株式会社IVRy(アイブリー)は、「電話業務をAIで自動化する」対話AIプラットフォームを提供する東京・港区のスタートアップです。2019年3月の設立からわずか数年で累計60,000アカウント以上に導入され、飲食・医療・不動産など98業界以上・47都道府県で利用されるまでに成長しました。
同社の特徴は、月額数千円から使える低価格SaaSとして中小企業・店舗の「電話対応の悩み」を解決しながら、近年は「IVRy Data Hub」「アイブリー AI Contact Center」などエンタープライズ向けプロダクトへと事業領域を広げている点です。2026年5月には三井住友銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行のメガバンク3行から総額45億円の無担保無保証借入を実施し、累計調達額は151.1億円に達しています。
ただし、非上場企業であるがゆえに売上高・平均年収などの詳細情報は非公開で、決算公告ベースでは大きな先行投資(2025年12月期の当期純損失約25.8億円)が確認されるなど、転職前に理解しておくべき論点もあります。本記事では良い面と気になる点の両方を、一次情報で裏取りした事実ベースで解説します。
企業概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社IVRy |
| 設立 | 2019年3月 |
| 代表者 | 代表取締役/CEO 奥西亮賀 |
| 本社所在地 | 東京都港区三田三丁目5-19 住友不動産東京三田ガーデンタワー10F |
| 資本金 | 非公開 |
| 従業員数 | 非公開(gBizINFO掲載値は255人) |
| 上場区分 | 非上場 |
| 売上高 | 非公開 |
| 平均年収 | 非公開 |
| 平均年齢 | 非公開 |
| 平均勤続年数 | 非公開 |
| 主な事業 | 対話AIプラットフォーム「アイブリー」の開発・提供 |
非上場企業のため、有価証券報告書に相当する開示はなく、売上高・平均年収・平均年齢などは公式に公表されていません。従業員数についても公式サイトでの公表はなく、国の法人情報サイトgBizINFOに255人(うち被保険者数267人)という掲載値がある状況です。ネット上には推定値を掲載する記事もありますが、一次情報で確認できない数値は本記事では「非公開」として扱います。
主な事業内容
株式会社IVRyの事業は、対話AIプラットフォーム「アイブリー」を軸に展開されています。2020年7月のβ版提供開始、同年11月の正式リリースから、電話自動応答を起点にプロダクト群を広げてきました。
対話AIプラットフォーム「アイブリー」
主力のAI電話自動応答サービスです。着信の一次対応・振り分け・SMS返信・AIによる対話応答などを、専門知識なしで設定できるSaaSとして提供しています。累計導入は60,000アカウント以上、累計発着信数は1億件を突破しています(2026年6月発表)。
料金プランは以下のとおりで、中小企業や店舗でも導入しやすい低価格設計です(いずれも税抜・年払い割引あり。電話番号維持費・従量課金は別途)。
| プラン | 月額料金(税抜) |
|---|---|
| フリー | 0円(月30着電まで) |
| スターター | 3,980円 |
| スタンダード | 6,480円 |
| アドバンス | 10,480円 |
サービスは2020年7月にβ版として提供を開始し、同年11月に正式リリースされました。以来、飲食店の予約電話、クリニックの問い合わせ、不動産会社の入電対応など、電話業務に悩む幅広い業種で利用が広がっています。
IVRy Data Hub
2025年11月のシリーズD発表と同時に公開されたデータ基盤プロダクトです。通話・メール・チャットなどの非構造データをAIで分析し、企業内に眠るコミュニケーションデータを経営に活用できる形へ変換することを狙いとしています。
アイブリー AI Contact Center
電話の一次対応にとどまらず、コンタクトセンター業務全体をAIで支援するエンタープライズ向けの領域です。2026年5月の45億円デットファイナンスでも、資金使途としてこの領域の拡大が明示されています。
IVRy AI FAX・IVRy Analytics
FAX業務のAI化や、通話データの分析・可視化を担う派生プロダクト群です。電話に限らず、企業のコミュニケーションチャネル全体を対話AIでカバーする方向にプロダクトラインが拡張されています。
株式会社IVRyの強み
強み1. 累計60,000アカウント超・98業界に広がる導入実績
累計導入60,000アカウント以上、47都道府県・98業界以上という実績は、国内対話AI SaaSとして最大級です。デロイト トーマツ ミック経済研究所「自動対話システム市場の現状と展望 2026年版」では、自動対話システム顧客企業数No.1を2年連続で獲得しています。パナソニックやホンダモビリティランドといった大手企業の導入例も公表されており、中小から大手まで顧客層が広がっています。
強み2. 累計151.1億円の資金力とメガバンク3行の信用
設立以来の資金調達の歩みは以下のとおりです。
| 時期 | ラウンド | 調達額 |
|---|---|---|
| 2021年12月 | シリーズA | 約3億円(フェムトパートナーズ、プレイド) |
| 2023年3月 | シリーズB | 13.1億円(累計17.1億円) |
| 2024年5月 | シリーズC | 30億円(リード=ALL STAR SAAS FUND・累計49.5億円) |
| 2025年11月 | シリーズD | 40億円(累計106.1億円) |
| 2026年5月 | デットファイナンス | 45億円(メガバンク3行・累計151.1億円) |
2026年5月の45億円は、三井住友銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行からの無担保無保証の長期借入です。累計調達151.1億円(エクイティ86.1億円+デット65.0億円)という規模に加え、各行が「導入実績と経営の堅実性を評価」とコメントしている点は、スタートアップとしての信用力を示す材料といえます。資金使途はAIプロダクト開発強化・エンタープライズ展開・IVRy Data Hub/AI Contact Centerの拡大と公表されています。
強み3. フリー0円から始まる低価格・スモールスタート設計
月30着電まで無料のフリープランと月3,980円〜の有料プランという価格設計は、比較記事で「高度なシナリオ分岐や外部連携ではPKSHA Voicebot等が強い」とされる中で、中小・店舗向けの汎用・低価格ポジションを明確に取る戦略です。設定UIが直感的で専門知識が不要という利用者評価(ITreview 4.1/5.0・16件)もあり、裾野の広い市場を面で取りにいけるモデルです。
強み4. 電話からデータ基盤へ広がるプロダクト展開力
電話自動応答という入口から、IVRy Data Hub・AI Contact Center・AI FAX・Analyticsへとプロダクトを広げ、単価の高いエンタープライズ領域に踏み込んでいます。「電話SaaS」から「対話データのプラットフォーム」への進化は、エンジニアやビジネス職にとって挑戦できるテーマが増え続けることを意味します。
強み5. 急成長の事業スピード
累計アカウント数は2025年6月発表の35,000件から2026年4月末の60,000件超へと約1.7倍、累計発着信数は5,000万件から1億件へと拡大しました。この成長スピードの中で働けること自体が、キャリア形成上の大きな価値になり得ます。
強み6. 情報セキュリティ・対外評価
ISO/IEC 27001・27017認証を取得しており、エンタープライズ開拓に必要なセキュリティ基盤を整えています。また、Forbes Asia 100 To Watch 2026に選出されるなど、対外的な評価も獲得しています。
株式会社IVRyの年収事情
株式会社IVRyは非上場企業であり、平均年収は公式に公開されていません。有価証券報告書・目論見書も存在しないため、正確な給与水準を外部から検証することはできません。ネット上には「平均662万円」といった推定値を載せる記事もありますが、一次情報で裏取りできないため本記事では採用しません。
職種別の想定年収レンジ(推計)
以下は、資金調達規模・事業フェーズが近い国内SaaSスタートアップの一般的な水準から推計した参考値です。同社の公式情報ではない点にご注意ください。
| 職種 | 想定年収レンジ(推計) |
|---|---|
| ソフトウェアエンジニア | 600万〜1,000万円程度 |
| プロダクトマネージャー | 700万〜1,100万円程度 |
| セールス(SMB〜エンタープライズ) | 500万〜900万円程度 |
| カスタマーサクセス | 450万〜750万円程度 |
| コーポレート | 450万〜800万円程度 |
※あくまで市場相場からの推計であり、実際の提示額は経験・グレード・選考評価によって大きく変動します。
給与制度
給与テーブル・評価制度・株式報酬(ストックオプション)の有無などの詳細は公開されていません。シリーズDまで進んだスタートアップでは一般にストックオプション制度が用意されるケースが多いものの、同社での付与条件は非公開のため、選考過程で必ず確認することをおすすめします。
また、昇給・賞与の頻度や評価サイクルについても公式な公開情報はありません。急成長企業では評価制度が短期間で改定されることも多いため、面接時点での最新の制度を直接確認するのが確実です。
注意点
OpenWorkの「待遇面の満足度」は2.8(回答7人)と、同サイトの項目別スコアの中では低めの値が付いています。ただし回答母数が7人と極めて小さいため、これをもって待遇が悪いと断定することはできません。オファー面談で具体的な提示条件・昇給実績・評価サイクルを確認するのが確実です。
20〜30代のキャリア相談(無料)→株式会社IVRyの働き方・福利厚生
勤務時間・残業
公式に公表された残業時間データはありません。クチコミサイトの数値としては、OpenWorkで月間残業54.8時間・有給消化率47.0%(回答7人)、転職会議で平均残業30時間/月・有給消化100%表示(母数極小)と、サイトによって大きく異なる値が出ています。いずれも母数が小さく実態を代表するとは言い切れませんが、急成長スタートアップとして業務量が多い局面があることは想定しておくべきでしょう。
リモートワーク
リモートワーク制度・出社頻度についての公式な公開情報は確認できませんでした。働き方の柔軟性を重視する方は、カジュアル面談や選考で直接確認することをおすすめします。
なお、エンタープライズ展開を強化しているフェーズでは、顧客訪問や社内連携のために出社・対面の機会が増える傾向が一般にあります。職種によって働き方が異なる可能性が高いため、応募ポジションごとの実態を確認しましょう。
福利厚生
福利厚生の詳細も公式サイト上で網羅的な公開は確認できませんでした。本社は港区三田の住友不動産東京三田ガーデンタワーにあり、オフィス環境への投資はうかがえますが、個別の制度は選考時に確認が必要です。
注意点
働き方に関する公開情報が少ないのは、非上場スタートアップとしては珍しいことではありません。ただ、残業・リモート・評価制度など「入社後の生活に直結する条件」ほど公開情報が薄いため、口コミの数値を鵜呑みにせず、面接で具体的に質問して一次情報を取りにいく姿勢が重要です。
株式会社IVRyの社風・カルチャー
一言で表すなら
「電話×AIという巨大な非効率に挑む、プロダクトドリブンな急成長スタートアップ」です。低価格SaaSで市場の裾野を押さえながら、データ基盤・コンタクトセンターへと戦線を広げるスピード感が組織の基調にあります。
評価される人物像
OpenWorkでは「社員の士気3.4」「20代成長環境3.4」が項目別で相対的に高く(回答7人)、変化の速い環境で自走できる人材が活躍しやすい傾向がうかがえます。プロダクトの拡張が続いているため、役割の枠を自分で広げられる人、曖昧な状況でも手を動かして前に進められる人が評価されやすいと考えられます。
表面的なイメージと実態の差
「AIスタートアップ」という華やかなイメージがある一方、顧客の中心は飲食店・クリニック・不動産会社など現場の電話業務に悩む事業者です。最先端のAI開発だけでなく、地に足のついた業務理解・顧客対応が求められる仕事であることは理解しておくべきです。また、OpenWorkの「人材の長期育成2.8」「人事評価の適正感2.9」(回答7人)が示唆するように、制度が成長に追いついていない過渡期である可能性も念頭に置きましょう。
株式会社IVRyの気になる点・入社前に知っておきたいこと(事実ベース)
キャリアインサイトでは、良い面だけでなく気になる点も、一次情報で裏取りできた事実のみを正直にお伝えします。以下は批判ではなく、転職検討者がミスマッチを避けるための客観情報です。憶測・匿名の口コミ・出典のない数字は採用せず、確認できないものは「非公開」「確認できず」として扱っています。
2025年12月期は約25.8億円の当期純損失(先行投資型の損益構造)
決算公告に基づく第三者分析(Compalyze、2026年7月23日付)によると、2025年12月期(第7期)の当期純損失は約25.8億円と開示されており、利益剰余金は前期末の▲29.4億円から▲55.3億円へと拡大しています。公告で確認できる範囲では単年として過去最大の損失額であり、成長投資を優先するスタートアップに典型的な先行投資型の損益構造が続いていることが読み取れます。なお同分析によれば、現預金36.2億円・純資産32.0億円・自己資本比率69.4%と財務基盤自体は保たれています(出典: Compalyze https://compalyze.co.jp/journal/ivry-fy2025-followup )。
売上高など詳細な業績は外部から検証できない
同社は非上場企業のため、売上高や損益計算書などの詳細な業績は公表されていません。外部から確認できる財務情報は官報の決算公告(貸借対照表中心)に限られ、収益規模や成長率を第三者が検証することはできない点に留意が必要です。EDINETに有価証券報告書・目論見書の提出はありません(出典: Compalyze https://compalyze.co.jp/journal/ivry-fy2025-followup )。
累計調達151.1億円のうち65.0億円はデットファイナンス
公式発表(2026年5月21日)によると、累計調達額151.1億円の内訳はエクイティ86.1億円・デットファイナンス65.0億円と開示されています。2026年5月には三井住友銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行の3行から総額45億円の無担保無保証借入を実施しました。各行は同社の導入実績や経営の堅実性を評価したとコメントしており、資金繰りの懸念を示す一次情報・報道は確認できていませんが、調達構成としてデットの比率が高い点は事実として押さえておきましょう(出典: IVRy公式プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000262.000056805.html )。
平均年収・待遇の公開情報が乏しい
平均年収・売上高などの詳細情報は公式に開示されていません(非上場のため有価証券報告書・目論見書なし)。ネット上には年収の推定値を掲載する記事もありますが、一次情報で確認できないため本記事では「非公開」として扱っています。待遇を重視する方は、オファー面談での提示条件確認が実質的に唯一の検証手段になります(出典: 決算公告ベースの第三者分析 https://compalyze.co.jp/journal/ivry-fy2025-followup )。
競合の多い市場での低価格ポジション
AI電話自動応答・ボイスボット市場にはPKSHA Voicebot、LINE AiCall、MiiTel、fondeskなど12〜20のサービスが乱立しており、参入の多い市場です。比較記事では、高度なシナリオ分岐・外部システム連携では他社が強みとされ、IVRyは中小・店舗向けの汎用・低価格ポジションと位置付けられています。また、利用者レビューではAI読み上げ音声のイントネーションが不自然という指摘が複数サイトで共通して見られます。競争環境とプロダクト課題の両方が存在する市場である点は理解しておくべきです。
これら以外に、法令違反・労務問題など重大な懸念を示す一次情報は現時点で確認できていません。
株式会社IVRyの転職難易度
難易度:A級(高難易度)
株式会社IVRyの転職難易度は高いと考えられます。累計調達151.1億円・導入60,000アカウント超という国内トップクラスの対話AIスタートアップであり、SaaS・AI領域の経験者が集まりやすいポジションにあるためです。
理由1. 注目度の高いAI SaaSスタートアップで応募が集まりやすい
シリーズD調達・メガバンク3行融資・Forbes Asia選出など話題性のあるニュースが続いており、AI領域でのキャリアを求める候補者からの応募が集中しやすい状況です。転職会議には面接・選考の口コミが12件寄せられており、選考を受ける母集団が一定規模あることがうかがえます。
理由2. 事業フェーズ的に即戦力採用が中心
創業7年程度・従業員255人規模(gBizINFO掲載値)でエンタープライズ展開を加速しているフェーズであり、育成前提のポテンシャル採用よりも、SaaS・AI・エンタープライズセールスなどの即戦力経験者が求められやすい段階です。
理由3. プロダクトの技術的挑戦度が高い
音声AI・LLM・大量の通話データ処理・データ基盤(IVRy Data Hub)と、技術スタックの難度が高い領域です。エンジニア職では相応の専門性が求められ、選考のハードルも高くなると考えられます。
20〜30代のキャリア相談(無料)→株式会社IVRyに向いている人
- 電話・コンタクトセンターという巨大な非効率をAIで変えることに面白さを感じる人
- 急成長スタートアップの変化・曖昧さを楽しめ、自分で役割を広げられる人
- 中小企業・店舗など現場の顧客に向き合い、地に足のついた課題解決ができる人
- SaaSビジネス(SMBからエンタープライズまで)の経験を次のステージで活かしたい人
- 制度が未完成な環境を「作る側」として関われることに価値を感じる人
株式会社IVRyに向いていない人
批判ではなくミスマッチ防止の観点から、以下のようなタイプの方は慎重に検討することをおすすめします。
- 安定した黒字企業で働きたいタイプ: 2025年12月期は約25.8億円の純損失と先行投資が続いており、短期的な安定より成長を優先するフェーズです
- 待遇・制度の透明性を最重視するタイプ: 平均年収・評価制度などの公開情報が乏しく、入社前に外部から検証しにくい環境です
- 確立された仕組みの中で力を発揮するタイプ: 急成長中の組織のため、制度・プロセスが未整備な領域を自ら埋める場面が多いと想定されます
- ワークライフバランスを最優先するタイプ: 口コミ上の残業時間はサイトにより30〜54.8時間/月とばらつきがあり、繁忙期の業務量は覚悟が必要な可能性があります
- 大企業ブランドや知名度を重視するタイプ: BtoB SaaSのため一般消費者向けの知名度は高くなく、対外的なネームバリューを求める方には不向きです
株式会社IVRyの選考対策
1. プロダクトを実際に触ってから臨む
アイブリーにはフリープラン(0円・月30着電まで)があります。実際に設定画面を触り、UIの強み・改善余地を自分の言葉で語れるようにしておくと、志望度と理解度を同時に示せます。
2. 「電話業務の非効率」への解像度を上げる
同社の顧客は飲食・医療・不動産など98業界に及びます。自分の経験業界で電話業務がどんな課題を生んでいるか、アイブリーがどう解決し得るかを具体例で語れると強いアピールになります。
3. 事業フェーズの変化を理解する
低価格SMB向けSaaSからIVRy Data Hub・AI Contact Centerによるエンタープライズ展開へ、というフェーズ転換の真っ最中です。自分の経験がどちらの戦線でどう貢献できるかを整理しておきましょう。プレスリリース(シリーズD・デット45億円)は必読です。
4. 競合との差別化を自分なりに説明できるようにする
PKSHA Voicebot・LINE AiCall等との違い(価格・導入の手軽さ・裾野の広さ)を踏まえ、「なぜIVRyか」を語れるようにしておくと、市場理解の深さを示せます。
5. 逆質問で非公開情報を確認する
年収レンジ・ストックオプション・評価制度・リモート可否など、公開されていない条件は選考過程で率直に確認しましょう。先行投資フェーズの企業では、資金計画や黒字化への考え方を質問すること自体が事業理解のアピールにもなります。
株式会社IVRyへの転職で評価されやすい経験
- BtoB SaaSでのセールス経験(SMB向けの高速な受注サイクル)
- エンタープライズ向けの大型商談・アカウント開拓経験
- カスタマーサクセス・オンボーディング設計の経験
- SaaSプロダクトのプロダクトマネジメント経験
- 音声認識・音声合成・対話システムなど音声AI領域の開発経験
- LLM・機械学習を活用したプロダクト開発経験
- 大量データを扱うデータ基盤・データエンジニアリング経験
- コンタクトセンター・CTI・テレフォニー領域の業務知識
- 飲食・医療・不動産など導入業界での業務経験と課題理解
- スタートアップでの0→1・1→10の立ち上げ経験
- ISO27001等のセキュリティ認証運用・情報セキュリティ実務経験
- インサイドセールス・マーケティングによるリード獲得の仕組み化経験
- 急拡大組織での採用・組織づくり(人事・コーポレート)経験
- 官公庁・大手企業向けの提案・導入プロジェクト推進経験
特に評価されやすいのは、「SaaSビジネスの実戦経験」と「音声AI・データ基盤の技術力」のいずれかを軸に、急成長フェーズの曖昧さを楽しみながら自走できることを具体的な実績で示せる人材です。
20〜30代のキャリア相談(無料)→まとめ
株式会社IVRyは、対話AIプラットフォーム「アイブリー」で累計60,000アカウント超・累計発着信1億件という国内トップクラスの実績を築き、累計151.1億円の資金調達とメガバンク3行の融資という信用力を備えた、勢いのあるAIスタートアップです。低価格SaaSで市場の裾野を押さえながらエンタープライズへ拡張する戦略は明確で、AI・SaaS領域でキャリアを伸ばしたい方には魅力的な環境といえます。
一方で、非上場のため売上高・平均年収は非公開であり、決算公告分析では2025年12月期に約25.8億円の純損失と先行投資が続いていることが確認されています。競合の多い市場での低価格ポジション、公開情報の少ない待遇・働き方など、入社前に自分の目で確かめるべき論点も少なくありません。
だからこそ、選考ではフリープランでプロダクトを触り、逆質問で評価制度や資金計画への考え方を率直に確認するなど、一次情報を自分で取りにいく姿勢が重要です。本記事で整理した良い面と気になる点の両方を天秤にかけ、ご自身のキャリアの優先順位と照らして判断してください。
急成長の渦中にある組織で事業と一緒に自分も伸ばしたい方にとって、株式会社IVRyは挑戦しがいのある選択肢です。情報収集を丁寧に行い、納得感のある転職判断につなげていただければ幸いです。
