化への外部圧力が年々強まっている。リグアのサービスはこうした制度変更に先行対応できる仕組みを備えており、業界全体のDX推進が自社の追い風になる構造を持つ。
転職者にとっては、「社会的需要が高まる領域で仕事ができる」という点が魅力だ。単なる営業やIT開発ではなく、業界変革の担い手として働けるキャリアの意義感を持ちやすい環境でもある。
強み4. 大阪本社でありながら全国展開できる営業体制
リグアの本社は大阪・中央区にあるが、全国各地の接骨院・整骨院へのアプローチを可能にする営業体制を整えている。全国に治療院が点在する業態の性格上、フィールドセールスとインサイドセールスを組み合わせた営業モデルを構築しており、地域を問わず活躍できる環境がある。
関西拠点での就職・転職を検討しながらも全国規模のキャリアを積みたい人材にとっては、本社で働きながら全国ビジネスに関われる点が差別化要因となる。
強み5. 複数事業による顧客接点の多様化
ITシステム、医療機器販売、経営コンサルティング、金融サービスという複数の接点を一つの顧客(接骨院)に持てる構造は、顧客単価の向上と解約率の低減を同時に実現する。また、1つの事業で関係を構築すれば、他事業への展開(クロスセル・アップセル)が生まれやすい。
転職後のキャリアとしても、複数の事業・職種を横断する経験を積みやすく、T字型の専門性を高めていける環境だ。
強み6. 上場企業としての情報開示・ガバナンス体制
東証グロース市場への上場により、財務情報の開示義務・コーポレートガバナンスの整備が求められる。非上場の競合と比べ、組織管理・内部統制・コンプライアンス意識が高い環境で働けるのは転職者にとって大きなメリットだ。
キャリアの観点からも、上場企業での就業経験はレジュメ上の信頼性を高める。特にベンチャー・スタートアップ経験者が「上場企業での業務経験」を積む場としての選択肢になりうる。
株式会社リグアの年収事情
リグアの年収水準は東証グロース上場企業かつヘルスケアIT領域という特性を踏まえると、業界平均と同等かやや高い水準と推察される。ただし公開情報が限られているため、以下は業界データや類似企業の公開情報をもとにした推計であり、実際の水準は採用条件・経験・職種によって大きく異なる点に留意していただきたい。
職種別の想定年収レンジ
| 職種 | 想定年収レンジ(推計) |
|---|---|
| フィールドセールス(法人営業) | 350〜550万円程度 |
| インサイドセールス | 320〜480万円程度 |
| プロダクトマネージャー | 500〜750万円程度 |
| ソフトウェアエンジニア(バックエンド) | 450〜700万円程度 |
| ソフトウェアエンジニア(フロントエンド) | 420〜650万円程度 |
| 経営コンサルタント | 400〜600万円程度 |
| カスタマーサクセス | 350〜500万円程度 |
| 管理部門(経理・人事) | 350〜500万円程度 |
| ファイナンシャルアドバイザー | 400〜650万円程度(インセンティブ含む) |
給与制度の特徴
グロース市場上場のスタートアップ〜中堅企業としての特性上、基本給に加えて業績連動のインセンティブ・歩合給の比重が高い職種(特に営業系)が存在する可能性が高い。成果を出せば30代で500万円を超えるポテンシャルがある一方、成果が出にくい時期は収入が安定しない場合もあるため、事前に報酬モデルを確認することが重要だ。
上場企業としてストックオプションや株式報酬の制度がある場合、業績次第で追加報酬が発生する可能性もある。採用面接の段階で報酬体系の詳細・インセンティブの設計・評価サイクルを確認することを強くお勧めする。
年収を見る際の注意点
- 求人票の年収幅が広い場合、「想定年収」はあくまで幅の中央値付近を参考にすること
- 残業代の扱い(みなし残業含む場合の実態時間数)を必ず確認する
- インセンティブ・歩合が含まれる場合、前年実績の分布を面接で確認する
- 昇給・昇格のサイクルと評価基準を把握したうえで入社後の年収見通しを立てる
- 転職後の最初の1〜2年は実績積み上げ期として年収が低めになるケースがある
株式会社リグアの働き方・福利厚生
リグアは接骨院業界に密着したB2Bビジネスを展開しており、顧客の業態が治療院(対人サービス)であることから、平日昼間帯・土曜営業への対応が求められる職種もある。入社前に勤務時間帯や休日の実態を具体的に確認することが重要だ。
勤務時間・休日の特徴
- 所定労働時間は一般的な8時間労働(9:00〜18:00程度)と推察される
- 営業職では顧客に合わせたアポイント対応のため、土曜日出勤が発生するケースがある
- 年間休日は105〜120日程度(推計)。確認必須
- 残業時間は職種・時期により差があり、決算期や大型導入プロジェクト期は増加傾向と見込まれる
リモートワーク・働き方の柔軟性
- コロナ禍以降、管理部門やエンジニア職ではリモートワーク対応が広がっていると推察される
- フィールドセールスは訪問営業が基本のため、フルリモートは難しい職種もある
- 大阪本社以外にも拠点が設置されている場合、転勤・出張の可能性を事前確認すること
主な福利厚生(推計・一般的なグロース上場企業水準)
- 社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
- 交通費支給(実費または上限設定)
- 資格取得支援制度(ヘルスケア・IT資格・FP資格など)
- 健康診断・ストレスチェック実施
- 育児休業・産前産後休業制度
- 介護休業制度
- フレックスタイム制(対象職種限定の可能性あり)
- 服装・髪型自由(オフィス職種)
- 社員研修・研修費補助
- 上場企業ゆえの持株会制度の可能性あり
働き方における注意点
グロース企業としての急拡大期は業務範囲が広く、担当領域の変更も起きやすい。「ジョブ型」よりも「メンバーシップ型」の要素が残る可能性があり、守備範囲を明確にしたい人は面接時に役割定義の明確さを確認することをお勧めする。
株式会社リグアの社風・カルチャー
一言で表すなら「現場課題に真摯に向き合う専門家集団」
リグアは接骨院・整骨院という非常に特定の業種に特化しているため、社内に業界知識の蓄積と専門性へのリスペクトが根付いている文化と考えられる。「なぜこの業界か」という目的意識を持つメンバーが集まりやすく、顧客の現場課題を解決することへの誇りとやりがいが組織の動力になっているとみられる。
また大阪本社という地方発の上場企業として、堅実な事業運営と地道な顧客関係構築を重視する傾向があると推察される。華やかさよりも実直さが評価される文化と見てよいだろう。
評価される人物像
- 顧客(接骨院経営者)の立場に立って課題を丁寧に聞き出せる「傾聴力」のある人材
- ヘルスケア領域への興味・関心があり、専門知識を自発的に習得できる人材
- 数字(売上・KPI)の達成にコミットしながら、長期的な顧客関係も大切にできる人材
- 組織拡大フェーズの混乱を前向きに受け止め、変化を楽しめる柔軟な人材
- 提案型で動ける自律性があり、上司の指示待ちではなく自分でアジェンダを作れる人材
表面的なイメージと実態の差
「接骨院業界のIT企業」というと地味に聞こえるかもしれないが、実態はヘルスケア×テクノロジー×金融というトリプルドメインのビジネスを展開する成長企業だ。競合の少ないニッチ市場でトップシェアを目指す挑戦は、知的刺激と社会貢献を同時に感じられる場である。
一方で、上場したばかりの中堅規模企業ゆえ、大企業のような完成した制度・充実した研修体系・明確なキャリアパスが最初から整っているわけではない点は理解しておきたい。「自分でキャリアを開拓する」姿勢がある人に向いた環境だ。
株式会社リグアの転職難易度
難易度:中級(3段階中)
リグアへの転職難易度は、業界全体の中では「中級」と評価できる。東証グロース上場企業としての一定の採用基準を持ちつつも、大手企業と比べると間口は広い。特に成長期にある組織の拡大に伴い、中途採用のニーズが継続的に発生している点は転職者にとって有利な条件だ。
ただし、接骨院・整骨院業界への理解やヘルスケアIT領域の基礎知識がない場合は、選考で苦戦するケースもある。「なぜリグアなのか」「なぜこの業界なのか」という志望動機の明確さが、選考の通過率を大きく左右する企業だ。
理由1. ニッチ特化ゆえの知識量の差が選考に出やすい
接骨院・整骨院業界は一般的な知名度が低く、転職活動を始めてから初めて詳しく調べる人がほとんどだ。選考では「療養費制度の仕組みを理解しているか」「施術家の業務課題を自分の言葉で語れるか」が問われるケースがあり、事前のリサーチ量が合否に直結しやすい。
理由2. 営業職・エンジニア職ともに実績重視の傾向
グロース企業としての文化上、「何をしてきたか(経験・実績)」が重視される傾向が強い。特に営業職では「月次目標への達成率」「最高月商・最高年商」「新規開拓件数」などの具体的数字を問われると考えられ、成果を数値化して語れる準備が必要だ。
理由3. カルチャーフィットの比重が高い
小〜中規模の上場企業ゆえ、「チームに馴染めるか」「ミッション・ビジョンに共感できるか」というカルチャーフィットが選考の後半で重視される傾向がある。接骨院業界・地域医療・ヘルスケアへの関心を本気で持てるかどうかが、面接官に伝わるかどうかが分かれ目になりやすい。
株式会社リグアに向いている人
1. ヘルスケア・医療分野に社会的使命感を持てる人
接骨院・整骨院は地域住民の健康を支える医療インフラの一端だ。「この業界のDXを進めたい」「施術家が患者に集中できる環境を作りたい」という強い目的意識を持てる人は、リグアでのキャリアに深い充実感を感じられる。
2. ニッチ市場でのトップシェア争いに魅力を感じる人
大企業が参入しにくいニッチな市場でポジションを確立し、業界シェアを伸ばしていく仕事に面白さを感じる人に向いている。「大海の小魚」より「小池の大魚」を目指すスタイルが合う人材だ。
3. 長期的な顧客関係構築が好きな営業職
接骨院経営者との関係は短期的な売り切りではなく、継続サービスを通じた長期のパートナーシップが基本だ。「信頼関係の積み上げ」「顧客の成長を共に喜べる」スタイルの営業職に向いている。
4. ヘルスケア×ITの複合スキルを磨きたいエンジニア
医療・ヘルスケア領域のITプロダクト開発に携わりたいエンジニアにとって、リグアは業界特化型プロダクトに深く関与できる環境だ。単なるSaaS開発ではなく、業界ドメイン知識を活かした価値提供に関心がある人に向いている。
5. 成長フェーズの組織で裁量を持って動きたい人
上場はしているが組織はまだ拡大途上であり、一人ひとりの仕事の影響範囲が広い。「言われたことをこなす」のではなく「自分でアジェンダを設定して動ける」人材にとって、やりがいと成長実感を得やすい環境だ。
株式会社リグアに向いていない人
批判ではなくミスマッチ防止のために、事前に自己分析として確認してほしいポイントを挙げる。
- タイプ1(業界無関心): 接骨院・整骨院・ヘルスケア分野への興味が薄く、「業界は何でもよい」という人。業界特化型のビジネスゆえ、ドメイン知識の習得意欲がない場合は成果を出すまでに時間がかかる
- タイプ2(大企業志向): 確立された制度、豊富な研修、明確なキャリアパスを最重視する人。グロース企業ゆえ未整備の部分もあり、「自分で作る」姿勢がない場合には不満が生まれやすい
- タイプ3(フルリモート希望): 特にフィールドセールスや顧客支援職では現場訪問が必要なため、完全在宅勤務のみを希望する人には合いにくい
- タイプ4(短期転職志向): 3年以内の転職・スキルアップのみを目的とするジョブホッパー型の志向は、長期的な顧客関係を軸とする同社文化とミスマッチが生じやすい
- タイプ5(数字責任が苦手): 特に営業職では月次・四半期の数値目標が明確に設定されることが多く、数字に向き合うプレッシャーを極度に避けたい人には難しい環境となる可能性がある
株式会社リグアの選考対策
1. 接骨院・整骨院業界の基礎知識を徹底的に仕入れる
療養費の仕組み・柔道整復師の業務内容・業界が抱える課題(患者減少・不正請求問題・DX遅れ)などを公開情報から事前にインプットしておくことが最優先だ。「業界のことを自分の言葉で語れる」状態を作ることが、面接での第一印象を大きく左右する。
厚生労働省の統計資料、業界団体の報告書、リグアの決算資料・IRプレゼンテーションはすべて事前に読み込んでおきたい。特に決算説明資料は会社の現状と目指す方向性を把握する最良の一次資料だ。
2. 志望動機に「なぜリグア」「なぜ今」を明確に
転職理由として「ヘルスケアIT業界全般への関心」では不十分で、「なぜリグアなのか」を競合他社との比較軸で語れる状態を作ることが重要だ。接骨院特化×ストック型収益×上場企業の成長フェーズ、というリグア固有の特徴を自分のキャリアゴールと接続して説明できるよう準備したい。
転職エージェントを活用する場合も、「リグアに詳しいエージェント」を選ぶことが重要だ。業界事情を知るエージェント経由では、内部情報の収集・選考対策・内定後交渉まで手厚いサポートを受けられる場合がある。
3. 実績を数値で語れるようにエピソードを整理する
営業職では「月次達成率・最高月商・新規開拓数」、エンジニア職では「担当プロダクトのKPI・技術的な改善結果」、コンサル・カスタマーサクセス職では「担当顧客数・成功事例・顧客満足度指標」など、職種ごとに数値で語れるエピソードを3〜5本準備しておくことを推奨する。
面接では行動特性(コンピテンシー)を問う質問が多く出る可能性があり、STAR法(Situation・Task・Action・Result)でエピソードを構造化して伝える練習をしておくとよい。
4. ヘルスケア・医療ITへの本気度を伝える準備をする
志望動機の中でヘルスケア領域への関心がどれほど本気かを伝えることが、カルチャーフィット判断の鍵になる。過去の経験でヘルスケア・医療・地域社会に関わったことがあれば積極的に紹介し、なければ「なぜ今この分野か」の必然性を論理的に語れるよう準備する。
社会課題解決への関心・地域医療へのリスペクト・施術家へのサービス精神といったキーワードを、自分のキャリアストーリーに絡めて話せるようにしておくこと。
5. 成長フェーズ企業での働き方への適応意欲を示す
「制度が整っていなくても自分で考えて動ける」「まだ曖昧な部分を面白がれる」という姿勢を、具体的なエピソードで示すことが重要だ。これまでの職場で「仕組み化に貢献した経験」「曖昧な状況でも成果を出した経験」があれば積極的にアピールしたい。
6. 逆質問で「長期的なキャリア観」を示す
面接の最後に用意する逆質問は、「自分がこの会社でどう活躍し成長したいか」を伝えるチャンスだ。「入社後に最初の90日間で期待されることは何か」「この職種のキャリアパスはどのように設計されているか」「会社として3〜5年後に注力する事業領域はどこか」といった戦略的な質問を準備しておくと、長期的なコミットメントの意欲が伝わりやすい。
株式会社リグアへの転職で評価されやすい経験
- 医療機器・ヘルスケア・製薬業界での法人営業経験
- SaaSプロダクトの導入営業・カスタマーサクセス経験
- 接骨院・整骨院・歯科・調剤薬局など医療施設への直販営業経験
- 療養費・レセプト・医療請求に関わる実務経験(事務・コンサル問わず)
- 業務系SaaS(POS・CRM・ERPなど)の開発・導入・保守経験
- 中小企業経営者向けコンサルティング・経営支援の実務経験
- 保険代理店・ファイナンシャルプランナー(FP)としての経験
- フィールドセールスでの新規開拓実績(月次目標達成率・最高月商)
- ヘルスケアIT・メドテック領域でのプロダクトマネジメント経験
- クラウドシステム(AWS・GCP・Azure)を活用したバックエンド開発経験
- 小規模チームでのスクラム開発・アジャイル開発経験
- 経営者・個人事業主向けの提案営業での提案書作成・商談クロージング実績
- 社内業務改善・業務フロー設計・IT導入支援の経験
- データ分析(売上データ・顧客行動データ)を活用した提案・改善経験
- 採用・HR領域での組織拡大フェーズでの業務経験
特に評価されやすいのは「ヘルスケア業界での法人営業経験」と「SaaS型プロダクトの導入・サポート経験」を両方持つ人材だ。 業界知識とITソリューション営業の経験が掛け合わさると、即戦力として高く評価される可能性がある。未経験の場合でも、どちらか一方の経験が深ければ、学習意欲のアピールとあわせて十分に選考通過を狙える。
まとめ
株式会社リグアは、接骨院・整骨院業界に特化したITシステムと経営支援というニッチな市場で、東証グロース市場上場という実績を持つ数少ない企業の一つだ。「Ligoo POS & CRM」「レセONE」という主力プロダクトを軸に、医療機器販売・経営コンサルティング・金融サービスを組み合わせたワンストップモデルは、業界内での参入障壁と顧客粘着性の高さを生み出している。
転職先として見た場合、リグアは「業界を深く知る専門家として成長したい」「ヘルスケア×テクノロジーの掛け算でキャリアを築きたい」「成長期の企業で裁量を持って動きたい」という志向を持つ人材にとって、非常に魅力的な選択肢だ。大手企業のように制度が整備されているわけではないが、だからこそ個人の貢献が会社の成長に直結する実感が得られる環境でもある。
選考対策では、業界理解の深さ・志望動機の具体性・数値で語れる実績の3点が鍵を握る。接骨院・整骨院業界は一般的な知名度が低いため、他候補者との差をつけやすいのも事実だ。事前準備に十分な時間をかけ、「この業界の課題を解決したい」という本気度を面接官に伝えることが、内定への最短ルートとなる。
ヘルスケア領域のDX推進という大きな社会課題に挑む仕事は、単なる職業選択を超えたキャリアの意義感をもたらしてくれるはずだ。リグアへの転職を検討している方はぜひ、この記事をきっかけに一歩踏み出してみてほしい。
